JPH10176216A - レーザ焼入れ方法 - Google Patents
レーザ焼入れ方法Info
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Abstract
れ範囲が狭くなったり、あるいは硬度が低下する等の不
具合が生じないようにする。 【解決手段】 本発明に係るレーザ焼入れ方法は、レー
ザビーム照射体をワークの焼入れ部に沿って送りなが
ら、その焼入れ部にレーザビームを照射して焼入れを行
うレーザ焼入れ方法において、ワークの表面に対して直
角にレーザビームを照射できない部位では、レーザビー
ムの照射角θに基づいてワークに対する供給熱量の増加
調整を行うことを特徴とする。このため、レーザビーム
をワークの表面に対して直角に照射できないことによっ
てワークにおけるレーザ光の吸収率が低下しても、供給
熱量不足に起因した問題が生じない。
Description
体をワークの焼入れ部に沿って送りながら、その焼入れ
部にレーザビームを照射して焼入れを行うレーザ焼入れ
方法に関する。
部位に対する有効な焼入れ方法としてレーザを用いた焼
入れ方法がある。一般的なレーザ焼入れ方法は、レーザ
ヘッド2(図7 参照)をロボットによって抜刃部分w
等(以下、ワークwという)に沿って所定速度で送りな
がらそのレーザヘッド2からワークwの表面に対して直
角にレーザビーム2rを照射するものである。これによ
って、レーザビーム2rが照射されたワークwの表面が
急速に加熱され、さらにその熱がワークwの内部に伝達
されることにより、そのワークwの表面が急速に冷却さ
れて焼入れが行われる。ここで、前記レーザヘッド2の
先端部2f(照射ポイント)における送り速度Fやレー
ザ出力P等は、ワークwの材質や焼入れ範囲及び硬度等
を考慮して予め決められた値に設定される。
ように、送り速度Fやレーザ出力P等を一定値に設定し
て焼入れを行うと、次のような不都合が生じる。例え
ば、図8に示されるような溝wmの角部Lを焼入れする
場合には、レーザヘッド2とワークwとの干渉を避ける
ためにレーザビーム2rを傾斜させる必要がある。しか
しながら、レーザビーム2rはワークwの表面に対して
直角に照射されたときに熱効率が最大となるため、傾斜
した状態ではワークwに対するレーザ光の吸収率Sが低
下する。このため、送り速度F及びレーザ出力P等を一
定に保持してもワークwへの供給熱量が不十分となり、
焼入れ範囲が狭くなったり、あるいは硬度が低下する等
の不具合が生じる。
を焼入れする場合を考えると、レーザヘッド2に連結さ
れたロボット又はそれに相当するレーザ加工機の回転軸
2sから曲率中心Oまでの距離r1 は、レーザヘッド2
の先端部2f(照射ポイント)から同じく曲率中心Oま
での距離r2 より大きくなる。したがって、ロボットの
回転軸2sの送り速度Fcは照射ポイントの送り速度F
よりも大きくなる。このため、前記回転軸2sの送り速
度Fcをロボットの最大許容速度に設定した場合でも照
射ポイントの送り速度Fが決められた値より小さくなる
ことがある。この結果、レーザ出力Pが一定であっても
ワークwへのレーザビーム2rの照射時間が長くなり、
供給熱量が過剰となってワークwが溶融する等の不都合
が生じることがある。さらに、図10に示されるよう
に、ワークwの角部Cではロボットの回転軸2sの送り
速度Fcは低下するため、照射ポイントの送り速度Fも
低下する。このため、前述のように、ワークwへの供給
熱量が過剰となる。
ークwの角部におけるレーザビーム2rの照射部位C1
(以下、照射部位C1 という)では、近隣部位からの伝
達熱量t1 に対する流出熱量t2 が直線部における照射
部位C0 (図11(A)参照)よりも小さくなる。即
ち、角部における照射部位C1 に対して直線部における
照射部位C0 と同量の熱量を供給したのでは流出熱量t
2 が小さい分だけ熱量が局部的に過剰となり、ワークw
の溶融などの不都合が起こり易くなる。特に、図11
(C)に示されるように、ワークwの鋭角部における照
射部位C2 では流出熱量t2 がさらに小さくなるため
に、熱量が過剰になり易い。そこで、請求項1〜請求項
5に記載に発明は、ワークの焼入れ部位の状況に応じて
レーザ送り速度やレーザ出力等を調整できるようにし
