JPH10175106A - 締め付け具 - Google Patents

締め付け具

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JPH10175106A
JPH10175106A JP33396296A JP33396296A JPH10175106A JP H10175106 A JPH10175106 A JP H10175106A JP 33396296 A JP33396296 A JP 33396296A JP 33396296 A JP33396296 A JP 33396296A JP H10175106 A JPH10175106 A JP H10175106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
handle
jaw
chuck
axial direction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33396296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Ryu
邦彦 龍
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH10175106A publication Critical patent/JPH10175106A/ja
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  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョーの移動ストロークにかかわらず軸方向
全長を短くすることができる。 【解決手段】 軸方向と直交する方向にスライド自在な
複数個のジョー23を保持している本体22に、各ジョ
ー23に螺合結合された複数個の傘歯ギア27を配す
る。本体22に対して軸回りの回転が自在な回転操作用
のハンドル24を外周部に配して該ハンドル24に上記
複数個の傘歯ギア27と噛合する大傘歯ギア25を設け
る。本体22に対するハンドル24の回転で各傘歯ギア
27を回転させて各ジョー23を螺進退によりスライド
させる。ジョー23は軸方向と直交する方向にのみ移動
し、その移動ストロークは傘歯ギア27との螺合長さの
影響を受けるものの軸方向全長に影響を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動工具などにおい
て工具ビットの装着に用いられる締め付け具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】チャックと称されているこの種の締め付
け具において、携帯用電動工具などに用いられるととも
に複数本の締め付け用のジョーを備えて該ジョーを締め
付け具の中心方向に移動させることで工具ビットの締め
付け固定を行うものでは、ジョーの移動がチャックの軸
方向移動を伴うものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このために、締め付け
具の軸方向全長がどうしても長くなってしまい、ジョー
の移動ストロークが大きくて各種ビットの保持を行うこ
とができるようにすることと、締め付け具の軸方向長さ
を短くすることとを両立させることができなかった。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはジョーの移動ストロー
クにかかわらず軸方向全長を短くすることができる締め
付け具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、軸方
向と直交する方向にスライド自在な複数個のジョーを保
持している本体に、各ジョーに螺合結合された複数個の
傘歯ギアを配するとともに、本体に対して軸回りの回転
が自在な回転操作用のハンドルを外周部に配して該ハン
ドルに上記複数個の傘歯ギアと噛合して本体に対するハ
ンドルの回転で各傘歯ギアを回転させて各ジョーを螺進
退によりスライドさせる大傘歯ギアを設けていることに
特徴を有している。
【0006】ジョーは軸方向と直交する方向にのみ移動
するものであり、またその移動ストロークは傘歯ギアと
の螺合長さの影響を受けるものの軸方向全長に影響を与
えることはない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図2は本発明にかかる締め付け具である
チャック2を備えた電動ドリルドライバーを示してお
り、モータや減速機を納めるとともに先端部外周に締付
トルク設定用の環状のハンドル10が配された工具本体
1の先端にチャック2が連結されている。図中11はト
リガーハンドル、12は減速比切換レバーである。
【0008】ここにおけるチャック2は、ビス21によ
ってシャフト20が背面側に固定されている本体22内
に複数個、図示例では3個のジョー23を周方向におい
て等間隔に且つ夫々が径方向にスライド自在となるよう
に配置したもので、各ジョー23に設けられたねじ孔に
各々ねじ軸26が螺合している。各ねじ軸26は傘歯ギ
ア27を一端に有して軸回りの回転が自在となるように
本体22に保持されたもので、傘歯ギア27及びねじ軸
26が回転する時、断面形状が角型で本体22に対して
上述のようにスライド自在に保持されているジョー23
は本体22の径方向に移動する。
【0009】一方、シャフト20及び本体22の外周側
には成形品からなる回転操作用のハンドル24が配され
ている。シャフト20及び本体22に対して軸回りの回
転が自在となっている該ハンドル24の内周側には、同
じく本体22やシャフト20に対して軸回りの回転が自
在となっているリング状の大傘歯ギア25が連結され
て、この大傘歯ギア25が上記の各傘歯ギア27に噛み
合っている。
