JPH10188418A - ディスク保持装置 - Google Patents

ディスク保持装置

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JPH10188418A
JPH10188418A JP8337895A JP33789596A JPH10188418A JP H10188418 A JPH10188418 A JP H10188418A JP 8337895 A JP8337895 A JP 8337895A JP 33789596 A JP33789596 A JP 33789596A JP H10188418 A JPH10188418 A JP H10188418A
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center hub
disc
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center
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研成 大坪
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板厚の異なる2種類の光ディスクをはじ
め、あらゆる光ディスクを、保持しながらかつ調心でき
るディスク保持装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ターンテーブルユニット36にディスク
を保持するディスク保持機構30及びディスクの調心を
行うディスク調心機構31を一体的に搭載してスピンド
ルモータ40に組み合わせることでディスク保持装置と
する。これより簡単な機構系であらゆる光ディスクを同
時に保持し、調心させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光もしくは光磁気
によって情報を記録、または再生する光ディスク駆動装
置に用いられるディスク保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用して情報の記録や再生を
行う技術はめざましい進歩を遂げている。あらかじめ記
録されている音声や文字、画像データを読み出す再生専
用の光学装置、いわゆるCD(コンパクトディスク)、
CD−ROM、レーザディスクなどとそれぞれ呼ばれて
いるもので、基本的な技術、市場とも成熟期にある。ま
たコンピュータの2次記憶装置、リライタブルファイリ
ング装置などに近年ますますその利用範囲を広げてきて
いる。またこれからの市場を担う高い開口数をもつ対物
レンズや、短波長レーザを用いた大規模容量の光ディス
ク装置例えば、DVD(ディジタルバーサタイルディス
ク)なるものが現在、技術的改良、市場規模拡大、シェ
ア獲得などを目指し本格的な立ち上がり時期を向かえつ
つある。これらの技術的発展を支えているものは市場の
ニーズもあるが半導体レーザ技術、光学技術、媒体技
術、信号処理技術、精密加工技術など数多くの周辺技術
発展の寄与するところが大きいといえる。今後ますます
技術の発展、市場規模の拡大に伴って、光ディスク装置
は画像や文字情報などのデータ記憶装置としてその地位
を築いて行くものと思われる。
【0003】またそれぞれに特徴のある光ディスクの規
格が存在する。これはそのパフォーマンスに対する要請
や技術の進展の時期の違いから生まれたものであるが、
しかしながら数多くの光ディスク規格が混在すること、
すなわち互換性を犠牲にすることはその取り扱いや市場
規模の拡大の点でマイナスとなってしまう。特に家庭な
どでそれぞれ大きな市場規模を構成し、その見かけ上の
形態も直径12cmディスクとほとんど同様な外観を示
すCDとDVDとでは光学的に直接の互換性がなくDV
DディスクはCDプレーヤで再生することはできない。
また逆もしかりである。これはディスクの基板厚の違い
(CDは1.2mm、DVDは0.6mm)や対物レン
ズの開口数、使用レーザ光波長の違いなどによるもの
で、DVDをCDより高密度にするためである。
【0004】1つの光ディスクドライブで2つの異なる
規格のCDとDVDを利用できるようにとの市場の要請
は大きいものがある。そこで、その他の光ディスクも保
持できる機構系をもつディスク保持装置を以下に図を参
照しながら従来のディスク保持装置について説明を行
う。図8にディスク23を自己保持できるディスク保持
機構部30搭載のディスク保持装置を説明する。同図に
おいてスピンドルモータ34は、主にディスク23を保
持するターンテーブルユニット36とディスク23を回
転させる駆動部40とに分けられる。ディスク23を保
持するにあたってまずディスク23の内径部端面と干渉
する部材である爪状部材26が少なくともターンテーブ
ル21上に3ヵ所設置されており、弾性部材27に押圧
され、かつ爪状部材の両サイドのボス26aはセンター
ハブ25のストレート状なるガイド(不図示)に支持さ
れている。ここで、駆動部40は主に磁気回路を構成す
る部品で、ロータヨーク37、マグネット38、コイル
39、バックヨーク42及びターンテーブル21に圧入
されたスピンドルシャフト24を支持する軸受けメタル
ユニット41等から成っており、スピンドルシャフト2
4はスラスト受け46上で摺動する。また、FPC48
にはホール素子47が図8に示すように配置されてい
る。次に、図9を用いて従来のディスク保持機構部の動
作について説明する。ディスク23を装着する際には少
なくとも3ヵ所に配置された爪状部材のR部26bを上
部から押しながらディスク23をターンテーブル21上
に装着する。このとき、爪状部材26は弾性部材27に
反力を与えるとともにセンターハブ25内の爪状部材の
両サイドのボス26aは支軸となり、爪状部材26はセ
ンターハブ25内のガイド(不図示)に従って、スライ
ドしながらセンターハブ25の内部に隠れようとする。
その結果、ディスク23はターンテーブルユニット36
上に貼り合わされたスリップシート22上に密着しなが
ら、少なくとも3ヵ所に配置された爪状部材26にて再
度弾性部材27にて押されながら自己保持される。但
し、このとき、ディスク23は保持されるが、ディスク
23の偏り成分は補正することはできないままディスク
23は駆動部40にて回転されることになる。
【0005】さらに、図10を用いてディスクの調心を
行うディスク調心機構部について説明を行う。スピンド
ルモータ34の駆動部40から上に突き出た構造のスピ
ンドルシャフト24には、ディスク調心機構部31を搭
