JPH10180253A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH10180253A
JPH10180253A JP30785297A JP30785297A JPH10180253A JP H10180253 A JPH10180253 A JP H10180253A JP 30785297 A JP30785297 A JP 30785297A JP 30785297 A JP30785297 A JP 30785297A JP H10180253 A JPH10180253 A JP H10180253A
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purified
purification
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Kenji Hirayama
山 憲 二 平
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Eito Notsuto Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素を除去する前処理を必要としないで水道
水等の塩素を含む原水を浄化して、浄化度の高い純水を
供給できる浄水器を提供する。 【解決手段】 この浄水器10は、第1の浄化モジュー
ル12を含む。第1の浄化モジュール12には、管40
を通って、水道水等の原水が供給される。第1の浄化モ
ジュール12には、たとえば三酢酸セルロースおよび芳
香族系ポリアミド等の耐塩素性を有する中空糸型の逆浸
透膜が内蔵される。第1の浄化モジュール12で造られ
た純水は、管54を介して、貯水モジュール14に貯水
される。貯水モジュール14は、ポンプ36,チェック
バルブ70を設けた管62で滅菌モジュール18と接続
される。貯水モジュール14内の純水は、ポンプ36で
滅菌モジュール18に送水され、たとえば紫外線照射に
より滅菌される。滅菌された純水は、給水自在ノズル2
2で適宜供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は浄水器に関し、特
にたとえば、塩素を有する水道水等の原水を逆浸透膜に
より浄化する浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】図13はこの発明の背景となる従来の浄
水器の図解図である。この従来の浄水器1は、濾過精度
の異なる3つの濾過材を収納した浄水槽2,3,4を含
む。3つの浄水槽2,3,4は、管路5によって直列に
接続され、水道水を段階的に濾過するように構成されて
いる。浄水槽2には、水道水に含まれた比較的粒子の大
きい異物を除去するワインドフィルタ2aが設けられて
いる。浄水槽3には、浄水槽2で濾過された水道水に含
まれた塩素等を除去する活性炭フィルタ3aと、塩素等
が除去された水道水を濾過する中空糸膜フィルタ3bと
が設けられている。浄水槽4には、浄水槽3で濾過され
た水道水に含まれた微粒子をさらに濾過する逆浸透膜フ
ィルタ4aが設けられている。この場合、浄水槽4で濾
過された浄水は、貯水タンク6に貯えられ、それを使用
するときには、送水ポンプ7を駆動させて貯水タンク6
に貯えられた浄水が供給される。
【0003】この浄水器1では、レバースイッチ(図示
せず)が操作されると、マイクロスイッチ7aがオンと
なり、制御回路8からの電気信号を受けて分岐管路5a
に設けられた電磁弁Vが開弁し、浄水槽2,3により濾
過された浄水が管路5および分岐管路5aを通って吐出
パイプ9より吐出される。また、レバースイッチ7bが
操作されると、制御回路8からの電気信号を受けて送水
ポンプ7が起動し、浄水槽4で浄化され、貯水タンク6
に貯えられた浄水が吐出パイプ9より吐出される。すな
わち、この浄水器1では、複数の濾過材間を直列に接続
する管路5より分岐する分岐管路5aが設けられ、分岐
管路5aには電磁弁Vが設けられているので、電磁弁V
より上流側に配置された浄水槽で濾過された浄水は、電
磁弁Vの開閉によって、使用目的に合った浄化度の浄水
を供給することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来の浄水器1では、中空糸膜フィルタ3bおよ
び逆浸透膜フィルタ4aで水道水を濾過する前に、活性
炭フィルタ3aで水道水中の塩素を除去しなければなら
ない。つまり、従来の逆浸透膜を用いた浄水器では、逆
浸透膜が水道水中の塩素性物質にさらされると、逆浸透
膜が劣化するため、水道水を逆浸透膜で浄化する前に、
一旦、水道水中に含まれる塩素性物質を除去する前処理
がどうしても必要であった。したがって、このような従
来の浄水器では、塩素性物質を除去する前処理なしには
逆浸透膜フィルタ4aで水道水を濾過して、浄化度の高
い浄水、所謂、純水を得ることができなかった。
【0005】また、図13に示す従来の浄水器1では、
活性炭フィルタ3aおよび中空糸膜フィルタ3bで浄化
された浄水と、逆浸透膜フィルタ4aで浄化された浄水
(純水)とを選択的に供給することができるが、その場
合、電磁弁Vを開弁するか閉弁するかにより、前者の浄
水と後者の純水のどちらか一方だけ選択して供給するも
のである。すなわち、この従来の浄水器1では、浄化度
の違う浄水、つまり、浄化度の高い純水とそれよりも浄
化度の低い浄水とを同時に供給することができない。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、塩
素を除去する前処理を必要としないで水道水等の原水を
浄化し、浄化度の高い純水を供給できる、浄水器を提供
することである。また、この発明の他の目的は、浄化度
の違う浄水を別個の取出口から同時に供給することがで
きる、浄水器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、水道水等の
原水を耐塩素性を有する逆浸透膜で浄化して純水とする
浄化モジュールを包含する、浄水器である。また、この
発明は、所定の圧力で供給される水道水等の原水を耐塩
素性を有する逆浸透膜で浄化して純水とする第1の浄化
