JPH10185739A - 流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法 - Google Patents

流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法

Info

Publication number
JPH10185739A
JPH10185739A JP35063596A JP35063596A JPH10185739A JP H10185739 A JPH10185739 A JP H10185739A JP 35063596 A JP35063596 A JP 35063596A JP 35063596 A JP35063596 A JP 35063596A JP H10185739 A JPH10185739 A JP H10185739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
flow path
amount
working fluid
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35063596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Tashiro
健太郎 田代
Hitoshi Shibata
柴田  均
Hiromoto Ono
博基 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP35063596A priority Critical patent/JPH10185739A/ja
Publication of JPH10185739A publication Critical patent/JPH10185739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路14の継ぎ目15からの作動流体の漏れ
量を定量的にチェックできるチェック装置およびチェッ
ク方法を提供する。 【解決手段】作動流体が流れる流路14の継ぎ目15か
らの漏れ量を、流路14内に作動流体を流す前にチェッ
クする装置であって、上記流路14の外面にその継ぎ目
15を覆って設けられたカバー部材17と、該カバー部
材17内に検査流体を供給する供給手段18と、上記カ
バー部材17内の検査流体を上記作動流体の圧力に保つ
保持手段21,22と、上記カバー部材17内への検査
流体の供給量を検出する検出手段20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン等の流体
機械の流路の継ぎ目をチェックするチェック装置および
チェック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タービンやコンプレッサ等の流体機械の
流路は、一般に複数の部材から形成されており、その内
部に所定圧力の作動流体が流れる。従来、この流路の部
材同士の継ぎ目のチェックは、流路の外側の継ぎ目部分
に石鹸水や洗剤等を塗布し、実際にタービン等を運転し
て流路内に加圧された作動流体を流し、継ぎ目部分に塗
布された石鹸水の発泡の有無でチェックしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは定量
的な漏れ量の計測が不可能であり、その漏れ量が許容以
内であるか否かが判断できない。また、二重ケーシング
を有するタービン等においては、上記継ぎ目部分が外側
のスクロールケーシングで覆われて観察できないため、
上述のチェック方法を適用することはできない。
【0004】そこで、本発明の目的は、流路の継ぎ目か
らの作動流体の漏れ量を定量的にチェックできるチェッ
ク装置およびチェック方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく第
1の発明は、作動流体が流れる流路の継ぎ目からの漏れ
量を、流路内に作動流体を流す前にチェックする装置で
あって、上記流路の外面にその継ぎ目を覆って設けられ
たカバー部材と、該カバー部材内に検査流体を供給する
供給手段と、上記カバー部材内の検査流体を上記作動流
体の圧力に保つ保持手段と、上記カバー部材内への検査
流体の供給量を検出する検出手段とを備えたものであ
る。
【0006】本発明によれば、カバー部材内には、供給
手段によって検査流体が供給され、その圧力が保持手段
によって作動流体と同圧に保持される。これにより、流
路の継ぎ目部分の内外の圧力関係は、実際に流路内に作
動流体が流れるときと逆の圧力関係となる。このため、
カバー部材内から継ぎ目を通って流路の内側へ浸入する
検査流体の浸入量は、流路内から継ぎ目を通って外側へ
漏れる作動流体の漏れ量と一致する。
【0007】また、カバー部材内の検査流体は、保持手
段によって一定の圧力に保持されるため、流路の継ぎ目
を通って内側へ浸入した浸入量の分だけ、供給手段によ
って補充されることになる。よって、その補充された検
査流体の流量を検出手段によって検出することにより、
実際の運転時に流路の内側から継ぎ目を通って外側へ漏
れる作動流体の漏れ量を、定量的にチェックできる。
【0008】また、第2の発明は、作動流体が流れる流
路の継ぎ目からの漏れ量を、流路内に作動流体を流す前
にチェックする方法であって、上記流路の外面にその継
ぎ目を覆って閉空間を形成し、該閉空間内に検査流体を
供給しつつ閉空間内の検査流体を上記作動流体の圧力に
保ち、その状態で閉空間への検査流体の供給量を検出す
ることにより、閉空間から継ぎ目を通って流路の内側へ
浸入した検査流体の浸入量を求め、この浸入量を上記漏
れ量と擬制するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、船舶等に用いられる大型過給機の
タービン部分を示す断面図である。図示するように、こ
のタービン1は、コンプレッサ側と連結された回転軸2
と、回転軸2に取り付けられたリング体3と、リング体
3に周方向に所定間隔を隔てて複数取り付けられた動翼
4と、動翼4の上流側に周方向に所定間隔を隔てて複数
配置された静翼5とを備えている。静翼5は、筒体状の
外側入口ケーシング6と内側入口ケーシング7との間に
設けられている。
【0011】外側入口ケーシング6には、その前端部に
