JPH10181577A - 無段階調節ソレノイドコイルにより作動するブレーキシリンダ圧力弁用パルス幅変調駆動回路 - Google Patents

無段階調節ソレノイドコイルにより作動するブレーキシリンダ圧力弁用パルス幅変調駆動回路

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JPH10181577A
JPH10181577A JP9334500A JP33450097A JPH10181577A JP H10181577 A JPH10181577 A JP H10181577A JP 9334500 A JP9334500 A JP 9334500A JP 33450097 A JP33450097 A JP 33450097A JP H10181577 A JPH10181577 A JP H10181577A
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    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動回路に十分なエネルギを供給できないた
め、弁のスプールが膠着したときに、開放位置まで戻す
ことができなかった。また、このため、膠着したにすぎ
ないスプールを交換しなければならず、経済的でなかっ
た。 【解決手段】 制御装置から発信される入力電圧信号
と、ソレノイド作動弁のコイルからフィードバック信号
とを受信し、これに応答して、これらの信号に依存する
デューティーサイクルのパルス幅変調信号を発生するパ
ルス発生回路と、パルス発生回路から発生されたパルス
幅変調信号を受信し、これに応答して、エネルギ源のエ
ネルギをコイルに供給するためのパルス幅変調信号と一
致するデューティーサイクルのパルス幅変調出力信号を
発生する出力回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、ソレノ
イドにより作動される弁(以後ソレノイド作動弁と略
称)を制御する手段に関し、更に詳しくは、ブレーキシ
リンダ内の圧力を制御するのに使用される、<無限に可
変な>ソレノイド作動弁を駆動するためのパルス幅変調
駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗客運搬用の列車は、一般的に、鉄道車
両のブレーキを制御するため電気式空圧式ブレーキ制御
システムを備えている。これらのブレーキ制御システム
は、典型的には、列車に備えられた様々な装置から受信
される多くの入力に応じてブレーキの全般的な動作を制
御する電子ブレーキ制御装置を特徴としている。このよ
うなブレーキ制御装置は、様々なソレノイド作動弁の制
御を行い、これらのソレノイド作動弁を介して、空気の
作用で動作する複数の装置や容積体の1つ以上に加圧空
気流を給排している。
【0003】この技術分野では公知であるように、ブレ
ーキ制御装置は典型的には弁駆動回路を通じて、ソレノ
イド作動弁の作動制御を行う。ブレーキ制御装置は、例
えば、弁駆動回路に入力電圧信号を通じて弁を駆動する
ことを指令する。ブレーキ制御装置は圧力検出装置等か
ら受信するフィードバック信号に応じて入力電圧信号を
調節する。この圧力検出装置は、特定のブレーキシリン
ダ内の圧力、或いは圧力を制御すべき他の空気圧作動部
材内の圧力を検出する。このフィードバックにより、ブ
レーキ制御装置は、バルブ駆動回路の動作と、最終的に
はソレノイド作動弁とを制御する閉ループ制御システム
として機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の弁駆動回路に
は、このような駆動回路固有の幾つかの不利な点があっ
た。第1に、従来の弁駆動回路は、弁のコイルに十分な
エネルギを分配することができないため、弁のスプール
が膠着したときに、それを移動させてより大きな力で全
開位置まで戻すのに充分なエネルギーを分配することが
できなかった。このような問題により、スプールが一時
的に膠着しただけで必ずしも壊れていないバルブの交換
を招く。このような欠点はバルブ交換のコストをもたら
すが、本発明では、以下で述べるように、別の方法でこ
のような欠点を克服している。従って、本発明における
バルブは、従来の制御弁駆動回路により駆動されるもの
に比べてより高い信頼性で動作することができる。
【0005】第2に、従来の制御バルブ駆動回路は、出
力駆動回路にバイポーラ接合トランジスタ技術を用いて
いるが、これに対して本発明では電界効果型トランジス
タを用いている。従来技術における他の不利な点は、弁
駆動回路が別個の50(V)の電源供給を必要とするこ
と、また、本発明と同様の状況下で列車の電力供給源が
オフされているときは作動不能であることである。これ
ら2つの不利な点は、従来の弁駆動回路の消費電力を増
加させ、本発明よりも多くの発熱を伴う。このことは、
従来の弁駆動回路の信頼性を本発明よりも遙かに低いも
のとしている。
【0006】本発明は、従来の弁駆動回路の不利点を克
服したパルス幅変調駆動回路に関するものである。パル
ス幅変調駆動回路はソレノイド作動弁を駆動し、このソ
レノイド作動弁を介して様々な空気圧作動装置や容積部
へ圧力を供給し、あるいはそれらから圧力を排出してい
る。パルス幅変調駆動弁の圧力供給対象となる容積部と
しては、列車に備えられた様々なリザーバや車両空気圧
配管がある。パルス幅変調駆動弁の制御対象となる空気
圧作動装置としては、可変負荷リレー弁やJ−1リレー
弁があり、これらは、ウエスチングハウス エア ブレ
ーキ カンパニー(Westinghouse Air
Brake Company)(WABCO)発行の
「オペレーション及びメンテナンス出版物」(Oper
ation & Maintenance Publi
cations)に記載されているものである。
【0007】本発明は数多くの装置に適用され得るが、
本発明のPWM駆動回路はブレーキシリンダに圧縮空気
流を給排する無段階ソレノイド作動弁の駆動と関連して
説明を行う。当業者であれば、本発明を、ここに説明す
る無段階ソレノイド作動弁のみならず、様々なソレノイ
ド作動弁にも適用できるでろう。しかしながら、本発明
が適用される特定のタイプのソレノイド作動弁に応じ
て、当業者にとって自明な変形を施すことが必要となる
かもしれない。以上の背景情報(従来の技術に関する情
報)は、本願の理解を深めるために提供されたものであ
ることに留意すべきである。従って、ここで使用される
如何なる技術用語も、この中で詳細に説明されていなけ
れば、如何なる特定の狭義の解釈に限定されるものでは
ない。
【0008】従って、本発明の第1目的は、ブレーキシ
リンダ内の圧力を制御するために用いられる無段階ソレ
ノイド作動弁用のパルス幅変調駆動回路を提供すること
にある。
【0009】また、本発明の他の目的は、空気圧作動装
置や容積部への圧縮空気流を制御するために、種々のソ
レノイド作動弁の何れか1つをも駆動することが可能な
パルス幅変調駆動回路を提供することである。
【0010】本発明のさらに他の目的は、従来の駆動回
