JPH10187457A - プログラム及びデータの管理方法 - Google Patents

プログラム及びデータの管理方法

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JPH10187457A
JPH10187457A JP8351659A JP35165996A JPH10187457A JP H10187457 A JPH10187457 A JP H10187457A JP 8351659 A JP8351659 A JP 8351659A JP 35165996 A JP35165996 A JP 35165996A JP H10187457 A JPH10187457 A JP H10187457A
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JP
Japan
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file
data
program
unit
slave
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Pending
Application number
JP8351659A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kobayashi
修 小林
Susumu Tokunaga
享 徳永
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH10187457A publication Critical patent/JPH10187457A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い拡張性を実現すると共に的確な管理を可
能とする。 【解決手段】 マスター機で、スレーブ機のコマンドイ
ンタープリタで解釈実行可能な命令が記述された起動用
ファイル、必要に応じてスレーブ機の制御用のプログラ
ム及びデータを作成し、各ファイルをまとめ/ 圧縮して
処理要求命令ファイルを作成する(ステップ200)。マス
ター機からスレーブ機へ処理要求命令ファイルを送信し
( ステップ206)、スレーブ機が受信したデータを伸長/
解凍する(ステップ210)。そして、スレーブ機のコマン
ドインタープリタが、起動用ファイルの命令を順次解釈
実行する( ステップ212)。生成ファイル送信要求が有る
場合、解釈実行の結果生成された返送ファイルをマスタ
ー機へ返送し( ステップ220)、不要なファイルを消去す
る。また、リブート要求が有る場合には、解釈実行後に
スレーブ機のシステムを再立ち上げする( ステップ23
2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルの通信が
可能なマスター機及びスレーブ機が実行するプログラム
及びデータの管理方法に係り、特にマスター機からスレ
ーブ機の処理プログラムで解釈実行可能な命令が記述さ
れた起動用ファイルを含む処理要求ファイルを送信し、
スレーブ機側で、受信した起動用ファイルに記述された
命令を解釈実行することを特徴とするプログラム及びデ
ータの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠隔地より回線を通して制御
プログラムを交換可能な装置が提案されている。
【0003】平1−227566号公報に記載の技術
は、このような制御プログラムの交換可能な技術をファ
クシミリ装置に適用したものである。同公報によれば、
書換え可能なプログラム記憶部と、記憶されたプログラ
ムに応じて装置を制御する制御部とを備え、プログラム
送信の通信手順を用いて遠隔地より回線を介して受信さ
れたプログラムを既に記憶されているプログラムの一部
又は全部と入れ換えることにより制御部の制御方式を変
更可能としたファクシミリ装置が開示されている。
【0004】同公報記載のファクシミリ装置では、マス
ター機から遠隔地から回線を通してプログラムをダウン
ロードすることによってスレーブ機であるファクシミリ
装置の動作仕様の変更が容易にできる。これによって、
プログラムにバグがあった場合や異なる制御方式でプリ
ント出力したい場合、或いは装置に新たな機能を追加し
たい場合などで、サービスマンが装置の設置場所に出向
してプログラムの変更を行わなくて済むという利点が生
じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術では、マスター機からスレーブ機にダ
ウンロードされたプログラムが、スレーブ機のプログラ
ム記憶部に記憶された特定用途のプログラムの一部又は
全部と入れ替えられるだけであり、その用途が入れ替え
られたプログラムの特定用途にのみ限定される。すなわ
ち、従来技術では、 昨今の多機能化した情報処理装置への管理機能とし
て、能力が不足し、拡張性が無い、という問題点があ
る。
【0006】さらに、上記従来技術では、以下のような
問題点もある。 転送データを圧縮していないため、転送するプログ
ラムが長大になると通信時間が多くかかる。
【0007】 分割したデータの要求/再送機能を持
たないため、分割したデータの通信途中でマスター機或
いはスレーブ機での処理異常が発生した場合、良好に通
信完了した分割データを含めてすべての分割データの再
送が必要となる。 転送前に転送データ量とスレーブ機側の空き容量の
確認を行っていないため、スレーブ機側のメモリの空き
容量が転送データ量を下回った場合、プログラム転送が
無駄になる可能性がある。
【0008】 スレーブ機側のバージョンアップに対
応してプログラムを変更する必要があり、この点でも拡
張性に乏しい。
【0009】 スレーブ機、或いはスレーブ機に格納
されているプログラム及びデータの管理を的確に実行す
る手段が開示されていない。
【0010】本発明は、上記事実に鑑みなされたもの
で、高い拡張性及び効率の良い通信処理を実現すると共
に的確なプログラム及びデータの管理を可能としたプロ
グラム及びデータの管理方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ファイルの通信を可能とする通
信手段と、プログラム及びデータを記憶する書換え可能
な記憶手段と、処理プログラムに基づいて、各種の命令
を解釈実行する処理及びファイルの変換処理の少なくと
もいずれかを可能とする制御手段と、を各々有するマス
ター機及びスレーブ機が実行するプログラム及びデータ
の管理方法において、マスター機において、スレーブ機
の処理プログラムにより解釈実行が可能な命令が記述さ
れた起動用ファイルを含む処理要求命令ファイルを作成
し、前記通信手段を用いて該処理要求命令ファイルをス
レーブ機に送信し、スレーブ機において、前記通信手段
を用いて処理要求命令ファイルを受信し、前記処理プロ
グラムを起動させることにより、受信した処理要求命令
ファイルに含まれる起動用ファイルに記述された命令を
解釈実行することを特徴とする。
【0012】ここで、マスター機側の処理プログラム
は、少なくともファイルの変換処理を可能とし、スレー
ブ機側の処理プログラムは、少なくとも各種の命令を解
釈実行する処理を可能とする。
【0013】請求項1の発明では、スレーブ機側で、マ
スター機から送られてきた起動ファイルに記述されてい
る各種の命令を解釈実行する処理プログラムによる処理
が可能となる。このようにスレーブ機側に高度なインテ
リジェンスを与えたので、起動用ファイルには、請求項
2の発明で以下のように例示されているように記憶手段
へのプログラムの書き込み、スレーブ機を管理するため
に必要なデータの取り込み、記憶手段に書き込まれたプ
ログラムの実行などの命令を記述できる。これにより、
スレーブ機の制御用のプログラムを単にダウンロードす
る場合と比べて、高い拡張性を実現できる。また、処理
要求の変更に対しても柔軟に対処できる。さらに、スレ
ーブ機での主な処理は、起動用ファイルの起動などであ
り、決められた処理を行うだけであるため、コンパクト
で信頼性の高いものとなる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の前記起動用
ファイルに記述された命令が、前記処理要求命令ファイ
ルに含まれ、かつスレーブ機の制御手段に所定の制御を
実行させるプログラム及びデータをスレーブ機の記憶手
段に書き込む第1の命令、スレーブ機の記憶手段に書き
込まれたプログラム及びデータを実行させる第2の命
令、及びスレーブ機の管理用データをファイルとして取
り出すための第3の命令のうちの少なくともいずれかを
含むことを特徴とする。
【0015】ここで、スレーブ機を例えばファクシミリ
装置で構成した場合、記憶手段に書き込まれたプログラ
ムには、画像原稿出力用のプログラムや動作チェック用
のプログラムなどがある。また、記憶手段のデータは、
プログラムの実行の際に必要となるデータなどであり、
例えば、各種の文字データなどがある。
【0016】勿論、スレーブ機の処理プログラムの機能
に応じて、他の処理を実行させるための命令を記述する
ことも可能である。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2のスレーブ機において、受信した処理要求命令フ
ァイルに含まれる起動用ファイルに記述されている命令
を処理プログラムが解釈実行することにより生成された
ファイル又は前記記憶手段に格納されているプログラム
及びデータのファイルを、返送ファイルとして前記通信
手段を用いてマスター機へ返送することを特徴とする。
【0018】請求項3の発明では、起動用ファイルの命
令を解釈実行することにより生成されたファイルを返送
ファイルとしてマスター機へ返送するので、マスター機
は、スレーブ機の運転状態などを把握でき、スレーブ機
の管理を的確に行うことができる。ここで、返送ファイ
ルの内容として、請求項2の第1の命令により生成され
たプログラム書き込みが正常に終了したか否かの情報コ
ード、第2の命令により生成されたプログラム実行中の
運転状態や実行が正常に完了したか否かの情報コード、
第3の命令により生成されたスレーブ機の管理用データ
(例えば、スレーブ機のシステムデータ、通信状態を記
録したログデータ)などがある。
【0019】また、請求項3の発明では、スレーブ機の
記憶手段に書き込まれたプログラム及びデータを返送フ
ァイルとしてマスター機へ返送できるので、該プログラ
ムのバグの有無、動作などをチェックでき、スレーブ機
のプログラム管理を的確に行うことができる。
【0020】このようなスレーブ機の管理を行うため、
請求項4の発明のように、請求項3のマスター機におい
て、スレーブ機から送信された返送ファイルを、前記通
信手段を用いて受信し、受信した返送ファイルをマスタ
ー機の記憶手段に格納するようにしても良い。
【0021】また、請求項5の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか1項の発明において、スレーブ機が、
スレーブ機を制御するために操作される操作入力手段
と、情報の表示が可能な表示手段と、をさらに有すると
共に、マスター機から送られてくる処理要求命令ファイ
ルの受信中、起動用ファイルに記述された命令の解釈実
行中、及びマスター機への返送ファイルの送信中の少な
くともいずれかの場合は、前記表示手段により、前記操
作入力手段による制御が不可能である旨を表示させると
共に、前記操作入力手段による制御を禁止させたことを
特徴とする。
【0022】さらに、請求項6の発明は、請求項1乃至
請求項4のいずれか1項の発明において、スレーブ機
が、複数の端末との同時通信を可能とする複数のネット
ワーク手段とをさらに有すると共に、マスター機から送
られてくる処理要求命令ファイルの受信中、起動用ファ
イルに記述された命令の解釈実行中、及びマスター機へ
の返送ファイルの送信中の少なくともいずれかの場合
は、前記ネットワーク手段により受信されたマスター機
以外の端末からの受信要求に応答する処理を禁止し、か
つ、マスター機以外の端末への発信要求に応答する処理
を禁止することを特徴とする。
【0023】また、請求項7の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか1項の発明において、スレーブ機が、
前記制御手段にて特定時刻にプロセスの起動又はイベン
ト待ち状態プロセスへのイベント通知を行う時限監視手
段とをさらに有すると共に、マスター機から送られてく
る処理要求命令ファイルの受信中、起動用ファイルに記
述された命令の解釈実行中、及びマスター機への返送フ
ァイルの送信中の少なくともいずれかの場合は、前記時
限監視手段によるプロセスの起動及びイベント通知を禁
止することを特徴とする。
【0024】請求項5〜請求項7のいずれの発明も、マ
スター機から送られてくる処理要求命令ファイルの受信
中、起動用ファイルに記述された命令の解釈実行中、及
びマスター機への返送ファイルの送信中の少なくともい
ずれかの場合における各処理の禁止を定めたものであ
る。
【0025】請求項5の発明では、上記の場合に操作入
力手段からの操作による制御が禁止されるので、操作に
対応した処理が同時に実行されることによる(マスター
機との通信処理や解釈実行の処理の)処理速度の低下を
防止できる。また、表示手段に、その旨が表示されるの
で、オペレータの困惑を防ぐことができる。
【0026】請求項6の発明では、上記の場合にマスタ
ー機以外の端末からの受信要求に応答する処理及びマス
ター機以外の端末への発信要求に応答する処理を禁止す
るので、他の端末との同時通信による処理速度の低下を
防止できる。また、発着呼の衝突を回避できる。
【0027】請求項7の発明では、上記の場合にプロセ
スの起動及びイベント通知のタスクを禁止するので、こ
のようなタスクを同時に実行したときの処理速度の低下
を防止できる。また、プロセスの起動及びイベント通知
をマスター機との通信中や命令の解釈実行以外のときに
実行するように時刻をずらして行うようにしても良い。
【0028】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
のいずれか1項のスレーブ機において、マスター機より
受信した起動用ファイルに記述されているすべての命令
の解釈実行が完了した後に、自動的にシステムの再立ち
上げを行うことを特徴とする。
【0029】起動用ファイルの命令の解釈実行が完了し
ても、解釈実行の結果、不要なタスクが継続していた
り、不要なファイルが残っている場合があり、マスター
機との通信終了後のスレーブ機の運転が妨害されるおそ
れがある。そこで、請求項8の発明のようにシステムを
再立ち上げすることにより、不要なタスクなどを停止さ
せ、スレーブ機のシステムを良好に保つことができる。
【0030】ここで、以下の請求項9の発明のように、
スレーブ機のシステムの再立ち上げ中に、その旨をオペ
レータに通知するようにしても良い。
【0031】すなわち、請求項9の発明は、請求項8の
スレーブ機が、情報の表示が可能な表示手段と、をさら
に有すると共に、スレーブ機において、マスター機より
受信した起動用ファイルに記述されているすべての命令
の解釈実行が完了した後に自動的にシステムの再立ち上
げを行った場合、システムの再立ち上げであることを前
記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0032】請求項10の発明は、請求項1乃至請求項
9のいずれか1項の発明において、ファイルを送信する
マスター機及びスレーブ機の少なくともいずれかの送信
機が、送信する複数のファイルを処理プログラムにより
1つのファイルにまとめる統合手段と、送信するファイ
ルを処理プログラムにより圧縮符号化する圧縮手段と、
を有することを特徴とする。
【0033】請求項10の発明では、統合手段が処理プ
ログラムにより複数のファイルを1つのファイルにまと
める。なお、この統合手段は、処理要求命令ファイル又
は返送ファイルの元になるファイルが複数存在する場
合、それらのファイルを1つの処理要求命令ファイル又
は1つの返送ファイルにまとめる必要がある場合に実行
される。すなわち、処理要求命令ファイルは、命令が記
述された起動用ファイル以外に、プログラム及びデータ
のファイルを含む場合があるからである。
【0034】そして、圧縮手段が、統合手段により1つ
のファイルにまとめられたファイル(処理要求命令ファ
イル又は返送ファイル)或いは元々1つのファイルであ
った処理要求命令ファイル又は返送ファイルを符号化圧
縮し、通信手段を用いて相手の受信機へ送信する。
【0035】このように本発明では、送信するファイル
を、統合圧縮するので、通信時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0036】請求項11の発明は、請求項10の前記処
理要求命令ファイルが、特定の名称を持った階層構造の
下に各々存在する、起動用ファイル、スレーブ機の制御
手段で実行可能なプログラム及びデータを、前記統合手
段によりまとめたファイルであることを特徴としてい
る。
【0037】請求項12の発明は、請求項10又は請求
項11のスレーブ機において、前記記憶手段の階層構造
の下に各々存在するプログラム及びデータを、前記統合
手段によりまとめたファイルを前記返送ファイルとする
ことを特徴としている。
【0038】請求項13の発明は、請求項1乃至請求項
12のいずれか1項の発明において、ファイルを受信す
るマスター機及びスレーブ機の少なくともいずれかの受
信機が、受信したファイルが圧縮符号化されたファイル
である場合、受信したファイルを処理プログラムにより
伸長する伸長手段と、受信したファイルが複数のファイ
ルを1つにまとめたファイルである場合、受信したファ
イルを処理プログラムにより元の複数のファイルに解凍
する解凍手段と、を有することを特徴とする。
【0039】請求項13の発明では、伸長手段が、受信
したファイルが圧縮符号化されたファイルである場合、
受信したファイルを処理プログラムにより伸長する。そ
して、解凍手段が受信したファイルが複数のファイルを
1つにまとめたファイルである場合、受信したファイル
を処理プログラムにより元の複数のファイルに解凍す
る。
【0040】このように請求項13の発明では、請求項
10の送信機などのようにファイルをまとめ/圧縮して
送信した場合における、受信機側の処理を示したもの
で、伸長/解凍により、受信機側でファイルが実行可能
な形式に展開される。
【0041】請求項14の発明は、請求項13のスレー
ブ機において、特定の名称を持った階層構造の下に各々
存在する、起動用ファイル、スレーブ機の制御手段で実
行可能なプログラム及びデータをまとめた処理要求命令
ファイルを受信し、受信した処理要求命令ファイルを、
前記解凍手段により元の階層構造に戻すことを特徴とす
る。
【0042】請求項15の発明は、請求項1乃至請求項
14のいずれか1項の発明において、ファイルを送信す
るマスター機及びスレーブ機の少なくともいずれかの送
信機が、送信するファイルのデータ量が特定量を越えて
いる場合、送信するファイルを処理プログラムにより所
定のデータ量単位に分割する分割手段と、前記分割手段
により分割された分割データを前記通信手段を用いて送
信する分割送信手段と、を有することを特徴とする。
【0043】請求項15の発明では、分割手段が、送信
するファイルのデータ量が特定量を越えている場合、送
信するファイルを処理プログラムにより所定のデータ量
単位に分割する。そして、分割送信手段が、分割手段に
より分割された分割データを通信手段を用いて送信す
る。
【0044】このように請求項15の発明では、分割送
信を可能としたので、大量のデータを転送する場合の信
頼性を向上させることができる。
【0045】請求項16の発明は、請求項15の前記分
割送信手段が、分割データに順番を付与し、付与した順
番を示す情報を各分割データに付けて送信することを特
徴とする。
【0046】請求項16の発明では、各分割データに順
番を示す情報が付与されているので、分割データの受信
側で受信した分割データを元のファイルに戻す処理を効
率的に、かつ正確に行うことができる。
【0047】請求項17の発明は、請求項15又は請求
項16の前記送信機が、前記分割データの合計数を、分
割データを送信する相手の受信機へ通知する通知手段
と、をさらに有することを特徴とするプログラム及びデ
ータの管理方法。
【0048】請求項17の発明では、通知手段により分
割データの合計数が送信機から受信機へ通知されるの
で、受信機側で、分割データの転送終了を直ちに検知す
ることができ、その後の処理を迅速に行うことができ
る。
【0049】請求項18の発明は、請求項1乃至請求項
17のいずれか1項の発明において、ファイルを受信す
るマスター機及びスレーブ機の少なくともいずれかの受
信機の前記通信手段が、複数の分割データに分割された
ファイルを分割データ毎に受信すると共に、受信した分
割データ毎に受信が正常に終了したか否かを判定する判
定手段と、前記判定手段により分割データの受信が正常
に終了していないと判定されたとき、受信が正常に終了
しなかった分割データを再度送信するように、分割デー
タを送信した相手の送信機へ要求する再送要求手段と、
を有することを特徴とする。
【0050】請求項18の発明では、ある分割データの
受信が正常に終了しなかった場合、受信が正常に終了し
なかった分割データのみの再送要求をするようにしたの
で、マスター機及びスレーブ機で受信異常が発生した場
合に、従来のようにすべての分割データの再送要求をす
る必要がなく、再送時間の低減を実現できる。
【0051】請求項19の発明は、請求項1乃至請求項
18のいずれか1項の発明において、ファイルを受信す
るマスター機及びスレーブ機の少なくともいずれかの受
信機の前記通信手段が、複数の分割データに分割された
ファイルを分割データ毎に受信すると共に、受信した順
番に分割データを結合し、又は分割データに付与された
順番を示す情報に基づいて各分割データを結合すること
により、1つのファイルに戻すと共に、該1つのファイ
ルに処理プログラムが認識可能なファイル名を付与する
結合手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0052】請求項19の発明では、受信した分割デー
タを結合して元のファイルに戻し、かつ処理プログラム
が認識可能なファイル名を付与する。
【0053】請求項20の発明は、請求項1乃至請求項
19のいずれか1項のマスター機において、処理要求命
令ファイルをスレーブ機へ送信する前に、実行可能な形
式で展開された処理要求命令ファイルのデータ量を検知
し、該データ量を予めスレーブ機へ通知し、スレーブ機
において、前記データ量を受信すると共に、前記記憶手
段の空き領域に前記データ量のファイルを格納できるか
否かを判定し、前記記憶手段の空き領域に前記データ量
のファイルが格納できると判定した場合は、マスター機
へ処理要求命令ファイルの受信が可能であることを返答
し、前記記憶手段の空き領域に前記データ量のファイル
が格納できないと判定した場合は、マスター機へ処理要
求命令ファイルの受信が不可能であることを返答するこ
とを特徴とする。
【0054】請求項20の発明では、送信するファイル
のデータ量を送信前に予め通知するので、記憶手段にフ
ァイルを格納できなかった場合の通信の無駄を防ぐこと
ができる。
【0055】請求項21の発明は、請求項8のマスター
機において、スレーブ機で起動用ファイルに記述されて
いる命令の解釈実行が完了した後に、スレーブ機でのシ
ステム再立ち上げを実行するか否かを予めスレーブ機へ
指定しておくことを特徴とする。
【0056】命令の解釈実行後にシステム再立ち上げの
処理を実行可能な請求項8の発明でも、場合によっては
再立ち上げをしない方が良い場合もあり、請求項21の
発明は、このような場合の措置を示したものである。
【0057】請求項22の発明は、請求項8のマスター
機において、スレーブ機で起動用ファイルに記述されて
いる命令の解釈実行が完了した後に、スレーブ機でのシ
ステム再立ち上げ、命令の解釈実行の結果生成された返
送ファイルのマスター機への返送、及び命令の解釈実行
完了後の処理無しのいずれかを予めスレーブ機へ指定し
ておくことを特徴とする。
【0058】請求項22の発明では、スレーブ機でのシ
ステム再立ち上げ、命令の解釈実行の結果生成された返
送ファイルのマスター機への返送、及び命令の解釈実行
完了後の処理無しのいずれかを予めスレーブ機へ指定で
きるので、スレーブ機、プログラム及びデータの管理を
柔軟に行うことができる。
【0059】請求項23の発明は、請求項19の発明に
おいて、前記結合手段により結合され、かつ認識可能な
ファイル名が付与されたファイルが圧縮符号化されてい
る場合、処理プログラムにより伸長する伸長手段と、を
さらに有することを特徴とする。
【0060】請求項24の発明は、請求項1乃至請求項
23のいずれか1項の前記起動用ファイルが、スレーブ
機のオペレーティングシステムにおけるコマンドインタ
ープリタの処理プログラムで解釈実行可能な命令で記述
されていることを特徴とする。
【0061】請求項24の発明では、起動用ファイル
が、スレーブ機のオペレーティングシステムにおけるコ
マンドインタープリタの処理プログラムで解釈実行可能
な命令で記述されているため、バイナリデータのよう
に、スレーブ機のオペレーティングシステムのバージョ
ンに依存せず、高い拡張性と汎用性を達成できる。
【0062】請求項25の発明は、請求項24の前記ス
レーブ機のオペレーティングシステムをUNIXとした
ことを特徴とする。
【0063】請求項25の発明では、スレーブ機のオペ
レーティングシステムをUNIXとしたため、UNIX
が持つ豊富なコマンドや多機能を利用でき、さらに高い
拡張性を達成できる。
【0064】なお、本発明は、コマンドインタープリタ
で解釈実行可能な命令で起動用ファイルを記述する場合
に限定するものでなく、請求項26の発明のように、前
記起動用ファイルを、スレーブ機で実行可能なバイナリ
データで記述すると共に、スレーブ機の処理プログラム
が、バイナリデータを解釈実行するプログラムであるよ
うにしても良い。
【0065】請求項27の発明は、請求項2の前記第1
の命令が、前記処理要求命令ファイルに含まれ、かつス
レーブ機の制御手段に所定の制御を実行させるプログラ
ム及びデータを、スレーブ機の記憶手段に新たに書き込
む命令、スレーブ機の記憶手段に既に記憶されていたプ
ログラム及びデータと全部入れ替える命令、スレーブ機
の記憶手段に既に記憶されていたプログラム及びデータ
の一部と入れ替える命令、及びスレーブ機の記憶手段に
既に記憶されていたプログラム及びデータに追加する命
令の少なくともいずれかであることを特徴とする。
【0066】請求項27の発明では、記憶手段へのプロ
グラム及びデータの書き込みの形態を上記のように定め
たので、プログラム及びデータの変更、バージョンアッ
プを柔軟に行うことができる。
【0067】請求項28の発明は、請求項3又は請求項
4のスレーブ機において、プログラム及びデータを前記
記憶手段に書き込んだ後に、該プログラム及びデータに
基づいてスレーブ機が正常に動作するか否かを確認する
ための処理を実行し、確認結果を返送ファイルに書き込
むことを特徴とする。
【0068】請求項28の発明では、プログラム及びデ
ータを記憶手段に書き込んだ後に、プログラム及びデー
タの動作チェックを行い、その結果を返送ファイルに書
き込むので、スレーブ機の保守管理を的確に行うことが
できる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る
実施の形態を説明する。
【0070】(第1の実施の形態)図1に、本発明の第
1の実施の形態に係るシステムの構成例を示す。
【0071】図1に示すように、本実施の形態に係るシ
ステムは、一般の公衆回線やISDN網などを介して接
続される各端末の管理・制御を行うマスター機と、マス
ター機からのファイルを受信し、該ファイルの内容に基
づく処理を実行するスレーブ機と、から構成されてい
る。
【0072】マスター機は、回線を介してプログラム及
びデータのファイルを送信することによりスレーブ機を
制御する制御装置1と、制御装置1と接続され、かつデ
ータ通信のプロトコル手順を制御してスレーブ機とのデ
ータ通信を可能とする通信制御部5と、イーサネットな
どのLAN6で制御装置1とネットワークを形成すると
共にスレーブ機での処理動作を指示するための処理要求
命令ファイルを作成する処理要求ファイル生成装置2
と、から構成される。なお、制御装置1及び処理要求フ
ァイル生成装置2は、いわゆるワークステーション、パ
ーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末で実現す
ることができる。
【0073】また、スレーブ機50は、回線を介して受
信した画像データをプリントしたり、スキャナにより読
み取った原稿画像を回線を介して送信したりするファク
シミリ装置として構成されている。このファクシミリ装
置は、LAN7により1又は複数の他端末とネットワー
クを形成させたり、他の回線を介してマスター機以外の
端末とのデータ通信を可能とすることができる。
【0074】次に、マスター機に係る制御装置1の構成
を図2を用いて説明する。図2に示すように、本実施の
形態の制御装置1は、所定のオペレーションシステム
(OS)に基づいて装置全体の制御・管理を行うマイク
ロプロセッサ10と、所定のデータが格納された不揮発
性メモリのROM12と、マイクロプロセッサ10の作
業域及び受信データのバッファとして使用されるRAM
14と、スレーブ機を制御するためのプログラム及び該
スレーブ機の制御で用いられるデータを記憶するプログ
ラム/データ記憶部15と、を備え、各々が制御命令や
データを伝達するシステムバス16に接続されている。
なお、プログラム/データ記憶部15では、電池に接続
されたRAM、磁気ディスク、及びEEPROM(Elec
trically Erasable Programmable ROM) などのように装
置の電源を落としてもメモリ内容が揮発しないメモリを
用いる。このプログラム/データ記憶部15は、スレー
ブ機を管理するためのデータを格納するメモリとしても
用いられる。また、ROM12に格納されているプログ
ラムには、後述するフローチャートの処理を実行するた
めのプログラムなどが有る。
【0075】また、制御装置1は、磁気ディスク等を記
憶媒体としてデータの読み書きを行うハードディスク装
置22と、フロッピーディスクを記憶媒体としてデータ
の読み書きを行うフロッピーディスク装置(FDD)2
6と、かな漢字変換された文字データ及び画像を表示す
るディスプレイ30と、を備えており、各々が、ハード
ディスク制御部20、FDD制御部24、いわゆるVR
AMと漢字ROMとを備えたディスプレイ制御部28を
介してシステムバス16に接続されている。なお、ハー
ドディスク装置22としていわゆる光磁気ディスク装置
等を用いても良い。
【0076】なお、ハードディスク制御部20、FDD
制御部24、ディスプレイ制御部28には、システムバ
ス16に接続されたDMAコントローラ18が接続され
ており、該DMAコントローラ18がマイクロプロセッ
サ10を経由しないで直接メモリにアクセスすることに
より高速のデータ転送が可能となる。
【0077】さらに、制御装置1は、キーによる入力手
段としてのキーボード34と、ポインティングデバイス
としてのマウス38と、画像や文字データのプリント出
力を行うプリンタ42と、を備え、各々がキーボード制
御部32、マウス制御部36、プリンタ制御部40を介
してシステムバス16に接続されている。
【0078】また、システムバス16には、LANを介
したネットワーク通信の制御を行うネットワーク制御部
44が接続されており、図1の処理要求ファイル生成装
置2で作成された処理要求命令ファイルは、ネットワー
ク制御部44の制御によりLANを介して制御装置1に
入力される。さらに、システムバス16には、外部機器
との入出力のインターフェースを制御する入出力インタ
ーフェース制御部45が接続されている。この入出力イ
ンターフェース制御部45には、外部機器として上記通
信制御部5が接続されている。なお、公衆回線がアナロ
グ電話回線の場合は、いわゆるモデムが必要となり、I
SDN網などのようなデジタル回線の場合は、モデムが
不要となる。
【0079】次に、マスター機の処理要求ファイル生成
装置2の構成を図3を用いて説明する。なお、制御装置
1と同様の構成に関しては同一の符号を付し、異なる部
分についてのみ説明する。
【0080】図3に示すように、処理要求命令ファイル
生成装置2は、スレーブ機とのデータ通信を行わないた
め通信制御部5が接続されておらず、その代わりにシス
テムバス16には、スキャナ制御部46を介してスキャ
ナ48が接続されている。スキャナ48により読み取ら
れた原稿画像データは、スキャナ制御部46によりデジ
タル画像データに変換され、システムバス16を介して
RAM14に格納され、指定されたファイル名が付与さ
れる。
【0081】ROM12には、処理要求命令ファイル1
1を作成する際の編集画面を出力するツールプログラム
が格納されている。オペレータは、このツールプログラ
ムを起動させることにより編集画面をディスプレイ30
に表示させ、キーボード34及びマウス38を操作する
ことにより処理要求命令ファイル11を作成する。
【0082】次に、ファクシミリ装置としてのスレーブ
機50の構成を図4を用いて説明する。
【0083】図4に示すように、ファクシミリ装置とし
てのスレーブ機50は、所定のオペレーションシステム
(OS)のプログラム及びシステム制御プログラムに基
づいて装置全体の管理・制御及び時限監視を行うマイク
ロプロセッサ76と、所定のデータが格納された不揮発
性メモリのROM74と、マイクロプロセッサ76の作
業域及び受信データのバッファとして使用されるRAM
72と、スレーブ機を所定の制御方式で制御するための
プログラム及び該制御方式で用いられるデータを記憶す
るプログラム/データ記憶部78と、を備え、各々が制
御命令やデータを伝達するシステムバス80に接続され
ている。
【0084】なお、プログラム/データ記憶部78で
は、装置の電源を落としてもメモリ内容が揮発しないメ
モリを用いることは、マスター機の場合と同様である。
また、ROM12に格納されているプログラムには、後
述するフローチャートの処理を実行するためのプログラ
ムなども有る。
【0085】また、ファクシミリ装置50は、磁気ディ
スク等を記憶媒体としてデータの読み書きを行うハード
ディスク装置70と、各種データを液晶表示すると共に
動作モードや送信先のファクシミリ番号などのタッチ入
力が可能なコントロールパネル60と、を備えており、
各々が、ハードディスク制御部68、コントロールパネ
ル制御部62を介してシステムバス80に接続されてい
る。
【0086】また、システムバス80には、公衆回線を
介したデータ通信をプロトコル制御する通信制御部64
が接続されており、この通信制御部64による通信制御
により公衆回線を介してマスター機とのデータ通信が可
能となる。
【0087】さらに、システムバス80には、LANと
のネットワーク通信又はマスター機との回線以外の回線
での通信の制御を行う1又は複数のネットワーク制御部
66が接続可能とされている。図4では、n個のネット
ワーク制御部(第1のネットワーク制御部、....第
nのネットワーク性部)を接続した例が示されている。
【0088】さらに、システムバス80には、受信デー
タの画像を用紙に記録する記録走査部56及び送信原稿
の画像を走査して読み取る読取走査部52が、記録処理
部58及び読取処理部54を介して接続されている。記
録処理部58は、記録走査部56を制御すると共にRA
M72に格納されていた受信データを読み出して記録走
査部56に転送する際のインターフェースを制御する。
また、読取処理部54は、読取走査部52を制御すると
共に、読み取られた画像をデジタル画像データに変換し
てRAM72に転送する際の出力インターフェースを制
御する。
【0089】次に、マスター機(制御装置1、処理要求
ファイル生成装置2)及びスレーブ機50のプログラム
構造を図5を用いて説明する。
【0090】図5に示すように、マスター機及びスレー
ブ機のプログラムは、物理的資源としてのハードウェア
を土台として、該ハードウェアを直接、管理・制御する
物理的資源管理部と、該物理的資源管理部のプログラム
を用いて上位の論理的制御を行う論理的資源管理部と、
論理的資源管理部のプログラムを用いて所定の処理を行
う処理単位毎の処理プログラムと、該処理プログラムを
含み、かつユーザなどが高級言語を用いて作成したいわ
ゆるアプリケーションプログラムと、の4層のプログラ
ムから構成される。
【0091】物理的資源管理部は、あるタスクの実行中
に割込動作を行う割込処理、自動的に割り当てた割付順
序毎にタスクを実行するタスク管理、データの記憶、検
索、削除時にメモリの割当てやデータのサーチ、データ
容量のチェックなどを行うメモリ管理、入出力用デバイ
スの制御・管理を行う入出力制御などの各プログラムか
らなる。
【0092】また、論理的資源管理部は、利用者から指
定されたジョブの管理を行うジョブ管理、メモリ上のデ
ータをファイル名と結び付けて管理するファイル管理、
上位プログラムの実行動作を管理するプログラム管理、
装置の運転・保守のための制御を行う運転・保守制御、