エンジンから排出された排気ガスが流れる排気導入管8
が接続され、後端部に末広がり状に形成された外側出口
ケーシング9が接続されている。外側出口ケーシング9
には、動翼4の先端とのクリアランスを調節するための
クリアランスリング10が取り付けられている。他方、
内側入口ケーシング7には、その前端部にキャップ状の
コーンケーシング11が取り付けられ、後端部に上記リ
ング体3を介して末広がり状に形成された内側出口ケー
シング12が配置されている。
【0012】外側出口ケーシング9および内側出口ケー
シング12の後端部には、スクロールケーシング13が
接続されている。スクロールケーシング13は、上記外
側入口ケーシング6および外側出口ケーシング9を覆う
ように軸方向前方に折り返して形成されており、図示し
ない排気排出口を有している。この構成によれば、排気
導入管8を流れる排気ガス(特許請求の範囲の作動流体
に相当する)は、外側入口ケーシング6と外側出口ケー
シング9とクリアランスリング10とから筒体状に形成
された流路14内を流れ、この際動翼4を介して回転軸
2に回転力を与える。
【0013】上記流路14の外面には、外側入口ケーシ
ング6と外側出口ケーシング9とクリアランスリング1
0との継ぎ目15を覆って、閉空間16を形成するよう
に形成されたカバー部材17が設けられている。このカ
バー部材17は、上記スクロールケーシング13の折返
部分17aと、その軸方向前方の開口部を塞ぐ蓋部材1
7bとから構成されている。これにより、上記閉空間1
6は、外側入口ケーシング6と外側出口ケーシング9と
折返部分17aと蓋部材17bとによって、ドーナッツ
リング状に区画される。上記外側入口ケーシング6と蓋
部材17bとは一体的に形成され、上記外側出口ケーシ
ング9と折返部分17aとは一体的に形成されている。
【0014】蓋部材17bには、閉空間16内に検査流
体(空気)を導入するための配管18(またはホース)
が着脱自在に取り付けられる導入口19が形成されてい
る。配管18は、途中で導入管18aと排気管18bと
に分岐されている。排気管18bには、減圧用バルブ1
9が取り付けられている。そして、導入管18aには、
流量計20と圧力計21と2つのバルブ22,23が設
けられており、図示しない空気ポンプが接続されてい
る。バルブ22は、圧力計21で検出した検査流体の圧
力が、上記流路14を流れる作動流体(排気ガス)の圧
力と一致するように、自動的に開閉制御または開度制御
される。
【0015】本実施形態においては、上記配管18と空
気ポンプとが特許請求の範囲の供給手段に相当し、圧力
計21とバルブ22とが保持手段に相当し、流量計20
が検出手段に相当する。
【0016】以上の構成からなる本実施形態の作用を述
べる。
【0017】まず、図1に示すタービン1に排気ガスを
流す前に、蓋部材17bの導入口19に上記配管18を
取り付ける。そして、減圧用バルブ19を閉じ、バルブ
23を開き、空気ポンプを駆動して、カバー部材17内
の閉空間16に検査流体としての空気を供給する。そし
て、閉空間16に充満した空気の圧力を、上記圧力計2
1とバルブ22とによって、タービン1の運転時に流路
を流れる排気ガスと同じ圧力に保持する。
【0018】これにより、チェック時の流路14の継ぎ
目15部分の内外の圧力関係は、実際に流路14内に排
気ガスが流れる通常運転時と逆の圧力関係となる。詳し
くは、通常運転時には、流路14の内側が排気ガス圧力
となり外側が大気圧となるのに対し、チェック時には、
流路14の外側が排気ガス圧力と同圧となり内側が大気
圧となる。このため、継ぎ目15の内外の圧力差が、通
常の運転時とチェック時とで同条件となり、チェック時
に閉空間16から矢印で示すように継ぎ目15を通って
流路14内へ浸入する空気の浸入量は、運転時に矢印と
は逆に流路14内から継ぎ目15を通って外側へ漏れる
排気ガスの漏れ量と一致する。
【0019】また、閉空間16内の空気は、上記圧力計
21とバルブ22とによって一定の圧力に保持されてい
るため、矢印に示すように流路14の継ぎ目15を通っ
て内側へ浸入した浸入量の分だけ、補充されることにな
る。よって、その補充された空気の流量を流量計20に
よって検出することにより、実際の運転時に矢印とは逆
に流路14の内側から継ぎ目15を通って外側へ漏れる
排気ガスの漏れ量を、正確に定量的にチェックできる。
【0020】このように、実際の運転時における継ぎ目
15からの排気ガスの漏れ量を、実際に運転を行うこと
なく定量的にチェックできるので、その漏れ量が許容値
以下か否かが実際の運転に先立って判断できる。そし
て、漏れ量が許容値以上の場合には、上記流路14の構
成部品(外側入口ケーシング6と外側出口ケーシング9
とクリアランスリング10)を再度組み付け直す。
【0021】なお、従来は、上記継ぎ目15からの排気
ガスの漏れ量が定量的に検出できなかったので、実際の
運転実験で得られたタービン性能が予想より悪い場合、
その原因が上記継ぎ目15からの排気ガスの漏れが多い
ためなのか、タービン翼4,5等の設計上の問題なのか
が判断できなかった。本実施形態によれば、これが的確
に判断できる。
【0022】また、本発明は、上記タービン1に限定さ
れるものではなく、コンプレッサやポンプ等の流体機械
に適用できることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る流路の
継ぎ目チェック装置およびチェック方法によれば、流路
の内側から継ぎ目を通って外側へ漏れる作動流体の漏れ
量を、流路の外側から継ぎ目を通って内側へ浸入する検
査流体の浸入量に擬制させることによって、定量的に正
確にチェックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す流路の継ぎ目チェッ
ク装置の概略図である。
【符号の説明】
14 流路 15 継ぎ目 16 閉空間 17 カバー部材 18 供給手段 20 検出手段 21,22 保持手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体が流れる流路の継ぎ目からの漏
    れ量を、流路内に作動流体を流す前にチェックする装置
    であって、上記流路の外面にその継ぎ目を覆って設けら
    れたカバー部材と、該カバー部材内に検査流体を供給す
