JPH1018820A - 吸排気用電磁駆動弁を有する内燃機関の停止方法 - Google Patents

吸排気用電磁駆動弁を有する内燃機関の停止方法

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JPH1018820A
JPH1018820A JP8171255A JP17125596A JPH1018820A JP H1018820 A JPH1018820 A JP H1018820A JP 8171255 A JP8171255 A JP 8171255A JP 17125596 A JP17125596 A JP 17125596A JP H1018820 A JPH1018820 A JP H1018820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ質量系に外力として電磁力を加える構成
の電磁駆動弁を吸排気弁として使用する内燃機関におい
て吸気系の損傷を招くことなく停止する。 【解決手段】 一対の弾性体による付勢力により中間位
置に支持される弁体を、該弁体と一体となったプランジ
ャに電磁力を作用させることにより、該中間位置から全
開又は全閉方向へと移動させる吸排気用電磁駆動弁を有
する内燃機関において、機関運転停止の信号を受けてか
ら燃焼室内の燃焼ガス又は未燃ガスが排気系に排出され
るまでの間、排気弁及び吸気弁をクランクの回転と同期
して作動させる。又は、その間、排気弁をクランクの回
転と同期して作動させるとともに吸気弁を閉弁状態に保
持する。又は、その間、排気弁への電力の供給を停止す
るとともに吸気弁をクランクの回転と同期して作動させ
る。又は、その間、排気弁への電力の供給を停止すると
ともに吸気弁を閉弁状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バネ質量系に外力
として電磁力を加える構成の電磁駆動弁を吸気弁及び排
気弁として使用する内燃機関の停止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の吸排気弁としては、ク
ランクシャフトの回転に基づいて駆動されるカムシャフ
トにより開閉操作されるものが一般的である。そして、
内燃機関の高性能化を図るという観点から、運転状態に
応じて最適な弁開閉時期を達成するために動弁系の可変
機構が種々実用化されつつあり、2段切り替え式(ON
/OFF制御式)のものを始めとして連続可変式のもの
も開発されている。これら可変機構には、カムシャフト
の回転位相をずらすものや、カムシャフトに複数のカム
プロファイルを備えるもの等がある。
【0003】しかしながら、上述のようなカムシャフト
により駆動される吸排気弁では、バルブリフト量、開弁
期間及び弁開閉時期の全てを独立かつ任意に設定するこ
とは不可能である。そこで、近年においては、内燃機関
に対する更なる高性能化の要求に応えるべく、運転状態
に応じてそれらのパラメータを理想的な値に設定可能な
電磁駆動式動弁系に関する研究が活発化してきている。
例えば、特開昭 59-213913号公報は、一対のバネによる
付勢力により中間位置に支持される弁体を、その弁体と
連結したプランジャに電磁力を作用させることにより、
その中間位置から全開方向又は全閉方向へと移動させる
電磁駆動弁について開示している。
【0004】かかる電磁駆動式の吸排気弁では、内燃機
関のクランクシャフトと機械的に結合されていないた
め、クランク角センサ及び基準位置検出センサからの信
号に基づく電子制御により、弁リフトとクランク角とが
所望の相対関係を維持するようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような、プランジ
ャを質量として含むバネ質量系に外力として電磁力を加
える構成の電磁駆動弁では、非通電時すなわち電磁力が
加えられていない状態において、弁体は、中立位置すな
わちフルリフトの半分のリフト(半開)状態に保たれ
る。従って、イグニションキーがオフとされて機関の停
止が指示されたと同時に電磁弁への電力供給をも停止す
ると、ピストンが慣性により動いているにもかかわら
ず、弁体が中間位置で停止することとなる。そのように
して弁体とピストンとの相対的位置関係における整合性
が保証されない状態では、様々な不具合が発生する。例
えば、爆発行程中に電磁弁が停止された気筒では、燃焼
室内の燃焼ガスが半開状態の吸気弁から吸気系に逆流す
