JPH10187657A - リンク機構座標変換方式 - Google Patents
リンク機構座標変換方式Info
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- JPH10187657A JPH10187657A JP35503896A JP35503896A JPH10187657A JP H10187657 A JPH10187657 A JP H10187657A JP 35503896 A JP35503896 A JP 35503896A JP 35503896 A JP35503896 A JP 35503896A JP H10187657 A JPH10187657 A JP H10187657A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 title claims description 9
- 238000013519 translation Methods 0.000 claims abstract description 48
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- 230000006978 adaptation Effects 0.000 abstract 1
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 4
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 102100031243 Polypyrimidine tract-binding protein 3 Human genes 0.000 description 2
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】分岐を含む複数のリンク機構から構成される機
械系において、リンクの分岐を許容し効率的に運動学解
析可能なパラメータ設定方式を提供する。 【解決手段】i番目のリンク基準原点からi+1番目のリ
ンク基準原点までの相対位置関係をa、α、d、θ及び
b、βの計6つのパラメータで記述し、bとβが零の
時、i番目のリンク基準原点座標系でリンクのX軸並進
方向a、X軸回りの回転方向にαの変位を与え、変位後
座標系でZ軸方向並進d、Z軸回りの回転θを与えてリ
ンク座標系間変位を求め、b又はβの一方でも非零の
時、i番目のリンク基準原点座標系でX軸の並進方向に
a、Y軸の並進方向にb、Z軸の並進方向にdの位置の
変位を与えZ軸回りの回転方向にα、回転後の座標系で
Y軸回りの回転方向にβ、回転後座標系でZ軸回りの回
転θを与え姿勢変位を計算しリンク座標系間の変位を求
める。
械系において、リンクの分岐を許容し効率的に運動学解
析可能なパラメータ設定方式を提供する。 【解決手段】i番目のリンク基準原点からi+1番目のリ
ンク基準原点までの相対位置関係をa、α、d、θ及び
b、βの計6つのパラメータで記述し、bとβが零の
時、i番目のリンク基準原点座標系でリンクのX軸並進
方向a、X軸回りの回転方向にαの変位を与え、変位後
座標系でZ軸方向並進d、Z軸回りの回転θを与えてリ
ンク座標系間変位を求め、b又はβの一方でも非零の
時、i番目のリンク基準原点座標系でX軸の並進方向に
a、Y軸の並進方向にb、Z軸の並進方向にdの位置の
変位を与えZ軸回りの回転方向にα、回転後の座標系で
Y軸回りの回転方向にβ、回転後座標系でZ軸回りの回
転θを与え姿勢変位を計算しリンク座標系間の変位を求
める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンク機構座標変
換方式に関し、特に、産業用ロボット、輸送機械など分
岐を含む複数のリンク機構から構成される機械系におい
て、運動シミュレーションによる解析、設計あるいは実
時間処理によるアニメーション作成、又はこれら機械の
制御に用いるコントローラ等の構成上必要となるリンク
間の相対位置姿勢を記述するパラメータの設定方式に関
する。
換方式に関し、特に、産業用ロボット、輸送機械など分
岐を含む複数のリンク機構から構成される機械系におい
て、運動シミュレーションによる解析、設計あるいは実
時間処理によるアニメーション作成、又はこれら機械の
制御に用いるコントローラ等の構成上必要となるリンク
間の相対位置姿勢を記述するパラメータの設定方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、2つの座標系間の相対位置姿
勢を与えるパラメータとして、並進のx、y、z、回転
のロール角、ピッチ角、ヨー角の6つのパラメータや、
回転部分をオイラー角の3つのパラメータとしたもの等
がある。これらのパラメータを用いれば任意の6自由度
の相対位置姿勢が記述できるが、相対位置姿勢を示す行
列(「Aマトリックス」という)を求めるための演算処
理は、三角関数の呼び出しや乗算回数が多く、通常の関
節部によく見られる1自由度(回転、並進)駆動の場合
効率的でないという問題がある。
勢を与えるパラメータとして、並進のx、y、z、回転
のロール角、ピッチ角、ヨー角の6つのパラメータや、
回転部分をオイラー角の3つのパラメータとしたもの等
がある。これらのパラメータを用いれば任意の6自由度
の相対位置姿勢が記述できるが、相対位置姿勢を示す行
列(「Aマトリックス」という)を求めるための演算処
理は、三角関数の呼び出しや乗算回数が多く、通常の関
節部によく見られる1自由度(回転、並進)駆動の場合
効率的でないという問題がある。
【0003】そこで、従来、シリアルに接続されたロボ
ットアーム等のリンク構造の機構については、「DHパ
ラメータ」と呼ばれるリンク間の接続関係の記述方法が
一般に用いられてきた。このDH記法では、シリアルに
接続された第nリンクに貼り付いた第nリンクの基準座
標原点を第n+1リンクの回転軸原点と一致させ、関節
の駆動をZ軸方向の回転、並進で表現できるよう4つの
パラメータで基準点間の相対変位を設定するものであ
る。例えば(吉川恒夫訳、“ロボットマニピュレー
タ”、コロナ社、昭和59年9月10日刊)等の文献が
参照される。
ットアーム等のリンク構造の機構については、「DHパ
ラメータ」と呼ばれるリンク間の接続関係の記述方法が
一般に用いられてきた。このDH記法では、シリアルに
接続された第nリンクに貼り付いた第nリンクの基準座
標原点を第n+1リンクの回転軸原点と一致させ、関節
の駆動をZ軸方向の回転、並進で表現できるよう4つの
パラメータで基準点間の相対変位を設定するものであ