て、前記焼入れ部位に対して適正な熱量を供給可能にす
ることを目的とするものである。
特徴を有するレーザ焼入れ方法によって解決される。即
ち、請求項1に記載の発明は、レーザビーム照射体をワ
ークの焼入れ部に沿って送りながら、その焼入れ部にレ
ーザビームを照射して焼入れを行うレーザ焼入れ方法に
おいて、ワークの表面に対して直角にレーザビームを照
射できない部位では、レーザビームの照射角に基づいて
ワークに対する供給熱量の増加調整を行うことを特徴と
する。即ち、レーザビームをワークの表面に対して直角
に照射できないことによってワークにおけるレーザ光の
吸収率が低下しても、照射角に基づいてワークに対する
供給熱量の増加調整が行われるため、供給熱量不足に起
因した問題、例えば、焼入れ範囲が狭くなったり、ある
いは硬度が低下する等の不具合が生じない。
ーム照射体をワークの焼入れ部に沿って送りながら、そ
の焼入れ部にレーザビームを照射して焼入れを行うレー
ザ焼入れ方法において、前記レーザビーム照射体の送り
速度を予め決められた値に確保できない部位では、送り
速度の低下分に基づいてワークに対する供給熱量の減少
調整を行うことを特徴とする。即ち、レーザビーム照射
体の送り速度が低下するとワークに対するレーザビーム
の照射時間が長くなるが、供給熱量の減少調整が行われ
るため、ワークに対して実際の供給熱量が過剰となるこ
とはない。このため、ワークが溶融する等の不都合が生
じることがない。
に記載されたレーザ焼入れ方法において、供給熱量の減
少調整は、レーザ出力を低下させることを特徴とする。
このため、省エネルギーを図ることができる。
に記載されたレーザ焼入れ方法において、供給熱量の減
少調整は、レーザビームの照射角度を変化させることを
特徴とする。このため、容易に供給熱量の減少調整を行
うことができるようになる。
ーム照射体をワークの焼入れ部に沿って送りながら、そ
の焼入れ部にレーザビームを照射して焼入れを行うレー
ザ焼入れ方法において、レーザビームの照射部位に対す
る近傍からの伝達熱量と、その照射部位から放散する流
出熱量とを考慮して、前記照射部位に対する供給熱量を
調整することを特徴とする。このため、伝達熱量と流出
熱量との条件が異なる照射部位、例えば、直線部におけ
る照射部位や角部における照射部位、鋭角部における照
射部位にもほぼ均等に熱量を供給できるようになる。
発明の一の実施の形態に係るレーザ焼入れ方法の説明を
行う。ここで、図1、図2は本実施の形態に係るレーザ
焼入れ方法を表すフローチャートであり、図3は本実施
の形態に係るレーザ焼入れ方法を実施するための焼入れ
装置の全体概略図である。前記焼入れ装置1は、図3に
示されるように、レーザ発振器4を備えている。前記レ
ーザ発振器4はレーザ光を発生させる部分であり、その
レーザ発振器4で発生したレーザ光が光ファイバー3も
しくは光路によってレーザヘッド2に導かれ、そのレー
ザヘッド2の先端部2f(以下、照射ポイント2fとい
う)からレーザビーム2rとなってワークwの表面に照
射される。即ち、前記レーザヘッドが本発明のレーザビ
ーム照射体に相当する。
で直交型ロボット5のハンド5hに連結されている。前
記直交型ロボット5は五軸制御が可能であり、前記レー
ザヘッド2を左右(X軸方向)、前後(Y軸方向)、上
下(Z軸方向)に移動させ、さらに、そのレーザヘッド
2をワークwに対して任意の方向(θ、φ方向)に傾斜
させることができる。このため、前記ワークwの表面が
三次元的な形状であっても前記レーザヘッド2をワーク
wの焼入れ部位に沿って送りながらその部位にレーザビ
ーム2rを直角にあるいは所定の傾斜で照射することが
できる。
焼入れでは、焼入れ範囲、硬度H(x,y)は、ワーク
wに供給される熱量Qによって決まる。即ち、H(x,
y)=k1 Q と表せる。ここで、xは焼入れ幅、y
は焼入れ深さであり、k1 は比例定数である。また、ワ
ークwに供給される熱量Qは、レーザ出力P、レーザヘ
ッド2の先端部2f(照射ポイント2f)の送り速度F
(以下、レーザ送り速度Fという)、ワーク表面のレー
ザ吸収率S、レーザ光密度G等の因子によって決定され
る。即ち、Q=k2 ×(P×S×G÷F)で表される。
ここで、k2 は比例定数である。
(P×S×G÷F)で表される。このため、レーザ焼入
