JPH10177531A - スクリプト実行方式 - Google Patents

スクリプト実行方式

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JPH10177531A
JPH10177531A JP8335338A JP33533896A JPH10177531A JP H10177531 A JPH10177531 A JP H10177531A JP 8335338 A JP8335338 A JP 8335338A JP 33533896 A JP33533896 A JP 33533896A JP H10177531 A JPH10177531 A JP H10177531A
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JP
Japan
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script
unit
execution
program
script execution
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Pending
Application number
JP8335338A
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English (en)
Inventor
Hiromi Wada
浩美 和田
Hidetaka Oto
英隆 大戸
Masakazu Kono
雅一 河野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8335338A priority Critical patent/JPH10177531A/ja
Publication of JPH10177531A publication Critical patent/JPH10177531A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、柔軟で、かつ、処理の軽い、複数
のエントリポイントを持つ、スクリプト実行方式を提供
することを目的とする。さらに、通信量を小さくし、移
動体通信網にも適応可能なスクリプト実行方式を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本発明のスクリプト実行方式が実行する
実行ファイルは、エントリポイント定義部と、複数のス
クリプトプログラム部、マルチメディアデータ部から構
成される。なお、予め、エントリポイント定義部の情報
をスクリプトを実行するアプリケーション間で共通に持
っておくことにより、省略することも可能である。さら
に、エントリポイント定義部や任意の複数のスクリプト
プログラムを部分的に送信して、受信側のスクリプト実
行ファイルの動作を変えることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリプトプログ
ラムを解釈実行する端末装置のスクリプトプログラム送
受信方式と装置およびスクリプト実行方式と装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリプト言語またはコマンドシ
ーケンスで簡易な処理や条件を記述し、サーバ側で実行
する方法が公知であった。その実行方式は、スクリプト
言語で記述された実行ファイルを先頭から順次実行する
というものであった。この方式は単純であるが、様々な
複雑なアプリケーションに対応できるだけの柔軟さがな
いという問題がある。
【0003】別の実行方式として、米国ジェネラルマジ
ック社のテレスクリプトの実行方式がある。これは、先
頭から実行して行き、実行の途中で止めて、その状態を
表す情報を保存し、他のマシンに移動させるなどした
後、そこから再開するというものである。この方式で
は、実行途中の状態情報を保存し、再開するという、複
雑な処理を行わなければならないという繁雑さと途中状
態情報のデータ量の保存と送受信というオーバーヘッド
が問題である。
【0004】さらに別の実行方式として、米国サンマイ
クロシステムズ社のJavaアプレットの実行方式があ
る。この方式においては、それぞれあらかじめ機能の決
まったある名前のメソッドを定義し、それぞれ決まった
タイミングで実行される。例えば、destory()
というメソッドは、ブラウザの終了時に動き、ブラウザ
終了時にさせたい仕事が記述されたものである。この方
式は、あらかじめシステムの中で、各メソッドが動作す
るタイミングと役割が固定で決まっているものであり、
Javaアプレットをブラウザ以外のアプリケーション
