JPH10181528A - ベルト締め装置 - Google Patents
ベルト締め装置Info
- Publication number
- JPH10181528A JPH10181528A JP9255635A JP25563597A JPH10181528A JP H10181528 A JPH10181528 A JP H10181528A JP 9255635 A JP9255635 A JP 9255635A JP 25563597 A JP25563597 A JP 25563597A JP H10181528 A JPH10181528 A JP H10181528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening device
- belt fastening
- piston
- cylinder
- sealing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R22/4628—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
- B60R22/4633—Linear actuators, e.g. comprising a piston moving along reel axis and rotating along its own axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作動空間からの漏洩する流体の流れを減らす
ことができ、それにもかかわらず、簡単な設計を維持す
ることができるより効果的なベルト締め装置を提供す
る。 【解決手段】 ベルト締め装置はピストン・シリンダ線
形駆動装置を備え、そのピストン(3)は作動空間
(7)に流入する圧縮ガスにより駆動することができ、
かつ該ピストンに取り付けられた牽引装置(15)を介
して安全ベルトと係合する部分を移動する。作動空間
(7)の範囲を設定するピストンヘッドは、本質的に軸
線方向に延在する薄い封止リップ(23)が形成された
環状封止板(5)により形成され、封止リップ(23)
は半径方向に弾性的に屈曲しかつシリンダ(1)の内殻
面と偏位した状態で接触するように適合されている。
ことができ、それにもかかわらず、簡単な設計を維持す
ることができるより効果的なベルト締め装置を提供す
る。 【解決手段】 ベルト締め装置はピストン・シリンダ線
形駆動装置を備え、そのピストン(3)は作動空間
(7)に流入する圧縮ガスにより駆動することができ、
かつ該ピストンに取り付けられた牽引装置(15)を介
して安全ベルトと係合する部分を移動する。作動空間
(7)の範囲を設定するピストンヘッドは、本質的に軸
線方向に延在する薄い封止リップ(23)が形成された
環状封止板(5)により形成され、封止リップ(23)
は半径方向に弾性的に屈曲しかつシリンダ(1)の内殻
面と偏位した状態で接触するように適合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピストン・シリンダ
線形駆動装置(linear piston and
cylinder drive)を備えているベルト締
め装置(belttensioner)であって、該ベ
ルト締め装置のピストンが作動空間(working
space)に流入する圧縮ガスにより駆動することが
できかつピストンに取り付けられた牽引装置(trac
tion means)を介して安全ベルトと係合する
部分を移動させるベルト締め装置に関する。
線形駆動装置(linear piston and
cylinder drive)を備えているベルト締
め装置(belttensioner)であって、該ベ
ルト締め装置のピストンが作動空間(working
space)に流入する圧縮ガスにより駆動することが
できかつピストンに取り付けられた牽引装置(trac
tion means)を介して安全ベルトと係合する
部分を移動させるベルト締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この型式
のベルト締め装置は欧州特許公開公報第0616928
号明細書(European patent publ
ication 0 616 928A1)に開示され
ている。このケースで設けられたピストンは複数の部分
からなり、これらの部品の間に好ましくは塑性変形可能
な制動要素(dampingelement)が配置さ
れている。作動空間に面するその面端部における一部分
