JPH1017965A - 硫酸アルマイト皮膜が白色系に発色するアルミニウム合金及びその製造方法 - Google Patents

硫酸アルマイト皮膜が白色系に発色するアルミニウム合金及びその製造方法

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JPH1017965A
JPH1017965A JP19400796A JP19400796A JPH1017965A JP H1017965 A JPH1017965 A JP H1017965A JP 19400796 A JP19400796 A JP 19400796A JP 19400796 A JP19400796 A JP 19400796A JP H1017965 A JPH1017965 A JP H1017965A
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sulfuric acid
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Takeshi Moriyama
武 森山
Hitoshi Hotta
仁 堀田
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スクラップ材等に由来するSiを相当量に含
有していても、硫酸浴による陽極酸化皮膜が白色系にか
つ安定して発色するSi含有アルミニウム合金及びその
製造方法の提供。 【解決手段】 Fe:1.0〜2.0%(重量%、以下
同じ)、Si:0.02〜0.3%、Mg:1.0%以
下でMg/Si比が重量比で3.0以上、Mn:0.0
3%以下を含有し、必要によりTiなどの組織改良元素
を添加してなり、残部がAl及び前記Si、Mnを除く
不純物からなる、単体Siの析出、晶出量を0.02%
以下とした、硫酸アルマイト処理で白色系に発色するア
ルミニウム合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクラップ材等に由来
するSiを相当量に含有していても、硫酸浴による陽極
酸化皮膜が白色系にかつ安定して発色するSi含有アル
ミニウム合金及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家具、建材や各種の器物等の製品には、
装飾性を付与すると共に、その耐食性や耐候性を向上す
るため、一般に硫酸アルマイト処理等の陽極酸化処理が
施される。このような陽極酸化処理によって形成された
皮膜は、本来無色であるが、金属地金からの反射と皮膜
中の乱反射による色調のほか、陽極酸化の処理条件や金
属中に含有される元素によって種々の色調を帯びる。こ
れらの家具、建材や各種の器物等は、使用される環境や
用途によって好まれる色調が異なるが、硫酸アルマイト
処理で白色系に発色するアルミニウム合金として、Al
ベースにFe、Siを添加したJ1S 1100、12
00系合金や、AlベースにFeを添加した合金など
が、建材パネルや容器などに用いられて実用化されてい
る。しかしながら、これらの合金はいずれもグレーから
シルバー系、或いは黄色味を帯びた淡灰色系の色調とな
り易く、陽極酸化処理によって純粋な白色系の色調を得
ることは困難であった。このような現象は、これらの合
金がいずれも不可避的不純物として、Siを含有してお
り、陽極酸化により硫酸アルマイト処理を行うと、この
Siが発色を濁らせたり、また、0.15%を越えると
硫酸アルマイト皮膜が黄色に発色しやすくなり、純粋な
白色系の発色が得難いのみでなく、形成されたアルマイ
トの色調をもばらつかせる原因となっていた。
【0003】このSiは、合金元素としてのみでなく、
リサイクル材などから混入することが多く、これらのS
iを冶金的に除去したり、原料管理によって成分調整す
ることは困難であった。このため、特に省資源化や省エ
ネルギー化の要請が強まる状況下にあって、これらリサ
イクル材の利用が進められることから、大きな問題とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消すべく創製されたものであり、リサイクル材
等から混入するSiを相当量含有するアルミニウム合金
において、硫酸浴による陽極酸化処理皮膜が、安定して
白色系に発色するアルミニウム合金及びその製造方法の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、Fe:1.0〜2.0%、Si:0.02
〜0.3%、Mg:1.0%以下でMg/Si比が重量
比で3.0以上、Mn:0.03%以下を含有し、必要
によりTiなどの組織改良元素を添加してなり、残部が
Al及び前記Si、Mnを除く不純物からなる、単体S
iの析出、晶出量を0.02%以下とした、硫酸アルマ
イト処理で白色系に発色するアルミニウム合金及びこれ
らの組成、組織を有し、硫酸アルマイト処理で陽極酸化
皮膜を白色系に発色したアルミニウム合金材であり、ま
た、そのアルミニウム合金の製造方法をFe:1.0〜
2.0%、Si:0.02〜0.3%、Mg:1.0%
以下でMg/Si比が重量比で3.0以上、Mn:0.
