JPH10179704A - 芳香発生装置 - Google Patents

芳香発生装置

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JPH10179704A
JPH10179704A JP8355760A JP35576096A JPH10179704A JP H10179704 A JPH10179704 A JP H10179704A JP 8355760 A JP8355760 A JP 8355760A JP 35576096 A JP35576096 A JP 35576096A JP H10179704 A JPH10179704 A JP H10179704A
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JP
Japan
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fragrance
perfume
flow path
time
electric
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JP8355760A
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English (en)
Inventor
Keiko Yoshida
田 桂 子 吉
Mitsuhiko Terajima
島 光 彦 寺
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Individual
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 香水の愛好者が手軽で安全に速やかに、かつ
好きな時刻に好きな時間だけまた好きな強さで芳香を楽
しむことができる芳香発生装置1を提供する。 【構成】 香水容器3と香水抽出手段8と香水2の流路
を開閉する流路シャッタ−10と、流路シャッタ−10
の開閉を駆動する電気的流路シャッタ−駆動手段11
と、香水2の流路となる管9と、香水を蒸散する蒸散器
17と、蒸散器17に浸された香水2の蒸散を促進する
電気的蒸散促進手段18と、発生又は停止の切り換えス
イッチ26を基本構成とし、芳香をある時刻に自動的に
発生したい場合は時計21と制御回路22を、手動又は
自動モ−ドの切り換え可能にしたい場合はモ−ド切り換
えスイッチ27を、芳香を発生する時間を前もって設定
したい場合はタイマ−23とタイマ−回路24を、芳香
の強さを可変にしたい場合は香水2の流路調整手段14
を備えた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香水の芳香を発生させ
るとともに、芳香を制御する芳香発生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した香水の芳香を発生する手
段としては、最も簡単なものでふたをとると容器にはい
った香水が空気に触れ自然に蒸散するものがある。
【0003】またスプレ−式のものでレバ−を押すとポ
ンプで中の香水を吸い上げレバ−先端のノズルを通して
噴霧上にして空気中に拡散することにより芳香を発生す
るものがある。
【0004】他の例として図11に示すものがある。こ
れはポット51の中の水に香水を数滴入れ、ロ−ソク5
2の熱で蒸発させることで芳香を発生させるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、手軽
で安全に速やかにかつ連続的に香水の芳香を発生させる
ことができない。
【0006】自然蒸散式のものでは、室内に芳香が充満
するのに不十分であるかまたは時間がかかるし、スプレ
−式のものでは一瞬芳香が発生するが長時間続けること
ができない。図11の例では香水の蒸散に火を使うため
安全上問題があり、また芳香発生までの準備に手間がか
かる。
【0007】いずれの場合も芳香を発生させたいときに
人間が自分の手で実行する必要があり、たとえばいつも
ある一定の時刻に芳香を発生したい場合、自分が眠って
いる間から芳香を発生したい場合、外出して部屋に戻っ
てきたときすでに室内を芳香で充満させておきたい場合
には対応が難しい。
【0008】またある一定時間だけ芳香を発生させたい
場合でも、人間が自分の手で停止させる必要があり手間
がかかると同時に失念する可能性があるという問題があ
る。
