JPH10176882A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10176882A
JPH10176882A JP33385296A JP33385296A JPH10176882A JP H10176882 A JPH10176882 A JP H10176882A JP 33385296 A JP33385296 A JP 33385296A JP 33385296 A JP33385296 A JP 33385296A JP H10176882 A JPH10176882 A JP H10176882A
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ひろみ 白鳥
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憲行 須田
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の冷蔵庫においては、茎菜類、根菜類の
野菜を庫内に垂直状態に収納し得るものの、部品点数が
多く高価であるという問題点があった。 【解決手段】 冷蔵庫本体と、本体に設けられ、上部が
開口した野菜を収納する野菜ケース1と、野菜ケース1
に移動自在に設けられ、フルーツを収納するフルーツケ
ース2と、フルーツケース2を移動することにより、野
菜ケース1とフルーツケース2との間に形成される野菜
を垂直に収納できる野菜収納部3とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫における
野菜を長期保存する野菜収納容器の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図12、図13は、従来の冷蔵庫の野菜
室斜視図及び断面図である。図において、1はほうれん
草や白菜等の茎菜類、大根や人参等の根菜類の野菜を収
納する野菜ケース、2はこの野菜ケース1の後より上部
に設けられたフルーツケース、7は野菜ケース1の扉で
ある。
【0003】ほうれん草や白菜等の茎菜類、大根や人参
等の根菜類の野菜は、図13に示すように野菜ケース1
に寝かされた状態や、積み重なった状態で保存されてい
る。そのため、野菜の表面が傷みやすく、呼吸作用が促
進され、野菜の長期間鮮度保存が困難であった。
【0004】上述のような問題点を解決するものとし
て、例えば実開平4−53192号公報に、茎菜類、根
菜類の野菜を庫内に垂直状態に収納し得る収納スペース
を具備した冷蔵庫が開示されている。図14は、その実
開平4−53192号公報に示された冷蔵庫の主要部分
の斜視図である。図に示すように、冷蔵庫キャビネット
の最下段部に野菜収納室3を形成し、この野菜収納室に
は、野菜容器104を扉102に一体化して設けてお
り、この扉102を引くことで、野菜容器104を冷蔵
庫キャビネット内から引き出し得るようにしている。野
菜容器104の前部(扉102側)には、該野菜容器1
04内を前後に仕切る仕切板105を設けると共に、更
にその仕切板105により仕切られた野菜容器104内
の前部を左右3箇所に仕切る仕切板106,107を設
けており、これらによって、3つの、それぞれ上部が開
口しその開口広さに対して深さが大きな収納スペース1
08,109,110を形成している。
【0005】さて、上述のように構成したものの場合、
収納スペース108,109,110には、これらがそ
れぞれ上部が開口しその開口広さに対して深さが大きな
ものであることにより、ほうれん草や白菜といった茎菜
類の野菜111、並びに大根や人参といった根菜類の野
菜112を、ともに垂直状態に収納し得るもので、その
状態は野菜111,112にとって収穫前と同じで、こ
れらの野菜111,112の背地性や向地性といった伸
長成育に関する生理的特性をそのままにできるから、ス
トレスを生じず、野菜111,112に余分なエネルギ
ーが必要とされることがなくて、該野菜111,112
の植物体養分が保たれるものであり、かくして野菜11
1,112の鮮度を高く維持できる。
【0006】また、実開平1−144788号公報に
は、冷蔵庫の野菜ケースにおいて、フルーツケースを横
方向に移動し、フルーツケースと野菜ケースの間で、は
さみ支持することによりビン等の倒れを防止する技術が
開示されている。しかし、これはフルーツケースと野菜
ケースの間でビン等を収納するもので、フルーツケース
と野菜ケースの間に野菜を収納する本願とは異なる。
【0007】また、実開昭60−194281号公報に
は、冷蔵庫の野菜貯蔵容器において、整理柵に穴を明
け、野菜を垂直状態に収納する技術が開示されている。
しかし、これも固定した整理柵に穴を明けたもので、移
動自在なフルーツケースに穴を明けてそこに野菜を垂直
状態に収納する本願とは異なる。
【0008】また、実開昭60−54083号公報に
は、冷蔵庫の柵装置において、中柵の底板として可動底
板を回動自在に軸支し、開口を開閉できるようにした技
術が開示されている。しかし、これも移動自在なフルー
ツケースの底面に開閉自在に閉塞する蓋体を設けた本願
とは異なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫は以上の
ように構成されているので、実開平4−53192号公
報記載の冷蔵庫は、仕切板105,106,107で仕
切られる収納スペース108,109,110を設ける
必要があり、茎菜類、根菜類の野菜を庫内に垂直状態に