路よりも多くの電力を無段階ソレノイド作動弁のコイル
に供給することにより、弁のスプールがスタックした時
に、それを移動させて強制的に全開放位置まで復帰させ
ることのできるパルス幅変調駆動回路を提供することで
ある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、無段階ソレノ
イド作動弁を作動させるように設計された従来の駆動回
路に比べて、消費電力が小さく発熱量の小さいパルス幅
変調駆動回路を提供することである。また、本発明の他
の目的は、無段階ソレノイド作動弁を様々な環境及び広
い温度範囲で駆動することのできるパルス幅変調駆動回
路を提供することである。
【0012】本発明のさらに他の目的は、従来の駆動回
路によって駆動されるソレノイド作動弁よりも信頼性の
高いソレノイド作動弁を提供することのできるパルス幅
変調駆動回路を提供することである。
【0013】また、本発明のさらに他の目的は、列車の
電源がオフされている場合においても、特に従来の駆動
回路で要求されていた専用の電源を必要とせずに、動作
可能なパルス幅変調駆動回路を提供することである。
【0014】また、本発明のさらに他の目的は、パルス
幅変調出力信号を介してソレノイド作動弁のコイルを励
磁して、パルス幅変調出力信号によって搬送される平均
電流にほぼ比例した力をソレノイド作動弁のコイルに発
生させることのできるパルス幅変調駆動回路を提供する
ことである。
【0015】ソレノイド作動弁の技術分野における通常
の知識を有する者であれば、この明細書中の発明の詳細
な説明を読むことにより、上述したパルス幅変調駆動回
路の目的及び利点に加えて、他の様々な目的及び利点が
一層容易に明らかになるであろう。そのような目的及び
利点は、発明の詳細な説明を添付の図面及びクレームに
関連して考察すればとりわけ明瞭になるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施の形
態では、本発明は、制御装置からの入力電圧信号に応じ
て、ソレノイド作動弁を駆動するためのパルス幅変調駆
動回路を提供するものである。ソレノイド作動弁は、パ
ルス幅変調駆動回路から供給されるエネルギによって励
磁され得るコイルを備える。パルス幅変調駆動回路は、
パルス発生手段と出力手段を備える。パルス発生手段
は、制御装置からの入力電圧信号とコイルからのフィー
ドバック信号を受信し、これらの信号は組み合わされて
制御電圧を形成する。この制御電圧に応答して、パルス
発生手段は、制御電圧に依存するデューティーサイクル
を有するパルス幅変調信号を発生する。出力手段は、パ
ルス発生手段からパルス幅変調信号を受信し、これに応
答して、コイルの両端にパルス幅変調出力信号を発生す
る。パルス幅変調信号出力信号は、制御電圧に比例する
パルス幅を有し、エネルギ源からエネルギを搬送する。
そして、パルス幅変調出力信号はコイルを励磁して、パ
ルス幅変調出力信号によって搬送される平均電流にほぼ
比例する力を発生する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明するに当た
り、発明を明瞭にすると共にその理解を容易にするた
め、添付図面において、同様の機能を有する同様の部材
を、同一符号を付して説明する。
【0018】実施の形態1.図1乃至図6は、全体を1
00で表した、本発明に係るパルス幅変調駆動回路の好
適な実施の形態の要部の詳細を示している。パルス幅変
調駆動回路100はソレノイド作動弁を駆動するために
用いられるものであり、このソレノイド作動弁は、様々
な空気作動装置や容積部の何れか1つ以上のものに圧力
を供給し、あるいはこれらから圧力を排出するものであ
る。なお、図1及び図2は本来1つの回路を示すところ
を紙面の関係で図1及び図2に分割したものである。
【0019】パルス幅変調駆動回路100は、好ましく
は、無段階ソレノイド作動弁を作動させており、この無
段階ソレノイド作動弁を通じて圧縮空気流がブレーキシ
リンダへ供給され、またブレーキシリンダから放出され
る。パルス幅変調駆動回路100は、図2に示すコイル
を介して、全体を符号1で示すブレーキシリンダ作動弁
を駆動する。また、図1及び図2において、ブレーキ制
御装置(図示せず)等が、パルス幅変調駆動回路100
を用いてブレーキシリンダ制御弁1の全体的な機能を制
御している。ブレーキシリンダ制御装置は、入力電圧指
令信号Vcomを介してパルス幅変調駆動回路100に
ブレーキシリンダ弁1を駆動するよう指令する。ブレー
キ制御装置は、圧力検出装置等からのフィードバック信
号に応答して入力電圧指令信号を調節する。
【0020】圧力検出装置は、圧力制御の対象としての
特定のブレーキシリンダや、他の空気圧作動部材の内部
圧力を検出する。このフィードバック信号を通じて、ブ
レーキシリンダ制御装置は閉ループ制御システムとして
の機能を果たし、この機能によって、パルス幅変調駆動
回路100や、最終的にソレノイドにより作動されるブ
レーキシリンダ制御弁1の制御が行われる。
【0021】パルス幅変調駆動回路100は、電源フィ
ルタ110と電力レギュレータ120を備える。電源フ
ィルタ110は、電気技術分野において公知となってい
る様々な構成の回路によって実施できるものである。図
1に示す電源フィルタ110は、例えば、ダイオードD
1、直列チョークCK1及びキャパシタC2等の一般的
に用いられている構成素子を特徴とする。
【0022】ダイオードD1は、そのアノードが列車の
電源に接続されると共に、そのカソードが直列チョーク
CK1の一端に接続されている。キャパシタC2は直列
チョークCK1の他端及び接地間に接続されている。回
路中における直列チョークCK1は、直流電流をパルス
幅変調駆動回路100へ通過させるが、パルス電流ある
いは交流電流に対しては高インピーダンスを示すもので
ある。キャパシタC2とチョークCK1の接続点は、電
源の電力供給点+Bであり、電力供給点+Bを通じて、
電源フィルタ110は電源の供給電圧をパルス幅変調駆
動回路100に供給する。
【0023】電力レギュレータは、電子技術分野おいて
公知となっている様々な構成の回路によって実施できる
ものである。図3に示す電力レギュレータ120は、例
えば、ツェナーダイオードZ4、キャパシタC7、C8
を含む入力系フィルタ、及びキャパシタC4を含む出力
系フィルタ、及び、任意に設けてもよい発光ダイオード
D6等の一般的な構成素子を特徴とする。
【0024】電力レギュレータ120は、電源フィルタ
110と共有する電源の電力供給点+Bから入力される
電力の低減及び調整を行う。電力レギュレータ120は
その出力端に、調整された第1の電力レベルとしての1
8(V)の直流電圧を出力し、パルス幅変調駆動回路1
00の様々な構成素子を作動させる。端子TSI6は、
回路における電源帰還点−Bである。電力レギュレータ
120の入力側において、トランジスタQ7はそのコレ
クタが電源の電力供給点+Bに接続され、ベースはツェ
ナーダイオードZ4及びキャパシタC8に接続されてお
