JPH10187092A - 容量性負荷あるいは放電セルを負荷とする駆動回路及びこれを用いたプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

容量性負荷あるいは放電セルを負荷とする駆動回路及びこれを用いたプラズマディスプレイ装置

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JPH10187092A
JPH10187092A JP8345667A JP34566796A JPH10187092A JP H10187092 A JPH10187092 A JP H10187092A JP 8345667 A JP8345667 A JP 8345667A JP 34566796 A JP34566796 A JP 34566796A JP H10187092 A JPH10187092 A JP H10187092A
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drive circuit
cell
capacitive
display
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JP8345667A
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English (en)
Inventor
Michitaka Osawa
通孝 大沢
Yuji Sano
勇司 佐野
Yoshinori Okada
義憲 岡田
Akihiko Konoue
明彦 鴻上
Tomohiko Murase
友彦 村瀬
Michifumi Kawai
通文 河合
Ryohei Sato
了平 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷に起因する異常電圧や電流からの駆動回
路の保護とその信頼性の向上を図る。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルのパネル部
1には、スキャン電極5と共通サステイン電極6とが交
互に、かつ互いに平行に配線されており、また、これに
電極5,6に垂直にアドレス電極4が配線されている。
スキャン電極5,共通サステイン電極6は夫々スキャン
駆動回路7,共通サステイン回路8によって駆動され、
アドレス電極4はアドレス駆動回路2によって駆動され
る。そして、異常電圧や電流にダメージを受け易い小容
量のアドレス駆動回路2とアドレス電極4との間に保護
抵抗3を設けており、この保護抵抗3の抵抗値を数10
0Ωとして、異常電圧や電流の低減を図るとともに、通
常動作時、この保護抵抗3の影響がほとんどないように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量性負荷あるい
は放電セルを負荷とする駆動回路の半導体を、異常動作
による素子の破損から保護するためのディスプレイ駆動
回路及びそれを用いたディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容量性負荷あるいは放電セルを負荷とす
る駆動回路としてプラズマディスプレイ装置の駆動回路
を例にとり、以下、従来技術について説明する。
【0003】図2はプラズマディスプレイパネル(以
下、PDPという)の一般な構成を概略的に示す図であ
って、1はパネル部、2はアドレス駆動回路、4はアド
レイ電極、5はスキヤン電極、6は共通サステイン電
極、7はスキャン駆動回路、8は共通サステイン回路、
9は表示セルである。
【0004】同図において、PDPは、アドレス電極4
やスキャン電極5,共通サステイン電極6が配線された
パネル部1と、アドレス電極4を駆動するアドレス駆動
回路2と、スキャン電極5を駆動するスキャン駆動回路
7と、共通サステイン電極6を駆動する共通サステイン
回路8とから構成されている。そして、スキャン電極5
と共通サステイン電極6とは交互に、かつ互いに平行に
配列されており、アドレス電極4はこれらに直行して配
列されており、スキャン電極5,共通サステイン電極6
とアドレス電極4との交点が最小単位の表示画素として
の表示セル9が形成されている。
【0005】ここで、PDPとしては、AC(交流)型
とDC(直流)型に大別されるが、本発明の対象とする
のはAC型PDPであるため、以下の説明はAC型PD
Pについて行なう。
【0006】パネル部1は2枚のガラス基板を適当な間
隔を設けて張り合わせた構造になっており、その中に、
発光の場所を決めるアドレス電極4とスキャン電極5と
が直交して配置されてマトリックスを形成している。ま
た、共通サステイン電極6は発光を持続させるためのも
のであって、スキャン電極5と平行して配置されてい
る。このような電極構造の場合、スキャン電極5,共通
サステイン電極6とアドレス電極4との交点での領域が
表示セル9を形成する放電空間となり、最小単位の表示