収納し得るものの、部品点数が多く高価であるという問
題点があった。
【0010】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、部品点数を増やすことなく野菜
を垂直の状態で収納できる野菜室を備えた冷蔵庫を得る
ことを特徴とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫は、冷
蔵庫本体と、本体に設けられ、上部が開口した野菜を収
納する野菜ケースと、野菜ケースに移動自在に設けら
れ、フルーツを収納するフルーツケースと、フルーツケ
ースを移動することにより、野菜ケースとフルーツケー
スとの間に形成される野菜を垂直に収納できる野菜収納
部とを備えたものである。
【0012】請求項2の冷蔵庫は、本体に設けられ、上
部が開口した野菜を収納する野菜ケースと、野菜ケース
に移動自在に設けられ、フルーツを収納するフルーツケ
ースと、フルーツケースの底面に設けられ、野菜をフル
ーツケースから野菜室に落とし込み垂直に収納するため
の垂直収納手段とを備えたものである。
【0013】請求項3の冷蔵庫は、請求項2記載の冷蔵
庫において、垂直収納手段はフルーツケースの底面に設
けられた開口部で構成されたものである。
【0014】請求項4の冷蔵庫は、請求項2記載の冷蔵
庫において、垂直収納手段はフルーツケースの底面に設
けられ、開閉自在に閉塞する蓋体で構成されものであ
る。
【0015】請求項5の冷蔵庫は、請求項3記載の冷蔵
庫において、フルーツケースの底面に設けた開口部の大
きさは、フルーツケースの手前側が小さく、奥側を大き
くしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1による
冷蔵庫の野菜ケースの斜視図、図2はこの発明の実施の
形態1による冷蔵庫の野菜ケースの野菜を収納した状態
を示す斜視図である。
【0017】図において、1は野菜ケース、2は野菜ケ
ース1の上部に設けられ、左右方向に移動自在なフルー
ツケース、3は野菜ケース1とフルーツケース2の間に
形成される野菜収納部であるところの収納スペース、4
は茎菜類や根菜類の野菜、7は野菜ケース1の扉であ
る。
【0018】次に動作について説明する。茎菜類や根菜
類の野菜4を収納する場合、図2に示すようにフルーツ
ケース2を横方向に移動させ、野菜ケース1とフルーツ
ケース2により形成される収納スペース3に野菜4を垂
直に収納支持する。
【0019】図3は図1のZ−Z線部分拡大断面図であ
る。図において、1aは野菜ケース1のフルーツケース
2を支持する部位に設置されているストッパーである。
フルーツケース2はストッパー1aを挟み、はまり込む
ことにより固定される。
【0020】図4はこの発明の実施の形態1による冷蔵
庫の野菜ケースの平面図、図5はこの発明の実施の形態
1による冷蔵庫の野菜ケースの部分平面図である。図に
示すように、ストッパー1aの巾や数を調整することに
より収納スペース3の巾も可変できる。
【0021】上述の実施の形態1によれば、野菜ケース
1とフルーツケース2により収納スペース3を設けた
為、茎菜類や根菜類の野菜4を垂直に収納でき、野菜4
の外傷を少なくし、呼吸作用を抑制する効果が向上し、
野菜4の長期鮮度保存が可能である。
【0022】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2による冷蔵庫のフルーツケースの斜視図、図7はこ
の発明の実施の形態2による冷蔵庫の野菜ケースの側面
図である。図6に示すように、フルーツケース2の底面
に大小適当な大きさの垂直収納手段である複数個の穴2
aを設け、図7のようにフルーツケース2の穴2aを利
用して野菜4を垂直に収納することが可能である。
【0023】上記フルーツケース底面の穴は手前に小さ
く、奥へ行くほど大きくすると細い野菜は取り出しやす
い。また、穴の形状は野菜の断面に合わせて楕円等のど
のような形状のものでもよい。
【0024】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3による冷蔵庫のフルーツケースの平面図、図9は図
8のY−Y線断面図、図10はこの発明の実施の形態3
による冷蔵庫の野菜ケースの側面図である。図におい
て、5は軸5aを支点に開閉自在に閉塞する垂直収納手
段である蓋体、6は上方にのみ回転自在のノブで、蓋体
5の他端を支持するものである。A方向にノブ6を押し
上げると図10に示すように蓋体5が開放される。蓋体
5を開放した状態でフルーツケース2に野菜を垂直な状
態で収納することができる。
【0025】図8において、6aはノブ6の指を掛ける
指掛け部であり、指掛け部6aはフルーツケース2のど
の位置でもよく、手前に位置すれば開閉が容易にでき
る。
【0026】また、蓋体5の大きさは、フルーツケース
2の底面の面積以内であれば、どんな大きさ・形状のも
のでもよい。
【0027】図11は冷蔵庫の冷蔵室の扉内側を示し、
蓋体5や指掛け部6aは冷蔵室の扉棚8にも流用でき
る。
【0028】
【発明の効果】請求項1の冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、本
体に設けられ、上部が開口した野菜を収納する野菜ケー
スと、野菜ケースに移動自在に設けられ、フルーツを収
納するフルーツケースと、フルーツケースを移動するこ
とにより、野菜ケースとフルーツケースとの間に形成さ
れる野菜を垂直に収納できる野菜収納部とを備えた構成
にしたので、野菜を垂直に収納でき、野菜の外傷を少な