り、また、ツェナーダイオードZ4及びキャパシタC8
の他端は共に接地されている。
【0025】抵抗器R27は、トランジスタQ7のコレ
クタ−ベース間に接続されている。キャパシタC7は電
力供給点+Bと接地との間に接続されている。電力レギ
ュレータ120の出力側において、キャパシタC4は出
力端と接地との間に接続されている。発光ダイオードD
6、抵抗器R28及びツェナーダイオードZ5は電力レ
ギュレータ120の出力端間に直列に接続されている。
【0026】キャパシタC7及びC8は、電源フィルタ
110から送信される電源供給電圧信号の変動電圧をフ
ィルタするものである。抵抗器R27はトランジスタQ
7のコレクタ−ベース間に適切なバイアスを供給するよ
うに選択され、一方、ツェナーダイオードZ4は、トラ
ンジスタQ7のベース電圧を電力帰還点よりも高電位の
18(V)に保持するように選択される。
【0027】ツェナーダイオードZ5は、汎用のレギュ
レータとしてとして用いられると共に、抵抗器R28に
関連しては、出力端に要求される電圧レベルが供給され
るように選択されると共に、トランジスタQ7の導通時
に発光ダイオードD6に電流が供給されるように設定さ
れる。電源フィルタ110が電源供給電圧を電力供給点
+Bに供給すると、トランジスタQ7は導通する。トラ
ンジスタQ7が導通すると、キャパシタC4は、トラン
ジスタQ7のエミッタ端子からの出力に存在する如何な
る電圧変動をもフィルタする。
【0028】トランジスタQ7のベース−エミッタ接合
間の固有の電圧降下にも拘わらず、抵抗器R28及び発
光ダイオードD6と直列に接続されたツェナーダイオー
ドZ5は、第1の電力制限レベルである直流18(V)
が電力レギュレータ120の出力端から出力されること
を保証する。図3から明らかなように、電力レギュレー
タ120が実際に電力制限を行うと、発光ダイオードD
6が発光する。
【0029】パルス幅変調駆動回路100は、PWM発
生段200、出力段300及びフィードバック回路40
0を備えることを特徴とする。フィードバック回路40
0は、入力制御回路230の第2段235を介して、出
力段300とPWM発生段200を接続する。特に、入
力制御回路230は、オペアンプ236でフィードバッ
ク回路400から発信されるフィードバック信号を受信
し、このフィードバック信号を通じて、PWM発生段2
00及び出力段300の制御を行う。この制御動作につ
いては以下で詳しく述べる。
【0030】図1及び図4に示すように、PWM発生段
200は、2段の入力制御回路230を備える。第1段
目の入力制御回路230は、図4に示す差動入力増幅回
路231を備える。第2段目の入力制御回路230は、
図1に示すオペアンプ回路235を備える。図4におい
て、差動入力増幅回路231は、オペアンプ232及び
2つの入力端TSI3とTSI4を備える。抵抗器R31
は、入力端TSI3とオペアンプの232の非反転入力
端を接続し、抵抗器R32とキャパシタC9は、共に接
地と非反転入力端を接続している。
【0031】抵抗器R33は、入力端TSI4とオペア
ンプ232の反転入力端を接続し、抵抗器34及びキャ
パシタC10は反転入力端と差動入力増幅回路231の
出力端VINを接続している。差動入力増幅回路231
は、入力端TSI3においてブレーキ制御装置から入力
電圧指令信号Vcomを受信する。差動入力増幅回路2
31の出力VINは、入力端TSI3とTSI4の電位差
に比例する。差動入力増幅回路231の出力VINは、
図1に示す入力制御回路230の第2段目235に入力
される。
【0032】入力制御回路230の第2段目235は、
抵抗器R5、R6及びオペアンプ236から構成される
分圧器を備えることを特徴とする。第2段目235への
入力VINは抵抗器R5に供給され、ブレーキシリンダ
から供給される入力電圧指令信号Vcomと共に変化す
る作動電圧が、分圧器を介して、入力制御回路230の
オペアンプ236の非反転入力端に供給される。パルス
幅変調駆動回路100の動作がオペアンプ236の非反
転入力に印加される動作電圧に依存することは、以下の
説明で明らかとなる。また、そのために、オペアンプ2
36の非反転入力は、図1乃至図5に示す制御端子CN
としても言及される。
【0033】PWM発生段は、電子技術分野において公
知となっている様々な回路構成によって実施できるもの
である。例えば、図1に示すPWM発生段200は、さ
らにPWMチップ220及び周波数制御回路210を備
える。PWMチップ220は、図1に示す例えばLM1
524Dのように、産業界で広く一般的に用いられてい
るものであればどのような形式のものでも良い。このP
WMチップは、パルス幅変調発生装置に用いられている
標準的なチップである。また、他のPWMチップとし
て、本発明の他の実施の形態においては、図7に示すよ
うにTL494チップを用いてもよい。
【0034】選択された形式のPWMチップによって
は、それを本発明の範囲内で適正に動作させるために要
求される、バイアス回路や外部入力増幅回路等のように
異なる回路設計が必要になることは、当業者にとって自
明のことである。従って、本明細書中におけるパルス幅
変調駆動回路100にLM1524Dを用いることは、
例証に過ぎず、発明をこのように限定するものではな
い。
【0035】PWMチップ220の動作は、周波数制御
回路210及び入力制御回路230に依存する。図1に
示すように、周波数制御回路210は、抵抗器R2及び
キャパシタC1を備え、これらの素子の値によって、P
WMチップ220で発生するPWM信号のパルスの周波
数が決定される。抵抗器R2は、PWMチップ220の
ピン6と接地の間に接続され、キャパシタC1はピン7
と接地の間に接続されている。これらの素子の値は、入
力電圧指令信号Vcomに対する弁1の応答が最適化さ
れるように設定されることが望ましい。しかしながら、
このようにして設定される周波数から多少外れた程度で
は、パルス幅変調駆動回路100の動作に悪影響が及ぶ
ことはない。従って、抵抗器R2とキャパシタC1は極
端に厳しい精度を要求されるものではない。
【0036】PWM発生段200は、最終的に入力制御
回路230から受信する入力信号によって制御される。
すなわち、PWMチップ220は、ピン9で入力制御回
路230のオペアンプ236の出力を受信する。ピン9
における制御電圧Vpwmcが約1(V)の直流電圧で
ある場合、PWMチップ220はピン11及びピン14
からデューティーサイクルがほぼ0(%)のPWM信号
を出力する。ピン9における制御電圧Vpwmcが約4
(V)の直流電圧である場合、PWMチップ220はデ
ューティーサイクルがほぼ100(%)のPWM信号を
出力する。PWM発生段200は、これらのPWM信号
を介して出力段300を駆動する。
【0037】パルス幅変調駆動回路100の出力段30
0は、切替回路310とコイル駆動回路320を備え
る。切替回路310は、抵抗器R7及びR8で構成され
るバイアス回路と、nチャネル形電解効果型トランジス
タQ3と、抵抗器R10とR11で構成される分圧器
と、npn接合形トランジスタQ1、pnp接合形トラ