モジュールと、第1の浄化モジュールで造られた純水を
供給する手段と、原水を浄化して原水中の塩素を除去
し、浄水とする第2の浄化モジュールと、第2の浄化モ
ジュールで造られた浄水を供給する手段とを包含する、
浄水器である。逆浸透膜は、三酢酸セルロースないし芳
香族系ポリアミドで形成されるとよい。上述の浄水器に
おいて、原水を第1の浄化モジュールおよび第2の浄化
モジュールの双方へ供給するか、あるいは、原水を第2
の浄化モジュールにだけ供給するか、原水の流れの方向
を選択的に制御する手段をさらに包含するとよい。ま
た、第1の浄化モジュールで造られる純水および第2の
浄化モジュールで造られる浄水の内、少なくとも純水に
滅菌処理を施す滅菌モジュールをさらに包含するとよ
い。さらに、第1の浄化モジュールで造られた純水を貯
水する貯水モジュールと、貯水モジュールで貯えられた
純水を滅菌モジュールに供給する手段をさらに包含する
とよい。また、第2の浄化モジュールで造られた浄水を
滅菌モジュールに供給する手段をさらに包含するとよ
い。さらに、第2の浄化モジュールで造られた浄水を滅
菌モジュールへ供給するか、あるいは、別途、配設され
る供給口へ供給するか、第2のモジュールで造られた浄
水を選択的に供給する手段をさらに包含するとよい。
【0008】
【作用】浄化モジュールでは、逆浸透膜が、水道水等の
原水を浄化する。この場合、逆浸透膜は、三酢酸セルロ
ースおよび芳香族系ポリアミド等の耐塩素性を有する膜
材料で形成されているため、この逆浸透膜で塩素が含ま
れている水道水等の原水を直接浄化しても、逆浸透膜が
原水中に含まれる塩素に侵されることがない。そのた
め、逆浸透膜の劣化が防止される。したがって、この浄
水器では、たとえば図13に示す従来の浄水器のよう
に、水道水中の塩素を除去する前処理の必要がない。
【0009】第1の浄化モジュールは、耐塩素性を有す
る逆浸透膜で、供給された原水を浄化して浄化度の高い
純水を造る。第2の浄化モジュールは、水道水を浄化
し、水道水中に含まれる塩素を除去する。原水の流れの
方向を選択的に制御する手段は、原水を第1の浄化モジ
ュールおよび第2の浄化モジュールの双方へ供給するの
か、あるいは、水道水を第2の浄化モジュールにだけ供
給するのかを選択的に制御する。
【0010】貯水モジュールは、第1の浄化モジュール
で浄化された浄化度の高い純水を貯える。滅菌モジュー
ルは、少なくとも、第1の浄化モジュールで得られた純
水を滅菌する。第2の浄化モジュールで浄化された浄水
は、その供給を選択的に制御する手段によって、滅菌モ
ジュールへ供給されるか、あるいは、別途、配設される
供給口へ供給される。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、耐塩素性を有する逆
浸透膜により水道水等の塩素を含む原水を直接浄化する
ことができるので、塩素を除去する前処理を必要としな
いで、浄化度の高い純水を供給することができる、浄水
器が得られる。また、この発明によれば、第1の浄化モ
ジュールで浄化度の高い純水が得られ、第2の浄化モジ
ュールで原水中に含まれる塩素性物質が除去された浄水
が得られる。この場合、原水の流れの方向を選択的に制
御する手段および第2の浄化モジュールで造られた浄水
の流れの方向を選択的に制御する手段によって、第1の
浄化モジュールおよび第2の浄化モジュールの双方へ原
水を供給することができる。そして、第2の浄化モジュ
ールで浄化された浄水を、別途、配設された供給口にだ
け供給するように制御することができる。そのため、こ
の浄水器によれば、浄化度の違う浄水、この場合、第1
の浄化モジュールで得られる純水と、第2の浄化モジュ
ールで得られる浄水とを別個の供給口から同時に供給す
ることができる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2はその分解斜視図である。図3は図1および図
2に示す浄水器の背面側を示す斜視図である。また、図
4は図1,図2および図3に示す浄水器の構成および給
排水フローを示す図解図である。この浄水器10は、概
略的に言えば、主として、水道水等の塩素性物質を含む
原水を浄化して純度の高い浄水(本実施例では、以下、
特に、「純水」という。)を得るための第1の浄化モジ
ュール12と、第1の浄化モジュール12で得られる純
水を貯水する貯水モジュール14と、水道水等の塩素性
物質を含んだ原水を浄化して塩素性物質が除去された浄
水(本実施例では、以下、単に、「浄水」という。)を
得るための第2の浄化モジュール16と、第1の浄化モ
ジュール12で得られた純水ないし第2の浄化モジュー
ル16で得られた浄水を給水する前に滅菌する滅菌モジ
ュール18と、第1の浄化モジュール12ないし第2の
浄化モジュール16に水道水等の塩素性物質を含む原水
を供給するための原水供給部20と、滅菌モジュール1
8で滅菌処理された「純水」ないし「浄水」のいずれか
を給水する給水自在ノズル22と、第2の浄化モジュー
ル16で得られた浄水を別途、単独で供給するための供
給口24とを具備するものである。
【0014】すなわち、この浄水器10は、たとえば図
2に示すように、矩形箱状の台座26を含む。台座26
の上面には、その正面側に、たとえば平面視円形の3つ
の凹み部26a,26b,26cが間隔を隔てて形成さ
れる。凹み部26aには、たとえば円筒状の容器からな
る第1の浄化モジュール12が起立した状態で形成され
る。同様に、凹み部26bには第2の浄化モジュール1
6が、凹み部26cには滅菌モジュール18が、それぞ
れ形成される。3つのモジュール12,16,18は、
それぞれ、その軸方向の底面部が、たとえばボルト等の
固着手段28で、台座26に固着される。
【0015】一方、台座26の背面下部には、第1の浄
化モジュール12ないし第2の浄化モジュール16に水
道水等の原水を供給するための原水供給部20が形成さ
れる。この原水供給部20には、隔壁ユニオン21a,
エルボ21bなどの管継手21が適宜装着される。エル
ボ21bは、ホースあるいは管等の配管を介して、たと
えば水道管の蛇口と接続され、隔壁ユニオン21aは管
40と接続される。なお、供給される原水の圧力が1.
