JPH10173875A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH10173875A
JPH10173875A JP8351915A JP35191596A JPH10173875A JP H10173875 A JPH10173875 A JP H10173875A JP 8351915 A JP8351915 A JP 8351915A JP 35191596 A JP35191596 A JP 35191596A JP H10173875 A JPH10173875 A JP H10173875A
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JP8351915A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuji
博司 辻
Masao Ono
昌夫 小野
Sadaji Yamauchi
貞治 山内
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、記録媒体を光学的に読取る光学画
像読取り装置の照射した光の変化状態を真偽判別用に活
用することに着目し、この光学系の部品を共用すること
により部品点数を削減して小型化を図った画像読取り装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】この発明は、記録媒体に光を照射し、その
反射光から記録媒体の記録画像を読取る光学読取り手段
と、上記記録媒体を透過した透過光を受光する受光手段
と、この受光手段が受光した透過光量に応じて記録媒体
の真偽を判別する真偽判別手段を備えた画像読取り装置
であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、書面等の記録媒
体の情報を光学画像によって読取る画像読取り装置に関
し、さらに詳しくは真偽判別構造を効率よく組込んで構
成した画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像読取り装置はイメ
ージスキャナの光源から照射した投光作用と、その反射
光を受光するイメージセンサの受光作用とによって、免
許証や健康保険証等の身分証明書や申請用紙の記載内容
を光学的に読取っている。また、このような書面の真偽
判別に際しては、書面に光を照射して透過した透過度合
いで真偽判別する装置、あるいは書面から反射した反射
度合いで真偽判別する装置が知られている。
【0003】しかし、このような画像読取り装置に真偽
判別装置を組込んだ場合は装置全体が大型化し、特に真
偽判別装置は偽造判別用に設けた専用の光源や受光セン
サを要して外形寸法が大きくなり、またこの大型化に伴
ってコスト高となる問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、記
録媒体を光学的に読取る光学画像読取り装置の照射した
光の変化状態を真偽判別用に活用することに着目し、こ
の光学系の部品を共用することにより部品点数を削減し
て小型化を図った画像読取り装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記録媒体に光を照射し、その反射光から記録媒体の記録
画像を読取る光学読取り手段と、上記記録媒体を透過し
た透過光を受光する受光手段と、この受光手段が受光し
た透過光量に応じて記録媒体の真偽を判別する真偽判別
手段を備えた画像読取り装置であることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、記録媒体が読取り
位置にセットされていないことを、請求項1記載の光学
読取り手段が読取ったとき報知出力する報知手段を備え
たことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、記録媒体を載せて
読取り位置にセットする読取り載置台と、この読取り載
置台にセットされた記録媒体の上面を押える押圧手段
と、上記読取り載置台上で押圧手段により押圧保持され
た記録媒体に光を照射し、その反射光から記録媒体の記
録画像を読取る光学読取り手段と、上記押圧手段に投光
手段を配設し、この投光手段から投光して記録媒体を透
光したときの透過光量を光学読取り手段が受光し、この
受光量に基づいて記録媒体の真偽を判別する真偽判別手
段を備えた画像読取り装置であることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、記録媒体が読取り
位置にセットされていないことを、請求項3記載の光学