【0010】このために、シャフト20及び本体22に
対してハンドル24を回転させたならば、ハンドル24
と共に回転する大傘歯ギア25は図示例において3つの
傘歯ギア27をすべて回転させるものであり、この傘歯
ギア27と共にねじ軸26が回転することから、ねじ軸
26に螺合している全ジョー23がチャック2の径方向
に移動する。
【0011】従って、チャック2の先端面中央に開口す
るビット差し込み孔28にビット3を差し込んでハンド
ル24を回すことで各ジョー23をチャック2の中心側
へと移動させれば、ジョー23によるビット3の固定を
行うことができ、逆にジョー23をチャック2の外周方
向へと移動させることで、ビット3の固定解除を行うこ
とができるものとなっている。そして、ジョー23の移
動はチャック2の軸方向と直交する方向であり、軸方向
には全く移動しないために、チャック2の軸方向全長を
短くすることができるものである。
【0012】また、ここにおけるチャック2は、工具本
体1との連結構造を次のようにすることで、本体部の軸
方向全長を短くすることができるようにしている。この
連結構造について説明すると、工具本体1内には図1に
示すギアケース4が納められており、該ギアケース4内
に前記減速機とトルクリミッターとオートロック機構と
が納められている。ここで用いている減速機は、3段の
遊星機構を用いたもので、モータの出力軸に固着された
太陽ギア(図示せず)と噛合する遊星ギア41、遊星ギ
ア41と噛合するリングギア42、遊星ギア41を支持
しているキャリア43、キャリア43と一体の太陽ギア
44、太陽ギア44とリングギア46とに噛合する遊星
ギア45、遊星ギア45を支持するキャリア47、キャ
リア47と一体の太陽ギア48、太陽ギア48とリング
ギア50とに噛合する遊星ギア49、遊星ギア49を支
持するキャリア51で構成されている。なお、2段目の
遊星機構におけるリングギア46は減速比の切り換えの
ための部材を兼ねており、前記切換レバー12の操作に
伴って軸方向移動を行う。また3段目の遊星機構におけ
るリングギア50は上記トルクリミッターを兼ねたもの
で、常時は図5に示すボール52が端面に係合して回転
が止められているものの、負荷トルクが大きくなればボ
ール52をそのばね付勢に抗して押し戻して空転を始め
ることで動力伝達を断つ。
【0013】キャリア51の回転は、オートロック機構
のための部材でもある駆動プレート56を介してチャッ
ク2側に伝達される。ここにおける駆動プレート56
は、図5及び図6に示すように、異形断面の嵌合孔57
を中央に備えるとともに外周面より複数本の突起58を
突出させたもので、突起56の根元付近の外周面はギア
ケース4の内周面に固定されたロックリング55との間
にボール54が配される楔状の空間を形成するものとな
っている。そしてロックリング55内に軸回りの回転が
自在となるように配された上記駆動プレート56は、そ
の突起58間に前記キャリア51から突設された図1に
示す駆動ピン53が位置することで、キャリア51の回
転を受けるようになっている。
【0014】工具本体1側の最終出力部である駆動プレ
ート56とチャック2のシャフト20との連結は、中空
軸として形成したシャフト20の端部を異形断面とする
ことと、該端部に設けた径方向のテーパ孔に配している
係合ボール35と、シャフト20の軸孔に差し込まれた
軸30とによって行う。シャフト20端部の異形断面部
は、駆動プレート56の嵌合孔57に嵌合して駆動プレ
ート56の回転をシャフト20に伝える。またシャフト
20に配された係合ボール35は、軸30をシャフト2
0に差し込むことによってシャフト20の外周側へ押し
出されて、駆動プレート56に設けられた係合溝59に
係合し、駆動プレート56とシャフト20との軸方向連
結を行う。
【0015】このために、チャック2を工具本体1に連
結するにあたっては、シャフト20の端部を駆動プレー
ト56の嵌合孔57に差し込み、更にチャック2の先端
側からビット差し込み孔28を通じてシャフト20内に
軸30を差し込めばよく、逆にチャック20の取り外し
は軸30を抜いた後、チャック2を引き抜けばよい。図
示例では軸30の頭部とシャフト20の軸孔とに螺合部
分31を設けるとともに軸30の先端部にテーパ部分を
設けて、軸30の抜き差しに代えて、螺合部分31によ
る軸30の螺進退で係合ボール35を移動させることが
できるようにしているために、軸30が不用意に外れる
こともない。
【0016】このものにおいては、シャフト20に配し
た係合ボール35が駆動プレート56に係合した状態を
維持させるための部材が、中空のシャフト20内に挿通
された軸30で構成されており、チャック2の先端から
軸30を操作することで、上記係合を解除することや再
係合させることができるものであり、このためにチャッ
ク2の本体部分と工具本体1との間の寸法を短くするこ
とができて、工具の小型化に有効となっている。もっと
も、図示例ではギアケース4の先端から外周面が雄ねじ
となっている筒軸部40を一体に突設しているととも
に、チャック2のシャフト20が軸受メタル60及び軸
受61が内周面に配された上記筒軸部40を貫通する長
さとなるようにしており、この結果、駆動プレート56
からチャック2の本体部分までの長さが長くなっている
が、これは上記筒軸部40の外周面と前記締付トルク設
定用の環状のハンドル10との間にトルク調整のための
ばね部材(図示せず)を配置しているためであり、トル
クリミッターを組み込まないのであれば、チャック2の
本体部分と工具本体1側の最終出力部(図示例では駆動
プレート56)との間の間隔はきわめて短いものとする
ことができる。
【0017】そして、図示例のように、チャック2側か
らシャフト20を突出させて、該シャフト20の端部を
工具本体1内において最終出力部に連結させているため
に、工具本体1側から突出させた出力軸を最終出力部と