で使用するには不向きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、「単純であ
るが、様々な複雑なアプリケーションに対応できるだけ
の柔軟さがない」、「実行途中の状態情報を保存し、再
開するという、複雑な処理を行わなければならないとい
う繁雑さと途中状態情報のデータ量の保存と送受信とい
うオーバーヘッドがある」、「Javaアプレットをブ
ラウザ以外のアプリケーションで使用するには不向きで
ある」という課題があった。
【0006】さらに、以上述べた従来のスクリプト実行
方式は、基本的にスクリプトプログラム全体をネットワ
ークを介して転送するため、ぺージャ、PHS、携帯電
話などの比較的バンド幅の狭いネットワーク上で使用す
るには、時間がかかったり、コストが高くつくなどの問
題があった。また、大きなスクリプトプログラムを受信
するためには、端末側に十分な受信バッファとCPU処
理能力が必要とされるため、これらの資源に制約のある
機器、例えば、小型携帯型機器などを対象とする場合に
は、現実的には従来のスクリプト実行方式を十分に動作
させることができないという問題があった。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、スクリプト転送にかかる通信量を削減し、
様々なアプリケーションに適応可能な柔軟性を持つ、ス
クリプト実行方式と装置を提供することを目的とする。
特に、小型携帯型機器にも適応可能であることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のスクリプト実行方式は、スクリプ
ト言語もしくはコマンドシーケンスを解釈実行する端末
装置におけるスクリプト実行方式であって、それら端末
装置が解釈実行するスクリプト実行ファイルは、ネット
ワークを介して受信され、前記スクリプト実行ファイル
は、エントリポイント定義部と、前記エントリポイント
に対応する複数のスクリプトプログラム部とから構成さ
れ、各端末装置は、スクリプト言語もしくはコマンドシ
ーケンスを受信するスクリプト通信部と、当該端末内で
発生する各種イベントと、前記エントリポイント定義部
で定義される各種エントリポイントのマッピングをとる
イベント対応処理部と、あるイベントが発生した時に対
応するスクリプトプログラムを実行するイベント実行部
とから構成されることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項2記載のスクリプト実行方
式は、請求項1記載のスクリプト実行方式において、ス
クリプトプログラムの実行時に参照または処理する複数
のマルチメディアデータを受信するマルチメディアデー
タ受信部とから構成されることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3記載のスクリプト実行方
式は、請求項1記載のスクリプト実行方式において、エ
ントリポイント定義部のみを受信するエントリポイント
定義受信部と、既に保持しているエントリポイント定義
情報とマージするエントリポイント定義編成部とから構
成されることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項4記載のスクリプト実行方
式は、請求項3記載のスクリプト実行方式において、前
記マルチメディアデータの全体または一部のみを受信し
て、受信したマルチメディアデータを参照または処理し
ながら実行する新データスクリプト実行部とから構成さ
れることを特徴とする。
【0012】さらに、請求項5記載のスクリプト実行方
式は、スクリプト言語もしくはコマンドシーケンスを解
釈実行する端末装置において、それら端末装置が解釈実
行するスクリプト実行ファイルは、ネットワークを介し
て受信され、前記スクリプト実行ファイルは、複数のス
クリプトプログラム部から構成され、各端末装置は、複
数のスクリプトプログラム部の一部のみを受信するスク
リプト通信部と、既に受信済のスクリプトプログラムと
前記受信したスクリプトプログラム部とマージするスク
リプト編成部と、編成後のスクリプトプログラムを実行
する編成スクリプトプログラム実行部とから構成される
ことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項6記載のスクリプト実行方
式は、請求項1から請求項5いずれかに記載のスクリプ
ト実行方式において、各スクリプトプログラムには、一
意に識別できる識別子が付与されていることを特徴とす
る。
【0014】さらに、請求項7のスクリプト実行装置
は、スクリプト言語もしくはコマンドシーケンスを解釈
実行するスクリプト実行装置であって、それらスクリプ
ト実行装置が解釈実行するスクリプト実行ファイルは、
ネットワークを介して受信され、前記スクリプト実行フ