る。また、圧縮行程のあるタイミングで電磁弁が停止さ
れた気筒では、吸気系で未燃ガスが燃焼することとな
る。このように燃焼ガスが過度に吸気系に流入したり未
燃ガスが吸気系で燃焼した場合には、吸気系の部品が熱
により損傷するおそれがある。
【0006】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、バネ
質量系に外力として電磁力を加える構成の電磁駆動弁を
吸排気弁として使用する内燃機関において、吸気系の損
傷を招くことのない停止方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく案
出された、本願第1の発明に係る、内燃機関の停止方法
は、一対の弾性体による付勢力により中間位置に支持さ
れる弁体を、該弁体と一体となったプランジャに電磁力
を作用させることにより、該中間位置から全開方向又は
全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁駆動弁を有
する内燃機関の停止方法において、機関運転停止の信号
を受けてから内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス又は未燃ガ
スが内燃機関の排気系に排出されるまでの間、排気弁及
び吸気弁を内燃機関のクランクシャフトの回転と同期し
て作動させることを特徴とする。
【0008】また、第2の発明に係る、内燃機関の停止
方法は、一対の弾性体による付勢力により中間位置に支
持される弁体を、該弁体と一体となったプランジャに電
磁力を作用させることにより、該中間位置から全開方向
又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁駆動弁
を有する内燃機関の停止方法において、機関運転停止の
信号を受けてから内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス又は未
燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるまでの間、排気
弁を内燃機関のクランクシャフトの回転と同期して作動
させるとともに吸気弁を閉弁状態に保持することを特徴
とする。
【0009】また、第3の発明に係る、内燃機関の停止
方法は、一対の弾性体による付勢力により中間位置に支
持される弁体を、該弁体と一体となったプランジャに電
磁力を作用させることにより、該中間位置から全開方向
又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁駆動弁
を有する内燃機関の停止方法において、機関運転停止の
信号を受けて排気弁を電磁駆動せしめるための電力の供
給を停止するとともに、内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス
又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるまでの
間、吸気弁を内燃機関のクランクシャフトの回転と同期
して作動させることを特徴とする。
【0010】また、第4の発明に係る、内燃機関の停止
方法は、一対の弾性体による付勢力により中間位置に支
持される弁体を、該弁体と一体となったプランジャに電
磁力を作用させることにより、該中間位置から全開方向
又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁駆動弁
を有する内燃機関の停止方法において、機関運転停止の
信号を受けて排気弁を電磁駆動せしめるための電力の供
給を停止するとともに、内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス
又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるまでの
間、吸気弁を閉弁状態に保持することを特徴とする。
【0011】上述の如く構成された、第1から第4まで
の発明に係る、内燃機関の停止方法によれば、機関運転
停止の信号を受けてから内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス
又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるまでの
間、吸気弁は、内燃機関のクランクシャフトの回転と同
期して作動せしめられるか、又は閉弁状態に保持される
