JPH10174434A - 電力変換器及びその制御回路 - Google Patents

電力変換器及びその制御回路

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JPH10174434A
JPH10174434A JP9298636A JP29863697A JPH10174434A JP H10174434 A JPH10174434 A JP H10174434A JP 9298636 A JP9298636 A JP 9298636A JP 29863697 A JP29863697 A JP 29863697A JP H10174434 A JPH10174434 A JP H10174434A
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signal
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JP9298636A
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R Heiny Carl
カール・アール・ヘイニー
A Nieberger Matthew
マシュー・エイ・ニーバーガー
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で、製造が容易な制御回路を利用する電力
変換回路を提供すること。 【解決手段】制御回路36は、555シリーズICタイマU2
と精密電圧基準V1から構成される。タイマの出力を用い
てMOSFET32を駆動し、変圧器14の一次巻線16を交
互に付勢及び消勢することで、変圧器の二次巻線18,20
が付勢される。二次巻線の電圧は、整流及びフィルタリ
ングされて調整出力供給電圧が形成される。フィードバ
ック制御信号が、基準電圧と調整出力電圧の差に基づき
発生され、それによりコンデンサ28,30の充放電時間を
決定する制御ウィンドウが、タイマ内で確立される。コ
ンデンサの充放電時間は指数関数となるので、フィード
バック制御信号が変化すると、制御ウィンドウが変化
し、更に放電時間に対する充電時間が変化する。充電と
放電時間の和は一定であるので、発振周波数が一定とな
る。従って、市販品が入手可能な制御ICよりも大幅に
低いコストで、PWM制御が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換器に関す
るものである。とりわけ、本発明は、DC/DC変換
器、並びに、当該技術において「フライバック電力変換
器」として知られる電力回路トポロジを制御するための
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】計算装置及び他の電子システム内では、
一般に、さまざまな個別コンポーネントによって、さま
ざまな電圧の電力供給信号が必要とされる。例えば、単
一コンピュータ・システム内では、中央演算処理装置
(CPU)が3.3ボルトで動作し、メモリ回路及び他
の論理回路が5.0ボルトで動作し、他の各種特殊コン
ポーネントが9.0、12.0、または15.0ボルト
で動作するのが普通である。さらに、これらの電圧レベ
ルの中には、アースに対して負のものもあれば、アース
に対して正のものもあれば、分離されているものもあ
る。
【0003】設計者が直面する典型的な問題は、電力供
給信号は、特定の接続またはインターフェイスから得な
ければならないが、特定の接続またはインターフェイス
は、適正な電圧レベル及び/または適正な電流レベルを
供給しないということである。例えば、多くのCPU
は、現在、3.3ボルトで動作するが、5.0ボルトの
供給しか行わないCPUソケットから電力を取り出さな
ければならない。同様に、インターフェイス・カード
は、インターフェイス・カードにとって必要な電圧が供
給されなくても、5.0または9.0ボルトといった、
さまざまな電圧を必要とするのが普通である。
【0004】この問題に対処するため、設計者は、DC
/DC電力変換器を設計に組み込まなければならない。
多くのDC/DC電力変換器による解決策は、Maxim、Li
nearTechnologies、National Semiconductorのような企
業、並びに、他の多くの企業による個別特殊集積回路
(IC)に基づくものである。こうした電力変換IC
は、多種多様な設計のものが入手可能であり、一般に、
DC/DC電力変換器を完成するには、インダクタまた
は変圧器、ショットキ・ダイオード、場合によっては、
外部MOSFETスイッチング装置、及び、電流センス
抵抗器から構成される外部回路を追加することが必要に
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした電力変換IC
は、設計に利用するのに好都合であるが、3つの主たる
欠点を有している。第1に、コストが高くつく。一般
に、最も単純なICの価格でさえ、かなりの量であって
も、1ドルを超える。さらに、DC/DC変換器を完成
するために必要な他の外部コンポーネントのコストに追
加すると、そのコストは、約3.5ドル〜4ドルに跳ね
上がる。
【0006】第2に、工業規格が存在しない。結果とし
て、ある供給業者から入手可能なICと別の供給業者か
ら入手可能なICの互換性が得られない。従って、特定
のICは、単一の供給業者から供給を受けなければなら
ないので、生産ライン全体がその供給業者の能力に影響
されることになる。そのため、設計者は、特定の設計に
傾倒すると、供給業者の変更が困難になるので、供給業
者が、ICの請求価格を暴騰させることにもなる。
【0007】第3に、電力変換ICの多くは、全体性能
の観点から最適とはいえない制御方式を用いている。電
力変換ICは、「パルス周波数変調」(PFM)または
「バンバン」方式を用いるのが普通である。PFM制御
方式は、周波数が変動し、パルス幅が比較的一定したパ
ルス・ストリームを利用して、コンデンサ、インダク
タ、または、変圧器の付勢及び消勢を交互に実施する。
PFM制御方式は、負荷電流が多量のままである限り、
うまく機能するが、負荷電流が、最大電流負荷のほんの
何分の1かにまで減少すると、パルス周波数は大幅に低
下する。PFMベースの変換器の出力電圧リップルの増
大は、パルス周波数に反比例するので、リップルは、軽
い負荷レベルにおいて好ましくない。この問題に対処す
るため、設計者は、極めて大きい出力コンデンサを追加
して、出力電圧リップルを許容可能なレベルまで低下さ
せることを余儀なくされる。
【0008】同様の問題は、バンバン制御方式にも存在
する。バンバン制御方式は、変換器をオンにして、所望
の供給電圧に達するまで、出力コンデンサに充電電流を
供給する。次に、供給電流をオフにする。負荷は、コン
デンサから電荷を取り出すので、コンデンサの電圧は、
しきい値に達するまで降下し、その時点で、供給電流が