れのための因子、即ち、レーザ出力P、レーザ送り速度
F、レーザ吸収率S、レーザ光密度G等をワークwの加
工条件に応じて適正な値に設定することにより、ワーク
wに供給される熱量Qは一定に保持されて安定した焼入
れ品質を得ることができる。前記レーザ焼入れのための
因子(以下、レーザ焼入因子という)のデータは計算機
7からレーザ制御装置6に伝送される。さらに、前記レ
ーザ制御装置6では計算機7からのレーザ焼入因子のデ
ータに基づいて前記直交型ロボット5やレーザ発振器4
を駆動させ、ワークwのレーザ焼入を実行する。
いてレーザ焼入因子の決定方法を説明する。先ず、ワー
クwの焼入れ部位に基づいてレーザの照射経路(照射部
位)L0,L1,…, Ln-1,Ln を設定する(ステップ10
1)。次に、レーザの照射経路の順番を表す定数Xを零
にして(ステップ102)、焼入れ部位L0 における一
般的なレーザ焼入因子、即ち、レーザ出力P、レーザ送
り速度F、レーザ吸収率S、レーザ光密度Gをワークw
の材質や焼入れ範囲、硬度H(x,y)に基づいて設定
する(ステップ103)。
ム2rを直角に照射できるか否かを判定する(ステップ
104)。焼入れ部位L0 が、図8(B)に示されるよ
うに、溝wmの角部Lでレーザビーム2rを直角に照射
できない場所であれば(ステップ104 NO)、レー
ザビーム2rの照射可能角度θを計算し(ステップ10
5)、直角の状態から照射可能角度θまで傾けたことに
よるレーザ吸収率の低下分ΔS1 を計算する(ステップ
106)。即ち、前記照射可能角度θが本発明の照射角
に相当する。ワークwのレーザ吸収率はレーザビーム2
rをワークwの表面に対して直角に照射してときに最大
となり、直角の状態から傾斜するにつれて低下する。
に与える熱量は一定であっても、レーザビーム2rが傾
斜することにより、ワークwが実際に受け取る熱量Qは
レーザ吸収率Sの低下分だけ低下する。このため、レー
ザ吸収率の低下分ΔS1 に基づいてレーザ出力をΔP1
だけ増加させたり、あるいは、レーザ送り速度をΔF1
だけ低下させる(ステップ107)。ここで、レーザ送
り速度を低下させれば、ワークwに対するレーザビーム
2rの照射時間が長くなり、レーザ出力を増加させるこ
となく供給熱量を増加させることができる。また、図6
(A)に示されるように、レーザ光密度Gを増加させて
も供給熱量を増加させることができる。このようにし
て、レーザビーム2rの傾斜に基づくレーザ出力等の修
正が終了すると、処理をステップ108に進める(図2
参照)。
ム2rを直角に照射できる場合には(ステップ104
YES)、レーザ出力等を修正しないで処理をステップ
108に進める。ステップ108では、直交型ロボット
5に連結されているレーザヘッド2の回転軸2sの部分
の送り速度Fc(以下、軸送り速度Fc)をレーザ送り
速度Fに基づいて計算する。例えば、焼入れ部位L0
が、図7に示されるように、平らな部分に配置されてい
れば F=Fcとなる。しかしながら、図9に示される
ように、凸Rの頂部Mのような部分に配置されていれ
ば、前述のように、F≪Fcとなる。このため、ステッ
プ109で軸送り速度Fcが直交型ロボット5の能力を
超えていないか否かを判定する。
を超えている場合には(ステップ109 NO)、その
軸送り速度Fcを直交型ロボット5の許容能力まで下げ
た状態で、レーザ送り速度Ftを計算する(ステップ1
10)。さらに、レーザ送り速度の低下分(F−Ft)
を計算する(ステップ112)。そして、レーザ送り速
度の低下に起因して増加する供給熱量を打ち消すよう
に、レーザ出力をΔP2だけ低下させる(ステップ11
3)。この場合、図6(B)に示されるように、レーザ
光密度Gを減少させて供給熱量を低下させる方法でも可
能である。また、図5に示されるように、可変スリット
9でレーザビーム2rを遮る量を調整して、供給熱量を
低下させる方法でも可能である。このようにして、レー
ザ送り速度の低下に基づくレーザ出力の修正が終了する
と、処理をステップ114に進める。一方、軸送り速度
Fcが直交型ロボット5の能力を超えていない場合には
(ステップ109 YES)、レーザ送り速度Fを変化
させなくても良いため、レーザ出力等を修正しないで処
理をステップ114に進める。