上には、外向きに円錐形に形成されかつ硬質の封止端縁
(sealingedge)を構成するビード(bea
d)が設けられている。シリンダは引抜きにより製造さ
れる管の適当な部分を切断して製造され、それゆえに不
確定の長さに形成できる。管の穴径は、管を機械加工す
るために使用される工具の摩耗により変化するので、一
つのシリンダから別のシリンダまで穴径に実質的な変動
が発生しがちである。それゆえに、すべてのシリンダに
おいて硬質の封止端縁が最適のシール効果を保証するこ
とができるわけではなく、大きい穴径を有するシリンダ
の場合には圧縮ガスがピストンを越えて作動空間外に流
れることがありえて、このことはベルト締め装置の性能
を低下する。
のベルト締め装置は欧州特許公開公報第0616928
号明細書(European patent publ
ication 0 616 928A1)に開示され
ている。このケースで設けられたピストンは複数の部分
からなり、これらの部品の間に好ましくは塑性変形可能
な制動要素(dampingelement)が配置さ
れている。作動空間に面するその面端部における一部分
上には、外向きに円錐形に形成されかつ硬質の封止端縁
(sealingedge)を構成するビード(bea
d)が設けられている。シリンダは引抜きにより製造さ
れる管の適当な部分を切断して製造され、それゆえに不
確定の長さに形成できる。管の穴径は、管を機械加工す
るために使用される工具の摩耗により変化するので、一
つのシリンダから別のシリンダまで穴径に実質的な変動
が発生しがちである。それゆえに、すべてのシリンダに
おいて硬質の封止端縁が最適のシール効果を保証するこ
とができるわけではなく、大きい穴径を有するシリンダ
の場合には圧縮ガスがピストンを越えて作動空間外に流
れることがありえて、このことはベルト締め装置の性能
を低下する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、より効
果的なベルト締め装置を提供することであり、このベル
ト締め装置の場合には、作動空間から漏洩する流れを低
減することができ、それにもかかわらず、簡単な設計を
維持することができる。当初に述べた型式のベルト締め
装置の場合には、これは、作動空間の範囲を設定するピ
ストンヘッドが環状封止板(annular seal
ing plate)により構成され、この環状封止板
上に本質的に軸線方向に延在する薄い封止リップ(se
aling lip)が形成され、該封止リップは半径
方向に弾性的に屈曲しかつシリンダの内殻面と偏位状態
(biased condition)で接触するよう
に適合されているので、達成される。封止リップは比較
的に大きい軸線方向の全長を有し、従って、容易に弾性
的に屈曲して封止リップ自体をシリンダの内筒面の経路
に適合させまたその穴径にも適合させることができ、そ
れにより漏洩が発生することは殆どない。
果的なベルト締め装置を提供することであり、このベル
ト締め装置の場合には、作動空間から漏洩する流れを低
減することができ、それにもかかわらず、簡単な設計を
維持することができる。当初に述べた型式のベルト締め
装置の場合には、これは、作動空間の範囲を設定するピ
ストンヘッドが環状封止板(annular seal
ing plate)により構成され、この環状封止板
上に本質的に軸線方向に延在する薄い封止リップ(se
aling lip)が形成され、該封止リップは半径
方向に弾性的に屈曲しかつシリンダの内殻面と偏位状態
(biased condition)で接触するよう
に適合されているので、達成される。封止リップは比較
的に大きい軸線方向の全長を有し、従って、容易に弾性
的に屈曲して封止リップ自体をシリンダの内筒面の経路
に適合させまたその穴径にも適合させることができ、そ
れにより漏洩が発生することは殆どない。
【0004】本発明の好ましい実施例においては、封止
リップは殻面(shell surface)に対して
支えられるその自由端縁に向かって円錐形をなして外方
に広がっており、その結果、組立段階におけるピストン
のシリンダ中への導入が容易になる。自由端縁が外方に
さらに軸線方向に短いつば(collar)を有してい
れば、自由端縁はピストンをシリンダ内に嵌合させる間
に部分的にすり減らされるか刈り込まれ、従って自由端
縁自体がシリンダの内殻面(inner shell
surface)に適合するように設計することができ
る。この操作は、いわゆる研削にたとえることができ
る。環状封止板がアルミニウムで製造されかつシリンダ
が鋼で製造されれば、研削効果(grinding−i