ンジスタQ2と、電圧オフセット回路312とを備え
る。以下、これらの素子について詳しく説明する。PW
Mチップ220から出力されたPWM信号は、バイアス
回路の抵抗器R7に供給される。抵抗器R7は、トラン
ジスタQ3のゲートと抵抗器8とに接続されており、ト
ランジスタQ3をPWM信号で駆動できるように、トラ
ンジスタQ3にバイアスを印加する。抵抗器R7及びR
8によって、PWMチップ220はトランジスタQ3の
オン、オフ制御を行うことができる。
【0038】トランジスタQ1、Q2は、互いのエミッ
タ同士が接続されるように、トーテムポール状に配設さ
れている。また、トランジスタQ1、Q2のそれぞれの
ベースは、分圧器の抵抗器R10とR11の接続点に接
続されている。トランジスタQ1のコレクタは電源供給
点に接続されている。トランジスタQ2のコレクタは、
トーテムポール状に配設されたトランジスタを接地から
オフセットする電圧オフセット回路312に接続されて
いる。ダイオードD2は、トランジスタQ2のベース−
コレクタ間に接続され、電源供給電圧が極めて低下した
ときに、トーテムポール状に配設されたトランジスタQ
1及びQ2を作動させるものである。
【0039】電圧オフセット回路312は、トランジス
タQ2のコレクタ電位を電源供給電圧より低い、好適な
所定の電圧としての10(V)に保持する。コレクタが
保持される所定の電圧は、電圧オフセット回路の構成素
子であるキャパシタC3、ツェナーダイオードZ1及び
抵抗器R12のそれぞれの値によって決定される。切替
回路310は、npn形トランジスタQ1のエミッタと
pnp形トランジスタQ2のエミッタが接続される接続
点N1から出力を行う。接続点N1において、切替回路
310はコイル駆動回路320に電力供給を行う。
【0040】出力段300のコイル駆動回路320は、
抵抗器R13、pチャネル形電界効果型トランジスタQ
5、ツェナーダイオードZ2、双方向ツェナーダイオー
ドVR1、及び一対のフリーホイールダイオードD3か
ら構成されるバイアス回路を特徴とする。図1及び図2
に示すように、抵抗器R13は接続点N1とトランジス
タQ5のゲートを接続している。抵抗器R16は電源供
給点と接続点N2を接続し、この接続点N2において、
トランジスタQ5のソースとダイオードZ2のカソード
が接続されている。
【0041】抵抗器R16は、部分的に、電源供給点と
トランジスタQ5のソースとの接続点N2にバイアスを
供給するように働く。ツェナーダイオードZ2はトラン
ジスタQ5のゲート−ソース間を接続し、ゲート−ソー
ス間電圧がトランジスタ固有の上限値を超えないように
している。これにより、トランジスタQ5は電源電圧の
一時的な超過等による様々な影響から保護されている。
双方向ツェナーダイオードVR1は接続点N2とN3、
即ちトランジスタのソース−ドレーン間に接続されてい
る。ダイオードVR1は、電源供給点や、制御されてい
るブレーキシリンダ作動弁のコイルからの誘導起電力の
反転による一時的な影響からトランジスタQ5を保護し
ている。
【0042】トランジスタQ5を介して電源電圧によっ
て励磁されると、誘導素子としてのコイルは一時的にエ
ネルギを蓄積する。コイルが消磁されると、残存エネル
ギが駆動回路に逆流することにより、トランジスタQ5
が損傷するおそれがある。一対の反転ダイオードD3は
互いに並列に接続され、ブレーキシリンダ弁のコイル1
に接続されている。フリーホイールダイオードD3は、
接地とトランジスタQ5のドレーンの間においてコイル
の高圧側に接続され、コイルを誘導起電力の反転から保
護し、トランジスタQ5がオフされても抵抗器R17に
電流が供給されるようにしている。反転ダイオードD3
は、コイルの励磁及び消磁が繰り返されるような過渡状
態の制限を行う。
【0043】さらに図1及び図2において、フィードバ
ック回路400は電流検出用抵抗器R17、抵抗器R1
5、キャパシタC5、単位ゲインオペアンプ410、抵
抗器R9、ポテンショメータR25、及び抵抗器R3を
備える。電流検出用抵抗器R17は、コイルの低圧側と
接地とを接続している。抵抗器R15は、一端がオペア
ンプ410の非反転入力に接続され、他端が電流検出用
抵抗器R17に接続されている。キャパシタC5は、オ
ペアンプ410の非反転入力と接地の間に配設されてい
る。オペアンプ410の入力端と反転入力端は接続され
ている。抵抗器R9は、ポテンショメータR25の一端
とオペアンプ236の反転入力の共通電位であるフィー
ドバック点FNと、オペアンプ410の出力端との間に
直列に配設されている。
【0044】抵抗器R3は、PWMチップの出力である
ピン9と入力制御回路230のオペアンプ236の出力
との接続点と、ポテンショメータR25の他端との間に
配設されている。このフィードバック点FNを通じて、
フィードバック回路400はフィードバック信号を入力
制御回路230に供給し、以下に示すようにPWM発生
段200及び出力段300を作動させている。
【0045】図4に示すように、ブレーキ制御装置は入
力電圧指令信号Vcomを介してパルス幅変調駆動回路
100に指令を行う。増幅回路231の出力VINは、
この入力電圧指令信号に比例する。さらに、図1に示す
第2段235への入力VINとPWMチップ220のピ
ン9における受信電圧Vpwmcの間には比例関係があ
る。特に、図1に示すような構成では、第2段235に
対する入力VINが約0(V)となると、PWMチップ
220はピン9で約1(V)の入力電圧Vpwmcを受
信し、殆ど出力を行なわないか、あるいは全く出力を行
うことはない。入力電圧VINが約5(V)である場
合、PWMチップ220は約2.5(V)の入力電圧を
受信し、デューティーサイクルが約50(%)のPWM
信号を出力する。入力電圧VINが約10(V)である
場合、PWMチップ220は約4(V)の入力電圧を受
信し、デューティーサイクルが約100(%)のPWM
信号を出力する。
【0046】パルス幅変調駆動回路100の作動に関し
て、PWM発生段200は出力回路300の切替回路3
10に出力を供給する。即ち、PWM発生段200から
パルスが供給されなければ、バイアス用の抵抗器R7及
びR8を通じてトランジスタQ3のゲートには電圧は供
給されない。この結果、トランジスタQ3は導通しない
ので、抵抗器R10及びR11電源供給点には電流が供
給されることはない。トランジスタQ3がオフされてい
る間は、分圧器の抵抗器R10及びR11は、トランジ
スタQ1及びQ2のベースにバイアスを供給するので、
npn形トランジスタQ1がオンされると共に、pnp
形のトランジスタQ2がオフされる。電源供給電圧はト
ランジスタQ1及びバイアス抵抗器R13を介してトラ
ンジスタQ5のゲートに供給される。この電源供給電圧
は十分に高いので、pチャネル形トランジスタQ5はオ
フされる。トランジスタQ5がオフされている間は、ブ
レーキシリンダ制御弁1のコイルにいずれのエネルギ源
からも、コイル駆動回路320を通じてエネルギ供給が
行われることはない。
【0047】PWM発生段200がPWM信号を発生す