ため、燃焼ガスが吸気系に流入したり未燃ガスが吸気系
で燃焼したりする事態は生じない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係る電子制
御式内燃機関の全体概要図である。エンジンの燃焼に必
要な空気は、エアクリーナ2でろ過され、スロットルボ
デー4を通ってサージタンク(インテークマニホルド)
6で各気筒の吸気管7に分配される。なお、その吸入空
気流量は、スロットルボデー4に設けられたスロットル
弁5により調節されるとともに、エアフローメータ40
により計測される。また、吸入空気温度は、吸気温セン
サ43により検出される。さらに、吸気管には、バキュ
ームスイッチ41が備えられている。
【0014】また、スロットル弁5の開度は、スロット
ル開度センサ42により検出される。また、スロットル
弁5が全閉状態のときには、アイドルスイッチ52がオ
ンとなり、その出力であるスロットル全閉信号がアクテ
ィブとなる。
【0015】一方、燃料タンク10に貯蔵された燃料
は、燃料ポンプ11によりくみ上げられ、燃料配管12
を経て燃料噴射弁60により吸気管7に噴射される。
【0016】吸気管7では、空気と燃料とが混合され、
その混合気は、吸気弁24を介してエンジン本体すなわ
ち気筒(シリンダ)20の燃焼室21に吸入される。燃
焼室21において、混合気は、ピストン23により圧縮
された後、点火されて爆発・燃焼し、動力を発生する。
そのような点火は、図示されない点火制御装置によりス
パークプラグ65に電圧が印加されることにより行われ
る。なお、点火タイミングは、図示されないクランク軸
に設けられたクランク角センサ(切り欠きを有する回転
ロータと切り欠きを検出するポジションセンサとにより
構成される)51を用いてクランク位置を検出すること
により、適切な点火タイミングとされている。
【0017】なお、実際の車速は、車速を表す出力パル
スを発生させる車速センサ53によって検出される。ま
た、エンジン20は、冷却水通路22に導かれた冷却水
により冷却され、その冷却水温度は、水温センサ44に
よって検出される。また、気筒内の圧力を直接検出する
ために耐熱性の圧電式燃焼圧センサ46が設けられてい
る。この燃焼圧センサ46は、気筒内圧力に応じたアナ
ログ電圧を発生させる。
【0018】燃焼した混合気は、排気ガスとして排気弁
26を介して排気マニホルド30に放出され、次いで排
気管34に導かれる。なお、排気管34には、排気ガス
中の酸素濃度を検出するO2 センサ45が設けられてい
る。さらにそれより下流の排気系には、触媒コンバータ
38が設けられており、その触媒コンバータ38には、
排気ガス中の未燃成分(HC,CO)の酸化と窒素酸化
物(NOx )の還元とを同時に促進する三元触媒が収容
されている。こうして触媒コンバータ38において浄化
された排気ガスが大気中に排出される。
【0019】エンジン電子制御ユニット(エンジンEC
U)70は、燃料噴射制御、点火時期制御、バルブタイ
ミング制御などを実行するマイクロコンピュータシステ
ムであり、そのハードウェア構成は、図2のブロック図
に示される。リードオンリメモリ(ROM)73に格納
されたプログラム及び各種のマップに従って、中央処理
装置(CPU)71は、各種センサ及びスイッチからの
信号をA/D変換回路75又は入力インタフェース回路
76を介して入力し、その入力信号に基づいて演算処理
を実行し、その演算結果に基づき駆動制御回路77a,
77dを介して各種アクチュエータ用制御信号を出力す
る。ランダムアクセスメモリ(RAM)74は、その演
算・制御処理過程における一時的なデータ記憶場所とし
て使用される。また、バックアップRAM79は、バッ
テリに直接接続されることにより電力の供給を受け、イ
グニションスイッチがオフの状態においても保持される
べきデータ(例えば、各種の学習値)を格納するために
使用される。また、これらのECU内各構成要素は、ア
ドレスバス、データバス、及びコントロールバスからな
るシステムバス72によって接続されている。
【0020】以上のようなハードウェア構成を有する内
燃機関(エンジン)において実行されるECU70のエ
ンジン制御処理について、以下、説明する。
【0021】燃料噴射制御は、基本的には、エンジン1
回転当たりの吸入空気量に基づいて、所定の目標空燃比
を達成する燃料噴射量すなわち燃料噴射弁60による噴
射時間を演算し、所定のクランク角に達した時点で燃料
を噴射すべく、駆動制御回路77aを介して燃料噴射弁
