JPH10177730A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH10177730A
JPH10177730A JP33535996A JP33535996A JPH10177730A JP H10177730 A JPH10177730 A JP H10177730A JP 33535996 A JP33535996 A JP 33535996A JP 33535996 A JP33535996 A JP 33535996A JP H10177730 A JPH10177730 A JP H10177730A
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JP
Japan
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optical pickup
carriage
light
optical
disk
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Application number
JP33535996A
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English (en)
Inventor
Junya Aso
淳也 麻生
Takeshi Tsunoda
剛 角田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクドライブ装置に使用されるディス
ク状の記録媒体に情報を記録し、又は情報を再生する光
ピックアップにおいて、光ピックアップの薄型化、及び
部品の組み立てた、光学調整を容易にする光ピックアッ
プを提供することを目的とする。 【解決手段】 光ピックアップのキャリッジにキャリッ
ジの強度を保ちつつ、キャリッジに搭載される部品に対
してコリメータレンズ用の孔52、立ち上げミラー用の
孔54、サスペンションホルダー用の孔53、中継基板
用の孔55、対物レンズ保持筒用の孔56を設けること
により、光ピックアップの薄型化、軽量化、及び調整を
要求される部品に対して、上方向と下方向の両方向から
固定、調整することが可能となるため、光ピックアップ
の調整を容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度ディスク、
コンパクトディスク等の光ディスクにおける記録再生に
使用される光ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の高密度記録ディスク及びコ
ンパクトディスクの記録再生時の光ピックアップについ
て説明する。図11は従来の光ピックアップの正面図
で、図12は図11のDD断面図である。
【0003】21は波長635〜650nmのレーザー
光22を出射する半導体レーザーでディスク1からの反
射光を検出器に導く3分割回折格子と6分割受光素子か
らなる光検出器を一体に構成した光学ユニットで、23
は波長780nmのレーザー光24を出射する半導体レ
ーザーと半導体レーザー光24から3ビームを生成する
回折格子とディスク1からの反射光を検出器に導く2分
割回折格子と5分割受光素子からなる光検出器を一体に
構成した光学ユニットで、互いに直交するように配置さ
れ、ビームスプリッタ25の中心を前記光学ユニット2
1のレーザー出射光22と光学ユニット23のレーザー
出射光24との交点上に配置させ、ビームスプリッタ2
5の光出射面側に中心部分は直径が対物レンズの開口数
が0.43〜0.45になる波長635〜650nmと
波長780nmの両方の光が透過する円形状で周辺部分
は波長635〜650nmのレーザー出射光22は透過
し波長780nmのレーザ出射光24は遮光する波長フ
ィルタ26を接着等の手段によって固定されている。波
長フィルタ26を通過したレーザ出射光22はコリメー
タレンズ27によって発散光を平行光にし、立ち上げミ
ラー28によって光軸方向を変化させ、波長635〜6
50nmのレーザ出射光22を厚み0.6mmの高密度
ディスクに集光させる開口数0.6の対物レンズ29に
よって約1μm程度に集光させる。
【0004】光学ユニット21の配置は波長635〜6
50nmのレーザー光源の位置がコリメータレンズ27
通過後平行光となるように設置され、光学ユニット23
は波長780nmのレーザー光源が前記波長635〜6
50nmのレーザー光源よりも対物レンズ29に近くな
る位置に配置する。
【0005】本光学系の2つの半導体レーザーの発光は
再生するディスク1に応じて切り換える。厚み0.6m
mと厚み1.2mmの異なるディスクでの再生動作につ
いて以下にそれぞれ説明する。厚み0.6mmの高密度
ディスク1の信号を再生する場合、半導体レーザーから
の波長635〜650nmのレーザ出射光22は回折格
子を透過し、ビームスプリッタ25で反射された後、波
長フィルタ26、コリメータレンズ27、立ち上げミラ
ー28を介し対物レンズ29へ入射する。対物レンズ2
9に入射したレーザ出射光22は対物レンズ29の集光
作用で高密度ディスク1の厚み0.6mm上に結像され
る。高密度ディスク1からの反射光は再び対物レンズ2