載したターンテーブルユニット36が組み込まれる構成
となっている。スピンドルシャフト24がターンテーブ
ル21に圧入されており、そのターンテーブル21には
ディスクの調心を行うために復帰コイルバネ29をロケ
ットリング28の内部に埋め込んだ構造にして常にロケ
ットリング28は復帰コイルバネ29で押圧をうけなが
ら上方所謂ディスク23面上にバイアスがかかるように
しながらCリング43で規制する構成とする。また、デ
ィスク23の保持にはディスク23面に均一に押圧でき
るようにマグネットが埋め込まれたマグネットクランパ
ー44とターンテーブル21に埋め込まれたロータヨー
ク37の磁力でもって、またセンターボス45でマグネ
ットクランパー44の位置精度を維持するとともにディ
スク23を保持する。この結果、ディスクは正確に保持
しながらかつ調心をとる機構であるが、この構造では薄
型化は図れない。例えば、ノートPCに内蔵するタイプ
のドライブ装置に組み込むスピンドルモータは、スピン
ドルモータユニットとして見れば、全高9.8mm以内
でなければ搭載することは困難である。よって、ノート
PCに内蔵するスピンドルモータユニットはディスクを
自己保持し、かつ調心できる機構を兼ね備えた構造が必
要十分条件と言える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先に説
明した光ディスクの基板厚の異なるCD、DVDをはじ
めとするあらゆる光ディスクに対応するディスク保持装
置において、同時にディスクを自己保持かつ調心できる
スピンドルモータは、各々機構部品が複雑となりその
上、ユニットの薄型化が困難であることから製品上の信
頼性の面でスピンドルモータユニットとして実現されて
いない。また、センタリング機構がないユニットとした
場合、センターハブとディスクの内径との誤差が最大2
00μm程度となることもありえる。この場合、偏心を
うけながらディスクが保持され、正確な記録・再生信号
が得られなくなる。さらに、薄型化を狙うドライブ装置
に搭載するスピンドルモータユニットには必要十分条件
として、高さ規制を受けるが、従来のディスチャッキン
グ機構及びディスク調心機構ではターンテーブルユニッ
トにこれらの機構部を搭載するには、機構的に限界があ
る。母体となるターンテーブルの厚みを薄くすること
は、特に樹脂材のターンテーブルにおいては、剛性や面
振れ等の精度に大きく影響を及ぼすことになり得る。ま
た機構部品において、部品の共有化を図ったり、部品単
品の形状を工夫して機構部全体のレイアウトを調整しな
いと薄型化を図ることは困難である。
【0007】本発明は上記の課題を解決するもので、基
板厚の異なるDVDなどの光ディスクをはじめ、あらゆ
る光ディスクの基板厚さの差や内径差などによって生ず
る組み込み精度の不安定さや、機構の複雑さなどをより
効果的に回避することができ、ディスクの着脱において
無理な負荷を与えることなく、確実にディスクの自己保
持及び調心を行うことができ、しかも薄型なディスク保
持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明においては、複数の爪状部材と、前記爪状
部材を収納しディスクの内径と係合するセンターハブ
と、前記センターハブ内に収納され、前記爪状部材をデ
ィスクの径方向に付勢する弾性部材と、ディスクを載置
するターンテーブルとを有するディスク保持装置であっ
て、前記爪状部材をディスクの径方向に摺動可能とする
とともに回動可能とするように構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の爪状部材と、前記爪状部材を収納しディスク
の内径と係合するセンターハブと、前記センターハブ内
に収納され、前記爪状部材をディスクの径方向に付勢す
る弾性部材と、ディスクを載置するターンテーブルとを
有するディスク保持装置であって、前記爪状部材をディ
スクの径方向に摺動可能とするとともに回動可能とした
ことを特徴とするものであり、ディスクの保持を爪状部
材を用いてこれを回動可能でかつスライド可能とするこ
とにより、ディスク保持装置ディスク保持力を適切にし
てディスク取り外しの際の取り外し力を小さく抑えてデ
ィスクの変形・歪み等を最小限に抑えることができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、ディス
クの内径と係合するセンターハブと、前記センターハブ
の下面に位置し、ディスク面に対し垂直方向に可動とさ
れたロケットリングと、前記ロケットリングに設けら
れ、ディスクの内径と係合する傾斜部とを有するディス
ク保持装置であって、前記ロケットリングは、ディスク
を押し上げる方向に付勢されるとともに前記センターハ
ブにより付勢を規制されていることを特徴とするもので
あり、ディスクの装着に偏りなくして均一にディスク内
径を押し上げる状態でディスクをセンタリングでき、し
かも調心機構のために従来必要としていた規制用のCリ
ング等の部材が不要となる。したがって、本発明のディ
スク調心機構は簡単な構造で、製造工程も簡略化され、
低コストとすることができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、ディス
クの内径と略係合するセンターハブと、前記センターハ
ブに収納され、ディスクを保持するディスク保持機構
と、前記センターハブ下面に位置し、ディスクの調心を
行うディスク調心機構とが一体的に構成されていること
を特徴とするディスク保持装置であり、薄型でディスク
の調心及び保持をすることができる。また、ディスクを
保持するディスク保持機構と、ディスクの調心を行うデ
ィスク調心機構とが一体的に構成されているため、ディ
スクの保持が確実になるとともに調心を正確に行うこと
ができる。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、前記デ
ィスク調心機構を、ディスク面に対し垂直方向に可動と
されたロケットリングと、前記ロケットリングをディス
クを押し上げる方向に付勢する復帰コイルバネと、前記
ロケットリングに設けられ、ディスクの内径と係合する
傾斜部とで構成するとともに、前記ロケットリングが前
記センターハブにより付勢を規制されていることを特徴
とするものであり、ディスク調心機構を構成する部材の
一つであるロケットリングの規制をセンターハブで行う
ことができ、構成部品を少なくしてディスク調心機構と
ディスク保持機構を一体化することができる。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、前記デ
