JPH10173625A - Ofdm伝送方式とofdm送受信装置 - Google Patents

Ofdm伝送方式とofdm送受信装置

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JPH10173625A
JPH10173625A JP8336016A JP33601696A JPH10173625A JP H10173625 A JPH10173625 A JP H10173625A JP 8336016 A JP8336016 A JP 8336016A JP 33601696 A JP33601696 A JP 33601696A JP H10173625 A JPH10173625 A JP H10173625A
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ofdm
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佐藤  誠
Takashi Seki
隆史 関
Noboru Taga
昇 多賀
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JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYST KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム構成(キャリア数とガード長)が異
なる複数の伝送方式が存在する場合でも、受信装置側で
OFDM信号に多重されたモード信号を復調し、モード
設定を行うことで情報シンボルの復調を行えるようにす
る。 【解決手段】 互いに伝送フレーム内の少なくともキャ
リア数、ガード長のいずれかが異なる複数の伝送信号を
それぞれ直交周波数分割多重により伝送するOFDM伝
送方式において、送信側でキャリア数とガード長に応じ
てフレーム長を決定してOFDM変調を行って送信し、
受信側でOFDM受信信号のフレーム長を検出してキャ
リア数とガード長を判定し、その判定結果に相当するキ
ャリア数、ガード長を設定してOFDM復調を行うよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM伝送方式
とその送受信装置に関し、特にOFDM変調信号の伝送
フレーム内の構成(キャリア数、ガード長)が異なる複
数の伝送方式が存在した場合に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号及び映像信号の伝送にお
いてディジタル変調方式の開発が盛んである。特に、デ
ィジタル地上放送においては、マルチパス妨害に強い、
周波数利用効率が高い、などの特徴を有するOFDM方
式が注目されている。OFDM方式の詳細については、
文献ITU−RS寄書(TG11/3)またはテレビジ
ョン学会研究報告Vol.17. No.54. pp7-12 、BCS `93-3
3 (Sep.1993)などに述べられているので、ここでは本発
明に関連する従来の技術について説明する。
【0003】OFDM伝送では、互いに直交する複数キ
ャリアにデータを割り当てて変調及び復調を行う。これ
は、送信側で複数のシンボルデータに対してIFFT処
理を行い、受信側で受信データに対してFFT処理を行
うことにより実現できる。
【0004】この場合、OFDM受信装置では、伝送方
式に対応したモード設定で復調を行うことが必要であ
る。したがって、OFDM信号の伝送フレーム内の構成
(キャリア数、ガード長)が異なる複数の伝送方式が存
在する場合には、伝送方式に応じてOFDM受信装置の
受信モードを切り換える必要がある。
【0005】図16は従来のOFDM送信装置の構成例
を示す図である。まず、図16(a)において、被伝送
情報なる入力信号が入力端子201に与えられると、こ
の入力信号は誤り訂正符号化部202で符号化され、変
調回路203で複素ベクトル平面に対応づけられる。
【0006】次に、変調回路203で複素ベクトル化さ
れた信号は多重化部204で受信同期用のヌルシンボル
及び同期シンボルと共に、伝送パラメータを示すモード
シンボルが多重されて逆FFT部205に供給される。
この逆FFT部205は、入力信号を高速逆フーリエ変
換することで、周波数領域の信号を時間軸領域の信号に
変換するものである。
【0007】この逆FFT部205の出力信号は、ガー
ド付加部206で干渉妨害を抑圧するためのガード期間
が付加された後、直交変調部207に供給され、ここで
所定の周波数により直交変換される。
【0008】この直交変調出力は、D/A(デジタル・
アナログ)変換器208でアナログ信号に変換された
後、周波数変換部209で局部発振器212からの周波
数信号により搬送波周波数に変換される。そして、電力
増幅器210で電力増幅され、アンテナ211から送出
される。
【0009】尚、上記デジタル信号処理に必要なクロッ
ク及びタイミング信号は、図16(b)に示すタイミン
グ発生部213にてフレーム長に基づいて生成され、各
部へ出力される。また、多重化部204で多重されるモ
ードシンボルは、図16(c)に示すように、モード設
定部214で設定されたモードがモード信号変調部21