してチャック2側において出力軸とチャック2との連結
を行うものに比して、工具本体1内のスペースを有効に
利用することができるとともに、チャック2の軸方向寸
法を小さくすることができるものである。
【0018】更に工具本体1側の前記オートロック機構
は、上記楔状空間に配されたボール54、楔状空間を形
成しているロックリング55と駆動プレート56等によ
って構成され、モータの回転の停止に伴ってロックリン
グ55を介してギアケース4に駆動プレート56を固定
することで、工具本体1そのものを手で回すことによる
手締め作業を可能とし、モータの始動に伴って駆動プレ
ート56の上記固定を解除して電動による作業を可能と
するものであって、上記動作についての説明はここでは
省略するが、該オートロック機構が存在するために、チ
ャック2におけるハンドル24はシャフト20及び本体
22の外周面のほぼ全面を覆うものとしていても、シャ
フト20及び本体22に対してハンドル24を相対回転
させてジョー23を移動させることが可能である。つま
り、チャック2において、シャフト20や本体22を掴
まなくともこれらに対してハンドル24を相対回転させ
ることができるものであり、従ってチャック2の外周面
にハンドル24だけでなくシャフト20あるいは本体2
2の外周面も掴むことができる長さで露出させる必要が
なく、この点からもチャック2の軸方向全長を短くする
ことができるものとなっている。
【0019】なお、図示例では傘歯ギア27とジョー2
3との螺合連結を傘歯ギア27側にねじ軸26を設けて
該ねじ軸26をジョー23のねじ孔に螺合させることで
行ったものを示したが、ジョー23側にねじ軸を、傘歯
ギア27側にねじ孔を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明においては、軸方向
と直交する方向にスライド自在な複数個のジョーを保持
している本体に、各ジョーに螺合結合された複数個の傘
歯ギアを配するとともに、本体に対して軸回りの回転が
自在な回転操作用のハンドルを外周部に配して該ハンド
ルに上記複数個の傘歯ギアと噛合して本体に対するハン
ドルの回転で各傘歯ギアを回転させて各ジョーを螺進退
によりスライドさせる大傘歯ギアを設けていることか
ら、ハンドルを本体に対して回転させればジョーは軸方
向と直交する方向にのみ移動してビットの締め付けや締
め付けの解除を行うものであり、またその移動ストロー
クは傘歯ギアとの螺合長さの影響を受けるものの軸方向
全長に影響を与えることはなく、このためにジョーの移
動ストロークを長くしつつ軸方向全長を短くすることが
できるものであり、しかもジョーの移動は上述のように
大傘歯ギアが設けられているハンドルを掴んで本体に回
転させるだけでよく、他の部材を必要とすることなくジ
ョーを移動させることができることもあって、携帯型の
電動工具などに好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】同上のチャックを備えた工具の部分側面図であ
る。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の横断面図である。
【図5】同上の工具本体の横断面図である。
【図6】同上のシャフトと工具本体の出力部材とを示す
もので、(a)は破断側面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】
2 チャック 20 シャフト 22 本体 23 ジョー 24 ハンドル 25 大傘歯ギア 27 傘歯ギア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向と直交する方向にスライド自在な
    複数個のジョーを保持している本体に、各ジョーに螺合
    結合された複数個の傘歯ギアを配するとともに、本体に
    対して軸回りの回転が自在な回転操作用のハンドルを外
    周部に配して該ハンドルに上記複数個の傘歯ギアと噛合
    して本体に対するハンドルの回転で各傘歯ギアを回転さ
    せて各ジョーを螺進退によりスライドさせる大傘歯ギア
    を設けていることを特徴とする締め付け具。
JP33396296A 1996-12-13 1996-12-13 締め付け具 Withdrawn JPH10175106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33396296A JPH10175106A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 締め付け具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33396296A JPH10175106A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 締め付け具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10175106A true JPH10175106A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18271940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33396296A Withdrawn JPH10175106A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 締め付け具

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JP (1) JPH10175106A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040302