JPH10174722A - 治療具及びテープ付き治療具 - Google Patents

治療具及びテープ付き治療具

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JPH10174722A
JPH10174722A JP29325897A JP29325897A JPH10174722A JP H10174722 A JPH10174722 A JP H10174722A JP 29325897 A JP29325897 A JP 29325897A JP 29325897 A JP29325897 A JP 29325897A JP H10174722 A JPH10174722 A JP H10174722A
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tape
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current
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JP29325897A
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Yoshimi Yamaguchi
良美 山口
Hiroshi Moriyama
博 森山
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SAN FIELD KK
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SAN FIELD KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全にしかも容易に装着することができ、か
つ身体各部の凝りや痛みの治療、運動機能の改善回復、
身体機能のレベルアップ等のスポーツ医療効果や、スト
レス体質の改善回復、集中力、学習能力のアップ、美容
的ダイエット効果等を含む、広範囲においける医学的治
療効果の期待できる治療具及びテープ付治療具を提供す
る。 【解決手段】 一方向電流整流素子1と、該素子1の周
囲に設けられた電流捕捉プローブ2とを有して構成され
た治療具であって、一方向電流整流素子1の両端子は、
電流捕捉プローブ2を介して電気的導通状態に連結接続
され、この一方向電流整流素子1と電流捕捉プローブ2
が一体となった治療具は、例えば絆創膏で表面に通気孔
を持つ片面が粘着性のテープ6によって患部皮膚表面
に、一方向電流整流素子1及び電流捕捉プローブ2さら
には一方向電流整流素子1の皮膚当接側に設けた凸部5
を押圧装着される構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の筋肉の凝り
あるいは痛み等の病的症状に対して、患部の生体電流、
生体電磁波を捕捉抽出して、これらを流通する電流が一
方向に整流され導通短絡されて、その病変を軽快に向か
わせるように治療する治療具及びテープ付き治療具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、身体の各部の凝りや痛みを治療す
る手段としては、湿布、マッサージ、鍼灸等が知られて
いるが、これらはいずれも患部の血行を良好にして前記
症状を和らげようとするものである。また、800ガウ
ス前後の磁力を発生する金属粒を患部に張り付ける方法
もある。これは、磁力が患部を刺激して、血液中のイオ
ンの流れに磁場を与え、血液の循環をスームズにするも
のである。血行不良を生じる原因については様々なもの
があると考えられているが、所謂生体から発生する電磁
波に伴う生体電流の異常もその一つと考えられいる。そ
のため、生体電流の異常を改善する手段として、生体電
流整流療法が知られている。この生体電流整流療法は、
電子素子の電流の整流作用を利用するものであり、この
ような特性を有する電子素子を患者の体表に張り付け、
その電流特性を利用して生体電流の乱れを整えて血行を
よくするもので、臨床的にも治療効果が認められてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湿布、
マッージ、鍼灸等によって身体各部のこりや痛みを治療
する手段においては、多くの場合、血行不良は改善され
るが、血行不良そのものを発生する要因を除去するわけ
ではない。従って、治療効果はあるにせよ、効果が発現
するまでには、長時間(長期間)の治療を必要とし、ま
た治療を中止した場合には症状が再発する恐れがあっ
た。また、磁気等を患部に貼り付ける方法においても、
効果の発現に今一つ弱く、磁気を強力にすると心臓への
