JPH10187967A - テンプレートマッチング方法及び装置 - Google Patents

テンプレートマッチング方法及び装置

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JPH10187967A
JPH10187967A JP34495596A JP34495596A JPH10187967A JP H10187967 A JPH10187967 A JP H10187967A JP 34495596 A JP34495596 A JP 34495596A JP 34495596 A JP34495596 A JP 34495596A JP H10187967 A JPH10187967 A JP H10187967A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テンプレートマッチングに用いる正規化相関演
算において、高速化を実現する。 【解決手段】テンプレート画像の画素値の総和(A),
テンプレート画像の画素値の二乗和(B),サーチ画像
における部分画像の画素値の総和(C)、及び、その部
分画像の画素値の二乗和(D)をあらかじめ求め、上記
A,B,C,Dと、あらかじめ定めた1以下の正数
(E)及び上記テンプレート画像の画素数(P)から、
しきい値Fを求めておき、上記テンプレート画像と上記
部分画像の対応する各画素毎に差の二乗を求め累積加算
し、該累積加算値が上記しきい値Fを超過したとき、上
記部分画像との類似度の評価を打ち切る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製品の位置
決め、FAラインでの部品探索,リモートセンシング等
のパターン認識方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理のさまざまな応用分野におい
て、センサより得られた画像(これをサーチ画像と呼
ぶ)から、特定の画像パターン(これをテンプレートと
呼ぶ)と類似した部分領域を探索するテンプレートマッ
チングが利用されている。このような技術は、例えば高
木幹雄、下田陽久:“画像解析ハンドブック”、東京大
学出版会(1991)に記載されている。ここで、各画
素をnビット(n>1)で表される多階調画像を対象と
し、類似したかどうかを評価する尺度として正規化相関
係数を用いることが多い。正規化相関係数r(i,j)
は、テンプレートをt(m,n)(m=0,1,…,M−
1,n=0,1,…,N−1)、類似度を評価する部分
画像をs(i+m,j+n)(m=0,1,…,M−
1,n=0,1,…,N−1;i,jは部分画像の起
点)、テンプレートの画素数をPとしたとき、次式で与
えられる。
【0003】
【数2】
【0004】テンプレートマッチングを行うときは、複
数の部分領域に対して上記正規化相関係数を求め、その
値に応じて1つまたは複数の類似領域を決定する。正規
化相関の特徴は、テンプレートとサーチ画像で照明変動
などにより同じ物体が異なる画素値になる場合でも、影
響なく適切なマッチングが行えるということである。上
記、正規化相関を用いたテンプレートマッチングでは、
正規化相関係数を求めるための演算量が膨大であるた
め、効率良く求める手法が検討されている。
【0005】従来、正規化相関を用いた高速なテンプレ
ートマッチング方法については、対象の部分画像とテン
プレートの正規化相関係数を求めるのと同時に、対象の
部分画像とテンプレートの対応する画素の差の絶対値を
累積加算し、その加算値があらかじめ定めたしきい値を
超過したとき、上記対象の部分画像とテンプレートの正
規化相関係数を求める処理を打ち切るという方法があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法は、対象
の部分画像とテンプレートの対応する画素の差の絶対値
を累積加算した値を打切りの評価尺度としているため、
対象の部分画像とテンプレートに照明変動などによる画
素値のずれがある場合、本来類似性の高い画像同士で
も、画素値の差が累積し、打ち切られるという問題があ
る。この点について、図13及び図14を用いて具体的
に説明する。
【0007】図13はテンプレート、図14はテンプレ
ートを探索するサーチ画像である。矩形は画素を表し、
矩形の中に記された数字はその画素の画素値(輝度)を
表す。画像の類似性は、対応する画素における画素値の
絶対量の近さではなく、近傍画素間の画素値の変動量に
基づいているため、図13のテンプレートに最も類似し
た図14の部分画像は、1403,1404,140
5,1408,1409,1410,1413,141
4,1415で表される右上の部分画像である。実際、
この部分画像とテンプレートとの正規化相関係数は1に
なる。ところが、従来方法の打切り評価尺度を計算する
と460になり、1411,1412,1413,14
16,1417,1418,1421,1422,14
23から構成される左下の部分画像とテンプレートとの
打切り評価尺度80と比べてはるかに大きな数値にな
る。従って、しきい値を80から460の間に設定する
と、左下の部分画像は類似画像の対象になるが、右上の
部分画像は類似画像の対象から除外される。なお、この