る。例えば(吉川恒夫訳、“ロボットマニピュレー
タ”、コロナ社、昭和59年9月10日刊)等の文献が
参照される。
【0004】この設定方法は、i番目のリンク基準原点
からi+1番目のリンク基準原点まで相対位置接続関係
を記述するパラメータとして、i番目のリンク基準原点
座標系においてリンクのX軸方向の並進方向a、X軸回
りの回転方向にα、変位後の座標系において、Z軸方向
の並進d、Z軸回りの回転θの4つのパラメータを与
え、この順に並進及び回転の変位を与えて、i+1番目
のリンク基準原点の相対位置姿勢を記述するものであ
る。
からi+1番目のリンク基準原点まで相対位置接続関係
を記述するパラメータとして、i番目のリンク基準原点
座標系においてリンクのX軸方向の並進方向a、X軸回
りの回転方向にα、変位後の座標系において、Z軸方向
の並進d、Z軸回りの回転θの4つのパラメータを与
え、この順に並進及び回転の変位を与えて、i+1番目
のリンク基準原点の相対位置姿勢を記述するものであ
る。
【0005】この設定方法は、前述した6つのパラメー
タを与える方法に比べ、三角関数の呼び出し回数や乗算
回数、記述パラメータの数を少なくできる点が特徴であ
る。
タを与える方法に比べ、三角関数の呼び出し回数や乗算
回数、記述パラメータの数を少なくできる点が特徴であ
る。
【0006】さらに以上のDHパラメータの派生とし
て、MDHパラメータと呼ばれるパラメータ設定方法が
存在する。
て、MDHパラメータと呼ばれるパラメータ設定方法が
存在する。
【0007】これは、i−1番目のリンクとi番目のリ
ンクの関節部を、i番目の基準座標系とし、この座標系
から次のi+1リンクと構成する関節部におけるi+1
リンクに張り付いたi+1リンクの座標原点までの変換
を指定するパラメータである。座標変換の計算は、i番
目のリンク基準原点座標系において、リンクのX軸方向
の並進方向a、X軸回りの回転方向にα、変位後の座標
系において、変位後の座標系において、Z軸方向の並進
d、Z軸回りの回転θの4つのパラメータを与え、この
順に並進及び回転の変位を与えてi+1番目のリンク基
準原点の相対位置姿勢を求める。
ンクの関節部を、i番目の基準座標系とし、この座標系
から次のi+1リンクと構成する関節部におけるi+1
リンクに張り付いたi+1リンクの座標原点までの変換
を指定するパラメータである。座標変換の計算は、i番
目のリンク基準原点座標系において、リンクのX軸方向
の並進方向a、X軸回りの回転方向にα、変位後の座標
系において、変位後の座標系において、Z軸方向の並進
d、Z軸回りの回転θの4つのパラメータを与え、この
順に並進及び回転の変位を与えてi+1番目のリンク基
準原点の相対位置姿勢を求める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】運動シミュレーション
をアニメーションや運動制御コントローラ等に用いるた
めには、処理の高速化や、メモリ節約するため演算量の
削減は重要である。
をアニメーションや運動制御コントローラ等に用いるた
めには、処理の高速化や、メモリ節約するため演算量の
削減は重要である。
【0009】しかしながら、上記した従来の方法におい
て、ロール角、ピッチ角、ヨー角やオイラー角等、合計
6つのパラメータを用いる方法では、汎用性は高いが演
算処理の負荷が大きく、リンクの数が増えていくに伴い
ネックになっていくという問題点を有している。
て、ロール角、ピッチ角、ヨー角やオイラー角等、合計
6つのパラメータを用いる方法では、汎用性は高いが演
算処理の負荷が大きく、リンクの数が増えていくに伴い
ネックになっていくという問題点を有している。
【0010】またDHパラメータ、MDHパラメータで
は、シリアルに接続されたリンク構造の機械について
は、効率的な計算がされるが、この分岐リンクを持つ機
構の構造によっては、これらのパラメータのみでは、相
対位置姿勢を指定できない場合が存在するという問題を
抱えていた。確かに、仮想的なリンクを考えれば指定で
きなくはないが、リンク数が増えるため演算効率が良い
とはいえず、仮想リンクの扱いが煩雑になるなど問題が
多い。
は、シリアルに接続されたリンク構造の機械について
は、効率的な計算がされるが、この分岐リンクを持つ機
構の構造によっては、これらのパラメータのみでは、相
対位置姿勢を指定できない場合が存在するという問題を
抱えていた。確かに、仮想的なリンクを考えれば指定で
きなくはないが、リンク数が増えるため演算効率が良い
とはいえず、仮想リンクの扱いが煩雑になるなど問題が
多い。
【0011】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、リンクの分岐を
許容し、効率的に運動学的に解析可能なリンク機構座標
変換方式を提供することにある。
てなされたものであって、その目的は、リンクの分岐を
許容し、効率的に運動学的に解析可能なリンク機構座標
変換方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本願第1発明(請求項1)は、複数のリンクから構
成され、リンクの分岐を含むマルチリンク機構におい
て、i番目のリンク基準原点からi+1番目のリンク基
準原点までの相対位置関係をリンクのX軸方向並進a、
X軸回りの回転α、Z軸方向並進d、Z軸回りの回転θ
の4つのパラメータと、更にY軸方向並進変位b、及び
Y軸回転変位βの計6つのパラメータを用いて記述し、
b及びβが共にゼロのときは、i番目のリンク基準原点
座標系においてリンクのX軸方向の並進方向にa、X軸
回りの回転方向にαの変位を与え、変位後の座標系にお
いて、Z軸方向の並進d、Z軸回りの回転θを与えるこ
とによりリンク座標系間の変位を求め、bまたはβのい
ずれか一方でもゼロでない場合には、i番目のリンク基
準原点座標系において、X軸の並進方向にa、Y軸の並
進方向にb、Z軸の並進方向にdの位置の変位を与え、
その後、Z軸回りの回転方向にα、回転後の座標系にお
いて、Y軸回りの回転方向にβ、さらに回転後の座標系
においてZ軸回りの回転θを与えて姿勢変位を計算する
ことで、リンク座標系間の変位を求める、ことを特徴と
する。
め、本願第1発明(請求項1)は、複数のリンクから構
成され、リンクの分岐を含むマルチリンク機構におい
て、i番目のリンク基準原点からi+1番目のリンク基
準原点までの相対位置関係をリンクのX軸方向並進a、
X軸回りの回転α、Z軸方向並進d、Z軸回りの回転θ
の4つのパラメータと、更にY軸方向並進変位b、及び
Y軸回転変位βの計6つのパラメータを用いて記述し、
b及びβが共にゼロのときは、i番目のリンク基準原点