60を制御するものである。なお、エンジン1回転当た
りの吸入空気量は、エアフローメータ40により計測さ
れる吸入空気流量とクランク角センサ51から得られる
エンジン回転速度とから算出される。そして、かかる燃
料噴射量演算の際には、スロットル開度センサ42、吸
気温センサ43、水温センサ44等の各センサからの信
号に基づく基本的な補正、O2 センサ45からの信号に
基づく空燃比フィードバック補正、そのフィードバック
補正値の中央値が理論空燃比となるようにする空燃比学
習補正、等が加えられる。
【0022】また、点火時期制御は、クランク角センサ
51から得られるエンジン回転速度、エアフローメータ
40から得られる吸入空気流量、及びその他のセンサか
らの信号により、エンジンの状態を総合的に判定し、最
適な点火時期を決定する。
【0023】以下、本発明に係るバルブタイミング制御
について詳細に説明する。図3は、吸気弁24及び排気
弁26として使用される電磁弁を示す縦断面図並びに関
連する電源系回路図である。同図に示される弁体80
は、弁頭(バルブヘッド:valve head、又は「弁がさ」
ともいう)81及び弁軸82からなり、弁頭81の弁フ
ェース(valve face)81aが、内燃機関の吸排気用ポー
ト92に設けられた弁座(バルブシート:valve seat)
93に着座し又は弁座93から離座することにより、吸
排気用ポート92を開閉する。弁体80の弁軸82は、
バルブガイド91により軸方向に摺動可能な状態で保持
される。また、弁軸82には、プランジャ(plunger) 8
3が固定されている。
【0024】プランジャ83は、軟磁性材料で構成され
た円板状の部材である。プランジャ83の上方には、所
定距離だけ離隔してアッパコア(upper core)84が、一
方、プランジャ83の下方には、同様に所定距離だけ離
隔してロアコア(lower core)86がそれぞれ配設されて
いる。アッパコア84及びロアコア86は、軟磁性材料
で構成されており、非磁性材料で構成されるケース90
により所定の位置関係に保持されている。また、アッパ
コア84にはアッパコイル(upper coil)85が把持され
るとともに、ロアコア86にはロアコイル(lower coil)
87が把持されている。
【0025】また、弁軸82は、アッパスプリング(upp
er spring)88及びロアスプリング(lower spring)89
により、軸方向に弾性的に支持されている。そして、ア
ッパコイル85及びロアコイル87に通電がなされない
場合におけるプランジャ83の位置(中立位置)が、ア
ッパコア84とロアコア86との中間位置となるよう
に、アッパスプリング88とロアスプリング89との釣
り合いが図られている。なお、プランジャ83が中立位
置にあるときには、弁体80は、全開側変位端と全閉側
変位端との中間位置をとるようになっている。
【0026】かかる構成によれば、アッパコイル85の
周囲には、アッパコア84とプランジャ83とそれらの
間に形成されるエアギャップとからなる磁気回路が形成
される。従って、アッパコイル85に電流が流される
と、上記磁気回路中を磁束が還流し、エアギャップを小
さくする方向すなわちプランジャ83を上方へ変位させ
る方向の電磁力が発生する。一方、ロアコイル87の周
囲には、ロアコア86とプランジャ83とそれらの間に
形成されるエアギャップとからなる磁気回路が形成され
る。従って、ロアコイル87に電流が流されると、同様
の原理から、プランジャ83を下方へ変位させる方向の
電磁力が発生する。
【0027】かくして、アッパコイル85及びロアコイ
ル87に交互に電流を流すことにより、プランジャ83
を上下に往復運動せしめること、すなわち弁体80を開
閉方向に交互に駆動することが可能となる。エンジンE
CU70は、各種センサからの信号に基づいて電磁弁の
開閉タイミングを決定し、駆動制御回路77dを介して
アッパコイル85及びロアコイル87への通電(電力供
給)を制御することにより、電磁弁を駆動する。
【0028】なお、ECU70は、イグニションキー9
5を介してバッテリ94に接続されるとともに、さらに
リレー96を介してバッテリ94に接続されている。そ
して、ECU70は、イグニションキー95がオンにさ
れて起動せしめられると、リレー96を作動させる。そ
うすることにより、ECU70は、イグニションキー9
5がオフとされた後も、電力の自己保持を行い、所定の
エンジン停止制御を実行することができる。また、この