左下の部分画像は横縞模様の画像である。
【0008】また、上記以外の場合でも、しきい値を適
切に定めることは容易とは言えない。
【0009】本発明の目的は、正規化相関係数が高い部
分画像における処理の打切りを抑止し、しきい値を容易
に定めることができるテンプレートマッチング方法及び
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、テンプレー
ト画像とサーチ画像におけるテンプレート画像と同一サ
イズの部分画像から評価尺度となるしきい値を求め、上
記テンプレート画像及び上記部分画像から順次1画素ず
つ画素値の差の二乗和を求めると共に上記求めた二乗和
を累積加算し、上記累積加算値が上記しきい値を越えた
時に、上記テンプレート画像と上記部分画像との評価処
理を終了することにより達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に従
って説明する。図1は、本発明によるテンプレートマッ
チング方法を記したフローチャートである。ここでは、
汎用計算機により図14のサーチ画像から図13のテン
プレート画像のテンプレートマッチングを行う場合につ
いて説明する。テンプレート画像及びサーチ画像は、例
えばイメージスキャナーなどの取り込み装置によって共
に外部記憶に格納されている。まず、図13のテンプレ
ート画像と図14のサーチ画像を外部記憶装置から読み
出し、それぞれ、t(m,n)(m=0,1,2,n=
0,1,2),s(i,j)(i=0,1,…,4,j
=0,1,…,4)の配列として計算機内部のメモリに
格納する(101,102)。
【0012】次に、テンプレートの画素値の総和及び二
乗和を計算する(103)。図13のテンプレート画像
の画素値の総和A=230、二乗和B=6500とな
る。一方、サーチ画像についてはテンプレートと同じサ
イズの画像領域(以下、「部分画像」という。)のすべ
てに対して、画素値の総和及び二乗和を計算し、計算機
内部のメモリに格納する(104)。
【0013】ここで、サーチ画像におけるテンプレート
画像と同じサイズの部分画像における画素値の総和及び
二乗和を効率良く求める方法を、図2〜図6を用いて説
明する。図2及び図3に効率化の基本的な考え方を示
す。図2において、サーチ画像200の中の、テンプレ
ートと同サイズの部分画像201における画素値の総和
G′は、部分画像201から1画素分主走査方向と逆に
ずれた部分画像202における画素値の総和Gから、領
域203に含まれる画素値の総和Uを引いて、領域20
4に含まれる画素値の総和Vを足したものになる。すな
わち、G′=G−U+Vである。さらに、図3に示すよ
うに、領域204に含まれる画素値の総和Vは、領域2
04から1ライン上にずれた領域205に含まれる画素
値の総和Wから、画素206の値yを引いて、画素20
7の値zを足したもの、すなわち、V=W−y+zにな
る。従って、部分画像202における画素値の総和G、
及び、領域203に含まれる画素値の総和Uが事前に計
算されていれば、部分画像201における画素値の総和
G′は基本的に4回の加減算で求めることができる。
【0014】図4は、サーチ画像におけるテンプレート
と同じサイズのすべての部分画像における画素値の総和
を求めるフローチャートであり、図2及び図3で示した
計算方法を実現したものである。
【0015】まず、(i,0)(i=0,1,…,I−
M:但し、Iはサーチ画像の横の画素数、Mはテンプレ
ート画像の横の画素数である。)を起点とする(I−M
+1)個の部分画像について画素値の総和を求めるた
め、(i,0)(i=0,1…,I−1)を起点とし縦を
テンプレートと同じN画素、横を1画素とした領域にお
ける画素値の総和をそれぞれ計算する(401)。次
に、求めた縦N画素、横1画素の領域における画素値の
総和をM個加算することにより、(0,0)を起点とす
る部分画像の画素値の総和を求める(402)。以降、
差分となる縦N画素、横1画素の領域における画素値の
総和を加減算することにより、それぞれ(1,0),
(2,0),…,(I−M,0)を起点とする部分画像
における画素値の総和を順に求める(403)。
【0016】さらに、(i,1)(i=0,1,…,I−
M)を起点とする(I−M+1)個の部分画像における
画素値の総和を求めるため、(i,1)(i=0,1,
…,I−1)を起点とし、縦がテンプレートと同じN画
素、横を1画素とする領域の画素値の総和をそれぞれ計
算する(405)。ここでは、既に求めた、(i,0)
(i=0,1,…,I−1)を起点とし縦がテンプレー
トと同じ画素、横1画素のI個の領域における画素値の
総和を利用し、差分となる画素値を加減算して求める。
このようにして求めた縦N画素,横1画素の領域におけ
る画素値の総和をM個加算することにより、(0,1)
を起点とする部分画像における画素値の総和を求める
(406)。以降、差分となる縦N画素,横1画素の領
域における画素値の総和を加減算することにより、
(1,1),(2,1),…,(I−M,1)を起点とする
それぞれの部分画像についての画素値の総和を順に求め
る(407)。
【0017】j=2,…,J−Nに対しても、j=1の
ときと同様、事前に求めた計算結果を用いて、各々の部