読取り手段が読取ったとき報知出力する報知手段を備え
たことを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、受光手段を可視光
線遮断シートで覆ったことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、投光手段を可視光
線遮断シートで覆ったことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、記録媒体に記録された画像
を読取るとき、先ず、光学読取り手段が記録媒体に光を
照射し、そのときの反射光から記録媒体に記録された画
像を読取り、これと同時に記録媒体を透過した透過光を
受光手段が受光し、この受光した透過光量に応じて真偽
判別手段は記録媒体の真偽を判別する。このとき、記録
媒体が読取り位置にセットされていないことを光学読取
り手段が読取った場合は、その旨を報知手段により報知
して知らせる。
【0012】また、利用者が記録媒体を読取り載置台の
読取り位置にセットすると、このセットされた記録媒体
は押圧手段により上面から押圧保持され、この押圧保持
された記録媒体の記録情報を光学読取り手段が読取り、
また押圧手段に配設した投光手段から投光した光が記録
媒体を透光して光学読取り手段により、そのときの透過
光量が読取られ、これに基づいて真偽判別手段は記録媒
体の真偽を判別する。このとき、記録媒体が読取り位置
にセットされていないことを光学読取り手段が読取った
場合は、その旨を報知手段により報知して知らせる。
【0013】さらに、真偽判別用の受光手段あるいは投
光手段を可視光線遮断シートで覆って、利用者が外部か
ら受光手段や投光手段の位置を見えないようにする。
【0014】
【発明の効果】この結果、光学読取り手段の照射した読
取り用の反射光ではなく、そのときに透過した記録媒体
の透過光量を真偽判別要素として受光するだけで記録媒
体の真偽を判別することができる。このため、受光手段
を配設するだけで真偽判別手段を構成でき、この光学読
取り手段の光源を兼用して真偽判別用の光源を省略する
ことができる。
【0015】また、真偽判別用の投光手段を光学読取り
手段に向けて配設し、この投光手段からの透過光量を光
学読取り手段で受光して判別するように構成すれば、真
偽判別用の受光手段を省略することができる。
【0016】このように、真偽判別用の投光手段や受光
手段を省略して真偽判別手段を小型化できるため、この
真偽判別手段を光学読取り手段に効率よく組込むことが
でき、またこれに伴って、装置全体の小型化および低コ
スト化を図ることができる。
【0017】さらに、記録媒体の読取り位置が不適な場
合は、これを報知して利用者に知らせるように設定すれ
ば、記録媒体を正規の位置に簡単に再セットさせて円滑
に読取り動作することができる。また、受光手段や投光
手段を可視光線遮断シートで覆って、外部の利用者に受
光手段や投光手段の位置を見えないようにすれば、装置
の美観を高めると共に、利用者の不正行為の誘起を未然
に防止できる。
【0018】
【実施例】この発明の実施例を以下図面に基づいて詳述
する。 [第1実施例]図1は顧客の契約カードを自動的に発行
する自動契約機11を示し、この自動契約機11は上部
前面に撮像窓12と、カード発行口13と、画像入力操
作面14と、押圧ホルダ15と、申込書/契約書発行口
16と、接客テーブル17および筆記トレー18とを備
えて構成される。
【0019】この自動契約機11は前面の撮像窓12と
対応する内部位置にテレビカメラを内蔵して顧客を撮像
し、前面のカード発行口13と対応する内部位置にカー
ド発行機を内蔵して取引成立時に作成した契約カードを
発行する。さらに、前面中央に形成される画像入力操作
面14は書面の画像入力操作および視認角度に適した傾
斜角度を有し、この画像入力操作面14で表示案内と書
面の読取りを許容している。
【0020】この画像入力操作面14の内部位置には表
示器と反射検知形のイメージスキャナを内蔵し、表示器
では書面セット操作とその操作内容を表示案内し、イメ
ージスキャナでは画像入力操作面14上にセットされた
身分証明書等の書面の記載データを読取る。
【0021】この読取り時には、画像入力操作面14上
にセットされた書面を、図2に示すように、上方より押
圧ホルダ15で押圧保持した状態で読取り、この押圧ホ
ルダ15は画像入力操作面14に隣接する側部位置で待
機し、この待機位置と画像入力操作面14上との左右間
を押圧保持機構21により移動自由に支持している。
【0022】図3および図4は画像入力操作面14の内
部に構成される画像読取り装置31を示し、この画像読
取り装置31は上面層の透明なガラス板32と、中間層
