JPH10175176A - チューブ抜取装置 - Google Patents

チューブ抜取装置

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Publication number
JPH10175176A
JPH10175176A JP35321396A JP35321396A JPH10175176A JP H10175176 A JPH10175176 A JP H10175176A JP 35321396 A JP35321396 A JP 35321396A JP 35321396 A JP35321396 A JP 35321396A JP H10175176 A JPH10175176 A JP H10175176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
tube
main body
rod
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP35321396A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Haneda
順市 羽根田
Shigeru Horii
茂 堀井
Itsuo Shinya
逸生 新屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP35321396A priority Critical patent/JPH10175176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンタッチ継手から簡便にチューブを抜取る
ことができる装置を提供する。 【解決手段】 先端側に軸方向の切欠11を有する本体10
内に、ピン17により結合された左右一対の開閉アーム15
a (片側は省略)からなるチャック14を内装し、本体10
内に挿入したロッド22の先端に設けたボール23をチャッ
ク14の絞り部19内に位置させ、さらにロッド22をばね
28により後方へ付勢すると共に、その後方への移動を爪
部材34により規制する。本体10の先端をワンタッチ継手
のリリースブッシュに当接させてチューブをチャック14
の挟持部18の間に引込んだ後、押釦35を押し下げて爪部
材34を開放すると、ロッド22がばね28の力で後方へ移動
し、ボール23の動きでチャック14の挟持部18が閉じ、チ
ューブに引抜方向の力が作用すると同時に、その反動で
前記リリースブッシュに押込方向の力が作用し、チュー
ブが瞬時に抜ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンタッチ継手か
らチューブを抜取るためのチューブ抜取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワンタッチ継手は、口部内に組込んだコ
レットチャックの締付力でチューブを固定するようにし
たもので、口部内にチューブを差し込むだけでその接続
が完了するところから、各種の設備、機械等で用いる流
体の配管継手として多用されている。
【0003】ところで、この種のワンタッチ継手からチ
ューブを抜取るに際しては、従来、専用の抜取工具(装
置)が存在しなかったため、図7に示すように、継手1
のリリースブッシュ2を片方の手で押し込みながら、他
方の手でチューブ3を引抜くようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たリリースブッシュ2は、その押え面(フランジ面)が
かなり小さいため、これを平行に押し込むのが困難で、
チューブ3を抜取るのに苦労するばかりか、指を痛めて
しまう危険もあった。また、両手作業となるため、狭い
場所や奥深い場所での抜取りがきわめて困難で、場合に
よっては、無理にチューブ3を引抜いて、チューブ自体
はもちろん継手を破壊してしまうこともあった。
【0005】本発明は、上記従来の背景に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、場所に制約される
ことなく簡便にチューブを抜取ることができる装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、先端側にワンタッチ継手に接続されたチ
ューブの一部を引込むための軸方向の切欠を有するパイ
プ状の本体を備え、該本体内に、相互に開閉可能にヒン
ジ結合された一対の開閉アームからなるチャックを前記
切欠に臨ませて配設し、本体の後方から該本体内に挿入
したロッドの先端と前記チャックとを、該ロッドの後方
への移動に応じて該チャックを後退させかつ該チャック
を閉じ方向へ動作させる連結手段にて作動連結し、さら
に、前記本体に、前記ロッドを常時は後方へ付勢するば
ねと、該ロッドの後方への移動を規制および規制解除す
る操作手段とを設ける構成としたことを特徴とする。
【0007】上記のように構成したチューブ抜取装置に
おいては、本体の先端をワンタッチ継手のリリースブッ
シュに当接させた状態で、操作手段を操作してロッドの
移動規制を解除すると、ばねの付勢力でロッドが後方へ
移動し、これに応じてチャックが閉じてチューブが挟持
され、チューブに引抜方向の力が作用すると同時に、そ
の反動でリリースブッシュに押込方向の力が作用し、チ
ューブが継手から簡単に抜ける。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0009】図1乃至図5において、10は鋼管からな
る本体で、その先端側には所定長さにわたって軸方向の
切欠11が形成されている。本体10は、その先端にワ
ンタッチ継手1のリリースブッシュ2に当接可能な当て