画素となる。
【0007】また、アドレス駆動回路2がアドレス電極
4に駆動パルスを与え、スキャン駆動回路7がスキャン
電極5に、共通サステイン回路8が共通サステイン電極
6に夫々駆動パルスを与える。
【0008】AC型PDPは、スキャン電極5や共通サ
ステイン電極6などの放電電極が誘電体及び保護膜など
で覆われており、イオンなどの衝撃から保護されている
ために、放電による電極劣化が小さい。
【0009】図3はAC形PDPの従来の一般的なパネ
ル構造を示す展開斜視図であって、21は前面板、22
は背面板、23は隔壁、24は蛍光体、25はバス電極
であり、図2に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
【0010】同図において、AC型PDPのパネル部1
としては、水平方向のスキャン電極5及び共通サステイ
ン電極6が設けられた前面板21と、垂直方向のアドレ
ス電極4が設けられた背面板22とを、スキャン電極
5,共通サステイン電極6とアドレス電極4とが直交す
るように、張合わせるだけの簡単な3電極パネル構造が
実用化されている。
【0011】ここで、赤,緑,青夫々の蛍光体24を分
離し、かつ前面板21と背面板22との間隔を適度なも
のとして放電空間を確保するために、隔壁23が設けら
れている。また、前面板21に設けられているスキャン
電極5と共通サステイン電極6とは、発光した光を通す
必要があるために、透明電極で形成されているのが一般
的であるが、かかる透明電極は電気抵抗が高いので、そ
れを低減するために、スキャン電極5と共通サステイン
電極6とに夫々電気抵抗の小さなバス電極25が設けら
れている。
【0012】なお、図3には具体的に示していないが、
スキャン電極5と共通サステイン電極6は、誘電体や保
護膜として作用する酸化マグネシウム(MgO)の薄い
膜などで覆われている。
【0013】かかるパネル部1の構造から明らかなよう
に、スキャン電極5や共通サステイン電極6,アドレス
電極4はセル空間や誘電体などを介して静電結合してい
る。このため、これら夫々の電極での駆動波形がこの静
電結合を通して互いに影響し合い、本来の駆動電圧や電
流以外の電圧あるいは電流が誘起し、あるいはクロスト
ークにより発生する可能性がある。さらに、これら夫々
の電極は放電空間にあるために、セル内で異常放電など
が発生すれば、制御できない電荷が電極に飛び込んで、
夫々の電極を駆動する駆動回路には、通常動作では生じ
ないような電圧あるいは電流が印加されることになる。
【0014】これら通常動作時以外の電圧あるいは電流
が発生して駆動回路に印加された場合、これが駆動回路
を構成する素子の定格を越えたときには、駆動回路が破
損することになる。従来のPDPでは、このような場合
の対応が充分とは言えず、信頼性の向上には改善の余地
が残されていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の駆動回路で
は、前述のように、クロストークなどの電極間の相互作
用やパネル内部での異常放電,異常動作が生じる可能性
があり、このような状態で生じた電圧,電流のエネルギ
ーが駆動回路の半導体素子に印加された場合、使用して
いる素子の定格を越えることも起こりうる。一方、駆動
回路に使用されている半導体素子も、通常動作領域で
は、破損に対して比較的大きなマージンをもっていて
も、異常動作時に生じるような過電圧や過電流あるいは
通常動作時とは逆方向に印加される電圧,電流に対して
は、充分なマージンをもっているとは言いがたい。しか
し、前述のように、セル内での電極同士のクロストーク
による他信号の漏込みや、異常放電時などに電極に印加
される電圧,電流は通常動作時のものよりも量的に大き
かったり、逆方向の場合が多い。このために、駆動回路
が破損することになる。
【0016】また、パネル自身の製造ばらつきや、セル
内部の不純物などにより異常動作が発生する場合も充分
に考えられる。
【0017】本発明の目的は、かかる問題を解消し、異
常動作が発生しても駆動回路の素子を破損から保護する
ことができるようにした容量性負荷あるいは放電セルを
負荷とする駆動回路及びこれを用いたプラズマディスプ
レイ装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、プラズマディスプレイパネルの駆動回
路の出力端子とパネル部の表示セル(具体的には、セル
内部の電極部)の電極との間に、異常電圧や異常電流な
どのエネルギーを減衰させる抵抗を挿入し、駆動回路の
半導体素子が耐えられる程度まで減衰させる手段を設け
るとともに、駆動回路の出力端子に逆方向の電圧や電流
が印加された際に、その素子そのものにダメージを与え
ないように、駆動回路の出力端子と駆動回路の電源端子
と駆動回路のグランド端子との間にダイオードを接続し
(あるいは、このダイオードを駆動回路内に組み込
み)、出力端子を電源電圧,グランド電位にクランプす
ることにより、逆方向の電圧や電流が直接駆動素子に印
加しないようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による容量性負荷あるいは
放電セルを負荷とする駆動回路の第1の実施形態を概略
的に示す構成図であって、3は保護抵抗であり、図2に
対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略
する。
【0020】図1において、この実施形態は、基本的な
構造は図2,図3で示した従来技術と同様であるが、ア
ドレス駆動回路2とアドレス電極4との間に保護抵抗3
が挿入されている。この保護抵抗3としては、一般に使
われている金属やカーボン膜などで作られているもので
もよいし、また、ITO(Indium・Tin・Oxide)などの導
電膜などで形成してもよい。
【0021】パネル部1が駆動信号に応じて発光する場
合、表示セル9の中では、光るセルを指定する番地の設
定や画像表示のための発光の度に放電が生じている。あ
るいは放電が生じない場合でも、上記のように、夫々の
電極4,5,6は静電結合しており、これにより容量を
通してこれら電極間でクロストークが発生している。こ
のため、駆動回路としては、駆動素子の容量の最も小さ
いアドレス駆動回路2のダメージが大きい。このため
に、この実施形態では、このアドレス駆動回路2とアド
レス電極4との間に保護抵抗3を挿入し、パネル部1の
異常放電や電極間のクロストークによるエネルギーを減
衰させている。
【0022】なお、保護抵抗3の挿入の具体的な手段に
ついては、後に説明する。
【0023】図4は本発明による容量性負荷あるいは放
電セルを負荷とする駆動回路の第2の実施形態の要部、
即ち、図1でのアドレス駆動回路2の部分を示す構成図
であって、41は保護用ダイオード、42は駆動出力素
子、43は出力端子、44は電源端子、45はグランド
端子、46は電源、47は駆動回路のICであり、3は
図1での保護抵抗3である。
【0024】同図において、ここでは、アドレス駆動回
路2がIC47で構成されており、このIC47の電源
端子44にこのアドレス駆動回路2用の電源46が接続
されて、IC47のグランド端子45はグランドに接続
されている。また、IC47内では、電源端子44とグ
ランド端子45との間に2つの駆動出力素子42が接続
されており、これら2つの駆動出力素子42の接続点が
IC47の出力端子43に接続されている。そして、こ
の接続点43が保護抵抗3を介してアドレス電極4(図
1)のいずれか1つに接続されている。
【0025】かかる構成のアドレス駆動回路2におい
て、この実施形態の特徴として、IC47内において、
夫々の駆動出力素子42毎に並列に保護ダイオード41
が設けられ、あるいは、電源端子44と出力端子4との
間と、グランド端子45と出力端子43との間とに夫
々、外付け素子として、保護ダイオード41が接続され
ている。保護ダイオード41としては、このように、I
C47に内蔵またはIC47の外付けのいずれかでよい
が、ここでは、その両方を示している。IC47に内蔵
するか、外付けにするかは、アドレス駆動回路2にかか
る逆方向の電圧,電流の値や、保護ダイオードの41の
定格により決定すればよい。なお、保護ダイオード41
を設けても、さらに保護抵抗3を挿入した方が信頼性が
向上することは言うまでもない。
【0026】保護抵抗3により減衰した逆方向の電圧,
電流は、保護ダイオード41を通して電源46に吸収さ
れる。なお、図示しないが、IC47の電源端子44と
グランド端子45に一般的に接続されるバイパスコンデ
ンサも、同様の働きをする。
【0027】図5は図1でのパネル部1のアドレス電極
4に沿う断面図であって、図1での保護抵抗3の取付方
法の一具体例を示しており、51はパネル封着部、52
は接続ケーブル、53は電極接続部であって、図1,図
3に対応する部分には同一符号を付けている。
【0028】同図において、パネル封着部51は前面板
21,背面板22間の空間と外界とを分離するものであ
って、フリットガラスなどが使われる。アドレス電極4
は前面板21,背面板22間の空間から外部に導出され
ており、背面板22上の電極接続部53で接続ケーブル
52と接続されている。この接続ケーブル52の代わり
に、シート状のフレキシブルプリント基板などを用いて
もよい。
【0029】かかる構成において、背面板22上のアド
レス電極4の途中に保護抵抗3を挿入されている。保護
抵抗3としては、図5に示すように挿入されなくとも、
例えば、接続ケーブル52を導電率の低い抵抗体で形成
し、これを保護抵抗3に兼用するようにしてもよいし、
また、接続ケーブル52の途中に保護抵抗3を挿入して
もよく、同等の効果が得られることは言うまでもない。
【0030】保護抵抗3としては、導電率の低い材料で
作られたものが一般的であって、抵抗体の場合には、低
周波から高周波まで同様の効果が期待できるが、減衰さ
せたい電圧や電流のパルス幅が狭い場合、即ち、高周波