のイメージスキャナ33と、下面層のカラー液晶画面
(TFTディスプレイ)34との三層構造で構成し、こ
のうちイメージスキャナ33が画像入力操作面14の全
幅長さを有して画像入力操作面14上の全領域をスキャ
ンして読取り、TFTディスプレイ33で操作内容を順
次表示する。
【0023】イメージスキャナ33は、ガラス板32の
全幅に渡って読取り可能に掛け渡された細長い長方体を
有し、この長手方向に沿って平行するライン光源(ライ
ンLED)35とイメージセンサ36とを上面に向けて
投受光可能な反射検知形に配設し、このラインLED3
5から投光して反射した反射光をイメージセンサ36が
受光して読取り動作する。
【0024】また、このイメージスキャナ33の読取り
移動に際しては、一端を駆動ベルト37に固定し、他端
をスライドレール38に支持させて、駆動ベルト37を
パルスモータM1 で駆動することにより、このイメージ
スキャナ33は駆動ベルト37と一体に一定速度で平行
移動しながら読取り動作する。また、元位置には元位置
検知センサS1 を配設してイメージスキャナ33の移動
位置を管理している。
【0025】また、下面層のTFTディスプレイ34は
顧客の操作案内情報を表示し、この案内情報を顧客が外
部からガラス板32を介して視認し、これに従って顧客
がガラス板32の上面に指示された読取り位置に書面A
をセットする。また、書面Aをセットしたとき、このセ
ットされた書面Aを上方から押圧ホルダ15で押圧して
保持する。
【0026】この押圧ホルダ15の内部には複数の透過
光検知センサS2 …を配設しており、内方のイメージス
キャナ33側から外方に向けて照射したときに書面Aを
透過した書面Aの透過光量を透過光検知センサS2 …が
真偽判別要素として受光する。これにより、透過光検知
センサS2 …が透過光を受光するだけで書面Aの真偽を
判別することができ、透過光検知センサS2 …を組込む
だけで真偽判別装置39を構成できる。従って、真偽判
別専用の光源を省略して、真偽判別装置39を小型化で
き、画像読取り装置31に効率よく組込むことができ
る。また、これに伴って自動契約機11の装置全体の小
型化および低コスト化を図ることができる。
【0027】さらに、透過光検知センサS2 …の前面に
は透過光を受光許容し、可視光線を遮断する可視光線遮
断シート40で覆って、外部の利用者に押圧ホルダ15
に内蔵された各透過光検知センサS2 …の位置を見えな
いようにしている。これにより装置の美観が高まり、ま
たセンサの保護を図って顧客の不正行為の誘起を未然に
防止している。
【0028】図5は画像読取り装置31の制御回路ブロ
ック図を示し、CPU51はROM52に格納されたプ
ログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データ
を読出し可能にRAM53で記憶する。
【0029】ところで、CPU51は透過光検知センサ
S2 …が書面Aを透過した透過光を検知したとき、その
検知した透過光量に基づいて書面Aの真偽を判別するも
のであって、これは、図6に示すように、例えば第1〜
第3の透過光検知センサS2…から得られた3つの検知
波形を比較判定し、全ての透過光検知センサS2 …から
正常な波形領域61で安定した透過光量が得られた正常
検知波形62…の場合は真の書面と判定する。これに対
し、一つでも異常な透過光量が認められた場合は、異常
検知波形63のため偽造書面と判定する。
【0030】このように構成された画像読取り装置31
の読取り処理動作を図7のフローチャートおよび図8〜
図9の表示案内図を参照して説明する。今、顧客が自動
契約機11を利用する際、画像入力操作面14は、図8
に示すように、証明書のセット位置やセット操作を案内
する文字案内81と、その置く位置を図形により指定案
内するセット位置指定案内82とを表示し、この表示案
内に従って顧客が証明書を画像入力操作面14上にセッ
トすると、このセットされた証明書の上面を押圧ホルダ
15で押圧保持して証明書の読取りセット操作が完了す
る(ステップn1 )。
【0031】このセット操作完了に基づいてCPU51
は、イメージスキャナ33の読取り初期位置を確認して
読取り動作を行わせる。このとき、イメージスキャナ3
3が初期位置でなければ初期位置に戻して待機させる
(ステップn2 〜n3 )。
【0032】イメージスキャナ33が初期位置であるこ
とを確認すれば、続いてイメージスキャナ33に組込ま
れた平行するイメージセンサ36およびラインLED3
5をONして、イメージスキャナ33を一定速度で読取
り方向に走行させる(ステップn4 〜n6 )。
【0033】このとき、ラインLED35が上向きに投