分画像における画素値の総和を求める(405〜40
9)。(i,j)を起点とする部分画像における画素値
の総和をC(i,j)で表すと、図14のサーチ画像の
C(i,j)(i=0,1,2,j=0,1,2)は下記
のようになる。
【0018】(C(0,0),C(0,1),C(0,2),C(1,0),C(1,1),C
(1,2),C(2,0),C(2,1),C(2,2))=(390,580,690,270,
380,470,270,310,380) すべての部分画像における画素値の二乗和を求める処理
は、テンプレート画像,サーチ画像の画素値の二乗値を
求め、上述した画素値の総和と同様に求めることができ
る。(i,j)を起点とする部分画像の画素値の二乗和
をD(i,j)で表すと、図14のサーチ画像のD
(i,j)(i=0,1,2,j=0,1,2)は下記のよ
うになる。
【0019】(D(0,0),D(0,1),D(0、2),D(1,0),D(1,1),D
(1,2),D(2,0),D(2,1),D(2,2))=(20900,44800,5850
0,9500,20400,30100,8700,11900,19600) 図5及び図6は効率の良い計算方法の別の方法を示した
ものである。図2及び図3が、主走査方向と逆に1画素
分ずれた部分画像202との差分で部分画像201にお
ける画素値の総和G′を計算したのに対し、図5及び図
6は1ライン上にずれた部分画像502との差分で計算
する。
【0020】図1のフローチャートの説明に戻る。演算
を打ち切るためのしきい値Eを与える(105)。ここ
で、しきい値Eは正規化相関係数に対応する値としてい
る。正規化相関係数は、−1〜1の値をとり、−1は対
象とする画像がテンプレート画像と全く一致しない場合
にとる値であり、1は対象とする画像が全てテンプレー
ト画像と一致している場合にとる値である。従って、−
1〜1の値の何れかを正規化相関係数のしきい値として
与えればよいため未経験者でも直感的に与えることがで
きる。尚、この値は図1の処理を開始する前に与えても
よい。本実施例では、E=0.7 と設定した場合につい
て説明する。
【0021】以上がテンプレートマッチングにおける前
処理であり、テンプレート画像及びサーチ画像をそれぞ
れ1回ずつスキャンするだけで、テンプレート及びサー
チ画像の部分画像の総和、二乗和を求めることができ
る。次に、各部分画像に対して、正規化相関係数を求め
る処理を行う。まず、(0,0)を起点とする部分画像
を選択し(106)、数3に基づいてしきい値F(0,
0)を求める(107)。
【0022】
【数3】
【0023】 但し、A :テンプレート画像の画素値の総和 B :テンプレート画像の画素値の二乗和 C(i,j):(i,j)を起点とする部分画像の画素
値の総和 D(i,j):(i,j)を起点とする部分画像の画素
値の二乗和 E :正規化相関係数のしきい値 F(i,j):(i,j)を起点とするしきい値 P :テンプレート画像の画素数 である。従って、テンプレート画像の画素値の総和
(A)は230、テンプレート画像の画素値の二乗和
(B)は6500、(0,0)を起点とする部分画像の
画素値の総和(C(0,0))は390、(i,j)を
起点とする部分画像の画素値の二乗和(D(0,0))
は20900、相関係数のしきい値Eは0.7 、テンプ
レートの画素数Pは9より、(0,0)を起点とするし
きい値F(0,0)は5258となる。ここで、F(0,
0)は部分画像とテンプレート画像が0.7以上の正規
化相関係数をもつためのテンプレート画像と部分画像の
対応する各画素間の差の二乗和の上限値であり、テンプ
レート画像と部分画像の対応する各画素間の差の二乗和
がF(0,0)より大きいときは、正規化相関係数は
0.7 を下回る。尚、このことは、テンプレート画像と
部分画像の対応する各画素間の差の二乗和>F(0,
0)と、数3及び数2から証明することができる。
【0024】次に、テンプレートと部分画像の対応する
各画素間の差の二乗を1画素ずつ求めて累積加算し、そ
の値がF(0,0)を超過していないか判定する(10
8〜111)。この累積加算値は単調増加するため、累
積加算値が、一旦F(0,0)を超過したならば、以降の
処理でF(0,0)を下回ることはありえないので、累
積加算値がF(0,0)を超過した時点で処理を打切
り、別の部分画像に対して同様の処理を行う。すべての
画素間の差の二乗和を求めてもF(0,0)を超過しな
ければ、(0,0)を起点とする部分画像とテンプレー
トの正規化相関係数は0.7 以上であることになり、部
分画像の起点となる座標(0,0)を登録する。図15
は、サーチ画像の各起点の部分画像のしきい値F(i,
j)、テンプレート画像とサーチ画像の部分画像との差
の二乗の累積加算値を示したものである。サーチ画像の
(0,0)を起点とする部分画像についてみるとテンプ
レートの第1画素値が30、(0,0)を起点とする部
分画像の第1画素値が30、差の二乗和が0であり、F
(0,0)=5258を超過しないので第2画素以降に
対して差の二乗を求め、累積加算すると、第6画素で累
積加算値が5700になり、F(0,0)=5258を
超過するため第7画素以降の処理を行わず、次の部分画
像の処理に移行する。
【0025】これによると(0,1),(1,0),(1,