ると、トランジスタQ3のゲートは各パルス信号の変調
のための約10(V)の電圧を受信する。トランジスタ
Q3のゲートにパルスが発生する度に、トランジスタQ
3は導通し、電力供給源から抵抗器R10及びR11を
介して接地に電流が流れる。トランジスタQ1及びQ2
の電位は、分圧器R10及びR11によって引き下げら
れることにより、npn形トランジスタQ1をオフさせ
ると共に、pnp形トランジスタをオンさせる。トラン
ジスタQ2が導通すると、トランジスタQ5のゲートは
オフセット回路312によって決定される電位になる。
トランジスタQ5はpチャネル形電界効果型トランジス
タなので、この電圧はトランジスタQ5をオンさせるに
は十分である。しかし、トランジスタQ5がオンされる
と、出力段300は、ブレーキシリンダ制御弁1のコイ
ルにコイル駆動回路320を通じて電源供給電圧を供給
する。
【0048】本発明の動作において、コイル駆動回路3
20は電源供給電圧をコイルにPWM出力信号として供
給し、このパルスは、一般的にPWM発生段200から
受信するPWM信号と一致する期間を有する。コイル
は、これに応答して、コイル駆動回路320から受信し
たパルスを含む平均電流に直接比例する力をバルブスプ
ールに発生する。PWM発生段200が出力段300に
PWM信号を供給しない時は、コイル駆動回路320は
コイルにPWM出力信号を供給しない。コイルが消磁さ
れても、ブレーキシリンダ制御弁1は全閉位置に保持さ
れる。
【0049】PWM発生段200が出力段300にデュ
ーティーサイクルが50(%)のPWM信号を供給する
と、コイル駆動回路320は、これと等しいデューティ
ーサイクルのPWM出力信号をコイルに供給する。電源
が正常に機能していれば、これは通常、ブレーキシリン
ダ制御弁1のスプールを全開位置まで移動させるのに十
分である。図4に示すように、入力電圧指令信号Vco
mをかいしてバルブスプールの位置を制御するのは勿論
ブレーキ制御装置である。
【0050】通常の動作時において、コイルに供給する
PWM出力信号のデューティーサイクルを0(%)から
50(%)まで増やせば、ブレーキシリンダ作動弁を全
閉位置から全開位置まで移動させることができる。しか
しながら、時折、バルブスプールは動作が鈍くなった
り、動作しなくなったり(膠着)することがある。ブレ
ーキ制御装置は、ブレーキシリンダ内部の圧力を監視す
る圧力センサからのフィードバック信号により、いつバ
ルブスプールの動作が鈍くなったり、動作が妨げられる
かを知ることができる。バルブスプールの動作が実際に
妨げられると、ブレーキシリンダ制御装置は入力指令信
号Vcomを介してパルス幅変調駆動回路100に指令
を発し、パルス幅変調駆動回路100は、デューティー
サイクルが51−100(%)のPWM出力信号をコイ
ルに供給する。実際のデューティーサイクルは、前述の
フィードバックによって決定される。このデューティー
サイクルが51−100(%)という範囲は、バルブス
プールの機能が妨げられたときに、ブレーキ制御装置が
コイルに、さらに大きいエネルギを供給するのに有益で
ある。ブレーキシリンダあるいは他の容積部内の圧力が
指令通りのレベルに到達したことを確認するフィードバ
ック信号を、一度ブレーキ制御装置が受信すると、PW
M出力信号のデューティーサイクルは通常の範囲に復帰
する。
【0051】次に、図1に示すフィードバック回路40
0について説明する。フィードバック回路400は、入
力制御回路230にコイルの状態を示すフィードバック
信号を供給する。具体的には、ブレーキシリンダ制御弁
1のコイルに流れる電流は、電流検出用の抵抗器R17
にも流入する。抵抗器R17は、PWM出力信号によっ
てコイル1に発生する電圧を正確に測定するために適し
た手段である。抵抗器R15及びキャパシタC5から構
成されるRCフィルタは、フィードバック信号から全て
の交流成分を除去する。
【0052】このときオペアンプ410は、非反転入力
端である電流検出点CSでフィードバック電圧を検出す
る。オペアンプ410は、このフィードバック電圧信号
を増幅し、抵抗器R9に供給する。このときフィードバ
ック信号は、抵抗器R9からオペアンプ236の反転入
力端へ、あるいはポテンショメータR25及び抵抗器R
3を介してPWMチップ220へと供給される。入力制
御回路230に対するフィードバック信号によって、電
源供給電圧が低下しても、フィードバック回路400は
パルス幅変調駆動回路100にブレーキシリンダ制御弁
1を有効的に駆動させることができる。
【0053】フィードバック回路400は、最終的に、
PWM発生段200のPWMチップ220に供給される
入力に影響を与える。例えば、電源供給電圧が低下する
と、ブレーキシリンダ制御弁1が駆動されて望ましい状
態になるレベルまで、PWMチップ220に供給される
電圧Vpwmcが増加される。具体的には、パルス幅変
調駆動回路100は、コイル1に供給されるPWM出力
信号のデューティーサイクルを増加させることにより電
源電圧の低下を補償する。低下した電源供給電圧がPW
M出力信号の各パルスの大きさまで減少すると、PWM
発生段200は電源電圧を補償するためにパルス間の幅
を広げる。これにより、コイル1には十分なエネルギが
供給され、コイル1からはバルブスプールを望ましい位
置へ移動させるのに十分な力が発生される。
【0054】フィードバック回路400のポテンショメ
ータR25は、上述したコイル1の発生する力を微調節
するために用いられる。コイル1の実効抵抗は加熱によ
り増加するので、これに対応してコイルに流れる電流が
減少することを通じて、フィードバック回路400の電
流検出用の抵抗器R17はこのヒートアップを検出す
る。フィードバック回路400を介して、PWM発生段
200は、コイルに供給されるエネルギの熱損失を補償
するためにデューティーサイクルを増加させる。
【0055】パルス幅変調駆動回路100の他の特徴
は、電流制限回路としての機能を有することであり、こ
の電流制限回路は、コイル駆動回路320にダメージを
与える超過電流から出力段300を保護するものであ
る。このような超過電流は、例えば、ソレノイド作動弁
1のコイルの短絡によって増大されるものである。電流
制限回路は、電気技術分野で公知の構成を有するもので
あればどのようなものでもよい。
【0056】例えば、図2に示す電流制限回路330
は、pnpバイポーラ接合トランジスタQ4、npnバ
イポーラトランジスタQ6、抵抗器R14、R26及び
ダイオードD7から構成される分圧器のように一般的に
用いられている構成でよい。また、トランジスタQ5の
高圧側に抵抗器R16を付加してもよい。具体的には、
抵抗器R16は、電源供給点と接続点N2の間に接続さ
れる。接続点N2は、トランジスタQ5のソース、ダイ
オードZ2のカソード、及びトランジスタQ4のベース
の接続点である。
【0057】トランジスタQ4のエミッタは電源供給点
に接続され、同じくコレクタは抵抗器R14の一端に接
続されている。トランジスタQ6のコレクタはダイオー