ィスク保持機構を、複数の爪状部材と、前記センターハ
ブ内に収納され、前記爪状部材をディスクの径方向に付
勢する弾性部材とで構成し、前記爪状部材をディスクの
径方向に摺動可能とするとともに回動可能としたことを
特徴とするものであり、ディスク保持機構を薄型でしか
もディスク取り外し力の小さいものにすることができ、
ディスク保持装置としてはディスク保持機構とディスク
調心機構を一体化して、しかも薄型に構成することがで
きる。
【0014】以下、本発明に実施の形態について図面を
参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
るディスク保持装置の断面図であり、中央のスピンドル
シャフト24中心の左側にはディスク装着前のディスク
保持装置の断面図を示しており、スピンドルシャフト2
4中心の右側にはディスク装着後のディスク保持装置の
断面図を示している。また、図2は、本発明の実施の形
態1におけるディスク保持装置の平面図である。ターン
テーブルユニット36上にはディスク23を調心するデ
ィスク調心機構部31を、ディスク23を自己保持する
ディスク保持機構部30の下部に配置し、これら2種類
の機構が一体的に構成された構造とする。また、駆動部
40は図1に周対向型を示しているが、これが面対向型
であっても何ら、差し支えなく対応できるものである。
よって、ここでは、駆動部40の詳細は、従来例の配置
と変わりないものであるので省略する。
【0015】さて、前述のディスク調心機構部31はロ
ケットリング28と復帰コイルバネ29とで構成され
る。図1に示すように、ロケットリング28はセンター
ハブ25の下部に位置する。ロケットリング28はディ
スク面に対し垂直方向に可動とされる。また、復帰コイ
ルバネ29をロケットリング28の中に埋め込むことに
より、ロケットリング28が常にディスク23を押し上
げる方向に付勢されるようにするとともに、ディスク2
3の内径と係合するセンターハブ25にて位置規制を行
うようにしている。ディスク調心機構部31はセンター
ハブ25でその付勢力が規制されるため、従来必要とし
ていた規制用のCリング等の部材が不要となる。
【0016】したがって、本発明のディスク調心機構部
31は簡単な構造で、製造工程も簡略化され、低コスト
とすることができる。ロケットリング28はディスク2
3の内径と係合する傾斜部28aを有する。ディスク2
3の内径にばらつきがある場合でも、傾斜部28aが内
径のばらつきを吸収することができる。また、ディスク
23の内径は傾斜部28aと係合するとともに、後述す
る爪状部材26とも係合する。これによりディスク23
は調心されるとともにターンテーブルに保持されること
となる。
【0017】また、前述のディスク保持機構部30は図
1及び図2に示すように、爪状部材26をセンターハブ
25の外周に沿って例えば3ヵ所120度おきに配置し
た構造をとる。爪状部材26は両側にボス26aを有す
る。爪状部材26のボス26aがセンターハブ25に設
けられた図示しないガイド溝に係合されることにより、
爪状部材26がディスク23の径方向に摺動可能にセン
ターハブ25に支持されている。爪状部材26はセンタ
ーハブ25内に収納された弾性部材27の一端と係合し
て、弾性部材27の押圧をうけながらセンターハブ窓2
5a付近で規制される。この規制は、爪状部材26のボ
ス26aがセンターハブ25の図示しないガイド溝の端
部に当たることにより行われる。爪状部材26としては
例えば樹脂製の爪状に平坦化された変形ボールが適用さ
れる。弾性部材27の他の端面はセンターハブボス25
bによりセンターハブ25に固定される。弾性部材27
としては例えば圧縮バネ等が適用できる。さらに、3ヵ
所の弾性部材27の下部のターンテーブルの一部に弾性
部材27がたわむことができるような空間35を設けて
いる。弾性部材27は下方にたわむことができるため、
弾性部材27の一端に設けられた爪状部材26はボス2
6aを略中心として上方へ回動可能となる。すなわち、
爪状部材はセンターハブ25に収納され、光ディスク2
3の径方向に摺動可能でかつ回動可能な構成とされる。
この構成によりディスク保持機構を薄型化可能にすると
ともに光ディスク23を取り外す際の取り外しの力を小
さく抑えることができる。
【0018】これらディスク保持機構を備えたセンター
ハブ25の内径部でターンテーブル凸部21aとが圧入
されている。さらに、ターンテーブル21の外周部の半
径12〜14mmの範囲には、ディスク23のすべり摩
擦トルクが適正に与えられるようなスリップシート22
が貼付されている。ここで、本発明のディスク保持機構
部30及びディスク調心機構部31の同時レイアウト構
造を、図3にディスク23を装着する前の状態で示して
いる。また、図4にはディスク23を装着した時の状態
で示している。また、図5を用いてディスク23を着脱
する際の爪状部材26の動作について限定して詳細説明
する。よってこの図5には、ディスク調心機構部31の
形状は省略している。そこで、ディスク23を装着する
際には、少なくとも3ヵ所に位置している爪状部材26
がまず、ディスク23の内径部により押されながら押圧
を与えている弾性部材27にスライドしながら圧縮をか
ける。爪状部材26はセンターハブ窓25a付近まで隠
れた構造(不図示)となるが、ディスク23受け面がス
リップシート22面上に近づき、またディスク23内径
がディスク調心機構部31のロケットリング28のテー
パ部まで近づいた際に、ディスク23は調心を行うとと
もに、自己保持を行う所謂ディスク保持機構部30及び
ディスク調心機構部31の同時機能を、一つのターンテ
ーブルユニット36にて満足することになる。また、デ
ィスク23を取り外す際には、弾性部材27がセンター
ハブ25のボス及び爪状部材26から押されながら、か
つ爪状部材26が回動できるようにターンテーブル21
の空間部35に弾性部材27がたわみながらディスク2
3を取り外す機構とし、ディスク23に無理な負荷を与
えないようにできる。
【0019】(実施の形態2)次にディスク保持機構部
に、爪状部材26を回動しながらディスクを保持する方
法を図6及び図7を用いながら、実施の形態2を説明す
る。
【0020】図6は本発明の実施の形態2におけるディ
スク保持装置の断面図であり、図7は本発明の実施の形
態2におけるディスク保持装置の平面図を示している。
ターンテーブルユニット36上にはディスク23を調心
するディスク調心機構部31をディスク23を自己保持
するディスク保持機構部30の下部に配置し、これら2