0(Kg/cm2)よりも小さい場合、第1浄化モジュール1
2内の逆浸透膜は正常に機能しないため、原水供給部2
0に供給される水道水等の原水の供給水圧は、1.0〜
5.0(Kg/cm2)の圧力範囲に設定される。
【0016】また、台座26の上面には、3つのモジュ
ール12,16,18の背面側に、貯水モジュール14
が形成される。貯水モジュール14は、たとえば角筒状
の本体タンク30aと上蓋30bとで形成される。本体
タンク30aには、本体タンク30a内に貯えられる純
水の貯水量を制御するフロートスイッチ32およびオー
バーフローパイプ34が配設されている。
【0017】さらに、台座26には、本体タンク30a
内に貯水される純水を滅菌モジュール18へ供給するホ
ンプ36(図4参照)が内蔵される。本体タンク30a
の上蓋30bには、滅菌モジュール18で滅菌された純
水ないし浄水を給水するための給水自在ノズル22が取
り付けられる。この場合、本体タンク30aの上蓋30
bは孔30cを有し、その孔30cを通して、給水自在
ノズル22が滅菌モジュール18の上面に設けられたノ
ズルニップル38に取り付けられる。
【0018】次に、この浄水器10の各モジュールの構
成および給排水経路における各部材の作用について、特
に、たとえば図4と図1,図2,図3とを参照しながら
説明する。第1の浄化モジュール12には、耐塩素性を
有する多数の中空糸型逆浸透膜が内蔵されている。この
実施例の逆浸透膜は、0.00005μほどの微細孔に
よって形成される。また、逆浸透膜の膜素材としては、
殺菌剤として幅広く使用されている塩素に対して優れた
耐性を持つ、たとえば三酢酸セルロースおよび芳香族系
ポリアミドなどが用いられている。したがって、この第
1の浄化モジュール12は、塩素処理した水道水等の原
水でも、直接、耐塩素性を有する逆浸透膜で原水を浄化
することができ、塩素化合物、有機物、無機物、菌類、
ウイルスに至まで、原水に含まれる成分を高度に分離、
除去し、極めて浄化度の高い浄水、所謂、純水を精製す
ることができる。
【0019】また、第2の浄化モジュール16には、抗
菌活性炭フィルタが内蔵されている。この抗菌活性炭フ
ィルタは、塩素やトリハロメタン等の塩素化合物やかび
臭などを除去し、ミルラル分を残したおいしい、浄水、
所謂ミネラル水を造るものである。しかも、この抗菌活
性炭は、銀の微粉を活性炭に介在させ、銀の細菌繁栄を
防止する作用を有するので、活性炭内での菌の繁殖を抑
制することができる。
【0020】第1の浄化モジュール12と原水供給部2
0とは、管40によって接続される。この場合、第1の
浄化モジュール12の底面部には、図4に示すように、
給水口12aおよび排水口12bが形成される。給水口
12aには管継手42aが取着され、排水口12bには
管継手42bが取着される。そして、原水供給部20の
管継手21と第1の浄化モジュール12の管継手42a
との間に、管40が接続される。
【0021】また、管40の経路途中には、供給される
原水の流れの方向を制御する弁として、たとえば2つの
ポート44a,44bを有する電磁弁44が配設され
る。電磁弁44の一方のポート44aには、たとえばT
型管継手46が取着され、電磁弁44の他方のポート4
4bには、たとえばエルボなどの管継手48が取着され
る。
【0022】さらに、第1の浄化モジュール12の管継
手42bには、第1の浄化モジュール12で分離、除去
された原水の不純物(ドレン水)を排出するためのドレ
ンチューブ50が接続される。ドレンチューブ50の経
路途中には、流量を調整する弁として、たとえばスロッ
トルバルブ52が配設される。すなわち、このスロット
ルバルブ52は、第1の浄化モジュール12内の逆浸透
膜に加わる圧力を調整するための圧力調整弁としての機
能を有するものである。
【0023】この浄水器10では、手動によりスロット
ルバルブ52のニードルを緩めてドレンチューブ50か
らのドレン水の流量を多くすることによって、第1の浄
化モジュール12内の逆浸透膜を洗浄(フラッシング)
することができる。なお、第1の浄化モジュール12内
の逆浸透膜の洗浄作業が終わった後は、スロットルバル
ブ52のニードルを締めて、ドレンチューブ50からの
ドレン水の排水量が1分間に約180ミリリットル程度
になるように調整する。
【0024】この第1の浄化モジュール12は、管54
によって、第1の浄化モジュール12で造られた純水を
貯えるための貯水モジュール14と接続される。この場
合、第1の浄化モジュール12はその本体タンク30a
の胴部に出水口56を有し、出水口56には管継手58
が設けられる。そして、本体タンク30aの胴部を貫通
して、管54が貯水モジュール14と接続される。
【0025】貯水モジュール14は、その底部に出水口
60を有する。この出水口60には、貯水モジュール1
4と滅菌モジュール18とを接続する管62が接続され
る。この場合、滅菌モジュール18は、その底面部に、
貯水モジュール14から送水されてくる純水が入水され
る第1の入水口18aを有し、第1の入水口18aに
は、管継手64が設けられる。管62は、貯水モジュー
ル14の出水口60および滅菌モジュール18の管継手
64間に接続される。なお、貯水モジュール14に設け
られたオーバーフローパイプ34には、管継手66を介