n−effect)により、優れたシール作用が得られ
る。
リップは殻面(shell surface)に対して
支えられるその自由端縁に向かって円錐形をなして外方
に広がっており、その結果、組立段階におけるピストン
のシリンダ中への導入が容易になる。自由端縁が外方に
さらに軸線方向に短いつば(collar)を有してい
れば、自由端縁はピストンをシリンダ内に嵌合させる間
に部分的にすり減らされるか刈り込まれ、従って自由端
縁自体がシリンダの内殻面(inner shell
surface)に適合するように設計することができ
る。この操作は、いわゆる研削にたとえることができ
る。環状封止板がアルミニウムで製造されかつシリンダ
が鋼で製造されれば、研削効果(grinding−i
n−effect)により、優れたシール作用が得られ
る。
【0005】好ましい実施例の場合には、封止板は作動
空間に向かって凹面に形成されて、圧縮ガス貯蔵容器
(storage)または火工技術ガス発生器(pyr
otechnical gas generator)
からの圧縮ガスが流入する作動空間の大きさを増大す
る。従って、ピストン・シリンダ線形駆動装置は全般的
に短い全長を有するように製造することができ、これ
は、いずれにせよ、車両(vehicle)内の限定さ
れた量の利用できるスペースを考慮することを意図して
いる。封止リップは封止板に残された周囲壁部により形
成されている。
空間に向かって凹面に形成されて、圧縮ガス貯蔵容器
(storage)または火工技術ガス発生器(pyr
otechnical gas generator)
からの圧縮ガスが流入する作動空間の大きさを増大す
る。従って、ピストン・シリンダ線形駆動装置は全般的
に短い全長を有するように製造することができ、これ
は、いずれにせよ、車両(vehicle)内の限定さ
れた量の利用できるスペースを考慮することを意図して
いる。封止リップは封止板に残された周囲壁部により形
成されている。
【0006】さらに一つの特徴はピストンが小数の容易
に製造される部品のみからなっていることである。本発
明の好ましい実施例の場合には、ガイドスリーブが封止
板の側部に対し設けられている。このようなガイドスリ
ーブは作動空間に向かって円錐形をなして狭まる中央開
口部を有し、このような中央開口部はなんら入り込む突
起部(intervening ledge)を有する
ことなく、封止板に設けられかつ同様に円錐形をなして
狭まる開口部によって隣接されている。ロック本体(l
ocking body)が円錐形スリーブの形態に設
計されかつ開口部内に圧入(press fitte
d)され、それにより、くさび作用(wedging
effect)のために部品が摩擦により一緒に連結さ
れている。この設計においては、部品の間の摩擦力が封
止板に作用するガスの圧力によりさらに高められ、その
結果、自己強化作用(self−reinforcin
geffect)が得られる。
に製造される部品のみからなっていることである。本発
明の好ましい実施例の場合には、ガイドスリーブが封止
板の側部に対し設けられている。このようなガイドスリ
ーブは作動空間に向かって円錐形をなして狭まる中央開
口部を有し、このような中央開口部はなんら入り込む突
起部(intervening ledge)を有する
ことなく、封止板に設けられかつ同様に円錐形をなして
狭まる開口部によって隣接されている。ロック本体(l
ocking body)が円錐形スリーブの形態に設
計されかつ開口部内に圧入(press fitte
d)され、それにより、くさび作用(wedging
effect)のために部品が摩擦により一緒に連結さ
れている。この設計においては、部品の間の摩擦力が封
止板に作用するガスの圧力によりさらに高められ、その
結果、自己強化作用(self−reinforcin
geffect)が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のその他の利点および特徴
は、参照がなされる以下の説明および図面から理解され
よう。図1には、ベルト締め装置の一部分としてのピス
トンおよびシリンダ線形駆動装置の上側部分を示してい
る。シリンダ1の内部には、複数の部品からなるピスト
ン3およびガス発生器4が配置されている。封止板5が
ピストンヘッドを構成しかつシリンダ1の内部に作動空
間7の範囲を設定している。シリンダ1の頂部に形成さ
れた開口部9が点火装置(図示せず)とガス発生器4を
連結している。ピストン3はさらに作動空間7に向かっ
て狭くなる円錐形開口部を有するガイドスリーブ11を
