JPH10186357A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents

反射型液晶表示装置

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JPH10186357A
JPH10186357A JP8351376A JP35137696A JPH10186357A JP H10186357 A JPH10186357 A JP H10186357A JP 8351376 A JP8351376 A JP 8351376A JP 35137696 A JP35137696 A JP 35137696A JP H10186357 A JPH10186357 A JP H10186357A
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display device
crystal display
transparent
transparent substrate
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JP8351376A
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Mutsumi Nakajima
睦 中島
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視差がなく、明るい表示が可能な反射型液晶
表示装置を得る。 【解決手段】 TN型の液晶パネル16の表側には、偏
光板17を配置し、裏側には1/4波長の位相差板18
と反射板19とを配置する。液晶層15のツイスト角は
45°にする。白表示で、光は偏光板17を2回しか透
過しないので、明るい表示が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばOA機
器、携帯用端末機器等で、文字、画像、あるいは映像表
示を行うアクティブマトリクス型などの反射型液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の枝術】図6は、典型的な従来の液晶表示装置の
断面構成を示す。ガラスなどの透明な材料からなる表側
基板51および裏側基板52の内側には、それぞれ透明
導電膜による透明電極53が設けられ、その上にポリイ
ミドからなる配向膜54が形成される。さらに、表側基
板51および裏側基板52の間にネマティック型の液晶
層55が充填されて、液晶パネル56が構成されてい
る。表側基板51および裏側基板52のそれぞれの配向
膜54は、90°、すなわち直交する方向にラビング処
理を行う。液晶パネル56は、両面に偏光板57を配置
し、基本的には透過型として使用する。反射型として使
用する場合は、さらに背面側に反射板58を配置して、
反射型の液晶表示装置を構成する。
【0003】図7は、図6の液晶表示装置の液晶配向方
向と偏光板57の偏光軸方向を示す。Y軸方向を、表示
画面の垂直軸方向とする。前述のラビング処理によっ
て、表側基板51の近傍における液晶配向方向60と裏
側基板52の近傍における液晶配向方向61とは直交
し、液晶層55は90°ツイストする。表側基板51側
に配置した偏光板57の偏光軸方向62は、表側基板5
1の近傍における液晶配向方向60に対して90°で直
交する角度となるように配置する。裏側基板52側に配
置した偏光板57の偏光軸方向63は、裏側基板52の
近傍における液晶配向方向61に対して90°で直交す
る角度となるように配置する。
【0004】画像表示のための電気的駆動では、表側基
板51および裏側基板52の内側の透明電極53間に電
圧を印加して光学制御を行う。電圧無印加時には、光の
入射側である表側の偏光板57で形成された直線偏光面
が、液晶層55の旋光性によって90°ねじれて、透過
型としての出射側である裏側の偏光板57を透過し、白
表示が得られる。電圧印加時には、液晶層55の液晶分
子が表側および裏側基板51,52の基板面に垂直とな
るように配向するため、光の入射側の偏光板57で形成
された直線偏光面がそのまま出射側の偏光板57に到達
する。入射側と出射側とで偏光板57の偏光軸方向6
2,63は直交しているので、到達した光が遮断され、
黒表示が得られる。このとき電圧値によっては、白から
黒までの中間調表示を行うこともできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による液晶表
示装置は、コントラストが高く中間調表示も可能である
ことから、反射板58のかわりにバックライトを配置し
た透過型では普及しているけれども、バックライトによ
る消費電力増大、コストアップ、外形の拡大等が、特に
携帯機器への採用に対して大きな制約となっており、こ
れらの問題点を解決できる反射型の液晶表示装置が望ま
れている。
【0006】しかし、従来技術による液晶表示装置を反
射型で使用する場合には、入射光が液晶層55を透過し
て反射板58に到達するまでに2回、反射板58で反射