9、立ち上げミラー28、コリメータレンズ27、波長
フィルタ26を介し、ビームスプリッタ25で反射され
た後、回折格子に入射する。回折格子に入射した光は回
折格子の3分割領域でそれぞれ回折され、光検出器に到
達する。以上の動作において、RF信号は6分割受光素子
で検出される電流出力を電圧信号に変換した総和より検
出し、フォーカス誤差信号は回折格子の半円領域からの
1次回折光を用いるいはゆるホログラムフーコー法で検
出する。トラッキング誤差信号は、回折格子の2分割領
域の各々の1次回折光による電圧出力をそれぞれコンパ
レーターでディジタル波形に変換し、それらの位相差に
応じたパルスを積分回路を通してアナログ波形に変換す
ることで検出する。
【0006】厚み1.2mmのディスク1の信号を再生
する場合、半導体レーザーからの波長780nmの光が
回折格子で3ビームに分離され回折格子を透過し、ビー
ムスプリッタ25を透過し、波長フィルタ26の中心部
分の円形状部分を透過した後、コリメータレンズ27、
立ち上げミラー28、対物レンズ29へ入射し対物レン
ズ29の集光作用でディスク1上に結像する。ディスク
1からの反射光は再び対物レンズ29、立ち上げミラー
28、コリメータレンズ27、波長フィルタ26の中心
部分の円形状部分、ビームスプリッタ25を透過し、回
折格子に入射する。回折格子に入射した光は回折され、
光検出器に到達し信号を検出する。RF信号は5分割受光
素子で検出される電流出力を電圧信号に変換した総和よ
り検出し、フォーカス誤差信号は回折格子の半分の領域
からの1次回折光を用いるいはゆるホログラムフーコー
法で検出する。トラッキング誤差信号は、3ビーム法で
検出する。
【0007】30は光学ユニット21内の半導体レーザ
のレーザ出射光量を調節するためのボリュームで、光学
ユニット21上に半田付け等の手段によって固定された
レーザ基板60上に取り付けられている。31は光学ユ
ニット23内の半導体レーザのレーザ出射光量を調節す
るためのボリュームである。光学ユニット23上に半田
付け等の手段によって固定されたレーザ基板61上に取
り付けられている。32は光学ユニット21内の半導体
レーザ光に対して重畳を掛けるための重畳回路である。
【0008】38は対物レンズ29を移動させてフォー
カス制御及びトラッキング制御を行う駆動コイル部に電
力を供給する中継基板で、40は対物レンズ29を中立
位置に保持するサスペンションを保持するサスペンショ
ンホルダーである。70はコリメータレンズ27と立ち
上げミラー28とサスペンションホルダー40と中継基
板38等の光ピック部材を搭載するキャリッジで、キャ
リッジ70には各々の部材が固定されるように部材の形
状に合わせて溝部が設けられており、キャリッジ70は
スクリューシャフト42及びガイドシャフト43上をデ
ィスク1の内周から外周の間で移動できるようになって
いる。
【0009】このように構成された光学ユニット21、
23は各々Ψ方向及びφ方向に回転調整をする必要があ
る。従って、調整設備として回転調整するアーム62、
63及び回転駆動機構とボリューム30、31の調整を
行うために回転アーム64、65が各々設置されてい
る。また、光学ユニット21、23を回転調整するとボ
リューム30、31も回転してしまうため回転調整する
アーム62上に回転アーム64及び回転駆動装置が、回
転調整するアーム63上に回転アーム65及び回転駆動
装置が構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本光ピックアップのキ
ャリッジ部において、搭載するコリメータレンズ、立ち
上げミラー、サスペンションホルダー、中継基板とキャ
リッジの基体部上に取り付けられ、高さ方向の厚みを薄
くするのが難しく、光ピックアップの薄型化を困難に
し、しいては光ドライブ装置自体の薄型化も困難にして
いた。また、光ピック部材を組み立てた後、光学的な調
整を行う場合、キャリッジの上方向からしか調整が行え
ないために、光学調整が困難であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
はキャリッジの強度を保ちつつ、光ピックアップのキャ
リッジ部に搭載されるコリメータレンズ、立ち上げミラ
ーなどの部品が配置されるキャリッジの位置に孔を設け
ることにより、キャリッジの基体の厚みを薄くし光ピッ
クアップの薄型化、軽量化、放熱効果の増大を実現す
る。さらに、孔部を利用し、キャリッジに光ピックアッ
プ部材を取付けられた後に調整を要求される部材に対し
て、上下両方向から調整することが可能となるため、光
ピックアップの調整が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスク状の記録媒体に情報を記録し、又は情報を
再生する光ピックアップであって、前記光ピックアップ
の複数の部材を配置するキャリッジは少なくとも前記部
材の配置される部分の一つに孔を設けたものであり、キ
ャリッジを薄くできるとともに、キャリッジに配置する
部材の取付の調整を上下方向からできるという作用を有
する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、発散光