1),(1,2),(2,0),(2,1),(2,2)をそれ
ぞれ起点とする部分画像に対して、第9画素,第3画
素,第6画素,第6画素,第7画素,第7画素,第7画
素の累積加算でそれぞれしきい値Fを超過し、(0,
2)を起点とする部分画像では最後まで超過しない。従
って、部分画像の起点となる座標(0,2)を0.7 よ
り大きい正規化相関係数をもつ部分画像の位置として登
録する。
【0026】このように、正規化相関係数に対応するし
きい値Eを設定するだけで、このしきい値Eを下回らな
い部分画像を抽出することができる。さらに、部分画像
の全ての画素についてテンプレート画像との差の二乗和
を求める訳ではないので、高速に処理を実行することが
できる。
【0027】そして、このようにして得られたテンプレ
ートとマッチングがとれた部分画像は、起点とする座標
が登録されているので、汎用計算機に接続されているC
RT等の表示装置にサーチ画像を表示するとともに、マ
ッチングがとれている部分を枠で囲んで表示してオペレ
ータに教示する。尚、多数の部分画像が登録された場合
において、テンプレート画像に最も近い部分画像を得る
ためには、更にそれぞれの部分画像について正規化相関
係数を求めて最も大きい値をとるものを選ぶようにすれ
ばよい。
【0028】図7は、本発明の他の実施例を示したもの
である。図7は、図1のフローチャートに示したテンプ
レートマッチング方法の変形例であり具体的には、求め
た正規化相関係数がEより大きい場合に、Eをその求め
た正規化相関係数に置き換えた処理を追加している。
尚、正規化相関については次の数4により求める。
【0029】
【数4】
【0030】 但し、A :テンプレート画像の画素値の総和 B :テンプレート画像の画素値の二乗和 C(i,j):(i,j)を起点とする部分画像の画素
値の総和 D(i,j):(i,j)を起点とする部分画像の画素
値の二乗和 E :正規化相関係数のしきい値 G(i,j):(i,j)を起点とする部分画像の画素
値とテンプレート画像の画素値の差の二乗和 P :テンプレート画像の画素数 r(i,j)は(i,j)を起点とする部分画像に対する正
規化相関係数である。この方法によればサーチ画像の中
で最も相関度の高い部分画像をサーチすることができ
る。また、この方法によれば正規化相関係数に対応する
値Eについて最適な値が分からない場合であっても、最
終的にサーチ画像の中で最も相関度の高い部分画像をサ
ーチすることができる。
【0031】図8に本発明の他の実施例を示す。図8
は、図1のフローチャートに示したテンプレートマッチ
ング方法の変形例であり部分画像とテンプレート画像と
の正規化相関係数を求める処理の直前に、全ての部分画
像における画素値の総和及び二乗和を求めている。図8
の処理手順にすることにより、部分画像における画素値
の総和及び二乗和を記憶するためのメモリ要領を削減す
ることができる。
【0032】これまでは1つのテンプレート画像に対す
るマッチングを行う場合について説明したが、これは複
数のテンプレート画像に対するテンプレートマッチング
にも適用することができる。例えば、その適用対象の1
つとしてカラー画像に対するテンプレートマッチングが
挙げられる。
【0033】図16は、カラー画像に対するテンプレー
トマッチング方法を示したものである。まず、外部記憶
装置からテンプレート画像及びサーチ画像をR(赤色の
成分),G(緑色の成分),B(青色の成分)ごとに取
り込みを行う(1601)。取り込んだ画像に対して、
R,G,Bの画像毎に先に述べたのと同様の方法でテン
プレートマッチングを行い、テンプレート画像と相関度
が高い部分画像をそれぞれR,G,B毎に抽出する(1
602)。このように抽出されたR,G,Bそれぞれの
部分画像から最終的な部分画像を決定する(160
3)。これは、R,G,Bについて行ったテンプレート
マッチングで抽出された部分画像の起点とする座標を比
較して、最も多く抽出された座標を起点とする部分画像
を最終的な部分画像として決定するものである。
【0034】尚、しきい値EについてはR,G,B共通
としてもよく、また色成分に応じてしきい値Eを変えて
もよい。また、特定の色成分に関しては打切りを実施し
ないなど、適用対象に応じて使い分ける。
【0035】図17はテンプレートマッチングを行う装
置を示したものである。本装置は、テンプレートマッチ
ング処理部に処理開始命令を行うCPU1701 、テンプレー
ト画像とサーチ画像を取り込んで、テンプレートマッチ
ングを行うテンプレートマッチング処理部1702,テ
ンプレート画像を記憶する画像メモリ1703,サーチ
画像を記憶する画像メモリ1704から構成されてい
る。図9にテンプレートマッチング処理部の構成を示
す。図9において、903,904はそれぞれ、画像メ
モリ1703,1704のリードアドレスを発生するア
ドレス生成器、905は、画像メモリ1703及び170
4から読み出されたデータを選択して出力するセレク
タ、906は乗算器、907はセレクタである。908
は加算器、909はレジスタで、908と909で累積加
算を実行する。910は、サーチ画像における部分画像
の画素値の総和及び二乗和を効率良く計算する演算器で
ある。
【0036】915,916,917,918,919
及び920は、それぞれ、テンプレートの画素数,正規