成分のエネルギーが大きいものであれば、一般的にケー
ブルに乗った高周波ノイズを低減するフェライトビー
ズ、あるいはフェライトリングの使い方と同じように、
接続ケーブル52をフェライトのような磁性体で被覆し
て高周波エネルギーを減衰させるようにしても、同様の
効果が得られる。
【0031】図6は図1での保護抵抗3の取付方法の他
の具体例を示す図1でのアドレス電極4に沿う断面図で
あって、図5に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0032】同図において、この具体例では、保護抵抗
3の挿入個所として、パネル封着部51の内部としてい
る。
【0033】この取付方法は、保護抵抗3の形状や材質
にもよるが、パネル部1のスペースの有効利用の上から
非常に優れている。また、結果的には、パネル部1の気
密性さえ確保できれば、保護抵抗3がパネル封着部51
に完全に覆われる必要はなく、保護抵抗3がパネル封着
部51から一部はみ出しても問題はない。また、アドレ
ス電極4の抵抗値も、電極引出部に近いほど抵抗値を大
きくしたり、保護抵抗3はセルの内側に入れても、アド
レス駆動回路2の保護効果が期待できる。
【0034】図7は図1での保護抵抗3の取付方法のさ
らに他の具体例を示す図1でのアドレス電極4に沿う断
面図であって、図5に対応する部分には同一符号を付け
て重複する説明を省略する。
【0035】同図において、この具体例では、保護抵抗
3の挿入個所として、電極接続部53としたものであ
る。即ち、外部に導出されたアドレス電極4と接続ケー
ブル52とを保護抵抗3を介して接続している。
【0036】一般には、電極接続部53は、電圧降下を
小さくするために、接触抵抗は極力小さくする。しかし
ながら、この具体例では、これとは逆に、電極接続部5
3に保護抵抗3としての抵抗体を挾み込み、電極接続部
53にある程度の抵抗値をもたせて保護抵抗3を兼ねた
ものである。
【0037】アドレス駆動回路2は、通常、動作時には
大きな電流が流れないので、数100Ω程度の接触抵抗
の大きさは問題とはならない。このため、通常動作に影
響を与えずに保護機能の効果が期待できる。
【0038】なお、保護抵抗3の抵抗値の大きさの影響
については、上記いずれの具体例においても同様であっ
て、通常動作については問題とはならない。また、電極
接続部53の接合面を酸化などの手段により、抵抗値を
増加させて保護抵抗3としての機能をもたせることもで
き、この場合でも、同様の効果が得られる。
【0039】図8は図1での保護抵抗3の取付方法のさ
らに他の具体例を示す図であって、81は駆動回路基
板、82はIC、83は接続端子、84は抵抗体配線パ
ターンである。
【0040】同図において、駆動回路基板81は、抵抗
体を印刷あるいは薄膜で配線できるセラミック材料など
で形成されている。抵抗体はプリント基板の銅箔のパタ
ーンの代わりに用い、抵抗体配線パターン84を形成す
るものである。
【0041】この抵抗体配線パターン84は、一方で
は、IC82で形成される駆動回路(この駆動回路が図
1でのアドレス駆動回路2である場合には、IC82は
図4に示す保護用ダイオード41が設けられた、あるい
は設けられないIC47とすることもできる)の出力端
子に、もう一方は、駆動回路基板81の出力となる接続
端子部83に接続されている。実際のPDPの構成で
は、接続端子部83に図5〜図7に示した接続ケーブル
52が接続され、これを介してパネル部1と電気的に接
続される。
【0042】なお、抵抗体配線パターン84の配線長に
よる抵抗値の違いは、数100Ωを中心として±10%
程度であれば問題ないが、大きく異なるようであれば、
抵抗体配線パターン84の幅やその抵抗体材料をかえる
ことにより、調整することができることは言うまでもな
い。
【0043】なお、以上の各実施形態では、アドレス駆
動回路2側に保護抵抗3もしくは保護用ダイオード41
を設けるものとしたが、こればかりではなく、他の駆動
回路側、即ち、スキャン駆動回路7や共通サステイン回
路8側にも適宜設けるようにし、同様の効果を奏するよ
うにすることもできる。
【0044】以上、本発明によるPDPの駆動回路の実
施形態について説明したが、かかる実施形態は、負荷容
量の大きい40型クラス以上のプラズマディスプレイシ
ステムや、駆動パルスレートが高く、電極間容量が微細
化のために大きくなるSVGA(800×600ドッ
ト),XGA(1024×768ドット),SXGA
(1280×1024)といった高解像度プラズマディ
スプレイシステムや、TV・HDTVなどといった高輝
度高階調プラズマディスプレイシステムなどのPDPと
して用いることができ、信頼性を大幅に向上させること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負荷の容量成分に起因するクロストークなどで生じる異
常な電圧,電流から駆動回路を保護することができ、負
荷容量の大きいプラズマディスプレイ装置に用いること