03%以下を含有し、必要によりTiなどの組織改良元
素を添加してなり、残部がAl及び前記Si、Mnを除
く不純物からなるアルミニウム合金を590〜620℃
で均熱処理を10時間以上行った後、熱間圧延し、次い
で冷間圧延する際に、400℃以上に加熱して中間又は
最終焼鈍を行い、その後100℃/sec以上の冷却速
度で200℃以下に急冷することによって行うものであ
る。
【0006】
【作用】すなわち、本発明者らは、Siを含有するアル
ミニウム合金を硫酸浴による陽極酸化アルマイト処理を
行うとき、その陽極酸化皮膜が黄色味を帯びた色調とな
りかつ安定して発色しない原因について鋭意研究した結
果、アルミニウム中に含まれるSiが単体として析出
し、これが陽極酸化皮膜に黄色味を帯びさせる原因とな
っていたことを突き止め、この不可避的不純物であるS
iを、Mgの添加によってMg2 Si金属間化合物と
し、また、このアルミニウム合金材を中間焼鈍、最終焼
鈍後に急冷することにより、Siをアルミニウム中に固
溶させ、その析出、晶出状態で存在する単体Si量を
0.02%以下に抑制することにより、硫酸浴による陽
極酸化処理皮膜の色調が黄色味を帯びることなく、かつ
安定して白色を呈することを見い出して本発明を完成し
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のアルミニウム合
金の成分及びその製造方法を詳細に説明する。本発明の
合金組成及びその成分の作用は、次のとおりである。 Fe:1.0〜2.0% Feは、Al−Fe系の金属間化合物を生成して、陽極
酸化処理後の色調を決定付ける重要な元素である。すな
わち、均質化熱処理条件との組み合わせによって、金属
間化合物(Al3 Fe)を増加させ、陽極酸化処理後の
色調を白色化させる。Feが2%を越えると、粗大化合
物が増加して陽極酸化処理後の皮膜の色調が、黄色味を
帯びるようになり、また、1%未満では、Al3 Fe金
属間化合物の量が少なく、目的とする白色系の色調が得
られない。
【0008】Si:0.02〜0.3% Siは不純物として含有される元素である。Si量が
0.3%を越えると、光沢や耐食性が悪化するのでこれ
を上限とする。一方、0.02%未満では、硫酸アルマ
イト皮膜の色調に及ぼす影響が小さいのでこれを下限と
する。もっとも、0.05%未満とすることは、不純物
としてのSi濃度の高いリサイクル材などの使用が制限
され、また、原材料の管理等にも困難を来してコスト高
となるなど、経済的にも不利となるので、実用上はこれ
らの下限値に近い濃度にまで下げる必要はない。
【0009】Mg/Si比:3.0以上(ただし、M
g:1.0%以下) Mg/Si比は、3.0以上とすることにより、硫酸ア
ルマイト処理で皮膜の濁りや黄色に発色する原因となる
Siを、Mg2 Si化合物として固定することにより、
アルマイト皮膜の色調を濁させる単体Siの析出、晶出
量を減少させる。Mg/Si比が3.0未満であると、
これらの効果が十分に得られない。
【0010】Mn:0.03%以下 Mnは不純物として含有される元素である。Mn量が
0.03%を越えると、鋳塊の均熱処理時、Al6 Fe
からAl3 Feへの変態が抑制されて、長時間の熱処理
が必要になり、経済的に不利となる。また、必要により
以下の成分を合金成分に加えることができる。 Ti:0.01〜0.1%又は、Ti:0.01〜0.
1%及びB:0.0001〜0.01% Ti又は、Ti及びBは、合金溶湯を鋳造する際に、鋳
造組織を微細化して鋳造割れを防止するために必要であ
って、これらの下限値未満ではそれらの作用が不十分で
あり、一方これらの上限値を越えると、粗大な金属間化
合物を生じて成形性を損なうようになる。その他、S
i、Mn以外の通常の不純物を含み得る。
【0011】本発明の合金の製造方法は次のとおりであ
る。前記の本発明の組成を有する合金溶湯を溶製後、半
連続鋳造(DC)法によって鋳造し、圧延用鋳塊を得
る。好ましくは、フィルターろ過して鋳造するとよい。
鋳塊は、表面の組織の不均一さを取り除くため、好まし
くは5〜20mmの面削を施す。次に、鋳塊に対し、5
90〜620℃で10時間以上加熱することにより、均
質化処理を行う。この均質化処理は、一般的な鋳造組織
の偏析の解消による均質化のために必要であるばかりで
なく、陽極酸化処理後の色調に大きな影響を及ぼす。す
なわち、この均質化処理によって、鋳塊中の金属間化合
物Al6FeがAl3 Feに変態し、陽極酸化処理後に
白色系の色調を得ることが可能になる。上記の条件を満
たさない場合、Al3 Feへの変態が十分に行われず、
陽極酸化処理後の安定した白色系の皮膜の色調が得られ
ない。
【0012】本発明のアルミニウム合金材は前記のよう
な均質化処理、熱間圧延及び冷間圧延を行って、最終的
な板厚とする。この際、中間又は最終焼鈍処理におい
て、圧延材を400℃以上に急速加熱し、その加熱温度
から10秒以内に200℃以下に急冷する。400℃以
上の温度まで急速加熱するのは、この昇温過程で単体S
iをほとんど析出させることなく、圧延工程で発生した
単体Siを固溶させるためのものである。急速昇温は1
0秒以内が好ましい。加熱温度の上限は、特に限定され
るものではないが、550℃程度であり、それ以上とな
ると経済的、生産性から不利となる。400℃未満では
単体Siの固溶が不十分となり、好ましくない。その加
熱温度から10秒以内で200度以下に急冷するのは、
単体Siの析出を抑制するためであり。10秒を越える
とアルミニウム中のSiの固溶量が減少して、単体Si
の析出・晶出量が増えるため、硫酸アルマイト皮膜に黄
色味が強く発色するようになり、白色系アルマイト皮膜
とする効果が十分に得られない。
【0013】このようにして得られた圧延材は、硫酸浴
による陽極酸化処理に供される。この陽極酸化処理条件
は特に限定されるものでなく、常法によってよいが、好
適例を以下に示す。前記の工程によって製造された圧延
材は、表面に付着する油脂分を除去するため3〜20%
の硫酸酸性水溶液中で脱脂される。脱脂された圧延材
は、表面の酸化物を除去してその後の硫酸浴による陽極
酸化処理で均一に陽極酸化皮膜を形成させるため、水洗
後、5〜30%の苛性ソーダアルカリ性水溶液中でアル
カリエッチングされる。このアルカリエッチされた圧延
材は、水洗後硫酸10〜30%の硫酸浴中で、圧延材を
陽極として、陽極電流密度0.5〜5A/dm2 、浴温
5〜30℃、電解時間10〜120分の電解条件で電解
処理を施し、膜厚5〜30μmの皮膜を生成させること
により、白色系に発色した電解発色皮膜が得られる。
【0014】実施例 本発明による具体的な合金組成及び製造条件について以
下に説明する。表1に示す組成の合金を半連続(DC)
鋳造法により厚さ560mmの鋳塊とした。表1中、A
及びB合金は、本発明例であり、C〜Eは、比較例であ
る。
【0015】
【0016】上記A〜Eの各組成の合金からなる厚さ5
60mmの鋳塊をそれぞれ15mm面削した後、均質化
熱処理を行ってから熱間圧延して、6mmの熱延板と
し、次いで冷間圧延をした後、中間焼鈍を行い150℃
まで冷却し、更に冷間圧延をして製品板厚1.5mmの
冷延板とした。試験番号1〜9についてそれぞれの均質
化熱処理条件、中間もしくは最終焼鈍条件及び単体状態
のSiの析出・晶出量を表2に示す。ここで、調質(焼
鈍)は、Siをアルミニウム基中に固溶させる工程であ
って、冷間圧延の間の中間焼鈍において行うもののほ
か、一部は、冷間圧延中に中間焼鈍を行わずに製品板厚
とし、表2に示す条件で最終焼鈍を行った。単体Si量
の測定は、塩酸と過酸化水素の混合液を用いて、単体状
態のSiを単離し、分析を行った。
【0017】
【0018】このようにして得られた圧延板を、10%
硫酸水溶液中に10分間浸漬し、浸漬後十分に水洗し、
8%苛性ソーダ水溶液中に浸漬してアルカリエッチング
した。これらのアルカリエッチした圧延板を試験番号1
〜9として、硫酸浴中で陽極酸化処理し、表面に陽極酸
化皮膜を生成させた結果を、表3に示す。強度、成形
性、アルマイト皮膜特性の総合評価を○、×で示す。表
3中の機械的性質及び成形性は陽極酸化処理前の圧延板
を用いて求めた。
【0019】表3中の特性値を求めた処理条件及び測定
条件は、以下のとおりである。 陽極酸化処理の条件 電解浴組成:濃度15%の硫酸浴 浴温:21℃ 陽極電流密度:1A/dm2 対極陰極:炭素電極