座標系においてリンクのX軸方向の並進方向にa、X軸
回りの回転方向にαの変位を与え、変位後の座標系にお
いて、Z軸方向の並進d、Z軸回りの回転θを与えるこ
とによりリンク座標系間の変位を求め、bまたはβのい
ずれか一方でもゼロでない場合には、i番目のリンク基
準原点座標系において、X軸の並進方向にa、Y軸の並
進方向にb、Z軸の並進方向にdの位置の変位を与え、
その後、Z軸回りの回転方向にα、回転後の座標系にお
いて、Y軸回りの回転方向にβ、さらに回転後の座標系
においてZ軸回りの回転θを与えて姿勢変位を計算する
ことで、リンク座標系間の変位を求める、ことを特徴と
する。
【0013】また、本願第2発明(請求項2)は、上述
したリンクの分岐を含むマルチリンク機構において、リ
ンク同士が接合する関節部が位置または姿勢方向の1自
由度のみあるいは、同一の座標軸に関して位置方向及び
姿勢方向の2自由度の駆動が許容される場合において、
上述の6つのパラメータに加えてZ軸方向の並進方向の
初期オフセットdp、Z軸回りの回転の初期オフセット
θ0の2つのパラメータを追加し、請求項2で述べた座
標変換処理手順の中でb及びβが共にゼロの場合は、上
述のパラメータの一部についてZ軸方向の並進をd+d
0、Z軸回りの回転をθ+θ0としてi+1番目の座標
原点の相対位置姿勢を求め、bとβが共にゼロでない場
合には、X軸方向の並進をa+dp・cosα・sin
β、Y軸方向の並進をb+dp・sinα・sinβ、
Z軸方向の並進をd+dp・cosβとし、Z軸回りの
回転をθ+θ0としてi+1番目の座標原点の相対位置
姿勢を求めることを特徴とする。
したリンクの分岐を含むマルチリンク機構において、リ
ンク同士が接合する関節部が位置または姿勢方向の1自
由度のみあるいは、同一の座標軸に関して位置方向及び
姿勢方向の2自由度の駆動が許容される場合において、
上述の6つのパラメータに加えてZ軸方向の並進方向の
初期オフセットdp、Z軸回りの回転の初期オフセット
θ0の2つのパラメータを追加し、請求項2で述べた座
標変換処理手順の中でb及びβが共にゼロの場合は、上
述のパラメータの一部についてZ軸方向の並進をd+d
0、Z軸回りの回転をθ+θ0としてi+1番目の座標
原点の相対位置姿勢を求め、bとβが共にゼロでない場
合には、X軸方向の並進をa+dp・cosα・sin
β、Y軸方向の並進をb+dp・sinα・sinβ、
Z軸方向の並進をd+dp・cosβとし、Z軸回りの
回転をθ+θ0としてi+1番目の座標原点の相対位置
姿勢を求めることを特徴とする。
【0014】さらに、本願第3発明(請求項3)は、本
願第1発明の6つのパラメータ、又は本願第2発明の8
つのパラメータに加え、リンクの接続関係を示すパラメ
ータとして、該当リンクに接続する元の親リンク名と、
親リンクから分岐する他のリンクである兄弟リンク名の
1つと、該当リンクより接続する子リンク名を有し、順
運動学の計算方法として、リンクが分岐する親リンクの
ワールド座標系での位置姿勢を用いて該当リンクのワー
ルド座標系での位置姿勢を計算し、次に計算対象とする
リンクの決定方法として、まず子リンクよりも兄弟リン
クの計算を優先し、兄弟リンクの中で子リンクを有する
ものについては、子リンクについて計算し、この子リン
ク以下にも同様の階層が存在する場合には、子リンクよ
りも兄弟リンクの計算を優先した順に計算を行い、下の
階層まで含めた全ての兄弟リンク座標計算が完了した
後、該当リンクの子リンクついての計算を行い、以下該
当リンクの場合と同様な順番で全ての階層の子リンクの
計算をすることを特徴とする。
願第1発明の6つのパラメータ、又は本願第2発明の8
つのパラメータに加え、リンクの接続関係を示すパラメ
ータとして、該当リンクに接続する元の親リンク名と、
親リンクから分岐する他のリンクである兄弟リンク名の
1つと、該当リンクより接続する子リンク名を有し、順
運動学の計算方法として、リンクが分岐する親リンクの
ワールド座標系での位置姿勢を用いて該当リンクのワー
ルド座標系での位置姿勢を計算し、次に計算対象とする
リンクの決定方法として、まず子リンクよりも兄弟リン
クの計算を優先し、兄弟リンクの中で子リンクを有する
ものについては、子リンクについて計算し、この子リン
ク以下にも同様の階層が存在する場合には、子リンクよ
りも兄弟リンクの計算を優先した順に計算を行い、下の
階層まで含めた全ての兄弟リンク座標計算が完了した
後、該当リンクの子リンクついての計算を行い、以下該
当リンクの場合と同様な順番で全ての階層の子リンクの
計算をすることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、複数のリンクから構成され、リンクの分岐を含むマ
ルチリンク機構において、i番目のリンク基準原点から
i+1番目のリンク基準原点までの相対位置関係をX軸
方向並進変位a、X軸回りの回転変位α、変位後の座標
率において、Z軸方向並進変位d、Z軸回りの回転変位
θの4つのパラメータ、及びY軸方向並進変位b、Y軸
回転変位βの計6つのパラメータを用いて記述し、座標
変換手順において、b及びβが共にゼロのときは、i番
目のリンク基準原点座標系においてリンクのX軸方向の
並進方向にa、X軸回りの回転方向にαの変位を与え、
変位後の座標系において、Z軸方向の並進d、Z軸回り
の回転θを与えることによりリンク座標系間の変位を求
める。
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、複数のリンクから構成され、リンクの分岐を含むマ
ルチリンク機構において、i番目のリンク基準原点から
i+1番目のリンク基準原点までの相対位置関係をX軸
方向並進変位a、X軸回りの回転変位α、変位後の座標
率において、Z軸方向並進変位d、Z軸回りの回転変位
θの4つのパラメータ、及びY軸方向並進変位b、Y軸
回転変位βの計6つのパラメータを用いて記述し、座標
変換手順において、b及びβが共にゼロのときは、i番
目のリンク基準原点座標系においてリンクのX軸方向の
並進方向にa、X軸回りの回転方向にαの変位を与え、
変位後の座標系において、Z軸方向の並進d、Z軸回り
の回転θを与えることによりリンク座標系間の変位を求
める。
【0016】bまたはβのいずれか一方でもゼロでない
場合には、i番目のリンク基準原点座標系において、X
軸の並進方向にa、Y軸の並進方向にb、Z軸の並進方
向にdの位置の変位を与え、その後、Z軸回りの回転方
向にα、回転後の座標系において、Y軸回りの回転方向
にβ、さらに回転後の座標系においてZ軸回りの回転θ
を与えて姿勢変位を計算することで、リンク座標系間の