光し、この投光して上方の証明書に当り、これより反射
した反射光がイメージセンサ36で受光されながら読取
り動作する。このようにしてイメージスキャナ33を読
取り完了位置まで移動させて証明書の全体を読取る(ス
テップn7 〜n8 )。
【0034】このとき、CPU51は証明書が正しい位
置にセットされた位置ズレのない正常読取りか否かを確
認し、正しい位置にセットされていなければ、画像入力
操作面14は、図9に示すように、再セット位置や再セ
ット操作を表示案内する文字案内91と、置く位置を図
形により指定案内するセット位置指定案内92とを表示
する。また、このとき表示案内だけでなく音声で証明書
のセット操作を出力案内してもよい(ステップn9 〜n
10)。
【0035】一方、CPU51は証明書の読取り動作と
並行して、押圧ホルダ15の内部に配設された複数の透
過光検知センサS2 …が証明書を透過した透過光を検知
した際に、その検知した透過光量に基づいて読取りと同
時に証明書の真偽を判別する。
【0036】[第2実施例]図10および図11は画像
入力操作面14の内部に構成される画像読取り装置10
1を示し、この画像読取り装置101は上面層の透明な
ガラス板102と、中間層のイメージスキャナ103
と、下面層のカラー液晶画面(TFTディスプレイ)1
04との三層構造で構成し、このうちイメージスキャナ
103が画像入力操作面14の全幅長さを有して画像入
力操作面14上の全領域をスキャンして読取り、TFT
ディスプレイ103で操作内容を順次表示する。
【0037】イメージスキャナ103は、ガラス板10
2の全幅に渡って読取り可能に掛け渡された細長い長方
体を有し、この長手方向に沿って平行するライン光源
(ラインLED)105とイメージセンサ106とを上
面に向けて投受光可能な反射検知形に配設し、このライ
ンLED105から投光して反射した反射光をイメージ
センサ106が受光して読取り動作する。
【0038】また、このイメージスキャナ103の読取
り移動に際しては、一端を駆動ベルト107に固定し、
他端をスライドレール108に支持させて、駆動ベルト
107をパルスモータM2 で駆動することにより、この
イメージスキャナ103は駆動ベルト107と一体に一
定速度で平行移動しながら読取り動作する。また、元位
置には元位置検知センサS3 を配設してイメージスキャ
ナ103の移動位置を管理している。
【0039】また、下面層のTFTディスプレイ104
は顧客の操作案内情報を表示し、この案内情報を顧客が
外部からガラス板102を介して視認し、これに従って
顧客がガラス板102の上面に指示された読取り位置に
書面Aをセットする。また、書面Aをセットしたとき、
このセットされた書面Aを上方から押圧ホルダ15で押
圧して保持する。
【0040】この押圧ホルダ15の内部には複数の光源
(LED)109a…を配設しており、この押圧ホルダ
15側から照射したときに書面Aを透過した書面Aの透
過光量をイメージスキャナ103側で真偽判別要素とし
て受光する。これにより、LED109a…が投光する
だけで書面Aの真偽を判別することができ、LED10
9a…を組込むだけで真偽判別装置109を構成でき
る。従って、イメージスキャナ103のイメージセンサ
106を兼用して真偽判別専用の透過光検知センサを省
略することができる。この結果、真偽判別装置を小型化
でき、画像読取り装置101に効率よく組込むことがで
きる。また、これに伴って自動契約機11の装置全体の
小型化および低コスト化を図ることができる。
【0041】さらに、LED109a…の前面には投光
許容し、可視光線を遮断する可視光線遮断シート110
で覆って、外部の利用者に押圧ホルダ15に内蔵された
各LED109a…の位置を見えないようにしている。
これにより装置の美観が高まり、またLEDの保護を図
って顧客の不正行為の誘起を未然に防止している。
【0042】図12は画像読取り装置101の制御回路
ブロック図を示し、CPU121はROM122に格納
されたプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制
御データを読出し可能にRAM123で記憶する。
【0043】ところで、CPU121は押圧ホルダ15
内のLED109aが投光して書面Aを透過した透過光
をイメージスキャナ103側のイメージセンサ106が
受光したとき、その受光した透過光量に基づいて書面A
の真偽判別するものであって、これは、図13に示すよ
うに、例えば第1〜第3のLED109a〜109cに
対応して得られたイメージセンサ106の3つの検知波
形131…を比較判定し、このとき図14に示すよう
に、全て安定した透過光量が得られた正常検知波形14