図11(A)に示されるように、平面視においてほぼ直
線部にあるか否かを判定する。例えば、図11(A)に
示されように、焼入れ部位L0 が直線部C0 にあれば、
近隣部位からの伝達熱量t1 と流出熱量t2 とのバラン
スがほぼ一定になる。しかしながら、図11(B),
(C)に示されるように、焼入れ部位L0 がコーナー部
C1,C2 であれば、焼入れ部位L0 が直線部C0 にある
場合と比較して伝達熱量t1 に対する流出熱量t2 が小
さくなる。このため、レーザ送り速度Fやレーザ出力P
等が一定であってもコーナー部C1,C2 では局部的に熱
量が過剰となる。さらに、前記熱量の過剰率はコーナー
部の角度が小さくなるほど、即ち、鋭角になるほど大き
くなる。また、前記コーナー部C1,C2 では、図10に
示されるように、レーザ送り速度Fも低下する。このた
め、焼入れ部位L0 がコーナー部C1,C2 であれば(ス
テップ115YES)、過剰となる熱量を打ち消すよう
にレーザ出力PをΔP3 だけ低下させる。
C1,C2 であってもレーザヘッド2を矢印で示す軌跡に
倣って移動させることにより、レーザ送り速度Fを一定
に保持することは可能である。この場合には、流出熱量
t2 が低下する分を考慮してレーザ出力Pを低下させ
る。また、図5に示されるように、焼入れ部位L0 がR
部C4 であれば、同様に近隣部位からの伝達熱量t1 に
対する流出熱量t2 が小さくなるため熱量が局部的に過
剰となり、その過剰率はRが小さくなるほど大きくな
る。さらに、前記R部C4 ではレーザ送り速度Fも低下
する。したがって、焼入れ部位L0 がR部C4であれば
(ステップ116 YES)、過剰となる熱量を打ち消
すようにレーザ出力PをΔP4 だけ低下させる。このよ
うにして、過剰となる熱量に基づくレーザ出力の修正が
終了すると、処理をステップ119に進める。
と判定された場合には(ステップ114 YES)、レ
ーザ出力等を修正しないで処理をステップ119に進め
る。ステップ119では、レーザの照射経路の順番を表
す定数Xに1を加算して、ステップ120で前記定数X
が最終値nか否かを判定する。X≠nのため、処理をス
テップ103に戻し、次の焼入部位L1 の一般的なレー
ザ焼入因子を設定する。焼入部位L1 の場合も、前述の
焼入部位L0 と同様にステップ104〜ステップ118
の処理を実行し、ステップ103で設定した一般的なレ
ーザ焼入因子を必要に応じて修正し、ステップ119で
定数Xに1を加算する。そして、ステップ120で前記
定数Xが最終値nか否かを判定して、処理をステップ1
03に戻す。
…, Ln-1,Ln について、ステップ103〜ステップ1
20までの処理を繰り返し実行して、各々の焼入部位L
2,L3,…, Ln-1,Ln についてレーザ焼入因子を設定す
る。そして、最終の焼入部位Ln についてレーザ焼入因
子の設定が終了した段階で処理を終了する。
入れ方法では、ワークwの表面に対して直角にレーザビ
ーム2rを照射できない部位では、レーザビーム2rの
照射角に基づいてワークwに対する供給熱量の増加調整
を行うため、供給熱量不足に起因した問題、例えば、焼
入れ範囲が狭くなったり、あるいは硬度が低下する等の
不具合が生じない。また、レーザ送り速度を予め決めら
れた値に確保できない部位では、送り速度の低下分に基
づいてワークwに対する供給熱量の減少調整を行うた
め、ワークwに対して実際の供給熱量が過剰となること
はない。このため、ワークwが溶融する等の不都合が生
じることがない。
力を低下させるため省エネルギーを図ることができる。
また、レーザビーム2rの照射角度を変化させて供給熱
量の減少調整も行えるため、減少調整を容易に行うこと
ができる。また、レーザビーム2rの照射部位に対する
近傍からの伝達熱量と、その照射部位から放散する流出
熱量とに基づいて、前記照射部位に対する供給熱量を調
整できるため、伝達熱量と流出熱量との条件が異なる照
射部位、例えば、直線部における照射部位や角部におけ
る照射部位、鋭角部における照射部位にもほぼ均等に熱
量を供給できるようになる。このため、ワークwの直線
部や角部、R部でも均等に焼入れを行うことができるよ
うになる。
たが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載し