5で変調された信号である。ここで、モード信号変調部
215はキャリア数設定部216及びガード長設定部2
17の各設定値に基づいて変調係数を切り替えるように
なっている。
【0010】図17は従来のOFDM受信装置の構成例
を示す図である。まず、送信信号が受信アンテナ301
及び高周波増幅器302を経て、チューナ回路303で
選局される。この選局は、選局情報を入力端子310か
ら入力し、局部発振器311の周波数を変更することで
行われる。チューナ303の出力は、A/D(アナログ
/デジタル)変換器304でデジタル信号に変換され、
直交検波部305で直交検波された後、FFT部306
で時間領域から周波数領域の信号に変換される。
【0011】尚、A/D変換クロック及びその他のデジ
タル回路で使用されるクロック及びタイミング信号は、
受信信号(直交検波出力)自身から同期再生部312で
再生される。
【0012】上記FFT部306の出力は、OFDM信
号のキャリア毎の位相と振幅を示している。これらの位
相及び振幅が多値QAMのコンスタレーション(複素ベ
クトル)であり、これら多値QAMの各位相及び振幅に
割り当てられたデータが復調回路307で判定される。
判定されたデジタルデータは、誤り訂正部308で伝送
中に生じた誤りが訂正され、復調信号として出力端子3
09から出力される。
【0013】伝送方式に応じたモード設定は、初期は初
期モード設定部313で設定されたモードで動作し、F
FT部306の出力からモード信号復調部315とモー
ドデコード部316でモード信号が検出された後は、検
出されたモード信号で動作する。モード信号の初期と検
出後との切り換えはモード設定部314で行われる。こ
こで設定されたモード信号は必要なデジタル処理回路部
へ出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上、従来のOFDM
伝送方式とOFDM受信装置における受信モード設定に
ついて説明したが、次に本発明が解決しようとする課題
について述べる。例えば、OFDM方式を用いたディジ
タル放送において、受信装置では個々の伝送方式に応じ
たモードで復調動作を行う必要がある。この場合、本
来、伝送方式モードが予め判っている場合には、受信装
置で伝送方式に応じたモード設定を行えばよいが、伝送
モードが不明な場合には、OFDM信号に多重されたモ
ード信号を復調することで、受信装置のモード設定を行
うことになる。
【0015】しかしながら、伝送フレーム内の構成(キ
ャリア数とガード長)が異なる複数の伝送方式が存在し
た場合には、伝送方式に対応したモードが判らないと、
OFDM信号に多重されたモード信号の復調を行うこと
ができない。このため、受信装置のモード設定を行うこ
とができず、復調処理を行うことができない。
【0016】そこで本発明は、上記の問題を解決し、フ
レーム構成(キャリア数とガード長)が異なる複数の伝
送方式が存在する場合でも、受信装置側でOFDM信号
に多重されたモード信号を復調し、モード設定を行うこ
とで情報シンボルの復調を行うことが可能なOFDM伝
送方式とOFDM送受信装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は以下のように構成する。 (1)互いに伝送フレーム内の少なくともキャリア数、
ガード長のいずれかが異なる複数の伝送信号をそれぞれ
直交周波数分割多重により伝送するOFDM伝送方式に
おいて、送信側で前記キャリア数とガード長に応じてフ
レーム長を決定してOFDM変調を行って送信し、受信
側でOFDM受信信号のフレーム長を検出してキャリア
数とガード長を判定し、その判定結果に相当するキャリ
ア数とガード長のモードに設定してOFDM復調を行う
ことを特徴とする。
【0018】(2)(1)に記載のOFDM伝送方式に
用いられるOFDM送信装置であって、情報シンボルと
ヌルシンボルと同期シンボルとモード情報を伝送するモ
ードシンボルの多重化を行う多重化手段と、この手段で
得られた多重化信号を逆フーリエ変換して周波数領域か
ら時間領域に変換する逆フーリエ変換手段と、この手段
の出力にガード期間を付加するガード付加手段と、この
手段の出力を所定の周波数で直交変調する直交変調手段
と、伝送方式別にキャリア数を設定するキャリア設定手
段と、伝送方式別にガード長を設定するためのガード長
設定手段と、前記キャリア設定手段とガード長設定手段
で設定されたキャリア数とガード長に応じてフレーム長
を決定するフレーム長決定手段とを具備し、前記設定キ
ャリア数及びガード長に応じたフレーム長で多重化、逆
フーリエ変換、ガード付加及び直交変調を行い、設定キ
ャリア数とガード長に応じたフレーム長の変調信号を送
信出力することを特徴とする。
【0019】(3)(1)に記載のOFDM伝送方式に
用いられるOFDM受信装置であって、OFDM伝送信
号を直交検波する直交検波手段と、この手段で得られた
直交検波出力を高速フーリエ変換により時間領域から周
波数領域へ変換する高速フーリエ変換手段と、この手段
のフーリエ変換結果から伝送された情報を復調する復調
手段と、前記直交検波出力からタイミング及びクロック
を再生する同期再生手段と、前記OFDM伝送信号のモ
ードが未知のときのモードを設定する初期モード設定手