1…の場合は真の書面と判定し、一つでも異常な透過光
量が認められた場合は、異常検知波形142となるため
偽造書面と判定する。
【0044】このように構成された画像読取り装置10
1の読取り処理動作を図15のフローチャートおよび図
8〜図9の表示案内図を参照して説明する。今、顧客が
自動契約機11を利用する際、画像入力操作面14は、
図8に示すように、証明書のセット位置やセット操作を
案内する文字案内81と、その置く位置を図形により指
定案内するセット位置指定案内82とを表示し、この表
示案内に従って顧客が証明書を画像入力操作面14上に
セットすると、このセットされた証明書の上面を押圧ホ
ルダ15で押圧保持して証明書の読取りセット操作が完
了する(ステップn11)。
【0045】このセット操作完了に基づいてCPU12
1は、イメージスキャナ103の読取り初期位置を確認
して読取り動作を行わせる。このとき、イメージスキャ
ナ103が初期位置でなければ初期位置に戻して待機さ
せる(ステップn12〜n13)。
【0046】イメージスキャナ103が初期位置である
ことを確認すれば、続いてイメージスキャナ103に組
込まれた平行するイメージセンサ106およびラインL
ED105をONし、またこれと対向する押圧ホルダ1
5に組込まれた真偽判別用のLED109a…をONし
て、イメージスキャナ103を一定速度で読取り方向に
走行させる(ステップn14〜n17)。
【0047】このとき、ラインLED105が上向きに
投光し、この投光して上方の証明書に当り、これより反
射した下向きの反射光がイメージセンサ106で受光さ
れながら読取り動作する。このようにしてイメージスキ
ャナ103を読取り完了位置まで移動させて証明書の全
体を読取る(ステップn18〜n19)。
【0048】このとき、CPU121は証明書が正しい
位置にセットされた位置ズレのない正常読取りか否かを
確認し、正しい位置にセットされていなければ、画像入
力操作面14は、図9に示すように、再セット位置や再
セット操作を表示案内する文字案内91と、置く位置を
図形により指定案内するセット位置指定案内92とを表
示する(ステップn20〜n21)。
【0049】一方、CPU121は証明書の読取り動作
と並行して、押圧ホルダ15の内部に配設された複数の
LED109a…と投光と対応して、証明書を透過した
透過光をイメージセンサ106が受光したとき、この受
光した透過光量に基づいて読取りと同時に証明書の真偽
を判別する。
【0050】上述のように、光学読取り装置の照射した
読取り用の反射光ではなく、そのときに透過した書面の
透過光量を真偽判別要素として受光するだけで書面の真
偽を判別することができる。このため、透過光検知セン
サを配設するだけで真偽判別装置を構成でき、光源を兼
用して真偽判別のための光源を省略することができる。
また、真偽判別用のLEDをイメージスキャナ側に向け
て配設し、このLEDからの透過光量をイメージスキャ
ナ側で受光して判別するように構成すれば、真偽判別用
の透過光検知センサを省略することができる。このよう
に、真偽判別用の受光部としての透過光検知センサある
いは投光部としてのLEDを省略して真偽判別装置を小
型化できるため、この真偽判別装置を光学読取り装置に
効率よく組込むことができ、またこれに伴って、装置全
体の小型化および低コスト化を図ることができる。さら
に、書面の読取り位置が不適な場合は、これを表示案内
して利用者に知らせるため、不具合な場合は書面を正規
の位置にセットし直させて円滑に読取り動作することが
できる。
【0051】さらに、押圧ホルダに内蔵される透過光検
知センサやLEDを可視光線遮断シートで覆って、外部
の利用者に透過光検知センサやLEDの位置を見えない
ようにしているため装置の美観が高まり、また利用者の
不正行為の誘起を未然に防止する役目を有している。
【0052】この発明と、上述の実施例の構成との対応
において、この発明の記録媒体は、実施例の証明書等の
書面Aに対応し、以下同様に、光学読取り手段は、反射
検知形のイメージスキャナ33,103に対応し、受光
手段は、透過光検知センサS2 に対応し、受光した透過
光量は、正常検知波形62,141および異常検知波形
63,142に対応し、真偽判別手段は、真偽判別装置
39,109およびCPU51,121に対応し、報知
手段は、画像入力操作面14のTFTディスプレイ3
4,104に対応し、読取り載置台は、画像入力操作面
14のガラス板32,102に対応し、押圧手段は、押
圧ホルダ15に対応し、投光手段は、LED109a〜
109cに対応するも、この発明は上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の自動契約機の外観斜