オンに戻され、コンデンサが再充電される。バンバン・
ベースの変換器は、高い、望ましくないリップル電圧を
生じ、出力コンデンサを利用して、リップル電圧を補正
することはできない。
【0009】パルス幅変調(PWM)制御方式は、電力
変換産業にも利用され、上述の問題の多くを回避してい
る。PWM制御方式は、また、パルス・ストリームを利
用して、コンデンサ、インダクタ、または、変圧器の付
勢及び消勢を交互に実施する。しかし、パルス幅は、パ
ルス周波数ではなく、負荷に応じて変動する。パルス周
波数は、比較的一定したままのため、出力電圧リップル
は最小限にとどまる。あいにく、PWMの解決策では、
3.3ボルトといった低電圧を5〜9ボルトといったよ
り高い電圧に変換するDC/DC電力変換ICの中に
は、PWMによる解決策は存在しない。
【0010】したがって、本発明の目的は、安価で、製
造が容易な制御回路を利用する電力変換回路を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例の1つで
は、制御回路は、’555タイプのタイマ回路、精密電
圧基準、少数の抵抗器、コンデンサ、及びダイオードを
利用して実施される。
【0012】制御回路は、「オン」状態と「オフ」状態
の間で発振するゲート制御信号を発生し、トランジスタ
を駆動して、変圧器の一次巻線の付勢及び消勢を交互に
行わせる。
【0013】本発明は、第1の抵抗ネットワークを利用
して、コンデンサに充電し、第2の抵抗ネットワークを
利用して、そのコンデンサを放電させる。フィードバッ
ク制御信号が、電力変換器の調整電圧供給信号と電圧基
準信号の比較に基づいて形成される。フィードバック制
御信号を利用して、上方制御値と下方制御値によって制
限される制御ウインドウが形成される。
【0014】制御ウインドウは、電力変換回路によって
駆動される負荷に応答して移動する。制御ウインドウを
移動させることによって、コンデンサの相対的充電時間
及び放電時間が互いに対して調整されるが、充電時間と
放電時間の和は、比較的一定したままである。ゲート制
御信号は、充電時間及び放電時間から得られるが、ゲー
ト制御信号の「オン」間隔は、コンデンサに充電し、第
1の抵抗ネットワークを介して、下方制御値から上方制
御値にするのに必要な時間(IC応答時間が加わる)に
等しく、「オフ」間隔は、コンデンサを放電させ、第2
の抵抗ネットワークを介して、上方制御値から下方制御
値にするのに必要な時間(IC応答時間が加わる)に等
しい。「オン」時間及び「オフ」時間は、変動するが、
「オン」時間と「オフ」時間の合計は、比較的一定した
ままであるので、本発明はパルス幅変調調整を実施す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、当該技術において「フラ
イバック電力変換器」として知られる電力変換回路10
のブロック図である。本発明は、回路10に関連して説
明されるが、他の電力回路トポロジに組み込むことも可
能であり、当業者であれば、本書に解説の教示を適応さ
せて、他のタイプの電力回路に本発明を組み込む方法は
明らかである。
【0016】電力変換回路10には、+3.3ボルト電
源12、フライバック変圧器14、ショットキ・ダイオ
ード24、25、及び26、コンデンサ28及び30、
MOSFETトランジスタ32、及び制御回路36が含
まれている。フライバック変圧器14には、一次巻線1
6、二次巻線18及び20、及び磁心22が含まれてい
る。
【0017】一次巻線16は、+3.3ボルト電源12
に結合された第1の端子、及びMOSFET32のドレ
イン端子に取り付けられた第2の端子を備えている。M
OSFET32のソース端子は、アースに結合され、M
OSFET32のゲート端子は、制御回路36からゲー
ト制御ライン34に結合されている。また、MOSFE
T32のドレイン端子には、ショットキ・ダイオード2
5のアノードも結合されている。ダイオード25のカソ
ードは、電力供給信号VCCを制御回路36に供給する電
力ライン35に結合されている。
【0018】一次コイル16によって生じる磁界は、磁
心22を介して、二次巻線18及び20に結合される。
一次巻線16に対する二次巻線18の巻数比は、約9.
0ボルトの電圧を生じるのに十分である。巻線18の第
1の端子は、コンデンサ28の負端子に結合される。コ
ンデンサ28の正端子は、ショットキ・ダイオード24
のカソードに結合され、ダイオード24のアノードは、
巻線18の第2の端子に結合される。ショットキ・ダイ
オード24は、巻線18によって、コンデンサ28が放
電ではなく、充電されることを保証し、また、分離され
た9.0ボルトの電力供給信号が、コンデンサ28の正
と負の端子の間に生じることを保証する。
【0019】一次コイル16に対する二次巻線20の巻
数比は、約5.0ボルトの電圧を生じるのに十分であ
る。巻線20の第1の端子は、コンデンサ30の負端子
及びアースに結合される。コンデンサ30の正端子は、
ショットキ・ダイオード26のカソードに結合され、ダ
イオード26のアノードは、巻線20の第2の端子に結
合される。ショットキ・ダイオード26は、巻線20に
よって、コンデンサ30が放電ではなく、充電されるこ
とを保証し、また、5.0ボルトの電力供給信号が、コ
ンデンサ30の正の端子の間に生じることを保証する。
+5.0ボルトの電力供給信号は、フィードバック・ラ
イン38を介して制御回路36に供給される。
【0020】図1の場合、コンデンサ28及び30は、
電力変換回路10によって発生する電力供給信号の低周
波数出力電圧リップルを最小限に抑えるために設けられ
ている。従って、コンデンサ28及び30は、比較的キ
ャパシタンスが大きい。本発明の実施例の1つでは、電
力変換回路からの高周波RFノイズにフィルタリングを
施すのも望ましい。従って、この実施例の場合、キャパ
シタンスが比較的小さい追加コンデンサが、コンデンサ
28及び30と並列に配置される。例えば、コンデンサ
28と並列に0.1μFのコンデンサと1000pFの
コンデンサを配置することによって、分離された9.0
ボルトの出力信号における高周波RFノイズが大幅に低
減されることが分かっている。同様に、コンデンサ30
と並列に0.1μFのコンデンサと1000pFのコン
デンサを配置することによって、+5.0ボルトの出力
信号における高周波RFノイズが大幅に低減されること
が分かっている。
【0021】制御回路36内において、基準電圧から+
5.0ボルトの電力供給信号に基づく比較信号を引き、
その結果を増幅することによって、エラー信号が形成さ
れる。次に、エラー信号は、パルス幅変調(PWM)ブ
ロックに送られ、該ブロックにおいて、各パルスがエラ
ー電圧に基づく幅を備えた、出力パルス・ストリームが
発生する。
【0022】出力パルス・ストリームは、ゲート制御ラ
イン34を介してMOSFET32に送られる。+5.