変位を求める。
場合には、i番目のリンク基準原点座標系において、X
軸の並進方向にa、Y軸の並進方向にb、Z軸の並進方
向にdの位置の変位を与え、その後、Z軸回りの回転方
向にα、回転後の座標系において、Y軸回りの回転方向
にβ、さらに回転後の座標系においてZ軸回りの回転θ
を与えて姿勢変位を計算することで、リンク座標系間の
変位を求める。
【0017】リンク同士が接合する関節部が、位置また
は姿勢方向の1自由度のみ、あるいは、同一の座標軸に
関して位置方向及び姿勢方向の2自由度の駆動が許容さ
れる場合、前記6つのパラメータに加えて、Z軸方向の
並進方向の初期オフセットdp、Z軸回りの回転の初期
オフセットθ0の2つのパラメータを追加し、b及びβ
が共にゼロの場合は、前記パラメータの一部についてZ
軸方向の並進をd+d0、Z軸回りの回転をθ+θ0と
して、i+1番目の座標原点の相対位置姿勢を求め、b
とβが共にゼロでない場合には、X軸方向の並進を、a
+dp・cosα・sinβ、Y軸方向の並進を、b+
dp・sinα・sinβ、Z軸方向の並進を、d+d
p・cosβとし、Z軸回りの回転をθ+θ0として、
(Trans(z,d+d0)*(Rot(z,θ+θ
0))、i+1番目の座標原点の相対位置姿勢を求め
る。
は姿勢方向の1自由度のみ、あるいは、同一の座標軸に
関して位置方向及び姿勢方向の2自由度の駆動が許容さ
れる場合、前記6つのパラメータに加えて、Z軸方向の
並進方向の初期オフセットdp、Z軸回りの回転の初期
オフセットθ0の2つのパラメータを追加し、b及びβ
が共にゼロの場合は、前記パラメータの一部についてZ
軸方向の並進をd+d0、Z軸回りの回転をθ+θ0と
して、i+1番目の座標原点の相対位置姿勢を求め、b
とβが共にゼロでない場合には、X軸方向の並進を、a
+dp・cosα・sinβ、Y軸方向の並進を、b+
dp・sinα・sinβ、Z軸方向の並進を、d+d
p・cosβとし、Z軸回りの回転をθ+θ0として、
(Trans(z,d+d0)*(Rot(z,θ+θ
0))、i+1番目の座標原点の相対位置姿勢を求め
る。
【0018】本発明の実施の形態によれば、従来のMD
Hパラメータである4つのパラメータに、b、βの2つ
のパラメータを導入することにより、あらゆるリンクの
分岐の記述に対応し、かつ効率的な計算を可能とする。
Hパラメータである4つのパラメータに、b、βの2つ
のパラメータを導入することにより、あらゆるリンクの
分岐の記述に対応し、かつ効率的な計算を可能とする。
【0019】シリアル接続されたリンク機構に適用され
る従来のMDHパラメータ等では、リンクの分岐に対応
できず、また位置姿勢の全てを指定する従来の方式で
は、シリアルに接続されたリンクの部分が多い機構にと
って冗長な計算が多くなるという問題があったが、本発
明の実施の形態は、従来のMDHパラメータである4つ
のパラメータに、b、βの2つのパラメータを導入する
ことにより、あらゆるリンクの分岐の記述に対応し、か
つ効率的な計算を可能としている。
る従来のMDHパラメータ等では、リンクの分岐に対応
できず、また位置姿勢の全てを指定する従来の方式で
は、シリアルに接続されたリンクの部分が多い機構にと
って冗長な計算が多くなるという問題があったが、本発
明の実施の形態は、従来のMDHパラメータである4つ
のパラメータに、b、βの2つのパラメータを導入する
ことにより、あらゆるリンクの分岐の記述に対応し、か
つ効率的な計算を可能としている。
【0020】また、本発明の実施の形態においては、前
記6つのパラメータ、又は8つのパラメータに加え、リ
ンクの接続関係を示すパラメータとして、該当リンクに
接続する元の親リンク名(図3、図4、図5参照)と、
親リンクから分岐する他のリンクである兄弟リンク名の
1つと、該当リンクより接続する子リンク名(図3、図
4、図5参照)を有し 運動学の計算方法として、リン
クが分岐する親リンクのワールド座標系での位置姿勢を
用いて該当リンクのワールド座標系での位置姿勢を計算
し、次に計算対象とするリンクの決定方法として、まず
子リンクよりも兄弟リンクの計算を優先し、兄弟リンク
の中で子リンクを有するものについては、子リンクにつ
いて計算し、この子リンク以下にも同様の階層が存在す
る場合には、子リンクよりも兄弟リンクの計算を優先し
た順に計算を行い、下の階層まで含めた全ての兄弟リン
ク座標計算が完了した後、該当リンクの子リンクついて
の計算を行い、以下該当リンクの場合と同様な順番で全
ての階層の子リンクの計算をする。
記6つのパラメータ、又は8つのパラメータに加え、リ
ンクの接続関係を示すパラメータとして、該当リンクに
接続する元の親リンク名(図3、図4、図5参照)と、
親リンクから分岐する他のリンクである兄弟リンク名の
1つと、該当リンクより接続する子リンク名(図3、図
4、図5参照)を有し 運動学の計算方法として、リン
クが分岐する親リンクのワールド座標系での位置姿勢を
用いて該当リンクのワールド座標系での位置姿勢を計算
し、次に計算対象とするリンクの決定方法として、まず
子リンクよりも兄弟リンクの計算を優先し、兄弟リンク
の中で子リンクを有するものについては、子リンクにつ
いて計算し、この子リンク以下にも同様の階層が存在す
る場合には、子リンクよりも兄弟リンクの計算を優先し
た順に計算を行い、下の階層まで含めた全ての兄弟リン
ク座標計算が完了した後、該当リンクの子リンクついて
の計算を行い、以下該当リンクの場合と同様な順番で全
ての階層の子リンクの計算をする。
【0021】また本発明の実施の形態においては、リン
クが分岐する場合、b、βに値を設定することで、あら
ゆる分岐に対応可能となり、親リンク名、兄弟リンク
名、子リンク名の追加により、任意のトリー構造の全リ
ンクの運動学計算を可能としている。
クが分岐する場合、b、βに値を設定することで、あら
ゆる分岐に対応可能となり、親リンク名、兄弟リンク
名、子リンク名の追加により、任意のトリー構造の全リ
ンクの運動学計算を可能としている。
【0022】本発明の実施の形態においては、シリアル
に接続するリンク部では、b、βの2つのパラメータが
ともにゼロとなるため、従来のMDHパラメータの4つ
のみ用いて計算を行うことで分岐リンクで6つのパラメ
ータを用いる場合に較べ、不必要な三角関数の呼び出し
や演算を抑える、ことができる。
に接続するリンク部では、b、βの2つのパラメータが
ともにゼロとなるため、従来のMDHパラメータの4つ
のみ用いて計算を行うことで分岐リンクで6つのパラメ
ータを用いる場合に較べ、不必要な三角関数の呼び出し
や演算を抑える、ことができる。
【0023】1自由度の回転及び直動の場合には、オフ
