JPH10178309A - 車載アンテナ安定化装置 - Google Patents

車載アンテナ安定化装置

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JPH10178309A
JPH10178309A JP35326296A JP35326296A JPH10178309A JP H10178309 A JPH10178309 A JP H10178309A JP 35326296 A JP35326296 A JP 35326296A JP 35326296 A JP35326296 A JP 35326296A JP H10178309 A JPH10178309 A JP H10178309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ架台の重量を大きく増大させること
なく、車載可能な大型のアンテナの水平度を、単純な構
成で容易かつ高精度に確保する。 【解決手段】 車載アンテナの水平度を補正,保持する
車載アンテナ安定化装置であって、アンテナベース2及
びアンテナ3が方位角方向に回転可能に搭載されるテー
ブル(架台)10と、テーブル10のアンテナ回転軸の
中心に配設された水平度を検出するセンサ20と、テー
ブル10の底面に配設され、テーブル10を調整可能に
支持する軸方向に伸縮する複数のアクチェータ11,1
2...と、センサ20の検出結果によりアクチェータ
を駆動させる駆動制御手段とを備えた構成としてあり、
この駆動制御手段が、センサ20の検出結果に基づき、
複数のアクチェータの必要作動量を算出するとともに、
当該作動量の和がゼロとなるように各アクチェータの作
動量を配分する和差アンプを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナの水平度
を補正,保持するアンテナ安定化装置に関し、特に、車
輛に搭載されて使用される車載アンテナの水平度を保持
するための車載アンテナ安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輛に搭載されて移動,使用される車載
アンテナは、一般に大型トラック等の車輛の屋根部に搭
載され、方位角方向に回転調整して使用される。このよ
うな車載アンテナに使用される大型トラック等の車輛
は、その水平度の保持手段として、車輛の車体フレーム
やシャーシ構造によっている。
【0003】ところが、車輛に重量物を搭載した場合、
シャーシには必ず歪みが発生してしまい、搭載物である
車載アンテナの水平度にもずれが生じてしまう。特に、
車輛固定用のジャッキで車輛を持ち上げると、シャーシ
にかかる負荷が均等にならなくなるため、歪みの量が大
きくなる。
【0004】このような車載アンテナの水平度の歪みを
防止する手段として、従来は、車輛の車体フレームやシ
ャーシの強度を増大させたり、別個に小型のジャッキを
用意してアンテナの水平度のみを直接補正するといった
方法がとられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の水平度保持の方法では、以下のような問題が
生じた。まず、車輛のシャーシ等の強度を増すために
は、構造上の大型化,大重量化が避けられず、特に、車
載アンテナにおいては車両移動時における振動も生じ易
いため、アンテナや架台自体も一定の強度が必要とな
り、従って、このような大型化した車輛やアンテナをス
ムーズに動かすには油圧サーボ機構等の複雑な制御が必
要となる。このため、このような従来方法によって車載
アンテナを水平に保持するには、大型の架台と複雑な制
御手段が必要であった。
【0006】また、車体フレームやシャーシの歪みは均
一とはならず、構造上単純な変化としては発生せず、ま
た、アンテナ自身も大きくなればなる程、自重での歪み
がさらに生じてしまう。このため、従来の技術において
高精度の水平度を出すためには、車体フレームやアンテ
ナの複合的な歪みを補正する複雑な制御を行なう必要が
あった。
【0007】なお、特開平5−343913号公報に
は、小型の車両においてGPSアンテナを水平に保持す
る技術が提案され、また、特開平4−318480号公
報には、レーダ設備の地盤変位を吸収し、一定の位置を
保持する技術が提案されている。
【0008】しかし、特開平5−343913号公報の
技術は、GPSの受信を行なうためのアンテナを対象と
しており、移動する車両において、10cm程度の小型