【0020】引張特性の測定条件 引張強さ、0.2%耐力、及び伸びで評価した。 成形性の測定条件 限界絞り比(LDR):深絞り性を評価する指標で、一
定ポンチ径に対して、割れが生じないで深絞り加工でき
た最大ブランク径をポンチ径で割った値で表す。 試験機:エリクセン深絞り試験機 シク押さえ圧:500kg(一定) ダイス肩曲率:3mm 潤滑条件:片面塗布 ポンチ径:φ33 エリクセン値(Er):張出成形性を評価する指標であ
り、JIS−A法によった。すなわち、球頭ポンチを試
験片に押圧し、張出し部に割れが発生した時の張り出し
成形部の高さ(mm)で表す。 試験機:エリクセン試験機 ポンチ径:φ20 180度曲げ:断面U字形のポンチを凹部ダイス間に押
し込み、クラックを生じない最小内側曲げ半径を板厚で
割った値で表す。 ポンチR:0.75〜1.5mm 押圧速度:30〜50mm/分
【0021】アルマイト皮膜の測定条件 陽極酸化皮膜の厚さは渦電流式膜厚計により測定した。 陽極酸化後の皮膜のL* 値、a値* 及びb* 値:JIS
−Z8730のL*** 系色差式によった。 本発明の皮膜の明度L* は、明るく反射率が高い。色相
* 値は、0より小さくなると緑色を帯び、またb*
は、黄色味を帯びると高くなる。
【0022】
【0023】表2及び3から明らかなように、本発明に
従ってSi、Mg、Fe及びMn量を調整した合金A、
Bからなる試験番号1〜4の圧延板はいずれも硫酸アル
マイト処理後の皮膜の色調が、明度を表すL* 値が高
く、黄色味を示すb* 値が低く、黄色味のない白色系の
発色であることを示している。一方、均質化の条件を満
たしていない試験番号5は、硫酸アルマイト処理後の皮
膜の色調が、明度を表すL* 値が低く、灰色系になって
いることを示している。また、色調のバラツキも大きく
なる。さらに、最終焼鈍後徐冷した試験番号6のもの
は、硫酸アルマイト皮膜の色調が若干濁っていた。合金
C〜Eは、硫酸アルマイト処理の後の色調がいずれも黄
色味を表すb値が高く、黄色味が強いことを示してい
る。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアルミ
ニウム合金材及びその製造方法により、リサイクル材な
ど不可避的にSiの混入濃度の高い原材料を用いて、低
コストで黄色味のない白色系の陽極酸化皮膜が再現性良
く得られ、絞り容器等の装飾性が要求される板成形製品
などの用途にも十分に対応できるものであり、工業的に
優れた特性を有するものである。
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe:1.0〜2.0%(重量%、以下
    同じ)、Si:0.02〜0.3%、Mg:1.0%以
    下でMg/Si比が重量比で3.0以上、Mn:0.0
    3%以下を含有し、必要によりTiなどの組織改良元素
    を添加してなり、残部がAl及び前記Si、Mnを除く
    不純物からなる、単体Siの析出、晶出量を0.02%
    以下とした、硫酸アルマイト処理で白色系に発色するア
    ルミニウム合金。
  2. 【請求項2】 Fe:1.0〜2.0%、Si:0.0
    2〜0.3%、Mg:1.0%以下でMg/Si比が重
    量比で3.0以上、Mn:0.03%以下を含有し、必
    要によりTiなどの組織改良元素を添加してなり、残部
    がAl及び前記Si、Mnを除く不純物からなる、単体
    Siの析出、晶出量を0.02%以下として硫酸アルマ
    イト処理で白色系に発色してなるアルミニウム合金材。
  3. 【請求項3】 Fe:1.0〜2.0%、Si:0.0
    2〜0.3%、Mg:1.0%以下でMg/Si比が重
    量比で3.0以上、Mn:0.03%以下を含有し、必
    要によりTiなどの組織改良元素を添加してなり、残部
    がAl及び前記Si、Mnを除く不純物からなるアルミ
    ニウム合金を590〜620℃で均熱処理を10時間以
    上行った後、熱間圧延し、次いで冷間圧延する際に、4
    00℃以上に加熱して中間又は最終焼鈍を行い、その後
    100℃/sec以上の冷却速度で200℃以下に急冷
    する硫酸アルマイト処理で白色系に発色するアルミニウ
    ム合金材の製造方法。
JP19400796A 1996-07-04 1996-07-04 硫酸アルマイト皮膜が白色系に発色するアルミニウム合金及びその製造方法 Pending JPH1017965A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101310497B1 (ko) * 2010-03-03 2013-09-24 니폰게이긴조쿠가부시키가이샤 알루미늄 합금판 및 그 제조 방법
JP2015047605A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 Jfeスチール株式会社 曲げ内側割れの評価方法および予測方法

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