種類の機構を兼ね備えた同時レイアウト構造とする。前
述のディスク調心機構部31は図1に示すように、セン
ターハブ25の下部に位置し復帰コイルバネ29をロケ
ットリング28の中に埋め込みながらディスク23を装
着する前は常に上方へバイアスがかかる様に配置すると
ともに、センターハブ25にて位置規制を行うようにし
ている。また、前述のディスク保持機構部30は図6及
び図7に示すように、例えば3ヵ所120度おきに配置
した構造をとり、爪状部材26がOリング32にて押圧
をうけながらセンターハブ窓25a付近で規制された構
造となり、Oリング32の反対端面はOリングストッパ
ー33で規制されている。また、爪状部材26の初期姿
勢は、前傾姿勢をした状態にあり、Oリング32はセン
ターハブ25及びOリングストッパー33とで囲まれた
状態にある。さらに、これらディスク保持機構を備えた
センターハブ25の内径部でターンテーブル凸部21a
とが圧入されている。さらに、ターンテーブル21の外
周部の半径12〜14mmの範囲には、ディスク23の
すべり摩擦トルクが適正に与えられるようなスリップシ
ート22が貼付されている。このような構成をとること
により、ディスク23を装着する際には、少なくとも3
ヵ所に位置している爪状部材26がまず、ディスク23
の内径部により押されながら押圧を与えているOリング
32に回動しながら圧縮をかける。爪状部材26はセン
ターハブ窓25a付近まで隠れた構造(不図示)となる
が、ディスク23受け面がスリップシート22面上に近
づき、またディスク23内径がディスク調心機構部31
のロケットリング28のテーパ部まで近づいた際に、デ
ィスク23は調心を行うとともに、自己保持を行う所謂
ディスク保持機構部30及びディスク調心機構部31の
同時機能を、一つのターンテーブルユニット36にて満
足することになる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば基板厚の異なる光ディス
クをはじめとするあらゆる光ディスクの自己保持及び調
心を同時に一つのスピンドルモータユニットで対応でき
るようにするために、ディスク保持機構及びディスク調
心機構をターンテーブルユニットに一体構造とし、スピ
ンドルモータユニット部内に搭載することによって、よ
り正確にディスクを偏りなくかつ、水平に保持しながら
回転させることができる。このことによってドライブ装
置として見れば再生信号、サーボ信号の安定化が実現で
きるもので、少ない機構部品の追加で前述のごとくあら
ゆる光ディスクに対応できるものである。
【0022】また、ディスク保持機構とディスク調心機
構を一体としたディスク保持装置としては薄型に構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスク保持装
置の断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるディスク保持装
置の平面図
【図3】ディスク挿入前のディスク保持機構及びディス
ク調心機構部の詳細図
【図4】ディスク挿入後のディスク保持機構及びディス
ク調心機構部の詳細図
【図5】本発明の実施の形態1におけるディスク脱着時
のディスク保持機構部の詳細動作図
【図6】本発明の実施の形態2におけるディスク保持装
置の断面図
【図7】本発明の実施の形態2におけるディスク保持装
置の平面図
【図8】従来のディスク保持装置を説明したディスク保
持機構部の構成図
【図9】従来のディスク脱着時におけるディスク保持機
構部の詳細動作図
【図10】従来のディスク保持装置を説明したディスク
調心機構部の構成図
【符号の説明】
21 ターンテーブル 21a ターンテーブル凸部 22 スリップシート 23 ディスク 23a ディスク受け面 24 スピンドルシャフト 25 センターハブ 25a センターハブ窓 25b センターハブボス 26 爪状部材 26a 爪状部材の両サイドのボス 26b 爪状部材のR部(テーパ部) 27 弾性部材 28 ロケットリング 28a 傾斜部 29 復帰コイルバネ 30 ディスク保持機構部 31 ディスク調心機構部 32 Oリング 33 Oリングストッパー 34 スピンドルモータ(SPM) 35 弾性部材回動用の空間部 36 ターンテーブルユニット 37 ロータヨーク 38 マグネット 39 コイル 40 駆動部 41 軸受けメタルユニット 42 バックヨーク 43 Cリング 44 マグネットクランパー 45 センターボス 46 スラスト受け 47 ホール素子 48 FPC
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ディスク保持装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光もしくは光磁気
によって情報をディスク媒体に記録または再生する光デ
ィスク駆動装置に用いられ、ディスク媒体を保持し、回
転駆動するためのディスク保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用して情報を記録再生する
技術がめざましい進歩を遂げている。再生専用の光学装
置として、いわゆるCD(コンパクトディスク)、CD
−ROM、レーザディスクなどがある。また、記録再生
両用の光学装置として、コンピュータの2次記憶装置、
リライタブルファイリング装置などの分野に近年ますま
すその利用範囲が広がってきている。またこれからの市
場を担う大規模容量の光ディスク装置、例えば、DVD
(ディジタルバーサタイルディスク)が市場規模拡大の
時期を向かえつつある。
【0003】そして、それぞれに特徴のある光ディスク
の規格が存在する。これはそのパフォーマンスに対する
要請や技術の進展の時期の違いから生まれたものであ
る。しかしながら、数多くの光ディスク規格が混在し、
その互換性を犠牲にすることはその取り扱いや市場規模
の拡大の点でマイナスとなってしまう。特に、家庭など
でそれぞれ大きな市場規模を構成し、その見かけ上の形
態も直径12cmディスクとほとんど同様な外観を示す
CDとDVDとでは光学的に直接の互換性がない。その
結果、DVDディスクはCDプレーヤで再生することは
できす、また逆も同様である。これはディスクの基板厚
の違い(CDは1.2mm、DVDは0.6mmの2枚
貼り合わせ)や対物レンズの特性、使用レーザ光の波長
の違いなどによるもので、DVDをCDより高密度にす
るためである。
【0004】そこで、CDとDVDとの2つの異なる規
格のディスクを1つのディスクドライブで利用できるよ
うにとの市場の要請は大きいものがある。こうした要望