ようにリレー96を介して供給される電力が、駆動制御
回路77dを介して電磁弁に供給されるようになってい
るため、イグニションキーのオフ後も電磁弁を駆動する
ことができる。
【0029】図4において実線で示される複数の曲線
は、プランジャ83の位置(アッパコア84と接する位
置を零とする)とアッパコア84に係る電磁石がプラン
ジャ83に及ぼす電磁力(吸引力)との関係を、アッパ
コイル85に流れる電流値をパラメータとして表したも
のである。これらの曲線に示されるように、プランジャ
に作用する電磁力(吸引力)は、弁体80が全閉側変位
端に近接するにつれて急増する。一方、図4において破
線で示される直線は、同じくプランジャ83の位置とア
ッパスプリング88及びロアスプリング89が弁体80
に及ぼす付勢力(ロアコア86側)との関係を表したも
のである。この直線からわかるように、付勢力は、弁体
80が全閉側変位端に近接しても、直線的に増加するだ
けである。なお、ロアコア86に係る電磁石による電磁
力も同様に図4に示されるものとなり、単に全閉位置が
全開位置に変わるだけである。従って、全開位置又は全
閉位置に近づくほど、中立位置に比較して小さな電流で
付勢力を上回る電磁力を得ることができる。このような
電磁力及び付勢力の特性を考慮した電磁弁駆動方法につ
いて、次に説明する。
【0030】図5は、弁リフト(A)、アッパコイル電
流(B)、及びロアコイル電流(C)を示すタイムチャ
ートである。全閉状態においては、同図(B)に示され
るように、アッパコア84にプランジャ83を吸着保持
するために最低限必要な電流(以下、保持電流という)
がアッパコイル85に流されている。そして、開弁しよ
うとするときには、まず、その保持電流の供給が停止さ
れる。すると、弁体80は、バネ質量系の単振動(自由
振動)により全開方向へと移動していくが、弁軸82と
バルブガイド91との間の摩擦損失やスプリング自体の
内部摩擦損失等により、弁体80の振幅は、理想状態に
対して減衰するため、あるタイミングでロアコイル87
に電流が供給される。その電流は、同図(C)に示され
るように、吸引電流、遷移電流及び保持電流の3つに分
けることができる。
【0031】すなわち、まず、プランジャ83を移動さ
せるための吸引電流が流される。次いで、前述した図4
の特性を考慮し、電磁力(吸引力)が弱められた状態に
てプランジャ83の吸着が行われるように、ある時間的
変化割合をもって減少する遷移電流が流される。そし
て、プランジャ83の吸着後には、弁体80の吸着保持
に最低限必要な電流すなわち保持電流が供給される。全
開状態から閉弁しようとする場合にも、同様に、まず、
ロアコイル87への保持電流の供給が停止され、アッパ
コイル85への吸引電流、遷移電流及び保持電流の供給
が順次行われていく。
【0032】さて、本発明は、前述のように、このよう
な電磁駆動弁を吸排気弁として使用するエンジンにおい
て、吸気系の損傷を招くことなく、エンジンの停止制御
を実行しようというものである。以下、本発明に係る停
止方法について、4つの実施形態を採り上げる。まず、
第1実施形態は、運転停止の信号を受けてからエンジン
の燃焼室内の燃焼ガス又は未燃ガスが排気系に排出され
るまでの間、排気弁も吸気弁も共にクランクシャフトの
回転と同期して作動させるようにしたものである。
【0033】図6は、エンジン停止制御ルーチンの内の
吸排気弁制御に係る部分についての第1実施形態に係る
処理手順を示すフローチャートである。エンジン停止制
御ルーチンは、イグニションキーがオフとされた時点で
起動されるように構成されており、ある一定時間、前述
したリレー96により電源の自己保持を行い、エンジン
停止に関する処理を実行するものである。まず、ステッ
プ102では、吸気弁24及び排気弁26ともクランク
シャフトに同期して作動させる。次いで、ステップ10
4では、燃焼室内の燃焼ガス又は未燃ガスが排気系に排
出されるまでに要する時間として予め設定されている一
定時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ
ステップ102にループバックし、経過していればステ
ップ106に進む。ステップ106では、電源自己保持
用リレー96をオフにして終了する。
【0034】図7は、このような第1実施形態に係る停
止方法によりエンジンが停止せしめられる場合に、吸気
弁(A)及び排気弁(B)のリフトがエンジン行程(吸
気行程、圧縮行程、爆発行程及び排気行程)に応じてど
のように変化するか、を例示する図である。この図に示
されるように、イグニションキーがオフとされてからも
一定時間、排気弁及び吸気弁が共にクランクシャフトの
回転と同期して作動することにより、燃焼ガスが過度に
吸気系に流入したり未燃ガスが吸気系で燃焼したりする
事態は生じなくなる。なお、ここでいう「過度」とは、
通常の運転状態において排気弁と吸気弁との開弁期間が
オーバラップすることにより排気ガスが吸気系へ逆流す
るのを許容することを意味するものである。第1実施形
態では、吸気弁及び排気弁を同期運転するため、再始動
性は優れているが、消費電力が大きいという特徴があ
る。
【0035】次に、第2実施形態について説明する。第
2実施形態は、運転停止の信号を受けてからエンジンの
燃焼室内の燃焼ガス又は未燃ガスが排気系に排出される
までの間、排気弁を内燃機関のクランクシャフトの回転
と同期して作動させるとともに吸気弁を閉弁状態に保持
しようというものである。図8は、第2実施形態に係る
エンジン停止制御ルーチンの処理手順を示すフローチャ
ートである。ステップ202では、吸気弁24を全閉に
するとともに排気弁26をクランクシャフトと同期をと
って作動させる。ステップ204及び206は、第1実
施形態(図6)のステップ104及び106と同一であ
る。
【0036】図9は、このような第2実施形態に係る停
止方法によりエンジンが停止せしめられる場合に、吸気
弁(A)及び排気弁(B)のリフトがエンジン行程に応
じてどのように変化するか、を例示する図である。この
図に示されるように、イグニションキーがオフとされる
と、吸気弁が全閉状態に保持される一方、排気弁は、一
定時間、クランクシャフトの回転と同期して作動せしめ
られる。こうすることにより、燃焼ガス及び未燃ガス
は、吸気系に戻されることなく、排気系に排出されるこ
ととなる。そして、吸気弁を全閉状態に保持するため、
駆動電力を最小限に抑えることができ、第1実施形態に
比較して省電力化が図られる。
【0037】次に、第3実施形態について説明する。第
3実施形態は、運転停止の信号を受けて排気弁への電力
の供給を停止するとともに、エンジンの燃焼室内の燃焼
ガス又は未燃ガスが排気系に排出されるまでの間、吸気
弁をクランクシャフトの回転と同期して作動させようと
いうものである。図10は、第3実施形態に係るエンジ
ン停止制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートで
ある。ステップ302では、排気弁26への通電を停止
するとともに吸気弁24をクランクシャフトと同期をと
って作動させる。ステップ304及び306は、第1実
施形態(図6)のステップ104及び106と同一であ
る。
【0038】図11は、このような第3実施形態に係る
停止方法によりエンジンが停止せしめられる場合に、吸
気弁(A)及び排気弁(B)のリフトがエンジン行程に
応じてどのように変化するか、を例示する図である。こ
の図に示されるように、イグニションキーがオフとされ
ると、排気弁への通電が停止されて、排気弁は中立位置
をとる。一方、吸気弁は、一定時間、クランクシャフト
の回転と同期して作動せしめられる。こうすることによ
り、燃焼ガス及び未燃ガスは、吸気系に戻されることな
く、排気系に排出されることとなる。そして、排気弁を
停止するため、第2実施形態に比較して省電力化が図ら
れる。この場合、未燃ガスが排気系に流出するおそれが
あるため、燃料噴射が停止した後も暫くの間、点火を続
けることが好ましい。
【0039】次に、第4実施形態について説明する。第
4実施形態は、運転停止の信号を受けて排気弁への電力
の供給を停止するとともに、エンジンの燃焼室内の燃焼
ガス又は未燃ガスが排気系に排出されるまでの間、吸気
弁を閉弁状態に保持しようというものである。図12
は、第4実施形態に係るエンジン停止制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャートである。ステップ402で
は、排気弁26への通電を停止するとともに吸気弁24
を全閉にする。ステップ404及び406は、第1実施
形態(図6)のステップ104及び106と同一であ
る。
【0040】図13は、このような第4実施形態に係る
停止方法によりエンジンが停止せしめられる場合に、吸
気弁(A)及び排気弁(B)のリフトがエンジン行程に
応じてどのように変化するか、を例示する図である。こ
の図に示されるように、イグニションキーがオフとされ
ると、排気弁への通電が停止されて、排気弁は中立位置