段と、前記直交検波出力からフレーム長を検出するフレ
ーム長検出手段と、この手段で検出されたフレーム長に
よりキャリア数とガード長を決定するフレーム長デコー
ド手段と、前記高速フーリエ変換手段の出力からOFD
M信号に多重されているモード信号を復調するモード信
号復調手段と、この手段で復調されたモード信号をシリ
アルからパラレルに変換するモードデコード手段と、前
記初期モード設定手段とフレーム長デコード手段とモー
ドデコード手段で設定されたいずれかのモード信号を選
択し、受信装置を動作させるためのモード設定手段とを
具備したことを特徴とする。
【0020】(4)(3)に記載のOFDM受信装置に
おいて、前記モード設定手段は、前記OFDM伝送信号
に多重されているモード信号を検出し、検出されたモー
ドで復調が行われるまでのシーケンスとして、電源投入
時とシステムリセット時に前記初期モード設定手段で設
定されたモードで動作させる第1のステップと、このス
テップの動作中に前記フレーム長検出手段でフレーム長
が検出されたとき、そのフレーム長検出結果により決定
されたキャリア数とガード長のモードで動作させる第2
のステップと、このステップの動作中に前記モード信号
復調手段で前記OFDM伝送信号に多重されたモード信
号が検出復調されたとき、前記モードデコード手段で設
定されたモードで動作させる第3のステップとを備える
ことを特徴とする。
【0021】(5)(3)に記載のOFDM受信装置に
おいて、前記モード設定手段は、キャリア数とガード長
のモード信号として、電源投入時とシステムリセット時
には前記初期モード設定手段で設定されるモード信号を
選択し、前記フレーム長検出手段でフレーム長が検出さ
れたときには前記フレーム長デコード手段で決定される
キャリア数とガード長のモード信号を選択し出力する第
1の切り換え手段と、キャリア数とガード長以外のモー
ド信号として、電源投入時には前記初期モード設定手段
で設定されるモード信号を選択し、前記モード信号復調
手段で前記OFDM伝送信号に多重されたモード信号が
検出されたときには前記モードデコード手段から出力さ
れるモード信号を選択し出力する第2の切り換え手段と
を備えることを特徴とする。
【0022】(6)(3)に記載のOFDM受信装置に
おいて、前記フレーム長デコード手段は、前記フレーム
長検出手段で検出されたフレーム長がどのモードのフレ
ーム長の許容範囲内かどうかの判定を行うフレーム長判
定手段と、そのフレーム長判定結果からキャリア数とガ
ード長のモード信号への変換を行うデコード手段とを備
えることを特徴とする。
【0023】(7)(3)に記載のOFDM受信装置に
おいて、前記フレーム長検出手段は、前記OFDM伝送
信号に多重されているヌルシンボル同士の期間長を検出
することを特徴とする。
【0024】(8)(7)に記載のOFDM受信装置に
おいて、前記ヌルシンボル同士の期間長の検出によるフ
レーム長検出手段は、前記直交検波出力からエンベロー
プを検出するエンベロープ検出手段と、この手段のエン
ベロープ検出信号について一定期間の移動平均演算を行
う移動平均手段と、この移動平均手段の結果と設定した
比較レベルとの比較を行う比較手段と、前記比較レベル
の設定を行う比較レベル設定手段と、前記比較手段の出
力の微分演算を行う微分手段と、この微分手段の結果に
基づきフレームの長さをカウントするフレーム長カウン
タ手段とを備えることを特徴とする。
【0025】(9)(3)に記載のOFDM受信装置に
おいて、前記フレーム長検出手段は、前記OFDM伝送
信号の基準シンボル期間に多重されているサインスイー
プによるチャープシンボル同士の期間長を検出すること
を特徴とする。
【0026】(10)(9)に記載のOFDM受信装置
において、前記チャープシンボル同士の期間長の検出に
よるフレーム長検出手段は、前記直交検波出力の複素信
号とサインスイープ波形の基準信号の相関演算を行う相
関演算手段と、この手段の相関演算結果に基づき発生す
る基準信号を決定する基準信号決定手段と、この手段で
決定された基準信号を発生する基準信号発生手段と、前
記相関演算手段の結果からエンベロープを検出するエン
ベロープ検出手段と、この手段の検出結果と設定した比
較レベルとの比較を行う比較手段と、前記比較レベルの
設定を行う比較レベル設定手段と、前記比較手段の出力
の微分演算を行う微分手段と、この微分手段の結果に基
づきフレームの長さをカウントするフレーム長カウンタ
手段とを備えるしたことを特徴とする。
【0027】(11)(9)に記載のOFDM受信装置
において、前記サインスイープによるチャープシンボル
同士の期間長の検出によるフレーム長検出手段は、前記
直交検波出力の複素信号について、互いに異なる複数の
伝送方式のキャリア数分のサインスイープによる基準信
号と相関演算を行う相関演算手段と、前記複数の伝送方
式のキャリア数分の基準信号を発生する基準信号発生手
段と、前記相関演算手段でどの相関演算結果が最大にな
るかを検出する最大値検出手段と、この手段で検出され
た最大になる相関演算結果を選択し出力する切替手段
と、この手段の出力のエンベロープを検出するエンベロ
ープ検出手段と、この手段の検出結果と設定した比較レ
ベルとの比較を行う比較手段と、前記比較レベルの設定