備え、当該開口部内には円錐形のコレットの形態のロッ
ク部材13が圧入されている。ロック部材13は、ガイ
ドスリーブ11外に作動空間7に向かいかつ封止板5の
中央開口部内に延在している。該中央開口部は、なんら
突起部がなくかつ同じ円錐角度でガイドスリーブ11の
開口部と隣接している。ロック部材13は封止板5およ
びガイドスリーブ11用の円錐形の座を構成して、封止
板5およびガイドスリーブ11はロック部材13により
相互に摩擦連結されている。
は、参照がなされる以下の説明および図面から理解され
よう。図1には、ベルト締め装置の一部分としてのピス
トンおよびシリンダ線形駆動装置の上側部分を示してい
る。シリンダ1の内部には、複数の部品からなるピスト
ン3およびガス発生器4が配置されている。封止板5が
ピストンヘッドを構成しかつシリンダ1の内部に作動空
間7の範囲を設定している。シリンダ1の頂部に形成さ
れた開口部9が点火装置(図示せず)とガス発生器4を
連結している。ピストン3はさらに作動空間7に向かっ
て狭くなる円錐形開口部を有するガイドスリーブ11を
備え、当該開口部内には円錐形のコレットの形態のロッ
ク部材13が圧入されている。ロック部材13は、ガイ
ドスリーブ11外に作動空間7に向かいかつ封止板5の
中央開口部内に延在している。該中央開口部は、なんら
突起部がなくかつ同じ円錐角度でガイドスリーブ11の
開口部と隣接している。ロック部材13は封止板5およ
びガイドスリーブ11用の円錐形の座を構成して、封止
板5およびガイドスリーブ11はロック部材13により
相互に摩擦連結されている。
【0008】ロック部材13上には、牽引ケーブルの形
態の牽引装置15が慣用の態様で取り付けられ、また、
牽引装置15は安全ベルトと係合する部分に取り付けら
れる役割である。
態の牽引装置15が慣用の態様で取り付けられ、また、
牽引装置15は安全ベルトと係合する部分に取り付けら
れる役割である。
【0009】ガイドスリーブ11の外殻面(exter
nal shell surface)は、該外殻面が
最終的にシリンダ1の内殻面と実質的に接触するまで作
動空間7から遠い方の端部に向かってらっぱのように外
向きに広がっている。それゆえに、ピストン3はシリン
ダ1内の二つの軸線方向にずれた点(offsetpo
ints)上で進行して斜めに進行しないように保護さ
れる。ガイドスリーブ11の外殻面の周囲には、複数の
ボールの形態のロック本体17が係合している。図には
1つのボールのみを例示してある。
nal shell surface)は、該外殻面が
最終的にシリンダ1の内殻面と実質的に接触するまで作
動空間7から遠い方の端部に向かってらっぱのように外
向きに広がっている。それゆえに、ピストン3はシリン
ダ1内の二つの軸線方向にずれた点(offsetpo
ints)上で進行して斜めに進行しないように保護さ
れる。ガイドスリーブ11の外殻面の周囲には、複数の
ボールの形態のロック本体17が係合している。図には
1つのボールのみを例示してある。
【0010】全体的に環状の封止板5を図2でさらに詳
細に例示している。封止板5は、作動空間7に面する側
においては、符号19で示した容積のまわりの作動空間
7が増大するように凹部をまたは中空に形成されてい
る。このくりぬかれた部分は、半径方向において内側が
強固な壁部21により構成されかつ外側が封止リップ2
3を形成する薄い周囲壁部により構成されている。くり
ぬかれた部分の底端部は、環状みぞ25により封止リッ
プ23に隣接した部分がさらにくりぬかれて、封止リッ
プ23の軸線方向の長さxを増大する役目をしている。
封止板5の底部27は大きい圧力が作用するときでも湾
曲しないことを保証するために十分に強固に構成されて
いる。
細に例示している。封止板5は、作動空間7に面する側
においては、符号19で示した容積のまわりの作動空間
7が増大するように凹部をまたは中空に形成されてい
る。このくりぬかれた部分は、半径方向において内側が
強固な壁部21により構成されかつ外側が封止リップ2
3を形成する薄い周囲壁部により構成されている。くり
ぬかれた部分の底端部は、環状みぞ25により封止リッ
プ23に隣接した部分がさらにくりぬかれて、封止リッ
プ23の軸線方向の長さxを増大する役目をしている。
封止板5の底部27は大きい圧力が作用するときでも湾
曲しないことを保証するために十分に強固に構成されて
いる。
【0011】封止リップ23はその自由端縁29に向か
って外方に広がっている。この場合には、封止リップ2
3の外殻面は、シリンダ1の長手方向軸線に対して最大