通信時のデータ入出力及びプロトコル手順を管理する通
信管理などのプログラムからなる。上記物理的資源管理
部とこの論理的資源管理部とがOS(operating sysyte
m)を構成する。
【0093】さらに、処理プログラムは、論理的資源管
理部のプログラムを用いて作成されたもので、システム
や装置に対して特定の機能を実行するコマンドプログラ
ム、キーボードから入力されたコマンドを解釈して実行
するコマンドインタープリタ、アプリケーションプログ
ラムのサブルーチンとして特定の処理を実行するライブ
ラリプログラムなどがある。
【0094】コマンドプログラム或いはコマンドインタ
ープリタのコマンドは、オペレータがオペレーティング
システムに対して要求する、開始処理、ジョブの実行指
示、ジョブの実行停止や打切り指示、終了指示などを実
行し、これによりシステムを効率的に運転することが可
能となる。また、図5のようなプログラム構造のため、
ハードウェア資源がバージョンアップされたり変更とな
っても、物理的資源管理部の上位にあるプログラムの変
更を最小限度に抑えることができる。特にコマンドイン
タープリタは、システム環境、操作環境、装置の差異を
完全に吸収できるため、スレーブ機の装置毎の差異を意
識することなく、マスター機からスレーブ機へ処理要求
のためのコマンドを送出できるというメリットがある。
【0095】なお、いわゆるUNIXをOSとして使用
した場合、コマンドインタープリタのことをシェルとい
う。UNIXの場合、このシェル自身をコマンド(sh
コマンド)で呼び出すこともでき、このコマンドを使っ
て、コマンドの集まりであるコマンドファイルを実行さ
せることが可能である。さらに、シェルの提供する入出
力リダイレクション機能とパイプ機能とにより、複数の
コマンドを組み合わせて単独のコマンドでは発揮できな
い利用方法も可能となる。
【0096】このように、スレーブ機においてもコマン
ドインタープリタなどを用いているため、従来のファク
シミリ装置にはない高度のインテリジェンス化が実現可
能となり、飛躍的に拡張性が高まっている。
【0097】ここで、本実施の形態に係るマスター機
は、少なくとも図5に示した機能を有している。なお、
図5の機能のシステム制御は、マイクロプロセッサに実
装されているシステム制御プログラムが行う。
【0098】図5に示した機能には、マスター機とスレ
ーブ機との間の回線接続から回線開放までの通信を通信
制御部5を用いて所定のプロトコル手順で実行するリモ
ートメンテナンス機能、ハードディスク装置22やプロ
グラム/データ記憶部15に割り当てられたディレクト
リの下に記憶されたプログラム及びデータの複数ファイ
ルを1つのファイルにまとめたり、逆に1つにまとめら
れたファイルを元のディレクトリ構造のファイルに解凍
するアーカイバ機能、転送データを符号化により圧縮し
たり、逆に圧縮されたデータを伸長したりするコーデッ
ク機能、データを特定バイト数のデータに分割するスプ
リッター機能、及びファイルのデータ量を検知するデー
タ量計数機能とがある。
【0099】さらに、マスター機には、リモートメンテ
ナンス機能の実行中に実行されると共に、上記機能と一
部組み合わせて実現可能な次の機能とがある。
【0100】すなわち、転送データ量を検知し、スレー
ブ機に該転送データの送信可を確認する転送データ量確
認機能、まとめ/圧縮された転送データを展開した場合
の展開データ量を検知し、スレーブ機に該展開転送デー
タの送信可を確認する展開転送データ量確認機能、転送
データを分割して送信する分割データ送信機能、相手の
スレーブ機に対してデータを分割して送信することを要
求する分割データ送信要求機能、及び相手のスレーブ機
に対してコマンド処理等の実行を要求する処理実行要求
機能がある。なお、リモートメンテナンス機能は、回線
接続後に相手のスレーブ機にリモートメンテナンス処理
の実行を通知するリモートメンテナンス処理通知機能の
実行により開始される。
【0101】次に、スレーブ機の機能は、図5に示した
ように、マスター機の上記機能の他に、プログラム/デ
ータ記憶部78の空き領域(ファイル記憶可能な領域)
の容量を計数する空き領域計数機能、コマンドインター
プリター、及びスレーブ機のシステムを再立ち上げする
オートリブート機能がある。
【0102】さらに、スレーブ機には、リモートメンテ
ナンス機能の実行中に実行されると共に、上記機能と一
部組み合わせて実現可能な次の機能とがある。
【0103】すなわち、受信可能な転送データ量を検知
し、マスター機に転送データの転送の可否を応答する転
送データ量応答機能、まとめ/圧縮された転送データを
展開した場合の受信可能な展開転送データ量を検知し、
マスター機に展開転送データの転送の可否を応答する展
開転送データ量応答機能、分割された転送データを受信
する分割データ受信応答機能、転送データを分割してマ
スター機に送信する分割データ送信機能、及び相手のマ
スター機に対してコマンド処理等の実行を要求する処理
実行要求機能がある。
【0104】上記各機能は、コマンドインタープリタな
どの処理プログラム、及び該処理プログラムを含んで作
成されるバッチプログラムやアプリケーションプログラ
ムにより実現することができる。例えば、OSがUNI
Xであった場合、アーカイバ機能は”tar”コマン
ド、コーデック機能は”compress”コマンド、
スプリッター機能は”split”コマンド、オートリ
ブート機能は”reboot”コマンドなどにより実現
可能である。
【0105】次に、本実施の形態の作用を、図6〜図1
6を用いて説明する。上記マスター機及びスレーブ機で
実行される主要な処理を図6のフローチャートに示す。
なお、図6の処理は、マイクロプロセッサに実装されて
いるシステム制御プログラムが行う。
【0106】図6のフローチャートに示すように、マス
ター機の処理要求ファイル生成装置2で処理要求命令フ
ァイル11を作成加工する(ステップ200)。この処
理要求命令ファイル11の作成加工処理の流れを図7の
フローチャートを用いて説明する。
【0107】図7のフローチャートに示すように、処理
要求ファイル生成装置2の特定ディレクトリの下に、ス
レーブ機のコマンドインタープリタ(シェル)で解釈実
行可能な処理命令からなる起動ファイル、スレーブ機を
特定の制御方式で制御するプログラム、及び該プログラ
ム実行に必要となるデータのファイルを作成する。ここ
で、これらのファイルを有するディレクトリの階層構造
の例を図12に示す。
【0108】図12に示すように、/kanriという
ディレクトリの下に、プログラムに関するファイルを有
する/programというディレクトリと、データに
関するファイルを有する/dataというディレクトリ
とがある。/programの下には、さらに/pro
1、/pro2があり、/dataの下にはさらに/d
at1、/dat2がある。
【0109】/kanri/program/pro1
/の下には、スレーブ機50のコマンドインタープリタ
で解釈実行可能なコマンド群で記述された起動用ファイ
ル”SYORI”が収められている(図13(a)、
(b)参照)。また、/kanri/program/
pro2/の下には、実行形式のプログラム”OUTD
AT”が収められている。
【0110】プログラム”OUTDAT”は、ソースコ
ードで記述されたプログラムをコンパイル及びリンクす
ることにより、スレーブ機50で実行可能なバイナリフ
ァイルとして作成されたものであり、原稿画像データを
所定の制御方式、所定のフォーマットで出力するプログ
ラムである。なお、ソースコードで記述されたプログラ
ムそのものをこのディレクトリに格納しても良い。ソー
スプログラムを格納した場合、プログラム/データ記憶
部にインストールするときに、スレーブ機のプログラム
によりコンパイル・リンクする処理を加える。このよう
にソースプログラムを用いると、スレーブ機のバージョ
ンによるプログラムの依存度を低下させることができ、
本発明の汎用性を高めることができる。
【0111】また、/kanri/data/dat1
/の下には、スキャナ48(図3)で読み取られた送信
原稿の画像データファイル”GENKOU”が収められ
ており、/kanri/data/dat2/の下に
は、プログラム(OUTDAT)の実行の際に必要とな
るパラメータデータが記述されたファイル”PARME
T”が収められている。
【0112】次に、図7に示すように、ステップ240
で作成したファイルのまとめが必要であるか否かを判定
する(ステップ242)。なお、1つのディレクトリの
下に複数のファイルが存在したり、図12に示したよう
な階層構造の各ディレクトリの下にファイルが存在する
場合には、ファイルのまとめが必要となる。これに対
し、1つの起動用ファイルのみをスレーブ機に送る場合
には、ファイルのまとめは不要となる。
【0113】ファイルのまとめが必要であると判定した
場合(ステップ242肯定判定)、アーカイバ機能(U
NIXでは”tar”コマンドを使用する)により、特
定ディレクトリ(図12の場合は/kanri)の下に
あるファイルをすべて1つのファイルにまとめ、処理要
求命令ファイルとする(ステップ244)。一方、ファ
イルのまとめが不要と判定した場合には(ステップ24
2否定判定)、既に作成してある起動用ファイルを処理
要求命令ファイルとする(ステップ246)。なお、処
理要求命令ファイルには、予め定められた特定名称を付
与する次に、処理要求命令ファイルの圧縮が必要である
か否かを判定する(ステップ248)。この判定では、
処理要求命令ファイルのデータ量が特定量を越えている
か否かを判定し、特定量を越えていて送信に時間がかか
ると判定した場合に圧縮が必要と判定する。
【0114】ファイルの圧縮が必要と判定した場合には
(ステップ248肯定判定)、処理要求命令ファイルを
コーデック機能(UNIXでは”compress”コ
マンドを使用する)により圧縮符号化する(ステップ2
50)。そして、圧縮された処理要求命令ファイルを、
処理要求ファイル生成装置2から処理制御装置1へ転送
し(ステップ252)、本サブルーチンをリターンす
る。一方、ファイルの圧縮が必要でない判定した場合に
は(ステップ248否定判定)、圧縮しないでそのまま
処理要求ファイル生成装置2から処理制御装置1へ処理
要求命令ファイルを転送し(ステップ252)、本サブ
ルーチンをリターンする。リターンした後は、図6のメ
インルーチンの次のステップ202に移行する。
【0115】なお、図7では、処理要求ファイル生成装
置2でファイルのまとめ/圧縮を行うようにしたが、制
御装置1でファイルのまとめ/圧縮を行うようにしても
良い。
【0116】図6のステップ202では、マスター機の
制御装置1が、これから処理を実行すべきスレーブ機を
呼出し、回線を接続する。次に、マスター機(制御装置
1)がスレーブ機に対し、リモートメンテナンス機能の
実施を通知する(ステップ204)。リモートメンテナ
ンス機能の実施通知を受けたスレーブ機は、受信の準備
完了後にマスター機に受信準備完了を応答する。
【0117】そして、マスター機からスレーブ機へ処理
要求命令ファイルを送信するデータ送信処理を実行する
(ステップ206)。この送信処理の流れを図8のフロ
ーチャートを用いて次に説明する。
【0118】図8のフローチャートに示すように、ま
ず、マスター機からスレーブ機へ、処理要求命令ファイ
ルの解釈実行処理の終了後にスレーブ機で実行すべき処
理要求を通知する(ステップ260)。この処理要求に
は、処理終了後のスレーブ機において、リブート機能に
よりシステムの再立ち上げを要求するリブート処理要
求、処理要求命令ファイルの解釈実行の結果、生成され
た生成ファイルをマスター機へ返送する生成ファイル返
送要求、及び処理要求無しの少なくとも3種類がある。
【0119】次に、マスター機で、転送データ量確認機
能により転送データ(処理要求命令ファイル)のデータ
量を検知し、マスター機からスレーブ機へ転送データの
データ量を通知する(ステップ262)。なお、転送デ
ータをまとめ/圧縮した場合は、伸長/解凍した展開転
送データのデータ量をスレーブ機へ通知する。
【0120】転送データのデータ量(バイト数)を受信
したスレーブ機では、プログラム/データ記憶部78の
空き領域の容量(バイト数)を空き領域計数機能で検知
し、転送データが空き領域に格納できるか否か、すなわ
ち、空き領域の容量が転送データのデータ量以上である
か否かを確認する(ステップ264)。
【0121】次に、スレーブ機からマスター機へ、受信
の可否を返答する(ステップ266)。空き領域の容量