セットに関するパラメータdpI及びθ0iの負荷によ
って、関節変位原点の変更が容易にしている。以上述べ
た処理は、リアルタイム性が問題となるコントローラや
シミュレータ等への応用に有効であり、リンク構造が複
雑化する程計算時間が節約できるという効果が大きく発
揮される。
セットに関するパラメータdpI及びθ0iの負荷によ
って、関節変位原点の変更が容易にしている。以上述べ
た処理は、リアルタイム性が問題となるコントローラや
シミュレータ等への応用に有効であり、リンク構造が複
雑化する程計算時間が節約できるという効果が大きく発
揮される。
【0024】また、本発明の実施の形態に係るパラメー
タの設定方法は、1自由度の回転及び直動の場合のみな
らず、無拘束から6自由度拘束まで広くリンクの接続状
態に応じて適用できるものであり、拘束状態に応じた計
算負荷削減が可能となる汎用性がある。
タの設定方法は、1自由度の回転及び直動の場合のみな
らず、無拘束から6自由度拘束まで広くリンクの接続状
態に応じて適用できるものであり、拘束状態に応じた計
算負荷削減が可能となる汎用性がある。
【0025】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明するために、本発明の実施例について図面を参
照して以下に説明する。
細に説明するために、本発明の実施例について図面を参
照して以下に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例におけるリンク
パラメータの設定方法について説明するための図であ
る。図1には、リンク機構の一例として、シリアルにリ
ンクがつながった機構を有する作業機械の構成例が示さ
れている。
パラメータの設定方法について説明するための図であ
る。図1には、リンク機構の一例として、シリアルにリ
ンクがつながった機構を有する作業機械の構成例が示さ
れている。
【0027】図1を参照すると、この機械は、7つのリ
ンクから構成され、各リンクの基準座標系を矢印で示し
ている。これらのシリアルに接続されたリンクをここで
は「シリアルリンク」と呼ぶことにする。各シリアルリ
ンク(Link1〜Link7)は、各基準座標系のZ
軸回りの回転自由度を有する。
ンクから構成され、各リンクの基準座標系を矢印で示し
ている。これらのシリアルに接続されたリンクをここで
は「シリアルリンク」と呼ぶことにする。各シリアルリ
ンク(Link1〜Link7)は、各基準座標系のZ
軸回りの回転自由度を有する。
【0028】図2は、この機械についてパラメータを用
いてリンクパラメータを設定した例を示す。図2に示す
ように、図1に示す機械は、シリアルに接続されたリン
ク機構であるため、すべてのリンクにおいて、bi=0
かつβi=0となっており、従来のMDHパラメータ4
つのみで接続関係を記述できることも示している。な
お、各リンクごとに同種のパラメータが存在するため、
本実施例では、添え字iを用いてリンクごとのパラメー
タを区別することにする。
いてリンクパラメータを設定した例を示す。図2に示す
ように、図1に示す機械は、シリアルに接続されたリン
ク機構であるため、すべてのリンクにおいて、bi=0
かつβi=0となっており、従来のMDHパラメータ4
つのみで接続関係を記述できることも示している。な
お、各リンクごとに同種のパラメータが存在するため、
本実施例では、添え字iを用いてリンクごとのパラメー
タを区別することにする。
【0029】次に、分岐リンクのある場合について考え
る。分岐リンクの構造として、側面図を図3に、正面図
を図4に示す。
る。分岐リンクの構造として、側面図を図3に、正面図
を図4に示す。
【0030】この分岐リンクは、第7リンク(Link
7)7を分岐元の親リンクとして、7つのリンクに分岐
している。分岐リンクもシリアルリンクと同様に各基準
座標系のZ軸回りに回転駆動できるようになっている。
第1フィンガー(Finger1)8から第4フィンガー
(Finger4)11までの4つのリンクは、回転駆動に
より物体を把持する機能を持つ。
7)7を分岐元の親リンクとして、7つのリンクに分岐
している。分岐リンクもシリアルリンクと同様に各基準
座標系のZ軸回りに回転駆動できるようになっている。
第1フィンガー(Finger1)8から第4フィンガー
(Finger4)11までの4つのリンクは、回転駆動に
より物体を把持する機能を持つ。
【0031】第1ロッド(Rod1)12、第1ローラー
(Roller1)13、第2ロッド(Rod2)14、第2
ローラー(Roller2)15の2組の分岐リンクは、第
1ロッド12と第2ロッド14にてリンク間にある物体
を把持、第1ローラー13、第2ローラー15によって
把持物体を平行移動する機能を持つ。カッター(Cutte
r)16は、把持された物体を切断することができる。
(Roller1)13、第2ロッド(Rod2)14、第2
ローラー(Roller2)15の2組の分岐リンクは、第
1ロッド12と第2ロッド14にてリンク間にある物体
を把持、第1ローラー13、第2ローラー15によって
把持物体を平行移動する機能を持つ。カッター(Cutte
r)16は、把持された物体を切断することができる。
【0032】このようなシリアルリンクの先端に物体把
持、切断機能を持った手先効果器がついた機構を分岐型
リンク機構の例とし、本発明の一実施例に係るパラメー
タを用いてリンク接続関係を記述することができる。
持、切断機能を持った手先効果器がついた機構を分岐型
リンク機構の例とし、本発明の一実施例に係るパラメー
タを用いてリンク接続関係を記述することができる。
【0033】図5に、パラメータの設定の一例を示す。
図5に示す分岐リンクの中で、例えば、第1フィンガー
(Finger1)8のように、基準となる第7リンク(Li
nk7)7の原点に対してx、y、zの3つの自由度のオ
フセットを持つ。
図5に示す分岐リンクの中で、例えば、第1フィンガー
(Finger1)8のように、基準となる第7リンク(Li
nk7)7の原点に対してx、y、zの3つの自由度のオ
フセットを持つ。
【0034】シリアルリンクの場合では、第7リンク
(Link7)7の基準座標系の設定を工夫することによ
り2つの自由度のオフセットに減らすことができる。
(Link7)7の基準座標系の設定を工夫することによ
り2つの自由度のオフセットに減らすことができる。
【0035】しかし、分岐リンクであるため、第1フィ
ンガー(Finger1)8のオフセット指定を減らすよう
に、bs/2だけZ軸方向に、第7リンク(Link7)
7の基準座標系を移動させると、第2フィンガー(Fin