板12を一体に設けており、この当て板12には、前記
切欠11と整合する半径方向のガイド溝13が形成され
ている。本体10の切欠11は継手1に接続されたチュ
ーブ3の直径より十分大きな幅を有し、また、当て板1
2のガイド溝13は前記チューブ3の直径よりわずか大
きな幅を有しており、したがって、当て板12を介して
リリースブッシュ2に本体10の先端を当接させると、
チューブ3が前記ガイド溝13を挿通して本体10内に
引込まれ、さらに前記切欠11を挿通して本体1の外へ
引出されるようになる。
【0010】14は、本体10の先端側にその軸方向へ
移動可能に内装されたチャックである。チャック14
は、図4および5に良く示されるように、パイプを半割
りした状態の左右一対の開閉アーム15a.15bを備
えている。一対の開閉アーム15a.15bは、それぞ
れの内面に突設したブラケット16a,16bを重ね合
せると共に、両ブラケット16a,16bに通したピン
17により相互に開閉可能に結合(ヒンジ結合)されて
いる。一対の開閉アーム15a.15bは、前記ヒンジ
結合された部分より先端側において相互間隔が拡大する
ように追込み加工されると共に、前記ヒンジ結合された
部分より後端側において相互間隔が次第に狭くなるよう
に絞り加工されている。すなわち、チャック14は、そ
の先端側が一対の開閉アーム15a.15bの相互間隔
を拡大した挟持部18として、その後端側が一対の開閉
アーム15a.15bの相互間隔を次第に狭くした絞り
部19としてそれぞれ構成されている。
【0011】チャック14は、その先端側の挟持部18
が本体10の切欠11内に臨みかつその開口18′が本
体10の切欠11に整合するように、本体10内に挿入
されている。このチャック14の挟持部18は、前記一
対の開閉アーム15a.15b間に介装したばね20に
より常時はその開口18′が拡がる方向へ付勢されてい
る。この挟持部18の開口18′は、前記ばね20によ
り拡げられた状態において前記チューブ3の直径より大
きな幅を有しており、したがって、前記したように当て
板12を介してリリースブッシュ2に本体10の先端を
当接させると、チューブ3が前記ガイド溝13を挿通し
てチャック14内に引込まれ、さらにその挟持部18の
開口18′を挿通して本体1の外へ引出されるようにな
る。
【0012】一方、本体10内には、その後端部に装着
したロッドガイド21を挿通してロッド22が挿入され
ている。ロッド22は、その挿入端にボール23を有し
ており、このボール23を前記チャック14の絞り部1
9内に位置させている。ボール23は、前記絞り部19
の口部より十分に大きな直径を有しており、これによ
り、ロッド22を本体10の後方へ引くと、ボール23
がチャック14を構成する左右一対の開閉アーム15
a.15bに力を加えて、前記ばね20の付勢力に抗し
て絞り部19を押し開き、これに応じてチャック14の
挟持部18が閉じ方向へ動作し、前記したチューブ3が
一対の開閉アーム15a.15bに挟持されるようにな
る。なお、ロッド22は、その後端に設けた球状の握り
部24を操作して本体10内に押し込まれ、この押し込
みに応じて前記ボール23がヒンジ部のブラケット16
a,16bに当接してチャック14を前進させる。
【0013】こゝで、本体10の後部側には有底筒状の
シリンダ25が嵌装されており、上記ロッドガイド21
はこのシリンダ25の開口端部に嵌合されている。ロッ
ドガイド21とシリンダ25とは、共通のねじ26を用
いて本体10に対して抜け不能に結合されている。前記
シリンダ25内には、ロッド22上に固定したばね受2
7が配置されており、このばね受27とシリンダ25の
底部25′との間には、常時はばね受27を介してロッ
ド22を後方へ付勢するばね28が介装されている。
【0014】また、本体22の外周面には、上記ばね受
27に係脱してロッド22の後方への移動を規制および
規制解除する操作手段30が配置されている。操作手段
30は、本体22に突設したブラケット31にピン32
を用いて回動可能に支持され、本体22およびシリンダ
25に共通に開けた貫通孔33を通してシリンダ25内
に先端部を進退出させる爪部材34と、この爪部材34
の後端部に設けた押釦35と、この押釦35と本体22
との間に介装され常時は爪部材32をシリンダ25内に
進出させる方向へ付勢するばね36とからなっている。
操作手段30は、ロッド22を本体10内に押し込んだ
際、図1に示すようにその爪部材32の先端部がばね受
27を乗り越えてその背部に回り、ばね受27したがっ
てロッド22の後方への移動を規制する。一方、図1に
示す状態から押釦35を押し下げると、爪部材32の先
端部が貫通孔33から抜け、ばね28の付勢力でばね受
け27と一体にロッド22が後方へ移動する。なお、シ
リンダ25内に嵌入されたロッドガイド21の先端部に
は、ばね受27が衝突した際の衝撃をやわらげるための
弾性体29が貼着されている。
【0015】上記のように構成したチューブ抜取装置を
用いて、ワンタッチ継手1からチューブ3を抜取るに
は、予めロッド22を本体10内に押し込んでチャック
14を前進させると共に、操作手段30の爪部材32に
よりその後退を規制した状態とする。そして、本体11
の後端部を片手に持って、図2に示すように、本体11
の先端の当て板12をリリースブッシュ2に当接させ、
継手1に接続されたチューブ3を当て板12のガイド溝
13を通してチャック14内に誘導する。次に、本体1
1を手に持ったまま、指で操作手段30の押釦35を押
し下げる。すると、操作手段30の爪部材34がばね受
27から外れてロッド22がばね28の付勢力で後方へ
移動し、これに応じてチャック14の挟持部18が閉じ
てチューブ3が挟持され、チューブ3に引抜方向の力が