されて液晶層55を再び透過して出射するまでに2回、
すなわち液晶パネル56で光学変調され反射されるまで
に偏光板57を4回も透過させるために減衰が大きくな
り、日常的な周辺光のもとで明るい表示画面を得ること
は困難である。
【0007】また、光学変調させる液晶層55と反射板
58との間には、液晶パネル56の裏側基板52の厚み
が存在し、通常の使用状況では、入射光方向と液晶パネ
ル56の観察方向が液晶パネル56の表側に対する垂直
方向からずれるため、上記厚みにより、画像に2重像が
生じ、明るさが低下するいわゆる視差の問題が発生して
表示品位の低下を招いている。
【0008】本発明は以上のような従来の問題を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的はコントラ
ストが良く、中間調表示も可能であり、明るい画像を表
示可能な反射型液晶表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、一対の透明性基板の内面にそれぞれ電極が形成さ
れ、該―対の透明性基板が液晶層を挟んで貼り合わさ
れ、表側の透明性基板外側からの入射光を裏側の透明性
基板側の反射部材で反射し、表側の透明性基板外側に返
す反射型液晶表示装置において、表側の透明性基板外側
に配置される偏光板と、裏側の透明性基板側で反射部材
よりも内側に配置される位相差部材とを含むことを特徴
とする反射型液晶表示装置である。本発明に従えば、偏
光板は表側の透明性基板に入射する光が液晶層で光学変
調され、裏側の反射部材によって反射されるまでに、表
側の透明性基板外側に配置される偏光板を2回しか透過
しないため、減衰が少なく、明るさを増加させることが
できる。
【0010】また請求項2記載の本発明で、前記電極は
透明電極であり、前記位相差部材は裏側の透明性基板外
側に配置される位相差板であり、前記反射部材は該位相
差板の外側に配置される反射板であることを特徴とす
る。本発明に従えば、位相差版および反射板を一対の透
明性基板の外側に配置するので、反射型液晶表示装置を
容易に製造することができる。
【0011】また請求項3記載の本発明で前記電極は透
明電極であり、前記位相差部材は裏側の透明性基板内側
に形成される位相差膜であり、前記反射部材は裏側の透
明性基板の外側に配置される反射板であることを特徴と
する。本発明に従えば、位相差膜は裏側の透明性基板の
内側に形成されるので、透明性基板と反射板との間の距
離を縮め、視差を小さくすることができる。
【0012】また請求項4記載の本発明で前記電極は透
明電極であり、前記位相差部材は、裏側の透明性基板内
側に形成される位相差膜、および裏側の透明性基板外側
に形成される位相差板であり、前記反射部材は位相差板
の外側に配置される反射板であることを特徴とする。本
発明に従えば、裏側の透明性基板の内外に位相差膜およ
び位相差板がそれぞれ配置されるので、液晶層を透過し
た光に充分な位相差を与えることができる。
【0013】また請求項5記載の本発明の前記電極は、
表側の透明性基板側で透明電極であり、裏側の透明性基
板側で反射部材でもある反射電極であり、前記位相差部
材は反射電極内面に形成される位相差膜であることを特
徴とする。本発明に従えば、裏側の透明性基板側では電
極を反射部材とするので、反射部材と液晶層とが近接し
て視差がなくなり、画像に陰が生じる2重像や明るさの
低下をなくすことができる。
【0014】また請求項6記載の本発明は、前記液晶層
がツイストネマティック型であることを特徴とする。本
発明に従えば、液晶層がツイストネマティック型である
ので、特に、アクティブマトリクス型での表示を良好な
コントラストで行うことができる。
【0015】また請求項7記載の本発明で前記液晶層の
ツイスト角度は、45°+90°×n:n=0,1,
2,3,…であることを特徴とする。本発明に従えば、
入射光が電圧無印加の液晶層を透過するとき偏光板によ
って形成される直線偏光方向が45°+90°×nねじ
れ、反射光が液晶層を透過するとき直線偏光方向がさら
に−(45°+90°×n)ねじれる。直線偏光成分
は、液晶層では変化せずに、良好な白または黒の表示を
行うことができる。
【0016】また請求項8記載の本発明は、前記液晶層
のらせんピッチに対する可視光波長の割合が、液晶の常
光線屈折率と異常光線屈折率の差の絶対値より小さいこ
とを特徴とする。本発明に従えば、液晶層を透過する常
光線と異常光線とに対する屈折率異方性をΔnとし、ら
せんピッチをpとし、可視光波長をλとすると、λ/p
<Δnとなり、p・Δn/λ>1が成立するので、可視
光波長λの変化の影響が少ない旋光性を有する。
【0017】また請求項9の本発明は、前記位相差部材
の位相差が可視光領域において約4分の1波長であるこ
とを特徴とする。本発明に従えば、入射光のうち、直線
偏光方向が位相差部材の異方性軸方向に45°および1
35°の成分は、直線偏光方向が2回の透過で約90°
ずれ、直線偏光方向が位相差部材の異方性軸方向に平行
または垂直な成分は、直線偏光方向が変わらない。印加