ァイルは、エントリポイント定義部と、前記エントリポ
イントに対応する複数のスクリプトプログラム部とから
構成され、スクリプト実行装置は、スクリプト言語もし
くはコマンドシーケンスを受信するスクリプト通信部
と、当該端末内で発生する各種イベントと、前記エント
リポイント定義部で定義される各種エントリポイントの
マッピングをとるイベント対応処理部と、あるイベント
が発生した時に対応するスクリプトプログラムを実行す
るイベント実行部とから構成されることを特徴とする。
【0015】さらに、請求項8のスクリプト実行装置
は、請求項7記載のスクリプト実行装置において、スク
リプトプログラムの実行時に参照または処理する複数の
マルチメディアデータを受信するマルチメディアデータ
受信部とから構成されることを特徴とする。
【0016】さらに、請求項9のスクリプト実行装置
は、請求項7記載のスクリプト実行装置において、エン
トリポイント定義部のみを受信するエントリポイント定
義受信部と、既に保持しているエントリポイント定義情
報とマージするエントリポイント定義編成部とから構成
されることを特徴とする。
【0017】さらに、請求項10のスクリプト実行装置
は、請求項9記載のスクリプト実行装置において、前記
マルチメディアデータの全体または一部のみを受信し
て、受信したマルチメディアデータを参照または処理し
ながら実行する新データスクリプト実行部とから構成さ
れることを特徴とする。
【0018】さらに、請求項11のスクリプト実行装置
は、スクリプト言語もしくはコマンドシーケンスを解釈
実行するスクリプト実行装置であって、それらスクリプ
ト実行装置が解釈実行するスクリプト実行ファイルは、
ネットワークを介して受信され、前記スクリプト実行フ
ァイルは、複数のスクリプトプログラム部から構成さ
れ、各スクリプト実行装置は、複数のスクリプトプログ
ラム部の一部のみを受信するスクリプト通信部と、既に
受信済のスクリプトプログラムと前記受信したスクリプ
トプログラム部とマージするスクリプト編成部と、編成
後のスクリプトプログラムを実行する編成スクリプトプ
ログラム実行部とから構成されることを特徴とする。
【0019】さらに、請求項12のスクリプト実行装置
は、請求項7から請求項11いずれかに記載のスクリプ
ト実行装置において、各スクリプトプログラムには、一
意に識別できる識別子が付与されていることを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明のスクリプト実行方式を実
装するスクリプト実行装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、スクリプト実行装置1は、スクリプ
トを解釈実行するスクリプト実行エンジン部2と、赤外
線や移動体通信網などのネットワークを介して他の端末
またはサーバからスクリプトを受信するスクリプト受信
部3と、受信したスクリプトプログラムを格納するスク
リプトプログラム格納部4とから構成される。さらに、
スクリプトプログラム格納部4は、スクリプトプログラ
ムの複数のサブパートPart1からPartNで示さ
れるサブパート部5と、イベント定義部6とから構成さ
れる。スクリプトプログラム格納部4は、RAMまたは
書き換え可能なEEPROMまたは外部記憶装置によっ
て実現可能である。
【0022】このスクリプト実行装置1の動きを、図2
及び図3を用いて説明する。図2は、スクリプトプログ
ラムの受信をきっかけとして、スクリプト実行エンジン
部2が動作する場合を示すフローチャートである。スク
リプト実行装置1のスクリプト受信部3は、ネットワー
クを介してスクリプトプログラムを受信する(S1)。
スクリプトプログラムは、複数のサブパートとイベント
定義から構成され、さらに、実行時に必要なマルチメデ
ィアデータを含んでいてもよい。スクリプト受信部3
は、受信したスクリプトプログラムの構造を解析し、プ
ログラム格納部4のサブパート部5に複数のサブパート
を、イベント定義部6にイベント定義を格納する(S
2)。マルチメディアデータをも受信した場合は、マル
チメディアデータは、スクリプトプログラム格納部4に
格納してもよいし、スクリプト実行エンジン部2から参
照可能な内部メモリまたは外部ディスクなどの記憶装置
に格納してもよい。次に、スクリプト実行エンジン部2
を駆動するため、スクリプト受信部3は、スクリプト受
信イベントを発行する(S3)。スクリプト実行エンジ
ン部2は、イベント定義部6を参照し、スクリプト受信
イベントに対応するサブパート部5が存在するかどうか
チェックする(S4)。存在する場合は、該当のサブパ
ート部を実行する(S5)。存在しない場合と、サブパ
ート部の実行後は、次のイベント待ち状態に入る(S
6)。イベントがあれば、そのイベントに対応するサブ