をとる。一方、吸気弁は、一定時間、全閉状態に保持さ
れる。こうすることにより、燃焼ガス及び未燃ガスは、
吸気系に戻されることなく、排気系に排出されることと
なる。そして、排気弁を停止するとともに吸気弁を全閉
状態にするため、第3実施形態に比較して省電力化が図
られる。この場合も、未燃ガスが排気系に流出するおそ
れがあるため、燃料噴射が停止した後も暫くの間、点火
を続けることが好ましい。
【0041】以上、本発明の実施形態について述べてき
たが、もちろん本発明はこれに限定されるものではな
く、様々な実施形態を案出することは当業者にとって容
易なことである。例えば、以上の実施形態においては、
予め設定されている一定時間が経過したか否かを判定す
ることにより、燃焼室内の燃焼ガス又は未燃ガスが排気
系に排出されるのを待つようにしているが、他の運転状
態パラメータに基づき判定してもよい。例えば、バキュ
ームスイッチ41によって吸気管圧力を検出し、その値
が大気圧に近いある値となったら弁の駆動を停止するよ
うにしてもよい。また、吸気管圧力に代えて、燃焼圧セ
ンサ46によって検出される燃焼圧力、クランク角セン
サ51の出力に基づき算出されるエンジン回転速度等を
使用して、燃焼ガス又は未燃ガスの排出の完了を推定し
てももちろんよい。また、上記実施形態、例えば第1実
施形態と第2実施形態とを時間経過により使い分けると
いうように、組み合わせて実施してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バネ質量系に外力として電磁力を加える構成の電磁駆動
弁を吸排気弁として使用する内燃機関において機関停止
する場合に、燃焼ガスが吸気系に流入したり未燃ガスが
吸気系で燃焼したりする事態が生じなくなるため、吸気
系の損傷を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子制御式内燃機関
の全体概要図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るエンジンECUのハ
ードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】吸気弁及び排気弁として使用される電磁弁の構
成を示す縦断面図である。
【図4】プランジャ位置とアッパ側電磁石がプランジャ
に及ぼす電磁力(吸引力)との関係を、アッパコイル電
流をパラメータとして表す特性図(実線)、及びプラン
ジャ位置と一対のスプリングがプランジャに及ぼす付勢
力との関係を表す特性図(破線)である。
【図5】弁リフト(A)、アッパコイル電流(B)及び
ロアコイル電流(C)のタイムチャートである。
【図6】第1実施形態に係るエンジン停止制御ルーチン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】第1実施形態に係る停止方法によりエンジンが
停止せしめられる場合に、吸気弁(A)及び排気弁
(B)のリフトがエンジン行程に応じてどのように変化
するかを例示する図である。
【図8】第2実施形態に係るエンジン停止制御ルーチン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第2実施形態に係る停止方法によりエンジンが
停止せしめられる場合に、吸気弁(A)及び排気弁
(B)のリフトがエンジン行程に応じてどのように変化
するかを例示する図である。
【図10】第3実施形態に係るエンジン停止制御ルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第3実施形態に係る停止方法によりエンジン
が停止せしめられる場合に、吸気弁(A)及び排気弁
(B)のリフトがエンジン行程に応じてどのように変化
するかを例示する図である。
【図12】第4実施形態に係るエンジン停止制御ルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】第4実施形態に係る停止方法によりエンジン
が停止せしめられる場合に、吸気弁(A)及び排気弁
(B)のリフトがエンジン行程に応じてどのように変化
するかを例示する図である。
【符号の説明】