ger2)9については、やはり3つの自由度のオフセッ
トを指定しなければならない。
ンガー(Finger1)8のオフセット指定を減らすよう
に、bs/2だけZ軸方向に、第7リンク(Link7)
7の基準座標系を移動させると、第2フィンガー(Fin
ger2)9については、やはり3つの自由度のオフセッ
トを指定しなければならない。
【0036】すなわち従来のDHパラメータの設定方法
ではこのような関節配置は指定できない。
ではこのような関節配置は指定できない。
【0037】本発明の一実施例に係るパラメータ設定方
法を用いれば、従来DHパラメータで設定できる部分は
これを活用し、従来のDHパラメータでは設定できない
場合についてのみ拡張することができる。
法を用いれば、従来DHパラメータで設定できる部分は
これを活用し、従来のDHパラメータでは設定できない
場合についてのみ拡張することができる。
【0038】次に本発明の一実施例で説明したパラメー
タ設定方法を用いて座標変換(運動学計算)を行う処理
手順について説明する。図6は、その処理フローを説明
するための流れ図である。
タ設定方法を用いて座標変換(運動学計算)を行う処理
手順について説明する。図6は、その処理フローを説明
するための流れ図である。
【0039】まず、ステップ21において、iは計算対
象のインデックスを表し、jは対象リンクの親リンクの
インデックスを表す。図5に示した表のパラメータを読
み、計算対象のリンクのiを設定する。
象のインデックスを表し、jは対象リンクの親リンクの
インデックスを表す。図5に示した表のパラメータを読
み、計算対象のリンクのiを設定する。
【0040】ステップ22で、bi、βiがゼロであるか
を判定し、bi、及びβiが共にゼロの場合にはステップ
23、bi又はβiがゼロでない場合にはステップ24に
おいて、リンク基準座標系間の相対位置姿勢を表す4×
4のAiマトリックスを算出する。ステップ23、24
の処理で用いる計算式の内容は以下の通りである。
を判定し、bi、及びβiが共にゼロの場合にはステップ
23、bi又はβiがゼロでない場合にはステップ24に
おいて、リンク基準座標系間の相対位置姿勢を表す4×
4のAiマトリックスを算出する。ステップ23、24
の処理で用いる計算式の内容は以下の通りである。
【0041】
【数1】
【0042】本発明の一実施例で示したリンク機構は、
核リンクの接合する関節部は1自由度の回転自由度を持
ち、このパラメータの設定によりZ軸回りに回転するよ
うに設定される。
核リンクの接合する関節部は1自由度の回転自由度を持
ち、このパラメータの設定によりZ軸回りに回転するよ
うに設定される。
【0043】従って、θi+θ0iとすることで、各関
節の駆動による回転基準の位置(関節駆動変位ゼロの位
置)を容易に変更できるようにしている。
節の駆動による回転基準の位置(関節駆動変位ゼロの位
置)を容易に変更できるようにしている。
【0044】直動関節の場合には、リンク座標系のZ軸
方向に直動するように設定するため、リンクX軸方向の
並進を、 ai+dpi・cosα・sinβ、 Y軸方向の並進を、 bi+dpi・sinα・sinβ、 Z軸方向の並進を、 di+dpi・cosβ、 とすれば、Z軸方向の位置のオフセットdpiが計算に
反映できる。
方向に直動するように設定するため、リンクX軸方向の
並進を、 ai+dpi・cosα・sinβ、 Y軸方向の並進を、 bi+dpi・sinα・sinβ、 Z軸方向の並進を、 di+dpi・cosβ、 とすれば、Z軸方向の位置のオフセットdpiが計算に
反映できる。
【0045】ステップ25では、各リンク基準座標のワ
ールド座標系で示した位置はTiマトリックス(4×4
マトリックス)として算出する。なお、Ai、Tiの初
期値は4×4単位行列であるものとする。
ールド座標系で示した位置はTiマトリックス(4×4
マトリックス)として算出する。なお、Ai、Tiの初
期値は4×4単位行列であるものとする。
【0046】ステップ26では、リンクの分岐があるか
どうかを、図5のパラメータ設定の兄弟リンク名によっ
て調べる。
どうかを、図5のパラメータ設定の兄弟リンク名によっ
て調べる。
【0047】兄弟リンク名がNULL(ヌル)であれば
分岐なし、名前が設定されていれば分岐があることを示
している。
分岐なし、名前が設定されていれば分岐があることを示
している。
【0048】ステップ26の判定で、分岐がある場合、
ステップ30にて、現在のリンクのインデックスiを親
のインデックスjとして保存する。
ステップ30にて、現在のリンクのインデックスiを親
のインデックスjとして保存する。
【0049】もし、すでにゼロでない値が設定されてい
れば、その値はスタックバッファに格納する。
れば、その値はスタックバッファに格納する。
【0050】ステップ31で、次に計算すべきリンクの
インデックスをiに設定し、ステップ22に戻る。
インデックスをiに設定し、ステップ22に戻る。
【0051】一方、ステップ26の判定で、リンクの分
岐がない場合、ステップ27において、シリアルに接続
されたリンクであるかを子リンク名より判断する。
岐がない場合、ステップ27において、シリアルに接続
されたリンクであるかを子リンク名より判断する。
【0052】子リンク名がNULLであればシリアル接
続リンクがないものとし、その他の名前が設定されてい
ればリンクの接続があることを示している。
続リンクがないものとし、その他の名前が設定されてい
ればリンクの接続があることを示している。
【0053】子リンクがある場合、ステップ30へ分岐
する。
する。
【0054】シリアル接続リンクがない場合は、スタッ
クより親リンクのインデックスを取り出し、jに設定す
る。i=jとして、ステップ26に戻る。但し、スタッ
クに親リンクのインデックスがないとき、演算を中止
し、処理を終了する。以上の処理により、全てのリンク
についてTi、Aiが算出されたことになる。このT
i、Aiを用いれば、任意のリンク原点の位置姿勢が明
らかとなる。
クより親リンクのインデックスを取り出し、jに設定す
る。i=jとして、ステップ26に戻る。但し、スタッ
クに親リンクのインデックスがないとき、演算を中止
し、処理を終了する。以上の処理により、全てのリンク
についてTi、Aiが算出されたことになる。このT
i、Aiを用いれば、任意のリンク原点の位置姿勢が明
らかとなる。
【0055】次に本発明の応用例として、運動シミュレ
ータへの適用について説明する。図7に処理の概要を流
れ図で示す。
ータへの適用について説明する。図7に処理の概要を流
れ図で示す。
【0056】図7を参照すると、ステップ41では、各