【0009】その他、芳香が発生する環境(たとえば部
屋の大きさ・室内の温度)の違いによって芳香の強さを
変化させたい場合に対して対応ができないと言う限界も
ある。
【0010】
【発明の目的】本発明は上記した従来の課題に着目して
なされたもので、香水の愛好者が手軽で安全に速やかに
好きな時刻に好きな時間だけまた好きな強さで芳香を楽
しむ手段を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に関わ
る芳香発生装置は、香水容器と、前記香水容器に接続し
微量の香水を抽出する香水抽出手段と、香水の流路を開
閉できる構造を有する流路シャッタ−と、前記流路シャ
ッタ−の開閉を駆動する電気的流路シャッタ−駆動手段
と、香水の流路となる管と、抽出した香水を浸し蒸散さ
せる場所としての蒸散器と、前記蒸散器に浸された香水
の蒸散を促進する電気的蒸散促進手段と、外部から供給
される電源または内蔵する電池に接続し前記電気的流路
シャッタ−駆動手段および電気的蒸散促進手段の作動状
態または停止状態を切り換える切り換えスイッチを備え
たことを特徴としており、従来方式の課題であった手軽
で安全に速やかにかつ連続的に香水の芳香を発生する事
を実現する手段としている。
【0012】本発明の請求項2に関わる芳香発生装置
は、上記請求項1に関わる手段に加えて、芳香を発生す
る時刻をセットできる時計と、その時刻になったとき自
動で芳香発生状態にする制御回路を備えた構成としたこ
とを特徴としており、従来方式の課題であった芳香を発
生したい時刻に自動的に発生することを実現する手段と
している。
【0013】本発明の請求項3に関わる芳香発生装置
は、上記請求項2に関わる手段に加えて、芳香発生状態
にするために手動モ−ドまたは時計による自動モ−ドの
切り替えが可能なモ−ド切り換えスイッチを備えた構成
としたことを特徴としており、操作の融通性を提供する
手段としている。
【0014】本発明の請求項4に関わる芳香発生装置
は、上記請求項1ないし3に関わる手段に加えて、芳香
を発生する時間を前もって設定できるタイマ−と、前記
タイマ−で設定した時間だけ芳香発生状態にするタイマ
−回路を備えた構成としたことを特徴としており、従来
方式の課題であった芳香を発生したい時間だけ芳香を発
生することを実現する手段としている。
【0015】本発明の請求項5に関わる芳香発生装置
は、上記請求項1ないし4に関わる手段に加えて、単位
時間当たり発生する芳香の強さを変えるために香水の流
量を調整する流量調整手段を備えた構成としたことを特
徴としており、従来方式の課題であった芳香の強さを制
御することを実現する手段としている。
【0016】
【発明の作用】本発明の請求項1に関わる芳香発生装置
においてたとえば本装置を使用したいときは切り換えス
イッチを動作状態にすると電気的流路シャッタ−駆動手
段が作動し流路シャッタ−が開いて香水容器から香水抽
出機構により抽出した微量の香水が管を通して蒸散器に
導かれる。切り換えスイッチを動作状態にしたとき、電
気的蒸散促進手段も同時に作動を開始し蒸散器に浸され
た香水を速やかに蒸散させ空気中に芳香を発生する働き
をする。
【0017】切り換えスイッチを停止状態にすると電気
的流路シャッタ−駆動手段が停止し香水の流路を閉じ
る。この状態では香水容器の香水は密閉された状態とな
り自然に蒸発したり、逆さまにしても漏れるようなこと
はない。切り換えスイッチを停止状態にしたとき電気的
蒸散促進手段も同時に作動を停止する。
【0018】以上のように切り換えスイッチを操作する
だけで手軽に芳香の発生・停止が自由になるとともに電
気的に作動させるため芳香発生が安全で速やかに行われ
る。
【0019】本発明の請求項2に関わる芳香発生装置に
おいて、たとえば本装置を使用したいときは芳香を発生
する時刻を時計にセットし切り換えスイッチを動作状態
にしておくとその時刻になったとき制御回路が働き自動
的に電気的流路シャッタ−駆動手段、電気的蒸散促進手
段に電気を供給し芳香発生装置を作動させる。その他の
作用は上記請求項1に関わる芳香発生装置と同様であ
る。以上のように時計と組み合わせることにより任意の
時刻に芳香を発生させることができる。
【0020】本発明の請求項3に関わる芳香発生装置に
おいて、たとえば本装置を作動する時刻をあらかじめセ
ットして使用させたいときは、モ−ド切り換えスイッチ
を自動モ−ドにすると上記請求項2に関わる芳香発生装
置と同様な作動をする。また、それ以外の場合はモ−ド