を行う比較レベル設定手段と、前記比較手段の出力の微
分演算を行うための微分手段と、この微分手段の結果に
基づきフレームの長さをカウントするフレーム長カウン
タ手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図11を参照して
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明
におけるOFDM伝送方式の実施形態を示す図である。
OFDMを用いたディジタル伝送において、OFDM変
調信号の伝送フレーム内の構成(キャリア数、ガード
長)が異なる複数の伝送方式が存在する場合、送信装置
で図1(a)に示すようにキャリア数とガード長に応じ
てフレーム長を決定し送信することで、受信装置で入力
されたOFDM信号のフレーム長の検出により、キャリ
ア数とガード長を判定することができる。
【0029】図1(a)のフレーム構成例を(b)
(c)(d)に示す。これらの図から明らかなように、
本発明による伝送方式では、キャリア数とガード長に応
じてフレーム長が異なる構成となる。尚、図1(e)は
1シンボルの構成を示している。
【0030】図2は、本発明におけるOFDM伝送方式
に係わるOFDM送信装置の一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。尚、ここでは説明を簡単にするため、
図12の従来例と同一の部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる点のみ説明する。
【0031】本実施形態で特徴とするところは、図2
(c)に示すようにフレーム長決定部218を設けた点
にある。このフレーム長決定部218は、例えば図1
(a)に示すようなキャリア数、ガード長、フレーム長
の関係を示すテーブル情報を格納し、キャリア数設定部
216及びガード長設定部217の設定値を取り込んで
そのテーブル情報を参照することで、対応するフレーム
長を判別する。
【0032】このフレーム長決定部218で判別決定さ
れたフレーム長は、図2(a)に示す多重化部204、
逆FFT部205、ガード付加部206、直交変換部2
07及び図2(b)に示すタイミング発生部213に供
給される。このため、本実施形態の構成では、全てキャ
リア数、ガード長に対応するフレーム長で信号処理を行
うことになる。
【0033】すなわち、従来の伝送方式におけるモード
設定では、フレーム長をキャリア数やガード長とは全く
独立に決定し、各パラメータ毎(キャリア数、ガード
長、変調方式など)に設定したモードに応じて各部のモ
ード設定を行い動作していた。
【0034】これに対し、本発明では、キャリア数設定
部216で設定されたキャリア数モードとガード長21
7で設定されたガード長モードに応じてフレーム長をフ
レーム長決定部218で決定し、決定されたフレーム長
で伝送信号のOFDM変調処理を実行するようにしてい
る。このため、受信側では、上記テーブルと同じテーブ
ルを備え、OFDM受信信号からフレーム長を検出し、
上記テーブルを参照すれば、キャリア数モード、ガード
長モードを識別可能となる。
【0035】図3は、本発明におけるOFDM伝送方式
に係わるOFDM受信装置の一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。尚、ここでも説明を簡単にするため、
図3において図13と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる点のみ説明する。
【0036】本実施形態において特徴とするところは、
フレーム長検出部317及びフレーム長デコード部31
8を備える点にある。フレーム長検出部317は、直交
検波部305で得られたOFDM受信信号を取り込み、
例えば基準シンボル間をカウントすることでフレーム長
を検出する。フレーム長デコード部318は、予め送信
側のフレーム長決定部に格納されたテーブルと同じテー
ブルを格納し、入力したフレーム長についてテーブルを
参照することによりキャリア数、ガード長を識別する。
このフレーム長デコード部318で得られたキャリア
数、ガード長はモード設定部314に供給され、モード
切替動作に供される。
【0037】このモード設定部314は、電源投入時、
システムリセット時/フレーム長検出時/モード信号検
出時のモード切替制御によるモード設定シーケンスを実
行する。
【0038】本OFDM受信装置の電源投入から復調が
可能になるまでのモード設定シーケンスは、電源投入時
とシステムリセット時に初期モード設定部313で設定
されたモードで動作し、次にフレーム長検出部317と
フレーム長デコード部318により決定されたキャリア
数とガード長で動作する。このように伝送方式に対応し
たキャリア数とガード長が設定された後は、OFDM信
号に多重されたモード信号を復調することが可能となる
ため、モード信号復調部315とモードデコード部31
6により復調されたモード信号で動作する。
【0039】図4はモード設定シーケンスの処理の流れ
とモード設定の動作状態を説明する図ある。電源投入時
(システムリセット動作時)は、初期モードで設定され
た動作し、フレーム長検出時以降は、フレーム長検出結
果によるキャリア数とガード長により動作し、モード信