が転送データのデータ量以上の場合は受信可であり、そ
うでない場合は受信不可である。
【0122】マスター機が受信可の返答を受信した場合
(ステップ268肯定判定)、転送データのデータ量が
基準となるデータ量Cを越えているか否かを判定し(ス
テップ270)、受信不可の返答を受信した場合(ステ
ップ268否定判定)、処理要求命令ファイルを転送す
ることなく、本サブルーチンをリターンする。
【0123】受信可の場合に転送データのデータ量が基
準データ量Cを越えているとき(ステップ270肯定判
定)、マスター機は、処理要求命令ファイルを分割し、
分割されたデータを順次スレーブ機へ送信する分割送信
を実行し(ステップ272)、送信完了後に本サブルー
チンをリターンする。なお、分割送信の詳細については
後述する。一方、転送データのデータ量が基準データ量
Cを越えていないとき(ステップ272否定判定)、マ
スター機からスレーブ機へ、処理要求命令ファイルを分
割しないで転送し(ステップ274)、送信完了後に本
サブルーチンをリターンする。
【0124】なお、ステップ260の処理要求の通知、
ステップ262のデータ量の通知は、所定のプロトコル
手順に従って実行されるが、図21に示すように処理要
求命令ファイルのデータの転送に先立って、ステップ2
60、262で各種の情報が収められたヘッダ部を先に
転送するようにしても良い。
【0125】図21に示したヘッダ部には、転送データ
を管理特定するための情報が格納された管理領域、後に
転送される処理要求命令ファイルをアーカイバ機能にて
まとめたか否かを示すフラグ、当該処理要求命令ファイ
ルをコーデック機能にて圧縮したか否を示すフラグ、処
理要求命令ファイルの処理終了後の処理要求の別を示す
処理要求フラグ、分割送信する場合のデータ分割数、分
割データとしての各転送データに順番に付与された分割
データ番号、及びデータ部(処理要求命令ファイル)の
データ量の各情報が格納されている。
【0126】なお、管理領域の情報として、処理要求命
令ファイルのディレクトリ名(図12の例では、/ka
nri)などが含まれ、これによりスレーブ機が処理要
求命令ファイルのディレクトリ構造を認識できるように
なっているが、処理要求命令ファイルのディレクトリ名
をスレーブ機で認識可能な特定名称に固定しておけば、
管理領域に当該情報を付与する必要がなくなり、スレー
ブ機でのファイル管理の効率化が図れる。
【0127】次に、図8のサブルーチンをリターンする
と、図6のメインルーチンに戻り、転送データの送信が
正常に終了したか否かを判定する(ステップ208)。
転送データの送信が正常に終了していない場合(ステッ
プ208否定判定)、すなわち、図8のステップ266
でスレーブ機から受信不可が返答された場合には、マス
ター機からスレーブ機へリモートメンテナンス機能の終
了通知を行い(ステップ226)、回線を開放し(ステ
ップ228)、本メインルーチンを終了する。
【0128】送信が正常に終了した場合(ステップ20
8肯定判定)、スレーブ機で受信データの加工処理を行
い(ステップ210)、実行可能な処理要求命令ファイ
ルを展開する。ここで、ステップ210の受信データの
加工処理を図11に示す。
【0129】図11に示すように、スレーブ機におい
て、受信データが圧縮データであるか否かを判定する
(ステップ330)。なお、この判定は、例えば、処理
要求命令ファイルの受信前に受信した図21のヘッダ部
における、まとめデータか否かを示すフラグを参照する
ことにより行う。また、受信したファイル自体をサーチ
して行っても良い。
【0130】圧縮データと判定された場合にのみ(ステ
ップ330肯定判定)、コーデック機能により、圧縮さ
れている処理要求命令ファイルを伸長し(ステップ33
2)、伸長したファイルに認識可能な特定のファイル名
を付与する。そして、伸長された処理要求命令ファイル
がまとめられたデータであるか否かを判定する(ステッ
プ334)。そして、まとめデータであると判定された
場合にのみ(ステップ334肯定判定)、アーカイバ機
能(UNIXの場合、”tar”コマンドを使用)によ
り処理要求命令ファイルを解凍する(ステップ33
6)。
【0131】このような伸長、解凍処理によって、図4
のスレーブ機50のRAM72若しくはハードディスク
装置70などのメモリには、当該ファイルが収められて
いるディレクトリの下に図12のようなディレクトリ構
造が展開される。
【0132】そして、スレーブ機50で用いるプログラ
ム及びデータ(図12の例では、”OUTDAT”、”
PARMET”)をスレーブ機50のプログラム/デー
タ記憶部78に書き込み(ステップ338)、本サブル
ーチンをリターンする。
【0133】なお、後述するように、プログラム及びデ
ータをプログラム/データ記憶部78に書き込む処理
(インストールする)を、処理要求命令ファイルに記述
されたインストール用のコマンドで行う場合にも、この
ステップ338で、特定領域へのデータ転送、環境の変
更など、プログラム実行のための必要な設定を行う。勿
論、このステップ338の処理自体をインストール用の
起動用ファイルの実行と共に行うようにしても良い。
【0134】図11のサブルーチンが終了すると、図6
のメインルーチンに戻り、スレーブ機において、展開さ
れた処理要求命令ファイルを解釈実行する(ステップ2
12)。具体的には、起動用ファイル(図12の例で
は”SYORI”)に記述されているコマンドを順番に
コマンドインタープリタにより解釈実行していく。な
お、コマンドインタープリタは、1つのコマンドを実行
開始した後、当該コマンドによる処理結果を次のコマン
ドで利用するなどの場合を除いて、当該コマンドによる
処理が終了しないうちに次のコマンドを順次、実行開始
していく。
【0135】例えば、起動用ファイルに、プログラム/
データ記憶部78に書き込まれたプログラムを実行する
コマンドが記述されている場合(図13(b)参照)、
受信した原稿画像データを記録操作部56でプリント出
力する。
【0136】処理要求命令ファイルの解釈実行が終了し
た場合(ステップ214肯定判定)、図8のステップ2
60で通知された処理要求にリブート処理要求があるか
否かを判定する(ステップ216)。リブート処理要求
がある場合(ステップ216肯定判定)、マスター機か
らスレーブ機へリモートメンテナンス機能の終了通知を
行い(ステップ229)、回線を開放する(ステップ2
30)。なお、リブート処理要求がある場合、ステップ
206のデータ送信処理の終了後に直ちにリモートメン
テナンス機能の終了通知及び回線の開放を行うようにし
ても良い。
【0137】次に、スレーブ機において、不要となった
ファイルやディレクトリを消去し(ステップ231)、
リブート機能(UNIXの場合、”reboot”コマ
ンド)を実行開始する(ステップ232)。そして、コ
ントロールパネル60(図4)に、リブート実行中であ
る旨を表示する(ステップ233)。例えば、『システ
ム再立ち上げ中です。しばらくお待ち下さい。』という
文章を表示したり、警告ランプを点灯させたりする。
【0138】リブートが終了した場合(ステップ234
肯定判定)、コントロールパネル60に表示されたリブ
ート実行中の表示を消し(ステップ235)、本メイン
ルーチンを終了する。
【0139】一方、リブート処理要求が無かった場合
(ステップ216否定判定)、生成ファイルの返送要求
があるか否かを判定する(ステップ218)。この返送
ファイル(生成されたファイル)は、処理要求命令ファ
イルの解釈実行の結果、スレーブ機50において生成さ
れたデータなどから構成される(図14(a)〜(c)
参照)。
【0140】生成ファイルの返送要求があった場合(ス
テップ218肯定判定)、スレーブ機がマスター機へ生
成ファイルを送信する処理を実行する(ステップ22
0)。ここで、生成ファイルの送信処理を図9のフロー
チャートを用いて説明する。図9に示すように、まず、
スレーブ機が返送ファイルのデータ量が基準となるデー
タ量Cを越えているか否かを判定する(ステップ28
0)。返送ファイルのデータ量が基準データ量Cを越え
ている場合には(ステップ280肯定判定)、スレーブ
機が、返送ファイルを特定バイト数のデータに分割し、
各分割データを順次マスター機へ送信し(ステップ28
2)、本サブルーチンをリターンする。一方、返送ファ
イルのデータ量が基準データ量Cを越えていない場合に
は(ステップ280否定判定)、スレーブ機は、返送フ
ァイルを分割しないでそのままマスター機へ送信し(ス
テップ284)、本サブルーチンをリターンする。
【0141】なお、図6のステップ206のデータ送信
処理の完了後に、直ちにリモートメンテナンス機能の終
了を通知して回線を開放した場合には、図9のステップ
280の実行前に、マスター機がスレーブ機を呼出し、
リモートメンテナンス機能の実施通知を行うことはいう
までもない。
【0142】次に、マスター機が、受信した返送ファイ
ルをプログラム/データ記憶部15に書き込み(ステッ
プ222)、当該スレーブ機の管理用データとする。ま
た、スレーブ機では、不要となったファイル/ディレク
トリの消去を行い(ステップ224)、マスター機から
スレーブ機へリモートメンテナンス機能の終了通知を行
い(ステップ226)、回線を開放して(ステップ22
8)、本メインルーチンを終了する。
【0143】次に、図8のステップ272で実行される
処理要求命令ファイルの分割送信、図9のステップ28
2で実行される返送ファイルの分割送信の詳細な処理の
流れを図10のフローチャートを用いて説明する。
【0144】図10のフローチャートに示すように、ま
ず、送信機側で、送信データをスプリッター機能(UN
IXの場合、”split”コマンドを使用)により、
特定量単位毎に分割する(ステップ300)。なお、処
理要求命令ファイルの分割送信の場合、マスター機が送
信機、スレーブ機が受信機となり、返送ファイルの分割
送信の場合、スレーブ機が送信機、マスター機が受信機
となる。
【0145】次に、送信機側で、各分割データに順番
(k=1、2、....、N)を付与する(ステップ3
02)。この順番は、分割前の元のデータに戻すとき
に、各分割データを特定するためのもので、例えば、元
のデータの先頭のデータから順次番号を付与していく。
【0146】そして、送信機から受信機へ、分割データ
数Nを通知する(ステップ304)。この分割データ数
Nの通知は、例えば、図21のような分割データ数が書
き込まれたヘッダ部を先に送出することにより可能とな
る。なお、特定のプロトコル信号により通知しても良
い。
【0147】次に、分割データ番号kを1に設定し(ス
テップ306)、送信機から受信機へ、分割データk
(番号kが付与された分割データ;ここではk=1)を
送信する(ステップ308)。受信機側では、この分割
データの受信の良否を判定し、分割データの受信が正常
終了しなかった場合(ステップ310否定判定)、受信
機が送信機に対して分割データkの再送を要求する(ス
テップ314)。つまり、この再送要求では、これまで
の送信機と受信機の送受信の役割が反転される。そし
て、ステップ308に戻り、送信機から受信機へ、受信
が失敗した分割データkの送信処理が再び行われ、ステ
ップ310で同様の判定を行う。
【0148】分割データkの受信が正常終了した場合
(ステップ310肯定判定)、受信機側では、受信した
分割データkに付与されている分割データ番号k(図2
1参照)を読み取り、各分割データに適当なファイル名
を付与して識別しておく(ステップ312)。なお、送
信機が分割データを順番通りに送信する場合には、分割
データ番号kを必ずしも読み取る必要はなく、受信した
順番により分割データを特定する。
【0149】そして、送信機及び受信機が、分割データ
番号kを1だけインクリメントし(ステップ316)、
インクリメントされたkが分割データ数Nを越えている
か否かを判定する(ステップ318)。分割データ数N
が受信機側にも通知されているため、受信機でもこのよ
うな判定が可能となる。
【0150】kがNを越えていないと判定した場合(ス
テップ318否定判定)、ステップ308に戻り、イン
クリメントされたkについて送信機が次の分割データk
の送信処理を行い、同様の処理を繰り返す。
【0151】これに対し、kがNを越えていると判定し
た場合(ステップ318肯定判定)、受信機側では、フ
ァイル名などで識別されている分割データ1、
2、....Nを順番に結合することにより元のファイ
ルを再現し、このファイルにコマンドインタープリタで
認識可能なファイル名を付与し(ステップ320)、本