して、ドレンチューブ68が接続されている。
【0026】貯水モジュール14から滅菌モジュール1
8に送水された純水は、滅菌処理され、給水自在ノズル
22から適宜給水される。この実施例の浄水器10で
は、滅菌モジュール18内にたとえば流線型紫外線灯
(図示せず)が内蔵されていて、流線型紫外線灯によっ
て、滅菌モジュール18内に送水される純水ないし浄水
に滅菌処理が施される。
【0027】また、管62の経路には、貯水モジュール
14に貯えた純水を後述の滅菌モジュール18の給水自
在ノズルへ送水するためのポンプ36が配設される。ま
た、ポンプ36の下流側には、チェックバルブ70が配
設される。このチェックバルブ70は、滅菌モジュール
18から、滅菌された純水が逆流するのを防止するため
のものである。
【0028】一方、原水供給部20および第1の浄化モ
ジュール12間に接続される管40の経路中には、電磁
弁44の上流側に向くポート44aに、T型管継手46
が取着されているため、原水供給部20から送水されて
くる原水は、その流れの方向が分岐される。すなわち、
この実施例では、電磁弁44およびT型管継手46の協
働作用により、管40の経路途中で、原水の流れの方向
が2方向に選択的に制御される。この場合、電磁弁44
が開弁されると、原水は、T型管継手46,電磁弁44
および管継手48を通って、第1の浄化モジュール12
および第2の浄化モジュール16へと送水されていく。
また、電磁弁44が閉弁されると、原水は、T型管継手
46を通って、第2の浄化モジュール16ヘと送水され
ていく。
【0029】特に、電磁弁44およびT型管継手46の
協働作用により、原水の流れの方向が切り換えられる
と、原水は、管72を通って第2の浄化モジュール16
へ送水される。一方、第2の浄化モジュール16は、そ
の底面部に入水口16aを有し、入水口16aには、管
継手74aが設けられる。管72は、T型管継手46お
よび管継手74a間に接続される。
【0030】また、第2の浄化モジュール16の底面部
には、第2の浄化モジュール16で塩素性物質が除去さ
れ浄化された浄水を出水する出水口16bが設けられ
る。この出水口16bには管継手74aが取着され、管
継手74aには、管76が接続される。管76は、第2
の浄化モジュール16で得られた浄水を別途、単独で供
給するための供給口24と接続される。
【0031】さらに、管76の経路途中には、たとえば
ユニオンティー型管継手78が設けられる。ユニオンテ
ィー型管継手78により、第2の浄化モジュール16か
ら出水される浄水の流れの方向が、滅菌モジュール18
へと送水される方向と、供給口24へと送水する方向と
に分岐される。ユニオンティー型管継手78は、管84
を介して、滅菌モジュール18と接続される。この場
合、滅菌モジュール18の底面部には、第2の浄化モジ
ュール16から出水された浄水が入水される第2の入水
口18bが設けられている。第2の入水口18bには管
継手82が取着され、ユニオンティー型管継手78およ
び管継手82間に管84が接続される。また、管84の
経路途中には、ユニオンティー型管継手78の下流側
に、流路の開閉機能を有する手段として、たとえばボー
ルバルブ80などの弁が配設される。このボールバルブ
80は、そのつまみが浄水器10の正面側に露出するよ
うに配設される。
【0032】この実施例では、ユニオンティー型管継手
78とボールバルブ80とが協働して、第2の浄化モジ
ュール16から出水される浄水の流れの方向を選択的に
制御している。すなわち、ボールバルブ80は、この浄
水器10において、純水および浄水を選択的に給水自在
ノズル22から供給するときの切替えバルブとしての機
能を有するものである。
【0033】ボールバルブ80を閉弁すると、第2の浄
化モジュール16から出水される浄水は、ユニオンティ
ー型管継手78を介して管76を通り、浄水を別途、単
独で供給するための供給口24へと供給される。この場
合、供給口24には、たとえばコック86などの流路の
開閉機能を有する弁が配設されている。コック86が取
着された供給口24には、適宜、管路88が接続され、
所望する位置に浄水(ミネラル水)専用の先止水栓90
などが設けられる。したがって、第2の浄化モジュール
16から出水される浄水は、コック86の開閉操作によ
り、浄水器10から離れた場所で、別途、自在に供給す
ることが可能となる。なお、別個に浄水(ミネラル水)
専用の先止水栓90を設ける必要がない場合、供給口2
4には、適宜、先止プラグ等が装着される。
【0034】また、コック86ないし先止水栓90を閉
弁すると共にボールバルブ80を開弁すると、第2の浄
化モジュール16から出水される浄水は、管76および
管84を通って、滅菌モジュール18へと送水される。
滅菌モジュール18に送水された純水は、滅菌モジュー
ル18内で流線型紫外線灯により紫外線が照射されて滅
菌処理された後、給水自在ノズル22から適宜給水され
る。なお、コック86を開弁し、かつ、ボールバルブ8
0を開弁すると、第2の浄化モジュール16から出水さ
れる浄水は、管76およびユニオンティー型管継手78
を介して、滅菌モジュール18および供給口24の両方
に送水される。
【0035】この浄水器10には、たとえば図3に示す
ように、たとえばAC,DCアダプター電源98が接続