号検出時以降は、検出されたモード信号で動作する。
【0040】図5は上記モード設定部314の具体的な
構成とその周辺回路の具体的な接続関係を示すブロック
図である。初期モード設定部313では、電源投入時と
システムリセット時に使用する初期のモード設定を行う
もので、初期設定値とするキャリア数及びガード長をモ
ード設定部314内のキャリア数セレクタ404とガー
ド長セレクタ405に出力し、それ以外のモード信号を
モード設定部314内のキャリア数セレクタ406とガ
ード長セレクタ407に出力する。
【0041】一方、入力端子401を通じて直交検波部
305から出力される直交検波信号がフレーム長検出部
317に供給され、このフレーム長検出部317でフレ
ーム長が検出される。検出されたフレーム長はフレーム
長デコード部318に供給され、検出された1フレーム
長がどのキャリア数とガード長に対応したフレーム長か
の判別が行われる。その判別結果は、キャリア数とガー
ド長のモード信号としてモード設定部314内のキャリ
ア数セレクタ404とガード長セレクタ405に出力さ
れる。
【0042】キャリア数セレクタ404とガード長セレ
クタ405では、フレーム長が検出されるまでは、初期
モード設定部313で設定されたキャリア数とガード長
を選択出力し、フレーム長が検出された時は、フレーム
長デコード部318により得られたキャリア数とガード
長に切り換え、モード信号出力端子408に出力する。
【0043】伝送方式に対応したキャリア数とガード長
が検出された後は、モード信号の復調が可能となる。そ
こで、入力端子402を通じてFFT部306の出力が
モード信号復調部315に供給され、ここでモード信号
の復調が行われた後、モード信号デコード部316に供
給される。このモード信号デコード部316では、復調
信号からモード信号への変換が行われ、キャリア数とガ
ード長以外のモードのセレクタ406、407に出力さ
れる。
【0044】キャリア数とガード長以外のモードのセレ
クタ406、407では、モード信号が検出されるまで
は、初期モード設定部313で設定されたモード信号を
選択出力し、モード信号が検出された時は、復調された
モード信号に切り換え、モード信号出力端子408に出
力する。モード出力端子408から出力される各モード
信号は、それぞれOFDM受信装置内の各部に出力され
る。
【0045】入力端子403にシステムリセット信号が
供給された場合、このリセット信号は初期モード設定部
313、フレーム長検出部314、モード信号復調部3
15に供給され、電源投入時と同じ状態に戻されて同様
の処理が実行される。
【0046】図6は上記フレーム長デコード部318の
具体的な構成を示すブロック図、同図7はフレーム長検
出とキャリア数及びガード長の判定の様子を示す図であ
る。まず、図6において、入力端子601には、キャリ
ア数、ガード長に応じて決定された図7(a),
(b),(c)に示すフレーム長検出出力が入力され、
フレーム長判定部602に供給される。このフレーム長
判定部602では、検出されたフレーム長について、X
1<フレーム長<Y1、X2<フレーム長<Y2、X3
<フレーム長<Y3、…のような比較を行い、どの範囲
のフレーム長かを判定する。その判定結果はモードデコ
ード部603に供給される。このモードデコード部60
3ではフレーム長に対応するキャリア数とガード長のデ
コードが行われる。そのデコード結果はモード信号とし
て出力される。
【0047】図8は上記フレーム長検出部317の具体
的な構成を示すブロック図、図9はその各部の出力タイ
ミングを示す図である。ここでは、フレーム長検出をヌ
ルシンボルで行った場合の一実施形態を示している。
【0048】図8において、入力端子701には図9
(a)に示すようにヌルシンボル、基準シンボルに続い
て情報シンボルを配置したフレーム構成のOFDM直交
検波出力(複素信号)が入力され、エンベロープ検出部
702に供給される。このエンベロープ検出部702は
複素信号から振幅への変換を行うことで直交検波出力の
エンベロープを検出するもので、その検出出力は移動平
均部704に供給される。この移動平均部704は、エ
ンベロープ検出信号の一定期間の移動平均演算を行うも
ので、その演算結果は図9(b)に示すようにヌルシン
ボル期間にレベル低下を生じて比較器705に供給され
る。この比較器705は、移動平均されたエンベロープ
検出信号を比較レベル設定部703で設定された値(図
9(b)中点線で示す)と比較するもので、その比較結
果は図9(c)に示すように波形整形されて微分回路7
06に供給される。
【0049】この微分回路706は、図9(d)に示す
ように、比較器705の出力の立ち上がりまたは立ち下
がり(図では立ち下がり)のエッジを検出するもので、
そのエッジ検出結果はフレーム長カウンタ707に供給
される。このフレーム長カウンタ707は、図9(e)
に示すように微分回路706のエッジ検出結果の間隔を
クロックの計数によりヌルシンボル期間長を求める。こ
れによって1フレームの長さを検出することができ、そ
のフレーム長検出信号を出力端子708から出力するこ
とができる。
【0050】図10は上記フレーム長検出部317の他
の具体的な構成を示すブロック図、図11及び図12は