電圧の制御によって液晶層の旋光性を変化させ、位相差
部材で直線偏光方向をずらす成分の割合を調整すれば、
コントラストの高い表示を行うことができる。
【0018】また請求項10の本発明は、前記位相差板
の異方性軸方向を、前記偏光板の偏光軸に対して0°、
45°、90°または135°のいずれかの角度で傾斜
させることを特徴とする。本発明に従えば、液晶層また
は位相差部材を透過する光の直線偏光方向が45°また
は90°を単位として変化するとき、偏光板の偏光軸に
対して平行または垂直となる条件を満たしやすいので、
コントラストの高い表示を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
としての反射型液晶表示装置の断面構造を示す。ガラス
で作製された透明性基板である表側基板11および裏側
基板12の内側には、それぞれITO(インジウム錫酸
化物)などの透明導電膜による透明電極13が設けら
れ、その上にポリイミドからなる配向膜14を形成しラ
ビング処理を行う。さらに、その間にネマティック型の
液晶層15を充填し、液晶パネル16を作製する。表側
基板11の外側には偏光板17を配置し、裏側基板12
の外側には1/4波長の位相差をもつ位相差板18と反
射板19とを配置し、反射型液晶表示装置を構成する。
【0020】図2は、図1の液晶表示装置の各構成部材
の位置関係を示す。表側基板11の近傍における液晶配
向方向40はY軸に対し―22.5°、裏側基板12の
近傍における液晶配向方向41はY軸に対し+22.5
°に設定する。すなわち、液晶層15の配向方向は45
°ツイストしている。偏光板17の偏光軸方向42は、
Y軸に対し+67.5°に設定する。したがって、表側
基板11の近傍における液晶配向方向40に対しては直
交している。位相差板18の異方性軸方向43は、Y軸
に対し―67.5°に設定する。したがって、裏側基板
12の近傍における液晶配向方向41に対しては直交し
ている。
【0021】図3は、図2に示す各方向間の角度関係を
示す。以下、この角度関係に基づく光学変調の原理を説
明する。
【0022】透明電極13間に電圧を印加しない状態
で、入射光は、偏光板17を透過し、偏光板17の偏光
軸方向42に従い、Y軸に対し+67.5°の直線偏光
となる。45°ツイストしたネマティック型の液晶層1
5を透過すると、直線偏光方向が旋光効果により+45
°回転し、Y軸に対し+112.5°の直線偏光とな
る。この直線偏光方向は、位相差板18の異方性軸方向
43に対して平行となるので、位相差の影響を受けずに
透過し、反射板19にて反射した後に再び液晶層15に
入射する。液晶層15では直線偏光方向が旋光効果によ
りー45°回転し、Y軸に対し+67.5°の直線偏光
となり、偏光板17を透過し白表示が得られる。
【0023】次に、透明電極13間に液晶飽和電圧より
高い電圧を印加する状態では、液晶分子が基板面に垂直
に配向するため、液晶パネル16における旋光性はなく
なる。したがって、入射光のうち、偏光板17を透過し
たY軸に対し+67.5°の直線偏光はそのまま液晶層
15を透過し、直線偏光方向は位相差板18の異方性軸
方向43に対して135°の角度で入射する。1/4波
長の位相差をもつ位相差板18には反射板19を挟んで
2回透過するので直線偏光方向が90°ずれ、Y軸に対
しー22.5°の直線偏光が再び液晶層15を透過す
る。この偏光方向は偏光板17の偏光軸方向42と直交
するので、偏光板17を透過せず、黒表示が得られる。
また、透明電極13間に液晶飽和電圧より低い範囲で印
加する電圧を変えることで、任意の中間調表示が達成で
きる。本実施形態では、反射型液晶表示装置としての明
るさを、従来例より約20%増加させることができた。
【0024】なお、液晶層15のツイスト角は、45°
の他に、次の第1式で表される関係があれば、同様の光
学原理に従って表示を行うことができる。
【0025】 45°+90°×n:n = 0,1,2,3,… …(1) また、液晶層15のツイストによるらせんピッチpに対
して、透過する光の波長をλとし、液晶層15の常光線
屈折率と異常光線屈折率との差の絶対値をΔnとすると
き、次の第2式が成立すれば、波長λの変化の影響の少
ない旋光性を有することができる。
【0026】 p・Δn/λ>1 …(2) 第2式を変形すると、次の第3式が得られる。
【0027】 λ/p<Δn …(3) 第3式は、液晶層15のらせんピッチpに対する光の波
長λの割合が、液晶層15の常光線屈折率と異常光線屈
折率との差の絶対値Δnより小さいことを示している。
可視光の範囲で波長λについて第3式が成立すれば、波
長λの変化に対して旋光性に対する影響を少なくするこ
とができる。したがって、特にカラー表示を行う場合に
重要な条件となる。なお、カラー表示を行う場合は、た
とえば表側基板11側の透明電極13にカラーフィルタ
を形成すればよい。
【0028】図4は、本発明の実施の第2形態としての
反射型液晶表示装置の断面構成を示す。ガラスで作製さ
れた透明性基板である表側基板21の内側には透明導電