化相関のしきい値,テンプレートにおける画素値の総
和、テンプレートにおける画素値の二乗和,対象部分画
像の画素値の総和を格納するレジスタ、及び、対象部分
画像の画素値の二乗和を格納するレジスタである。レジ
スタ915,916,917,918,919及び92
0に格納されている値をそれぞれ、P,E,A,B,C
及びDとしたとき、921は、P,E,A,B,C及び
Dに対して次の数5で記した計算を行う演算器、922
は演算器921で計算された値を格納するレジスタであ
る。また、911は減算器、912は乗算器、913は
加算器、914は加算器913の中途計算結果を格納す
るレジスタである。
【0037】
【数5】
【0038】923は、レジスタ922に格納されたし
きい値とレジスタ914に格納された中途計算結果を比
較し、レジスタ914の値がレジスタ922の値より大
きくなったとき、現在対象としている部分画像の処理を
打ち切り、次の部分画像に対する処理に移行するための
制御信号を出力する比較器である。
【0039】図9に示す構成の装置を用いたテンプレー
トマッチングは以下の要領で行う。まず、センサ等で入
力したテンプレート画像及びサーチ画像を、それぞれ画
像メモリ1703及び1704に格納する。また、CPU1
701からテンプレートの画素数をレジスタ915、正規
化相関係数のしきい値をレジスタ916に格納する。次
に、画像メモリ1703のデータを加算器908に入力
させるように、CPU1701 はセレクタ905及び907を
設定し、アドレス生成器903でテンプレート画像を1
画素ずつリードさせ、加算器908とレジスタ909で
累積加算を求めることによりテンプレートの画素値の総
和を計算する。計算結果はレジスタ917に格納する。
同様に、画像メモリ1703のデータ二乗値を加算器90
8に入力させるように、CPU1701 はセレクタ905及び
907を設定し、アドレス生成器903でテンプレート
画像を1画素ずつリードさせ、加算器908とレジスタ
909で累積加算を求めることによりテンプレートの画
素値の二乗和を計算する。計算結果はレジスタ918に
格納する。
【0040】続いて、画像メモリ1704のデータを演
算器910に入力させるように、CPU1701 はセレクタ9
05及び907を設定し、アドレス生成器904でサー
チ画像を1画素ずつリードさせ、サーチ画像における対
象部分画像の画素値の総和を計算する。計算結果はレジ
スタ919に格納する。同様に、画像メモリ1704のデー
タの二乗値を演算器910に入力させるように、CPU
はセレクタ905及び907を設定し、アドレス生成器
904でサーチ画像を1画素ずつリードさせ、サーチ画
像における対象部分画像の画素値の二乗和を計算する。
計算結果はレジスタ920に格納する。演算器921
は、上記レジスタ915,916,917,918,91
9,920に格納された値を用いて、数5に示した計算
を行う。演算器921で計算された値は処理打切り用の
しきい値としてレジスタ922に格納される。
【0041】以上が、それぞれの部分画像とテンプレー
トの正規化相関係数を求める処理において、事前に行う
処理である。正規化相関係数を求める処理では、画像メ
モリ1703からテンプレートを、画像メモリ1704
からサーチ画像の対象部分画像を、それぞれ1画素ずつ
読み出し、減算器911,乗算器912,加算器913に
よって各画素値の差の二乗を累積加算し、レジスタ91
4に格納する。比較器923では、上記922に格納さ
れたしきい値とレジスタ914に格納された累積加算値
を比較し、比較結果を出力する。ここで、レジスタ91
4に格納された累積加算値がレジスタ922に格納され
たしきい値を超過したとき、レジスタ919及び920
には、現対象部分画像の次の対象部分画像における画素
値の総和及び二乗和を格納し、レジスタ922には次の
対象部分画像との正規化相関係数処理の打切りしきい値
を格納すると共に、アドレス生成器903及び904の
アドレスをテンプレート画像及び次対象部分画像の先頭
画素アドレスに変更し、CPU1701 へ変更を知らせる。
【0042】図10に演算器910の構成例を示す。図
10において、1000は演算器910に対応する演算
器、1001は、少なくともテンプレートと同ライン数
の、各ラインが少なくともサーチ画像と同画素数の記憶
領域をもつラインメモリ、1002及び1005は減算
器、1003及び1006は加算器、1004は、少な
くともサーチ画像と同画素数の記憶領域をもつ1ライン
のラインメモリ、1007はレジスタ、1008は演算
結果を記憶するメモリ、1009はメモリ1008をア
クセスするアドレスを発生するアドレス生成器である。
ラインメモリ1001,1004、及び、レジスタ10
07は最初すべて0に初期化されているものとする。
【0043】図2及び図3を併用して、サーチ画像にお
ける部分画像の画素値の総和を求めるときの図10の演
算器の動作を説明する。演算器1000にはサーチ画像
の画素がラスタスキャン順に入力するものとする。演算
器1000に入力されたデータ(zとする)はラインメ
モリに格納されると共に、減算器1002に入力され
る。ここで、現在入力された画素データを、図3の画素
207であるとする。また、ラインメモリ1001から