0ボルトの電力供給信号が、+5.0ボルトを超えて漂
遊すると、パルス幅が縮小され、MOSFET32が、
巻線16に流れる電流のデューティ・サイクルを減少さ
せ、電力供給信号が、+5.0ボルトに戻る。+5.0
ボルトの電力供給信号が、+5.0ボルト未満にまで漂
遊すると、パルス幅が拡大され、MOSFET32が、
巻線16に流れる電流のデューティ・サイクルを増加さ
せ、電力供給信号が、+5.0ボルトに戻る。
【0023】+12ボルトを+5ボルトに変換するフラ
イバック・タイプの変換器の場合、制御回路36によっ
て実施される機能を可能にする市販の安価なICが多数
存在しており、大部分がパルス周波数変調(PFM)を
利用している。しかし、+3.3ボルトを+5.5ボル
トに変換するフライバック・タイプの変換器の場合、こ
うした機能を実施するICはほとんどなく(PWMを利
用するものはない)、利用できるものは、極めて高価
で、大量に購入したとしても、それぞれ、1ドルを超え
るコストがかかることになる。
【0024】本発明によれば、約70セント(大量の場
合)のコストになる工業規格の在庫コンポーネントを用
いて、制御回路36によって実施される機能が得られ
る。本発明では、精密電圧基準を利用して、制御電流を
発生し、この電流は、さらに、工業規格の’555タイ
マと同様のタイマ装置に送られる。タイマ装置は、制御
信号34を発生し、これがMOSFET32に送られ
る。
【0025】図2は、本発明の制御回路36の回路図で
ある。制御回路36には、抵抗器R1、R2、R3、R4、
R5、R6、及びR7、コンデンサC1及びC2、精密電圧
基準U1、及び’555タイマU2が含まれている。
【0026】抵抗器R1は、図1のフィードバック・ラ
イン38に結合された第1の端子を備えており、抵抗器
R2は、アースに結合された第1の端子を備えている。
抵抗器R1及びR2は、それぞれ、ノード40に結合され
た第2の端子を備えている。電圧基準U1の基準端子
も、ノード40に結合されている。
【0027】電圧基準U1は、アースに結合されたアノ
ードと、ノード42に結合されたカソードも備えてい
る。ノード42には、抵抗器R3及びR4の第1の端子、
及びタイマU2のCONT入力も結合されている。抵抗
器R4は、第2の端子がアースに取り付けられており、
抵抗器R3は、第2の端子が供給電圧VCCに取り付けら
れている。
【0028】ノード44には、抵抗器R5及びR7の第1
の端子、コンデンサC1の第1の端子、及びタイマU2の
TRIG及びTHRES入力が結合されている。コンデ
ンサC1は、第2の端子がアースに結合されており、抵
抗器R5は、第2の端子が供給電圧VCCに結合されてい
る。
【0029】ノード46には、抵抗器R7の第2の端
子、抵抗器R6の第1の端子、及びタイマU2のDISC
H入力が結合されている。抵抗器R6の第2の端子は、
供給電圧VCCに結合されている。供給電圧VCCには、タ
イマU2のRESET及びVCC入力、及びコンデンサC2
の第1の端子も結合されている。コンデンサC2の第2
の端子は、タイマU2のGND入力のように、アースに
結合されている。最後に、タイマU2のOUT出力は、
ゲート制御ライン34に結合され、該ラインは、さら
に、図2のMOSFET32のゲート端子に結合されて
いる。
【0030】回路36について詳述する前に、まず、精
密電圧基準U1及び’555タイマU2 について説明し
ておくのが役に立つ。図3は、Technical Data Sheet f
ot theMotrola TL431 Programmable Precision Referen
ceからの機能ブロック図である。Technical Data Sheet
は、1995年の第4四半期に出版された、「Linear/I
nterface ICs Device Data Book」 と題するMotrola 社
の刊行物のRevision5からのものであり、参考までに、
あたかも本書に含まれているかのように組み込まれてい
る。
【0031】TL431は、2.5ボルトの内部基準信
号48と比較される基準入力を有する。基準入力が2.
5ボルトを大幅に超えると、演算増幅器50の出力が高
になる。演算増幅器50の高出力は、トランジスタ52
のベースに供給されて、トランジスタ52を飽和させ、
トランジスタ52を介して引き出される電流IKAが最
大になる。基準入力が、2.5ボルトを大幅に下回る
と、演算増幅器50の出力は低になる。この結果、トラ
ンジスタ52は電流IKAを最小にする。基準入力が、
約2.5ボルトを中心とする狭いゾーン内にある場合、
基準電圧に関連してグラフ化される、電流IKAによっ
て規定される曲線の勾配は、かなり急峻であり、開ルー
プ利得が約55dBになる。調整が行われるのは、この
狭いゾーン内である。同様の特性を備えた任意の装置ま
たは装置の組み合わせで代用することも可能である。
【0032】図4は、Technical Data Sheet for the T
exas Instrument TLC555C timing circuitからの機能ブ
ロック図である。Technical Data Sheetは、「Linear C
ircuits-Voltage Regulators/Supervisor,Special Func
tions,and Building Blocks」と題する1992年度のT
exas Instrument社の出版物の第3巻によるものであ
り、参考までに、あたかも本書に含まれるかのように組
み込まれている。このタイマは、普及している’555
タイマのCMOSバージョンである。該タイマは、CM
OSテクノロジをベースにしているので、わずか2.0
ボルトの電圧で動作する。後述のように、電力変換回路
10が起動する際、タイマは約2.8ボルトで動作しな
ければなならず、TTLバージョンの’555タイマ
は、こうした電圧レベルでは有効に働かないので、これ
は重要である。’555タイプのタイマの特性は、当該
技術において周知のところであり、本書で述べる必要は
ない。同様の特性を備えた任意の装置または装置の組み
合わせで代用することも可能である。
【0033】図2の場合、+5.0ボルトの出力信号
は、R1及びR2によって形成される抵抗ネットワークに
加えられる。図1及び2に示す本発明の実施例の場合、
R1及びR2は、ほぼ等しい抵抗を有しており、従って、
ノード40における電圧は、+5.0ボルトの出力信号
のほぼ1/2になる。上述のように、精密基準U1は、
2.5ボルトとノード40における電圧との差に基づく
電流IKAを生じる。電流IKAは、抵抗R3及びR4と
組み合わさって、ノード42におけるフィードバック制
御電圧VCを決定し、該電圧は、さらに、タイマU2のC
ONT入力に加えられる。CONT入力によって、TH
RES入力とTRIG入力の比較に用いられる比較電圧
が決まるという点に留意されたい。フィードバック制御
電圧VCは、次の式によって与えられる。
【0034】VC=VCC・R4/(R3+R4)−IKA・R3
R4/(R3+R4) タイマU2のCONT入力に送り込まれる電流は、この
式の他の項に比べると取るに足りないので、無視するこ
とができる。
【0035】タイマU2のOUT端子(ゲート制御ライ