により、その信頼性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による容量性負荷あるいは放電セルを負
荷とする駆動回路の第1の実施形態を示す構成図であ
る。
【図2】従来のプラズマディスプレイパネルの駆動回路
の一般構成図である。
【図3】図2におけるパネル部の一般的な構造を示す展
開斜視図である。
【図4】本発明による容量性負荷あるいは放電セルを負
荷とする駆動回路の第2の実施形態の要部を示す構成図
である。
【図5】図1に示した第1の実施形態での保護抵抗の取
付方法の一具体例を示す断面図である。
【図6】図1に示した第1の実施形態での保護抵抗の取
付方法の他の具体例を示す断面図である。
【図7】図1に示した第1の実施形態での保護抵抗のさ
らに取付方法の他の具体例を示す断面図である。
【図8】図1に示した第1の実施形態での保護抵抗のさ
らに取付方法の他の具体例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パネル部 2 アドレス駆動回路 3 保護抵抗 4 アドレス電極 5 スキャン電極 6 共通サステイン電極 9 表示セル 21 前面板 22 背面板 41 保護用ダイオード 42 駆動出力素子 47 駆動回路 51 パネル封着部 52 接続ケーブル(あるいはシート) 53 電極接続部 81 駆動回路基板 82 駆動回路(IC) 83 接続端子部 84 抵抗体配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 義憲 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内 (72)発明者 鴻上 明彦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所家電・情報メディア事 業部内 (72)発明者 村瀬 友彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 河合 通文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 佐藤 了平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む容
    量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわらず
    放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルとし、
    複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネルを
    負荷として、該ディスプレイパネルに駆動信号を供給す
    る駆動回路において、 該駆動信号を出力する出力端子と該ディスプレイパネル
    に配線されて該駆動信号が供給される電極との間に抵抗
    を挿入もしくは接続したことを特徴とする容量性負荷あ
    るいは放電セルを負荷とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む容
    量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわらず
    放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルとし、
    複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネルを
    負荷として、該ディスプレイパネルに駆動信号を供給す
    る駆動回路において、 該ディスプレイパネルに配線されている電極に駆動信号
    を供給する出力端子と電源端子との間に、該出力端子に
    アノードを、該電源にカソードを夫々接続したダイオー
    ドを設けたことを特徴とする容量性負荷あるいは放電セ
    ルを負荷とする駆動回路。
  3. 【請求項3】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む容
    量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわらず
    放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルとし、
    複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネルを
    負荷として、該ディスプレイパネルに駆動信号を供給す
    る駆動回路において、 該ディスプレイパネルに配線されている電極に駆動信号
    を供給する出力端子とグランド端子との間に、該出力端
    子にカソードを、該グランド端子にアノードを夫々接続
    したダイオードを設けたことを特徴とする容量性負荷あ
    るいは放電セルを負荷とする駆動回路。
