JPH10176790A - オリフィストラップ - Google Patents
オリフィストラップInfo
- Publication number
- JPH10176790A JPH10176790A JP35297196A JP35297196A JPH10176790A JP H10176790 A JPH10176790 A JP H10176790A JP 35297196 A JP35297196 A JP 35297196A JP 35297196 A JP35297196 A JP 35297196A JP H10176790 A JPH10176790 A JP H10176790A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain
- orifice
- valve seat
- inlet
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Safety Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドレンの流体圧力が低い場合に大量のドレン
を排出することのできるオリフィストラップを得るこ
と。 【解決手段】 弁室５内に円板状の弁体１１を配置す
る。弁体１１をコイルバネ１２により弁座部１０から離
座する方向へ付勢する。弁座部１０の下端に、入口３と
出口４を連通する小径のオリフィス１３を設ける。ドレ
ンの流体圧力が低い場合は、コイルバネ１２により弁体
１１が弁座部１０から離座しており、入口３から流下し
てくる大量のドレンを出口４側へ速やかに排出すること
ができる。
を排出することのできるオリフィストラップを得るこ
と。 【解決手段】 弁室５内に円板状の弁体１１を配置す
る。弁体１１をコイルバネ１２により弁座部１０から離
座する方向へ付勢する。弁座部１０の下端に、入口３と
出口４を連通する小径のオリフィス１３を設ける。ドレ
ンの流体圧力が低い場合は、コイルバネ１２により弁体
１１が弁座部１０から離座しており、入口３から流下し
てくる大量のドレンを出口４側へ速やかに排出すること
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸気使用装置や圧縮
空気配管等の流体配管に取り付けて、その内部に発生す
る凝縮水としてのドレンを排出するオリフィストラップ
に関する。
空気配管等の流体配管に取り付けて、その内部に発生す
る凝縮水としてのドレンを排出するオリフィストラップ
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のオリフィストラップとしては、例
えば特開平４−７３４９８号公報に示されているものが
用いられてきた。これは、オリフィスを形成した板状部
材とトラップケ―シングとの間で弁・弁座部を形成し
て、当該弁・弁座部を温度応動部材の変形により開閉す
るもので、ドレン温度が低い場合は大量のドレンを排出
することができると共に、ドレン温度が所定温度まで上
昇するとオリフィスを介してのみドレンを排出すること
ができるものである。
えば特開平４−７３４９８号公報に示されているものが
用いられてきた。これは、オリフィスを形成した板状部
材とトラップケ―シングとの間で弁・弁座部を形成し
て、当該弁・弁座部を温度応動部材の変形により開閉す
るもので、ドレン温度が低い場合は大量のドレンを排出
することができると共に、ドレン温度が所定温度まで上
昇するとオリフィスを介してのみドレンを排出すること
ができるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオリフィス
トラップにおいては、ドレン温度が低い場合は大量のド
レンを排出することができるが、ドレンを含めた流体の
圧力が低い場合に大量のドレンを排出することができな
い問題があった。様々な蒸気使用装置や圧縮空気使用装
置においては、装置の稼動と停止を頻繁に繰り返して行
う所謂バッチ処理を行わなければならない装置が多々あ
り、この様なバッチ処理を行う装置においてはドレン温
度がそれ程低くなくとも流体圧力が低くなると速やかに
ドレンを排出して次工程の処理に移らなければならない
が、上記従来のオリフィストラップにおいてはドレン温
度が今だ高く且つ圧力が低い場合に速やかにドレンを排
出することができないのである。
トラップにおいては、ドレン温度が低い場合は大量のド
レンを排出することができるが、ドレンを含めた流体の
圧力が低い場合に大量のドレンを排出することができな
い問題があった。様々な蒸気使用装置や圧縮空気使用装
置においては、装置の稼動と停止を頻繁に繰り返して行
う所謂バッチ処理を行わなければならない装置が多々あ
り、この様なバッチ処理を行う装置においてはドレン温
度がそれ程低くなくとも流体圧力が低くなると速やかに
ドレンを排出して次工程の処理に移らなければならない
が、上記従来のオリフィストラップにおいてはドレン温
度が今だ高く且つ圧力が低い場合に速やかにドレンを排
出することができないのである。
【０００４】従って本発明の課題は、流体圧力が低くな
ると速やかにドレンを排出することのできるオリフィス
トラップを得ることである。
ると速やかにドレンを排出することのできるオリフィス
トラップを得ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、トラップケ―シングで入口