ン34)が高の場合、DISCH端子はフローティング
させることができる。従って、コンデンサC1の電圧
は、抵抗R6及びR7の直列組み合わせと並列をなすコン
デンサC1及び抵抗R5のキャパシタンス及び抵抗値によ
って調節される速度で、VCに向かってランプ・アップ
する。コンデンサC1の電圧は、タイマU2のTHRES
及びTRIG入力に加えられるが、OUT端子が高の場
合、THRES入力だけが主として問題になる。
【0036】THRES入力に加えられている電圧が上
昇するのと同時に、CONT入力に供給されているフィ
ードバック制御電圧が、電力変換回路10によって駆動
されている負荷によって決定される。フィードバック・
ライン38でフィードバックされる電圧によって、精密
電圧基準U1が電流IKAを生じ、これによって、さら
に、ノード42の電圧VCがプル・ダウンされるので、
該負荷によってCONT入力の電圧が決まる。CONT
入力及びTHRES入力における電圧が、同じレベルの
場合、タイマU2のOUT端子は低になる。
【0037】THRES入力の電圧が上昇する速度は、
電力変換回路10の負荷とは関係がなく、抵抗器R3、
R6、及びR7、及びコンデンサC1の値によって決ま
る。一方、CONT入力の電圧レベルは、負荷によって
決まる。負荷が小さくなると、フィードバック・ライン
38にわずかに高い供給電圧が生じ、これによって、電
流IKAが増大し、CONT入力におけるフィードバッ
ク制御電圧VCが低下する。同様に、負荷が大きくなる
と、フィードバック・ライン38にわずかに低い供給電
圧が生じ、これによって、電流IKAが減少し、CON
T入力におけるフィードバック制御電圧VCが上昇す
る。
【0038】タイマU2のOUT端子(ゲート制御ライ
ン34)が高の場合、MOSFET32は「オン」であ
る。まずMOSFET32がオンになると、一次巻線1
6にかかる電圧は、約3.3ボルトの大きさになる。M
OSFET32がオンのままのため、一次巻線16に流
れる電流の大きさは増大し、巻線16にかかる電圧は一
定である。タイマU2のOUT端子が低になると、MO
SFET32がオフになり、これによって、巻線16に
電流の不連続性が生じる。変圧器14のエネルギは、磁
心22に磁束として蓄積される。磁心22における磁束
の存在には、巻線16、18、及び20に電流が流れ、
その電流に各巻線のそれぞれの巻数を掛けた値の和電流
が連続した状態を保つようにすることが必要になる。従
って、膜線16において電流が中断されると、巻線16
に流れていた電流に巻線16の巻数を掛けた値の和が、
巻線18及び20の電流・巻数の積の和に伝達され、こ
の結果、連続性が維持される。従って、巻線18及び2
0を通る電流が増大し、それぞれの供給電圧までコンデ
ンサ28及び30を充電する。巻線18及び20に伝達
しない、巻線16に残留したわずかな量の電流が、電力
ライン35を介して制御回路36への電力供給に利用さ
れるが、これについては、さらに詳細に後述する。
【0039】上述のように、THRES入力の電圧が、
CONT入力の電圧に達すると、タイマU2のOUT端
子が低になる。タイマU2のOUT端子が低になるのと
同時に、DISCH端子がアースに結合される。従っ
て、ノード44の電圧は、下記によって定義される漸近
限界に向かってランプ・ダウンを開始する。
【0040】VCC・R7/(R5+R7) ノード44は、タイマU2のTRIG入力に結合され、
タイマU2内において、分圧器によって、CONT入力
における電圧が半分に分割され、この電圧がTRIG入
力と共にコンパレータに供給される。TRIG入力の電
圧レベルが、CONT入力の電圧レベルの1/2にまで
降下すると、OUT端子が高になり、電流が、再び、巻
線16に流れ始める。ノード44における電圧が降下す
る速度は、電力変換回路10の負荷によって決まるので
はない、という点に留意されたい。
【0041】従って、フィードバック制御信号VCが、
タイマU2における電圧分割器と組み合わせられると、
制御ウインドウが形成され、該制御ウィンドウの上方値
はフィードバック制御信号VCに等しく、下方値は0.
5VCに等しい。図6に関連してさらに詳細に後述する
ように、このフィードバック調整制御ウインドウが、コ
ンデンサC1の指数関数的な充電時間及び放電時間と組
み合わせられると、PWM制御を用いた本発明が可能に
なる。
【0042】図2の制御回路36によれば、「オン」時
間t1及び「オフ」時間t2を備えた、タイマU2のOU
T端子においてゲート制御信号34が生じる。時間t1
及びt2は、下記のように定義される。
【0043】
【数1】
【0044】ここで、td1及びtd2は、IC応答時間で
あり、一般に、約2.3μsec である。
【0045】時間t1及びt2に基づき、タイマU2のO
UT端子において生じるゲート制御信号のデューティ・
サイクル及び周波数は、下記のように定義される。
【0046】 デューティ・サイクル(%)=t1/(t1+t2) 周波数(Hz)=1/(t1+t2) t1及びt2を定義する式は、全く複雑である。時間t1
及びt2は、フィードバック制御電圧VCに基づいてお
り、該電圧は、さらに、電流IKAに基づいており、該
電流は、さらに、電力変換回路10の出力における電圧
に基づいている。式の解を求めるのは難しいが、コンピ
ュータ・シミュレーションを利用して、制御回路36の
モデル化を行うのは極めて容易である。こうしたコンピ
ュータ・シミュレーションの結果については、図5に関
連して後述する。
【0047】制御回路36は、電力ライン35から電力
を受けるが、該電力ラインは、図1のダイオード25に
結合されており、該ダイオードは、さらに、一次巻線1
6の第2の端子に結合されている。コンデンサC2(図
2に示す)は、比較的キャパシタンスが大きく、電圧リ
ップルを除去する低周波フィルタの働きをする。実施例
の1つでは、比較的キャパシタンスの小さい(0.01
μFといった)コンデンサが、RFノイズをフィルタリ
ングするため、コンデンサC2と並列に配置される。
【0048】電力変換回路10が、通常に動作する場
合、電力ライン35において生じる電圧は、電力変換回
路10によって駆動される負荷に従って、7.0と1
2.0ボルトの間で変動する。これは、かなりの範囲で
あるが、図2に示すコンポーネントの公差内に十分に納
まる。また、制御回路36の性能は、供給電圧VCCの値
によって決まるのではなく、図2に示す抵抗の比、並び
に、タイマ回路U2内の抵抗値によって決まる。
【0049】変換回路10が十分な時間期間にわたって
動作していた場合、供給電圧VCCの値は、7.0と1
2.0ボルトの間であるが、電力変換回路10が、最初
に電源投入される場合には、異なる状況が生じることに
なる。電力変換回路10が最初に電源投入される時、該
回路に存在する唯一の電圧は、+3.3ボルトの供給信
号12である。MOSFET32は、当初オフのため、
この供給信号は、コイル16及びダイオード25に流れ
る。ダイオード25の両端間における電圧降下は、約
0.5ボルトであり、従って、コンデンサC2は、0.
0ボルトから+2.8ボルトにランプ・アップを開始す
る。
【0050】TI社製のTLC555Cタイマは、2.