される。この場合、アダプター電源98のプラグコード
98aが浄水器10の背面側のDC−INジャック96
に接続され、コンセント98b側が外部電源としてのた
とえば家庭用電源AC100VC用(図示せず)に差し
込まれる。
【0036】次に、この浄水器10の作動状況および給
排水のフローについて、特に、たとえば図1,図2およ
び図4を参照しながら説明する。まず、浄水器10の正
面側の電源スイッチ92が入れられると電源ランプ10
0,LEDランプ102が点灯する。この場合、電磁弁
44が作動し、電磁弁44が開弁される。また、ボール
バルブ80およびコック86は、予め、閉弁されてい
る。したがって、原水供給部20から供給されてくる水
道水等の塩素性物質を含む原水(以下、この実施例では
水道水という。)は、管40を通って、第1の浄化モジ
ュール12へと送水される。第1の浄化モジュール12
では、耐塩素性を有する逆浸透膜で水道水が浄化され、
浄化度の高い純水が造られる。LEDランプ102の点
灯は、第1の浄化モジュール12で純水が製造されてい
ることを示すものである。そして、第1の浄化モジュー
ル12で造られた純水は、管54を介して、貯水モジュ
ール14に送水され、貯えられる。
【0037】貯水モジュール14内に純水が満水状態と
なると、浄水器10の正面側のLEDランプ102が消
灯されるので、このとき、浄水器10の正面側の給水ス
イッチ94をONにする。給水スイッチ94がONにな
ると、給水ランプ104が点灯し、電磁弁44が閉弁状
態となり、ポンプ36が作動する。そのため、第1の浄
化モジュール12への水道水の送水が遮断され、貯水モ
ジュール14に貯えられ純水がポンプ36によって、滅
菌モジュール18へと送水される。そして、滅菌モジュ
ール18内で滅菌され、給水自在ノズル22から純水
が、適宜、供給される。
【0038】一方、浄水器10正面のボールバルブ80
が開弁状態となると、第2の浄化モジュール16で造ら
れた浄水は、滅菌モジュール18へと送水される。そし
て、浄水は、滅菌モジュール18内で滅菌され、給水自
在ノズル22から適宜供給される。
【0039】また、この浄水器10では、ボールバルブ
80を閉弁した状態で、コック86を開くと、給水自在
ノズル22から純水を供給すると同時に、先止水栓90
を開くことにより、第2の浄化モジュール16で造られ
た浄水を適宜、浄水器10から離れた所望の場所でも供
給することができる。
【0040】なお、上述の実施例の浄水器10では、塩
素を含む水道水を直接、耐塩素生を有する逆浸透膜で浄
化することができるため、第1の浄化モジュール12,
貯水モジュール14およびそれらを接続する配管等で、
純水だけを製造する浄水器を構成することも可能とな
る。
【0041】図5(A)はこの発明の他の実施例を示す
図であって、図5(A)はその平面図であり、図5
(B)はその正面図であり、図6(A)はその右側面図
であり、図6(B)はその背面図である。また、図7は
図5および図6に示す浄水器の正面側を示す斜視図であ
り、図8は図5,図6および図7に示す浄水器の背面側
を示す斜視図であり、図9は図5,図6,図7および図
8に示す浄水器の本体とスイッチボックスとの接続関係
を示す図解図である。さらに、図10は図5,図6,図
7,図8および図9に示す浄水器の構成および給排水フ
ローを示す図解図であり、図11は図5,図6,図7,
図8,図9および図10に示す浄水器の電気回路を示す
図解図である。
【0042】図5〜図11に示す実施例の浄水器10
は、図1〜図4に示した先の実施例の浄水器10と比べ
て、主として、以下に示す3つの付加価値を具備するも
のである。 (1)図1〜図4に示す実施例の浄水器10では、第1
の浄化モジュール12内の逆浸透膜の洗浄をする場合、
逆浸透膜の圧力を調整するスロットルバルブ52(圧力
調整弁)を手動によりゆるめて、第1の浄化モジュール
12からのドレン水、つまり、第1の浄化モジュール1
2で逆浸透膜により分離された濃縮水の流量を調整して
いたが、図5〜図11に示す実施例の浄水器10では、
電磁弁114を含むバイパス流路113を付設すること
により、逆浸透膜の洗浄を自動的に行っている。また、
図5〜図11に示す実施例の浄水器10では、予め、ス
ロットルバルブ52(圧力調整弁)の調整を行ってある
ので、基本的には浄水器10の使用者側で圧力調整をす
る必要がない。
【0043】(2)図1〜図4に示す実施例の浄水器1
0では、ボールバルブ80を手動で切り替えることによ
り、純水ないし浄水の給水を選択的に行っていたが、図
5〜図11に示す実施例の浄水器10では、図4に示す
先の実施例の給排水フローにおけるユニオンティー型管
継手78およびボールバルブ80に換えて、電磁弁12
0を構成することにより、純水ないし浄水の給水の切替
えを自動的に行っている。
【0044】(3)図5〜図11に示す実施例の浄水器
10では、浄水器10と純水ないし浄水(ミネラル水)
の取出口である給水自在ノズル22とを離れた場所に別
個に配設することによって、たとえば家庭で浄水器10
を使用する場合に、浄水器10の設置スペースの有効利
用を図ることができる。この場合、浄水器10は、たと
えば図12に示すように、流し台200の下側に配置さ
れ、純水ないし浄水を適宜供給する水栓器具134およ