で約10°の円錐角αをなして延在している。従って、
ピストン・シリンダユニットを組み立てるために、シリ
ンダ1中へのピストン3の導入が容易になる。自由端縁
29は、その外側にシリンダ1の内殻面と偏位した状態
で係合する軸線方向に短いつば31を有し、それにより
封止リップ31とシリンダ1の内殻面との間に間隙が生
じないようになっている。軸線方向に短いつば31は、
ピストン3をシリンダ1の中に導入するときに僅かだけ
すり減らされまたは刈り込まれて、その結果、つば自体
を内筒面(inner barrel face)の形
状に適合する。シリンダ1内のピストン3の摩擦抵抗を
減らすために、ピストン3に乾燥潤滑剤(dry lu
bricant)が塗布されている。
って外方に広がっている。この場合には、封止リップ2
3の外殻面は、シリンダ1の長手方向軸線に対して最大
で約10°の円錐角αをなして延在している。従って、
ピストン・シリンダユニットを組み立てるために、シリ
ンダ1中へのピストン3の導入が容易になる。自由端縁
29は、その外側にシリンダ1の内殻面と偏位した状態
で係合する軸線方向に短いつば31を有し、それにより
封止リップ31とシリンダ1の内殻面との間に間隙が生
じないようになっている。軸線方向に短いつば31は、
ピストン3をシリンダ1の中に導入するときに僅かだけ
すり減らされまたは刈り込まれて、その結果、つば自体
を内筒面(inner barrel face)の形
状に適合する。シリンダ1内のピストン3の摩擦抵抗を
減らすために、ピストン3に乾燥潤滑剤(dry lu
bricant)が塗布されている。
【0012】事故が起これば、開口部を経てガス発生器
4内で火工技術推進薬(pyrotechnical
propellant)が着火して、圧縮ガスが作動空
間7内に流入し、ピストン3を矢印で示した方向に促進
する。また、この場合に、圧縮ガスが封止板5のくりぬ
かれた部分19の中に流れ、連続した封止リップ23を
半径方向に外方に押し、その結果、自己強化封止作用が
得られる。
4内で火工技術推進薬(pyrotechnical
propellant)が着火して、圧縮ガスが作動空
間7内に流入し、ピストン3を矢印で示した方向に促進
する。また、この場合に、圧縮ガスが封止板5のくりぬ
かれた部分19の中に流れ、連続した封止リップ23を
半径方向に外方に押し、その結果、自己強化封止作用が
得られる。
【0013】ピストン3がいったんその最も下側位置に
達しかつベルト締め装置がピンと張られると、ロック部
材17がピストン3のいかなる滑り戻りをも阻止する。
そのときに、ロック部材17は該部材をシリンダ3の壁
部に押しつけ、該ロック部材を塑性変形させ、それによ
りロック部材17がまた力を制限する作用(force
limiting effect)を有する。
達しかつベルト締め装置がピンと張られると、ロック部
材17がピストン3のいかなる滑り戻りをも阻止する。
そのときに、ロック部材17は該部材をシリンダ3の壁
部に押しつけ、該ロック部材を塑性変形させ、それによ
りロック部材17がまた力を制限する作用(force
limiting effect)を有する。
【0014】軽金属、例えば、アルミニウムからなる封
止板5は、流れプレス(flowpressing)ま
たは深絞り成形により製造されている。
止板5は、流れプレス(flowpressing)ま
たは深絞り成形により製造されている。
【図1】本発明によるベルト締め装置の一部分としての
ピストン・シリンダ線形駆動装置の縦断面図。
ピストン・シリンダ線形駆動装置の縦断面図。
【図2】図1に示したピストンの一部分としての封止板
の縦断面図。
の縦断面図。
1 シリンダ 3 ピストン 4 ガス発生器 5 封止板 7 作動空間 9 開口部 11 ガイドスリーブ 13 ロック部材 15 牽引装置 17 ロック本体 21 内側壁部 23 封止リップ 25 環状みぞ 27 底部 29 自由端縁 31 つば
Claims (10)
- 【請求項1】 ピストンおよびシリンダ線形駆動装置を
備えているベルト締め装置であって、該ベルト締め装置
のピストン(3)を作動空間(7)に流入する圧縮ガス
により駆動することができかつ前記ピストンに取り付け
られた牽引装置(15)を介して安全ベルトと係合する
部分を移動させるベルト締め装置において、作動空間
(7)の範囲を設定するピストンヘッドが環状封止板
(5)により構成され、環状封止板(5)には本質的に
軸線方向に延在する薄い封止リップ(23)が形成さ
れ、前記封止リップ(23)が半径方向に弾性的に屈曲
しかつシリンダ(1)の内殻面と偏位状態で接触するよ