膜による透明電極23が設けられ、その上にポリイミド
からなる配向膜24を形成しラビング処理を行う。ガラ
スで作製され、透明性基板である裏側基板22の内側に
は1/4波長の位相差をもつ位相差膜28、透明電極2
3、およびポリイミドからなる配向膜24を順に形成す
る。さらに、その間にネマティック型の液晶層25を充
填し、液晶パネル26を作製する。
【0029】本実施形態では、透明電極23を位相差膜
28の内側に形成するけれども、位相差膜を透明電極の
内側に形成してもよく、さらに、液晶配向膜と位相差膜
とを兼用してもよい。表側基板21の外側には偏光板2
7を配置し、裏側基板22の外側には反射板29を配置
し、反射型液晶表示装置を構成する。本実施形態の光学
変調の原理は、実施の第1形態と同様であり、約20%
の明るさの増加が達成された。
【0030】また、裏側基板22の内側に位相差膜28
を形成すると同時に、外側にも位相差板を配置すること
もできる。位相差膜28単独では充分な位相差を与える
ことができない場合、外側にも位相差板を設けて、全体
として必要な位相差を与えるようにすれば、実施の第1
形態のように、外側の位相差板18のみを用いる場合よ
り位相差板の厚みを薄くし、視差の低減を図ることがで
きる。
【0031】図5は、本発明の実施の第3形態としての
反射型液晶表示装置の断面構成を示す。ガラスで作製さ
れた透明性基板である表側基板31の内側には透明導電
膜による透明電極33が設けられ、その上にポリイミド
からなる配向膜34を形成しラビング処理を行う。ガラ
スで作製された透明性基板である裏側基板32の内側に
はアルミニウム(Al)の反射膜39を形成し、その内
側に1/4波長の位相差をもつ位相差膜38、透明導電
膜による透明電極33、ポリイミドからなる配向膜34
を順に形成する。さらに、その間にネマティック型の液
晶層35を充填し、液晶パネル36を作製する。表側基
板31の外側には偏光板37を配置し反射型液晶表示装
置を構成する。本実施形態の光学変調の原理は、実施の
第1形態と同様である。
【0032】本実施形態では、明るさの増加とともに、
視差による2重像や明るさの低下しない表示特性が得ら
れた。なお、反射膜39と透明電極33の間に位相差膜
38を形成しているけれども、反射膜39を導電性材料
で形成する場合、電極と兼用してその内側に位相差膜を
形成することもできる。さらに、この場合には液晶配向
膜と位相差膜を兼用してもよい。
【0033】以上で説明した各実施形態では、液晶層は
TN型として動作する。また、表示はマトリクス表示で
もセグメント表示でも可能である。マトリクス表示を行
う場合、単純マトリクス方式でもアクティブマトリクス
方式でも可能である。アクティブマトリクス方式では、
裏側基板側にTFT基板を配置した方が、遮光が容易で
ある。
【0034】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
装置によれば、偏光板は表側の透明性基板に入射する光
が液晶層で光学変調され、裏側の反射部材によって反射
されるまでに、表側の透明性基板外側に配置される偏光
板を2回しか透過しないため、減衰が少なく、明るさを
増加させることができ、反射型の液晶表示装置として、
明るく、中間調表示が可能な表示特性が得られる。した
がって、本発明の液晶表示装置をカラーフィルタ等を用
いたアクティブマトリクス液晶パネルに適用すれば、O
A機器、携帯用端末装置等の、文字、画像、映像表示さ
せるフルカラー液晶表示装置を反射型にすることがで
き、従来の透過型で使用していたバックライトをなくす
ことができるため、現在の透過型液晶表示装置と比べ大
幅なコストダウンと消費電力の低減を達成することがで
きる。したがって、OA機器、携帯用端末装置等への普
及が期待され、携帯機器の性能向上が可能となる。
【0035】また本発明によれば、位相差版および反射
板を一対の透明性基板の外側に配置するので、従来の透
過型液晶表示装置に基づいて、反射型液晶表示装置を容
易に製造することができる。
【0036】また本発明によれば、位相差膜は裏側の透
明性基板の内側に形成されるので、透明性基板と反射板
との間の距離を縮め、視差を小さくすることができる。
【0037】また本発明によれば、裏側の透明性基板の
内外に位相差膜および位相差板がそれぞれ配置されるの
で、液晶層を透過した光に充分な位相差を与えることが
でき、視差も低減することができる。
【0038】また本発明によれば、裏側の透明性基板側
では電極を反射部材とするので、反射部材と液晶層とが
近接して視差がなくなり、画像に陰が生じる2重像や明
るさの低下を解消することができる。
【0039】また本発明によれば、液晶層がツイストネ
マティック型であるので、特に、アクティブマトリクス
型の表示装置で良好なコントラストを得ることができ
る。
【0040】また本発明によれば、電圧無印加で白また
は黒の表示を行うことができ、電圧印加で中間色からそ
れぞれ黒または白に至る表示を行うことができる。
【0041】また本発明によれば、可視光波長の違いが
旋光性に影響しないので、高品位の表示を行うことがで