た技術的事項以外に次のような各種の技術的事項を有す
るものであることを付記しておく。 (1) 請求項2に記載されたレーザ焼入れ方法におい
て、供給熱量の減少調整は、レーザの光密度を減少させ
ることを特徴とするレーザ焼入れ方法。
と、ワークに対して均等に熱量を調整することができる
ため、安定した焼入れの品質を得ることができる。
法を表すフローチャートである。
法を表すフローチャートである。
法を実施するためのレーザ焼入れ装置の全体概略図であ
る。
法の角部におけるレーザ送り方法を表す平面図及びレー
ザ送り速度の変化を表す図面である。
法のR部における可変スリットを用いた供給熱量調整方
法を表す斜視図である。
法のレーザ光密度を調整する方法を表す側面図である。
表す側面図である。
す側面図である。
図である。
平面図及びレーザ送り速度の変化を表す図面である。
の伝達熱量、流出熱量を表す平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザビーム照射体をワークの焼入れ部
に沿って送りながら、その焼入れ部にレーザビームを照
射して焼入れを行うレーザ焼入れ方法において、 ワークの表面に対して直角にレーザビームを照射できな
い部位では、レーザビームの照射角に基づいてワークに
対する供給熱量の増加調整を行うことを特徴とするレー
ザ焼入れ方法。 - 【請求項2】 レーザビーム照射体をワークの焼入れ部
に沿って送りながら、その焼入れ部にレーザビームを照
射して焼入れを行うレーザ焼入れ方法において、 前記レーザビーム照射体の送り速度を予め決められた値
に確保できない部位では、送り速度の低下分に基づいて
ワークに対する供給熱量の減少調整を行うことを特徴と
するレーザ焼入れ方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載されたレーザ焼入れ方法
において、 供給熱量の減少調整は、レーザ出力を低下させることを
特徴とするレーザ焼入れ方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載されたレーザ焼入れ方法
において、 供給熱量の減少調整は、レーザビームの照射角度を変化
させることを特徴とするレーザ焼入れ方法。 - 【請求項5】 レーザビーム照射体をワークの焼入れ部
に沿って送りながら、その焼入れ部にレーザビームを照
射して焼入れを行うレーザ焼入れ方法において、 レーザビームの照射部位に対する近傍からの伝達熱量
と、その照射部位から放散する流出熱量とを考慮して、
前記照射部位に対する供給熱量を調整することを特徴と
するレーザ焼入れ方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33721796A JP3385886B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | レーザ焼入れ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33721796A JP3385886B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | レーザ焼入れ方法 |
Publications (2)
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JPH10176216A true JPH10176216A (ja) | 1998-06-30 |
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ID=18306550
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3385886B2 (ja) |
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- 1996-12-17 JP JP33721796A patent/JP3385886B2/ja not_active Expired - Fee Related
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