負担等、体調不良の副作用を生じるという問題があっ
た。さらにまた、電子素子を患部に貼り付ける方法にお
いては、四肢先端あるいは心臓に極性が並ぶように装着
する等、その他技術を要する操作法しだいで、効果の発
現に大きな差がでたりするなど、個人の使用に際して
は、使用する上で無理もあり、そして、電子素子の表面
の金属部分のハンダメッキされている等で、皮膚への長
時間の装着、接触は皮膚アレルギーを誘発するという問
題もあった。
【0004】本発明はかかる従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
安全にしかも容易に装着することができ、かつ身体各部
の凝りや痛みの治療、運動機能の改善回復、身体機能の
レベルアップ等のスポーツ医療効果や、ストレス体質の
改善回復、集中力、学習能力のアップ、美容的ダイエッ
ト効果等を含む、広範囲における医学的治療効果の期待
できる治療具及びテープ付き治療具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
の手段として、請求項1記載の本発明は、一方向電流整
流素子を備え、該一方向電流整流素子の両極性端子から
伸延し、且つ一方向電流整流素子をその中心として外延
部周囲に略円形状に周回する銅線を素材とする電流捕捉
プローブを設け、該電流捕捉プローブの外周表面を金,
銀,チタン,プラチナなどの中のいずれかの金属でメッ
キを施し、前記一方向電流整流素子の全部若しくは一部
を露出するスリットを開設して、片面に粘着性を帯有す
るテープを具備すると共に、前記一方向電流整流素子及
び前記電流捕捉プローブが一体を成す一面から前記テー
プを患部皮膚面に押圧して、前記一体の多面が前記皮膚
面に装着されるようにして構成されたことを特徴とする
テープ付き治療具である。
【0006】請求項2記載の本発明は、前記スリットと
して、前記一方向電流整流素子を前記テープの中央部に
おいて、その表面から逸脱して一部または全部が露出さ
れる程度の大きさの通気孔であることを特徴とする請求
項1に記載のテープ付き治療具である。
【0007】請求項3記載の本発明は、前記スリットと
して、相互に間隔を有する複数個の小孔とすることを特
徴とする請求項1に記載のテープ付き治療具である。
【0008】請求項4記載の本発明は、一方向電流整流
素子を備え、該一方向電流整流素子の両極性端子から伸
延し、且つ一方向電流整流素子をその中心として外延部
周囲に略円形状に周回する銅線を素材とする電流捕捉プ
ローブを設け、前記一方向電流整流素子の両極端子は、
前記電流捕捉プローブを介して電流が導通状態に連結接
続されると共に、前記一方向電流整流素子の人体の皮膚
表面に装着する側面に、前記皮膚面に当接するようにし
た凸部を有することを特徴とする治療具である。
【0009】請求項5記載の本発明は、前記電流捕捉プ
ローブの外周表面に、電気的良導体で前記皮膚表面に長
時間の接触に基づく被れ等の異変が生起しない金,銀,
チタン,プラチナなどのいずれかの金属によってメッキ
が施されていることを特徴とする請求項4に記載の治療
具である。
【0010】請求項6記載の本発明は、一方向電流整流
素子と、該一方向電流整流素子の周囲に設けられた電流
捕捉プローブとを備えて構成された治療具と、該治療具
をその粘着面に張り付けテープと一体化して形成され、
前記治療具を前記皮膚表面に貼付装着するテープを有す
るテープ付き治療具であって、前記一方向電流整流素子
の両極端子は、電流捕捉プローブを介して電流が導通状
態に連結接続されると共に、前記一方向電流整流素子の
人体の皮膚表面に装着する側面に、前記皮膚面に当接す
るようにした凸部を有し、前記電流捕捉プローブの外周
表面に、電気的良導体で前記皮膚表面に長時間の接触に
基づく被れ等の異変が生起しない金,銀,チタン,プラ
チナなどの中のいずれかの金属によってメッキが施さ
れ、前記テープには通気用の孔が開設されていることを
特徴とするテープ付き治療具である。
【0011】請求項7記載の本発明は、前記テープの中
心部付近に開設されている孔は、前記一方向電流整流素
子の一部または全部が露出される程度の大きさであるこ
とを特徴とする請求項6記載のテープ付き治療具であ
る。
【0012】本発明者は、従来技術が単に極性の方向の
みを重視していたのに対して、より多くの生体電流を捕
捉することが患部の治療に効果的であることを見い出し
た。すなわち、従来技術では生体電流の整流のみに主題
がおかれ、この種の技術も、その、極性を間違えずに患
部に装着することに執着していた。しかし、本発明者
は、この種の生体電流整流療法は、むしろ人体から捕捉
する生体電流の量によって治療効率が向上するのではな
いかと仮定した。
【0013】人体の細胞は一種の電池と考えられる。す