を略平行光にするコリメータレンズと光軸方向を変化さ
せる立ち上げミラーとを配置したキャリッジを有する、
ディスク状の記録媒体に情報を記録し、又は情報を再生
する光ピックアップであって、前記キャリッジは前記コ
リメータレンズと前記立ち上がりミラーが配置される部
分に孔が設けられているというもので、キャリッジを薄
くできるとともに、キャリッジに配置するコリメータレ
ンズと立ち上がりミラーの取付の調整を上下方向からで
きるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、キャリ
ッジに設けられた孔の径は部材の配置面側が他の面側よ
り大きいとしたもので、配置される部材が孔から抜け落
ちないという作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態による光
ピックアップモジュールの正面図である。1は光ディス
クで高密度光ディスクまたはコンパクトディスクであ
る。2はディスク1を回転させるスピンドルモータ部で
ディスク1をクランプする機構も有する。3はディスク
1に記録再生を行う光ピックアップ部で、4は光ピック
アップ部3をディスク1を内周及び外周に移させるフィ
ード部で、フィード部4はフィードモータ47とモータ
ギア48とエンコーダ49等とで構成される(詳細は後
述する)。5はスピンドルモータ部及び光ピックアップ
部及びフィード部を搭載するモジュールベースである。
6、7はスピンドルモータ及び光ピックアップ部に電力
を供給するフレキシブル基板である。以下、図2は本発
明の一実施の形態による光ピックアップモジュールにお
けるスピンドルモータ部の詳細正面図で、図3は本発明
の一実施の形態における図2のAA断面図で、図4は本
発明の一実施の形態による光ピックアップの詳細正面図
で、図5は本発明の一実施の形態における図4のBB断
面図で、図6は本発明の一実施の形態における図4のC
C断面図である。
【0016】図2〜図3において、8はディスク1を精
度良く位置決めするターンテーブルで、9はリング上の
永久磁石で円周上に異なる磁極を多数形成されている。
10は永久磁石のヨークとして用いられるヨーク板金で
ターンテーブル8に接着または一体成形等の手段で固定
されている。11はコイルで永久磁石9に対向し、かつ
永久磁石9の磁極数と異なる数のコイルで構成されてい
る。12は永久磁石9の対向ヨークとして使用されるベ
ース板金で、中央付近に一部テーパ面を有する絞りを設
けている。また、絞りの部分にメタルハウジング13が
カシメ等の手段でベース板金12に対して垂直に立てら
れている。14は含浸メタルでメタルハウジング13の
内部に圧入等の手段で固定されている。15はスピンド
ルシャフトで端面が球面上で、他端がターンテーブル8
に圧入固定されている。16はディスク1をクランプす
る変形ボールで、クランプバネ17によって常にディス
ク1の外周方向に力がかかっている。この力によってデ
ィスク1を常にターンテーブル8側に応圧gaかかりク
ランプする機構になっている。また、ディスク1を取り
外す際には変形ボール16はクランプバネ17をディス
ク1の内周側に圧縮させながら取り外す様になってい
る。
【0017】モジュールベース5はベース板金12の一
部絞られた部分が略円形に孔が空いており、ベース板金
12はモジュールベース孔5aに沿ってタンジェンシャ
ル及びラジアル方向にスキューできるようになってい
る。つまり、ディスク1をタンジェンシャル及びラジア
ル方向にスキューできる様になる機構である。また、1
8はスキューバネで、ベース板金12を常にモジュール
ベース5側に押圧をかけるため、固定ネジ19をモジュ
ールベース5に固定し、スキューバネ18の一端をベー
ス板金12に当てるようになっている。19、20はベ
ース板金12をラジアル方向及びタンジェンシャル方向
にスキューさせるための調整ネジで、この調整ネジを締
めたり緩めたりすることでスキュー調整を行う。
【0018】図4〜図6において、21は波長635〜
650nmのレーザー光22を出射する半導体レーザー
とディスクからの反射光を検出器に導く3分割回折格子
と6分割受光素子からなる光検出器を一体に構成した光
学ユニットで、23は波長780nmのレーザー光24
を出射する半導体レーザーとレーザー光24から3ビー
ムを生成する回折格子とディスク1からの反射光を検出
器に導く2分割回折格子と5分割受光素子からなる光検
出器を一体に構成した光学ユニットで、互いに直交する
ように配置され、ビームスプリッタ25の中心を前記光
学ユニット21のレーザー出射光22と光学ユニット2
3のレーザー出射光24との交点上に配置させ、ビーム
スプリッタ25の光出射面側に中心部分は直径が対物レ
ンズの開口数が0.43〜0.45になる波長635〜
650nmと波長780nmの両方の光が透過する円形
状で周辺部分は波長635〜650nmのレーザー出射
光22は透過し波長780nmのレーザ出射光24は遮
光する波長フィルタ26を接着等の手段によって固定さ
れている。波長フィルタ26を通過したレーザ出射光2
2はコリメータレンズ27によって発散光を平行光に
し、立ち上げミラー28によって光軸方向を変化させ、
波長635〜650nmのレーザ出射光22を厚み0.
