JPH10188201A - 磁気記録方式 - Google Patents

磁気記録方式

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Publication number
JPH10188201A
JPH10188201A JP34540496A JP34540496A JPH10188201A JP H10188201 A JPH10188201 A JP H10188201A JP 34540496 A JP34540496 A JP 34540496A JP 34540496 A JP34540496 A JP 34540496A JP H10188201 A JPH10188201 A JP H10188201A
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JP
Japan
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floppy disk
magnetic
film
disk
slider
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Withdrawn
Application number
JP34540496A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Usuki
一幸 臼杵
Shoichi Nishikawa
正一 西川
Makoto Nagao
信 長尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスクと同等以上の記録密度を達成
し、かつ実用信頼性に優れたフロッピーディスクの磁気
記録方式を提供する。 【解決手段】 可撓性支持体の両面に真空成膜法により
成膜された強磁性金属薄膜を有するフロッピーディスク
1に対し、それぞれ板バネ2の先端に設置したスライダ
ー4に搭載した一対の磁気ヘッド3を前記フロッピーデ
ィスク1を挟むように配置し、フロッピーディスク1の
回転に対し各磁気ヘッド3の接触荷重が1〜5gfとなる
ように強磁性金属薄膜に接触摺接させて記録再生を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
の情報機器の外部記憶装置として使用される、フロッピ
ーディスクを記録媒体としたフロッピーディスクドライ
ブにおける磁気記録方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ技術の著しい発展に
よって、その記憶媒体として使用されるフロッピーディ
スク、ハードディスク等の磁気ディスクも高記録容量
化、高記録密度化が必要となっている。
【0003】上記のような磁気ディスクは、一般に非磁
性支持体上に磁性膜、保護膜などを成膜する工程によっ
て製造されている。その一例としては、スパッタ法や蒸
着法等の真空成膜法によって作製した強磁性金属薄膜を
磁性膜とする技術が知られている。このスパッタ法や蒸
着法によって磁性膜を形成した磁気記録媒体は、高い磁
気エネルギーが容易に得られ、さらに非磁性支持体の表
面を平滑にすることによって平滑な磁性膜表面性を容易
に達成できるためスペーシングロスが少なく、高い電磁
変換特性を得ることができるため高密度記録材料に適し
ている。特にスパッタ法は蒸着法よりさらに磁気エネル
ギーを高めることができるため、ハードディスクのよう
な高い記録密度が要求される媒体に採用されている。一
方、磁気記録媒体には磁気ヘッドとの摺動に対する高い
信頼性、例えば走行耐久性が要求される。
【0004】実際に、ハードディスクにおいては、磁気
ディスク、磁気ヘッド、信号処理などの技術改良によっ
て以前から非常に高い伸び率で高密度化が進んでおり、
また今後も同様に高密度化が進むものと考えられる。
【0005】一方、フロッピーディスクもハードディス
ク同様に、急速に高密度化が進んできているものの、フ
ロッピーディスク特有の技術的な障害があるため、今後
はハードディスクと同様な伸び率で高密度化を進めるこ
とは困難と考えられる。
【0006】その理由の一つは、現在市販のフロッピー
ディスクの磁性膜は、磁性粉末をバインダーに分散させ
た溶液を支持体上に塗布して成膜するいわゆる塗布型媒
体のため、スパッタ法等の真空成膜法で形成するハード
ディスクの磁性膜(金属薄膜媒体)と比較すると、磁気
エネルギーが低いため、電磁変換特性に劣る点があげら
れる。
【0007】もう一点は、支持体がフレキシブルである
ため、フロッピーディスクを回転させたときのディスク
の面ぶれ(ディスクの垂直方向の振動)がハードディス
クと比較すると遙かに大きいことである。このため、2
000rpm以上の高速回転においては磁気ヘッドとの
摺動が不安定になり、走行耐久性の確保がハードディス
クよりも困難であることである。
【0008】ところで、前記ハードディスクでは、金属
板などの剛直な基板を支持体にしているので、磁性膜と
しての強磁性金属薄膜が磁気ヘッドと接触したときにそ
の衝撃を受けやすいことから、磁気ヘッドを磁性膜面か
らわずかな距離を保って浮かす方式(フライングヘッド
方式)を採用するものがある。
【0009】上記ハードディスクのフライングヘッド方
式は、例えば、板バネの先端に磁気ヘッドを搭載したス
ライダーをディスク上に摺動させ、ディスクの回転に伴
うエアの流れによりスライダーが浮上し、この状態で記
録再生を行うものあり、上記スライダーはディスク上を
数十nm〜数百nmの距離を維持して浮上している。こ
うすることでスライダーとハードディスクの直接摺動を
回避し、ディスクおよび磁気ヘッドの磨耗を防止してい
る。
【0010】しかしこのフライングヘッド方式では、磁
気ヘッドと磁性膜とのスペーシングが大きくなり記録密
度を向上させる上で不利であり、このスペーシングを可
及的に減少させることが検討されている。しかしなが
ら、スペーシングを低減し、ディスクと磁気ヘッドが直
接接触すると、ハードディスクでは支持体が剛体である
ことでその衝撃が強く、磁性膜が磨耗してしまう。また
磁気ヘッドにMRヘッドを用いる場合、上記衝撃によっ
てサーマルアスペリティーといわれるノイズを発生し、
問題となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロッピーデ
ィスクでは、支持体が可撓性であり、またデータの転送
レートを速めるためにこのフロッピーディスクを高速で
回転させると、前述のようにフロッピーディスクの面ぶ
れが大きく、磁性膜の面が一定の位置にコントロールで
きず、磁気ヘッドの浮上間隔を所定の値に維持すること
が困難で、磁気記録特性および走行耐久性が確保できな
いので、前述のフライングヘッド方式の採用は困難であ
る。
【0012】一方、フロッピーディスクにおける記録密
度をより高めるためには、磁気ヘッドは従来のフロッピ
ーディスクと同様に磁性膜に接触摺動していることが好
ましい。ところが、記録密度を高めるために前述の強磁
性金属薄膜による磁性膜を採用しようとする場合、磁気
ヘッドが従来のフロッピーディスクにおける場合と同様
に大きな接触荷重で接触摺動していると、磁性膜の破壊
が起こりやすく耐久性が不足するという問題がある。
【0013】そこで、本発明は上記事情に鑑み、ハード
ディスクと同等以上の記録密度を達成し、かつ実用信頼
性に優れたフロッピーディスクの磁気記録方式を提供せ
んとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の磁気記録方式は、可撓性支持体の両面に真空成膜法
により成膜された強磁性金属薄膜を有するフロッピーデ
ィスクに対し、それぞれ板バネの先端に設置したスライ
ダーに搭載された一対の磁気ヘッドを前記フロッピーデ
ィスクを挟むように配置し、このフロッピーディスクの
回転に対し各磁気ヘッドの接触荷重が1〜5gfとなるよ
うに前記強磁性金属薄膜に接触摺動させて記録再生を行
うことを特徴とするものである。
【0015】上記のような磁気記録方式においては、フ
ロッピーディスクディスクの回転に伴ってスライダーと
板バネの作用による磁気ヘッドのフロッピーディスクに
対する接触荷重が所定範囲の軽荷重に維持された状態で
接触摺動するものであり、この軽荷重での接触状態で磁
気記録および再生を行うようにして良好な磁気記録特性
と耐久性を確保している。
【0016】また、前記磁気ヘッドを接触摺動させると
きの前記フロッピーディスクの回転数が2000rpm
以上であることが好適である。さらに、前記フロッピー
ディスクは、その内面に不織布からなるライナーを有す
るカートリッジ内に回転可能な状態に格納されている。
【0017】前記強磁性金属薄膜は、スパッタ法によっ
て成膜された面内記録磁性膜で構成するのが望ましい。
特に、スパッタ型のフロッピーディスクとしては以前か
らCo−Cr合金を用いた垂直記録型のフロッピーディ
スクが検討されているが、本発明ではCo−Cr−P
t、Co−Cr−Ta等の面内記録型のフロッピーディ
スクを使用するのが望ましい。
【0018】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、真空成膜
法により成膜された強磁性金属薄膜を有するフロッピー
ディスクに対し、それぞれ板バネの先端に設置したスラ
イダーに搭載した一対の磁気ヘッドを前記フロッピーデ
ィスクを挟むように配置し、このフロッピーディスクの
回転に対し各磁気ヘッドの接触荷重が1〜5gfとなるよ
うに前記強磁性金属薄膜に接触摺動させて記録再生を行
うようにしたことにより、ハードディスクにおけるフラ
イングヘッド方式に対して磁気ヘッドはフロッピーディ
スクに接触摺動する一方、その接触荷重は従来のフロッ
ピーディスクにおける接触荷重よりもかなり軽荷重に設
定され、磁気記録特性の点および走行耐久性の点で良好
である。
【0019】すなわち、本発明によれば、フロッピーデ
ィスクとして従来型の鉄粒子や酸化鉄粒子を分散させた
塗布型磁性膜ではなく、ハードディスク同様にスパッタ
法等の真空成膜法で作製する面内記録型等の強磁性金属
薄膜を磁性膜とするフロッピーディスクを使用しても、
磁性膜に対する衝撃を軽減して良好な耐久性を確保して
いる。
【0020】つまり、本発明では従来のフロッピーディ
スクのように、高荷重で磁気ヘッドによってフロッピー
ディスクを挟み込んで回転させるのではなく、板バネの
先端に磁気ヘッドを搭載したスライダーをフロッピーデ
ィスク上に摺動させ、記録再生を行うことで、スライダ
ーとフロッピーディスクの直接摺動の接触荷重を軽減
し、磁性膜および磁気ヘッドの磨耗を防止している。さ
らに接触摺動であることから、スペーシングが小さく記
録密度を向上させる上で有利であり、フロッピーディス
クとヘッドが直接接触していても支持体の可撓性で衝撃
が低く、信頼性を確保している。また磁気ヘッドにMR
ヘッドを用いても、この衝撃の軽減によってサーマルア
スペリティーといわれるノイズの発生は問題とならな
い。
【0021】上記のように本発明によれば、従来型のフ
ロッピーディスクよりも遙かに高記録密度を達成し、さ
らにハードディスクと比較しても信頼性を維持しなが
ら、スペーシング損失を低減し、記録密度を改善するこ
とができる。
【0022】また、前記フロッピーディスクを回転数を
2000rpm以上とすることで、データの転送レート
を早め、極軽荷重で接触摺動しながら記録再生を行うこ
とで、走行耐久性を確保しつつ記録密度を向上させてい
る。
【0023】さらに、フロッピーディスクをライナーを
介してカートリッジ内に収容することで、カートリッジ
内では空気の流れがあまり乱れずフロッピーディスクの
回転が安定する。
【0024】真空成膜法としては、スパッタ法、蒸着法
等の成膜法があるが、スパッタ法による面内記録式磁性
膜を備えることが磁気的異方性を生じない点で良好であ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。図1には磁気記録再
生状態の概略構成を示し、図2は磁気ヘッド部分の構成
例を示している。
【0026】本発明の磁気記録方式においては、可撓性
支持体の両面に強磁性金属薄膜を成膜してなる円環板状
のフロッピーディスク1に対し、その両面にそれぞれ板
バネ2の先端に磁気ヘッド3(図2参照)を搭載したス
ライダー4でフロッピーディスク1を挟みながらこのフ
ロッピーディスク1を回転させ、接触状態の磁気ヘッド
3によって記録再生を行う。なお、フロッピーディスク
1は中心部分がセンターコア5のフランジ部5aに固着
され、このセンターコア5がドライブの駆動機構に保持
されて回転駆動される。
【0027】上記スライダー4は、図2に示すように、
フロッピーディスク1の表面と対向する面の両側に突起
状のエアーベアリング4aを有し、端部側に薄膜磁気ヘ
ッド3が固着されている。上記エアーベアリング4a
は、その設定形状に伴い、フロッピーディスク1の回転
によって発生するエア流により、フロッピーディスク1
の表面から浮上する圧力、または、フロッピーディスク
1の表面に吸着する圧力を生じるものであり、このスラ
イダー4を保持する前記板バネ2の付勢力との関係によ
って、磁気ヘッド3(スライダー全体)の接触荷重が1
〜5gfとなるように設定されている。
【0028】本発明の磁気記録方式で用いられるスライ
ダー4は、ハードディスク用として知られている一般的
なものが使用可能であるが、前述のような1〜5gf程度
の軽接触荷重であると共に、安定に接触摺動させるため
には適度なスライダーサイズに適度な荷重を与える必要
があり、スライダーのサイズとしてはいわゆるナノスラ
イダーからピコスライダー程度が好適である。
【0029】上記スライダー4のサイズが大きいと、フ
ロッピーディスク1とスライダー4が接触停止した場合
の静摩擦力、いわゆるスティクションが大きくなり、逆
にスライダー4のサイズが小さすぎる場合には、荷重に
対する面圧が大きくなり衝撃によるフロッピーディスク
面のダメージが発生しやすくなる。また、板バネ2によ
る荷重が強すぎる場合にはフロッピーディスク面のダメ
ージが増加し、逆に荷重が弱すぎるとスライダー4がフ
ロッピーディスク1の面ぶれに追従できず、跳躍してし
まう。
【0030】また、スライダー4の前記エアベアリング
4aの形状は公知の一般的なものが使用できるが、安定
な接触走行を得るために若干の負圧を利用したタイプの
ものが好ましく、例えば、テーパーフラット型のエアベ
アリングの一部に切欠きを入れたものや、トライパット
型スライダー(図2参照)等が好ましい。
【0031】スライダー材質は特に限定されず、一般的
なセラミック材質のスライダーが使用できる。しかしジ
ルコニアのように摩擦によって潤滑剤の分解を活性化す
るようなセラミックを使用することはあまり好ましくな
く、その表面にハードコート材として耐磨耗性が高く、
化学的に不活性な非晶質炭素保護膜、ダイヤモンド状炭
素保護膜を設けることが好ましい。
【0032】前記フロッピーディスク1の回転数は、例
えば3.5インチサイズのフロッピーディスクの場合、
2000rpm〜6000rpm、好ましくは3000
rpm〜5000rpmであり、相対速度では4〜30
m/sec である。回転速度が速すぎるとスライダー4お
よび磁気ヘッド3との接触の衝撃が強くなり、かつフロ
ッピーディスク1の面ぶれに対するスライダー4(磁気
ヘッド)の跳躍量が増加するため安定な走行が困難であ
ると同時にフロッピーディスク1の磨耗が増大すること
になる。一方、回転速度が遅すぎると、データ転送レー
トが低下し、またスライダー4とフロッピーディスク1
の平均的な接触圧が高くなり、回転摩擦力の増大を招
く。
【0033】前記フロッピーディスク1の面ぶれ(振
動)はむろん小さければ小さいほど磁気記録再生に有利
であるが、前記回転条件を考慮すれば、このフロッピー
ディスク1におけるスライダー4の直近で100μm程
度の振幅をもって面ぶれが発生していても、スライダー
4は十分に安定した接触摺動を行うことができる。
【0034】本発明でスライダー4に搭載される磁気ヘ
ッド3は特に限定されず、一般的なインダクティブヘッ
ド、MRヘッド、GMRヘッドなどが使用できる。特に
本発明では、接触記録であってもサーマルアスペリティ
ーの発生が少ないため、MRヘッド、GMRヘッドを有
効に活用することができる。
【0035】本発明の磁気記録方式を用いることで、記
録周波数を大幅に増加させることが可能であり、線記録
密度100KFRPI以上の記録が可能となる。
【0036】前記フロッピーディスク1とスライダー4
(磁気ヘッド3)との接触状態は、公知の解析手法によ
って知ることができる。例えばスライダー4または板バ
ネ2の部分に、アコースティックエミッションセンサー
(AEセンサー)を搭載して、その出力をモニター(後
述の図5、図6参照)するか、高性能な歪みゲージで摩
擦力を測定し、その周波数解析を行うことで知ることが
できる。またはレーザードップラー振動計などの高精度
な変位計でスライダーとフロッピーディスクの振動を詳
細に観察すればある程度、接触の発生および接触荷重を
類推することができる。
【0037】本発明のフロッピーディスク1は、例えば
図3および図4に示すようなカートリッジ10内に回転
可能に収納されている。このカートリッジ10は、プラ
スチック成形により形成された、上下に2分される一対
のシェルハーフ11,12により構成されている。カー
トリッジ10の一側面には、前述のスライダー4に搭載
された磁気ヘッド3をフロッピーディスク1の両面に外
部から近接させるための磁気ヘッド挿入口13が設けら
れると共に、この磁気ヘッド挿入口13を開閉するため
の断面コ字状のシャッター部材14が、スプリング(図
示は省略)により閉方向に付勢された態様で摺動自在に
取り付けられている。なお、図3はシャッター部材14
により磁気ヘッド挿入口13が閉じられた状態(閉位
置)を示す。
【0038】図4において下方側に位置する一方のシェ
ルハーフ12には、フロッピーディスク1の中心部を固
定支持するセンターコア5を露出させる円孔12aが開
口され、このシェルハーフ12の内面には上記円孔12
aよりやや大きい径の円孔15aを備えた不織布よりな
るライナー15が超音波溶着等によって貼り付けられて
いる。また、同図において上方側に位置する他方のシェ
ルハーフ11の内面にも、センターコア5のフランジ部
5aとの干渉を避けるための円孔16aを備えた不織布
よりなるライナー16が同様の態様で貼り付けられてい
る。上記ライナー15,16によってフロッピーディス
ク1の安定した回転が得られると共に、フロッピーディ
スク表面に付着している異物の清掃が行われる。
【0039】次に、本発明の磁気記録方式におけるフロ
ッピーディスクの好ましい実施の形態について説明す
る。
【0040】前記フロッピーディスクは、可撓性支持体
上に下塗り膜、下地膜、磁性膜、保護膜、潤滑膜が、こ
の順で支持体の両面に積層された構造である。
【0041】本発明で使用する可撓性支持体としては、
厚さ20〜100μmのポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリアミド、
ポリアミドイミド等のフイルム等が使用できる。また、
フィルムの内部にフィラーを含有し、フィルム表面に凹
凸を形成したものでも良い。特に、回転の遠心力とカー
トリッジ内部の空気流によってディスク面ぶれを低減す
るためには、ある程度しなやかな支持体である必要があ
り、厚みでは30〜70μmであることがより好まし
い。
【0042】前記下塗り膜は支持体上に、耐熱性を付与
すると共に表面性を制御するために作製する。この下塗
り膜は、磁性膜の成膜時に基盤加熱したり、スパッタ熱
がかかるため、耐熱性樹脂を用いることが好ましく、こ
の樹脂としてはポリイミド、ポリアミド、シリコン樹脂
など一般的な耐熱性樹脂が使用できる。中でも、シリコ
ン樹脂は作製しやすく、耐ブロッキング性に優れるため
好適である。このようなシリコン樹脂は、メチルトリエ
トキシシラン、フェニルトリエトキシシランや、3−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン等のオルガノシ
ラン化合物を出発原料としたゾルゲル法によって、支持
体上に下塗り溶液を塗布、乾燥することで作製できる。
【0043】上記下塗り膜には表面性を制御するために
耐熱性微粒子(フィラー)を混入させてもよく、好まし
くは単分散の球状シリカやチタニアフィラーであり、作
製した下塗り膜表面の突起高さは30nm以下が好まし
い。また逆に支持体の表面性が粗い場合には、上記樹脂
を最大表面粗さ以上の膜厚で塗布することによって平滑
な表面性を得ることができる。また、下塗り膜と支持体
との密着性が不足の場合には、シランカップリング剤な
どの添加剤による支持体の表面処理や、酸素プラズマ、
アルゴンプラズマ、紫外線照射、電子線照射、火炎など
による支持体の表面処理を施すことが好ましい。
【0044】本発明の磁気記録媒体における磁性膜とな
る強磁性金属薄膜は、従来より公知のスパッタ法や、真
空蒸着法等の真空成膜法により形成することができる。
【0045】磁性膜を公知のスパッタ法により面内記録
型の強磁性金属薄膜で作製する場合、組成としてはコバ
ルトを主体とした従来より公知の金属または合金が挙げ
られ、具体的にはCo−Cr、Co−Ni−Cr、Co
−Cr−Ta、Co−Cr−Pt、Co−Cr−Ta−
Pt、Co−Cr−Pt−Si、Co−Cr−Pt−B
等が使用できる。特に優れた電磁変換特性を得るために
Co−Cr−Ta、Co−Cr−Pt、Co−Cr−P
t−Taが好ましい。磁性膜の厚みは10〜300nm
とするのが望ましい。
【0046】またこの場合、磁性膜の静磁気特性を改善
するための下地膜を設けることが好ましく、この下地膜
の組成としては従来より公知の金属または合金などがあ
げられ、具体的にはCr、V、Ti、Ta、W、Si等
またはこれらの合金が使用でき、中でもCr、Cr−T
iが特に好ましい。この下地膜の厚みとしては5〜50
0nmであり、好ましくは10〜200nmである。ま
たスパッタ法で磁性膜を作製する場合には、支持体を担
持する基盤を加熱した状態で成膜することが静磁気特性
の面から好ましく、そのときの温度は100〜200℃
前後である。
【0047】一方、磁性膜を真空蒸着法で作製する場
合、組成としてはコバルトを主体とした従来より公知の
金属または合金があげられ、具体的にはCo、Co−N
i、Co−Feなどを酸素雰囲気中で蒸着し、膜中に酸
素を含んだものが使用できる。特に電磁変換特性を改善
するため磁性膜を構成する金属原子の90%以上、さら
に好ましくは95%以上はコバルトであるCo−O、ま
たはCo−Oを含有するCo−Fe等が好ましい。磁性
膜の厚みは、100〜300nmとするのが望ましく、
さらに望ましくは120〜200nmである。
【0048】本発明のフロッピーディスクにおいては走
行耐久性、耐食性を改善するために強磁性金属薄膜上に
保護膜を設ける。保護膜としては、シリカ、アルミナ、
チタニア、ジルコニア、酸化コバルト、酸化ニッケルな
どの酸化物保護膜、窒化チタン、窒化ケイ素、窒化ホウ
素などの窒化物保護膜、炭化ケイ素、炭化クロム、炭化
ホウ素等の炭化物保護膜、グラファイト、無定型カーボ
ンなどの炭素からなる炭素保護膜があげられる。
【0049】前記炭素保護膜は、プラズマCVD法、ス
パッタリング法等で作製したアモルファス、グラファイ
ト、ダイヤモンド構造、もしくはこれらの混合物からな
るカーボン膜であり、特に好ましくは一般にダイヤモン
ドライクカーボンと呼ばれる硬質の非晶質カーボン膜で
ある。この硬質炭素膜はビッカース硬度で1000kg/
mm2 以上、好ましくは2000kg/mm2 以上の硬質の炭
素膜である。また、その結晶構造はアモルファス構造で
あり、かつ非導電性である。ダイヤモンド状炭素膜の構
造をラマン光分光分析によって測定した場合には、15
20〜1560cm-1にピークが検出される。炭素膜の
構造がダイヤモンド状構造からずれてくるとラマン光分
光分析により検出されるピークが上記範囲からずれると
共に、炭素膜の硬度も低下する。
【0050】この硬質炭素保護膜は、メタン、エタン、
プロパン、ブタン等のアルカン、あるいはエチレン、プ
ロピレン等のアルケン、またはアセチレン等のアルキン
をはじめとした炭素含有化合物を原料としたプラズマC
VDや、水素や炭化水素雰囲気下で炭素をターゲットと
したスパッタリング等によって形成することができる。
硬質炭素保護膜の膜厚が厚いと電磁変換特性の悪化や磁
性膜に対する密着性の低下が生じ、膜厚が薄いと耐磨耗
性が不足するために、膜厚2.5〜20nmが好まし
く、特に好ましくは5〜10nmである。
【0051】また、この硬質炭素保護膜上に付与する潤
滑剤との密着をさらに向上させる目的で硬質炭素保護膜
表面を酸化性もしくは不活性気体のプラズマによって表
面処理しても良い。
【0052】本発明のフロッピーディスクにおいて、走
行耐久性および耐食性を改善するため、上記保護膜上に
潤滑剤および防錆剤を付与することが好ましい。潤滑剤
としては公知の炭化水素系潤滑剤、フッ素系潤滑剤、極
圧添加剤などが使用できる。
【0053】炭化水素系潤滑剤としては、ステアリン
酸、オレイン酸等のカルボン酸類、ステアリン酸ブチル
等のエステル類、オクタデシルスルホン酸等のスルホン
酸類、リン酸モノオクタデシル等のリン酸エステル類、
ステアリルアルコール、オレイルアルコール等のアルコ
ール類、ステアリン酸アミド等のカルボン酸アミド類、
ステアリルアミン等のアミン類などがあげられる。
【0054】フッ素系潤滑剤としては、上記炭化水素系
潤滑剤のアルキル基の一部または全部をフルオロアルキ
ル基もしくはパーフルオロポリエーテル基で置換した潤
滑剤があげられる。パーフルオロポリエーテル基として
は、パーフルオロメチレンオキシド重合体、パーフルオ
ロエチレンオキシド重合体、パーフルオロ−n−プロピ
レンオキシド重合体(CF2 CF2 CF2 O)n 、パー
フルオロイソプロピレンオキシド重合体(CF(C
3 )CF2 O)n またはこれらの共重合体等である。
また、末端や分子内に水酸基、エステル基、カルボキシ
ル基などの極性官能基を有する化合物が摩擦力を低減す
る効果が高く好適である。またこの分子量は500〜5
000好ましくは1000〜3000である。それ以下
では揮発性が高く、また潤滑性も低い。またこれ以上で
は粘度が高くなるため、スライダーとフロッピーディス
クが吸着しやすく、走行停止やヘッドクラッシュなどを
発生しやすくなる。このパーフルオロポリエーテルの具
体例としては、アウジモント社製のFOMBLIN、デ
ュポン社製のKRYTOXなどの商品名で市販されてい
る。
【0055】極圧添加剤としては、リン酸トリラウリル
等のリン酸エステル類、亜リン酸トリラウリル等の亜リ
ン酸エステル類、トリチオ亜リン酸トリラウリル等のチ
オ亜リン酸エステルやチオリン酸エステル類、二硫化ジ
ベンジル等の硫黄系極圧剤などがあげられる。中でも、
本発明の接触記録方式においては、特にリン酸モノエス
テルが摩擦力を低減し、耐久性に優れている。
【0056】本発明で使用できる防錆剤としては、ベン
ゾトリアゾール、ベンズイミダゾール、プリン、ピリミ
ジン等の窒素含有複素環類およびこれらの母核にアルキ
ル側鎖等を導入した誘導体、ベンゾチアゾール、2−メ
ルカプトンベンゾチアゾール、テトラザインデン環化合
物、チオウラシル化合物等の窒素および硫黄含有複素環
類およびこの誘導体等があげられる。
【0057】このような目的で使用可能なテトラザイン
デン環化合物には、下記に示すものがあげられる。
【0058】
【化1】
【0059】ここで、Rには、アルキル基、アルコキシ
基、アルキルアミド基から選ばれる炭化水素基である。
特に好ましくは、炭素数3以上20以下であり、アルコ
キシの場合にはROCOCH2 −のRは、C3 7 −、
6 13−、フェニル、またアルキル基の場合には、C
6 13−、C9 19−、C1735−があげられ、アルキ
ルアミドの場合にはRNHCOCH2 −のRはフェニ
ル、C3 7 −があげられる。