切り換えスイッチを手動モ−ドにしておくと上記請求項
1に関わる芳香発生装置と同様な作動をする。 以上の
ようにモ−ド切り換えスイッチにより使用の融通性が確
保できる。
【0021】本発明の請求項4に関わる芳香発生装置に
おいて、たとえば本装置を作動させる時間をあらかじめ
セットして使用させたいときは、タイマ−を作動させた
い時間に合わせておくと、本装置が動作状態に入ったと
きにタイマ−回路が起動し、セットした時間に達するま
で作動を続ける。セットした時間がくると自動的に作動
を停止する。それ以外の作用は上記請求項1ないし3に
関わる芳香発生装置と同様である。 以上のようにタイ
マ−を備えることにより任意の時間だけ芳香を発生させ
ることができる。
【0022】本発明の請求項5に関わる芳香発生装置に
おいて、たとえば本装置により発生する芳香の強さを変
えたい場合、流量調整手段を手動で調整することにより
蒸散器に流れる香水の量が変化、すなわち単位時間当た
り蒸散する香水の量が変化し、その結果芳香の強さが変
化する。それ以外の作用は上記請求項1ないし4に関わ
る芳香発生装置と同様である。以上のように流量調整手
段を備えることにより芳香の強さを制御させることがで
きる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0024】図1から図6は本発明に関わる芳香発生装
置の一実施例を示している。
【0025】図1に芳香発生装置の一実施例の全体断面
図を示す。香水容器3は図2に示すようにキャップ4を
とって逆さまにしても中の香水2が漏れないようにシ−
ル5がされている。この香水容器3は芳香発生装置1の
上蓋6をあけると芳香発生装置1の中の容器受け7に逆
さまに収納される。この際香水容器3のシ−ル5は香水
容器3と中の香水2の重さにより容器受けの底に固定さ
れた香水抽出手段としての注射針8で穴があけられ、中
の香水2は注射針8の中の穴を通って下に流れる構造と
なっている。注射針8を通過した香水はビニ−ル又はゴ
ム等の柔軟な材質でできた管9に導かれる。なお上蓋6
は香水容器3を芳香発生装置1に収納後閉じておく。
【0026】芳香発生装置1は二つのモ−ドで作動させ
ることができる。一つはモ−ド切り換えスイッチ27を
MANUALの位置で切り換えスイッチ26をONの位
置に手動でセットしたとき、もう一つはモ−ド切り換え
スイッチ27をAUTOの位置でかつ切り換えスイッチ
26をONの位置にセットしてある場合で時計21がセ
ットした時刻に達したとき制御回路が22が作動し芳香
発生装置1を動かす構造となっている。いずれの場合も
タイマ−23でセットした時間だけ芳香発生装置1が作
動する。芳香発生装置1が作動中であっても切り換えス
イッチ26をOFFにすれば作動はその時点で停止す
る。
【0027】流路開閉機構について図3にその構造を示
す。芳香発生装置1が作動していない状態では管9は、
流路開閉板10の閉鎖エッヂ<固定側>10bと閉鎖エ
ッヂ<可動側>10cがバネ10aにより引きつけられ
ることにより狭窄されており中の流路は閉じている。流
路開閉板10は2重管構造で軸方向のみに伸縮自由度を
もったガイド10eで開閉方向以外の自由度は拘束され
ている。芳香発生装置1が作動状態になると、電気的流
路シャッタ−駆動手段としての電磁石11に電流が流れ
金属プレ−ト10dは電磁石11に引きつけられ金属プ
レ−ト10dに固定された閉鎖エッヂ<可動側>10c
はもう一方のケ−ス15に固定された閉鎖エッヂ<固定
側>10bからガイド10eに沿って離れ、管9は狭窄
状態から解放され流路が開かれる。芳香発生装置が停止
状態になると、電磁石11からバネ10aの力で金属プ
レ−ト10dが引き離されて元の位置に戻り、管9を狭
窄状態にし流路は閉じる。
【0028】流路調整機構について図4にその構造を示
す。管9は流路ガイド13にもうけられた溝に半分埋め
込まれた状態で固定される。流路調整手段としてのエッ
ヂ付き流路調整ダイヤル14は、芳香発生装置1のケ−
ス15の外側から手動で流量を調整するためのダイヤル
である。エッヂ付き流路調整ダイヤル14のケ−ス15
内側の部分に流路調整用エッヂ14aがついており、ラ
チェット付きダイヤル軸12の回りにX方向へ回すこと
により徐々に流路が狭窄され流量が絞られる構造となっ
ている。管9を流れる香水2の流量を調整することによ
り、単位時間当たりの芳香発生量を調整できる。
【0029】蒸散機構について図5にその構造を示す。
管9を分配管16の上面中心に開いた穴に差し込み、分