ドD7に接続され、同じくベースは抵抗器R14の他端
に接続されている。抵抗器R26は、一端が接地される
と共に、他端がトランジスタQ6のベースと抵抗器R1
4の他端との接続点に接続されている。ダイオードD7
はそのカソードがトランジスタQ6のコレクタに接続さ
れ、そのアノードは制御回路230の制御端子CNに接
続されている。
【0058】電流制限回路330の動作に関しては、抵
抗器R16に流れる電流はブレーキシリンダ制御弁1の
コイルに流れる電流と殆ど等しいことが明らかである。
抵抗器R16に流入する電流が所定の最大値を超える
と、抵抗器R16は、pnp型トランジスタQ4をオン
させるのに十分な接続点N2の電圧レベルにまで、電源
供給電圧を引き下げる。これにより、分圧器は、抵抗器
R14及びR26がnpn型トランジスタQ6をオンさ
せるのに十分な電圧を供給するように設定される。
【0059】トランジスタQ6がオンされると、電流は
コレクタからエミッタへと流入するので、ダイオードD
7のアノード電圧が、ダイオードD7の電圧降下にコレ
クタ−エミッタ間の電圧降下を組み合わせたものと等し
くなる。このような電圧降下の組み合わせは、ダイオー
ドD7及びトランジスタQ6として選択された素子特有
の値によって決定する。入力制御回路230の制御端子
CNは、ダイオードD7のアノードと、(抵抗器R5を
通じて)増幅回路231の出力端VINに接続されてい
るので、抵抗器R16に流入する電流が所定の最大値を
超える度に、トランジスタQ4及びQ6はオンする。
【0060】これにより、増幅回路231が制御端CN
に供給している電圧が如何なる作動電圧であっても、こ
の作動電圧を上述の組み合わせ電圧に等しい電圧レベル
まで降下させる。電流制限回路330がオペアンプ23
6の非反転入力端における作動電圧を上述したレベルま
で減少させると、PWMチップ220から発生されるP
WM信号のデューティーサイクルは所定のレベル、好ま
しくは約5(%)あるいはそれ以下まで減少する。従っ
て、電流制限回路330は遮断回路のように振る舞い、
超過電流あるいは潜在的に損害を与える可能性のある電
流が抵抗器R16及びコイル駆動回路320に流入する
と、PWM発生段200は遮断回路のように機能する。
【0061】電流制限回路330は、パルス幅変調駆動
回路100が電源電圧の超過を補償するのを許容し、一
方、フィードバック回路400は、パルス幅変調駆動回
路100が電源供給電圧の低下あるいは微増を補償する
のを許容する。具体的には、電流制限回路330は、電
源電圧の超過サージ電圧に対応して、パルス幅変調駆動
回路100を遮断しようとする。一方、フィードバック
回路400は、電源電圧の低下に対応して、コイルに供
給されるPWM出力信号のデューティーサイクルを増加
させようとする。
【0062】本発明の他の好適な特徴は、デューティー
サイクル制限タイマを備えることであり、このタイマ
は、パルス幅変調駆動回路100が予め設定されたデュ
ーティーサイクルの比率で作動する時間を制限するもの
である。図5に示すように、デューティーサイクル制限
タイマ500は、例えば、オペアンプ510、充電用R
C回路及び放電用RC回路を備える。充電用RC回路
は、抵抗器R20,ダイオードD5及びキャパシタC6
から構成される。放電用RC回路は、キャパシタC6、
抵抗器R21及びダイオードD4から構成される。
【0063】抵抗器R20はダイオードD5と直列接続
され、抵抗器R21はダイオードD4と直列接続されて
いる。オペアンプ510は、その出力端が抵抗器R20
及びダイオードD4に接続されている。キャパシタC6
は接地と、抵抗器R21及びダイオードD5のカソード
の接続点との間に接続されている。抵抗器R18及びR
19は、電源供給電圧と接地との間に直列に接続されて
いる。オペアンプ510は、反転入力端が電圧分割用の
抵抗器R18及びR19の接続点に接続され、非反転入
力端が図2に示すフィードバック回路中の電流検出端C
Sに接続されている。
【0064】図5に示すように、デューティーサイクル
制限タイマ500の回路は、オペアンプ520及びダイ
オードD8を備える。抵抗器R22及びR23は、電源
供給点とオペアンプ520の非反転入力端との間に直列
に接続され、ツェナーダイオードZ3は接地と、抵抗器
R22及びR23の接続点との間に接続されている。ツ
ェナーダイオードZ3は、接続点の電圧が所定のレベル
を超過しないようにするために配設されているものであ
る。抵抗器R22及びR23は、ツェナーダイオードZ
3と共に、オペアンプ52の非反転入力端の電圧を所定
の電圧に保持しようとする。
【0065】ダイオードD8のカソードは、オペアンプ
520に接続されている。さらに、電流制限回路330
のダイオードD7と同様に、制御回路230のダイオー
ドD8のアノードは制御端CNに接続されている。抵抗
器R24は、オペアンプ520の出力端と非反転入力端
との間にバイアスを印加するために、これらの端子に接
続されている。図5に示すように、オペアンプ520の
反転入力端は、抵抗器R21とダイオードD5のカソー
ドとの接続点において、キャパシタC6に接続されてい
る。
【0066】図1及び図5に示すように、デューティー
サイクル制限タイマ500の回路は、フィードバック回
路400の電流検出端CSにおけるフィードバック電圧
を検出する。これにより、ソレノイド作動弁1のコイル
に流入する電流をかなり正確に制御することができる。
一度電流検出点CSにおけるフィードバック電圧が、オ
ペアンプ510の出力端において電圧分割用抵抗器R1
8及びR19によって設定された電圧を超過すると、オ
ペアンプ510の出力は高レベルになる。抵抗器R18
及びR19の抵抗値は、コイルに供給されるPWM出力
信号がでデューティーサイクルの予め設定された比率を
オペアンプ510の出力が超えると、高レベルになるよ
うに設定されるべきである。デューティーサイクルは、
75(%)(即ちパルス幅が最高で75(%))となる
ように設定することが好ましい。
【0067】しかしながら、PWM出力信号のデューテ
ィーサイクルが充電用のRC回路によって決定される固
有の充電時間に合わせた比率を超えるまでは、デューテ
ィーサイクル制限タイマ500はパルス幅変調駆動回路
100を消磁しない。具体的には、PWM出力信号のデ
ューティーサイクルがこの所定の比率を超えると、オペ
アンプ510の出力は高レベルとなる。そして、キャパ
シタC6は、抵抗器R20及びダイオードD5を介して
所定の電圧まで充電する(このときオペアンプ520の
反転入力端の電位も所定値まで上昇される)のに充電時
間を要する。
【0068】オペアンプ520の入力端に相対的に異な
る電圧が供給されると、オペアンプ520の出力は低レ
ベルとなる。このときダイオードD8は導通するので、
増幅回路231が制御点CNに供給する如何なる作動電
圧をも降下させる。このように、一時的にパルス幅変調
駆動回路100を消磁することにより、電流検出点CS
におけるフィードバック電圧は0(V)に低下する。
【0069】パルス幅変調駆動回路100は、放電RC
回路の固有の放電時間の間、消磁されたままである。具