その各部の出力タイミングを示す図である。ここでは、
フレーム長検出を基準シンボルに設定されたチャープ
(サインスイープ)シンボルで行う場合の一実施形態を
示している。
【0051】図10において、入力端子801には図1
1(a)、図12(a)に示すようにヌルシンボル、基
準シンボルに続いて情報シンボルを配置したフレーム構
成のOFDM直交検波出力が入力され、相関演算部80
2に供給される。この相関演算部802は、入力された
直交検波信号と基準信号発生部803で発生される基準
信号(図13(a),(b)に示すI,Q軸データ波形
によるチャープ信号が図11(b)に示すタイミングで
時分割出力される)との相関演算を行うもので、その演
算結果はエンベロープ検出部804に供給される。
【0052】このエンベロープ検出部804は、相関演
算結果から振幅への変換を行うことで直交検波相関演算
出力のエンベロープを検出するもので、ここで得られた
相関演算振幅信号は図11(c)に示すようになって比
較器806に供給される。この比較器806は、相関演
算振幅信号を比較レベル設定部805で設定された値と
比較するもので、その比較結果は微分回路807に供給
される。
【0053】ここで、本構成には、上記基準信号発生部
803に対し、基準信号決定部810が設けられてい
る。この基準信号決定部810は、図11(b)に示す
ように、基準信号発生部803に電源投入時とシステム
リセット時に異なる複数の伝送方式のキャリア数分の基
準信号を時分割で発生させるため、エンベロープ検出部
804の出力から最大値を検出し、基準信号発生部80
3で発生するキャリア数を決定する。最大値が検出さ
れ、基準信号が決定された後は、エンベロープ検出信号
は図12(b)に示すようになり、比較器806の出力
は図12(c)に示すようになる。
【0054】上記微分回路807は、図12(d)に示
すように、比較器807の出力の立ち上がりまたは立ち
下がり(図では立ち下がり)のエッジを検出するもの
で、その検出結果はフレーム長カウンタ808に供給さ
れる。このフレーム長カウンタ808は、図12(e)
に示すように、微分回路706のエッジ検出結果の間隔
をクロックの計数によりチャープ(サインスイープ)期
間長を求める。これによって1フレームの長さを検出す
ることができる。
【0055】図14は、上記フレーム長検出部317に
おいて、フレーム長検出をチャープ(サインスイープ)
シンボルで行う場合の他の具体的な構成を示すブロック
図、図15はその各部の出力タイミングを示す図であ
る。尚、重複する説明を省くため、図14において、図
10と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異
なる部分についてのみ説明する。
【0056】本構成では、互いに異なる複数の伝送方式
のキャリア数分(ここではn個とする)の相関演算部8
021〜802nと基準信号発生部8031〜803n
とを備え、最大値検出部901により各相関演算部80
21〜802nの演算結果の中から最大値を検出し、切
替部904から相関演算結果が最大となったキャリアの
信号を取り出して前述のエンベロープ検出部804に出
力するようにしている。
【0057】基準信号発生部8031〜803nは、そ
れぞれ伝送方式別に互いに異なる基準信号(図13
(a),(b)に示すI,Q軸データ波形によるチャー
プ信号が図11(b)に示すタイミングで時分割出力さ
れる)を発生する。
【0058】上記構成において、図15(a)に示すよ
うな入力信号に対し、基準信号発生部8031〜803
n(図では8031,803nのみ示し、途中は省略し
ている)から図15(b),(d)に示すような基準信
号を発生させると、図15(c),(e)に示すよう
に、基準シンボル中のサインスイープと相関がとれた場
合に相関演算結果が最大となる(図15では相関演算部
802nの出力)。そこで、最大値検出部901で相関
演算結果が最大値をとる経路を検出し、切替部902を
通じてエンベロープ検出部804に導出する。エンベロ
ープ検出以降の動作は図12の場合と同様である。以上
の結果、相関演算結果の最大値検出によりキャリア数が
決定され、最適なモード設定が可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フレーム
構成(キャリア数とガード長)が異なる複数の伝送方式
が存在する場合でも、受信装置側でOFDM信号に多重
されたモード信号を復調し、モード設定を行うことで情
報シンボルの復調を行うことが可能なOFDM伝送方式
とOFDM送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるOFDM伝送方式の一実施形態
を示す図。
【図2】本発明におけるOFDM伝送方式に係わるOF
DM送信装置の構成を示すブロック図。
【図3】本発明におけるOFDM伝送方式に係わるOF
DM受信装置の構成を示すブロック図。
【図4】図3のモード設定部のシーケンスを説明する
図。
【図5】図3のモード設定部の具体的な構成を示すブロ
ック図。
【図6】図3のフレーム長デコード部の具体的な構成を
示すブロック回路図。
【図7】図6のフレーム長検出とキャリア数及びガード
長の判定の様子を示す図。