パート部が存在するかどうかのチェック(S4)、実行
(S5)、イベント待ち(S6)のループに入る。終了
イベント受信時には、このループから抜けてもよい。
【0023】図3は、スクリプトプログラムの受信に先
立って、スクリプト実行エンジン部2が起動されている
場合のフローチャートである。まず、スクリプト実行装
置1のスクリプト実行エンジン部2が起動される(S
7)。スクリプト実行エンジン部2は、起動されると、
イベント待ち状態にはいる(S8)。このイベント待ち
は、スクリプト実行エンジン部2が、特定の通信ポート
に対して受信待ちをすることによって実現してもよい
し、イベントチェックの無限ループを実行することによ
って実行してもよい。または、スクリプト実行装置1の
オペレーティングシステムのスケジューラか、または、
イベント待ちタスクに制御を移し、イベント検出時にス
クリプト実行エンジン部2が起動されてもよい。スクリ
プト受信部3が、ネットワークを介してスクリプトプロ
グラムを受信すると、スクリプトプログラム格納部4に
格納する。この格納方法は、図2の説明ですでに述べた
通りである。図3においては、この格納に関する処理
は、イベント待ち(S8)の裏に隠れており、明示的に
表現されていない。スクリプトプログラムの受信自体を
イベントと捉え、スクリプト実行エンジン部2は、イベ
ント待ちを抜け、当該イベントに対応するサブパートが
あるかどうかを、イベント定義部6を参照しチェックす
る(S9)。当該イベントがあれば、それに対応するサ
ブパート部を実行する(S10)。実行後は、イベント
待ちに戻る。
【0024】以上の動作によって、スクリプト実行エン
ジン部2は、イベント定義部6で定義されたイベントと
スクリプトプログラムのサブパート部から構成されるス
クリプトプログラムを実行することができる。本発明の
スクリプト実行装置は、イベント定義部の定義内容とサ
ブパート部の構成を変えることにより、様々なアプリケ
ーションを実行することができる。
【0025】本発明のスクリプト実行エンジン部は、ス
クリプトプログラム実行の状態に関する状態情報と、ユ
ーザのアクションと、端末の周辺入出力デバイスの仮想
定義と、通信の経過情報などに関する情報を、スクリプ
トプログラムから参照可能な形で保持している。例え
ば、UNIXオペレーティングシステムのシェルスクリ
プトにおける環境変数、または、Cプログラミング言語
におけるグローバル変数などの実現方法が公知である。
ここでは、環境変数としてスクリプトから参照できる形
を仮定して説明する。本実施例における環境変数定義の
一例を図4に示す。例えば、At_the_begin
ngingは、当該スクリプトの実行開始時には値1を
持ち、それ以外の状態時には値NULLを持つ。これは
スクリプト実行エンジン部2が制御してもよいし、オペ
レーティングシステムなど他の部分が制御してもよい。
図4に示したような、基本的な情報をスクリプトプログ
ラムから参照することによって、様々なアプリケーショ
ンの動作中のイベントを論理的に特定することが可能と
なる。
【0026】本発明におけるスクリプトプログラムのイ
ベント定義部の一例を図5に、サブパートの一例を図6
に示す。図5において、アルファベットの大文字で示さ
れたラベルは、サブパート部を参照するためのものであ
る。図4に示す環境変数を使って、いつ、どのサブパー
トを実行するかが記述できる。例えば、図5において、
At_the_beginningが値1を持つ時、す
なわち、スクリプトプログラム実行開始時に、ラベルS
TARTで参照できるサブパートを実行しなさいという
ことを意味している。サブパートSTARTは、図6中
で定義される。このように、任意の条件と、その条件時
に実行するサブパートを定義することができる。これに
より、本発明のスクリプト実行装置は、あらゆる種類の
アプリケーションを実行することができる。
【0027】次に、一旦受信したスクリプトプログラム
の一部を受信し直す場合のフローチャートを図7及び図
8に示す。図7は、サブパートを受信する場合を示し、
図8は、イベント定義を受信する場合を示す。
【0028】図7において、スクリプト受信部3が、サ
ブパートを受信する(S11)。書き換え対象のサブパ
ートが現在実行中かどうかチェックする(S12)。実
行中の場合は、そのサブパートの実行が終了するのを待
つ(S16)。実行が終了すると、サブパート実行のき
っかけとなる割り込みイベントなどを保留し、新たに別
のサブパートが実行されないようにする(S13)。そ
の後、受信したサブパートを上書きするか、または、新
しいサブパートの場合は追加登録するなどする(S1
4)。S13で保留していた割り込みイベントなどを再
開する(S15)。
【0029】図8において、スクリプト受信部3が、イ