【0060】また、チオウラシル環化合物には、下記に
示すものがあげられる。
【0061】
【化2】
【0062】本発明においてディスク表面に潤滑剤また
は防錆剤を塗布する方法としては、潤滑剤または防錆剤
をメタノール等の有機溶剤に溶解した溶液をワイヤーバ
ー法、グラビヤ法、スプレー法、ディップコート法、ス
ピンコート法等の手法によってディスク表面に塗布した
後、乾燥する方法が使用できる。このとき溶剤としては
環境上の理由により、通常の有機溶剤が好ましいが、代
替フロンなどのフッ素系の溶剤を用いてもかまわない。
【0063】
【実施例】以下に本発明の実施例および比較例を示し、
その特性を評価する。
【0064】<実施例>この実施例におけるフロッピー
ディスクは、最大突起粗さが0.01μmの厚み63μ
mのポリエチレンナフタレートフィルム上に、3−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、塩酸、アルミニウムアセチルアセトネート
をエタノールに溶解した溶液をグラビアコート法で塗布
した後、100℃で乾燥し、引き続き170℃で10秒
間焼成して重合硬化させ、実質的に突起の存在しないR
max=15nmで、厚み1μmの下塗り膜を作製し
た。
【0065】この支持体フィルムをスパッタ装置に設置
し、基板温度を150℃に加熱しながらDCマグネトロ
ンスパッタ法でCr−Ti下地膜を60nm成膜し、さ
らに引き続きCo−Cr−Pt磁性膜を30nm成膜
し、さらにその上にメタンを原料としたプラズマCVD
法で硬質炭素保護膜を10nm成膜した。次にこの保護
膜上にモノラウリルフォスフェートをメタノールに溶解
した溶液を、モノラウリルフォスフェートが3mg/m2
となるようにワイヤーバー法で塗布して潤滑膜を作製し
た。
【0066】この下地膜、磁性膜、保護膜、潤滑膜はフ
ィルムの両面に対して成膜した。そしてこの試料を3.
7インチのディスク形状に打ち抜いてフロッピーディス
クを得ると共に、ZIP型カートリッジ(富士写真フイ
ルム社製)に組み込んで磁気ディスクカートリッジを作
製した。
【0067】上記磁気ディスクカートリッジを装填して
磁気記録再生を行うディスクドライブはスピンドルを備
え、このスピンドルに前記フロッピーディスクのセンタ
ーコアをチャッキングし、例えば4200rpmで回転
駆動する。板バネ、スライダー、磁気ヘッドの形態は前
述の図1、図2の構造であり、磁気ヘッド(インダクテ
ィブヘッド)を搭載したスライダーはトライパッド型で
あり、接触荷重は3gf程度である。
【0068】<比較例>この比較例はハードディスクの
例であり、鏡面研磨された3.7インチのガラスディス
ク基盤を、アセトン、純水で超音波洗浄した後、3−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、塩酸、アルミニウムアセチルアセトネー
トをエタノールに溶解した溶液をディップコート法で塗
布した後、100℃で乾燥し、引き続き170℃で60
秒間焼成して重合硬化させ、実質的に突起の存在しない
Rmax=15nmで、厚み1μmの下塗り膜を作製し
た。
【0069】このディスクをスパッタ装置に設置し、基
板温度を150℃に加熱しながらDCマグネトロンスパ
ッタ法でCr−Ti下地膜を60nm成膜し、さらに引
き続きCo−Cr−Pt磁性膜を30nm成膜し、さら
にその上にメタンを原料としたプラズマCVD法で硬質
炭素保護膜を10nm成膜した。次にこの保護膜上にモ
ノラウリルフォスフェートをメタノールに溶解した溶液
を、モノラウリルフォスフェートが3mg/m2 となるよ
うにディップコート法で塗布して潤滑膜を作製した。こ
の下地膜、磁性膜、保護膜、潤滑膜はフィルムの両面に
対して成膜した。
【0070】この比較例におけるディスクドライブの構
造は、上記実施例と同様のものであり、ほぼ同等の接触
荷重で磁気ヘッド(スライダー)を接触摺動させてい
る。
【0071】前記実施例および比較例の磁気記録方式
を、以下の観点から評価を行った。
【0072】(1)接触状態と耐久性の評価 次の方法で接触状態と耐久性の評価を行った。ディスク
ドライブのスピンドルに上記実施例のフロッピーディス
クまたは比較例のハードディスクをチャッキングした。
接触摺動するトライパット型スライダーをディスクの上
面、下面の両方より、その中心から25mmの半径位置に
ロードした。この状態で各ディスクを4200rpmで
回転させ、スライダーの板バネの支持位置に搭載したA
Eセンサーからの出力を測定し、接触状態を観察した。
このAEセンサーは、圧電センサー等による音響センサ
ーであり、変形時等に発生する弾性波(超音波)を受信
するものである。
【0073】また、この状態で連続走行させ、ディスク
に傷が入るまでの時間を測定し、耐久性を評価した。こ
のときの測定環境は23℃、50%rhであり、試験は
最大100時間とした。
【0074】上記接触状態を観察した結果として、実施
例のフロッピーディスクのAEセンサー(UP FAC
S)の出力チャートを図5に示し、同様に比較例のハー
ドディスクの出力チャートを図6に示す。これから、フ
ロッピーディスク、ハードディスクともにAE出力が観
察され、両者ともにディスクとスライダーとが接触摺動
しているが、その出力は比較例の方がかなり強く、チャ
ートの振幅が大きいことから接触荷重の変動が大きいこ
とが分かる。つまり、同様な条件で摺動を行った場合、
本発明実施例の方が比較例よりも接触時の衝撃が大幅に
小さいことが分かる。
【0075】また、上記連続走行時の耐久性の評価結果
は、本発明実施例のフロッピーディスクでは100時間
走行しても傷が発生しなかったのに対し、比較例のハー
ドディスクでは6時間後に傷の発生が観察された。これ
は上述のように、接触の衝撃の差が磨耗速度に大きく影
響したためと考えられる。
【0076】(2)電磁変換特性の評価 前述のスライダーを用い、本発明実施例のフロッピーデ
ィスクと比較例のハードディスクの電磁変換特性を評価
した。スライダーに搭載した磁気ヘッドは、ギャップ長
が0.2μmのインダクティブヘッドであり、記録周波
数は130KFRPIとした。
【0077】その測定結果は、本発明実施例のフロッピ
ーディスクでのC/Nは27.2dBであり、比較例の
ハードディスクでのC/Nは27.0dBであり、両者
はほぼ同等であり、モジュレーションも若干本発明実施
例の方が大きいものの、両者はほぼ同等であった。
【0078】以上の評価結果から、表面が平滑な磁性膜
を有するフロッピーディスクに軽荷重接触型のスライダ
ーを組み合わせたことにより、ハードディスクと同等な
電磁変換特性を達成し、かつ耐久性に優れることが確認
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態における磁気記録方
式の動作状態を示す概略斜視図
【図2】スライダーおよび磁気ヘッドの構造例を示す斜
視図
【図3】フロッピーディスクを格納した磁気ディスクカ
ートリッジの斜視図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】本発明実施例における接触状態を測定したAE
センサーの出力チャート図
【図6】比較例における接触状態を測定したAEセンサ
ーの出力チャート図
【符号の説明】
1 フロッピーディスク 2 板バネ 3 磁気ヘッド 4 スライダー 5 センターコア 10 カートリッジ 11,12 シェルハーフ 13 磁気ヘッド挿入口 15,16 ライナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性支持体の両面に真空成膜法により
    成膜された強磁性金属薄膜を有するフロッピーディスク
    に対し、 それぞれ板バネの先端に設置したスライダーに搭載され
    た一対の磁気ヘッドを前記フロッピーディスクを挟むよ
    うに配置し、 前記フロッピーディスクの回転に対し各磁気ヘッドの接
    触荷重が1〜5gfとなるように前記強磁性金属薄膜に接
    触摺動させて記録再生を行うことを特徴とする磁気記録
    方式。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドを接触摺動させるときの
    前記フロッピーディスクの回転数が2000rpm以上
    であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録方
    式。
  3. 【請求項3】 前記フロッピーディスクは、その内面に
    不織布からなるライナーを有するカートリッジ内に回転
    可能な状態に格納されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の磁気記録方式。
  4. 【請求項4】 前記強磁性金属薄膜は、スパッタ法によ
    って成膜された面内記録磁性膜であることを特徴とする
    請求項1に記載の磁気記録方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111418534A (zh) * 2020-05-11 2020-07-17 杭州易灿网络科技有限公司 一种基于互联网鱼类养殖用的自动投食装置

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