【図8】図3のフレーム長検出部としてヌルシンボルに
よりフレーム長検出を行う場合の具体的な構成を示すブ
ロック図。
【図9】図8の各部の出力タイミングを示す図。
【図10】図3のフレーム長検出部としてチャープ(サ
インスイープ)によりフレーム長検出を行う場合の具体
的な構成を示すブロック図。
【図11】図10のエンベロープ検出までの各部の出力
タイミングを示す図。
【図12】図10のエンベロープ検出後の各部の出力タ
イミングを示す図。
【図13】図10の基準信号発生部で発生される基準信
号のI,Q軸データ波形(チャープ信号)を示す波形
図。
【図14】図3のフレーム長検出部としてチャープ(サ
インスイープ)によりフレーム長検出を行う場合の他の
具体的な構成を示すブロック図。
【図15】図14の特徴部の出力タイミングを示す図。
【図16】従来のOFDM送信装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図17】従来のOFDM受信装置の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
201…入力端子、202…誤り訂正符号化部、203
…変調回路、204…多重化部、205…逆FFT部、
206…ガード付加部、207…直交変調部、208…
D/A(デジタル・アナログ)変換器、209…周波数
変換部、210…電力増幅器、211…アンテナ、21
2…局部発振器、213…タイミング発生部、214…
モード設定部、215…モード信号変調部、216…キ
ャリア数設定部、217…ガード長設定部、218…フ
レーム長決定部、301…受信アンテナ、302…高周
波増幅器、303…チューナ回路、304…A/D(ア
ナログ/デジタル)変換器、305…直交検波部、30
6…FFT部、307…復調回路、308…誤り訂正
部、309…復調信号出力端子、310…選局情報入力
端子、311…局部発振器、312…同期再生部、31
3…初期モード設定部、314…モード設定部、315
…モード信号復調部、316…モードデコード部、31
7…フレーム長検出部、318…フレーム長デコード
部、401…直交偏波信号入力端子、402…FFT出
力信号入力端子、403…システムリセット信号入力端
子、404…キャリア数セレクタ、405…ガード長セ
レクタ、406,407…セレクタ、408…モード信
号出力端子、601…フレーム長検出信号入力端子、6
02…フレーム長判定部、603…モードデコード部、
701…直交検波信号入力端子、702…エンベロープ
検出部、703…比較レベル設定部、704…移動平均
部、705…比較器、706…微分回路、707…フレ
ーム長カウンタ、708…フレーム長検出信号出力端
子、801…直交検波信号入力端子、802,8021
〜802n…相関演算部、803,8031〜803n
…基準信号発生部、804…エンベロープ検出部、80
5…比較レベル設定部、806…比較器、807…微分
回路、808…フレーム長カウンタ、809…フレーム
長検出信号出力端子、901…最大値検出部、902…
切替部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 隆史 東京都港区赤坂5丁目2番8号 株式会社 次世代デジタルテレビジョン放送システム 研究所内 (72)発明者 多賀 昇 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 大橋 裕司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに伝送フレーム内の少なくともキャリ
    ア数、ガード長のいずれかが異なる複数の伝送信号をそ
    れぞれ直交周波数分割多重(以下、OFDM)により伝
    送するOFDM伝送方式において、 送信側で前記キャリア数とガード長に応じてフレーム長
    を決定してOFDM変調を行って送信し、受信側でOF
    DM受信信号のフレーム長を検出してキャリア数とガー
    ド長を判定し、その判定結果に相当するキャリア数とガ
    ード長のモードに設定してOFDM復調を行うことを特
    徴とするOFDM伝送方式。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のOFDM伝送方式に用い
    られるOFDM送信装置であって、 情報シンボルとヌルシンボルと同期シンボルとモード情
    報を伝送するモードシンボルの多重化を行う多重化手段
    と、 この手段で得られた多重化信号を逆フーリエ変換して周
    波数領域から時間領域に変換する逆フーリエ変換手段
    と、 この手段の出力にガード期間を付加するガード付加手段
    と、 この手段の出力を所定の周波数で直交変調する直交変調
    手段と、 伝送方式別にキャリア数を設定するキャリア設定手段
    と、 伝送方式別にガード長を設定するためのガード長設定手
    段と、 前記キャリア設定手段とガード長設定手段で設定された
    キャリア数とガード長に応じてフレーム長を決定するフ
    レーム長決定手段とを具備し、 前記設定キャリア数及びガード長に応じたフレーム長で
    多重化、逆フーリエ変換、ガード付加及び直交変調を行