軽量アンテナを2〜3度以下の水平度を保つことを目的
としたものである。
【0009】このため、駆動手段としては、車の姿勢変
化に対応できるよう、水平面に対するアンテナの傾きを
ジャイロや傾斜計を用いて迅速に検出し、すばやくこれ
を制御する技術が使用されている。この技術は、小型の
アンテナを水平に保持するのには適しているが、比較的
大型の車載アンテナの水平度を補正,保持するものに適
用することは困難である。
【0010】また、特開平4−318480号公報の技
術は、レーダ設備におけるアンテナベース面の位置の変
化を正確に補正することを目的としていることから、高
精度の変位量の検出を行ない、変化分を制御して元に戻
す技術が用いられている。これは、地表面の変動を対象
としているため、地盤に埋設したコンクリート基礎に油
圧ジャッキを立設するもので、高速の制御は必要なく、
変位量も小さな値に対応できれば良く、車載アンテナの
水平度を保持するための安定化装置に適用することはで
きなかった。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、アンテナ
架台の重量を大きく増大させることなく、車載可能な大
型のアンテナの水平度を、単純な構成で容易かつ高精度
に確保できるようにするとともに、必要な制御も単純に
行なえるようにした車載アンテナ安定化装置の提供を目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の車載アンテナ安定化装置は、車
載アンテナの水平度を補正,保持する車載アンテナ安定
化装置であって、アンテナが方位角方向に回転可能に搭
載される架台と、この架台の前記アンテナ回転軸の中心
に配設され、当該架台の水平度を検出するセンサと、前
記架台底面に配設され、当該架台を調整可能に支持する
複数のアクチェータと、前記センサの検出結果により前
記アクチェータを駆動させる駆動制御手段と、を備えた
構成としてある。
【0013】また、請求項2記載の車載アンテナ安定化
装置は、前記センサが、前記架台の水平度を、前記アン
テナ回転軸を中心とした所定の基準面において検出する
とともに、前記駆動制御手段が、前記センサの検出結果
に基づき、前記複数のアクチェータの必要作動量を算出
するとともに、当該作動量の和がゼロとなるように各ア
クチェータの作動量を配分する和差アンプを備えた構成
としてある。
【0014】さらに、請求項3記載の車載アンテナ安定
化装置は、前記複数のアクチェータとして軸方向に伸縮
するアクチェータを用い、前記センサにおける前記架台
の水平度を検出する基準面を、前記複数の各アクチェー
タの1/2ストロークの位置に設定した構成としてあ
る。
【0015】このような構成からなる本発明の車載アン
テナ安定化装置によれば、車輛やアンテナに過大な強度
手段や複雑な駆動機構を設けることなく、アクチェータ
のみでアンテナの水平度を補正,保持することができ、
また、単純な和差アンプを用いることで小型で高精度の
水平保持が行なえる。
【0016】特に、車体フレームの歪みやアンテナが非
対称の場合に生じる歪みによる水平ずれについても、ア
クチェータの最小限の作動量により補正が行なわれ、構
造上複雑な動きも必要としない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車載アンテナ安定
化装置の一実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施形態にかかる車載アンテナ
安定化装置を搭載した車輛の全体を示す概略説明図であ
る。
【0018】図2は、本発明の一実施形態にかかる車載
アンテナ安定化装置を示す概略全体斜視図である。図3
は、図2に示す車載アンテナ安定化装置の概略平面図で
ある。また、図4は、同じく要部断面概略正面図であ
る。
【0019】これらの図に示すように、本実施形態の車
載アンテナ安定化装置は、車輛1上の任意の位置に設置
されたテーブル(架台)10と、このテーブル10を調
整可能に支持する複数のアクチェータ11,12,13
とを備えており、図1に示す本実施形態の車載アンテナ
安定化装置では、テーブル10が車輛1の屋根部前方に
設置されている。
【0020】そして、アンテナベース2及びこのアンテ
ナベース2上に一体的に搭載されたアンテナ3が、テー
ブル10上に方位角方向に回転自在に搭載され、水平度
を補正,保持されるようになっている。なお、4は、車