データzに対応する画素のサーチ画像上Nライン(=テ
ンプレートのライン数)上方に対応するデータ(yとす
る)を読み出し、減算器1002に入力する。この画素
データは図3の画素206に対応する。ここで、データ
yに対応する画素がサーチ画像上にないときは、yとし
て初期値0が読み出される。減算器1002でz−yが
実行される。ラインメモリ1004は縦Nライン横1画
素の画像を画素値の総和を1ライン分格納したメモリで
ある。加算器1003では、減算器1002で計算され
たz−yと、ラインメモリ1004から読み出した図3
の領域205に対応する画像の画素値の総和(Wとす
る)を加算し、図2の領域204に対応する画像の画素
値の総和(Vとする)を出力する。加算器1003から
出力されたデータはラインメモリ1004に格納される
と共に、減算器1005に入力される。減算器1005
では、上記Vから、ラインメモリ1004から読み出し
た図2の領域203に対応する画像の画素値の総和(U
とする)を引いた結果を出力する。加算器1006で
は、上記減算結果と、レジスタ1007に格納されてい
る図2の部分画像202の画素値の総和(Gとする)を
加算することにより、部分画像201の画素値の総和を
計算する。計算された部分画像201の画素値の総和
は、レジスタ1007に格納されると共に、メモリ10
08にも格納される。
【0044】以降、サーチ画像を1画素読み出す毎に、
隣接した部分画像の画素値の総和を計算することを繰り
返す。サーチ画像における部分画像の画素値の二乗和も
同様に計算し、メモリ1008に格納する。特定の部分
画像に対する正規化相関係数を求める演算では、対象部
分画像の画素値の総和及び二乗和を、メモリ1008か
らアドレス生成器1009を用いて順に読み出すことに
より、図9のレジスタ919及び920に格納する。
【0045】図11に画像処理システムの構成を示す。
システム構成としては、画像処理プロセッサ1101,
ホストプロセッサ1102,センサ1103,モニタ11
04からなる。画像処理プロセッサの構成を図12に示
す。図12において、1201,1202が画像メモリ、1
203はテンプレートマッチング部、1204はフィル
タリングなどの画像前処理部、1205は端子1209
から入力された映像信号をライトバス1214に出力す
る映像入力処理部、1206はリードバス1212のデータ
を映像信号として端子1210に出力する映像表示処理
部、1207はホストプロセッサとの信号の入出力を司
るホストインタフェース、1208は、画像メモリ12
01及び1202と、上記の演算部あるいはインタフェ
ース部とのデータパス制御,アドレス制御などを行うバ
ス制御部である。
【0046】テンプレートマッチング部1203の構成
としては、図9から、アドレス生成器903及び904
を除いたものと同じであり、アドレス発生器903,9
04の機能はバス制御部が担う。
【0047】ここで、画像処理プロセッサ1101とし
て、図12の1200が対応し、センサ1103が端子
1209,モニタ1104が端子1210,ホストプロ
セッサ1102が端子1211にそれぞれ接続される。
【0048】テンプレートマッチングを行う前に、テン
プレート画像とサーチ画像を画像メモリ1101または
1102に格納する。このとき、テンプレートはセンサ
1103から入力した画像を端子1109,映像入力処理部
1206,ライトバス1214,バス制御部1208を
経由して画像メモリ1201または1202に格納する
か、もしくは、ホストプロセッサが有する情報を端子1
211,ホストインタフェース1207,バス1208
を経由して画像メモリ1201または1202に格納す
る。サーチ画像はセンサ1103から入力した画像を端
子1209,映像入力処理部1205,ライトバス12
14,バス制御部1208を経由して画像メモリ120
1または1202に格納する。
【0049】テンプレート画像,サーチ画像にはノイズ
が含まれていることが一般的なので、ノイズを低減する
ため、フィルタリングなどの前処理を実施する。すなわ
ち、テンプレート或いはサーチ画像を画像メモリ120
1または1202からバス制御部1208,リードバス
1212または1213を経由して読み出し、前処理部
1204で適当な前処理演算を行う。処理した結果は、
ライトバス1214,バス制御部1208を経由して、
画像メモリ1201または1202に格納する。どうい
う前処理を行うかはホストプロセッサから端子121
1,ホストインタフェース1207を経由して設定され
る。処理結果は、バス制御部1208,ライトバス12
14,映像表示処理部1206を経由してモニタに表示
し、確認することができる。
【0050】テンプレートマッチングは画像メモリ12
01または1202からバス制御部1208を経由し
て、テンプレート及びサーチ画像を読み出し、テンプレ
ートマッチング部で正規化相関係数を計算することによ
り行う。ここで、図9における比較結果などに応じて相
関度の高い位置を記憶しておき、全部分画像を処理した
後、記憶している相関度の高い位置情報をホストインタ
フェース1207を経由し、ホストプロセッサに示す。
【0051】この例では、すべての演算を画像処理プロ
セッサで行っているが、しきい値計算における複雑な演