リンク関節部の一般化変位Δqiを入力する。
リンク関節部の一般化変位Δqiを入力する。
【0057】ステップ42では、もし該当関節が回転型
の場合は、 θi=θi+Δqi …(9) 直動型の場合は、b=β=0のとき、 di=di+Δqi …(10) それ以外のとき、 ai=ai+Δqi・cosα・sinβ …(11) bi=bi+Δqi・sinα・sinβ …(12) di=di+Δqi・cosβ …(13) と計算し、パラメータを設定しなおす。
の場合は、 θi=θi+Δqi …(9) 直動型の場合は、b=β=0のとき、 di=di+Δqi …(10) それ以外のとき、 ai=ai+Δqi・cosα・sinβ …(11) bi=bi+Δqi・sinα・sinβ …(12) di=di+Δqi・cosβ …(13) と計算し、パラメータを設定しなおす。
【0058】ステップ43は、図6を参照して説明した
運動学計算処理である。ステップ43の処理の結果、T
i、Aiが算出されるので、これと各リンクの幾何形状
モデルを用いて3次元物体の形状の特徴点の座標が求め
ることができる。
運動学計算処理である。ステップ43の処理の結果、T
i、Aiが算出されるので、これと各リンクの幾何形状
モデルを用いて3次元物体の形状の特徴点の座標が求め
ることができる。
【0059】ステップ44では、各形状モデルの特徴点
の座標を結び、ステップ45で、これを透視変換して2
次元平面上へ投影した結果をCRT等へ表示させること
により、マルチリンク機構の各リンク原点よりΔqiだ
け変位した状態のワイヤフレーム画像が生成される。
の座標を結び、ステップ45で、これを透視変換して2
次元平面上へ投影した結果をCRT等へ表示させること
により、マルチリンク機構の各リンク原点よりΔqiだ
け変位した状態のワイヤフレーム画像が生成される。
【0060】またコンピュータグラフィックスの技法を
用いて、陰影処理やテキスチャを張り付けることを行え
ばよりリアルな画像を得ることの可能である。この処理
を繰り返し行うことにより、リンク機構の運動結果がア
ニメーションとして表現できる。
用いて、陰影処理やテキスチャを張り付けることを行え
ばよりリアルな画像を得ることの可能である。この処理
を繰り返し行うことにより、リンク機構の運動結果がア
ニメーションとして表現できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のMDHパラメータである4つのパラメータに、
b、βの2つのパラメータを導入することにより、あら
ゆるリンクの分岐の記述に対応可能とし、かつ効率的な
計算を可能とするという効果を奏する。
従来のMDHパラメータである4つのパラメータに、
b、βの2つのパラメータを導入することにより、あら
ゆるリンクの分岐の記述に対応可能とし、かつ効率的な
計算を可能とするという効果を奏する。
【0062】すなわち、シリアル接続されたリンク機構
に適用される従来のMDHパラメータ等では、リンクの
分岐に対応できず、また位置姿勢の全てを指定する従来
の方式では、シリアルに接続されたリンクの部分が多い
機構にとって冗長な計算が多くなるという問題があった
が、本発明は、従来のMDHパラメータである4つのパ
ラメータに、b、βの2つのパラメータを導入すること
により、あらゆるリンクの分岐の記述に対応可能とし、
かつ効率的な計算を可能としている。
に適用される従来のMDHパラメータ等では、リンクの
分岐に対応できず、また位置姿勢の全てを指定する従来
の方式では、シリアルに接続されたリンクの部分が多い
機構にとって冗長な計算が多くなるという問題があった
が、本発明は、従来のMDHパラメータである4つのパ
ラメータに、b、βの2つのパラメータを導入すること
により、あらゆるリンクの分岐の記述に対応可能とし、
かつ効率的な計算を可能としている。
【0063】また本発明は、リンクが分岐する場合、
b、βに値を設定することで、あらゆる分岐に対応可能
となり、親リンク名、兄弟リンク名、子リンク名の追加
により、任意のトリー構造の全リンクの運動学計算を可
能としている。
b、βに値を設定することで、あらゆる分岐に対応可能
となり、親リンク名、兄弟リンク名、子リンク名の追加
により、任意のトリー構造の全リンクの運動学計算を可
能としている。
【0064】そして、本発明においては、シリアルに接
続するリンク部では、b、βの2つのパラメータがとも
にゼロとなるため、従来のMDHパラメータの4つのみ
用いて計算を行うことで分岐リンクで6つのパラメータ
を用いる場合に較べ、不必要な三角関数の呼び出しや演
算を抑える、ことができる。
続するリンク部では、b、βの2つのパラメータがとも
にゼロとなるため、従来のMDHパラメータの4つのみ
用いて計算を行うことで分岐リンクで6つのパラメータ
を用いる場合に較べ、不必要な三角関数の呼び出しや演
算を抑える、ことができる。
【0065】1自由度の回転及び直動の場合には、オフ
セットに関するパラメータdpI及びθ0iの負荷によ
って、関節変位原点の変更が容易にしている。以上説明
した本発明の処理方式は、リアルタイム性が問題となる
コントローラやシミュレータ等への応用に有効であり、
リンク構造が複雑化する程計算時間が節約できるという
効果が大きく発揮される。
セットに関するパラメータdpI及びθ0iの負荷によ
って、関節変位原点の変更が容易にしている。以上説明
した本発明の処理方式は、リアルタイム性が問題となる
コントローラやシミュレータ等への応用に有効であり、
リンク構造が複雑化する程計算時間が節約できるという
効果が大きく発揮される。
【0066】また、本発明におけるパラメータの設定方
式は、1自由度の回転及び直動の場合のみならず、無拘
束から6自由度拘束まで広くリンクの接続状態に応じて
適用できるものであり、拘束状態に応じた計算負荷削減
を可能とし、汎用性があるという利点を有している。
式は、1自由度の回転及び直動の場合のみならず、無拘
束から6自由度拘束まで広くリンクの接続状態に応じて
適用できるものであり、拘束状態に応じた計算負荷削減
を可能とし、汎用性があるという利点を有している。
【図1】本発明の一実施例としてシリアルに接合された
リンク機構の一例を示す図である。
リンク機構の一例を示す図である。
【図2】図1に示した機構についてMDHパラメータの
設定例を示す図である。
設定例を示す図である。
【図3】図1に示した機構にとりつける分岐リンクの構
造(側面)を示す図である。
造(側面)を示す図である。
【図4】図1に示した機構にとりつける分岐リンクの構
造(正面)を示す図である。
造(正面)を示す図である。