輛1を固定するジャッキであり、アンテナ使用時に伸長
されて車輛1を設置面に固定するようになっており、図
1に示す本実施形態の場合、車輛1の前輪の後部及び後
輪の前部に設けられている。
【0021】このテーブル10は、アクチェータ11,
12,13によって支持され、車輛1の屋根部等の所定
箇所に固定されている。そして、図4に示すように、こ
のテーブル10上にアンテナベース2が回転可能に係合
し、図示しないモータによって方位角方向に回転するよ
うになっており、これによってアンテナ3が方位角方向
に調整される。
【0022】テーブル10を支持するアクチェータ1
1,12,13は、伸縮自在な軸状手段であって、本実
施形態では3本でテーブルを支持しており、図3に示す
ように、各アクチェータ11,12,13がテーブル1
0の下面の同一円周上に120度間隔をもって配設され
ている。
【0023】なお、このアクチェータ11,12,13
は、テーブル10を安定的に支持できれば3本以上とす
ることもでき、また各アクチェータの間隔も120度に
限定されない。さらに、アクチェータ11,12,13
としては、カム式等のものを利用することもできる。
【0024】また、アクチェータ11,12,13は、
各端部の一側がテーブル10の下面に回動可能に取り付
けられるとともに、各端部の他側が車輛1の屋根部に回
動可能に取り付けられ、軸方向に伸縮可能となってい
る。
【0025】そして、このアクチェータ11,12,1
3が、後述する和差アンプ30によって、その軸方向へ
の伸縮の作動量が制御され、テーブル10の水平度を補
正,保持するようになっている。
【0026】20はセンサで、テーブル10の内部中
心、すなわち、図2に示すアンテナ3の回転中心に取り
付けられており、テーブル10の水平度を検知する。こ
のセンサ20は、テーブル10の傾きを検知できるセン
サするもので、傾斜を検出するものであれば特に限定さ
れるものではないが、一般にはレベルゲージ等が用いら
れる。レベルゲージとしては、例えば水銀式,振り子
式,Gセンサ,ジャイロ等があり、テーブル10の傾斜
を検出するものであればよい。なお、本実施形態のアン
テナ安定化装置では水平保持のみが問題となるので、セ
ンサ20は2軸センサであればよい。
【0027】そして、このセンサ20が、あらかじめ設
定された水平基準面を基準としてテーブル10の水平
度、すなわち基準面に対する傾きを検知し、当該検出結
果を和差アンプ30に出力する。
【0028】和差アンプ30は、テーブル10の水平度
を補正するために、センサ20からの信号に基づき、ア
クチェータ11,12,13の必要作動量を決定し、か
つ、各アクチェータ11,12,13へ信号を出力する
駆動制御手段として機能している。
【0029】そして、本実施形態における和差アンプ3
0は、3本のアクチェータ11,12,13の作動量の
和がゼロとなるように作動させることで、アクチェータ
11,12,13の作動量とテーブル10の中心に配設
したセンサ20の位置変動を最小限にしつつ、短時間で
テーブル10の水平度を補正するものである。
【0030】一般に、伸縮手段であるアクチェータの有
効作動範囲はストロークとして規定され、このアクチェ
ータのストロークを最大条件で使用するためには、全体
のストロークをLと仮定した場合にL/2の位置がプラ
ス方向及びマイナス方向の両方向に対して作動すること
が最適である。
【0031】そこで、和差アンプ30では、このアクチ
ェータのL/2のストロークを基準位置として設定し、
この状態においてテーブル10に配設したセンサ20の
上下,左右,前後の位置が常に一定となるようにアクチ
ェータ11,12,13を作動させるようにしている。
【0032】すなわち、センサ20が配設されたテーブ
ル10は、各アクチェータ11,12,13の作動量に
リンクすることになる。そして、例えば各アクチェータ
11,12,13が全てプラス方向に作動すればテーブ
ル10は上昇し、センサ20の位置も上方向に変位し、
逆に各アクチェータ11,12,13がマイナス方向に
作動すれば、テーブル10も下降し、センサ20も下方
に変位する。
【0033】また、3本のアクチェータ11,12,1
3のうち2本がプラス方向に作動し、残り1本がマイナ
スに作動すれば、テーブル10はマイナス方向に傾斜す
るとともに、テーブル10の中心点、すなわちセンサ2
0の位置もマイナス方向に作動したアクチェータ側に移
動してしまう。
【0034】このような状態が発生すると、センサ20