サブルーチンをリターンする。
【0152】ところで、処理要求命令ファイルをスレー
ブ機に転送して解釈実行させる場合、図12のようにプ
ログラム及びデータと原稿データとを含むディレクトリ
構造のファイルを一度に転送しても良いが、スレーブ機
を所定の制御方式で制御するプログラムをバージョンア
ップするときにのみプログラム及びデータを送るように
しても良い。この場合、図6のメイン処理は、少なくと
も次の2つの目的を持つ処理要求命令ファイルについて
それぞれ実行される。
【0153】 プログラム及びデータのインストール
(リブート処理有り) 原稿画像の出力又はシステム管理(生成ファイルの
返送有り) まず、上記目的の処理要求命令ファイルを転送する場
合の処理の流れを図15に図解する。
【0154】図15に示すように、マスター環境では、
処理要求ファイル生成装置2を用いて、インストールパ
ッケージなどの起動用ファイルを生成する。このインス
トールのための起動用ファイルの記述例を図13(a)
に示す。図13(a)の起動用ファイルでは、マスター
機から送られてきたプログラム”/kanri/pro
gram/pro2/OUTDAT”のインストールコ
マンド及びデータ”/kanri/data/dat2
/PARMET”のインストールコマンドが記述されて
いる。そして、その下に、インストールに必要となる各
種のコマンドA、B、....が記述されている。そし
て、最後の行に、最終的にプログラム/データ記憶部7
8にインストールされるプログラムファイル名”/us
r/program/OUTDATと、データファイル
名”/usr/data/PARMET”が記述されて
いる。なお、ここでは、/usr/のディレクトリがス
レーブ機のプログラム/データ記憶部78に割り当てら
れている場合を想定している。
【0155】次に、図15に示すように、作成された起
動用ファイル及び用意されているプログラム及びデータ
を、処理要求ファイル生成装置2若しくは制御装置1に
より、まとめ、圧縮及び分割し、制御装置1が各分割デ
ータを公衆回線を介して分割送信する。
【0156】スレーブ環境では、受信した分割データを
RAM72に一時格納し、受信データの結合、伸長、及
び解凍を行う。そして、起動用ファイルを起動させるこ
とにより、共に送られてきたプログラム及びデータをプ
ログラム/データ記憶部78にインストールする。イン
ストール終了後は、不要なファイル/ディレクトリの消
去と共にスレーブ機のシステムをリブートし、不要なタ
スクの起動を消去する。
【0157】なお、プログラムのインストール方法に
は、図22に示すように、プログラム/データ記憶部7
8に格納されていた旧バージョンのプログラムを新バー
ジョンのプログラムに全部入れ替える場合、新たなプロ
グラムを旧バージョンのプログラムに追加する場合、及
びプログラムの一部(例えばサブルーチン)を変更する
場合などがある。データのインストール方法についても
全く同様のことがいえる。このようにマスター機では、
インストール用のコマンドを適宜用いることにより、ス
レーブ機におけるプログラム及びデータの変更管理を適
切に行うことができる。
【0158】また、プログラム及びデータのインストー
ルが正常に終了したか、或いはインストールされたプロ
グラム及びデータが正常に動作するかをチェックしたい
場合がある。このようなチェック処理を図20のフロー
チャートを用いて説明する。なお、このチェック処理
は、プログラム及びインストールの処理に引き続いて実
行され、該処理を実行した場合、返送ファイルが生成さ
れる。
【0159】図20に示すように、プログラム及びデー
タの書き込み(インストール)が終了した場合(ステッ
プ400肯定判定)、書き込みが正常に終了したか否か
を判定する(ステップ402)。この判定は、スレーブ
機のオペレーティングシステムが出力したエラーコード
番号などに基づき行われる。書き込みが正常に終了して
いない場合(ステップ402否定判定)、『プログラム
及びデータの書き込み異常終了−エラーコード番号』を
返送ファイルに書き込み(ステップ406)、本サブル
ーチンをリターンする。
【0160】プログラム及びデータの書き込みが正常に
終了した場合(ステップ402肯定判定)、『プログラ
ム及びデータの書き込み正常終了』を返送ファイルに書
き込む(ステップ404)。
【0161】次に、インストールしたプログラムの動作
確認が必要な場合には(ステップ408肯定判定)、プ
ログラム/データ記憶部78に書き込んだプログラム及
びデータに基づく動作確認を行う(ステップ410)。
この動作確認では、予め定められた内容の動作をスレー
ブ機に実行させ、その結果の正否を確認する。なお、イ
ンストールしたプログラムの動作確認が必要でない場合
には(ステップ408否定判定)、本サブルーチンをリ
ターンする。
【0162】次に、ステップ410の確認動作が正常に
終了したか否かを判定する(ステップ412)。確認動
作が正常に終了した場合(ステップ412肯定判定)、
『プログラム及びデータの動作正常終了』を返送ファイ
ルに書き込み(ステップ416)、本サブルーチンをリ
ターンする。確認動作が正常に終了しなかった場合(ス
テップ412否定判定)、『プログラム及びデータの動
作異常終了−異常動作内容』を返送ファイルに書き込み
(ステップ414)、本サブルーチンをリターンする。
なお、プログラム及びデータのチェックを行った結果が
書き込まれた返送ファイルは、図14(a)に示すもの
となる。
【0163】このような返送ファイルを受信したマスタ
ー機は、スレーブ機のインストールが正常に終了したか
否かを直ちに知ることができ、インストールが異常終了
した場合には、エラーコード内容に応じて、再度プログ
ラム及びデータのインストールを実行する処理要求命令
ファイルを送信したりするなど適切な措置を取ることが
できる。また、スレーブ機のプログラムが正常に動作し
なかった場合にも、異常動作内容に応じて、適切な措置
を取ることができ、スレーブ機の円滑な保守管理が可能
となる。
【0164】次に、上記目的の処理要求命令ファイル
を転送する場合の処理の流れを図16に図解する。
【0165】図16に示すように、マスター環境では、
処理要求ファイル生成装置2を用いて、送信したい原稿
画像のデータを生成すると共に、プログラム実行コマン
ドや原稿画像出力時に行われる処理のコマンドからなる
起動用ファイルを作成する。この起動用ファイルの記述
例を図13(b)に示す。図13(b)の起動用ファイ
ルでは、スレーブ機のシステムデータを取り出すコマン
ド1、スレーブ機の環境設定プログラム”/usr/p
rogram/SETEI”の実行コマンドがあり、次
に画像原稿ファイル/kanri/data/dat1
/GENKOUを出力するプログラム”/usr/pr
ogram/OUTDAT”の実行コマンドが記述され
ている。そして、さらにログデータ(システムの動作記
録)を取り出すコマンド2、上記コマンド群の解釈実行
の結果生成される結果のデータを取り出すコマンド3な
どが記述されている。なお、ログデータには、スレーブ
機の使用者名、使用資源名、使用時間、処理内容とその
結果、及び機器の障害内容や発生時刻などが記録され
る。
【0166】次に、図16に示すように、作成された起
動用ファイル及び原稿画像データを、処理要求ファイル
生成装置2若しくは制御装置1により、まとめ、圧縮及
び分割し、制御装置1が各分割データを公衆回線を介し
て分割送信する。
【0167】スレーブ環境では、受信した分割データを
RAM72に一時格納し、受信データの結合、伸長、及
び解凍を行う。そして、起動用ファイルを起動させるこ
とにより、既にインストールされているプログラム及び
データを実行する。これにより、原稿画像がスレーブ機
50で記録出力されると共に、システムデータ取り出
し、ログデータ取り出し、処理結果取り出しなどの処理
が実行され、図14(c)に示すように、それらのデー
タが返送ファイルに格納される。
【0168】そして、スレーブ機が、起動用ファイルの
解釈処理実行後に返送ファイルをまとめ、圧縮、及び分
割し、各分割データを順次マスター機へ分割送信する。
返送ファイルを受信したマスター機は、受信データをR
AM14に一時格納し、分割受信データの結合、伸長及
び解凍を行う。解凍された返送ファイルは、スレーブ機
の管理用データとして所定のメモリ領域へ格納される。
【0169】このように返送ファイルには、図14
(c)で示したように、スレーブ機のシステムデータ、
ログデータ及び処理結果データが格納されているので、
マスター機は、スレーブ機システムの運用状態、システ
ム資源の利用状況、システムの動作状態を時間的推移に
従って把握できる。これにより、スレーブ機の保守作業
を円滑に進めることができ、故障やプログラムのバグな
どを直ちに検出することができる。
【0170】なお、図13(b)の起動用ファイルの記
述例では、画像データの出力プログラムの実行コマンド
と、ログデータの取り出しなどのコマンドが1つのファ
イルに収められているが、別々の起動用ファイルに記述
し、別個に処理することも可能である。
【0171】また、起動用ファイルに返送ファイルとし
て、起動用ファイルの解釈実行の結果データだけではな
く、図14(b)に示すように、スレーブ機のプログラ
ム/データ記憶部78に書き込まれたプログラム及びデ
ータをアーカイバ機能にて1つにまとめたファイルを用
いることができる。
【0172】また、起動用ファイルに、スレーブ機のプ
ログラム/データ記憶部78に書き込まれたプログラム
及びデータをアーカイバ機能にて1つのファイルにまと
め、このファイルを返送ファイルとするコマンドを記述
することもできる。すなわち、返送ファイルとして、起
動用ファイルの解釈実行の結果データだけではなく、図
14(b)に示すように、スレーブ機のプログラム/デ
ータ記憶部78に書き込まれたプログラム及びデータを
アーカイバ機能にて1つにまとめたファイルを用いるこ
とができる。
【0173】図14(b)の返送ファイルにより、マス
ター機は、スレーブ機にインストールされているプログ
ラム及びデータのバグの有無の判定、新たな機能追加の
判断などを適切に行うことができる。
【0174】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を説明する。第2の実施の形態の構成は、第1の実
施の形態と同様であるので、同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0175】先ず、図17のフローチャートを用いて第
2の実施の形態を説明すると、マスター機からの処理要
求命令ファイルが受信されている場合(ステップ350
肯定判定)、『処理要求命令ファイル受信中』である旨
をコントロールパネル60に表示し(ステップ35
2)、次のステップ362に移行する。また、処理要求
命令ファイルの解釈実行中の場合(ステップ354肯定
判定)、『処理要求命令ファイル解釈実行中』である旨
をコントロールパネル60に表示し(ステップ35
6)、次のステップ362に移行する。さらに、返送フ
ァイルの送信中の場合(ステップ358肯定判定)、
『返送ファイル送信中』である旨をコントロールパネル
60に表示し(ステップ360)、次のステップ362
に移行する。
【0176】ステップ362では、コントロールパネル
60からの操作信号を検出したか否かを判定する。コン
トロールパネル60からの操作信号を検出したとき(ス
テップ362肯定判定)、該操作信号に対応したスレー
ブ機の動作を禁止する(ステップ364)。そして、ス
テップ350に戻って同様の処理を繰り返す。
【0177】すなわち、図17のコントロールパネル制
御では、処理要求命令ファイル受信中、処理要求命令フ
ァイル解釈実行中、及び返送ファイルの送信中のいずれ
かの場合に、コントロールパネルからの操作に対応した
動作を禁止し、それ以外の場合には、通常通りコントロ
ールパネルからの操作により動作するようにしたもので
ある。これにより、コントロールパネルからの操作に対
応する動作が同時に行われることによる、マスター機と
の通信処理や命令の解釈実行処理の処理速度の低減を防
ぐことができる。
【0178】次に、図18のフローチャートを用いて第
2の実施の形態を説明する。図18の処理は、スレーブ
機50において、複数の回線又はネットワーク通信が可
能とされた場合の措置について定めたものである。な
お、図17と同様の処理ステップについては同一のステ
ップ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