ベント定義を受信する(S17)。まず、イベント定義
部参照のきっかけとなる割り込みイベントなどを保留す
る(S18)。その状態で、イベント定義を上書き、ま
たは、マージする。マージする場合は、新たなイベント
定義は追加し、すでに存在するイベント定義を上書きす
る。S18で保留していた割り込みイベントなどを再開
する(20)。
【0030】以上の手順により、部分的にスクリプトプ
ログラムを受信し、アプリケーションの動作を容易に変
更や拡張を行うことができる。
【0031】さらに、各サブパート部に識別可能なID
(識別子)を割り当てることにより、スクリプトプログ
ラムの部分的な受信とマージ処理をさらに容易にするこ
とが可能である。共通的、基本的処理を行うサブパート
を再利用することにより、新たなスクリプトプログラム
を受信する際に、そのプログラムの特徴的な追加、拡張
部分だけを受信することにより、新たなスクリプトプロ
グラムを実行することができる。複数のスクリプトプロ
グラムを受信した後は、イベント定義部のみの受信で、
簡単に様々なアプリケーションを実現することも可能に
なる。このように、部分的な受信で高度なアプリケーシ
ョンを実行できれば、ネットワークのバンド幅の小さい
環境においても、少ない時間と低コスト(低通信料金)
で、スクリプトプログラムをダウンロードできる。
【0032】さらに、マルチメディアデータを分割して
受信してもよい。この場合は、必要最小現のデータがそ
ろった段階で処理を初めてもよく、これにより、見かけ
上のユーザの実行待ち時間を小さくすることができる。
【0033】図5に示したイベント定義部の例は、スク
リプトプログラムで表現されているが、イベントとそれ
に対応するメソッドまたは関数名を記述したデータファ
イルであってもよい。さらに、イベント定義部をスクリ
プトエンジン部に予め組み込んでおくことによって、特
定のアプリケーションの実行環境として組み上げること
も可能である。または、イベント定義部は各アプリケー
ションプログラム内に保持し、各アプリケーションを識
別する識別子とイベントの組み合わせにより、実行すべ
きサブパートを特定することも可能である。この場合に
も、各アプリケーション間でサブパートを共有すること
になる。冗長にサブパートを定義したり、端末側で保持
したりする必要がないので、最適なメモリ使用を実現す
ることが可能になる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係るスクリプト実行方式によ
れば、複数のサブパートからなるスクリプトプログラム
とエントリポイント定義部とで構成されるスクリプト実
行ファイルを受信するスクリプト受信部と、メモリまた
は外部記憶エリアに設けられたスクリプトプログラム格
納部と、前記エントリポイント定義にしたがって、イベ
ントが発生した時に該当のサブパートを実行するスクリ
プト実行エンジン部とを設けることにより、汎用性の高
いスクリプトプログラムの記述と実行を可能にする。
【0035】さらに、請求項2に係るスクリプト実行方
式によれば、スクリプト実行時に参照または処理を行う
マルチメディアデータを受信するマルチメディアデータ
受信部を設けることにより、マルチメディアデータを扱
う汎用性の高いスクリプトプログラムの記述と実行を可
能にする。
【0036】さらに、請求項3から請求項5に係るスク
リプト実行方式によれば、スクリプトプログラムの分割
受信と、部分的改造を可能にする。これにより、スクリ
プトの送信に使用するネットワークのバンド幅が狭い場
合や受信側端末のネットワークアクセス性能が低い場合
でも、大規模なスクリプトプログラムもしくはデータ量
の多いマルチメディアデータを必要とするスクリプトプ
ログラムをネットワークを介して受信することが可能に
なる。加えて、一旦受信したスクリプトプログラムの再
利用や小規模改造、カスタマイズを可能にし、拡張性の
高いスクリプト記述と実行を可能にする。
【0037】さらに、請求項6に係るスクリプト実行方
式によれば、サブパートの管理を容易にすることがで
き、スクリプトプログラムの分割受信や部分受信後のマ
ージ処理を容易にすることができる。
【0038】請求項7に係るスクリプト実行装置によれ
ば、複数のサブパートからなるスクリプトプログラムと
エントリポイント定義部とで構成されるスクリプト実行
ファイルを受信するスクリプト受信部と、メモリまたは
外部記憶エリアに設けられたスクリプトプログラム格納
部と、前記エントリポイント定義にしたがって、イベン
トが発生した時に該当のサブパートを実行するスクリプ
ト実行エンジン部とを設けることにより、汎用性の高い
スクリプトプログラムの記述と実行を可能にする。
【0039】さらに、請求項8に係るスクリプト実行装
置によれば、スクリプト実行時に参照または処理を行う