に応えて提供された、2つの異なる光ディスクを保持で
きる機構をもつ従来のディスク保持装置を以下に図を参
照しながら説明を行う。一般に、従来のディスク保持装
置は、2つの機構部によってディスクを挟んで保持する
クランプ形式のもの(例えば、特登1509217)
と、1つの載置台にディスクを装着するとその保持機構
が保持する自己保持形式のものとがある。ディスクドラ
イブを小型化、薄型化するには、自己保持形式のものが
有利である。以下に自己保持形式のディスク保持装置に
ついて説明する。
【0005】図8は従来の自己保持形式のディスク保持
装置の構成図である。図8において、ディスク23を自
己保持できるディスク保持機構部30を説明する。図
、スピンドルモータ34は、主にディスク23を保持
するターンテーブルユニット36とディスク23を回転
させる駆動部40とに大別される。
【0006】先ず、ターンテーブルユニット36につい
て説明する。ディスク23を保持するにあたり、まず、
爪状部材26がディスク23の内径部端面と干渉する。
爪状部材26は少なくともターンテーブル21上に3ヵ
所設置されている。爪状部材26は弾性部材27によっ
て外周方向に押圧され、かつ爪状部材27の両サイドに
設けられたボス(図示省略)はセンターハブ25のガイ
ド(図示省略)に支持される。
【0007】他方、駆動部40は主に磁気回路を構成す
る部品で、ロータヨーク37、マグネット38、コイル
39、バックヨーク42及びターンテーブル21に圧入
されたスピンドルシャフト24を支持する軸受けメタル
ユニット41等から構成される。スピンドルシャフト2
4はスラスト受け46上で回転可能に支持される。ま
た、FPC48にはホール素子47がバックヨーク42
表面にマグネット38と対向するように配置されてい
る。なお、本例は周対向型のスピンドルモータを示して
いるが、これが面対向型であっても全く同一の機能を有
するものである。
【0008】図9は、図8のディスク保持機構部30の
動作説明図である。図9において、ディスク23を装着
する際には少なくとも3ヵ所に配置された爪状部材26
のR部26bを上部から押しながらディスク23をター
ンテーブル21上に装着する。このとき、爪状部材26
は弾性部材27に抗してディスク23に押されてセンタ
ーハブ25内のガイドに従って、スライドしながらセン
ターハブ25の内周方向に後退する。
【0009】こうして、爪状部材26のR部26bを上
部から押しながらディスク23の内径部端面が通過す
る。そして、ディスク23はターンテーブル21上に貼
り合わされたスリップシート22上に密着するまで押さ
れる。
【0010】次に、ディスク23の内径部端面が通過す
ると、爪状部材26は弾性部材27に押されて突出し、
爪状部材26のR部26bの下部傾斜面がディスク23
の内径部端面に当接する。その結果、ディスク23は、
少なくとも3ヵ所に配置された爪状部材26にて自己保
持される。但し、このときスピンドルシャフト24に対
するディスク23の偏心があっても、当接する爪状部材
26の押圧付勢力に依存して保持され、駆動部40にて
回転されることになる。
【0011】次に、クランプ形式のディスク保持装置に
ついて説明し、併せて、前述の偏心の対策について説明
する。図10は従来のクランプ形式のディスク保持装置
の構成図である。図10において、ディスク23をクラ
ンプするターンテーブルユニット36を説明する。図
中、マグネット(図示省略)が埋め込まれたマグネット
クランパー44は、その中心にセンターボス45が配置
されている。センターボス45はスピンドルシャフト2
4に係合する。その結果、マグネットクランパー44を
閉じると、マグネットクランパー44のマグネットはロ
ケットリング(cone ring)28に埋め込まれた強磁性
体(例えば鉄板)42と磁気吸引力を生じる。またマグ
ネットクランパー44のセンターボス45によって、そ
の中心位置の精度が維持される。そして、ディスク23
面はマグネットクランパー44によってターンテーブル
21に均一に押圧される。
【0012】さらに、前述の偏心の対策のためにディス
ク23の調心を行うディスク調心機構部について、図1
0に基づいて説明する。駆動部40から上に延長された
スピンドルシャフト24には、ディスク調心機構部31
を搭載したターンテーブルユニット36が組み込まれ
る。即ち、スピンドルシャフト24がターンテーブル2
1に圧入される。そのターンテーブル21にはロケット
リング28が摺動可能に装着され、復帰コイルバネ29
でディスクを排出する方向に押圧付勢される。ロケット
リング28の摺動端はCリング43で規制される。ロケ
ットリング28がディスク23の内径部端面に当接する
面は、ディスクを排出する方向に次第に細くなるほぼ円
錐形の面に形成されている。
【0013】以上のように構成されたディスク調心機構
部31にディスク23を装着してマグネットクランパー
44を閉じると、前述のように、ディスク23面はター
ンテーブル21に押圧され、その途中でディスク23の
内径部端面はロケットリング28の円錐形の面に倣いな
がら押圧される。この結果、ディスク23を正確に保持
しながらかつ調心をとることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のディスク保持装置において、ディスクの板厚の
異なるCD、DVDに対応し、小型化、薄型化を実現す
るためには、ディスクを自己保持し同時に調心すること
のできるディスク保持装置であることが必要となる。
ころが、母体となるターンテーブルの厚みを薄くするこ
とは、特に樹脂材のターンテーブルにおいては、剛性や
回転の精度に大きく影響を及ぼすことになる。また、自
己保持かつ調心できる機構部をターンテーブルユニット
に搭載するには、ディスク23の厚み方向に薄型化を図
ることが困難であった。
【0015】このような現状にあって、CD、DVDに
対応し、しかもモバイル型コンピュータ(Mobil Comput
er)に搭載可能なほどに小型化薄型化できることが要求
されている。
【0016】本発明は上記の課題を解決するもので、基
板厚の異なるCD、DVDなどのディスクの厚みの差や
内径差などに対応し、ディスクの着脱が容易に行えて、
確実に装着して安定に回転することができ、しかも、簡
単な機構で小型化薄型化できるなディスク保持装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明においては、複数の爪状部材と、前記爪状
部材を収納しディスクの内径と係合するセンターハブ