6mmの高密度ディスク1に集光させる開口数0.6の
対物レンズ29によって約1μm程度に集光させる。
【0019】光学ユニット21の配置は波長635〜6
50nmのレーザー光源の位置がコリメータレンズ27
を通過後、平行光となるように設置され、光学ユニット
23は波長780nmのレーザー光源が前記波長635
〜650nmのレーザー光源よりも対物レンズ29に近
くなる位置に配置する。例えば波長635〜650nm
および波長780nmの半導体レーザー光源と対物レン
ズ29の空気長での光路距離をそれぞれL1、L2とす
ると、0.55≦L2/L1≦0.75の範囲に波長7
80nmの半導体レーザー搭載の光学ユニット23の配
置を設定する。
【0020】ここで、光学ユニット21の回折格子は3
分割された領域、光学ユニット23の回折格子は2分割
領域よりなる。また、光学ユニット21は中心に4分割
受光素子が配置され、その両側に受光素子を設けた構成
の光検出器、光学ユニット23は5分割受光素子からな
る光検出器で構成されている。また、光学ユニット21
内の半導体レーザーの方向は、レーザ出射光22のファ
ーフィールドパターンの長軸方向が高密度ディスク1の
ラジアル方向と平行になるように取り付けてあり、光学
ユニット23の向きは3ビームがディスク1のラジアル
方向と略直交するように配置してある。
【0021】本光学系の2つの半導体レーザーの発光は
記録再生するディスク1に応じて切り換える。厚み0.
6mmと厚み1.2mmの異なるディスクでの再生動作
について、以下に説明する。厚み0.6mmの高密度デ
ィスク1の信号を再生する場合、半導体レーザーからの
波長635〜650nmのレーザ出射光22は回折格子
を透過し、ビームスプリッタ25で反射された後、波長
フィルタ26、コリメータレンズ27、立ち上げミラー
28を透過し、対物レンズ29へ入射する。対物レンズ
29に入射したレーザ出射光22は対物レンズ29の集
光作用で高密度ディスク1の厚み0.6mm上に結像さ
れる。高密度ディスク1からの反射光は再び対物レンズ
29、立ち上げミラー28、コリメータレンズ27、波
長フィルタ26を透過し、ビームスプリッタ25で反射
された後、回折格子に入射する。回折格子に入射した光
は回折格子の3分割領域でそれぞれ回折され、光検出器
に到達する。以上の動作において、RF信号は6分割受光
素子で検出される電流出力を電圧信号に変換した総和よ
り検出し、フォーカス誤差信号は回折格子の半円領域か
らの1次回折光を用いる、いはゆるホログラムフーコー
法で検出する。トラッキング誤差信号は、回折格子の2
分割領域の各々の1次回折光による電圧出力をそれぞれ
コンパレーターでディジタル波形に変換し、それらの位
相差に応じたパルスを積分回路を通してアナログ波形に
変換することで検出する。
【0022】厚み1.2mmのディスク1の信号を再生
する場合、半導体レーザーからの波長780nmのレー
ザ光24が回折格子(図示せず)で3ビームに分離され
回折格子を透過し、ビームスプリッタ25を透過し、波
長フィルタ26の中心部分の略円形状部分を透過した
後、コリメータレンズ27、立ち上げミラー28、対物
レンズ29へ入射し対物レンズ29の集光作用でディス
ク1の厚み1.2mm上に結像する。ディスク1からの
反射光は再び、対物レンズ29、立ち上げミラー28、
コリメータレンズ27、波長フィルタ26の中心部分の
略円形状部分、ビームスプリッタ25を透過し、回折格
子に入射する。回折格子に入射した光は回折され、光検
出器に到達し信号を検出する。RF信号は5分割受光素子
で検出される電流出力を電圧信号に変換した総和より検
出し、フォーカス誤差信号は回折格子の半分の領域から
の1次回折光を用いるいはゆるホログラムフーコー法で
検出する。トラッキング誤差信号は、3ビーム法で検出
する。
【0023】また光学ユニット21と光学ユニット23
の配置は、前記0.55≦L2/L1≦0.75の範囲
を満足した条件で交換してもよい。更に、ビームスプリ
ッタ25の代わりに波長635〜650nmのレーザー
出射光22のs偏向成分は反射し、波長780nmのレ
ーザー出射光24のp偏向成分を透過する偏向ビームス
プリッタを用いてもよい。また、光学ユニット21のレ
ーザ出射光波長は、高密度ディスクの録再に対応した短
波長レーザ光に変更してもよい。
【0024】30は光学ユニット21内の半導体レーザ
のレーザ出射光量を調節するためのボリュームで、31
は光学ユニット23内の半導体レーザのレーザ出射光量
を調節するためのボリュームである。この各々のボリュ
ーム30、31は逆に、ボリューム30側を光学ユニッ
ト23内の半導体レーザのレーザ出射光量を調節するた
めのボリュームにし、ボリューム31側を光学ユニット
21内の半導体レーザのレーザ出射光量を調節するため
のボリュームにしてもよい。また、ボリューム30、3
1は光学ユニット21と23の配置された面とは異なる
面でかつ同一面上に配設されている。32は光学ユニッ
ト21内の半導体レーザに対して重畳を掛けるための重
畳回路である。
【0025】次に対物レンズ29を駆動するアクチュエ
ータ等について説明する。33は対物レンズ保持筒で、
対物レンズ29は接着等の手段によって前記対物レンズ
保持筒33に固定している。34は対物レンズ29側に
N極に着磁された永久磁石で、35は永久磁石34のヨ
ークである。36は対物レンズ保持筒33をフォーカス
方向に駆動するためのフォーカスコイルで、37は対物
レンズ29をトラッキング方向に駆動するためのトラッ
キングコイルである。この各々のコイル36及び37は
接着等の手段によって対物レンズ保持筒33に固定され
ている。この永久磁石34とフォーカスコイル36及
び、トラッキングコイル37に流す電流の大きさと方向
で、ディスク1に対してフォーカス方向及びトラッキン
グ方向に常に追従できるようになっている。38はフォ
ーカスコイル36及びトラッキングコイル37に電力を
供給する中継基板で、対物レンズ保持筒33をワイヤ3
9で中立位置に保持するためにも使用されている。ワイ
ヤ39の一端は中継基板38に半田付け等の手段によっ
て固定され、他端をサスペンションホルダー40の一端
に接着等の手段によって固定されたフレキシブル基板上
に半田付け等の手段によって固定されている。41はキ
ャリッジで、対物レンズ29に対して光学ユニット23
側にスクリューシャフト42、反対側にガイドシャフト
43が構成され、キャリッジ41は前期スクリューシャ
フト42及びガイドシャフト43上をディスク1の内周
から外周に移動できるようになっている。
【0026】図1及び図6において、前期光学ユニット
21、23及び重畳回路32、フォーカスコイル36、
トラッキングコイル37に電力を供給するためのフレキ
シブル基板7の引き回し状態は、キュリッジ41と保護
カバー44間で、かつディスク1の外周方向にキャリッ
ジ41から出され、ディスク1側に腕曲を持たせる用に
引き回されて再度キュリッジ41と保護カバー44間を
通過し、固定ブロック45とスラストバネ46によって
固定され、モジュールベース5から外部に出されてい
る。ここで、フレキシブル基板7にはキャリッジ41以
降引き回された部分において、屈曲しない部分に補強板
を接着等の手段によって固定され、保護カバーのキャリ
ッジ41側面に密着し、キャリッジ側に垂れるようなこ
とがないようにしている。また、フレキシブル基板7の
補強板は、光ピックアップ部3がディスク1の最外径位
置に行ったときでも、キャリッジ41から補強板の先端
が外れず、常にオーバラップしているようになってい
る。
【0027】47はフィード部4を構成するフィードモ
ータで、フィードモータ47のモータ軸が両端に出てお
り、一方にはモータギア48、他端には円周方向にスリ
ットを切ったエンコーダ49が圧入等の手段によって取
り付けられている。50はトレインギアでフィードモー
タ47の回転を減速させるために用いられている。51
はスクリューシャフトギアで、前期フィードモータ47
の回転数を減速させるためにも用いられ、かつスクリュ
ーシャフト42に厚入等の手段で固定され、回転を伝達
させている。スクリューシャフト42には螺旋上に溝が
形成され、キャリッジ41に板バネを介して取り付けら
れたラック58と噛み合っている。この状態で、フィー