作用すると同時に、その反動でリリースブッシュ2に押
込方向の力が作用し、チューブ3が瞬時に継手1から引
抜かれる。
【0016】本発明は、上記本体10の径および長さを
特定するものではないが、例えば呼び径12mm,14mm 程度
のチューブ3を対象とする場合は、前記本体10として
外径25mm程度,内径20mm程度のものを用意すれば十分で
あり、狭い場所でも確実にチューブ3の抜取作業を行う
ことができる。また、本体10の長さは、例えば500mm
以上の長尺とすることもでき、この場合は、かなり奥深
い場所でもチューブ3の抜取作業を行うことができる。
【0017】なお、上記ボール23および絞り部19
は、チャック14とロッド22とを作動連結する連結手
段を構成しているが、本発明は、これらチャック14お
よび連結手段を限定するものではなく、例えば図6に示
すような構造とすることができる。すなわち、チャック
14を構成する一対の開閉アーム40a,40bは、X
形をなすように交差して配置されると共に、その交差部
に通したピン41により相互に回動可能に結合されてい
る。また、開閉アーム40a,40bの後端部にはリン
ク42a,42bの一端が軸着されており、各リンク4
2a,42bの他端はピン43を介して前記ロッド22
に結合されている。このようにチャック14および連結
手段を構成した場合は、ロッド22が後方へ移動する
と、2つのリンク42a,42bが作動して開閉アーム
40a,40bが開閉運動を行い、チャック14の挟持
部44が閉じ方向へ作動することとなって、上記実施の
形態と同様にチューブ3に引抜方向の力を加えることが
できる。なお、この場合、ロッド22を押し込むと、2
つのリンク42a,42bを介してチャック14に開き
方向の力が加わるので、前記したばね20(図4、5)
は不要になる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明にかゝる
チューブ抜取装置によれば、先端をリリースブッシュを
当接させて操作手段を操作するだけで簡単にチューブを
継手から抜取ることができ、危険作業も解消する。ま
た、片手作業が可能であるため、狭い場所や奥深い場所
でも安全かつ確実にチューブを抜取ることができ、その
利用価値は著しく高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるチューブ抜取装置の全体構造を
示す断面図である。
【図2】本チューブ抜取装置の外観および使用態様を示
す斜視図である。
【図3】図1のA−A矢視線に沿う断面図である。
【図4】本チューブ抜取装置を構成するチャックの構造
を示す平面図である。
【図5】本チューブ抜取装置を構成するチャックを一部
破断して示す斜視図である。
【図6】本チューブ抜取装置を構成する他のチャックお
よび該チャックとロッドとの連結手段の構造を示す平面
図である。
【図7】従来のチューブ抜取りの実態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 本体 11 切欠 14 チャック 15a,15b 開閉アーム 17 ヒンジピン 18 挟持部 19 絞り部(連結手段) 22 ロッド 23 ボール(連結手段) 27 ばね受 28 ばね 30 操作手段 34 操作手段の爪部材 40a,40b 開閉アーム 42a,42b リンク(連結手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワンタッチ継手からチューブを抜取る装
    置であって、先端側にワンタッチ継手に接続されたチュ
    ーブの一部を引込むための軸方向の切欠を有するパイプ
    状の本体を備え、該本体内に、相互に開閉可能にヒンジ
    結合された一対の開閉アームからなるチャックを前記切
    欠に臨ませて配設し、本体の後方から該本体内に挿入し
    たロッドの先端と前記チャックとを、該ロッドの後方へ
    の移動に応じて該チャックを後退させかつ該チャックを
    閉じ方向へ動作させる連結手段にて作動連結し、さら
    に、前記本体に、前記ロッドを常時は後方へ付勢するば
    ねと、該ロッドの後方への移動を規制および規制解除す
    る操作手段とを設けたことを特徴とするチューブ抜取装
    置。
JP35321396A 1996-12-16 1996-12-16 チューブ抜取装置 Pending JPH10175176A (ja)

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JP35321396A JPH10175176A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 チューブ抜取装置

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JP35321396A JPH10175176A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 チューブ抜取装置

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JPH10175176A true JPH10175176A (ja) 1998-06-30

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JP35321396A Pending JPH10175176A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 チューブ抜取装置

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