算をホストプロセッサで行うように構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明により、正規化相関を用いたテン
プレートマッチングを、類似性の高い画像を対象外にす
ることなく高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテンプレートマッチングの手順を示す
フローチャートである。
【図2】本発明の部分画像の画素値の総和及び二乗和を
求めるための説明図である。
【図3】本発明の部分画像の画素値の総和及び二乗和を
求めるための説明図である。
【図4】本発明の部分画像の画素値の総和及び二乗和を
求めるフローチャートである。
【図5】本発明の部分画像の画素値の総和及び二乗和を
他の方法により求めるための説明図である。
【図6】本発明の部分画像の画素値の総和及び二乗和を
他の方法により求めるための説明図である。
【図7】本発明のテンプレートマッチングの他の手順を
示すフローチャートである。
【図8】本発明のテンプレートマッチングの他の手順を
示すフローチャートである。
【図9】本発明のテンプレートマッチング処理部の内部
構成を示す図である。
【図10】本発明のテンプレートマッチング処理部にお
ける部分画像の画素値の総和及び二乗和を求める演算器
の内部構成を示す図である。
【図11】本発明を適用した画像処理システムを示す図
である。
【図12】本発明を適用した画像処理システムの画像処
理プロセッサの構成図である。
【図13】テンプレート画像の一例を示した図である。
【図14】サーチ画像の一例を示した図である。
【図15】本発明によりテンプレートマッチングを行っ
た場合の部分画像としきい値との関係を示した図であ
る。
【図16】本発明のテンプレートマッチングをカラー画
像に適用した場合の処理手順を示したフローチャートで
ある。
【図17】本発明のテンプレートマッチング装置の構成
を示した図である。
【符号の説明】
903,904…アドレス生成器、905,907…セ
レクタ、906,912…乗算器、908,913…加
算器、911…減算器、910,921…演算器、90
9,914,915,916,917,918,91
9,920,922…レジスタ、923…比較器、11
03…センサ、1104…モニタ。
フロントページの続き (72)発明者 桂 晃洋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 渋川 滋 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 依田 晴夫 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンプレート画像とサーチ画像におけるテ
    ンプレート画像と同一サイズの部分画像から評価尺度と
    なるしきい値を求め、上記テンプレート画像及び上記部
    分画像から順次1画素ずつ画素値の差の二乗和を求める
    と共に上記求めた二乗和を累積加算し、上記累積加算値
    が上記しきい値を越えた時に、上記テンプレート画像と
    上記部分画像との評価処理を終了することを特徴とする
    テンプレートマッチング方法。
  2. 【請求項2】テンプレート画像と、サーチ画像における
    該テンプレート画像と同一サイズの部分画像との類似度
    を正規化相関演算により評価する処理を、上記サーチ画
    像の複数の部分画像に対して行い、その評価値に応じ
    て、上記複数の部分画像のうち、上記テンプレート画像
    と類似する部分画像を決定するテンプレートマッチング
    方法であって、 予めもとめた上記テンプレート画像の画素値の総和
    (A),上記テンプレート画像の画素値の二乗和(B),上
    記部分画像の画素値の総和(C)、及び、上記部分画像の
    画素値の二乗和(D)と、予め定めた1以下の正数(E)及
    び上記テンプレート画像の画素数(P)から、 【数1】 に基づいてしきい値Fを算出し、上記テンプレート画像
    と上記部分画像の対応する各画素毎に差の二乗を求め累
    積加算し、上記累積加算値が上記しきい値Fを超過した
    とき、上記部分画像との類似度の評価を打ち切ることを
    特徴とするテンプレートマッチング方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 予め求めた、部分画像の画素値の総和及び二乗和を利用
    して、該部分画像の近傍の部分画像の画素値の総和及び
    二乗和を求めることを特徴とするテンプレートマッチン
    グ方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、 上記累積加算値の最終結果が上記しきい値より小さい場
    合、上記テンプレート画像と上記部分画像との正規化相
    関係数を求め、この求めた正規化相関係数を上記整数
    (E)とすることを特徴とするテンプレートマッチング
    方法。
  5. 【請求項5】テンプレート画像とサーチ画像におけるテ
    ンプレート画像と同一サイズの部分画像から評価尺度と
    なるしきい値を求め、上記テンプレート画像及び上記部