ドモータ47を正逆に回転させることによってラック5
8はスクリューシャフト42上に形成された溝に沿うこ
とで、光ピックアップ部3はディスク1の外周側と内周
側へ移動可能になっている。
【0028】次にキャリッジ41について説明する。図
4に示すように、キャリッジ41にはコリメータレンズ
27と立ち上げミラー28とサスペンションホルダー4
0と中継基板38等の光ピック部材が搭載され、各々の
部材が所定の位置に各々の部材が互いに所定の関係を保
つように取付け固定されている。そしてキャリッジ41
はスクリューシャフト42及びガイドシャフト43上を
ディスク1の内周から外周の間を移動できるようになっ
ている。キャリッジ41には各々の部材の形状にあわせ
て図7に示すように、52はコリメータレンズ27をキ
ャリッジ41に組み付けるために設けられたコリメータ
レンズ用の孔、53はサスペンションホルダー40をキ
ャリッジ41に組み付け調整するために設けられたサス
ペンションホルダー用の孔、54は立ち上げミラー28
をキャリッジ41に組み付けるために設けられた立ち上
げミラー用の孔、55は対物レンズ保持筒33に取付け
られた中継基板38がフォーカス方向、トラッキング方
向に追従した際にキャリッジ41と干渉する部分に設け
られた中継基板用の孔、56は中継基板38と同様に対
物レンズ保持筒33とキャリッジ41とが干渉する部分
に設けられた対物レンズ保持筒用の孔である。図8は本
発明の実施の形態による光ピックアップにおけるキャリ
ッジの断面図で、孔に部品が組み付けられた状態を示
す。立ち上げミラー用の孔54に対して、立ち上げミラ
ー28を組み込む場合、立ち上げミラー28を立ち上げ
ミラー用の孔54に部材の取付面側から差し込むように
して入れて他の部材に対して所定の関係になるように調
整して取付ける。ただし、キャリッジ41の底面から外
部に突出させない。また、同様にコリメータレンズ27
をキャリッジ41に組み付ける場合、コリメータレンズ
用の孔52に対して、キャリッジ41の底面から外部に
突出させないように差し込むようにして入れて他の部材
に対して所定の関係になるように調整して取付ける。サ
スペンションホルダー用の孔53、中継基板用の孔5
5、対物レンズ保持筒用の孔56に対しても、サスペン
ションホルダー40、中継基板38、対物レンズ保持筒
33を同様な方法で組み付ける。少なくとも孔52、5
4の部材搭載側の孔径は他の面側の孔径より大きく部材
が抜け落ちないようになっている。
【0029】最後に光学調整法、つまりサスペンション
ホルダー40の調整法について図7、図9、図10を用
いて説明する。図9は保持前、図10は保持後を示す図
である。光ピックアップで、対物レンズ29を光学調整
を行うために、ワイヤ39で一体構造となっているサス
ペンションホルダー40をサスペンションホルダー固定
治具57によって保持するため、サスペンションホルダ
ー40の位置決め孔40a、サスペンションホルダー固
定治具57のピン57aによって、サスペンションホル
ダー固定治具57とサスペンションホルダー40とが図
10のように一体保持される。このとき、ピン57aを
キャリッジ41の下方向から挿入するため、サスペンシ
ョンホルダー40の位置決め孔40aと同位置にサスペ
ンションホルダー用の孔53が設けられている。また、
サスペンションホルダー用の孔53は対物レンズ29の
光学中心に調整するため、ピン57aの可動量分あけら
れている。これにより、調整機構が容易で、キャリッジ
40の軽量化を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、、光ピ
ックアップのキャリッジ部に搭載されるコリメータレン
ズ、立ち上げミラー、サスペンションホルダー、中継基
板、対物レンズ保持筒などの部材が配置されるキャリッ
ジの位置に孔を設けることにより、キャリッジを薄くで
きるので、光ピックアップの薄型化、軽量化、放熱効果
の増大を実現することがで、また、孔を利用することに
より、光学調整が必要なコリメータレンズ、立ち上げミ
ラー、サスペンションホルダー、中継基板、対物レンズ