と、前記センターハブ内に収納され、前記爪状部材をデ
ィスクの径方向に付勢する弾性部材と、ディスクを載置
するターンテーブルとを有するディスク保持装置であっ
て、前記爪状部材をディスクの径方向に摺動可能とする
とともに回動可能とするように構成している。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1から請求項2に
記載の発明は、ディスクのセンターホール部に挿通して
ディスクを保持するディスク保持装置であって、ディス
クのセンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持
手段と、爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付勢
する第1の付勢手段と、爪状保持手段をディスクの半径
方向に摺動自在に収納し第1の付勢手段を収納する中心
支持手段と、ディスクのセンターホール部に当接しディ
スクの中心を整合させる調心斜面部を有しディスクの着
脱方向に摺動可能に配置されたディスク調心手段と、デ
ィスク調心手段をディスクを取り外す方向に押圧付勢す
る第2の付勢手段と、ディスクを載置する回転円盤手段
とを有し、回転円盤手段の回転軸と同軸状にディスク調
心手段と中心支持手段とを構成し、ディスクを装着する
場合、爪状保持手段が中心支持手段の内周方向に後退し
てディスクの挿入を容易にし、ディスク調心手段の調心
斜面部にディスクのセンターホール部を当接させ、第1
の付勢手段の押圧付勢により爪状保持手段がディスクの
センターホール部を押圧してディスクを調心すると共に
ディスクを保持し、ディスクを排除する場合、ディスク
を持ち上げる力により爪状保持手段がディスク排出方向
に回動してディスクの排除を容易にすることを特徴とす
るディスク保持装置である。
【0019】本発明によれば、ディスクの保持を爪状部
材を用いてこれを回動可能でかつスライド可能とするこ
とにより、ディスク保持装置ディスク保持力を適切にし
てディスク取り外しの際の取り外し力を小さく抑えてデ
ィスクの変形・歪み等を最小限に抑えることができる。
【0020】本発明の請求項3から請求項4に記載の発
明は、ディスクのセンターホール部に挿通してディスク
を保持するディスク保持装置であって、ディスクのセン
ターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手段と、
爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付勢する第1
の付勢手段と、爪状保持手段をディスクの半径方向に摺
動自在に収納し前記第1の付勢手段を収納する中心支持
手段と、ディスクのセンターホール部に当接しディスク
の中心を整合させる調心斜面部を有しディスクの着脱方
向に摺動可能に配置されたディスク調心手段と、ディス
ク調心手段をディスクを取り外す方向に押圧付勢する第
2の付勢手段と、ディスクを載置する回転円盤手段とを
有し、回転円盤手段の回転軸と同軸状にディスク調心手
段と中心支持手段とを配置し、ディスクを装着する場
合、爪状保持手段が中心支持手段の内周方向に後退して
ディスクの挿入を容易にし、ディスク調心手段の調心斜
面部にディスクのセンターホール部を当接させ、第1の
付勢手段の押圧付勢により爪状保持手段がディスクのセ
ンターホール部を押圧してディスクを調心すると共にデ
ィスクを保持し、ディスクを排除する場合、ディスクを
持ち上げる力により爪状保持手段がディスク排出方向に
回動してディスクの排除を容易にし、特に、爪状保持手
段は、その外周方向の先端部分に向かって細くなる斜面
部と、斜面部に続く先端と下部を球状に形成された先端
ボール部とを有する形状であることを特徴とするディス
ク保持装置である。
【0021】本発明によれば、ディスクの保持を爪状部
材を用いてこれを回動可能でかつスライド可能とし、特
に爪状保持手段の先端部の形状により、ディスク保持装
置ディスク保持力を適切にしてディスク取り外しの際の
取り外し力を小さく抑えてディスクの変形・歪み等を最
小限に抑えることができる。
【0022】本発明の請求項5から請求項8に記載の発
明は、ディスクのセンターホール部に挿通してディスク
を保持するディスク保持装置であって、ディスクのセン
ターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手段であ
って、その外周方向の先端部分に向かって細くなる斜面
部と、斜面部に続く先端と下部を球状に形成された先端
ボール部とを有する爪状保持手段と、爪状保持手段をデ
ィスクの半径方向に押圧付勢する第1の付勢手段と、爪
状保持手段をディスクの半径方向に摺動自在に収納し前
記第1の付勢手段を収納する中心支持手段と、ディスク
のセンターホール部に当接しディスクの中心を整合させ
る調心斜面部を有しディスクの着脱方向に摺動可能に配
置されたディスク調心手段と、ディスク調心手段をディ
スクを取り外す方向に押圧付勢する第2の付勢手段と、
ディスクを載置する回転円盤手段とを有し、回転円盤手
段の回転軸と同軸状にディスク調心手段と中心支持手段
とを配置し、ディスクを装着する場合、爪状保持手段が
中心支持手段の内周方向に後退してディスクの挿入を容
易にし、ディスク調心手段の調心斜面部にディスクのセ
ンターホール部を当接させ、第1の付勢手段の押圧付勢
により爪状保持手段がディスクのセンターホール部を押
圧してディスクを調心すると共にディスクを保持し、デ
ィスクを排除する場合、ディスクを持ち上げる力により
爪状保持手段がディスク排出方向に回動してディスクの
排除を容易にすることを特徴とするディスク保持装置で
ある。
【0023】特に、請求項6に記載の第1の付勢手段は
中心支持手段と爪状保持手段との間に掛け渡され、中心
支持手段内に収納される圧縮バネであり、あるいは、請
求項7に記載の第1の付勢手段は中心支持手段の内周部
に配置された略円形断面の環状弾性体であることを特徴
とする請求項5に記載のディスク保持装置である。
【0024】また、請求項8に記載の第2の付勢手段は
回転円盤手段を支持点としてディスク調心手段を押圧付
勢し、円錐状に巻回された円錐コイルバネであることを
特徴とする請求項5に記載のディスク保持装置である。
【0025】本発明によれば、ディスクの保持を爪状部
材を用いてこれを回動可能でかつスライド可能とし、特
に爪状保持手段の先端部の形状を特定することにより、
ディスク保持装置ディスク保持力を適切にしてディスク
取り外しの際の取り外し力を小さく抑えてディスクの変
形・歪み等を最小限に抑えることができる。特に、上記