0ボルトと15.0ボルト間のどんな電圧でも動作する
ので、コンデンサC2の両端間の電圧が約2.0ボルト
に達すると、タイマU2は動作を開始する。この時点に
おいて、精密電圧基準U1が、まだ非活動状態にある点
に留意されたい。非活動状態の場合、電圧基準U1はタ
イマU2に影響を与えないので、タイマU2は発振を開始
する。
【0051】タイマU2が動作を開始すると、OUT端
子が高になる。2.8ボルトにおいて、タイマU2によ
る電圧降下は、約0.4ボルトである。従って、起動
中、MOSFET32に結合されたゲート制御ライン3
4によって供給される最高電圧は、約2.4ボルトであ
る。初期起動サイクル中に、この低ゲート電圧で、MO
SFET32が完全にオンになるのが重要である。後掲
の部品リストに指定されたMOSFETは、この判定基
準を満たし、わずか2.0ボルトのゲート電圧で動作す
る。
【0052】MOSFET32がオンになると、巻線1
6に通る電流が増大し始める。この期間中に、タイマU
2及び関連のRCネットワークが、コンデンサC2に蓄積
された電荷によって電力供給を受ける。その後のある時
点において、コンデンサC2は、CONT入力における
電圧をTHRES入力に等しくさせるのに十分な電荷を
コンデンサC1に供給し、これによって、タイマU2のフ
リップ・フロップがリセットされるので、タイマU2の
OUT端子が駆動されて低になる。MOSFET32が
オフになり、これによって、電流が二次巻線18及び2
0に流れることになる。コンデンサC2にもわずかな電
流が流入し、これによって、コンデンサC2の両端間に
おける電圧が上昇し、最初のサイクル時よりも高くな
る。このサイクルは継続され、+5.0ボルトの出力が
調整電圧に達するまで、電力変換回路10において電圧
が上昇する。
【0053】下記は、図1及び2に従った本発明の実施
例に関する部品リストである。タイマU2、精密電圧基
準U1、及びRFフィルタリング・コンデンサに関する
情報については上述した。変圧器14は、本発明によっ
て動作するように構成されたカスタム変圧器であり、当
業者には、磁心透磁率及び巻数比といった、所望の供給
電圧を得るのに必要な属性が明らかである。トランジス
タは、全て、公差が1%である。
【0054】
【表1】
【0055】Motrola 社の部品番号MMDF4N01HDには、2
つのMOSFETが単一パッケージに含まれていること
に留意されたい。上記部品を利用する実施例の場合、2
つのMOSFETは、図1のMOSFET32の「オ
ン」抵抗を低くするため、並列に接続される。
【0056】上述のコンポーネントを用いると、電力変
換回路10は、広範囲の電源負荷にわたって±3%を超
える変動を生じない5.0ボルトの供給電圧を送り出
す。負荷が変動すると、タイマU2のCONT入力に供
給されるフィードバック制御電圧VCは、約5ボルトと
8ボルトの間で変動する。
【0057】図5は、制御回路36の性能を示すグラフ
である。タイマU2のCONT入力に加えられるフィー
ドバック制御電圧VCが、水平軸に沿って示されてい
る。デューティ・サイクル(%)及び周波数(KHz)
が、垂直軸に沿って描かれており、デューティ・サイク
ルは、曲線54に沿ってベタ塗りの正方形によって表示
され、周波数は、曲線56に沿って陰影を付けた菱形に
よって表示されている。
【0058】デューティ・サイクル曲線54が、ほぼ完
全に(全くというわけにはいかなくても)線形であり、
これが、PWM変換器の設計目標である点に留意された
い。周波数は、絶対に一定というわけにはいかないが
(定周波数はPWM変換器の設計目標である)、比較的
フラットなままである。図5から明らかなように、結果
生じる制御方式は、PFMよりはるかにPWMに似てい
る。従って、出力電圧リップルは、広範囲の電源負荷に
わたって最小限に抑えられる。
【0059】図6は、制御回路36のRC時定数を示す
グラフである。図6の目的は、制御回路36が、単純
な’555タイマ回路を利用して、いかにパルス幅変調
を実現するかを例示することにある。図6の場合、VCC
は、10.0ボルトと仮定される。
【0060】図6の曲線58は、R6及びR7の直列組み
合わせと並列をなすR5の抵抗ネットワークを利用し
て、0.0ボルトからVCC(10ボルト)に向かってコ
ンデンサC1を充電する場合の、図2のノード44にお
ける電圧対時間(タイマU2のTHRES入力に供給さ
れる)を示している。これは、タイマU2のOUT端子
が高になる時、コンデンサC1を充電するのと同じ抵抗
ネットワークである。もちろん、制御回路36が動作し
ている時、実際には、曲線58のわずかな部分だけしか
実現しない。
【0061】曲線60は、タイマU2のOUT端子が低
の場合に存在する、R5及びR6によって形成される抵抗
ネットワークを利用して、コンデンサC1を放電させ
て、VCC(10.0ボルト)からVCC・R7/(R5+R
7) に向かうようにする場合の、図2のノード44にお
ける電圧対時間(タイマU2のTRIG入力に供給され
る)を示している。OUT端子が低になると、タイマU
2のDISCH端子が、アースに結合される。曲線58
の場合と同様、回路36が動作している場合、曲線60
のほんのわずかな部分だけしか実現されない。電力変換
回路10によって駆動されている負荷は、曲線58及び
60には影響せず、後述のように、各曲線の出力電圧の
調整に用いられる部分に影響を及ぼす。
【0062】図6には、+5.0ボルトの供給電圧から
のフィードバックによって制御されるフィードバック制
御電圧VCをシフトすることによって、一方の曲線のよ
り急峻な部分を移動させ、もう一方の曲線のより緩やか
な部分を移動させる方法について例示されている。
【0063】例えば、電力変換器10によって駆動され
ている負荷が重く、VCが約7ボルト(図6のVC
(重))であると仮定する。タイマU2内における電圧
分割器のため、コンデンサC1は、0.5VC(重)から
始めて、充電を開始する。これが、曲線58と約3.5
ボルトの交差点である、図6のポイント62に示されて
いる。コンデンサC1は、曲線58と約7ボルトの交差
点である、ポイント64に達するまで充電する。従っ
て、「充電時間」は、ライン66で表され、約2.8μ
secである。「オン」時間t1及び「オフ」時間t2を定
義する式において上述のように、各式には、それぞれ、
IC応答時間td1及びtd2が含まれており、各応答時間
は、約2.3μsecである。従って、MOSFET32
の総「オン」時間は、充電時間(2.8μsec)とIC
応答時間(2.3μsec)の和、すなわち、5.1μsec
である。
【0064】コンデンサC1は、VC(重)に達した後、
曲線60に沿って放電を開始する。従って、コンデンサ
C1は、曲線60と7ボルトの交差点であるポイント6
8から、曲線60と約3.5ボルトの交差点であるポイ
ント70まで放電する。「放電」時間は、ライン72で