  4. 【請求項4】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む容
    量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわらず
    放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルとし、
    複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネルを
    負荷として、該ディスプレイパネルに駆動信号を供給す
    る駆動回路において、 該ディスプレイパネルに配線されている電極に駆動信号
    を供給する出力端子と電源端子との間に、該出力端子に
    アノードを、該電源にカソードを夫々接続した第1のダ
    イオードを設け、 該出力端子とグランド端子との間に、該出力端子にカソ
    ードを、該グランド端子にアノードを夫々接続した第2
    のダイオードを設けたことを特徴とする容量性負荷ある
    いは放電セルを負荷とする駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項2,3または4に記載の駆動回路
    において、 前記出力端子と前記ディスプレイパネルの前記電極との
    間に、抵抗を挿入もしくは接続したことを特徴とする容
    量性負荷あるいは放電セルを負荷とする駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項1または5に記載の駆動回路にお
    いて、 前記抵抗の挿入箇所を、負荷である前記表示セルの接続
    端子とセル境界部との間としたことを特徴とする容量性
    負荷あるいは放電セルを負荷とする駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項1または5に記載の駆動回路にお
    いて、 前記負荷である表示セルの接続端子の接続部に抵抗成分
    を挿入し、その接続抵抗値を故意に大きくして前記出力
    端子と接続したことを特徴とする容量性負荷あるいは放
    電セルを負荷とする駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項1,5,6または7に記載の駆動
    回路において、 前記抵抗を抵抗性導電膜で構成したことを特徴とする容
    量性負荷あるいは放電セルを負荷とする駆動回路。
  9. 【請求項9】 請求項1,5または6に記載の駆動回路
    において、 前記出力端子と前記負荷である表示セルの接続端子との
    間の配線の全長、あるいはその一部に、導電率が一般の
    配線に用いられる銅などに比べて小さく、かつ一般には
    抵抗体として使われる材料を用いたことを特徴とする容
    量性負荷あるいは放電セルを負荷とする駆動回路。
  10. 【請求項10】 請求項1または5に記載の駆動回路に
    おいて、 前記抵抗を、前記表示セルの内部でかつ電極引出部、あ
    るいは前記表示セル内部と外気を分離する封着部に配置
    したことを特徴とする容量性負荷あるいは放電セルを負
    荷とする駆動回路。
  11. 【請求項11】 請求項1または5に記載の駆動回路に
    おいて、 表示セル内部の線(帯)状に配置された電極の導電率
    を、前記表示セル外部にある電極接続部に距離的に近い
    ほど小さくしたことを特徴とする容量性負荷あるいは放
    電セルを負荷とする駆動回路。
  12. 【請求項12】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む
    容量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわら
    ず放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルと
    し、複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネ
    ルを負荷とする駆動回路を備えたプラズマディスプレイ
    装置において、 該駆動回路は、その出力端子から該負荷となるディスプ
    レイパネルに配線されている電極に駆動信号を供給し、 該電極と該駆動回路の出力端子との間に抵抗を挿入もし
    くは接続したことを特徴とするプラズマディスプレイ装
    置。
  13. 【請求項13】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む
    容量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわら
    ず放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルと
    し、複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネ
    ルを負荷とする駆動回路を備えたプラズマディスプレイ
    装置において、 該駆動回路の出力端子と電源端子との間に、該駆動回路
    の出力端子にアノードを、該駆動回路の電源端子にカソ
    ードを夫々接続したダイオードを設けたことを特徴とす
    るプラズマディスプレイ装置。
  14. 【請求項14】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む
    容量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわら
    ず放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルと
    し、複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネ
    ルを負荷とする駆動回路を備えたプラズマディスプレイ
    装置において、 該駆動回路の出力端子とグランドとの間に、該駆動回路
    の出力端子にカソードを、該駆動回路のグランド端子に
    アノードを夫々接続したダイオードを設けたことを特徴
    とするプラズマディスプレイ装置。
  15. 【請求項15】 負荷に容量性リアクタンス成分を含む
    容量性の表示セル、あるいは容量性・誘導性にかかわら
    ず放電を行なうことで動作する放電セルを表示セルと
    し、複数の該表示セルから構成されるディスプレイパネ
    ルを負荷とする駆動回路を備えたプラズマディスプレイ
    装置において、 該駆動回路の出力端子と電源端子との間に、該駆動回路
    の出力端子にアノードを、該駆動回路の電源端子にカソ
    ードを夫々接続した第1のダイオードを設け、 該駆動回路の出力端子とグランドとの間に、該駆動回路
    の出力端子にカソードを、該駆動回路のグランド端子に
    アノードを夫々接続した第2のダイオードを設けたこと
    を特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  16. 【請求項16】 請求項13,14または15に記載の
    プラズマディスプレイ装置において、 前記駆動回路は、その出力端子から前記負荷となるディ
    スプレイパネルに配線されている電極に駆動信号を供給
    し、 該電極と前記駆動回路の出力端子との間に抵抗を挿入も
    しくは接続したことを特徴とするプラズマディスプレイ
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項12または16に記載のプラズ
    マディスプレイ装置において、 前記抵抗の挿入箇所を、負荷である表示セルの接続端子
    とセル境界部との間としたことを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ装置。
  18. 【請求項18】 請求項12または16に記載のプラズ
    マディスプレイ装置において、 前記負荷である表示セルの接続端子の接続部に前記抵抗
    を挿入し、その接続抵抗値を故意に大きくして前記駆動
    回路の出力端子と接続したことを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ装置。
  19. 【請求項19】 請求項12,16または17に記載の
    プラズマディスプレイ装置において、 前記抵抗を抵抗性導電膜で構成したことを特徴とするプ
    ラズマディスプレイ装置。
  20. 【請求項20】 請求項12または17に記載のプラズ
    マディスプレイ装置において、 前記駆動回路の出力端子と負荷である前記表示セルの接
    続端子との間の配線の全長、あるいはその一部に、導電
    率が一般の配線に用いられる銅などに比べて小さく、一
    般には抵抗体として使われる材料を用いたことを特徴と
    するプラズマディスプレイ装置。
  21. 【請求項21】 請求項12または16に記載のプラズ
    マディスプレイ装置において、 前記抵抗を、前記表示セル内部でかつ電極引出部に、あ
    るいは前記表示セル内部と外気を分離する封着部に配置
    したことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  22. 【請求項22】 請求項12または16に記載のプラズ
    マディスプレイ装置において、 表示セル内部の線(帯)状に配置された電極の導電率
    を、前記表示セル外部にある電極接続部に距離的に近い
    ほど小さくしたことを特徴とするプラズマディスプレイ
    装置。
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