第1の付勢手段により小型かつ薄型に構成することがで
きる。また、上記第2の付勢手段により均一にロケット
リングを持ち上げてディスクのセンタリングを行うこと
ができ、しかも押圧したときのバネの径の厚みの影響を
なくすことができる。
【0026】以下、本発明に実施の形態について図面を
参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
るディスク保持装置の断面図であり、中央のスピンドル
シャフト24中心の左側にはディスク装着前のディスク
保持装置の断面図を示しており、スピンドルシャフト2
4中心の右側にはディスク装着後のディスク保持装置の
断面図を示している。また、図2は、本発明の実施の形
態1におけるディスク保持装置の平面図である。ターン
テーブルユニット36上にはディスク23を調心するデ
ィスク調心機構部31を、ディスク23を自己保持する
ディスク保持機構部30の下部に配置し、これら2種類
の機構が一体的に構成された構造とする。また、駆動部
40は図1に周対向型を示しているが、これが面対向型
であっても何ら、差し支えなく対応できるものである。
よって、ここでは、駆動部40の詳細は、従来例の配置
と変わりないものであるので省略する。
【0027】さて、前述のディスク調心機構部31はロ
ケットリング28と復帰コイルバネ29とで構成され
る。図1に示すように、ロケットリング28はセンター
ハブ25の下部に位置する。ロケットリング28はディ
スク面に対し垂直方向に可動とされる。また、復帰コイ
ルバネ29をロケットリング28の中に埋め込むことに
より、ロケットリング28が常にディスク23を押し上
げる方向に付勢されるようにするとともに、ディスク2
3の内径と係合するセンターハブ25にて位置規制を行
うようにしている。ディスク調心機構部31はセンター
ハブ25でその付勢力が規制されるため、従来必要とし
ていた規制用のCリング等の部材が不要となる。
【0028】したがって、本発明のディスク調心機構部
31は簡単な構造で、製造工程も簡略化され、低コスト
とすることができる。ロケットリング28はディスク2
3の内径と係合する傾斜部28aを有する。ディスク2
3の内径にばらつきがある場合でも、傾斜部28aが内
径のばらつきを吸収することができる。また、ディスク
23の内径は傾斜部28aと係合するとともに、後述す
る爪状部材26とも係合する。これによりディスク23
は調心されるとともにターンテーブルに保持されること
となる。
【0029】また、前述のディスク保持機構部30は図
1及び図2に示すように、爪状部材26をセンターハブ
25の外周に沿って例えば3ヵ所120度おきに配置し
た構造をとる。爪状部材26は両側にボス26aを有す
る。爪状部材26のボス26aがセンターハブ25に設
けられた図示しないガイド溝に係合されることにより、
爪状部材26がディスク23の径方向に摺動可能にセン
ターハブ25に支持されている。爪状部材26はセンタ
ーハブ25内に収納された弾性部材27の一端と係合し
て、弾性部材27の押圧をうけながらセンターハブ窓2
5a付近で規制される。この規制は、爪状部材26のボ
ス26aがセンターハブ25の図示しないガイド溝の端
部に当たることにより行われる。爪状部材26としては
例えば樹脂製の爪状に平坦化された変形ボールが適用さ
れる。弾性部材27の他の端面はセンターハブボス25
bによりセンターハブ25に固定される。弾性部材27
としては例えば圧縮バネ等が適用できる。さらに、3ヵ
所の弾性部材27の下部のターンテーブルの一部に弾性
部材27がたわむことができるような空間35を設けて
いる。弾性部材27は下方にたわむことができるため、
弾性部材27の一端に設けられた爪状部材26はボス2
6aを略中心として上方へ回動可能となる。すなわち、
爪状部材はセンターハブ25に収納され、光ディスク2
3の径方向に摺動可能でかつ回動可能な構成とされる。
この構成によりディスク保持機構を薄型化可能にすると
ともに光ディスク23を取り外す際の取り外しの力を小
さく抑えることができる。
【0030】これらディスク保持機構を備えたセンター
ハブ25の内径部でターンテーブル凸部21aとが圧入
されている。さらに、ターンテーブル21の外周部の半
径12〜14mmの範囲には、ディスク23のすべり摩
擦トルクが適正に与えられるようなスリップシート22
が貼付されている。ここで、本発明のディスク保持機構
部30及びディスク調心機構部31の同時レイアウト構
造を、図3にディスク23を装着する前の状態で示して
いる。また、図4にはディスク23を装着した時の状態
で示している。また、図5を用いてディスク23を着脱
する際の爪状部材26の動作について限定して詳細説明
する。よってこの図5には、ディスク調心機構部31の
形状は省略している。そこで、ディスク23を装着する
際には、少なくとも3ヵ所に位置している爪状部材26
がまず、ディスク23の内径部により押されながら押圧
を与えている弾性部材27にスライドしながら圧縮をか
ける。爪状部材26はセンターハブ窓25a付近まで隠
れた構造(不図示)となるが、ディスク23受け面がス
リップシート22面上に近づき、またディスク23内径
がディスク調心機構部31のロケットリング28のテー
パ部まで近づいた際に、ディスク23は調心を行うとと
もに、自己保持を行う所謂ディスク保持機構部30及び
ディスク調心機構部31の同時機能を、一つのターンテ
ーブルユニット36にて満足することになる。また、デ
ィスク23を取り外す際には、弾性部材27がセンター
ハブ25のボス及び爪状部材26から押されながら、か
つ爪状部材26が回動できるようにターンテーブル21
の空間部35に弾性部材27がたわみながらディスク2
3を取り外す機構とし、ディスク23に無理な負荷を与
えないようにできる。
【0031】(実施の形態2)次にディスク保持機構部
に、爪状部材26を回動しながらディスクを保持する方
法を図6及び図7を用いながら、実施の形態2を説明す
る。
【0032】図6は本発明の実施の形態2におけるディ
スク保持装置の断面図であり、図7は本発明の実施の形
態2におけるディスク保持装置の平面図を示している。
ターンテーブルユニット36上にはディスク23を調心
するディスク調心機構部31をディスク23を自己保持
するディスク保持機構部30の下部に配置し、これら2
種類の機構を兼ね備えた同時レイアウト構造とする。前
述のディスク調心機構部31は図1に示すように、セン
ターハブ25の下部に位置し復帰コイルバネ29をロケ
ットリング28の中に埋め込みながらディスク23を装