    分画像との画素値の差の二乗和を求め、上記二乗和が上
    記しきい値を越えない部分画像を評価結果として抽出す
    ることを特徴とするテンプレートマッチング方法。
  6. 【請求項6】テンプレート画像及びサーチ画像を記憶す
    る記憶装置と、 上記記憶装置からテンプレート画像及びサーチ画像を読
    み出し、読み出したテンプレート画像及びサーチ画像か
    ら、対象となる部分画像を評価するためのしきい値を求
    め、上記読み出したサーチ画像の対象となる部分画像に
    ついて上記しきい値に基づいて評価を行う処理装置とを
    備えたことを特徴とするテンプレートマッチング処理装
    置。
  7. 【請求項7】テンプレート画像を記憶する第1の記憶手
    段と、 サーチ画像を記憶する第2の記憶手段と、 上記第1の記憶手段からテンプレート画像の画素値を読
    み出して該画素値の総和及び二乗和を計算し、上記第2
    の記憶手段からサーチ画像の画素値を読み出して、上記
    テンプレート画像と同サイズの部分画像における画素値
    の総和及び二乗和を求める第1の演算器と、 上記求めたテンプレート画像の総和及び二乗和、上記求
    めた部分画像の総和及び二乗和をそれぞれ保持するレジ
    スタと、 外部から与えられる値と上記テンプレート画像の画素数
    及び上記レジスタに格納されたテンプレート画像の総和
    及び二乗和と部分画像の総和及び二乗和から評価の尺度
    となるしきい値を求める第2の演算器と、 上記テンプレート画像の画素値と上記部分画像の画素値
    の差の二乗の累積加算値を計算する第3の演算器と、 上記第2の演算器で求めたしきい値と上記第3の演算器
    でもとめた累積加算値を比較する比較器とを有すること
    を特徴とするテンプレートマッチング装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 上記第1の演算器は、 サーチ画像について横方向に1画素、縦方向にテンプレ
    ートと同じ画素数で構成した領域の画素値の総和をそれ
    ぞれ求め、上記求めた複数の領域の画素値の総和を組み
    合わせて部分画像の画素値の総和を求め、 サーチ画像について横方向に1画素、縦方向にテンプレ
    ートと同じ画素数で構成した領域の画素値の二乗和をそ
    れぞれ求め、上記求めた複数の領域の画素値の二乗和を
    組み合わせて部分画像の画素値の二乗和を求めることを
    特徴とするテンプレートマッチング装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、 上記第1の演算器は、 サーチ画像について横方向に1画素、縦方向にテンプレ
    ート画像と同じ画素数で構成した領域の画素値の総和を
    サーチ画像の1ラインについてそれぞれ求め、 他のラインについては上記求めた領域の画素値の総和か
    ら新たに含まれる画素の画素値を加算し、含まれなくな
    った画素の画素値を減算して上記他のラインについて横
    方向に1画素、縦方向にテンプレート画像と同じ画素数
    で構成した領域の画素値の総和を求め、 上記求めた複数の領域の画素値の総和を組み合わせて部
    分画像の画素値の総和を求め、 サーチ画像について横方向に1画素、縦方向にテンプレ
    ートと同じ画素数で構成した領域の画素値の二乗和をそ
    れぞれ求め、 他のラインについては上記求めた領域の画素値の二乗和
    から新たに含まれる画素の画素値を加算し、含まれなく
    なった画素の画素値を減算して上記他のラインについて
    横方向に1画素、縦方向にテンプレート画像と同じ画素
    数で構成した領域の画素値の二乗和を求め、 上記求めた複数の領域の画素値の二乗和を組み合わせて
    部分画像の画素値の二乗和を求めることを特徴とするテ
    ンプレートマッチング装置。
  10. 【請求項10】サーチ画像及びテンプレート画像を取り
    込むための画像入力装置と、 テンプレート画像及びサーチ画像を記憶する記憶部と、 上記記憶装置からテンプレート画像及びサーチ画像を読
    み出し、読み出したテンプレート画像及びサーチ画像か
    ら、対象となる部分画像を評価するためのしきい値を求
    め、上記読み出したサーチ画像の対象となる部分画像に
    ついて上記しきい値に基づいて評価を行う処理部とを少
    なくとも有する画像処理プロセッサと、 上記画像処理プロセッサの処理を管理するホスト計算機
    と、 上記画像入力装置で入力された画像を表示するととも
    に、上記画像処理プロセッサで処理された相関度の高い
    部分画像を表示するための表示装置とを有することを特
    徴とする画像処理システム。
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JP2015179412A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 日本電気株式会社 画像位置探索装置及び画像位置探索方法

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