の位置が、水平度補正のたびに変位してしまい、それ以
後、テーブル10の正確な傾斜角度を検出できなくな
り、アンテナ3の水平度を正確に補正することができな
くなる。
【0035】そこで、本実施形態においては、和差アン
プ30によって、各アクチェータ11,12,13の作
動量が全体としてゼロとなるように制御することによっ
て、各アクチェータを駆動させたときにテーブル10の
中心、すなわちセンサ20の位置が常にアンテナ回転軸
の中心にくるようアクチェータ11,12,13の作動
量を決定,制御し、正確な水平度補正を行なうようにし
ている。
【0036】具体的には、和差アンプ30は次のように
作用する。まず、本装置の電源投入により、各アクチェ
ータが、l/2ストロークの基準位置までテーブル10
を上昇させる。次いで、センサ20においてテーブル1
0の傾斜角度を検出する。
【0037】そして、このセンサ20で検出された傾斜
角度から、和差アンプ30が各アクチェータ11,1
2,13の必要作動量(補正角度量)を算出する。ここ
で、3本のアクチェータ11(A),12(B),13
(C)に必要な補正角度量は、以下のようになる。 補正角度量Δβ(A)=傾斜角度(αx,αy)・アク
チェータ取付角γa 補正角度量Δβ(B)=傾斜角度(αx,αy)・アク
チェータ取付角γb 補正角度量Δβ(C)=傾斜角度(αx,αy)・アク
チェータ取付角γc
【0038】このとき、補正角度量は、各アクチェータ
11(A),12(B),13(C)に対する関数とし
て表わされることになる。そして、この各補正角度量の
和がトータルでゼロとなるように、和差アンプ30内の
差分回路で決定する。
【0039】具体的には、補正角度量Δβ(A)×Ka
+補正角度量Δβ(B)×Kb+補正角度量Δβ(C)
×Kc=0となる。ここで、上記式のKa,Kb,Kc
は、それぞれのアクチェータの作動に対する非線形なア
ンプ特性を得るための補正係数を示しており、各アクチ
ェータ11,12,13の位置,長さ,ストローク量,
テーブルに対する取付位置,センサの取付位置,アンプ
特性等の関数をまとめたものである。
【0040】すなわち、テーブル10の傾斜角度が発生
した時点で、各アクチェータ11,12,13に必要な
補正角度量は一義的に決定され、その値に対応したアン
プ制御を行なうことで、最小限の時間で高精度な水平度
補正が行なえることになる。
【0041】これを図6を参照して説明すると、各アク
チェータ11(A),12(B),13(C)の作動量
の和がゼロとなるように配分され、アクチェータ11
(A)がマイナスla,アクチェータ12(B)がプラ
スlb,アクチェータ13(C)がプラスlcの作動量
となる。
【0042】次に、このような構成からなる本実施形態
のアンテナ安定化装置の動作について説明する。まず、
車輛1は、設置面でジャッキ4により固定されている
が、図1に示すように、車体構造上、2箇所のジャッキ
ポイントに負荷がかかり、車輛水平軸に対して必ず歪み
が発生する(図5におけるS1)。そして、この車輛1
のジャッキアップされることによる歪みは、車輛1に搭
載されたアンテナ3の水平度の歪みとなり、その分水平
がずれることになる。
【0043】一方、アンテナ3自体も、四方全てに完全
な対称形状とはなっていないため、方位角方向に回転す
ることによって、必ずいずれかの方向に負荷がかかり、
水平度に歪みが発生する(図5におけるS2)。そし
て、このアンテナ3が回転することによる重量位置の変
化による歪みが、車輛1の歪みと合成され、さらに水平
度にずれが生じる。
【0044】このような歪みによってテーブル10は水
平度がずれ、所定の水平基準面を測定しているセンサ2
0によって変位量として検出される(図5におけるS
3)。ここで、検出値をそのままアクチェータ11,1
2,13に出力した場合には、3本のアクチェータが独
立に伸縮作動して、テーブル10の変化量が多くなり、
センサ20も変位してしまい、以後の正確な水平度の検
知ができなくなり、さらに第2,第3の歪みが生じてし
まう。
【0045】そこで、アクチェータ11,12,13の
作動量を最小とすべく、和差アンプ30内の差分回路に
よって、各アクチェータの作動量の和がゼロとなるよう
に算出,決定し、その値をアクチェータに出力するよう
にする(図5におけるS4及びS5)。
【0046】これにより、各アクチェータ11,12,
13は、余分な動きをせず、最小限の作動量で作動し
(図5におけるS6)、所定の基準面でテーブル10の