体的には、入力制御回路300の制御点CNは、キャパ
シタC6が抵抗器R21及びダイオードD4を介して放
電する間、低レベルに保持される。従って、キャパシタ
C6が放電すると、オペアンプ520の反転入力端の電
位は低下する。そして、オペアンプ520の入力端子間
に電圧が印加されると、オペアンプ520の出力端の電
位は再び高レベルとなる。もはやダイオードD8導通す
ることはなく、入力制御回路230の制御ノードCNの
電位はそのまま保持される。
【0070】従って、デューティーサイクル制限タイマ
回路は、一時的に電流制限回路のように遮断回路として
機能する。しかしながら、その機能は、コイルに流入す
る電流よりもむしろPWM出力信号のデューティーサイ
クルに依存している。充電RC回路及び放電RC回路の
充電時間及び放電時間は、ほぼ同一時間に設定すること
が好ましい。例えば、充電時間を30秒に設定すること
が好ましいとすると、デューティーサイクル制限タイマ
は、デューティーサイクルが予め設定された比率を30
秒間に亘って超えるまで消磁されない。一度、パルス幅
変調駆動回路100が消磁されると、デューティーサイ
クルタイマ回路は30秒後に再びパルス幅変調駆動回路
100を励磁する。
【0071】他の好適なパルス幅変調駆動回路として
は、図6に示すような一対の駆動トランジスタ回路があ
る。出力段300のコイル駆動回路320は、図2に示
す、抵抗器R13、ツェナーダイオードZ2及びトラン
ジスタQ5からなる駆動トランジスタ回路に加えて、こ
れらの2つの駆動トランジスタ回路を備えることが好ま
しい。この好適なコイル駆動回路は、1つの駆動トラン
ジスタ回路から構成されるコイル駆動回路に比べて、発
熱量が少なく、消費電力が少ない。従って、この好適な
コイル駆動回路に付加されたパルス幅変調駆動回路は、
高度の信頼性を示す。
【0072】図6において、一対の駆動トランジスタ回
路は、pチャネル電界効果型トランジスタQ8及びQ9
と、これらに接続されたバイアス用の抵抗器R29、R
30、及びツェナーダイオードZ6、Z7とを備える。
これらは、図1及び図2に示す駆動トランジスタ回路に
互いに並列に接続されている。具体的には、バイアス用
の抵抗器R13及び、R29、R30の各一端は、切替
回路310の出力端において接続点N1に接続されてい
る。
【0073】トランジスタQ5及びQ8、Q9のよう
に、これらの各ソース端子は接続点N2に接続され、ま
た、各ドレーン端子は接続点N3に接続されている。ト
ランジスタQ8のゲートは抵抗器R29の他端に接続さ
れ、トランジスタQ9のゲートは抵抗器R30の他端に
接続されている。ツェナーダイオードZ6はトランジス
タQ8のゲート−ソース間に接続されている。同様に、
ダイオードZ7はトランジスタQ9のゲート−ソース間
に接続されている。
【0074】ダイオードZ6及びZ7は、ダイオードZ
2と同様に超過電圧保護機能を有し、これにより、ゲー
ト−ソース間電圧は各トランジスタ固有の限界値を超え
ることがない。この好適なコイル駆動回路において、双
方向ツェナーダイオードVR1は接続点N2及びN3の
間に接続されている。双方向ツェナーダイオードVR1
は、各駆動トランジスタを電源供給電圧の超過や、制御
対象であるブレーキシリンダ制御弁1のコイルからの誘
導電圧における跳ね上がり電圧から、各駆動トランジス
タを保護する。
【0075】実施の形態2.図7は、本発明の第2の実
施の形態に係るパルス幅変調駆動回路101の要部を詳
しく示す図である。図1乃至図6に示すように、パルス
幅変調駆動回路101は、例えば実施の形態1で説明し
た無段階のブレーキシリンダ制御弁1のような様々なソ
レノイド駆動弁に用いられるものである。
【0076】ブレーキ制御装置等の装置は、パルス幅変
調駆動回路101を備えるブレーキシリンダ制御弁1の
全般的な機能の制御を行うものである。最終的にブレー
キ制御装置は、信号VINを介して、パルス幅変調駆動
回路101にブレーキシリンダ制御弁1を制御させる。
ブレーキ制御装置は、圧力検出装置等からのフィードバ
ック信号に応じてこの信号VINを最終的に調節する。
この圧力検出装置は、ブレーキシリンダや、圧力制御が
行われていない空気圧作動部材の内部の圧力を検出す
る。このようなフィードバック信号を通じて、ブレーキ
制御装置は閉ループ制御システムとして機能し、この機
能によって、パルス幅変調駆動回路101が制御され、
最終的にソレノイドにより駆動されるブレーキシリンダ
制御弁1が制御される。
【0077】PWM駆動回路101は、PWM発生段2
01、出力段301及びフィードバック回路401を備
える。フィードバック回路401は、出力段301を発
生段201に接続し、これを通じてPWM発生段201
を制御し、その結果以下に詳しく記すように出力段30
1の制御が行われる。
【0078】PWM発生段201は、PWMチップ22
1及び周波数制御回路211を備える。図7に示すよう
に、PWMチップ221は、例えばTL494のような
市販の形式のものでよい。このPWMチップは、PWM
発生器において用いられる標準的なチップである。選択
された形式のPWMチップによっては、それを本発明の
範囲内で適正に動作させるために要求される、バイアス
回路や外部入力増幅回路等のように異なる回路設計が最
終的に必要になる場合がある。また、本明細書中におい
て、パルス幅変調駆動回路101においてLT494を
用いることは、例示に過ぎず、発明をこのように限定す
るものではない。
【0079】PWM発生段201は、さらに入力制御回
路23を備える。入力制御回路は、抵抗器RIN、R
0、及びRfを備え、最終的にブレーキ制御装置から供
給される、好ましくは0〜10(V)の範囲内にある直
流電圧である入力信号VINを受信する。入力信号VI
Nは抵抗器RINに供給され、入力制御回路23を介し
て制御電圧VpwmcがPWMチップ221のピン3に
供給される。以下、パルス幅変調駆動回路101の動作
が制御電圧Vpwmcに依存していることを明らかにす
る。
【0080】PWMチップ221の動作は、周波数制御
回路211と、入力制御回路23及びフィードバック回
路401からの入力に依存している。図7に示すよう
に、周波数制御回路211は抵抗器R10、キャパシタ
C10及びポテンショメータRpを備え、これらの素子
の値によって、PWMチップ221によって発生される
PWM信号のパルス周波数が制御される。これらの素子
の値は、ブレーキシリンダ制御弁1の入力信号VINに
対する応答が最適されるように選択されることが好まし
い。しかしながら、このような周波数から多少逸脱した
程度では、PWM駆動回路101の動作に悪影響は生じ
ない。フィードバック回路401のポテンショメータR
pは周波数の微調整のために用いられるものである。
【0081】PWM発生段201は入力制御回路23か
らの入力信号によって最終的に制御される。具体的に
は、図7に示すように素子の値が決定されると、入力信
号VINがほぼ0(V)の直流電圧であるとき、PWM
チップ221はピン3で制御電圧Vpwmcとして3.