表されており、約2.6μsecである。従って、MOS
FET32の総「オフ」時間は、放電時間(2.6μse
c)とIC応答時間(2.3μsec)の和、すなわち、
4.9μsecである。
【0065】発振周波数は、「オン」時間と「オフ」時
間の和の逆数、すなわち、100.0KHzである。デ
ューティ・サイクルは、「オン」時間を「オン」時間と
「オフ」時間の和で割った値、すなわち、51%であ
る。VC(重)の制御電圧において、移行する曲線60
の部分が、移行する曲線58の部分よりわずかに急峻で
あるため、「オン」時間は、「オフ」時間よりわずかに
長い。
【0066】次に、負荷が軽く、VCが約5.5ボルト
まで降下するものと仮定する(図6のVC(軽))。コ
ンデンサC1は、曲線58と約2.75ボルトの交差点
であるポイント74から、曲線58と約5.5ボルトの
交差点であるポイント76までの充電を開始する。ポイ
ント74と76の間でコンデンサC1に充電するのに必
要とされる「充電」時間が、ライン78で表されてお
り、約1.7μsecである。従って、MOSFET32
の総「オン」時間は、充電時間(1.7μsec)とIC
応答時間(2.3μsec)の和、すなわち、4.0μsec
である。
【0067】コンデンサC1は、ポイント76において
VC(軽)に達した後、曲線60と約5.5ボルトの交
差点であるポイント80から、曲線60と約2.75ボ
ルトの交差点であるポイント82までの、曲線60に沿
った放電を開始する。ポイント80と82の間でコンデ
ンサC1を放電させるのに必要な「放電」時間は、ライ
ン84で表されており、約3.0μsecである。従っ
て、MOSFET32の総「オフ」時間は、放電時間
(3.0μsec)とIC応答時間(2.3μsec)の和、
すなわち、5.3μsecである。VC(軽)の制御電圧に
おいて、移行する曲線60の部分が、移行する曲線58
の部分よりわずかに緩やかであるため、「オン」時間
は、「オフ」時間より短い。従って、より軽い負荷にお
いて、発振周波数は、約107.5KHzになり、デュ
ーティ・サイクルが約43%になる。7.0ボルトに等
しいVCC及び5.5ボルトに等しいVCCにおけるデュー
ティ・サイクル及び振動周波数に関して、図6から導き
出される値は、図5に示すデータに整合する。
【0068】図6から明らかなように、電力変換回路1
0によって駆動されている負荷が、軽い負荷と重い負荷
の間で変動する場合、発振周波数の変動はほとんどな
い。しかし、デューティ・サイクルは大幅に変動するの
で、PWMタイプの制御回路が得られる。本発明では、
制御電圧VCと0.5VCの間に存在する制御ウインドウ
を調整することによってPWM制御を実現する。曲線5
8及び60は、それぞれ、指数関数的に行われる充電及
び放電であるため、制御ウインドウを調整すれば、一方
の曲線の比較的急峻な部分、及び、もう一方の曲線の比
較的緩やかな部分が選択され、これによって、デューテ
ィ・サイクルが変動する。しかし、一方の曲線のより急
峻な部分を選択することによって失われる時間は、もう
一方の曲線のより緩やかな部分を選択することによって
得られる時間によってほぼ補償されるので、「オン」時
間と「オフ」時間の和は、比較的一定した状態のままで
あり、従って、発振周波数は、比較的一定した状態のま
まである。精密電圧基準U1の大きい利得によって、コ
ンポーネント間に存在する可能性のあるコンポーネント
値の偏差が補償され、さまざまな出力負荷について、
5.0ボルト供給信号の精密な調整が行われるという保
証が得られる。
【0069】本発明によれば、PWMに似た制御方式が
得られ、PWM制御の利点が実現する。本発明によって
得られる出力電圧性能は、主要供給業者からの各種電力
変換ICを利用して得られる性能より優れている。出力
リップルは、広い範囲の負荷にわたって最小限であり、
従って、軽い負荷に結合されたPFMベースの電力変換
器によって必要とされるような、大出力のコンデンサは
不要である。さらに、出力電圧リップルは、「バンバ
ン」電力変換器方式を利用する場合に生じるレベルより
低いレベルに制限される。
【0070】本発明によれば、優れた性能が得られる
が、その主たる利点は、低コストである。本発明を構成
する部品は、普及しているものであって、多数の供給源
から容易に入手可能であり、比較的安価である。本発明
を構成するのに必要な部品のコストは、1ドル未満であ
る。対照的に、同じ機能を実施することが可能な電力変
換IC、及び制御回路を構成するのに必要な関連部品
は、主要供給業者から3.5ドルから4ドルの範囲内の
あるコストで入手することになる。本発明は、一ヶ月に
100,000ユニットを超える出荷が行われる製品に
利用されるように企図されている。そのような製品の場
合、本発明によれば、一年に3,000,000ドルを
超えた節約となる。
【0071】最後に、部品は多くの供給源から入手可能
であるため、本発明を取り入れた製品は、単一の供給業
者の働きに影響されることがない。供給業者は、他の供
給業者との競合が生じるので、製品に付ける価格をつり
上げる機会も与えられない。
【0072】望ましい実施例に関連して本発明の説明を
行ってきたが、当業者には明らかなように、本発明の精
神及び範囲から逸脱することなく、形態及び細部に変更
を加えることが可能である。
【0073】以下に、本発明の実施態様を列挙する。
【0074】1.電力変換器用の制御回路であって、該
電力変換器は、変圧器の一次巻線に付勢及び消勢を交互
に施すためのトランジスタに基づくスイッチを備え、該
トランジスタに基づくスイッチは、ゲート制御信号を受
信するためのゲート入力を備え、上記電力変換器は、調
整電圧出力信号を発生するような制御回路において、調
整電圧出力信号に結合され、調整電圧出力信号から導出
された比較信号と基準信号の間の比較に基づいて、フィ
ードバック制御信号を発生するフィードバック回路と、
フィードバック制御信号に結合され、フィードバック制
御信号から上方制御信号と下方制御信号を発生する制御
ウインドウ回路と、第1のエネルギ蓄積装置に結合され
た第1の抵抗ネットワークであって、第1のエネルギ蓄
積装置の充電時間が、第1のエネルギ蓄積装置のある電
気状態を、下方制御信号の電気状態から上方制御信号の
電気状態に充電するのに必要な時間間隔に等しい、第1
の抵抗ネットワークと、第2のエネルギ蓄積装置に結合
された第2の抵抗ネットワークであって、第2のエネル
ギ蓄積装置の放電時間が、第2のエネルギ蓄積装置のあ
る電気状態を、上方制御信号の電気状態から下方制御信
号の電気状態に放電するのに必要な時間間隔に等しい、
第2の抵抗ネットワークと、上方及び下方制御信号と、
第1及び第2の抵抗ネットワークに結合されて、第1の
抵抗ネットワークを介した第1のエネルギ蓄積装置の充
電と、第2の抵抗ネットワークを介した第2のエネルギ
蓄積装置の放電を交互に実施させ、ゲート制御信号を形
成するためのスイッチング回路とからなり、上記ゲート