【図5】本発明の一実施例を説明するための図であり、
図1に示したシリアルリンク機構に、分岐リンクを取り
付けた機構に、本発明を適用した一例を示す図である。
図1に示したシリアルリンク機構に、分岐リンクを取り
付けた機構に、本発明を適用した一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の処理フローを説明するため
の流れ図である。
の流れ図である。
【図7】本発明の別の実施例としてグラフィックシミュ
レータに適用した場合の処理フローを示す図である。
レータに適用した場合の処理フローを示す図である。
1 第1リンク(Link1) 2 第2リンク(Link2) 3 第3リンク(Link3) 4 第4リンク(Link4) 5 第5リンク(Link5) 6 第6リンク(Link6) 7 第7リンク(Link7) 8 第1フィンガー(Finger1) 9 第2フィンガー(Finger2) 10 第3フィンガー(Finger3) 11 第4フィンガー(Finger4) 12 第1ロッド(Rod1) 13 第1ローラー(Roller1) 14 第2ロッド(Rod2) 15 第2ローラー(Roller2) 16 カッター(Cutter)
Claims (3)
- 【請求項1】複数のリンクから構成され、リンクの分岐
を含むマルチリンク機構において、 i番目のリンク基準原点からi+1番目のリンク基準原
点までの相対位置関係をリンクのX軸方向並進a、X軸
回りの回転α、Z軸方向並進d、Z軸回りの回転θの4
つのパラメータと、更にY軸方向並進変位b、及びY軸
回転変位βの計6つのパラメータを用いて記述し、 b及びβが共にゼロのときは、i番目のリンク基準原点
座標系においてリンクのX軸方向の並進方向にa、X軸
回りの回転方向にαの変位を与え、変位後の座標系にお
いて、Z軸方向の並進d、Z軸回りの回転θを与えるこ
とによりリンク座標系間の変位を求め、 bまたはβのいずれか一方でもゼロでない場合には、i
番目のリンク基準原点座標系において、X軸の並進方向
にa、Y軸の並進方向にb、Z軸の並進方向にdの位置
の変位を与え、その後、Z軸回りの回転方向にα、回転
後の座標系において、Y軸回りの回転方向にβ、さらに
回転後の座標系においてZ軸回りの回転θを与えて姿勢
変位を計算することで、リンク座標系間の変位を求め
る、ことを特徴とするリンク機構座標変換方式。 - 【請求項2】リンク同士が接合する関節部が、位置また
は姿勢方向の1自由度のみ、あるいは、同一の座標軸に
関して位置方向及び姿勢方向の2自由度の駆動が許容さ
れる場合、 前記6つのパラメータに加えて、Z軸方向の並進方向の
初期オフセットdp、Z軸回りの回転の初期オフセット
θ0の2つのパラメータを追加し、 座標変換処理において、b及びβが共にゼロの場合は、
前記パラメータの一部についてZ軸方向の並進をd+d
0、Z軸回りの回転をθ+θ0として、i+1番目の座
標原点の相対位置姿勢を求め、 bとβが共にゼロでない場合には、 X軸方向の並進を、a+dp・cosα・sinβ、 Y軸方向の並進を、b+dp・sinα・sinβ、 Z軸方向の並進を、d+dp・cosβとし、 Z軸回りの回転をθ+θ0としてi+1番目の座標原点
の相対位置姿勢を求めることを特徴とする、請求項1記
載のリンク機構座標変換方式。 - 【請求項3】請求項1記載の前記6つのパラメータ、又
は請求項2記載の8つのパラメータに加え、リンクの接
続関係を示すパラメータとして、該当リンクに接続する
元の親リンク名と、親リンクから分岐する他のリンクで
ある兄弟リンク名の1つと、該当リンクより接続する子
リンク名を有し、 順運動学の計算方法として、 リンクが分岐する親リンクのワールド座標系での位置姿
勢を用いて該当リンクのワールド座標系での位置姿勢を
計算し、 次に計算対象とするリンクの決定方法として、まず子リ
ンクよりも兄弟リンクの計算を優先し、兄弟リンクの中
で子リンクを有するものについては、子リンクについて
計算し、 この子リンク以下にも同様の階層が存在する場合には、
子リンクよりも兄弟リンクの計算を優先した順に計算を
行い、 下の階層まで含めた全ての兄弟リンク座標計算が完了し
た後、該当リンクの子リンクついての計算を行い、以下
該当リンクの場合と同様な順番で全ての階層の子リンク
の計算をする、ことを特徴とするリンク機構座標変換方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35503896A JPH10187657A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | リンク機構座標変換方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35503896A JPH10187657A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | リンク機構座標変換方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10187657A true JPH10187657A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18441569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35503896A Pending JPH10187657A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | リンク機構座標変換方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10187657A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113715062A (zh) * | 2021-09-14 | 2021-11-30 | 西安交通大学 | 一种机械臂连杆参数的标定方法 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP35503896A patent/JPH10187657A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113715062A (zh) * | 2021-09-14 | 2021-11-30 | 西安交通大学 | 一种机械臂连杆参数的标定方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990406 |