配管16上面に設けた固定具16aで流路ガイド13下
方の溝に固定する。分配管16に管9を通して流れ出た
香水2は分配管16の下面に等間隔にあけた小さな細穴
に少量ずつ分配される。分配管16の側面にはクリップ
16bが設けられており蒸散器としての浸透膜17を分
配管16の下面細穴のちょうど下部に固定できるように
なっている。浸透膜17は綿または和紙のような香水2
が早く広範囲に浸透しやすい材料で作られており、分配
管16の下面細穴を通った香水2は浸透膜17に速やか
に浸透していく。
【0030】芳香発生装置1が作動状態になると、電気
的蒸散促進手段としての電動モ−タ18に電流が流れ回
転する。電動モ−タ18の軸18aにはプロペラ19が
固定されており電動モ−タ18が回転するとプロペラ1
9により浸透膜17の方に送風される。浸透膜17に
は、香水2が薄く浸透した状態となっているため瞬時に
蒸散されケ−ス15の側面に設けた金網蓋20を通して
外部に放出される。なお金網蓋20は開閉できる構造と
なっており浸透膜17の交換が可能になっている。また
電動モ−タ18はケ−ス15下部に固定される。
【0031】電気的ブロック図を図6に示す。電源25
は切り換えスイッチ26に接続される。切り換えスイッ
チ26がOFFの時は電流は供給されない。切り換えス
イッチ26をONにすると、モ−ド切り換えスイッチ2
7がある場合はMANUALに設定されている場合、そ
れとともに電源25からの回路がタイマ−回路24に接
続されタイマ−23が起動を開始する。なお電源25は
外部から供給される電源又は内蔵された電池のどちらで
も良い。
【0032】芳香を発生する時刻をセットできる時計2
1とその時刻になったとき自動で芳香発生状態にする制
御回路22を備えた場合、モ−ド切り換えスイッチ27
がある場合はAUTOに設定されされている場合に、切
り換えスイッチ26をONに設定しておくと時計21の
短針21aが作動針21bの位置に重なったときに制御
回路22が電源25からの回路をタイマ−回路24に接
続しタイマ−23を起動開始させる。それ以外の時は電
源25からの回路はタイマ−回路24に接続されない。
【0033】タイマ−回路24はタイマ−23が設定さ
れた時間の間、電源25からの電流を電磁石11と電動
モ−タ18に供給し駆動させ芳香発生装置1を作動状態
にする。タイマ−23及びタイマ−回路24を使用しな
い場合は切り換えスイッチ26を手動でOFFにするま
で直接、電源25から電磁石11と電動モ−タ18に電
流が供給される。
【0034】以上が図1に示した実施例であるが、各構
成要素について他の実施例を以下に示す。
【0035】図7は、図3で示した流路開閉機構につい
て電気的流路シャッタ−駆動手段として別の手段を使用
した他の実施例である。芳香発生装置が作動していない
状態では管9は流路シャッタ−としての流路開閉板31
の閉鎖エッヂ<固定側>31aと閉鎖エッヂ<可動側>
31bにより狭窄されており中の流路は閉じている。流
路開閉板31は2重管構造で軸方向のみに伸縮自由度を
もったガイド31cで開閉方向以外の自由度は拘束され
ている。芳香発生装置1が作動状態になると電気的流路
シャッタ−駆動手段としての電動モ−タ32に電流が流
れ、電流モ−タ軸32aが回転し電動モ−タ軸32aに
取り付けられたボ−ルスクリュ−34のスクリュ−部3
4aが回転する。ボ−ルスクリュ−34のナット部34
bは流路開閉板31の可動プレ−ト31dに閉鎖エッヂ
<可動側>31bの反対側の面に固定されており、スク
リュ−部34aが回転すると可動プレ−ト31dに取り
付けられた閉鎖エッヂ<可動側>31bが 閉鎖エッヂ
<固定側>31aから離れる方向にガイド31cに沿っ
て移動し、管9は狭窄状態から解放され流路が開かれ
る。電動モ−タ32に直列にコンデンサ−33が配置さ
れており、コンデンサ−33に電荷が蓄積されると電動
モ−タ32に電流が流れなくなる。芳香発生装置1が停
止状態になるとコンデンサ−33に蓄積された電荷が逆
流し、電動モ−タ32を逆に回転させることにより閉鎖
エッヂ<可動側>31bが閉鎖エッヂ<固定側>31a
に引きつけられ管9を狭窄状態にし流路を閉じる。
【0036】図8は図3で示した流路開閉機構について
流路シャッタ−として別の手段を使用した他の実施例で
ある。香水2の流路は、上管35、中管36、下管37
の3重管構造になっており、上から下に行くに従い径が
太くなり香水2が漏れない構造になっている。抽出した