マルチメディアデータを受信するマルチメディアデータ
受信部を設けることにより、マルチメディアデータを扱
う汎用性の高いスクリプトプログラムの記述と実行を可
能にする。
【0040】さらに、請求項9から請求項11に係るス
クリプト実行装置によれば、スクリプトプログラムの分
割受信と、部分的改造を可能にする。これにより、スク
リプトの送信に使用するネットワークのバンド幅が狭い
場合や受信側端末のネットワークアクセス性能が低い場
合でも、大規模なスクリプトプログラムもしくはデータ
量の多いマルチメディアデータを必要とするスクリプト
プログラムをネットワークを介して受信することが可能
になる。加えて、一旦受信したスクリプトプログラムの
再利用や小規模改造、カスタマイズを可能にし、拡張性
の高いスクリプト記述と実行を可能にする。
【0041】さらに、請求項12に係るスクリプト実行
装置によれば、サブパートの管理を容易にすることがで
き、スクリプトプログラムの分割受信や部分受信後のマ
ージ処理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリプト実行方式を実装する装置の
構成を示すブロック図
【図2】スクリプトプログラムの受信をきっかけとし
て、スクリプト実行エンジン部が動作する場合を示すフ
ローチャート
【図3】スクリプトプログラムの受信に先立って、スク
リプト実行エンジン部が起動されている場合のフローチ
ャート
【図4】環境変数定義の一例を示す図
【図5】スクリプトプログラムのイベント定義部の一例
を示す図
【図6】スクリプトプログラムのサブパート部の一例を
示す図
【図7】一旦受信したスクリプトプログラムの一部であ
るサブパートを受信し直す場合のフローチャート
【図8】一旦受信したスクリプトプログラムの一部であ
るイベント定義を受信し直す場合のフローチャート
【符号の説明】
1 スクリプト実行装置 2 スクリプト実行エンジン部 3 スクリプト受信部 4 スクリプトプログラム格納部 5 サブパート部 6 イベント定義部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリプト言語もしくはコマンドシーケ
    ンスを解釈実行する端末装置におけるスクリプト実行方
    式であって、それら端末装置が解釈実行するスクリプト
    実行ファイルは、ネットワークを介して受信され、前記
    スクリプト実行ファイルは、エントリポイント定義部
    と、前記エントリポイントに対応する複数のスクリプト
    プログラム部とから構成され、各端末装置は、スクリプ
    ト言語もしくはコマンドシーケンスを受信するスクリプ
    ト通信部と、当該端末内で発生する各種イベントと、前
    記エントリポイント定義部で定義される各種エントリポ
    イントのマッピングをとるイベント対応処理部と、ある
    イベントが発生した時に対応するスクリプトプログラム
    を実行するイベント実行部とから構成されることを特徴
    とするスクリプト実行方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクリプト実行方式にお
    いて、スクリプトプログラムの実行時に参照または処理
    する複数のマルチメディアデータを受信するマルチメデ
    ィアデータ受信部とから構成されることを特徴とするス
    クリプト実行方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスクリプト実行方式にお
    いて、エントリポイント定義部のみを受信するエントリ
    ポイント定義受信部と、既に保持しているエントリポイ
    ント定義情報とマージするエントリポイント定義編成部
    とから構成されることを特徴とするスクリプト実行方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスクリプト実行方式にお
    いて、前記マルチメディアデータの全体または一部のみ
    を受信して、受信したマルチメディアデータを参照また
    は処理しながら実行する新データスクリプト実行部とか
    ら構成されることを特徴とするスクリプト実行方式。
  5. 【請求項5】 スクリプト言語もしくはコマンドシーケ
    ンスを解釈実行する端末装置におけるスクリプト実行方
    式であって、それら端末装置が解釈実行するスクリプト
    実行ファイルは、ネットワークを介して受信され、前記
    スクリプト実行ファイルは、複数のスクリプトプログラ
    ム部から構成され、各端末装置は、複数のスクリプトプ
    ログラム部の一部のみを受信するスクリプト通信部と、
    既に受信済のスクリプトプログラムと前記受信したスク