きる。
【0042】また本発明によれば、印加電圧の制御によ
って液晶層の旋光性を変化させ、位相差部材で直線偏光
方向をずらす成分の割合を調整すれば、コントラストの
良好な高品位の表示を行うことができる。
【0043】また本発明によれば、液晶層または位相差
部材を透過する光の直線偏光方向が偏光板の偏光軸に対
して平行または垂直となる条件を満たしやすいので、コ
ントラストの良い表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の概略的な構成を示す
断面図である。
【図2】図1の実施形態で各構成部材の位置関係を示す
模式図である。
【図3】図1の実施形態での角度関係を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の実施の第2形態の概略的な構成を示す
断面図である。
【図5】本発明の実施の第3形態の概略的な構成を示す
断面図である。
【図6】従来の反射型液晶表示装置の概略的な構成を示
す断面図である。
【図7】図6の反射型液晶表示装置の角度関係を示す模
式図である。
【符号の説明】
11,21,31 表側基板 12,22,32 裏側基板 13,23,33 透明電極 14,24,34 配向膜 15,25,35 液晶層 16,26,36 液晶パネル 17,27,37 偏光板 18,28 位相差板 19,29 反射板 38 位相差膜 39 反射膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透明性基板の内面にそれぞれ電極
    が形成され、該―対の透明性基板が液晶層を挟んで貼り
    合わされ、表側の透明性基板外側からの入射光を裏側の
    透明性基板側の反射部材で反射し、表側の透明性基板外
    側に返す反射型液晶表示装置において、 表側の透明性基板外側に配置される偏光板と、 裏側の透明性基板側で反射部材よりも内側に配置される
    位相差部材とを含むことを特徴とする反射型液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電極は透明電極であり、 前記位相差部材は裏側の透明性基板外側に配置される位
    相差板であり、 前記反射部材は該位相差板の外側に配置される反射板で
    あることを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電極は透明電極であり、 前記位相差部材は裏側の透明性基板内側に形成される位
    相差膜であり、 前記反射部材は裏側の透明性基板の外側に配置される反
    射板であることを特徴とする請求項1記載の反射型液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電極は透明電極であり、 前記位相差部材は、裏側の透明性基板内側に形成される
    位相差膜、および裏側の透明性基板外側に形成される位
    相差板であり、 前記反射部材は位相差板の外側に配置される反射板であ
    ることを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電極は、表側の透明性基板側で透明
    電極であり、裏側の透明性基板側で反射部材でもある反
    射電極であり、 前記位相差部材は反射電極内面に形成される位相差膜で
    あることを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記液晶層がツイストネマティック型で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    反射型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記液晶層のツイスト角度は、45°+
    90°×n:n=0,1,2,3,…であることを特長
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の反射型液晶表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記液晶層のらせんピッチに対する可視
    光波長の割合が、液晶の常光線屈折単と異常光線屈折率
    の差の絶対値より小さいことを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  9. 【請求項9】前記位相差部材の位相差が可視光領域に置
    いて約4分の1波長であることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記位相差板の異方性軸方向を、前記
    偏光板の偏光軸に対して0°、45°、90°または1
    35°のいずれかの角度で傾斜させることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
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