とオリフィスと出口を形成して、入口からトラップへ流
入する凝縮水としてのドレンをオリフィスから排出する
ものにおいて、入口と出口を区画する弁座部をトラップ
ケ―シングに設け、当該弁座部に対向して変位可能に弁
体を配置して、当該弁体を弁座部から離座する方向へ付
勢する弾性部材を取り付けると共に、弁座部または弁体
に、もしくはトラップケ―シングに入口と出口を連通す
るオリフィスを形成したものである。
めに講じた本発明の手段は、トラップケ―シングで入口
とオリフィスと出口を形成して、入口からトラップへ流
入する凝縮水としてのドレンをオリフィスから排出する
ものにおいて、入口と出口を区画する弁座部をトラップ
ケ―シングに設け、当該弁座部に対向して変位可能に弁
体を配置して、当該弁体を弁座部から離座する方向へ付
勢する弾性部材を取り付けると共に、弁座部または弁体
に、もしくはトラップケ―シングに入口と出口を連通す
るオリフィスを形成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】弁体を弁座部から離座する方向へ
付勢する弾性部材を取り付けたことにより、ドレンを含
めた流体圧力が低い場合は、弁体が弁座部から離座して
入口と出口を連通することにより大量のドレンを出口か
ら速やかに排出することができる。
付勢する弾性部材を取り付けたことにより、ドレンを含
めた流体圧力が低い場合は、弁体が弁座部から離座して
入口と出口を連通することにより大量のドレンを出口か
ら速やかに排出することができる。
【０００７】流体圧力が所定の値まで上昇すると、弾性
部材がその流体圧力により変形することにより、弁体は
弁座部へ着座して、オリフィスを介してのみドレンが排
出され、従来のオリフィストラップと同様の機能を果
す。
部材がその流体圧力により変形することにより、弁体は
弁座部へ着座して、オリフィスを介してのみドレンが排
出され、従来のオリフィストラップと同様の機能を果
す。
【０００８】
【実施例】図１において、略円筒状の本体１とつば部材
２をねじ結合してトラップケ―シングを形成し、本体１
にドレンの流入してくる入口３を設けると共に、つば部
材２に出口４を形成する。
２をねじ結合してトラップケ―シングを形成し、本体１
にドレンの流入してくる入口３を設けると共に、つば部
材２に出口４を形成する。
【０００９】本体１の内部に入出口３，４よりも大径の
弁室５を形成し、その弁室５内に入口３と内周部が連通
する円筒状のスクリ―ン部材６と、複数の貫通孔７を設
けてリブ８を介してつば部材２とスクリ―ン部材６で固
定されるガイド９を、取り付ける。
弁室５を形成し、その弁室５内に入口３と内周部が連通
する円筒状のスクリ―ン部材６と、複数の貫通孔７を設
けてリブ８を介してつば部材２とスクリ―ン部材６で固
定されるガイド９を、取り付ける。
【００１０】つば部材２の弁室５側端部に円環状の弁座
部１０を形成し、この弁座部１０に対向して円板状の弁
体１１を配置する。弁体１１の出口４側には弾性部材と
しての圧縮コイルバネ１２を配置して、弁体１１を弁座
部１０から離座する方向へ弾性付勢する。図１に示す状
態は、入口３からの流体圧力により弁体１１が変位して
弁座部１０へ着座した状態を示す。
部１０を形成し、この弁座部１０に対向して円板状の弁
体１１を配置する。弁体１１の出口４側には弾性部材と
しての圧縮コイルバネ１２を配置して、弁体１１を弁座
部１０から離座する方向へ弾性付勢する。図１に示す状
態は、入口３からの流体圧力により弁体１１が変位して
弁座部１０へ着座した状態を示す。
【００１１】弁座部１０の下端部に、弁室５を介して入
口３と出口４を連通する小径のオリフィス１３を設け
る。オリフィス１３は、弁体１１が弁座部１０に着座し
ても塞がれることがない位置に設ける。図示はしていな
いがオリフィス１３は弁座部１０のみならず弁体１１に
設けることも、また、図１のオリフィス１３の更に下方
でリブ８との間につば部材２の端面と出口４を連通する
ようにつば部材２内に設けることもできる。
口３と出口４を連通する小径のオリフィス１３を設け
る。オリフィス１３は、弁体１１が弁座部１０に着座し
ても塞がれることがない位置に設ける。図示はしていな
いがオリフィス１３は弁座部１０のみならず弁体１１に
設けることも、また、図１のオリフィス１３の更に下方
でリブ８との間につば部材２の端面と出口４を連通する
ようにつば部材２内に設けることもできる。
【００１２】入口３から流下してくるドレンは、スクリ
―ン部材６で混入している異物が越し取られて貫通孔７
を通って弁室５に至る。ドレンの流体圧力が低い場合
は、圧縮コイルバネ１２の弾性力により弁体１１が弁座
部１０から離座しており、ドレンはコイルバネ１２の内
周を経て出口４から系外へ排出される。この場合、貫通
孔７の面積を入口３と出口４の面積とほぼ同程度に形成
することにより、入口３から流入してくる大量のドレン
は速やかに排出される。
―ン部材６で混入している異物が越し取られて貫通孔７
を通って弁室５に至る。ドレンの流体圧力が低い場合
は、圧縮コイルバネ１２の弾性力により弁体１１が弁座
部１０から離座しており、ドレンはコイルバネ１２の内
周を経て出口４から系外へ排出される。この場合、貫通
孔７の面積を入口３と出口４の面積とほぼ同程度に形成
することにより、入口３から流入してくる大量のドレン