制御信号は、充電時間に基づいて第1の状態を示し、放
電時間に基づいて第2の状態を示すことを特徴とする制
御回路。
【0075】2.前記フィードバック回路は、調整電圧
出力信号を分割して、比較信号を形成する分圧器と、比
較信号に結合されて、比較信号と基準信号の間の比較に
基づいて制御電流信号を発生する電圧基準と、制御電流
信号に結合されて、制御電流信号をフィードバック制御
信号に変換するための第3の抵抗ネットワークからなる
ことを特徴とする、前項1に記載の制御回路。
【0076】3.前記制御ウインドウ回路は分圧器から
なり、前記上方制御信号はフィードバック信号であり、
前記下方制御信号は、分圧器から得られることを特徴と
する、前項1に記載の制御回路。
【0077】4.前記制御ウインドウ回路は、555シ
リーズICタイマ内にあることを特徴とする、前項3に
記載の制御回路。
【0078】5.前記第1のエネルギ蓄積装置は、コン
デンサであることを特徴とする、前項1に記載の制御回
路。
【0079】6.前記第2のエネルギ蓄積装置は、前記
第1のエネルギ蓄積装置に用いられるのと同じコンデン
サであることを特徴とする、前項5に記載の制御回路。
【0080】7.前記第1と第2のエネルギ蓄積装置
が、それぞれ、充電及び放電を行う速度が指数関数的で
あることを特徴とする、前項1に記載の制御回路。
【0081】8.前記スイッチング回路は、555シリ
ーズICタイマ内にあることを特徴とする、前項1に記
載の制御回路。
【0082】9.前記ゲート制御信号は、充電時間と第
1のIC応答時間に等しい第1の時間長について第1の
状態を示し、また前記ゲート制御信号は、放電時間と第
2のIC応答時間に等しい第2の時間長について第2の
状態を示すことを特徴とする、前項1に記載の制御回
路。
【0083】10.電力変換器用の制御回路であって、
該電力変換器は、変圧器の一次巻線に付勢及び消勢を交
互に施すためのトランジスタに基づくスイッチを備え、
該トランジスタに基づくスイッチは、ゲート制御信号を
受信するためのゲート入力を備え、上記電力変換器は、
調整電圧出力信号を発生するような制御回路において、
制御入力、しきい値入力、トリガ入力、及びタイマ出力
を備えるタイマ回路であって、制御入力が、上方制御値
と下方制御値によって制限される制御ウインドウを確立
し、タイマ出力が、下方制御値を下回って降下するトリ
ガ入力に加えられる信号に基づいて第1の状態を示し、
上方制御値を超えるしきい値入力に加えられる信号に基
づいて第2の状態を示し、タイマ出力からゲート制御信
号が得られるような、タイマ回路と、調整電圧出力信号
に結合されたフィードバック回路であって、該フィード
バック回路は、タイマ回路の制御入力に結合されるフィ
ードバック制御信号を発生し、該フィードバック制御信
号は、調整電圧信号の電圧と基準電圧の間の比較に基づ
いて変動するような、フィードバック回路と、タイマ回
路のしきい値入力及びトリガ入力に結合されたコンデン
サであって、該コンデンサの両端間における電圧に基づ
く信号を、しきい値入力及びトリガ入力に供給するコン
デンサと、上記コンデンサに結合されて、タイマ出力が
第1の状態を示すと、コンデンサを充電するための第1
の抵抗ネットワークと、上記コンデンサに結合されて、
タイマ出力が第2の状態を示すと、コンデンサを放電さ
せるための第2の抵抗ネットワークと、第1と第2の抵
抗ネットワーク、及びタイマ出力信号に結合されて、タ
イマ出力が第1の状態を示すと、上記コンデンサを充電
し、タイマ出力が第2の状態を示すと、上記コンデンサ
を放電させるためのスイッチング・ネットワークと、か
らなる制御回路。
【0084】11.前記第2の抵抗ネットワークは、接
地信号を前記第1の抵抗ネットワークに選択的に結合す
ることによって形成されることを特徴とする、前項10
に記載の制御回路。
【0085】12.前記接地信号は、前記タイマ回路の
放電端子によって供給されることを特徴とする、前項1
0に記載の制御回路。
【0086】13.前記タイマ回路は、555シリーズ
ICタイマであることを特徴とする、前項12に記載の
制御回路。
【0087】14.変圧器の一次巻線に付勢及び消勢を
交互に施すためのトランジスタに基づくスイッチを備え
る電力変換器を制御する方法であって、該トランジスタ
に基づくスイッチは、ゲート制御信号を受信するための
ゲート入力を備え、上記電力変換器は、調整電圧出力信
号を発生するような方法において、調整電圧出力信号に
基づく比較信号と基準信号の比較によってフィードバッ
ク信号を形成するステップと、フィードバック信号から
上方制御信号と下方制御信号を形成するステップと、第
1のエネルギ蓄積装置を、下方制御信号に等しい状態か
ら上方制御信号に等しい状態に充電するステップであっ
て、充電間隔が、第1のエネルギ蓄積装置を、下方制御
信号に等しい状態から上方制御信号に等しい状態に充電
するのに必要な時間長に等しい、充電ステップと、第1
のエネルギ蓄積装置を、上方制御信号に等しい状態から
下方制御信号に等しい状態に放電させるステップであっ
て、放電間隔が、第1のエネルギ蓄積装置を、上方制御
信号に等しい状態から下方制御信号に等しい状態に放電
させるのに必要な時間長に等しい、放電ステップと、充
電間隔と放電間隔に基づいてゲート制御信号を形成する
ステップと、を含む方法。
【0088】15.前記第1のエネルギ蓄積装置は、充
電時に第1の指数関数曲線を移行し、前記第2のエネル
ギ蓄積装置は、放電時に第2の指数関数曲線を移行し、
前記方法はさらに、軽負荷に応答して、前記フィードバ
ック信号を変動させ、第1の指数関数曲線のより急峻な
セグメントを移行せしめ、第2の指数関数曲線のより穏
やかなセグメントを移行せしめるようにするステップ
と、重負荷に応答して、前記フィードバック信号を変動
させ、第1の指数関数曲線のより穏やかなセグメントを
移行せしめ、第2の指数関数曲線のより急峻なセグメン
トを移行せしめるようにするステップと、を含むことを
特徴とする、前項14に記載の方法。
【0089】16.電力変換器において、一次巻線、二
次巻線、及び磁心からなる変圧器と、ゲート制御信号を
受信するためのゲート入力を備え、一次巻線に付勢及び
消勢を交互に施すためのトランジスタに基づくスイッチ
と、二次巻線に結合されて、調整電圧出力信号を供給す
る出力整流及びフィルタ回路と、制御入力、しきい値入
力、トリガ入力、放電端子、及びタイマ出力を備える5
55シリーズICからなるタイマ回路であって、制御入
力は、上方制御値と下方制御値によって制限される制御
ウインドウを確立し、タイマ出力は、下方制御値を下回
って降下するトリガ入力に加えられる信号に基づいて第
1の状態を示し、またタイマ出力は、上方制御値を超え
るしきい値入力に加えられる信号に基づいて第2の状態
を示し、タイマ出力が第2の状態を示すと、放電端子が
アースに結合され、タイマ出力からゲート制御信号が得