び浄水器10を作動させるためのスイッチボックス15
0が流し台200の上側に配置されている。
【0045】そこで、この発明にかかる他の実施例であ
る図5〜図11に示す浄水器10について、特に、図1
〜図4に示す先の実施例の浄水器10との構成の違いを
中心に具体的に説明する。図1〜図4に示す実施例の浄
水器10では、原水供給部20が隔壁ユニオン21a,
エルボ21bなどを接続した管継手21により構成され
たが、図5〜図11に示す実施例の浄水器10では、原
水供給部20がストレート型管継手106およびレデュ
ーサ108などを接続した管継手109により構成され
ている。ストレート型管継手106は、ホース(図示せ
ず)および配管(図示せず)等を介して、たとえば水道
管の蛇口(先止水栓)に接続され、レデューサ108
は、管40と接続される。
【0046】図1〜図4に示す実施例の浄水器10で
は、滅菌モジュール18で滅菌された純水ないし浄水
(ミネラル水)を取り出すための取出口としての機能を
有する給水自在ノズル22が滅菌モジュール18に直接
接続されているため、給水自在ノズル22の長さの範囲
内でしか、つまり、浄水器10の近傍にしか純水ないし
浄水(ミネラル水)を給水することができなかった。そ
れに対して、図5〜図11に示す実施例の浄水器10で
は、滅菌モジュール18で滅菌された純水ないし浄水
(ミネラル水)が浄水器10から離れた場所に別個に配
設された水栓器具134により給水することができる。
【0047】水栓器具134は、たとえばT型管継手1
36およびコック138を有する器具本体140を含
む。器具本体140には、その直線軸の一方に蛇口14
2が設けられ、その他方にねじ部を有する接続軸部14
4が設けられている。接続軸部144の下端には、その
軸方向の両端にニップルなどの接続金具132a,13
2bが設けられたフレキシブルパイプ132が接続され
る。さらに、フレキシブルパイプ132の下端には、ス
トレート型管継手130を介して、ナイロンチューブ等
の管128が接続される。管128は、モジュール18
の上面に設けられたノズルニップル38に接続される。
【0048】図5〜図11に示す実施例の浄水器10で
は、ドレンチューブ50の経路において、スロットルバ
ルブ52(圧力調整弁)の上流側および下流側に、ユニ
オンワイ型管継手110および112が配設される。一
方のユニオンワイ型管継手110は、二股に分岐した2
つのポート110a,110bが上流側に向いて配置さ
れ、他方のユニオンワイ型管継手112は、二股に分岐
した2つのポート112a,112bが下流側に向いて
配置される。ドレンチューブ50は、ユニオンワイ型管
継手110の二股に分岐する一方のポート110a、ス
ロットルバルブ52およびユニオンワイ型管継手112
の二股に分岐する一方のポート112aを通るように接
続される。
【0049】さらに、両方のユニオンワイ型管継手11
0および112の二股に分岐する他方のポート110b
および112b間には、別のバイパス流路113が付設
されている。バイパス流路113には、たとえば2つの
ポート114a,114bを有する電磁弁114が配設
される。電磁弁114の一方のポート114aには、ス
トレート型管継手116が接続され、同様に、他方のポ
ート114bにも、ストレート型管継手118が接続さ
れる。この場合、ユニオンワイ型管継手110のポート
110bとストレート型管継手116とが接続され、ユ
ニオンワイ型管継手112のポート112bとストレー
ト型管継手118とが接続される。
【0050】図5〜図11に示す実施例の浄水器10で
は、電磁弁120を介して、第2の浄化モジュール16
と滅菌モジュール18とが接続される。電磁弁120
は、たとえば2つのポート120aおよび120bを有
し、それらのポート120aおよび120bには、それ
ぞれ、ストレート型管継手122および124が接続さ
れる。ストレート型管継手122と第2の浄化モジュー
ル16の出水口16bに設けられた管継手74bとの間
に管76が接続され、ストレート型管継手124と滅菌
モジュール18の入水口18bに設けられた管継手82
との間に管84が接続される。
【0051】図5〜図11に示す実施例の浄水器10で
は、逆浸透膜の洗浄(フラッシング)、純粋ないし浄水
(ミネラル水)の選択的給水を制御手段としてのスイッ
チボックス150により、ワンタッチで自動的に作動,
制御することが可能となる。スイッチボックス150
は、第1の浄化モジュール12を作動・制御するための
純水供給スイッチ152と、第2の浄化モジュール16
を作動・制御するための浄水供給スイッチ154と、第
1の浄化モジュール12内の逆浸透膜の洗浄を作動・制
御するための洗浄スイッチ156とを含む。
【0052】また、純水供給スイッチ152および浄水
供給スイッチ154には、それぞれ、発光ダイオード1
52aおよび154aが内蔵されているため、電流が印
加されると、発光ダイオード152aおよび154aが
それぞれ発光し、純水供給スイッチ152および浄水供
給スイッチ154自体がそれぞれ点灯する。この実施例
では、純水供給スイッチ152および浄水供給スイッチ
154が押されてONの状態になると、それぞれ、橙色
および緑色に点灯し、それらのスイッチ152および1
54がさらにもう一度押されるてOFFの状態になる