水平度を確保することができ(図5におけるS7)、テ
ーブル10の中心も移動せず、センサ20が位置変動す
ることもない。
【0047】このように本実施形態のアンテナ安定化装
置によれば、車輛やアンテナに過大な強度手段や複雑な
駆動機構を設けることなく、アクチェータのみでアンテ
ナの水平度を補正,保持することができ、また、単純な
和差アンプを用いることで小型で高精度の水平保持が行
なえる。特に、車体フレームの歪みやアンテナが非対称
の場合に生じる歪みによる水平ずれについても、アクチ
ェータの最小限の作動量により補正が行なわれ、構造上
複雑な動きも必要としない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアンテナ安
定化装置によれば、アンテナ架台の重量を大きく増大さ
せることなく、車載可能な大型のアンテナの水平度を、
単純な構成のみで容易かつ高精度に確保できるようにす
るとともに、必要な制御も単純に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車載アンテナ安定
化装置を搭載した車輛の全体を示す概略説明図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる車載アンテナ安定
化装置を示す概略全体斜視図である。
【図3】図2に示す車載アンテナ安定化装置の概略平面
図である。
【図4】図2に示す車載アンテナ安定化装置の要部断面
概略正面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる車載アンテナ安定
化装置による水平度補正の手順をしめすフローチャート
である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる車載アンテナ安定
化装置の各アクチェータの作動量を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車輛 2 アンテナベース 3 アンテナ 4 ジャッキ 10 テーブル 11 アクチェータ 12 アクチェータ 13 アクチェータ 20 センサ 30 和差アンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載アンテナの水平度を補正,保持する
    車載アンテナ安定化装置であって、 アンテナが方位角方向に回転可能に搭載される架台と、 この架台の前記アンテナ回転軸の中心に配設され、当該
    架台の水平度を検出するセンサと、 前記架台底面に配設され、当該架台を調整可能に支持す
    る複数のアクチェータと、 前記センサの検出結果により前記アクチェータを駆動さ
    せる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする車載ア
    ンテナ安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記センサが、前記架台の水平度を、前
    記アンテナ回転軸を中心とした所定の基準面において検
    出するとともに、 前記駆動制御手段が、前記センサの検出結果に基づき、
    前記複数のアクチェータの必要作動量を算出するととも
    に、当該作動量の和がゼロとなるように各アクチェータ
    の作動量を配分する和差アンプを備えた請求項1記載の
    車載アンテナ安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のアクチェータとして軸方向に
    伸縮するアクチェータを用い、 前記センサにおける前記架台の水平度を検出する基準面
    を、前記複数の各アクチェータの1/2ストロークの位
    置に設定した請求項2記載の車載アンテナ安定化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003518609A (ja) * 1999-12-21 2003-06-10 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 指向性ビームシステムの調節装置
CN114184213A (zh) * 2022-02-16 2022-03-15 北京航天驭星科技有限公司 天线方位轴不铅垂度的测量系统及方法

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