くし、呼吸作用を抑制する効果が向上し、野菜の長期鮮
度保存が可能である。
【0029】請求項2の冷蔵庫は、本体に移動自在に設
けられ、上部が開口した野菜を収納する野菜ケースと、
野菜ケースに移動自在に設けられ、フルーツを収納する
フルーツケースと、フルーツケースの底面に設けられ、
野菜をフルーツケースから野菜室に落とし込み垂直に収
納するための垂直収納手段とを備えた構成にしたので、
野菜をフルーツケースに垂直に収納でき、野菜の外傷を
少なくし、呼吸作用を抑制する効果が向上し、野菜の長
期鮮度保存が可能である。
【0030】請求項3の冷蔵庫は、請求項2記載の冷蔵
庫において、垂直収納手段はフルーツケースの底面に設
けられた開口部で構成したので、野菜をフルーツケース
に垂直に収納でき、野菜の外傷を少なくし、呼吸作用を
抑制する効果が向上し、野菜の長期鮮度保存が可能であ
る。
【0031】請求項4の冷蔵庫は、請求項2記載の冷蔵
庫において、垂直収納手段をフルーツケースの底面に設
けられ、開閉自在に閉塞する蓋体で構成したので、野菜
をフルーツケースに垂直に収納でき、野菜の外傷を少な
くし、呼吸作用を抑制する効果が向上し、野菜の長期鮮
度保存が可能である。
【0032】請求項5の冷蔵庫は、請求項3記載の冷蔵
庫において、フルーツケースの底面に設けた開口部の大
きさは、フルーツケースの手前側が小さく、奥側を大き
くしたので、野菜が取り出しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による冷蔵庫の野菜
ケースを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による冷蔵庫の野菜
ケースの野菜を収納した状態を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による冷蔵庫の野菜
ケース要部を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による冷蔵庫の野菜
ケース要部を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による冷蔵庫の野菜
ケース要部を示す平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による冷蔵庫のフル
ーツケースを示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による冷蔵庫の野菜
ケースを示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による冷蔵庫のフル
ーツケースを示す平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による冷蔵庫のフル
ーツケースを示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による冷蔵庫のフ
ルーツケースを示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による冷蔵庫の冷
蔵室の扉内側を示す斜視図である。
【図12】 従来の冷蔵庫の野菜室を示す斜視図であ
る。
【図13】 従来の冷蔵庫の野菜ケースを示す断面図で
ある。
【図14】 他の従来の冷蔵庫の野菜ケースを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 野菜ケース、2 フルーツケース、2a 穴、3
収納スペース、4 野菜、5 蓋体、6 ノブ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体と、 前記本体に設けられ、上部が開口し、野菜を収納する野
    菜ケースと、 前記野菜ケースに移動自在に設けられ、フルーツを収納
    するフルーツケースと、 前記フルーツケースを移動することにより、前記野菜ケ
    ースと前記フルーツケースとの間に形成される前記野菜
    を垂直に収納できる野菜収納部と、を備えたことを特徴
    とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫本体と、 前記本体に設けられ、上部が開口し、野菜を収納する野
    菜ケースと、 前記野菜ケースに移動自在に設けられ、フルーツを収納
    するフルーツケースと、 前記フルーツケースの底面に設けられ、前記野菜を前記
    フルーツケースから前記野菜室に落とし込み垂直に収納
    するための垂直収納手段と、を備えたことを特徴とする
    冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記垂直収納手段は、前記フルーツケー
    スの底面に設けた開口部で構成されたことを特徴とする
    請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記垂直収納手段は、前記フルーツケー
    スの底面に設けられ、開閉自在に閉塞する蓋体で構成さ
    れたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記フルーツケースの底面に設けた前記
    開口部の大きさは、前記フルーツケースの手前側が小さ
    く、奥側を大きくしたことを特徴とする請求項3記載の
    冷蔵庫。
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