香水2は上管35を通して下に流れてくる。上管35は
金属又はプラスチックのような硬い材料でできておりそ
の下部末端が半球状に閉じた形をしてその真ん中に穴3
5aが開いた構造となっている。その上管35の内側に
ボ−ル38が入っており自重で穴35aにはまり香水2
の流路を自然に閉じる働きをする。従って芳香発生装置
1が停止状態の時は流路が閉じている。芳香発生装置1
を作動状態にすると電気的流路シャッタ−駆動手段とし
ての電磁石40に電流が流れ金属プレ−ト39が上に引
き上げられる。金属プレ−ト39は中管36に固定され
ており中管36も上に引き上げられる。中管36の内側
中央に細い軸棒36aが支梁36bにより固定されてい
る。中管36が上に引き上げられると軸棒36aも上に
移動し上管35の穴35aを通してボ−ル38を上に押
し上げ、ボ−ル38が穴35aから離れることにより流
路が開かれ、香水は上管35から中管36を通って下管
37に流れる。芳香発生装置1が停止状態になると電磁
石40への電流が停止し引きつける力がなくなり金属プ
レ−ト39は下に落ちる。同時に中管36及び軸棒36
aが下に移動しボ−ル38は穴35aの位置に戻り流路
が閉じられる。また本実施例で電気的シャッタ−駆動手
段として電磁石40の代わりに図7で示したような電動
モ−タを使用した方法も可能である。
【0037】図9は蒸散機構について他の実施例であ
る。管9の下部に香水の受け皿容器41を備え、受け皿
容器41の中の上部に蒸散器としての浸透膜42、下部
に電気的蒸散促進手段としての電熱器43を配置してい
る。浸透膜42はグラスウ−ル又は、金属ウ−ルの様な
耐熱性に強くかつ浸透性の良いものでできており管9か
ら垂れてくる香水2が速やかに浸透する。電熱器43は
芳香発生装置1が作動状態になると香水2が蒸発する温
度まで熱せられ、浸透膜42にしみ込んだ香水2を速や
かに蒸散し金網蓋20を通して外部に放出される。また
速やかに芳香を外部に放出するため図5で示したような
電動モ−タを併用することも可能である。
【0038】図10は蒸散機構についての別の実施例で
ある。管9の下部に蒸散器として伝熱性が高い材質でで
きた渦状管44を配置しその下に電気的蒸散促進手段と
しての電熱器45を配置している。管9から垂れてくる
香水2は渦状管44を回って流れる。電熱器45は芳香
発生装置1が作動状態になると、渦状管44の内壁の温
度が香水2の蒸発する温度まで熱せられ、渦状管44を
流れる香水2を速やかに蒸散させる。その後、渦状管4
4の出口44aを通って金網蓋20から芳香を外部に放
出させる。また速やかに外部に芳香を放出させるため図
5に示したような電動モ−タを併用することも可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
関わる芳香発生装置においてたとえば本装置を使用した
いときは切り換えスイッチを動作状態にすると電気的流
路シャッタ−駆動手段が作動し流路シャッタ−が開いて
香水容器から香水抽出機構により抽出した微量の香水が
管を通して蒸散器に導かれる。切り換えスイッチを動作
状態にしたとき、電気的蒸散促進手段も同時に作動を開
始し蒸散器に浸された香水を速やかに蒸散させ空気中に
芳香を発生する働きをする。
【0040】切り換えスイッチを停止状態にすると電気
的流路シャッタ−駆動手段が停止し香水の流路を閉じ
る。この状態では香水容器の香水は密閉された状態とな
り自然に蒸発したり、逆さまにしても漏れるようなこと
はない。切り換えスイッチを停止状態にしたとき電気的
蒸散促進手段も同時に作動を停止する。
【0041】以上のように切り換えスイッチを操作する
だけで手軽に芳香の発生・停止が自由になるとともに電
気的に作動させるため芳香発生が安全で速やかに行われ
るという優れた効果がもたらされる。
【0042】本発明の請求項2に記載の構成とすれば、
たとえば本装置を使用したいときは芳香を発生する時刻
を時計にセットし切り換えスイッチを動作状態にしてお
くとその時刻になったとき制御回路が働き自動的に電気
的流路シャッタ−駆動手段、電気的蒸散促進手段に電気
を供給し芳香発生装置を作動させることができるため任
意の時刻に芳香を発生させることができるという優れた
効果がもたらされる。
【0043】本発明の請求項3に記載の構成とすれば、
モ−ド切り換えスイッチを手動モ−ドにしておくと上記
請求項1に関わる芳香発生装置と同様な効果を得、モ−
ド切り換えスイッチを自動モ−ドにすると上記請求項2
に関わる芳香発生装置と同様な効果を得るという使用の
融通性にとむという優れた効果がもたらされる。
【0044】本発明の請求項4に記載の構成とすれば、
たとえば本装置を作動させる時間をあらかじめセットし
て使用させたいときは、タイマ−を作動させたい時間に
合わせておくと、本装置が動作状態に入ったときにタイ
マ−回路が起動し、セットした時間に達するまで作動を
続けセットした時間がくると自動的に作動を停止するこ
とができるため任意の時間だけ芳香を発生させることが
できるという優れた効果がもたらされる。
【0045】本発明の請求項5に記載の構成とすれば、
たとえば本装置により発生する芳香の強さを変えたい場
合、流量調整手段を手動で調整することにより蒸散器に
流れる香水の量が変化、すなわち単位時間当たり蒸散す
る香水の量が変化し、その結果芳香の強さを変化させる
ことができるため芳香の強さを制御させることができる
という優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する芳香発生装置の一実施例を示す
正面方向からの断面説明図である。
【図2】同実施例の香水容器の構造を示す斜視説明図で
ある。
【図3】同実施例の流路開閉機構の構造を示す斜視説明
図である。
【図4】同実施例の流量調整機構の構造を示す斜視説明
図である。
【図5】同実施例の蒸散機構の構造を示す斜視説明図で
ある。
【図6】同実施例の電気的流れを示すブロック図であ
る。
【図7】流路開閉機構の他の実施例を示す斜視説明図で
ある。
【図8】流路開閉機構の他の実施例を示す斜視説明図で
ある。
【図9】蒸散機構について他の実施例を示す正面方向か
らの断面説明図である。
【図10】蒸散機構について他の実施例を示す斜視説明
図である。
【図11】従来における芳香発生装置の実施例の斜視説
明図である。
【符号の説明】
1 芳香発生装置 2 香水 3 香水容器 8 注射針(香水抽出手段) 9 管 10 流路開閉板(流路シャッタ−) 11 電磁石(電気的流路シャッタ−駆動手段) 14 エッヂ付き流量調整ダイヤル(流量調整手段) 17 浸透膜(蒸散器) 18 電動モ−タ(電気的蒸散駆動手段) 21 時計 22 制御回路 23 タイマ− 24 タイマ−回路 26 切り換えスイッチ 27 モ−ド切り換えスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香水容器と、前記香水容器に接続し微
    量の香水を抽出する香水抽出手段と、香水の流路を開閉
    できる構造を有する流路シャッタ−と、前記流路シャッ
    タ−の開閉を駆動する電気的流路シャッタ−駆動手段
    と、香水の流路となる管と、抽出した香水を浸し蒸散さ
    せる場所としての蒸散器と、前記蒸散器に浸された香水
    の蒸散を促進する電気的蒸散促進手段と、外部から供給
    される電源または内蔵する電池に接続し前記電気的流路
    シャッタ−駆動手段および電気的蒸散促進手段の作動状
    態または停止状態を切り換える切り換えスイッチを備え
    たことを特徴とする芳香発生装置。
  2. 【請求項2】 芳香を発生する時刻をセットできる時
    計と、その時刻になったとき自動で芳香発生状態にする
    制御回路を備えた請求項1に記載の芳香発生装置。
  3. 【請求項3】 芳香発生状態にするために手動モ−ド
    または時計による自動モ−ドの切り換えが可能なモ−ド
    切り換えスイッチを備えた請求項2に記載の芳香発生装
    置。
  4. 【請求項4】 芳香を発生する時間を前もって設定で
    きるタイマ−と、前記タイマ−で設定した時間だけ芳香
    発生状態にするタイマ−回路を備えた請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の芳香発生装置。
  5. 【請求項5】 単位時間当たり発生する芳香の強さを
    変えるために香水の流量を調整する流量調整手段を備え
    た請求項1ないし4のいずれかに記載の芳香発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525897A (ja) * 2002-05-13 2005-09-02 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 調和した芳香・光・音の発生

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