なわち、音、熱、光、血液の変化、温度変化等が人体に
加えられると、これが刺激となって細胞活動を促し、生
体電流、生体電磁波を発生する。一般に、健康時の単一
細胞電圧は−90mVであり、外的刺激を受けると瞬間
的(2/100sec)で+20mV程度まで上昇し、その
後は元の状態に戻る。すなわち、+110mVの電圧変
動を生じている。
【0014】これを細胞群でとらえると、特定の細胞に
+110mVの電圧変動が生じると、隣接した細胞にそ
れが伝達されるため、10個の細胞を合計すると+11
00mV,すなわち1.1Vの異常電圧を発生すること
になる。この異常電圧が肩凝りや腰痛時の原因となって
いると考えられる。すなわち、血行不良により発生する
ことによって、患部の治療が可能になるというわけであ
る。
【0015】そこで、本発明者等は、前記細胞群からこ
の異常電圧をより多く捕捉することで治療効果が高めら
れることを見い出したのである。また、本発明にかかる
治療具を患部に貼り付けることにより、患部を押圧し、
異常電圧の消去と共に患部の押圧を行うことができ、血
行停滞を緩和することができる。また、一方向電流整流
素子を露出した状態で患部に貼ることにより、当該治療
具に光線を集積させ、当該治療具が起熱することで温熱
灸効果が得られる。さらに温熱灸効果により生体電流を
活性化させると共に、当該治療具の整流効果を向上させ
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
に基づいて詳細に説明する。全ての図面において、同一
符号は同一若しくは相当部材を示す。 〔実施の形態1〕図1は実施の形態1に係る治療具を示
す平面図、図2は実施の形態1に係るその治療具を示す
拡大斜視図である。図1に示すように治療具Aは、一方
向電流整流素子1と、この一方向電流整流素子1の周囲
を円形に囲んだ電流捕捉プローブ2から形成される。す
なわち、先ず中央の小さな細長い円筒形で内部に半導体
を充填された一方向電流整流素子1を設け、その両極端
子からはそれぞれ銅線3が導出され、それら2本の銅線
3が相互に反対方向に3/4ターンぐらい一方向電流整
流素子1の周囲に巻回され、かつこれら2本の銅線3の
端末は一方向電流整流素子1に向かって内側に屈折され
て、電流捕捉プローブ2が形成され、治療具Aの本体が
構成される。
【0017】さらに一方向電流整流素子1の表面には、
金、銀、チタン、プラチナのいずれかの金属によってメ
ッキが施され、メッキの製造工程としては、脱脂→酸活
性→中和→メッキ→変色防止→仕上げという工程である
が、工程の間にはそれぞれ水洗を要する。また、整流素
子1が酸に弱いため、酸活性等の作業においては工業用
の酸で整流素子に影響を与えないものを使用する等の注
意を必要とする。このように従来では整流素子1に注意
をはらうようなメッキ法であったが、一方向電流整流素
子1を除いた状態で、電流捕捉プローブ2のみメッキを
施し、メッキ後に一方向電流整流素子1を装着すること
により、広範囲のメッキが可能になり、効率が良く治療
効果の高いメッキを施す事ができる。また、周囲に巻回
された銅線3の終端4は内側へ折れ曲がり、一方向電流
整流素子1まで達し、あるいは一方向電流整流素子1の
直近に達し、この銅線3が折れ曲がっていることによ
り、生体電流の捕捉面積が広くなっている。さらに、一
方向電流整流素子1が中心にあって、その回りの銅線3
を電流が流れて、磁界を作っている作用が、整流効果を
高め、この形状によって治療効果が高められる。
【0018】なお、電流捕捉プローブ2の形状について
は任意であり、円形の他、4角形、6角形、8角形、1
0角形、12角形等に形成する場合もある。そして、一
方向電流整流素子1は、シリコン(Si)またはゲルマニ
ューム(Ge)等の半導体を点接合またはPN接合するこ
とにより、一端子 (+) から他端子 (−) への電流のみ
を許す電流整流作用を備え、円筒形のガラスパッケージ
で気密封印された素子である。ここでガラスパッケージ
により耐熱性を向上させると共に、一方向電流整流素子
1への付水を防止することができる。さらに、テープ6
は円形に形成され、一面のみが粘着性を有し、テープ面
の外周は治療具の外周より大きめに形成され、テープ面
の中央には4角形の通気孔7が設けられている。この通
気孔7は一方向電流整流素子1の一部または全部が露出
する程度の大きさを有し、一方向電流整流素子1の中央
部で直角に交叉するような細長い形状を作り、この通気
孔7が設けられていることにより、一方向電流整流素子
1の組織内のイオン作用、電位作用が活発になり、整流
効果が向上すると共に、貼り付け個所に痒み、被れ等が
生じ難くなる。
【0019】治療具の支持体のテープ6は、例えば肌色