視図。
【図2】 この発明の第1実施例の押圧ホルダの押圧動
作状態を示す要部斜視図。
【図3】 この発明の第1実施例の画像読取り装置の要
部斜視図。
【図4】 この発明の第1実施例の画像読取り装置の読
取り状態を示す要部側面図。
【図5】 この発明の第1実施例の画像読取り装置の制
御回路ブロック図。
【図6】 この発明の第1実施例の画像読取り装置の真
偽判別波形を示す波形説明図。
【図7】 この発明の第1実施例の画像読取り装置の読
取り処理動作を示すフローチャート。
【図8】 この発明の第1実施例の証明書のセット操作
を示す案内表示図。
【図9】 この発明の第1実施例の証明書の再セット操
作を示す案内表示図。
【図10】 この発明の第2実施例の画像読取り装置の
要部斜視図。
【図11】 この発明の第2実施例の画像読取り装置の
読取り状態を示す要部側面図。
【図12】 この発明の第2実施例の画像読取り装置の
制御回路ブロック図。
【図13】 この発明の第2実施例の画像読取り装置の
複数の真偽判別波形を示す波形説明図。
【図14】 この発明の第2実施例の画像読取り装置の
真偽判別波形を示す波形説明図。
【図15】 この発明の第2実施例の画像読取り装置の
読取り処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…自動契約機 14…画像入力操作面 15…押圧ホルダ 31,101…画像読取り装置 32,102…ガラス板 33,103…イメージスキャナ 34,104…TFTディスプレイ 35,105…ラインLED 36,106…イメージセンサ 39,109…真偽判別装置 40,110…可視光線遮断シート A…書 面 S2 …透過光検知センサ 51,121…CPU 61…正常な波形領域 62,141…正常検知波形 63,142…異常検知波形 81,91…文字案内 82.92…セット位置指定案内 109a〜109c…LED

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に光を照射し、その反射光から記
    録媒体の記録画像を読取る光学読取り手段と、上記記録
    媒体を透過した透過光を受光する受光手段と、上記受光
    手段が受光した透過光量に応じて記録媒体の真偽を判別
    する真偽判別手段を備えた画像読取り装置。
  2. 【請求項2】記録媒体が読取り位置にセットされていな
    いことを光学読取り手段が読取ったとき報知出力する報
    知手段を備えた請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】記録媒体を載せて読取り位置にセットする
    読取り載置台と、上記読取り載置台にセットされた記録
    媒体の上面を押える押圧手段と、上記読取り載置台上で
    押圧手段により押圧保持された記録媒体に光を照射し、
    その反射光から記録媒体の記録画像を読取る光学読取り
    手段と、上記押圧手段に投光手段を配設し、この投光手
    段から投光して記録媒体を透光したときの透過光量を光
    学読取り手段が受光し、この受光量に基づいて記録媒体
    の真偽を判別する真偽判別手段を備えた画像読取り装
    置。
  4. 【請求項4】記録媒体が読取り位置にセットされていな
    いことを光学読取り手段が読取ったとき報知出力する報
    知手段を備えた請求項3記載の画像読取り装置。
  5. 【請求項5】受光手段を可視光線遮断シートで覆ったこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読取り装置。
  6. 【請求項6】投光手段を可視光線遮断シートで覆ったこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像読取り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051919A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Oki Electric Ind Co Ltd ガイド表示付きスキャナ装置
JP2007058369A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Mamiya Op Co Ltd 紙幣識別機
WO2012083713A1 (zh) * 2010-12-23 2012-06-28 北京新岸线软件科技有限公司 一种纸币、票券识别方法和装置

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