【0179】図18のフローチャートでは、処理要求命
令ファイル受信中、処理要求命令ファイル解釈実行中、
及び返送ファイルの送信中のいずれかの場合(ステップ
350肯定判定、ステップ354肯定判定、ステップ3
58肯定判定)に、他のネットワークからの受信要求が
有るか否かを判定する(ステップ366)。他のネット
ワークからの受信要求が有った場合(ステップ366肯
定判定)、当該受信要求への応答を禁止する(ステップ
368)。このとき、当該他のネットワークへその旨を
通知するようにしても良い。
【0180】次に、他のネットワークへの発信要求が有
るか否かを判定し(ステップ370)、発信要求が有っ
た場合(ステップ370肯定判定)、当該発信要求に対
応する動作を禁止し(ステップ372)、ステップ35
0に戻って同様の処理を繰り返す。図18の場合、マス
ター機との通信中に他のネットワークへの発呼及び発着
が禁止され、発着呼の衝突を回避できる。また、複数の
通信が同時に行われることにより発生する、マスター機
との通信処理及び命令の解釈実行処理の処理速度の低減
を防ぐことができる。
【0181】次に、図19のフローチャートを用いて第
2の実施の形態を説明する。なお、図17と同様の処理
ステップについては同一のステップ番号を付与し、詳細
な説明を省略する。図19の処理では、スレーブ機50
のマイクロプロセッサ76が時限監視機構を有し、特定
時刻にプロセスの起動、イベント待ち状態のプロセスへ
のイベント通知を行う場合を想定している。
【0182】図19のフローチャートでは、処理要求命
令ファイル受信中、処理要求命令ファイル解釈実行中、
及び返送ファイルの送信中のいずれかの場合(ステップ
350肯定判定、ステップ354肯定判定、ステップ3
58肯定判定)に、現在の時刻がプロセスを起動するプ
ロセス起動時刻であるか否かを判定する(ステップ37
4)。現時刻がプロセス起動時刻の場合(ステップ肯定
判定)、プロセスの起動を禁止する(ステップ37
6)。
【0183】次に、現時刻がイベント通知時刻であるか
否かを判定し(ステップ378)、イベント通知時刻の
場合(ステップ378肯定判定)、イベントの通知を禁
止し(ステップ380)、ステップ350に戻って同様
の処理を繰り返す。図19の場合は、マスター機との通
信中にプロセス起動やイベント通知が禁止され、処理速
度の低減を防止することができる。
【0184】以上のように第2の実施の形態では、同時
処理や発着呼衝突が回避されるので、マスター機との通
信を効率的に行うことができる。
【0185】なお、図17〜図19の禁止処理は、スレ
ーブ機のマイクロプロセッサ76がソフト的に禁止制御
したり、半導体リレーなどの切り替えによりマイクロプ
ロセッサ76への操作信号の入力をカットすることによ
り実現できる。
【0186】以上が、本発明の各実施の形態であるが、
上記例にのみ限定されるものではない。例えば、マスタ
ー機側を、制御装置1と処理要求ファイル生成装置2と
の2の端末から構成したが、1つの端末でマスター機を
構成することもできる。
【0187】また、UNIX以外のOSを用いることも
できるし、処理プログラムとしての各コマンドやコマン
ドインタープリタをユーザが独自に作成しても良い。
【0188】また、上記例では、起動用ファイルにコマ
ンドインタープリタで解釈実行可能な命令を記述した
が、スレーブ機で実行可能なバイナリデータで記述する
ことも可能である。この場合、起動用ファイルを実行す
る処理プログラムを、バイナリデータを解釈可能なプロ
グラムとして作成する必要がある。
【0189】また、アーカイバ機能、コーデック機能、
及びスプリッター機能の一部或いは全部を使用しない構
成とすることも可能である。すなわち、上記3つの機能
すべてを使用しない場合は、直接、起動用ファイルをマ
スター機よりスレーブ機へ送信し、実行することとな
る。
【0190】さらに、ネットワーク制御部44、66及
び通信制御部5、64は、特定するものではなく、以下
の〜で実現可能である。
【0191】
【0192】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
28の発明によれば、スレーブ機側で、マスター機から
送られてきた起動ファイルに記述されている各種の命令
を処理プログラムにより解釈実行するようにしたので、
スレーブ機の制御用のプログラムを単にダウンロードす
る場合と比べて、高い拡張性、システム変更に対する柔
軟な対処と共にプログラム及びデータの的確な管理方法
を実現できる、という効果が得られる。
【0193】また、請求項10及び請求項11の発明に
よれば、送信するファイルを、統合圧縮する手段を設け
たので、通信時間を大幅に短縮することができる、とい
うさらなる効果が得られる。
【0194】さらに、請求項15〜請求項17の発明に
よれば、ファイルの分割送信を可能としたので、大量の
データを転送する場合の信頼性を向上させることができ
る、というさらなる効果が得られる。
【0195】さらに、請求項18の発明によれば、ある
分割データの受信が正常に終了しなかった場合、受信が
正常に終了しなかった分割データのみの再送要求をする
ようにしたので、マスター機及びスレーブ機で受信異常
が発生した場合に、従来のようにすべての分割データの
再送要求をする必要がなく、再送時間の低減を実現でき
る、というさらなる効果が得られる。
【0196】また、請求項20の発明によれば、送信す
るファイルのデータ量を送信前に予めマスター機がスレ
ーブ機へ通知するので、スレーブ機の記憶手段にファイ
ルを格納できなかった場合の通信の無駄を防ぐことがで
きる、というさらなる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例を示した図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るマスター機と
しての制御装置の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るマスター機と
しての処理要求ファイル生成装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るスレーブ機と
してのファクシミリ装置の構成図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るマスター機及
びスレーブ機のプログラム構造と、本実施の形態で必要
となる処理プログラムの機能とを示した図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るマスター機及
びスレーブ機が実行するプログラム及びデータの管理方
法の流れを示すメインのフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るマスター機が
実行する処理要求命令ファイルの作成加工処理の流れを
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る、マスター機
からスレーブ機へのデータ送信処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る、スレーブ機
からマスター機への返送ファイル送信処理の流れを示す
フローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る分割送信処
理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るスレーブ機
が実行する受信データの加工処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の処理要求命令ファイルとして1つに
まとめられるディレクトリ構造の1例を示す図である。
【図13】起動用ファイルの記述例を示す図であって、
(a)はインストール用の起動用ファイル、(b)はプ
ログラム実行又は管理用データ取り出し用の起動用ファ
イルの記述例を示す図である。
【図14】返送ファイルの記述例を示す図であって、
(a)はインストール結果、(b)は1つにまとめられ
たスレーブ機のプログラム及びデータ、(c)は管理用
の処理結果データに関する記述例を示す図である。
【図15】プログラム及びデータのインストールを実行
する処理要求命令ファイルをマスター機からスレーブ機
に転送し、処理終了後にスレーブ機でリブート処理を行
う場合の処理の流れを表した図である。
【図16】スレーブ機の管理用データを取り出すための
処理要求命令ファイルをマスター機からスレーブ機に転
送し、処理終了後に取り出した結果を返送ファイルとし
てスレーブ機からマスター機へ返送する場合の処理の流
れを表した図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るスレーブ機
のコントロールパネル制御の流れを示すフローチャート
である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係るスレーブ機
の複数ネットワーク制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係るスレーブ機
の時限監視制御の流れを示すフローチャートである。
【図20】インストールされたプログラム及びデータの
チェック処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】マスター機からスレーブ機へ転送されるデー
タのフォーマット例を示す図である。
【図22】スレーブ機のプログラム/データ記憶部にイ
ンストールされるプログラムの変更方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 制御装置 2 処理要求ファイル生成装置 5 通信制御部 10 マイクロプロセッサ 11 処理要求命令ファイル 15 プログラム/データ記憶部 44 ネットワーク制御部 50 スレーブ機 60 コントロールパネル 64 通信制御部 66 ネットワーク制御部 76 マイクロプロセッサ 78 プログラム/データ記憶部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルの通信を可能とする通信手段
    と、プログラム及びデータを記憶する書換え可能な記憶
    手段と、処理プログラムに基づいて、各種の命令を解釈
    実行する処理及びファイルの変換処理の少なくともいず
    れかを可能とする制御手段と、 を各々有するマスター機及びスレーブ機が実行するプロ
    グラム及びデータの管理方法であって、 マスター機において、スレーブ機の処理プログラムによ
    り解釈実行が可能な命令が記述された起動用ファイルを
    含む処理要求命令ファイルを作成し、前記通信手段を用
    いて該処理要求命令ファイルをスレーブ機に送信し、 スレーブ機において、前記通信手段を用いて処理要求命
    令ファイルを受信し、前記処理プログラムを起動させる
    ことにより、受信した処理要求命令ファイルに含まれる
    起動用ファイルに記述された命令を解釈実行することを
    特徴とするプログラム及びデータの管理方法。
  2. 【請求項2】 前記起動用ファイルに記述された命令
    は、 前記処理要求命令ファイルに含まれ、かつスレーブ機の
    制御手段に所定の制御を実行させるプログラム及びデー
    タをスレーブ機の記憶手段に書き込む第1の命令、スレ
    ーブ機の記憶手段に書き込まれたプログラム及びデータ
    を実行させる第2の命令、及びスレーブ機の管理用デー
    タをファイルとして取り出すための第3の命令のうちの
    少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1の
    プログラム及びデータの管理方法。
  3. 【請求項3】 スレーブ機において、受信した処理要求
    命令ファイルに含まれる起動用ファイルに記述されてい
    る命令を処理プログラムが解釈実行することにより生成
    されたファイル又は前記記憶手段に格納されているプロ
    グラム及びデータのファイルを、返送ファイルとして前
    記通信手段を用いてマスター機へ返送することを特徴と
    する請求項1又は請求項2のプログラム及びデータの管
    理方法。
  4. 【請求項4】 マスター機において、スレーブ機から送
    信された返送ファイルを、前記通信手段を用いて受信