    る供給手段と、上記カバー部材内の検査流体を上記作動
    流体の圧力に保つ保持手段と、上記カバー部材内への検
    査流体の供給量を検出する検出手段とを備えたことを特
    徴とする流路の継ぎ目チェック装置。
  2. 【請求項2】 作動流体が流れる流路の継ぎ目からの漏
    れ量を、流路内に作動流体を流す前にチェックする方法
    であって、上記流路の外面にその継ぎ目を覆って閉空間
    を形成し、該閉空間内に検査流体を供給しつつ閉空間内
    の検査流体を上記作動流体の圧力に保ち、その状態で閉
    空間への検査流体の供給量を検出することにより、閉空
    間から継ぎ目を通って流路の内側へ浸入した検査流体の
    浸入量を求め、この浸入量を上記漏れ量と擬制するよう
    にしたことを特徴とする流路の継ぎ目チェック方法。
JP35063596A 1996-12-27 1996-12-27 流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法 Pending JPH10185739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35063596A JPH10185739A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35063596A JPH10185739A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10185739A true JPH10185739A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18411819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35063596A Pending JPH10185739A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10185739A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100432646C (zh) * 2006-08-22 2008-11-12 北京市市政工程研究院 内压式管道接口试压方法和装置
CN109238567A (zh) * 2018-08-03 2019-01-18 中国水利水电第五工程局有限公司 一种转轮渗漏检修施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100432646C (zh) * 2006-08-22 2008-11-12 北京市市政工程研究院 内压式管道接口试压方法和装置
CN109238567A (zh) * 2018-08-03 2019-01-18 中国水利水电第五工程局有限公司 一种转轮渗漏检修施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SE9701031L (sv) Anordning och förfarande för läcktestning
US6314794B1 (en) Method and apparatus for detecting leaks in heat exchangers for motor vehicles
US10794387B2 (en) Damping characteristic determination for turbomachine airfoils
KR101742030B1 (ko) 다목적 터빈 성능시험 시스템
EP2730749B1 (en) Apparatus and method for measuring gas flow through a rotary seal
US20170343448A1 (en) Method for testing a seal of a sealed bearing cavity
JPH08510307A (ja) ケーシングを貫通する軸の貫通部の軸封装置及びその作動方法
US20220325719A1 (en) Aeromechanical identification systems and methods
US6148677A (en) Gas flow area measurement
KR100897410B1 (ko) 오일펌프 스틸 링에 부착되는 시일 링 검사장치
JPH10185739A (ja) 流路の継ぎ目チェック装置およびチェック方法
JP2006177810A (ja) 検査装置及び検査方法
Revert et al. Sealing Performance of a Turbine Rim Chute Seal Under Rotationally-Induced Ingestion
Bru Revert et al. Performance of a turbine rim seal subject to rotationally-driven and pressure-driven ingestion
JP2001041856A (ja) 差動カーボンシールの性能試験装置
JP3317046B2 (ja) ポンプの漏れ測定装置
JP4083654B2 (ja) エンジンアセンブリリークテスト合否判定方法
US6463795B2 (en) Method for testing an internal combustion engine for assembly and/or manufacturing faults
KR100844006B1 (ko) 오일펌프의 누설 검사 장치
JPH10227712A (ja) 管の漏洩箇所を探知する方法及び真空装置
JPH09182377A (ja) 回転電機の密封油量検出装置
JP2001124685A (ja) 粘度測定方法及び粘度測定装置
CN113310634B (zh) 燃气轮机的机匣气密性检测的方法及组件
RU2023248C1 (ru) Способ испытаний турбокомпрессора наддува двигателя внутреннего сгорания и стенд для его осуществления
CN210922993U (zh) 油膜密封组件的密封性测试装置