2…エアクリーナ 4…スロットルボデー 5…スロットル弁 6…サージタンク(インテークマニホルド) 7…吸気管 10…燃料タンク 11…燃料ポンプ 12…燃料配管 20…気筒(エンジン本体) 21…燃焼室 22…冷却水通路 23…ピストン 24…吸気弁 26…排気弁 30…排気マニホルド 34…排気管 38…触媒コンバータ 40…エアフローメータ 41…バキュームスイッチ 42…スロットル開度センサ 43…吸気温センサ 44…水温センサ 45…O2 センサ 46…燃焼圧センサ 51…クランク角センサ 52…アイドルスイッチ 53…車速センサ 60…燃料噴射弁 65…スパークプラグ 70…エンジンECU 71…CPU 72…システムバス 73…ROM 74…RAM 75…A/D変換回路 76…入力インタフェース回路 77a,77d…駆動制御回路 79…バックアップRAM 80…弁体 81…弁頭 81a…弁フェース 82…弁軸 83…プランジャ 84…アッパコア 85…アッパコイル 86…ロアコア 87…ロアコイル 88…アッパスプリング 89…ロアスプリング 90…ケース 91…バルブガイド 92…内燃機関の吸排気用ポート 93…弁座 94…バッテリ 95…イグニションキー 96…リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 310 F02D 45/00 310G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の弾性体による付勢力により中間位
    置に支持される弁体を、該弁体と一体となったプランジ
    ャに電磁力を作用させることにより、該中間位置から全
    開方向又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁
    駆動弁を有する内燃機関の停止方法において、機関運転
    停止の信号を受けてから内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス
    又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるまでの
    間、排気弁及び吸気弁を内燃機関のクランクシャフトの
    回転と同期して作動させることを特徴とする内燃機関の
    停止方法。
  2. 【請求項2】 一対の弾性体による付勢力により中間位
    置に支持される弁体を、該弁体と一体となったプランジ
    ャに電磁力を作用させることにより、該中間位置から全
    開方向又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁
    駆動弁を有する内燃機関の停止方法において、機関運転
    停止の信号を受けてから内燃機関の燃焼室内の燃焼ガス
    又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるまでの
    間、排気弁を内燃機関のクランクシャフトの回転と同期
    して作動させるとともに吸気弁を閉弁状態に保持するこ
    とを特徴とする内燃機関の停止方法。
  3. 【請求項3】 一対の弾性体による付勢力により中間位
    置に支持される弁体を、該弁体と一体となったプランジ
    ャに電磁力を作用させることにより、該中間位置から全
    開方向又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁
    駆動弁を有する内燃機関の停止方法において、機関運転
    停止の信号を受けて排気弁を電磁駆動せしめるための電
    力の供給を停止するとともに、内燃機関の燃焼室内の燃
    焼ガス又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるま
    での間、吸気弁を内燃機関のクランクシャフトの回転と
    同期して作動させることを特徴とする内燃機関の停止方
    法。
  4. 【請求項4】 一対の弾性体による付勢力により中間位
    置に支持される弁体を、該弁体と一体となったプランジ
    ャに電磁力を作用させることにより、該中間位置から全
    開方向又は全閉方向へと移動させる構成の吸排気用電磁
    駆動弁を有する内燃機関の停止方法において、機関運転
    停止の信号を受けて排気弁を電磁駆動せしめるための電
    力の供給を停止するとともに、内燃機関の燃焼室内の燃
    焼ガス又は未燃ガスが内燃機関の排気系に排出されるま
    での間、吸気弁を閉弁状態に保持することを特徴とする
    内燃機関の停止方法。
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