の伸縮絆にアクリル酸エステルの粘着剤を均一に塗布し
た粘着テープを使用し、安全性の高い貼付用絆創膏であ
る。次に、この実施の形態1の本発明に係るテープ付き
治療具を福岡大学病院リハビリテーション部にて、実際
に入院及び外来患者に治療実験[以下『治験』という]
したが、その経緯・結果を掲記し、本発明の作用効果を
説明する。試供品は、外被は防水耐圧ガラスから成る円
筒形の一方向電流整流素子1に銅線3に金メッキが施さ
れた円形状の電流捕捉プローブ2と、それらを患部に押
圧装着する片面が粘着性でその中央部に通気孔7を開け
たテープ6(絆創膏)を用い、つまり図1,図2に示す
通りの構成である。
【0020】患部のポイントと思われる部位に医師の指
示の下に貼付され、一方向電流整流素子1に円形の直径
が9mm、銅線3の径が0.5mm の電流捕捉プローブ2を備
えた治験用具で、患者(被験者)による凝りから来る疼
痛・自覚痛の変化の観察・印象(VAS=visual analo
g scale と診察を併用する) を装着前とその後適当の時
間経過を待ってその成果を調べている。かつ、比較対照
のために、敢えて一方向電流整流素子1を接続ぜずその
部分を銅線で短絡した部材(銅線で短絡された電流捕捉
プローブ2とテープ6だけのもの)の、対照用具も一部
の患者の患部に使用して、本発明との差異を観察した
(二重盲検法)。症状具合の基準として、軽度は一般の
治療用具(磁気・低周波・鍼等をいう)で凝りや痛みが
殆ど改善し、中度は一般の治療用具では凝りや痛みが改
善しないときもあり、重度は一般の治療用具では凝りや
痛みが全く改善しない症状と定義する。
【0021】また、VAS方式を交えた診察を通して効
能効果を下記のように決めた。著 効 とは24時間〜
48時間以内で改善した場合やVAS検査で72時間以
内に最高数値を出した場合の効果をいう。有 効 とは
24時間〜72時間以内で改善した場合の効果をいう。
やや有効とは72時間以上で改善した場合の効果をい
う。無 効 とは改善なしをいう。中 止 とは脱落を
いう。悪 化 とは症状がひどくなったことをいう。な
お、判定時間を24時間〜72時間の基準を設定したの
は、外来患者の場合の配慮と、本発明に成るテープ付き
治療具の効果の確認は、平均してこれくらいの時間は要
するであろうとの考えに基づく。その治験における患者
各自の成績をそれぞれ表記したのが、表1〜表3であ
り、それは本発明のテープ付き治療具(治験用具)を適
用した場合の成果である。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】それに引換え、銅線で短絡された電流捕捉
プローブ2とテープ6だけの対照用具を適用した場合
が、表4に示す。
【表4】 この場合は、余りにも表1〜表3の効果との差異が歴然
としているため、中途でこちらの治験予定者数を変更し
て少なくし、以後の患者は全て本発明に成るテープ付き
治療具(治験用具)での治験に改めたからである。
【0026】ここで、これらを集計した判定結果が表5
に示される。これらを第1治験成績とする。
【表5】 すなわち、上記の結果、本発明に成るテープ付き治療具
(治験用具)の被験者82名に対して、著効、有効合わ
せて72名となり、この成績により凝りの症状について
の有効率が88%もあるということが確認された。治験
中の中止、脱落はなく、また悪化及び危険と判断する副
作用も確認されなかった。
【0027】銅線で短絡された電流捕捉プローブ2とテ
ープ6だけの対照用具を適用した場合の対照用具では治
療効果が皆無であると考えられる。その理由は10名の
症例全てが、治験用具と対照用具との左右に分けて使用
した二重盲検法であり、片方の治験用具(本発明)は有
効例が多く確認されるのに対して、もう片方の対照用具
(一方向電流整流素子なし)は全く有効例がなく、全て
が無効例の判定であったからである。患者の印象も含
め、触診での圧痛観察等でも、その違いは明白に現れ、
最早11名の治験結果の時点で、本発明・治験用具との
効果の比較は、はっきりと答えが出たものと確信され、
以後の対照用具の適用は意味がないものと判断して取り
止めるに至った。以上のような治験成績を集計した結
果、今回の本発明・治験用具は凝りの症状に対しての効
能効果に大変優れた医療用具であると評価できる。
【0028】〔実施の形態2〕図3は、本発明の実施の
形態2に係る治療具を示す平面図である。本発明に係る
テープ付き治療具Aは、実施の形態1において説明した
治療具Aと治療具Aを皮膚に貼付するテープ6から構成
されるものであるが、テープ6における通気孔の形成方
法としては、図3に示すように、通気孔7に替え、また
通気孔7と共に、テープ面の全体に多数の小孔8を形成
する手段である。本発明の治療具を使用する場合には、
首、肩、背中、腰等の適当な場所に、一方向電流整流素
子1及び電流捕捉プローブを皮膚に当接させた状態で、
片面が粘着性のテープ6によって貼り付ける。このよう
にして、皮膚面の呼吸が円滑化されて被れなどの異常の
発生の恐れが払拭される。
【0029】〔実施の形態3〕図4は本発明の実施の形
態3における凸部を持つ一方向電流整流素子を備える治
療具を示す斜視図、図5は図4の上から見た平面図、図
6は凸部を持つ一方向電流整流素子の側面図である。こ
のように、一方向電流整流素子1の皮膚との当接側は凸
部分5が形成され、治療具Bを側方から見ると、凸部分
5は電流捕捉プローブ2から突出した状態となってい
る。図4〜図6に示すように、一方向電流整流素子1の
皮膚との当接側は凸部分5が形成されていることによ
り、皮膚に治療具Aを貼付した場合に、「貼付型接触
針」という「鍼や灸」のような効果を生じ、細胞に刺激
が与えられ、血行が良くなり治療効果が向上する。
【0030】〔実施の形態4〕図7は、本発明の実施の
形態4における他の形状をとる一方向電流整流素子を示
す側面図である。一方向電流整流素子1の凸部分5の形
状としては、図7に示すように、円筒状に形成された一
方向電流整流素子1の適当場所に、くびれを1つあるい
はそれ以上形成する方法を用いて形成してもよい。この
方法による凹凸形状によっても、実施の形態3と同様の
効果を生じる。
【0031】〔実施の形態5〕図8は、本発明の実施の
形態5に係る通気孔を持つテープ付き治療具を示す平面
図である。実施の形態5に係るテープ付き治療具Cは、
実施の形態3において説明した治療具Bと該治療具を皮
膚に貼付するテープ6から構成されるものであり、テー
プ6は円形に形成され、一面のみが粘着性を有し、テー
プ面の外周は治療具の外周より大きめに形成され、テー
プ面の中央には4角形の通気孔7が設けられている。こ
の通気孔7は一方向電流整流素子1が露出する程度の大
きさを有し、この通気孔7が設けられていることによ
り、一方向電流整流素子1の組織内のイオン作用、電位
作用が活発になり、整流効果が向上すると共に、貼り付
け個所に痒み、被れ等が生じ難くなる。
【0032】〔実施の形態6〕図9は、本発明の実施の
形態6に係る小孔を持つテープ付き治療具を示す斜視図
である。すなわち、図8の通気孔7の形成方法としては
図9に示すように、テープ面の全体に多数の小孔を形成
する場合もあり、これは図3に準ずる。
【0033】ところで、本発明に成るテープ付き治療具
の患部への装着方法を説明する。図10は、本発明の治
療具の人体の手の親指と人指し指の付け根に装着した状
態を示す説明図である。また、図11は本発明の治療具
の人体の足首の後ろ側に装着した状態を示す説明図であ
る。本発明の治療具を使用する場合には、首、肩、背
中、腰等の適当な場所に一方向電流整流素子1・電流捕
捉プローブ2、並びに凸部分5を皮膚に当接させた状態
でテープ6によって貼り付ける。貼り付ける場所の一例
としては、図10に示すように手の親指と人指し指の付
け根、あるいは図11に示すように足首の後ろ側に貼付
することもある。
【0034】次に、本発明の治療具及びテープ付き治療
具を適用した第2治験成績の74例についての集計結果
を表5、表6に示す。この集計結果は、内科医が症状の
かなり進行している病人に対して行った臨床データであ
り、症状のかなり進行している人であるにもかかわわら
ず、医学者が認める有効率が90%以上も現れて、その
なかで理学療法中のリュウマチ患者の痛みも、短時間で
改善したとの報告もなされているものであった。このよ
うに、健康人のみならず病人に対しても顕著な効果(著
効)を発揮することが証明された。すなわち、
【0035】a. その効果の欄に記入された1の表す
(著効)は、15分〜24分以内に鎮痛効果があり、そ
の後次第に運動機能の改善のあった者、 b. その効果の欄に記入された2の表す(有効)は、
15分〜24分以内で鎮痛効果を認めた者、 c. その効果の欄に記入された3の表す(無効)は鎮
痛効果を認めなかった者である。
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】 表6、表7によると74例中、著効12名、有効54
名、無効8名であり、著効+有効は66名であり、90
%の有効率であった。
【0038】また、本発明の治療具及びテープ付き治療
具をサッカーチームの選手12人に適用した集計結果を
表8に示す。これを第3治験成績とする。
【表8】 表8によると12名中、(A良くなった)あるいは(B
ちょっと良くなった)者の合計は11名に達し、90%
以上の効果があることが確認された。
【0039】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、第1〜第3治験成績からいずれも、本発明は特に
身体の凝り症状に特段の治療効果を奏することが認めら
れる。そして、本発明の具体的な構成は本実施の形態に
限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲
の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、前
記実施の形態において、テープの表面に多数の通気孔の
形成された構成のものについて説明したが、テープ孔の
形状、数については任意であり、ガーゼのようにテープ
面全体が通気性を有する素材によって形成されている場
合であっても本発明は含まれる。また、テープの素材に
チタンやプラチナなどの生体電流を活発にするものや、
遠赤外線などを放射するファイバーなどを利用すること
によって、それらの相互効果を高めることも可能であ
る。
【0040】そして、前記実施の形態においては治療具
を皮膚に直接貼付する場合について説明したが、この他
サポーター、腹巻き、下着類等に装着して使用すること
も可能である。さらに、前記実施の形態においては、電
流捕捉プローブの表面に金、銀、チタン、プラチナのい
ずれかの金属によってメッキの施された構成のものにつ
いて説明したが、メッキについては電気的良導体で皮膚
に馴染む他の金属によるメッキでも良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1の治療具においては、一方向電流整流素子の周囲に両
端子と導通された電流捕捉プローブを設けたので、患部
に押圧して適当な時間継続して貼ることにより、鍼灸効
果的な作用が発揮され、生体電流の乱れを越えて、血行
を正常にすることができる。本発明請求項2の治療具に
おいては、請求項1の治療具の効果に加えて、通気性が
良くなり、皮膚呼吸の正常化を図ることができ、長時間
装着した場合であっても、むれ等を生じることがない。
また、通気性が良くなることにより、一方向電流整流素
子の組織内のイオン作用、電位作用が活発になり、整流
効果が上がり、効率的に患部を治療することができる。
【0042】本発明請求項3の治療具においては、請求
項2の治療具の効果をさらに一段と向上させることがで
きる。本発明請求項4の治療具においては、一方向電流
整流素子は皮膚との当接に凸部分を有しているのいで、
凸部分を皮膚の表面に当接して貼ることにより、細胞を
押圧して血行停滞を有効に解消することができる。本発
明請求項5の治療具においては、請求項4の治療具の効
果に加えて、電流捕捉プローブの表面に金、銀、チタ
ン、プラチナのいずれかの金属によってメッキが施され
ている構成としたので、ハンダメッキ等の有害物質から
皮膚を保護し、金属による皮膚の被れを防止することが
できると共に、身体に生じた微弱電流を効率的に捕捉
し、整流効果及び治療効果を向上させることができる。
【0043】本発明請求項6の治療具においては、テー
プの通気孔の大きさを一方向電流整流素子の一部または
全部が露出する程度の大きさとしたので、露出した一方
向電流整流素子に光線を集積させることができ、当該治
療具が起熱することで温熱灸効果が得られ、さらに温熱
効果により生体電流を活性化させると共に、当該治療具
の整流効果を向上させることができる。本発明請求項7
のテープ付き治療具においては、テープに空気通過用の
多数の孔を形成したので、通気性が良くなり、長時間装
着した場合であっても、皮膚にむれ等を生じることがな
く、また、通気性が良くなることにより、一方向電流整
流素子の組織内のイオン作用、電位作用が活発になり、
整流効果が上がり、効率的に患部を治療することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るテープ付き治療具
を示す平面図
【図2】本発明の実施の形態1に係るテープ付き治療具
を示す拡大した斜視図
【図3】本発明の実施の形態2に係るテープ付き治療具
を示す平面図
【図4】本発明の実施の形態3に係る一方向電流整流素
子に凸部を設けた治療具を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態3に係る凸部を設けた治療
具を示す平面図
【図6】本発明の実施の形態3に係る一方向電流整流素
子に設けた凸部を示す側面図
【図7】本発明の実施の形態4に係る一方向電流整流素
子に設けた異なる形状の凸部を示す側面図
【図8】本発明の実施の形態5に係るテープ付き治療具
を示す平面図
【図9】本発明の実施の形態6に係るテープ付き治療具
を示す斜視図
【図10】本発明の治療具が人体の手の親指と人指し指
の付け根に装着された状態を示す説明図
【図11】本発明の治療具が人体の足首の後ろ側に装着
された状態を示す説明図
【符号の説明】
A 本発明実施の形態1,2におけるテープ付き治療具 B 本発明実施の形態3,4における治療具 C 本発明実施の形態5,6におけるテープ付き治療具 1 一方向電流整流素子 2 電流捕捉プローブ 3 銅線 4 終端 5 凸部分 6 テープ 7 通気孔 8 小孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向電流整流素子を備え、 該一方向電流整流素子の両極性端子から伸延し、且つ一
    方向電流整流素子をその中心として外延部周囲に略円形
    状に周回する銅線を素材とする電流捕捉プローブを設
    け、 該電流捕捉プローブの外周表面を金,銀,チタン,プラ
    チナなどの中のいずれかの金属でメッキを施し、 前記一方向電流整流素子の全部若しくは一部を露出する
    スリットを開設して、片面に粘着性を帯有するテープを
    具備すると共に、 前記一方向電流整流素子及び前記電流捕捉プローブが一
    体を成す一面から前記テープを患部皮膚面に押圧して、
    前記一体の多面が前記皮膚面に装着されるようにして構
    成されたことを特徴とするテープ付き治療具。
  2. 【請求項2】 前記スリットとして、前記一方向電流整
    流素子を前記テープの中央部において、その表面から逸
    脱して一部または全部が露出される程度の大きさの通気
    孔であることを特徴とする請求項1に記載のテープ付き
    治療具。
  3. 【請求項3】 前記スリットとして、相互に間隔を有す
    る複数個の小孔とすることを特徴とする請求項1に記載
    のテープ付き治療具。
  4. 【請求項4】 一方向電流整流素子を備え、 該一方向電流整流素子の両極性端子から伸延し、且つ一
    方向電流整流素子をその中心として外延部周囲に略円形
    状に周回する銅線を素材とする電流捕捉プローブを設
    け、 前記一方向電流整流素子の両極端子は、前記電流捕捉プ
    ローブを介して電流が導通状態に連結接続されると共
    に、 前記一方向電流整流素子の人体の皮膚表面に装着する側
    面に、前記皮膚面に当接するようにした凸部を有するこ
    とを特徴とする治療具。
  5. 【請求項5】 前記電流捕捉プローブの外周表面に、電
    気的良導体で前記皮膚表面に長時間の接触に基づく被れ
    等の異変が生起しない金,銀,チタン,プラチナなどの
    いずれかの金属によってメッキが施されていることを特
    徴とする請求項4に記載の治療具。
  6. 【請求項6】 一方向電流整流素子と、該一方向電流整
    流素子の周囲に設けられた電流捕捉プローブとを備えて
    構成された治療具と、該治療具をその粘着面に張り付け
    テープと一体化して形成され、前記治療具を前記皮膚表
    面に貼付装着するテープを有するテープ付き治療具であ
    って、 前記一方向電流整流素子の両極端子は、電流捕捉プロー
    ブを介して電流が導通状態に連結接続されると共に、 前記一方向電流整流素子の人体の皮膚表面に装着する側
    面に、前記皮膚面に当接するようにした凸部を有し、 前記電流捕捉プローブの外周表面に、電気的良導体で前
    記皮膚表面に長時間の接触に基づく被れ等の異変が生起
    しない金,銀,チタン,プラチナなどの中のいずれかの
    金属によってメッキが施され、 前記テープには通気用の孔が開設されていることを特徴
    とするテープ付き治療具。
  7. 【請求項7】 前記テープの中心部付近に開設されてい
    る孔は、前記一方向電流整流素子の一部または全部が露
    出される程度の大きさであることを特徴とする請求項6
    記載のテープ付き治療具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100491040B1 (ko) * 2001-10-10 2005-06-14 고주선 다이어트 장치
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JP2007330371A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Kyushu Color Form:Kk 治療用接触粒貼付シート
WO2020184404A1 (ja) * 2019-03-08 2020-09-17 トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 センサ装置及びホルダ

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