保持筒などの部材を確実にそして容易に位置決め、固定
を行うことが可能となり、光ピックアップの光学調整が
容易になるとともに、光ピックアップの性能の向上が図
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光ピックアップモ
ジュールの正面図
【図2】本発明の一実施の形態による光ピックアップモ
ジュールにおけるスピンドルモータ部の詳細正面図
【図3】本発明の一実施の形態における図2のAA断面
【図4】本発明の一実施の形態による光ピックアップの
詳細正面図
【図5】本発明の一実施の形態における図4のBB断面
【図6】本発明の一実施の形態における図4のCC断面
【図7】本発明の一実施の形態による光ピックアップに
おけるキャリッジ単体の上面図
【図8】本発明の一実施の形態による光ピックアップに
おけるキャリッジの断面図
【図9】本発明の一実施の形態による光ピックアップに
おけるサスペンションホルダーとサスペンションホルダ
ー固定治具を示す図
【図10】本発明の一実施の形態による光ピックアップ
におけるサスペンションホルダーを治具でサスペンショ
ンホルダー固定固定した状態を示す図
【図11】従来の光ピックアップの正面図
【図12】従来の光ピックアップの図7のDD断面図
【符号の説明】
1 ディスク 2 スピンドルモータ部 3 光ピックアップ部 4 フィード部 5 モジュールベース 6 フレキシブル基板 7 フレキシブル基板 8 ターンテーブル 9 永久磁石 10 ヨーク板金 11 コイル 12 ベース板金 13 メタルハウジング 14 含浸メタル 15 スピンドルシャフト 16 変形ボール 17 クランプバネ 18 スキューバネ 19 固定ネジ 20 調整ネジ 21 光学ユニット 22 レーザ出射光 23 光学ユニット 24 レーザー光 25 ビームスプリッタ 26 波長フィルタ 27 コリメータレンズ 28 立ち上げミラー 29 対物レンズ 30 ボリューム 31 ボリューム 32 重畳回路 33 対物レンズ保持筒 34 永久磁石 35 永久磁石34のヨーク 36 フォーカスコイル 37 トラッキングコイル 38 中継基板 39 ワイヤ 40 サスペンションホルダー 40a 位置決め孔 41 キャリッジ 42 スクリューシャフト 43 ガイドシャフト 44 保護カバー 45 固定ブロック 46 スラストバネ 47 フィードモータ 48 モータギア 49 エンコーダ 50 トレインギア 51 スクリューシャフトギア 52 コリメータレンズ用の孔 53 サスペンションホルダー用の孔 54 立ち上げミラー用の孔 55 中継基板用の孔 56 対物レンズ保持筒用の孔 57 サスペンションホルダー固定治具 57a ピン 58 ラック 60 レーザ基板 61 レーザ基板 62 アーム 63 アーム 64 回転アーム 65 回転アーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状の記録媒体に情報を記録し、又
    は情報を再生する光ピックアップであって、前記光ピッ
    クアップの複数の部材を配置するキャリッジは少なくと
    も前記部材の配置される部分の一つに孔を設けたことを
    特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】発散光を略平行光にするコリメータレンズ
    と光軸方向を変化させる立ち上げミラーとを配置したキ
    ャリッジを有する、ディスク状の記録媒体に情報を記録
    し、又は情報を再生する光ピックアップであって、前記
    キャリッジは前記コリメータレンズと前記立ち上がりミ
    ラーが配置される部分に孔が設けられていることを特徴
    とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】キャリッジに設けられた孔の径は部材の配
    置面側が他の面側より大きいことを特徴とする請求項1
    叉は2記載の光ピックアップ。
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