    リプトプログラム部とマージするスクリプト編成部と、
    編成後のスクリプトプログラムを実行する編成スクリプ
    トプログラム実行部とから構成されることを特徴とする
    スクリプト実行方式。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5いずれかに記載の
    スクリプト実行方式において、各スクリプトプログラム
    には、一意に識別できる識別子が付与されていることを
    特徴とするスクリプト実行方式。
  7. 【請求項7】 スクリプト言語もしくはコマンドシーケ
    ンスを解釈実行するスクリプト実行装置であって、それ
    らスクリプト実行装置が解釈実行するスクリプト実行フ
    ァイルは、ネットワークを介して受信され、前記スクリ
    プト実行ファイルは、エントリポイント定義部と、前記
    エントリポイントに対応する複数のスクリプトプログラ
    ム部とから構成され、スクリプト実行装置は、スクリプ
    ト言語もしくはコマンドシーケンスを受信するスクリプ
    ト通信部と、当該端末内で発生する各種イベントと、前
    記エントリポイント定義部で定義される各種エントリポ
    イントのマッピングをとるイベント対応処理部と、ある
    イベントが発生した時に対応するスクリプトプログラム
    を実行するイベント実行部とから構成されることを特徴
    とするスクリプト実行装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスクリプト実行装置にお
    いて、スクリプトプログラムの実行時に参照または処理
    する複数のマルチメディアデータを受信するマルチメデ
    ィアデータ受信部とから構成されることを特徴とするス
    クリプト実行装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のスクリプト実行装置にお
    いて、エントリポイント定義部のみを受信するエントリ
    ポイント定義受信部と、既に保持しているエントリポイ
    ント定義情報とマージするエントリポイント定義編成部
    とから構成されることを特徴とするスクリプト実行装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のスクリプト実行装置に
    おいて、前記マルチメディアデータの全体または一部の
    みを受信して、受信したマルチメディアデータを参照ま
    たは処理しながら実行する新データスクリプト実行部と
    から構成されることを特徴とするスクリプト実行装置。
  11. 【請求項11】 スクリプト言語もしくはコマンドシー
    ケンスを解釈実行するスクリプト実行装置であって、そ
    れらスクリプト実行装置が解釈実行するスクリプト実行
    ファイルは、ネットワークを介して受信され、前記スク
    リプト実行ファイルは、複数のスクリプトプログラム部
    から構成され、各スクリプト実行装置は、複数のスクリ
    プトプログラム部の一部のみを受信するスクリプト通信
    部と、既に受信済のスクリプトプログラムと前記受信し
    たスクリプトプログラム部とマージするスクリプト編成
    部と、編成後のスクリプトプログラムを実行する編成ス
    クリプトプログラム実行部とから構成されることを特徴
    とするスクリプト実行装置。
  12. 【請求項12】 請求項7から請求項11いずれかに記
    載のスクリプト実行装置において、各スクリプトプログ
    ラムには、一意に識別できる識別子が付与されているこ
    とを特徴とするスクリプト実行装置。
JP8335338A 1996-12-16 1996-12-16 スクリプト実行方式 Pending JPH10177531A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066679A1 (en) * 1998-06-19 1999-12-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data transmitting/receiving method and device, and program recorded medium
US20210389976A1 (en) * 2020-06-11 2021-12-16 Capital One Services, Llc Techniques to facilitate a migration process to cloud storage

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