られるような、555シリーズICからなるタイマ回路
と、調整電圧出力信号に結合されたフィードバック回路
であって、該フィードバック回路は、555シリーズI
Cタイマ回路の制御入力に結合されるフィードバック制
御信号を発生し、該フィードバック制御信号は、調整電
圧信号の電圧と基準電圧の間の比較に基づいて変動する
ような、フィードバック回路と、555シリーズICタ
イマ回路のしきい値入力及びトリガ入力に結合されて、
コンデンサの両端間における電圧に基づく信号を、しき
い値入力及びトリガ入力に供給するコンデンサと、上記
コンデンサ及び放電端子に結合されて、タイマ出力が第
1の状態を示すと、上記コンデンサを充電し、タイマ出
力が第2の状態を示すと、上記コンデンサを放電させる
抵抗ネットワークと、からなる電力変換器。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、制御電圧VCと0.5
VCの間に存在する制御ウインドウを調整することによ
ってPWM制御が実現される。曲線58及び60は、そ
れぞれ、指数関数的に行われる充電及び放電であるた
め、制御ウインドウを調整すれば、一方の曲線の比較的
急峻な部分、及び、もう一方の曲線の比較的緩やかな部
分が選択され、これによって、デューティ・サイクルが
変動する。しかし、一方の曲線のより急峻な部分を選択
することによって失われる時間は、もう一方の曲線のよ
り緩やかな部分を選択することによって得られる時間に
よってほぼ補償されるので、「オン」時間と「オフ」時
間の和は、比較的一定した状態のままであり、従って、
発振周波数は、比較的一定した状態のままである。精密
電圧基準U1の大きい利得によって、コンポーネント間
に存在する可能性のあるコンポーネント値の偏差が補償
され、さまざまな出力負荷について、5.0ボルト供給
信号の精密な調整が行われるという保証が得られる。
【0091】本発明によれば、PWMに似た制御方式が
得られ、PWM制御の利点が実現する。本発明によって
得られる出力電圧性能は、主要供給業者からの各種電力
変換ICを利用して得られる性能より優れている。出力
リップルは、広い範囲の負荷にわたって最小限であり、
従って、軽い負荷に結合されたPFMベースの電力変換
器によって必要とされるような、大出力のコンデンサは
不要である。さらに、出力電圧リップルは、「バンバ
ン」電力変換器方式を利用する場合に生じるレベルより
低いレベルに制限される。
【0092】本発明によれば、優れた性能が得られる
が、その主たる利点は、低コストである。本発明を構成
する部品は、普及しているものであって、多数の供給源
から容易に入手可能であり、比較的安価である。本発明
を構成するのに必要な部品のコストは、1ドル未満であ
る。対照的に、同じ機能を実施することが可能な電力変
換IC、及び制御回路を構成するのに必要な関連部品
は、主要供給業者から3.5ドルから4ドルの範囲内の
あるコストで入手することになる。本発明は、一ヶ月に
100,000ユニットを超える出荷が行われる製品に
利用されるように企図されている。そのような製品の場
合、本発明によれば、一年に3,000,000ドルを
超えた節約となる。
【0093】更に、部品は多くの供給源から入手可能で
あるため、本発明を取り入れた製品は、単一の供給業者
の働きに影響されることがない。供給業者は、他の供給
業者との競合が生じるので、製品に付ける価格をつり上
げる機会も与えられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】当該技術において「フライバック電力変換器」
として知られる電力変換回路のブロック図である。
【図2】図1に示す電力変換回路を調整する、本発明の
制御回路図である。
【図3】Technical Data Sheet for the Motrola TL43
1 Programmable Precision Referenceからの機能ブロッ
ク図である。
【図4】Technical Data Sheet for the Texas Instru
ment TLC555C timing circuitからの機能ブロック図で
ある。
【図5】図2の制御回路の性能を示すグラフである。
【図6】図2の制御回路のRC時定数を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 電力変換回路 12 電源 14 フライバック変圧器 16 一次巻線 18 二次巻線 20 二次巻線 22 磁心 28 コンデンサ 30 コンデンサ 32 MOSFETトランジスタ 34 ゲート制御ライン 36 制御回路 48 内部基準信号 50 演算増幅器 52 トランジスタ U2 555シリーズICタイマ V1 精密電圧基準

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換器用の制御回路であって、該電
    力変換器は、変圧器の一次巻線に付勢及び消勢を交互に
    施すためのトランジスタに基づくスイッチを備え、該ト
    ランジスタに基づくスイッチは、ゲート制御信号を受信
    するためのゲート入力を備え、上記電力変換器は、調整
    電圧出力信号を発生するような制御回路において、 調整電圧出力信号に結合され、調整電圧出力信号から導
    出された比較信号と基準信号の間の比較に基づいて、フ
    ィードバック制御信号を発生するフィードバック回路
    と、 フィードバック制御信号に結合され、フィードバック制
    御信号から上方制御信号と下方制御信号を発生する制御
    ウインドウ回路と、 第1のエネルギ蓄積装置に結合された第1の抵抗ネット
    ワークであって、第1のエネルギ蓄積装置の充電時間
    が、第1のエネルギ蓄積装置のある電気状態を、下方制
    御信号の電気状態から上方制御信号の電気状態に充電す
    るのに必要な時間間隔に等しい、第1の抵抗ネットワー
    クと、 第2のエネルギ蓄積装置に結合された第2の抵抗ネット
    ワークであって、第2のエネルギ蓄積装置の放電時間
    が、第2のエネルギ蓄積装置のある電気状態を、上方制
    御信号の電気状態から下方制御信号の電気状態に放電す
    るのに必要な時間間隔に等しい、第2の抵抗ネットワー
    クと、 上方及び下方制御信号と、第1及び第2の抵抗ネットワ
    ークに結合されて、第1の抵抗ネットワークを介した第
    1のエネルギ蓄積装置の充電と、第2の抵抗ネットワー
    クを介した第2のエネルギ蓄積装置の放電を交互に実施
    させ、ゲート制御信号を形成するためのスイッチング回
    路とからなり、上記ゲート制御信号は、充電時間に基づ
    いて第1の状態を示し、放電時間に基づいて第2の状態
    を示すことを特徴とする制御回路。
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