と、発光ダイオード152aおよび154aの発光が停
止するようになっている。
【0053】スイッチボックス150の裏面には、その
軸方向の上下端にねじ部を有する軸で形成されたスペー
サ158が設けられる。スペーサ158の下端には、そ
の先端に接続コネクタ162を有する接続ケーブル16
0が設けられる。この接続ケーブル160の接続コネク
タ162は、浄水器10本体側下部から延び設けられる
接続ケーブル166の接続コネクタ164と接続され
る。スイッチボックス150は、図12に示すように、
浄水器10とは離れた場所に別個に、たとえば流し台2
00の上側に適宜設置される。
【0054】次に、図5〜図11に示す浄水器10の作
動状況および給排水のフローについて、主として、図1
0および図11などを参照しながら、特に、図1〜図4
に示す先の実施例の浄水器10と比較して説明する。図
5〜図11に示す浄水器10では、浄水器10の正面側
の電源スイッチ92が入れられるとLED1が発光し、
電源ランプ(緑色)L1が点灯する。このとき、貯水モ
ジュール14内は満水状態ではないため、フロートスイ
ッチ(FLTSW)32はON状態となっている。つま
り、リレーRLのコイルに電流が流れ、リレーRLが励
磁されるので、可動接点が吸引され接点NCがONとな
る。そのため、電磁弁44が作動し、電磁弁44が開弁
される。
【0055】したがって、原水供給部20から供給され
てくる塩素性物質を含む原水、この実施例では水道水
は、管40を通って、第1の浄化モジュール12へと送
水される。第1の浄化モジュール12では、耐塩素性を
有する逆浸透膜で水道水が浄化され、浄化度の高い純水
が造られる。そして、第1の浄化モジュール12で造ら
れた純水は、管54を介して貯水モジュール14に送水
されて貯えられる。
【0056】貯水モジュール14内に純水が満水状態と
なると、フロートスイッチ(FLTSW)32はON状
態となり、リレーRLのコイルに流れていた電流が切ら
れて、リレーRLが消磁される。そのため、電磁弁44
が停止し閉弁状態となり、第1の浄化モジュール12へ
の水道水の送水が遮断される。このとき、満水ランプL
2が点灯し、貯水モジュール14内に純水が満水状態に
なったことを示す。
【0057】そこで、スイッチボックス150の純水供
給スイッチ152を押すと、発光ダイオード152aが
発光し、純水供給スイッチ152自体が点灯するととも
に、ポンプ36が作動する。ポンプ36の作動によっ
て、貯水モジュール14に貯えられ純水が管62を通っ
て滅菌モジュール18へと送水される。送水された純水
は、滅菌モジュール18内で滅菌された後、管128を
介して水栓器具134に送水され、水栓器具134のコ
ック138を開くことにより、適宜供給される。そし
て、純水の供給を停止したい場合は、もう一度、純水供
給スイッチ152を押せばよく、このとき、発光ダイオ
ード152aの発光が停止する。
【0058】また、図5〜図11に示す浄水器10で
は、スイッチボックス150の浄水供給スイッチ154
を押すと、発光ダイオード154aが発光して浄水供給
スイッチ154自体が点灯するとともに、電磁弁120
が作動する。したがって、第2の浄化モジュール16で
造られた浄水は、管76、電磁弁120および管84を
通って、滅菌モジュール18へと送水される。送水され
た浄水は、滅菌モジュール18内で滅菌された後、管1
28を介して水栓器具134に送水され、水栓器具13
4のコック138を開くことにより、適宜供給される。
【0059】なお、図5〜図11に示す浄水器10で
も、図1〜図4に示す先の実施例と同様に、滅菌モジュ
ール18内において、たとえば流水型紫外線灯148に
より、純水ないし浄水が滅菌される。すなわち、スイッ
チボックス150の純水供給スイッチ152ないし浄水
供給スイッチ154が押されてON状態になると、UV
基盤146に電流が印加され、流水型紫外線灯148が
点灯し、滅菌モジュール18に送水される純水ないし浄
水を滅菌する。さらに、図5〜図11に示す実施例の浄
水器10では、滅菌モジュール18内での滅菌処理がさ
れている間、浄水器10の正面側の紫外線検知ランプL
3が点灯し、流水型紫外線灯148の作動を確認するこ
とができる。
【0060】また、図5〜図11に示す浄水器10で
は、電源スイッチ92がONの状態で、スイッチボック
ス150の洗浄スイッチ156を押している間、洗浄ス
イッチ156がON状態となり、電磁弁114が作動す
る。この場合、電源スイッチ92がONの状態なので、
電磁弁44は作動している。そのため、原水供給部20
から供給されてくる水道水は、電磁弁44の作動により
第1の浄化モジュール12へと送水され、電磁弁114
の作動によってドレンチューブ50、ユニオンワイ型管
継手110、バイパス流路113、電磁弁114、バイ
パス流路113、ユニオンワイ型管継手112およびド
レンチューブ50を順に通って排水される。そのため、
第1の浄化モジュール12に内蔵された逆浸透膜をワン
タッチで自動的に洗浄することができる。そして、洗浄
スイッチ156から指を離して、洗浄スイッチ156を
OFF状態にすると、電磁弁114の作動が停止し、洗
浄が終了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図3】図1および図2に示す浄水器の背面側を示す斜