    し、受信した返送ファイルをマスター機の記憶手段に格
    納することを特徴とする請求項3のプログラム及びデー
    タの管理方法。
  5. 【請求項5】 スレーブ機は、スレーブ機を制御するた
    めに操作される操作入力手段と、情報の表示が可能な表
    示手段と、をさらに有すると共に、 マスター機から送られてくる処理要求命令ファイルの受
    信中、起動用ファイルに記述された命令の解釈実行中、
    及びマスター機への返送ファイルの送信中の少なくとも
    いずれかの場合は、前記表示手段により、前記操作入力
    手段による制御が不可能である旨を表示させると共に、
    前記操作入力手段による制御を禁止させたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれか1項のプログラム
    及びデータの管理方法。
  6. 【請求項6】 スレーブ機は、複数の端末との同時通信
    を可能とする複数のネットワーク手段とをさらに有する
    と共に、 マスター機から送られてくる処理要求命令ファイルの受
    信中、起動用ファイルに記述された命令の解釈実行中、
    及びマスター機への返送ファイルの送信中の少なくとも
    いずれかの場合は、前記ネットワーク手段により受信さ
    れたマスター機以外の端末からの受信要求に応答する処
    理を禁止し、かつ、マスター機以外の端末への発信要求
    に応答する処理を禁止することを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項のプログラム及びデータの管
    理方法。
  7. 【請求項7】 スレーブ機は、前記制御手段にて特定時
    刻にプロセスの起動又はイベント待ち状態プロセスへの
    イベント通知を行う時限監視手段とをさらに有すると共
    に、 マスター機から送られてくる処理要求命令ファイルの受
    信中、起動用ファイルに記述された命令の解釈実行中、
    及びマスター機への返送ファイルの送信中の少なくとも
    いずれかの場合は、前記時限監視手段によるプロセスの
    起動及びイベント通知を禁止することを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項のプログラム及びデー
    タの管理方法。
  8. 【請求項8】 スレーブ機において、マスター機より受
    信した起動用ファイルに記述されているすべての命令の
    解釈実行が完了した後に、自動的にシステムの再立ち上
    げを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れか1項のプログラム及びデータの管理方法。
  9. 【請求項9】 スレーブ機は、情報の表示が可能な表示
    手段と、をさらに有すると共に、 スレーブ機において、マスター機より受信した起動用フ
    ァイルに記述されているすべての命令の解釈実行が完了
    した後に自動的にシステムの再立ち上げを行った場合、
    システムの再立ち上げであることを前記表示手段に表示
    させることを特徴とする請求項8のプログラム及びデー
    タの管理方法。
  10. 【請求項10】 ファイルを送信するマスター機及びス
    レーブ機の少なくともいずれかの送信機において、 送信する複数のファイルを処理プログラムにより1つの
    ファイルにまとめる統合手段と、 送信するファイルを処理プログラムにより圧縮符号化す
    る圧縮手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至
    請求項9のいずれか1項のプログラム及びデータの管理
    方法。
  11. 【請求項11】 前記処理要求命令ファイルは、 特定の名称を持った階層構造の下に各々存在する、起動
    用ファイル、スレーブ機の制御手段で実行可能なプログ
    ラム及びデータを、前記統合手段によりまとめたファイ
    ルであることを特徴とする請求項10のプログラム及び
    データの管理方法。
  12. 【請求項12】 スレーブ機において、 前記記憶手段の階層構造の下に各々存在するプログラム
    及びデータを、前記統合手段によりまとめたファイルを
    前記返送ファイルとすることを特徴とする請求項10又
    は請求項11のプログラム及びデータの管理方法。
  13. 【請求項13】 ファイルを受信するマスター機及びス
    レーブ機の少なくともいずれかの受信機において、 受信したファイルが圧縮符号化されたファイルである場
    合、受信したファイルを処理プログラムにより伸長する
    伸長手段と、 受信したファイルが複数のファイルを1つにまとめたフ
    ァイルである場合、受信したファイルを処理プログラム
    により元の複数のファイルに解凍する解凍手段と、を有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれ
    か1項のプログラム及びデータの管理方法。
  14. 【請求項14】 スレーブ機において、 特定の名称を持った階層構造の下に各々存在する、起動
    用ファイル、スレーブ機の制御手段で実行可能なプログ
    ラム及びデータをまとめた処理要求命令ファイルを受信
    し、 受信した処理要求命令ファイルを、前記解凍手段により
    元の階層構造に戻すことを特徴とする請求項13のプロ
    グラム及びデータの管理方法。
  15. 【請求項15】 ファイルを送信するマスター機及びス
    レーブ機の少なくともいずれかの送信機において、 送信するファイルのデータ量が特定量を越えている場
    合、送信するファイルを処理プログラムにより所定のデ
    ータ量単位に分割する分割手段と、 前記分割手段により分割された分割データを前記通信手
    段を用いて送信する分割送信手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項14のい
    ずれか1項のプログラム及びデータの管理方法。
  16. 【請求項16】 前記分割送信手段は、 分割データに順番を付与し、付与した順番を示す情報を
    各分割データに付けて送信することを特徴とする請求項
    15のプログラム及びデータの管理方法。
  17. 【請求項17】 前記送信機は、 前記分割データの合計数を、分割データを送信する相手
    の受信機へ通知する通知手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項15又は請求項
    16のプログラム及びデータの管理方法。
  18. 【請求項18】 ファイルを受信するマスター機及びス
    レーブ機の少なくともいずれかの受信機において、 前記通信手段は、複数の分割データに分割されたファイ
    ルを分割データ毎に受信すると共に、 受信した分割データ毎に受信が正常に終了したか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段により分割データの受信が正常に終了して
    いないと判定されたとき、受信が正常に終了しなかった
    分割データを再度送信するように、分割データを送信し
    た相手の送信機へ要求する再送要求手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項17のい
    ずれか1項のプログラム及びデータの管理方法。
  19. 【請求項19】 ファイルを受信するマスター機及びス
    レーブ機の少なくともいずれかの受信機において、 前記通信手段は、複数の分割データに分割されたファイ
    ルを分割データ毎に受信すると共に、 受信した順番に分割データを結合し、又は分割データに
    付与された順番を示す情報に基づいて各分割データを結
    合することにより、1つのファイルに戻すと共に、該1
    つのファイルに処理プログラムが認識可能なファイル名
    を付与する結合手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項1
    8のいずれか1項のプログラム及びデータの管理方法。
  20. 【請求項20】 マスター機において、 処理要求命令ファイルをスレーブ機へ送信する前に、実
    行可能な形式で展開された処理要求命令ファイルのデー
    タ量を検知し、該データ量を予めスレーブ機へ通知し、 スレーブ機において、 前記データ量を受信すると共に、前記記憶手段の空き領
    域に前記データ量のファイルを格納できるか否かを判定
    し、前記記憶手段の空き領域に前記データ量のファイル
    が格納できると判定した場合は、マスター機へ処理要求
    命令ファイルの受信が可能であることを返答し、前記記
    憶手段の空き領域に前記データ量のファイルが格納でき
    ないと判定した場合は、マスター機へ処理要求命令ファ
    イルの受信が不可能であることを返答することを特徴と
    する請求項1乃至請求項19のいずれか1項のプログラ
    ム及びデータの管理方法。
  21. 【請求項21】 マスター機において、 スレーブ機で起動用ファイルに記述されている命令の解
    釈実行が完了した後に、スレーブ機でのシステム再立ち
    上げを実行するか否かを予めスレーブ機へ指定しておく
    ことを特徴とする請求項8のプログラム及びデータの管
    理方法。
  22. 【請求項22】 マスター機において、 スレーブ機で起動用ファイルに記述されている命令の解
    釈実行が完了した後に、スレーブ機でのシステム再立ち
    上げ、命令の解釈実行の結果生成された返送ファイルの
    マスター機への返送、及び命令の解釈実行完了後の処理
    無しのいずれかを予めスレーブ機へ指定しておくことを
    特徴とする請求項8のプログラム及びデータの管理方
    法。
  23. 【請求項23】 前記結合手段により結合され、かつ認
    識可能なファイル名が付与されたファイルが圧縮符号化
    されている場合、処理プログラムにより伸長する伸長手
    段と、 をさらに有することを特徴とする請求項19のプログラ
    ム及びデータの管理方法。
  24. 【請求項24】 前記起動用ファイルは、スレーブ機の
    オペレーティングシステムにおけるコマンドインタープ
    リタの処理プログラムで解釈実行可能な命令で記述され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項23のいず
    れか1項のプログラム及びデータの管理方法。
  25. 【請求項25】 前記スレーブ機のオペレーティングシ
    ステムをUNIXとしたことを特徴とする請求項24の
    プログラム及びデータの管理方法。
  26. 【請求項26】 前記起動用ファイルは、スレーブ機で
    実行可能なバイナリデータで記述されていると共に、ス
    レーブ機の処理プログラムは、バイナリデータを解釈実
    行するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項23のいずれか1項のプログラム及びデータの管
    理方法。
  27. 【請求項27】 前記第1の命令は、 前記処理要求命令ファイルに含まれ、かつスレーブ機の
    制御手段に所定の制御を実行させるプログラム及びデー
    タを、 スレーブ機の記憶手段に新たに書き込む命令、スレーブ
    機の記憶手段に既に記憶されていたプログラム及びデー
    タと全部入れ替える命令、スレーブ機の記憶手段に既に
    記憶されていたプログラム及びデータの一部と入れ替え
    る命令、及びスレーブ機の記憶手段に既に記憶されてい
    たプログラム及びデータに追加する命令の少なくともい
    ずれかであることを特徴とする請求項2のプログラム及
    びデータの管理方法。
  28. 【請求項28】 スレーブ機において、 プログラム及びデータを前記記憶手段に書き込んだ後
    に、該プログラム及びデータに基づいてスレーブ機が正
    常に動作するか否かを確認するための処理を実行し、確
    認結果を返送ファイルに書き込むことを特徴とする請求
    項3又は請求項4のプログラム及びデータの管理方法。
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