5(V)の直流電圧を受信し、ピン10及び11からデ
ューティーサイクルがほぼ0(%)のPWM信号を発生
する。入力信号VInが約10(V)の直流電圧である
場合、PWMチップ221は制御電圧Vpwmcとして
3.5(V)の直流電圧を受信し、デューティーサイク
ルがほぼ100(%)のPWM信号を発生する。PWM
発生段201はPWM信号を介して出力段301を駆動
する。
【0082】PWM駆動回路101の出力段301は、
切替回路311とコイル駆動回路321を備え、これら
の回路はそれぞれ実施の形態1における切替回路310
とコイル駆動回路320と実質的に同一の機能を果たす
ものである。コイル駆動回路321の出力端とPWM発
生段201とを接続するフィードバック回路401は、
実施の形態1におけるフィードバック回路400と本質
的に同一機能を果たすものである。実施の形態2におけ
るフィードバック回路401は電流検出抵抗Rsと、抵
抗器R8及びキャパシタC4から構成されるRCフィル
タと、単位ゲインオペアンプ410と、抵抗器Rfbと
を備える。しかしながら、この回路によるフィードバッ
ク電圧信号は、最終的には、入力制御回路23よりもむ
しろPWMチップ221のピン1に供給される。
【0083】ブレーキ制御装置は、最終的に、信号VI
Nを介してブレーキシリンダ制御弁1を駆動するように
PWM駆動回路101に指令を行う。しかしながら、実
施の形態1におけるLM1524Dとは異なり、入力信
号VINと、PWMチップ221の入力ピンに入力され
る制御電圧Vpwmcとの間には反比例の関係がある。
具体的には、図4に示すように各素子の値が与えられた
場合に、入力電圧VINが約0(V)の直流電圧となる
と、PWMチップ221はピン3で入力電圧Vpwmc
としての約3.5(V)の直流電圧を受信するが、PW
M信号を発生することは、殆ど或いは全くない。
【0084】入力電圧が約5(V)となると、PWMチ
ップ221は制御電圧Vpwmcとして約2.6(V)
の直流電圧を受信し、デューティーサイクルが約50%
のPWM信号を発生する。入力電圧が約10(V)とな
ると、PWMチップ221は制御電圧Vpwmcとして
約0.8(V)の直流電圧を受信し、デューティーサイ
クルが約100%のPWM信号を発生する。
【0085】図4には、電流制限回路あるいはデューテ
ィーサイクル制限回路が図示されていないが、本発明の
実施の形態2において、これら2つの回路を備えてもよ
い。実施の形態1及び2における回路構成の相違に基づ
き、上記2つの制限回路をPWM発生段101に含ませ
る変更は自明のことである。
【0086】これら2つの実施の形態における回路全体
の構成の差異にも拘わらず、パルス幅変調駆動回路10
0及び101の動作が実質的に同一であることは、本発
明の技術分野における当業者にとって自明のことであ
る。当業者であれば、本発明の実施の形態1における回
路動作の説明によって、実施の形態2における回路動作
を即座に理解可能である。
【0087】本発明に係る2つの実施の形態を特許法の
定めるところにより詳細に説明したが、当業者であれ
ば、本発明の特許請求の範囲及びその精神から逸脱する
ことなく、様々な他の方法で本発明を実施できることを
理解するであろう。当業者であれば、前述した2つの実
施の形態は単なる例示に過ぎず、特許請求の範囲がこれ
らの実施の形態に限定されるものではないことを理解で
きるであろう。従って、科学と有益な技術の進歩を促進
するために、特許法の規定による一定の期間、上述の特
許請求の範囲に包含される全ての要旨に対する独占権を
特許により取得する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパルス幅変調駆動回路の半分を示す
図である。
【図2】 本発明のパルス幅変調駆動回路の他の半分を
示す図である。
【図3】 図1及び図2に示すパルス幅変調駆動回路の
ための電力制限回路を示す図である。
【図4】 図1及び図2に示すパルス幅変調駆動回路の
ための差動入力増幅回路を示す図である。
【図5】 図1及び図2に示すパルス幅変調駆動回路の
デューティーサイクル制限タイマ回路を示す図である。
【図6】 好ましくは図1及び図2に示すドライバFE
T回路としてのパルス幅変調駆動回路と並列に接続され
る2つのドライバFET回路を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態に係るパルス幅変調
駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
1 コイル、100 パルス幅変調駆動回路、200
パルス発生段(入力回路)、220 PWMチップ、2
30 入力制御回路、300 出力段(出力回路)、3
10 切替回路、500 デューティサイクル制御タイ
マ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エイチ・コーヴィン アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州、 グリーア、ファーンリッジ・コート 1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置から送信される入力電圧信号に
    応答してソレノイド弁を駆動するためのパルス幅変調駆
    動回路であって、上記ソレノイド作動弁は上記駆動回路
    から供給されるエネルギに応答して励磁されるコイルを
    備え、 (a) 上記制御装置から発信される上記入力電圧信号
    と、上記コイルから発信されるフィードバック信号とを
    受信し、これらの信号に応答して、これらの信号に依存
    するデューティーサイクルのパルス幅変調信号を発生す
    るパルス発生回路と、 (b) 上記パルス発生回路から発生された上記パルス
    幅変調信号を受信し、これらの信号に応答して、エネル
    ギ源のエネルギをコイルに分配するためのパルス幅変調
    信号と一致するデューティーサイクルのパルス幅変調出
    力信号を発生する出力回路と、 を備えるパルス幅変調駆動回路。
  2. 【請求項2】 上記出力回路から上記コイルに供給され
    る電流が所定の最大値を超えると、パルス幅変調信号の
    デューティーサイクルを所定のレベルまで低下させて、
    上記出力回路に損傷を及ぼす可能性のある電流から保護
    する電流制限回路をさらに備える請求項1に記載のパル
    ス幅変調駆動回路。
  3. 【請求項3】 上記パルス幅変調出力信号のデューティ
    ーサイクルが所定の比率を所定時間以上に亘って超える
    と、PWM駆動回路を予め選択された時間の間消磁させ
    るデューティーサイクル制限タイマ回路をさらに備える
    請求項1に記載のパルス幅変調駆動回路。
  4. 【請求項4】 上記パルス発生回路は、 (a) 上記制御装置から送信される上記入力電圧信号
    と上記コイルから送信されるフィードバック信号とを受
    信し、これらの信号に応答して制御電圧を発生する入力
    制御回路と、 (b) 上記入力制御回路から発信される上記制御電圧
    を受信し、上記制御電圧に応答して、デューティーサイ
    クルが上記制御電圧に依存する上記パルス幅変調信号を
    発生するPWMチップと、 (c) 上記PWMチップによって発生される上記パル
    ス幅変調信号によって搬送されるパルスの周波数を設定
    する周波数制御回路と、 をさらに備える請求項1に記載のパルス幅変調駆動回
    路。
  5. 【請求項5】 上記出力回路は、 (a) 上記PWMチップから送信される上記パルス幅
    変調信号によって作動する切替回路と、 (b) 上記切替回路が作動されると、上記エネルギ源
    から上記コイルにエネルギを分配するパルス幅変調出力
    信号を発生させるように上記切替回路によって駆動され
    るコイル駆動回路と、 を備える請求項4に記載のパルス幅変調駆動回路。
  6. 【請求項6】 制御装置から送信される入力電圧信号に
    応答してソレノイド作動弁を駆動するパルス幅変調駆動
    回路であって、上記ソレノイド作動弁は上記駆動回路か
    ら受信するエネルギに応答して励磁されるコイルを備
    え、 (a) 上記制御装置から供給される上記入力電圧信号
    と、上記コイルから供給されるフィードバック信号とを
    受信し、これらの信号を最終的に合成して制御電圧を形
    成し、この制御電圧に応答して、該制御電圧に依存する
    デューティーサイクルのパルス幅変調信号を発生するパ
    ルス発生段と、 (b) 上記パルス発生回路から発生された上記パルス
    幅変調信号を受信し、これに応答して、エネルギ源から
    のエネルギで上記コイルを励磁して、上記コイルに当該
    パルス幅変調出力信号によって搬送される平均電流に比
    例した力を発生させ、上記制御電圧に比例したパルス幅
    を有するパルス幅変調出力信号を発生する出力回路と、 を備えるパルス幅変調駆動回路。
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