は速やかに排出される。
【００１３】ドレンの流体圧力が所定値まで上昇する
と、その流体圧力によりコイルバネ１２が図１に示すよ
うに圧縮変形され、弁体１１は弁座部１０に着座するこ
とにより、入口３と出口４は小径のオリフィス１３を介
してのみ連通され、定常的に入口３から流下してくる比
較的少量のドレンを出口４を通って系外へ排出する。
と、その流体圧力によりコイルバネ１２が図１に示すよ
うに圧縮変形され、弁体１１は弁座部１０に着座するこ
とにより、入口３と出口４は小径のオリフィス１３を介
してのみ連通され、定常的に入口３から流下してくる比
較的少量のドレンを出口４を通って系外へ排出する。
【００１４】本実施例においては、オリフィス１３を１
個だけ設けた例を示したが、オリフィス１３の数は流入
してくるドレン量に応じて複数個を設けることができ
る。
個だけ設けた例を示したが、オリフィス１３の数は流入
してくるドレン量に応じて複数個を設けることができ
る。
【００１５】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、弾性部材
を設けて流体圧力が所定値だけ低い場合に弁体を弁座部
から離座してトラップの入口と出口を連通させ大量のド
レンを排出すると共に、流体圧力が所定値まで上昇する
と弾性部材の弾性力に抗して弁体が弁座部に着座して従
来と同様のオリフィストラップとしての機能を果すこと
ができる。
を設けて流体圧力が所定値だけ低い場合に弁体を弁座部
から離座してトラップの入口と出口を連通させ大量のド
レンを排出すると共に、流体圧力が所定値まで上昇する
と弾性部材の弾性力に抗して弁体が弁座部に着座して従
来と同様のオリフィストラップとしての機能を果すこと
ができる。
【図１】本発明のオリフィストラップの実施例を示す断
面図である。
面図である。
１ 本体 ２ つば部材 ３ 入口 ４ 出口 ５ 弁室 ７ 貫通孔 １０ 弁座部 １１ 弁体 １２ コイルバネ １３ オリフィス
Claims (1)
- 【請求項１】 トラップケ―シングで入口とオリフィス
と出口を形成して、入口からトラップへ流入する凝縮水
としてのドレンをオリフィスから排出するものにおい
て、入口と出口を区画する弁座部をトラップケ―シング
に設け、当該弁座部に対向して変位可能に弁体を配置し
て、当該弁体を弁座部から離座する方向へ付勢する弾性
部材を取り付けると共に、弁座部または弁体に、もしく
はトラップケ―シングに入口と出口を連通するオリフィ
スを形成したことを特徴とするオリフィストラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35297196A JPH10176790A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | オリフィストラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35297196A JPH10176790A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | オリフィストラップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176790A true JPH10176790A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18427706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35297196A Pending JPH10176790A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | オリフィストラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10176790A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001027392A (ja) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Tlv Co Ltd | オリフィス式スチームトラップ |
| KR20010093363A (ko) * | 2000-03-28 | 2001-10-29 | 정우진 | 정압밸브를 갖는 절수기 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP35297196A patent/JPH10176790A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001027392A (ja) * | 1999-07-14 | 2001-01-30 | Tlv Co Ltd | オリフィス式スチームトラップ |
| KR20010093363A (ko) * | 2000-03-28 | 2001-10-29 | 정우진 | 정압밸브를 갖는 절수기 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031209 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |