JPH10174682A - 生物学的検体サンプルの採取および解析中毛管を保持するカセット、生物学的流体サンプルを収容しかつそれを解析するための組立体および毛管内の生物学的検体サンプルを解析する方法 - Google Patents
生物学的検体サンプルの採取および解析中毛管を保持するカセット、生物学的流体サンプルを収容しかつそれを解析するための組立体および毛管内の生物学的検体サンプルを解析する方法Info
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- JPH10174682A JPH10174682A JP9321579A JP32157997A JPH10174682A JP H10174682 A JPH10174682 A JP H10174682A JP 9321579 A JP9321579 A JP 9321579A JP 32157997 A JP32157997 A JP 32157997A JP H10174682 A JPH10174682 A JP H10174682A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 血液のサンプルを採取する人々が、毛管また
は血液に直接接触することなしに血液のサンプルの採取
が可能になる、毛管ホルダを得ること。 【解決手段】 透明な毛管４は血液採取および検査中カ
セット形容器２に保持される。カセット２は毛管４を損
傷しないように保護し、患者および血液サンプル検査情
報記入ラベルの貼付けを可能にし、また技術者が毛管ま
たは血液に直接接触する必要なしに血液サンプルを採取
しかつ検査することを可能にする。血液サンプル２４が
毛管４の中に採取されると、カセットは重力式血液細胞
計数の実施に使用することができる。
は血液に直接接触することなしに血液のサンプルの採取
が可能になる、毛管ホルダを得ること。 【解決手段】 透明な毛管４は血液採取および検査中カ
セット形容器２に保持される。カセット２は毛管４を損
傷しないように保護し、患者および血液サンプル検査情
報記入ラベルの貼付けを可能にし、また技術者が毛管ま
たは血液に直接接触する必要なしに血液サンプルを採取
しかつ検査することを可能にする。血液サンプル２４が
毛管４の中に採取されると、カセットは重力式血液細胞
計数の実施に使用することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は血液サンプルの採取
中、また血液サンプルの重力計解析中、透明な血液サン
プリング管を保持するカセットに関する。とくに本発明
は、血液サンプルを採取しかつ解析する技術者がサンプ
リング管または血液サンプルと直接接触することなし
に、血液サンプルの採取および解析を可能にするカセッ
トに関するものである。
中、また血液サンプルの重力計解析中、透明な血液サン
プリング管を保持するカセットに関する。とくに本発明
は、血液サンプルを採取しかつ解析する技術者がサンプ
リング管または血液サンプルと直接接触することなし
に、血液サンプルの採取および解析を可能にするカセッ
トに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガラス毛管は種々の状況において血液サ
ンプルを抜き取り採取しかつ検査する容器として使用さ
れている。とくにガラス毛管は、１９７７年６月７日
に、エス．シー．ワードロー（Ｓ．Ｃ．Ｗａｒｄｌａ
ｗ）他に特許を付与された米国特許第４０２７６６０号
の明細書に記載されたように、血液学的検査の実施に使
用されている。かかる管は種々の血液検査の実施に関連
して広範囲に使用されているが、管の破壊および技術者
の伝染の可能性がある血液との接触の危険のために、技
術者およびこれらの管を使用する人々の一部に懸念が増
大している。しかしながら、ガラス管は多くの検査とく
に上記のような検査に必要で、別の血液容器では間に合
わない。プラスチック管またはプラスチックでコーティ
ングされた管が、破損の危険を減少する試みとしてある
場合に使用されたが、管の破損が僅かに減少しただけで
汚染した血液との接触の問題はそのまま残された。管に
よる危険は検査が実施された後でさえも残っており、管
は皮下注射針と同じように廃棄されなければならない。
毛管収集に関連する付加的課題は、ラベルを貼りうる場
所が管の上にないことである。しかして、管の内容物は
直ちに処理しなければならないか、または管は別のラベ
ル付き容器内に入れなければならない。
ンプルを抜き取り採取しかつ検査する容器として使用さ
れている。とくにガラス毛管は、１９７７年６月７日
に、エス．シー．ワードロー（Ｓ．Ｃ．Ｗａｒｄｌａ
ｗ）他に特許を付与された米国特許第４０２７６６０号
の明細書に記載されたように、血液学的検査の実施に使
用されている。かかる管は種々の血液検査の実施に関連
して広範囲に使用されているが、管の破壊および技術者
の伝染の可能性がある血液との接触の危険のために、技
術者およびこれらの管を使用する人々の一部に懸念が増
大している。しかしながら、ガラス管は多くの検査とく
に上記のような検査に必要で、別の血液容器では間に合
わない。プラスチック管またはプラスチックでコーティ
ングされた管が、破損の危険を減少する試みとしてある
場合に使用されたが、管の破損が僅かに減少しただけで
汚染した血液との接触の問題はそのまま残された。管に
よる危険は検査が実施された後でさえも残っており、管
は皮下注射針と同じように廃棄されなければならない。
毛管収集に関連する付加的課題は、ラベルを貼りうる場
所が管の上にないことである。しかして、管の内容物は
直ちに処理しなければならないか、または管は別のラベ
ル付き容器内に入れなければならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】通常の使用法におい
て、血液は毛管作用によりまたはピペットによって管の
一端内に採取される。一杯になると、管は拭きとられ、
ふたをされ、ついで器具内に置かれるかまたは移送され
る。その構造に不可避ないくつかの特徴のため、毛管に
血液が集まる危険が発生する。第１に、管は、その径が
小さいため、処理を誤ると破損し易い。拭取り、とくに
ふたをする段階では曲げ圧力を発生し易く、管を粉砕し
オペレータを傷付ける可能性がある。小形の管は、取扱
い難いため、とくにゴム手袋をはめているときこの危険
が倍加する。拭取りは注入中管の側面に溜った血液が、
もし除去されなければ、周囲を汚染するため必要である
が、この除去はオペレータをして直接この血液に接触せ
しめる。血液を採取しかつ検査するため、破損したガラ
スまたは血液に接触することなしにガラス毛管の使用を
続けうることが望ましい。上記すべての欠点は、中に毛
管が収容される特殊なカセットに関する本発明によって
克服することができた。
て、血液は毛管作用によりまたはピペットによって管の
一端内に採取される。一杯になると、管は拭きとられ、
ふたをされ、ついで器具内に置かれるかまたは移送され
る。その構造に不可避ないくつかの特徴のため、毛管に
血液が集まる危険が発生する。第１に、管は、その径が
小さいため、処理を誤ると破損し易い。拭取り、とくに
ふたをする段階では曲げ圧力を発生し易く、管を粉砕し
オペレータを傷付ける可能性がある。小形の管は、取扱
い難いため、とくにゴム手袋をはめているときこの危険
が倍加する。拭取りは注入中管の側面に溜った血液が、
もし除去されなければ、周囲を汚染するため必要である
が、この除去はオペレータをして直接この血液に接触せ
しめる。血液を採取しかつ検査するため、破損したガラ
スまたは血液に接触することなしにガラス毛管の使用を
続けうることが望ましい。上記すべての欠点は、中に毛
管が収容される特殊なカセットに関する本発明によって
克服することができた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は予め毛管を取付
けられ、かつ上記従来の技術の明細書に記載された型の
血液細胞層拡張フロート挿入体を有する、特殊なカート
リッジまたはカセットに関するものである。カセット
は、カセットを取扱う医学技術者等が管との直接接触を
経験しないように、工場で予め取付けることができる。
カセットは、閉鎖端および開放端を有する内部凹所を備
える。管閉鎖プラグがカセット凹所の閉鎖端に設置さ
れ、フロートはカセット凹所内に閉鎖プラグと接触して
設置される。組立て中、適当な染料を収容する毛管は、
その開放端から、フロートが組立体に設けられるとき、
毛管の一端をカセット凹所のフロートの一端に嵌装させ
るのに必要な長さ挿入される。管のこの挿入の程度は、
管の一部がカセット凹所の開放端から突出する程度であ
る。
けられ、かつ上記従来の技術の明細書に記載された型の
血液細胞層拡張フロート挿入体を有する、特殊なカート
リッジまたはカセットに関するものである。カセット
は、カセットを取扱う医学技術者等が管との直接接触を
経験しないように、工場で予め取付けることができる。
カセットは、閉鎖端および開放端を有する内部凹所を備
える。管閉鎖プラグがカセット凹所の閉鎖端に設置さ
れ、フロートはカセット凹所内に閉鎖プラグと接触して
設置される。組立て中、適当な染料を収容する毛管は、
その開放端から、フロートが組立体に設けられるとき、
毛管の一端をカセット凹所のフロートの一端に嵌装させ
るのに必要な長さ挿入される。管のこの挿入の程度は、
管の一部がカセット凹所の開放端から突出する程度であ
る。
【０００５】血液サンプルを採取するため、技術者は、
フィンガスティック等により、サンプルを採取するため
カセットを把持して毛管の端部を突出させることができ
る。サンプルが採取されるとき、技術者は自分で管に接
触する必要なしに、管をカセット凹所に完全に滑り込ま
せることができる。管およびその内容物がカセット内に
完全に収容されると、カセットは患者名および所要の検
査情報を記入するラベルを貼付することができ、そして
必要な血液検査を実施することができる。血液検査は、
運動学的読取りおよび解析過程および、共願の代理人文
書番号Ｈ−１２７４およびＨ−１２１９にそれぞれ記載
された器具によって、実施することができる。
フィンガスティック等により、サンプルを採取するため
カセットを把持して毛管の端部を突出させることができ
る。サンプルが採取されるとき、技術者は自分で管に接
触する必要なしに、管をカセット凹所に完全に滑り込ま
せることができる。管およびその内容物がカセット内に
完全に収容されると、カセットは患者名および所要の検
査情報を記入するラベルを貼付することができ、そして
必要な血液検査を実施することができる。血液検査は、
運動学的読取りおよび解析過程および、共願の代理人文
書番号Ｈ−１２７４およびＨ−１２１９にそれぞれ記載
された器具によって、実施することができる。
【０００６】したがって本発明の目的は、血液サンプリ
ングおよび検査器具として毛管の利点を維持しながら、
使用者に対して危険の一層少ない血液サンプリング毛管
を使用させることにある。本発明の別の目的は、患者の
血液サンプルの抜き取りによる採取を、血液サンプルを
採取する人々に毛管または血液に直接接触することなし
に可能にする、毛管ホルダを得ることにある。本発明の
さらに別の目的は、毛管を破損しないように保護する上
記特徴を有する毛管ホルダを得ることにある。本発明の
なお別の目的は、患者名および血液検査情報のいずれか
一方または双方を記載するラベルに便利に対応するため
十分に広い面積を備えた、上記特徴を有する毛管ホルダ
を得ることにある。本発明のこれらのおよび別の目的お
よび利点は、添付図面を同時に参照するとき、下記の詳
細な説明から一層容易に明らかになるであろう。
ングおよび検査器具として毛管の利点を維持しながら、
使用者に対して危険の一層少ない血液サンプリング毛管
を使用させることにある。本発明の別の目的は、患者の
血液サンプルの抜き取りによる採取を、血液サンプルを
採取する人々に毛管または血液に直接接触することなし
に可能にする、毛管ホルダを得ることにある。本発明の
さらに別の目的は、毛管を破損しないように保護する上
記特徴を有する毛管ホルダを得ることにある。本発明の
なお別の目的は、患者名および血液検査情報のいずれか
一方または双方を記載するラベルに便利に対応するため
十分に広い面積を備えた、上記特徴を有する毛管ホルダ
を得ることにある。本発明のこれらのおよび別の目的お
よび利点は、添付図面を同時に参照するとき、下記の詳
細な説明から一層容易に明らかになるであろう。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１を参照すると、カセット２の
本体は全体的に長方形で、好適にはポリスチレンのよう
な射出成型されたプラスチックで構成されている。外側
寸法は約１．０cm×１．５cm×８．５cmである。ガラス
またはプラスチック毛管４はカセットの凹所６内に設置
され、その中で縦方向に移動可能である。上記米国特許
第４０２７６６０号明細書にすでに引用された教示に従
って血液検査を実施するとき、プラスチックフロート８
も部分的に管４およびカセット凹所６内に収容される。
弾性プラグ１０は、カセット２が閉鎖され管４が完全に
カセット２内に挿入されるとき、管４の端部に係合する
ように凹所６の閉鎖端に設置される。
本体は全体的に長方形で、好適にはポリスチレンのよう
な射出成型されたプラスチックで構成されている。外側
寸法は約１．０cm×１．５cm×８．５cmである。ガラス
またはプラスチック毛管４はカセットの凹所６内に設置
され、その中で縦方向に移動可能である。上記米国特許
第４０２７６６０号明細書にすでに引用された教示に従
って血液検査を実施するとき、プラスチックフロート８
も部分的に管４およびカセット凹所６内に収容される。
弾性プラグ１０は、カセット２が閉鎖され管４が完全に
カセット２内に挿入されるとき、管４の端部に係合する
ように凹所６の閉鎖端に設置される。
【０００８】そうでなければ、プラグ１０は省略され、
吸湿性シールを有する自閉式毛管を使用することができ
る。カセット２の開放端には、弾性パッド１４を有する
ふた１２が蝶着されている。弾性プラグ１０ならびにパ
ッド１４は適宜のエラストマから作ることができ、好適
にはシリコンから作られる。またカセット２の開放端に
は、親水性の紙、フォーム等から製造された吸収ガスケ
ット１６が設けられている。またガスケット１６は、管
４を支持しかつ管４が自由に凹所６内で摺動するのを阻
止する。ふた１２は、好適には閉鎖位置においてふた１
２をロックするためカセット２の側面の切欠き３０と係
合するフランジ２８を備えている。
吸湿性シールを有する自閉式毛管を使用することができ
る。カセット２の開放端には、弾性パッド１４を有する
ふた１２が蝶着されている。弾性プラグ１０ならびにパ
ッド１４は適宜のエラストマから作ることができ、好適
にはシリコンから作られる。またカセット２の開放端に
は、親水性の紙、フォーム等から製造された吸収ガスケ
ット１６が設けられている。またガスケット１６は、管
４を支持しかつ管４が自由に凹所６内で摺動するのを阻
止する。ふた１２は、好適には閉鎖位置においてふた１
２をロックするためカセット２の側面の切欠き３０と係
合するフランジ２８を備えている。
【０００９】図２は凹所６を形成するカセット２の内部
構造を示している。カセット２の内側には、管４を横方
向に拘束する一対の向合った支持体１８が設けられてい
る。支持体１８は、管４の少なくとも一側が管４のカセ
ット２の壁３に設けられた、溝５または透明な窓から見
えるように、設置される。カセット２を、共願の特許出
願の代理人文書番号Ｈ−１２１９に記載されたような遠
心読取器具内に確実に正確に位置決めするため、カセッ
ト２の一側２０はテーパを設けられるかまたは別の方法
で成形され、そこでカセットは遠心読取器具の対応する
溝に鳩尾状に設置可能となり、またタブ２２がカセット
２の遠心読取器の溝への出し入れを容易にするため設け
られている。
構造を示している。カセット２の内側には、管４を横方
向に拘束する一対の向合った支持体１８が設けられてい
る。支持体１８は、管４の少なくとも一側が管４のカセ
ット２の壁３に設けられた、溝５または透明な窓から見
えるように、設置される。カセット２を、共願の特許出
願の代理人文書番号Ｈ−１２１９に記載されたような遠
心読取器具内に確実に正確に位置決めするため、カセッ
ト２の一側２０はテーパを設けられるかまたは別の方法
で成形され、そこでカセットは遠心読取器具の対応する
溝に鳩尾状に設置可能となり、またタブ２２がカセット
２の遠心読取器の溝への出し入れを容易にするため設け
られている。
【００１０】図３に示すように、指穿刺または他の血液
源からの血液の液滴２４が管と接触せしめられるとき、
血液は管４内に毛管作用によって引込まれる。血液の流
れは作業者が管４を血液の液滴２４から離すことによ
り、または管４に管４内の血液に作用する毛管力を打消
す疎水性区域２６を設けることによって停止される。大
部分の検査に対して、血液サンプルは管４内のヘパリン
の薄いコーティングによって凝結を防止される。
源からの血液の液滴２４が管と接触せしめられるとき、
血液は管４内に毛管作用によって引込まれる。血液の流
れは作業者が管４を血液の液滴２４から離すことによ
り、または管４に管４内の血液に作用する毛管力を打消
す疎水性区域２６を設けることによって停止される。大
部分の検査に対して、血液サンプルは管４内のヘパリン
の薄いコーティングによって凝結を防止される。
【００１１】図４に示したように、カセットふた１２は
閉鎖方向に旋回して、パッド１４を管４の端部上に接触
させる。ふた１２が閉鎖されたとき、管４はカセット凹
所６内に、管４の内端がプラグ１０によってシールされ
るように、管４の内端がプラグ１０に係合するまで、完
全に押込まれる。管４がカセット２内に挿入されると
き、管４はすべての余分な血液が管４の外側から除去さ
れるように吸収ガスケット１６によって拭取られる。
閉鎖方向に旋回して、パッド１４を管４の端部上に接触
させる。ふた１２が閉鎖されたとき、管４はカセット凹
所６内に、管４の内端がプラグ１０によってシールされ
るように、管４の内端がプラグ１０に係合するまで、完
全に押込まれる。管４がカセット２内に挿入されると
き、管４はすべての余分な血液が管４の外側から除去さ
れるように吸収ガスケット１６によって拭取られる。
【００１２】図５に示すように、プラグ１０およびパッ
ド１４の弾性は管４の頂端をパッド１４に密に押付けて
保持し、それにより管４の頂端を閉鎖し、一方プラグ１
０は管４の下端をシールする。図５に示された管カセッ
ト組立体は、共願の米国特許出願代理人文書番号Ｈ−１
２１９号に記載された形の遠心装置に設置され、管カセ
ット組立体は遠心力をうけ、血液成分測定が共願の米国
特許出願代理人文書番号Ｈ−１２７４に記載された運動
学的方法に従って実施される。
ド１４の弾性は管４の頂端をパッド１４に密に押付けて
保持し、それにより管４の頂端を閉鎖し、一方プラグ１
０は管４の下端をシールする。図５に示された管カセッ
ト組立体は、共願の米国特許出願代理人文書番号Ｈ−１
２１９号に記載された形の遠心装置に設置され、管カセ
ット組立体は遠心力をうけ、血液成分測定が共願の米国
特許出願代理人文書番号Ｈ−１２７４に記載された運動
学的方法に従って実施される。
【００１３】血液採取作用がオペレータによる管のいか
なる正確な操作も必要とせず、また管の破損から生ずる
負傷の機会がなくなることは容易に理解しうるであろ
う。さらに、カセットを使用することにより、サンプリ
ング管に技術者が直接接触する必要性がなくなり、その
結果、技術者を血液との直接接触による傷害の危険から
保護すること、および管が血液から適切に確実に清掃さ
れることの二重の利点が得られる。カセットの大きさは
取扱を容易にするとともに、カセットの表面にラベルの
取付けおよびバーコードの記入のいずれか一方または双
方のための適当な場所ができる。本発明の開示された実
施例に対する多くの変形および変更が、発明の概念から
離れることなくなしうるため、特許請求の範囲の記載に
よって必要とされるものとは別の方法で本発明を限定す
る意図はない。
なる正確な操作も必要とせず、また管の破損から生ずる
負傷の機会がなくなることは容易に理解しうるであろ
う。さらに、カセットを使用することにより、サンプリ
ング管に技術者が直接接触する必要性がなくなり、その
結果、技術者を血液との直接接触による傷害の危険から
保護すること、および管が血液から適切に確実に清掃さ
れることの二重の利点が得られる。カセットの大きさは
取扱を容易にするとともに、カセットの表面にラベルの
取付けおよびバーコードの記入のいずれか一方または双
方のための適当な場所ができる。本発明の開示された実
施例に対する多くの変形および変更が、発明の概念から
離れることなくなしうるため、特許請求の範囲の記載に
よって必要とされるものとは別の方法で本発明を限定す
る意図はない。
【図１】本発明によって構成された毛管および管ホルダ
カセット組立体の好適な実施例の縦断面図。
カセット組立体の好適な実施例の縦断面図。
【図２】図１の２−２線に沿うカセットおよび管組立体
の横断面図。
の横断面図。
【図３】充填されるときのカセットおよび管組立体の縦
断面図。
断面図。
【図４】血液を充填された後のカセットおよび管組立体
の縦断面図。
の縦断面図。
【図５】カセットが完全に閉鎖された後のカセットおよ
び管組立体の縦断面図。
び管組立体の縦断面図。
２ カセット ３ 壁 ４ 管 ５ 溝 ６ カセット凹所 ８ プラスチックフロート １０ プラグ １２ ふた １４ 弾性パッド １６ 吸収ガスケット １８ 支持体 ２２ タブ ２４ 血液の液滴 ２６ 疎水性区域 ２８ フランジ ３０ 切欠き
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成９年１２月１５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (11)
- 【請求項１】 生物学的検体サンプルの採取および解析
中毛管を保持するカセットにおいて、前記カセットが ａ）側壁、開放上端、および閉鎖底端を有する本体、 ｂ）前記開放上端を通して毛管をぴったりうけ入れる前
記本体内の凹所、 ｃ）前記凹所の一端を選択的に閉鎖するふた、および ｄ）毛管内におけるサンプルの光学的解析を可能にする
ため前記側壁を通して前記凹所内に設置された毛管を観
察するための前記本体部分の透明部、 を有する前記毛管を保持するカセット。 - 【請求項２】 前記ふたが前記本体部分の一端壁に蝶着
された請求項１に記載されたカセット。 - 【請求項３】 前記ふたは前記ふたが前記凹所の前記一
端を閉鎖するとき前記本体部分の凹所内に毛管を押込む
ための弾性バッドを有する請求項１に記載されたカセッ
ト。 - 【請求項４】 前記凹所内に設置された毛管の外面から
過剰のサンプルを除去するため前記凹所の一端に吸収性
ガスケットをさらに有する請求項１に記載されたカセッ
ト。 - 【請求項５】 前記側壁の少なくとも一つが遠心プラテ
ンの補完的溝と鳩尾状に係合するように前記頂壁および
底壁に対して角度をなして設置される請求項１に記載さ
れたカセット。 - 【請求項６】 生物学的流体サンプルを収容しかつそれ
を解析するための組立体において、前記組立体が ａ） 向合った側壁、頂壁および底壁を有し、かつ前記
端壁の一つを通って開放する内部凹所を有するカセッ
ト、および ｂ） 前記カセット凹所内に設置され、その一端が前記
カセット端壁の前記一っを越えて所定の長さ突出し、そ
の長さは前記毛管が前記カセット内に収容されたときそ
の前記突出端部を通して前記毛管内に検体サンプルを採
取するのに十分な長さである、サンプルうけ入れ透明毛
管、 を有する前記組立体。 - 【請求項７】 前記ふたが前記本体部分の一端壁に蝶着
された請求項６に記載された組立体。 - 【請求項８】 前記ふたは前記ふたが前記凹所の前記一
端を閉鎖するとき前記本体部分の凹所内に毛管を押込む
ための弾性パッドを有する請求項６に記載された組立
体。 - 【請求項９】 前記凹所内に設置された毛管の外面から
過剰なサンプルを除去するための前記凹所の一端におけ
る吸収性ガスケットをさらに有する請求項６に記載され
た組立体。 - 【請求項１０】 前記側壁の少なくとも一つはカセット
が遠心プラテンの補完的溝と鳩尾状に係合するように前
記頂壁および底壁に対して角度をなして設置された請求
項６に記載された組立体。 - 【請求項１１】 毛管内の生物学的検体サンプルを解析
する方法において、前記方法が、 ａ） 開放端および内部凹所を有する保護カセット、お
よび前記凹所内に設置される毛管を準備し、前記毛管の
一端を前記カセットの前記開放端を越えて突出させるこ
と、 ｂ）生物学的検体サンプルを前記毛管内にその前記一端
を通して採取すること、 ｃ）前記カセットの前記開放端を閉鎖し、同時に前記毛
管の一端を前記カセット凹所内に押込みそれにより前記
毛管を完全に前記カセット内に収容すること、 ｄ） 前記毛管を前記カセット内においたまま検体サン
プルを別の成分に重力分離するため前記毛管に遠心力を
加えること、および ｅ）前記毛管を前記カセット内においたまま前記分離し
た成分を光学的に検査すること、 の各段階を含む前記解析方法。
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