うに適合されていることを特徴とするベルト締め装置。 - 【請求項2】 封止リップ(23)の自由端縁(29)
がその外方に軸線方向に短いつば(31)を有し、前記
自由端部(29)は前記シリンダ(1)の内殻面と係合
することを特徴とする請求項1に記載のベルト締め装
置。 - 【請求項3】 つば(31)が、ピストン(3)をシリ
ンダ(1)の中に導入するときに該つばが部分的にすり
減らされて、該つば自体がシリンダ(1)の内殻面に適
合することができるように設計されていることを特徴と
する請求項2に記載のベルト締め装置。 - 【請求項4】 前記封止板(5)がアルミニウム製であ
ることを特徴とする請求項3に記載のベルト締め装置。 - 【請求項5】 封止板(5)が作動空間(7)に向かっ
てくりぬかれてくりぬき部分を形成しかつ前記作動空間
の大きさを増加し、封止リップ(23)が封止板(5)
に残された周囲壁部により形成されて該周囲壁部が前記
くりぬき部分と半径方向に隣接していることを特徴とす
る請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のベ
ルト締め装置。 - 【請求項6】 封止リップ(23)が前記内殻面と係合
するその自由端縁(29)に向かって円錐形に外方に広
げられていることを特徴とする請求項1から請求項5ま
でのいずれか1項に記載のベルト締め装置。 - 【請求項7】 封止リップ(23)の外殻面がその自由
端縁(29)に向かってシリンダ(1)の長手方向の軸
線に対して最大約10°の円錐角(α)をなして外方に
延在していることを特徴とする請求項6に記載のベルト
締め装置。 - 【請求項8】 作動空間(7)から遠い側における封止
板(5)と係合するガイドスリーブ(11)と、牽引装
置(15)が取り付けられたロック部材(13)とを備
え、封止板(5)およびガイドスリーブ(11)の各々
がロック部材(13)により摩擦で連結されていること
を特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項
に記載のベルト締め装置。 - 【請求項9】 ガイドスリーブ(11)が中央開口部を
有し、該中央開口部は作動空間(7)に向かって円錐形
をなして狭くなりかつ前記封止板(5)の開口部により
なんら突起部を伴うことなく隣接され、前記封止板の開
口部もまた円錐形をなして狭くなっており、またロック
部材(13)が前記両開口部内に圧入されるテーパー状
のスリーブの形態に設計されていることを特徴とする請
求項8に記載のベルト締め装置。 - 【請求項10】 少なくとも1つのロック要素(17)
がガイドスリーブ(11)の外殻面に配置され、該ロッ
ク要素が、プレストレスが与えられた後にピストン
(3)の逆動を阻止するように、適合されることを特徴
とする請求項8または請求項9に記載のベルト締め装
置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE296164143 | 1996-09-20 | ||
DE29616414U DE29616414U1 (de) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | Gurtstraffer |
US08/929,736 US6325416B1 (en) | 1996-09-20 | 1997-09-15 | Belt tensioner |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181528A true JPH10181528A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=26059437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9255635A Pending JPH10181528A (ja) | 1996-09-20 | 1997-09-19 | ベルト締め装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6325416B1 (ja) |
EP (1) | EP0830993B1 (ja) |
JP (1) | JPH10181528A (ja) |
DE (2) | DE29616414U1 (ja) |
ES (1) | ES2118689T3 (ja) |
Cited By (1)
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