視図である。
【図4】この発明の一実施例の浄水器の構成および給排
水フローを示す図解図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す図であって、図5
(A)はその平面図であり、図5(B)はその正面図で
ある。
【図6】図6(A)は図5に示す浄水器の右側面図であ
り、図6(B)はその背面図である。
【図7】図5および図6に示す浄水器の正面側を示す斜
視図である。
【図8】図5,図6および図7に示す浄水器の背面側を
示す斜視図である。
【図9】図5,図6,図7および図8に示す浄水器の本
体とスイッチボックスとの接続関係を示す図解図であ
る。
【図10】図5,図6,図7,図8および図9に示す浄
水器の構成および給排水フローを示す図解図である。
【図11】図5,図6,図7,図8,図9および図10
に示す浄水器の電気回路を示す図解図である。
【図12】図5,図6,図7,図8,図9,図10およ
び図11に示す浄水器の使用方法の一例を示す斜視図で
ある。
【図13】この発明の背景となる従来の浄水器の一例を
示す図解図である。
【符号の説明】
10 浄水器 12 第1の浄化モジュール 12a 給水口 12b 排水口 14 貯水モジュール 16 第2の浄化モジュール 16a 入水口 16b 出水口 18 滅菌モジュール 18a 第1の入水口 18b 第2の入水口 20 原水供給部 21 管継手 22 給水自在ノズル 24 第2の浄化モジュールで造られた浄水を別途供給
する供給口 26 台座 26a,26b,26c 凹み部 28 固着手段 30a 本体タンク 30b 上蓋 30c 孔 32 フロートスイッチ 34 オーバーフローパイプ 36 ポンプ 38 ノズルニップル 40,54,62,72,76,84 管 42a,42b,64,66,74a,74b,82
管継手 44 電磁弁 46 T型管継手 50,68 ドレンチューブ 52 スロットルバルブ 56,60 出水口 70 チェックバルブ 78 ユニオンティー型管継手 80 ボールバルブ 86 コック 88 管路 90 先止水栓 92 電源スイッチ 94 給水スイッチ 96 DC−INジャック 98 AC,DCアダプター電源 100 電源ランプ 102 LEDランプ 104 給水ランプ 106,116,118,130 ストレート型管継手 108 レデューサ 110,112 ユニオンワイ型管継手 113 バイパス流路 114,120 電磁弁 126 管継手 128 流路 134 水栓器具 150 スイッチボックス 152 純水供給スイッチ 154 浄水供給スイッチ 156 洗浄スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/28 C02F 1/28 F 1/32 1/32 1/50 510 1/50 510A 520 520B 531 531E 540 540F 550 550B 560 560B 560C 560E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水等の原水を耐塩素性を有する逆浸
    透膜で浄化して純水とする浄化モジュールを包含する、
    浄水器。
  2. 【請求項2】 所定の圧力で供給される水道水等の原水
    を耐塩素性を有する逆浸透膜で浄化して純水とする第1
    の浄化モジュール、 前記第1の浄化モジュールから前記純水を供給する手
    段、 前記原水を浄化して前記原水中の塩素を除去し、浄水と
    する第2の浄化モジュール、および前記第2の浄化モジ
    ュールから前記浄水を供給する手段を包含する、浄水
    器。
  3. 【請求項3】 前記原水を前記第1の浄化モジュールお
    よび前記第2の浄化モジュールの双方へ供給するか、あ
    るいは、前記原水を前記第2の浄化モジュールにだけ供
    給するか、前記原水の流れの方向を選択的に制御する手
    段をさらに包含する、請求項2に記載の浄水器。
  4. 【請求項4】 前記純水および前記浄水の内の少なくと
    も前記純水に滅菌処理を施す滅菌モジュールをさらに包
    含する、請求項2または請求項3に記載の浄水器。
  5. 【請求項5】 前記純水を貯水する貯水モジュール、お
    よび前記貯水モジュールで貯えられた前記純水を前記滅
    菌モジュールに供給する手段をさらに包含する、請求項
    4に記載の浄水器。
  6. 【請求項6】 前記第2の浄化モジュールで造られた前
    記浄水を前記滅菌モジュールに供給する手段をさらに包
    含する、請求項5に記載の浄水器。
  7. 【請求項7】 前記第2の浄化モジュールから供給され
    る前記浄水を前記滅菌モジュールへ供給するか、あるい
    は、別途、配設される供給口へ供給するか、前記浄水を
    選択的に供給する手段をさらに包含する、請求項6に記
    載の浄水器。
  8. 【請求項8】 前記逆浸透膜は、三酢酸セルロースない
    し芳香族系ポリアミドで形成される、請求項1ないし請
    求項7に記載の浄水器。
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