着する前は常に上方へバイアスがかかる様に配置すると
ともに、センターハブ25にて位置規制を行うようにし
ている。また、前述のディスク保持機構部30は図6及
び図7に示すように、例えば3ヵ所120度おきに配置
した構造をとり、爪状部材26がOリング32にて押圧
をうけながらセンターハブ窓25a付近で規制された構
造となり、Oリング32の反対端面はOリングストッパ
ー33で規制されている。また、爪状部材26の初期姿
勢は、前傾姿勢をした状態にあり、Oリング32はセン
ターハブ25及びOリングストッパー33とで囲まれた
状態にある。さらに、これらディスク保持機構を備えた
センターハブ25の内径部でターンテーブル凸部21a
とが圧入されている。さらに、ターンテーブル21の外
周部の半径12〜14mmの範囲には、ディスク23の
すべり摩擦トルクが適正に与えられるようなスリップシ
ート22が貼付されている。このような構成をとること
により、ディスク23を装着する際には、少なくとも3
ヵ所に位置している爪状部材26がまず、ディスク23
の内径部により押されながら押圧を与えているOリング
32に回動しながら圧縮をかける。爪状部材26はセン
ターハブ窓25a付近まで隠れた構造(不図示)となる
が、ディスク23受け面がスリップシート22面上に近
づき、またディスク23内径がディスク調心機構部31
のロケットリング28のテーパ部まで近づいた際に、デ
ィスク23は調心を行うとともに、自己保持を行う所謂
ディスク保持機構部30及びディスク調心機構部31の
同時機能を、一つのターンテーブルユニット36にて満
足することになる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば基板厚の異なる光ディス
クをはじめとするあらゆる光ディスクの自己保持及び調
心を同時に一つのスピンドルモータユニットで対応でき
るようにするために、ディスク保持機構及びディスク調
心機構をターンテーブルユニットに一体構造とし、スピ
ンドルモータユニット部内に搭載することによって、よ
り正確にディスクを偏りなくかつ、水平に保持しながら
回転させることができる。このことによってドライブ装
置として見れば再生信号、サーボ信号の安定化が実現で
きるもので、少ない機構部品の追加で前述のごとくあら
ゆる光ディスクに対応できるものである。
【0034】また、ディスク保持機構とディスク調心機
構を一体としたディスク保持装置としては薄型に構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスク保持装
置の断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるディスク保持装
置の平面図
【図3】ディスク挿入前のディスク保持機構及びディス
ク調心機構部の詳細図
【図4】ディスク挿入後のディスク保持機構及びディス
ク調心機構部の詳細図
【図5】本発明の実施の形態1におけるディスク脱着時
のディスク保持機構部の詳細動作図
【図6】本発明の実施の形態2におけるディスク保持装
置の断面図
【図7】本発明の実施の形態2におけるディスク保持装
置の平面図
【図8】従来の自己保持形式のディスク保持装置の構成
【図9】図8のディスク保持機構部の動作説明図
【図10】従来のクランプ形式のディスク保持装置の構
成図
【符号の説明】 21 ターンテーブル 21a ターンテーブル凸部 22 スリップシート 23 ディスク 23a ディスク受け面 24 スピンドルシャフト 25 センターハブ 25a センターハブ窓 25b センターハブボス 26 爪状部材 26a 爪状部材の両サイドのボス 26b 爪状部材のR部(テーパ部) 27 弾性部材 28 ロケットリング 28a 傾斜部 29 復帰コイルバネ 30 ディスク保持機構部 31 ディスク調心機構部 32 Oリング 33 Oリングストッパー 34 スピンドルモータ(SPM) 35 弾性部材回動用の空間部 36 ターンテーブルユニット 37 ロータヨーク 38 マグネット 39 コイル 40 駆動部 41 軸受けメタルユニット 42 バックヨーク 43 Cリング 44 マグネットクランパー 45 センターボス 46 スラスト受け 47 ホール素子 48 FPC
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の爪状部材と、前記爪状部材を収納し
    ディスクの内径と係合するセンターハブと、 前記センターハブ内に収納され、前記爪状部材をディス
    クの径方向に付勢する弾性部材と、 ディスクを載置するターンテーブルとを有するディスク
    保持装置であって、 前記爪状部材をディスクの径方向に摺動可能とするとと
    もに回動可能としたことを特徴とするディスク保持装
    置。
  2. 【請求項2】ディスクの内径と係合するセンターハブ
    と、 前記センターハブの下面に位置し、ディスク面に対し垂
    直方向に可動とされたロケットリングと、 前記ロケットリングに設けられ、ディスクの内径と係合
    する傾斜部とを有するディスク保持装置であって、 前記ロケットリングは、ディスクを押し上げる方向に付
    勢されるとともに前記センターハブにより付勢を規制さ
    れていることを特徴とするディスク保持装置。
  3. 【請求項3】ディスクの内径と略係合するセンターハブ
    と、 前記センターハブに収納され、ディスクを保持するディ
    スク保持機構と、 前記センターハブ下面に位置し、ディスクの調心を行う
    ディスク調心機構とが一体的に構成されていることを特
    徴とするディスク保持装置。
  4. 【請求項4】前記ディスク調心機構は、ディスク面に対
    し垂直方向に可動とされたロケットリングと、 前記ロケットリングをディスクを押し上げる方向に付勢
    する復帰コイルバネと、 前記ロケットリングに設けられ、ディスクの内径と係合
    する傾斜部とより構成されるとともに、 前記ロケットリングが前記センターハブにより付勢を規
    制されていることを特徴とする請求項3に記載のディス
    ク保持装置。
  5. 【請求項5】前記ディスク保持機構は、複数の爪状部材
    と、 前記センターハブ内に収納され、前記爪状部材をディス
    クの径方向に付勢する弾性部材とで構成され、 前記爪状部材をディスクの径方向に摺動可能とするとと
    もに回動可能としたことを特徴とする請求項3または4
    に記載のディスク保持装置。
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