    い、設定キャリア数とガード長に応じたフレーム長の変
    調信号を送信出力することを特徴とするOFDM送信装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のOFDM伝送方式に用い
    られるOFDM受信装置であって、 OFDM伝送信号を直交検波する直交検波手段と、 この手段で得られた直交検波出力を高速フーリエ変換に
    より時間領域から周波数領域へ変換する高速フーリエ変
    換手段と、 この手段のフーリエ変換結果から伝送された情報を復調
    する復調手段と、 前記直交検波出力からタイミング及びクロックを再生す
    る同期再生手段と、 前記OFDM伝送信号のモードが未知のときのモードを
    設定する初期モード設定手段と、 前記直交検波出力からフレーム長を検出するフレーム長
    検出手段と、 この手段で検出されたフレーム長によりキャリア数とガ
    ード長を決定するフレーム長デコード手段と、 前記高速フーリエ変換手段の出力からOFDM信号に多
    重されているモード信号を復調するモード信号復調手段
    と、 この手段で復調されたモード信号をシリアルからパラレ
    ルに変換するモードデコード手段と、 前記初期モード設定手段とフレーム長デコード手段とモ
    ードデコード手段で設定されたいずれかのモード信号を
    選択し、受信装置を動作させるためのモード設定手段と
    を具備したことを特徴とするOFDM受信装置。
  4. 【請求項4】前記モード設定手段は、前記OFDM伝送
    信号に多重されているモード信号を検出し、検出された
    モードで復調が行われるまでのシーケンスとして、電源
    投入時とシステムリセット時に前記初期モード設定手段
    で設定されたモードで動作させる第1のステップと、こ
    のステップの動作中に前記フレーム長検出手段でフレー
    ム長が検出されたとき、そのフレーム長検出結果により
    決定されたキャリア数とガード長のモードで動作させる
    第2のステップと、このステップの動作中に前記モード
    信号復調手段で前記OFDM伝送信号に多重されたモー
    ド信号が検出復調されたとき、前記モードデコード手段
    で設定されたモードで動作させる第3のステップとを備
    えることを特徴とする請求項3に記載のOFDM受信装
    置。
  5. 【請求項5】前記モード設定手段は、 キャリア数とガード長のモード信号として、電源投入時
    とシステムリセット時には前記初期モード設定手段で設
    定されるモード信号を選択し、前記フレーム長検出手段
    でフレーム長が検出されたときには前記フレーム長デコ
    ード手段で決定されるキャリア数とガード長のモード信
    号を選択し出力する第1の切り換え手段と、 キャリア数とガード長以外のモード信号として、電源投
    入時には前記初期モード設定手段で設定されるモード信
    号を選択し、前記モード信号復調手段で前記OFDM伝
    送信号に多重されたモード信号が検出されたときには前
    記モードデコード手段から出力されるモード信号を選択
    し出力する第2の切り換え手段とを備えることを特徴と
    する請求項3に記載のOFDM受信装置。
  6. 【請求項6】前記フレーム長デコード手段は、 前記フレーム長検出手段で検出されたフレーム長がどの
    モードのフレーム長の許容範囲内かどうかの判定を行う
    フレーム長判定手段と、 そのフレーム長判定結果からキャリア数とガード長のモ
    ード信号への変換を行うデコード手段とを備えることを
    特徴とする請求項3に記載のOFDM受信装置。
  7. 【請求項7】前記フレーム長検出手段は、前記OFDM
    伝送信号に多重されているヌルシンボル同士の期間長を
    検出することを特徴とする請求項3に記載のOFDM受
    信装置。
  8. 【請求項8】前記ヌルシンボル同士の期間長の検出によ
    るフレーム長検出手段は、 前記直交検波出力からエンベロープを検出するエンベロ
    ープ検出手段と、 この手段のエンベロープ検出信号について一定期間の移
    動平均演算を行う移動平均手段と、 この移動平均手段の結果と設定した比較レベルとの比較
    を行う比較手段と、 前記比較レベルの設定を行う比較レベル設定手段と、 前記比較手段の出力の微分演算を行う微分手段と、 この微分手段の結果に基づきフレームの長さをカウント
    するフレーム長カウンタ手段とを備えることを特徴とす
    る請求項7に記載のOFDM受信装置。
  9. 【請求項9】前記フレーム長検出手段は、前記OFDM
    伝送信号の基準シンボル期間に多重されているサインス
    イープによるチャープシンボル同士の期間長を検出する
    ことを特徴とする請求項3記載のOFDM受信装置。
  10. 【請求項10】前記チャープシンボル同士の期間長の検
    出によるフレーム長検出手段は、 前記直交検波出力の複素信号とサインスイープ波形の基
    準信号の相関演算を行う相関演算手段と、 この手段の相関演算結果に基づき発生する基準信号を決
    定する基準信号決定手段と、 この手段で決定された基準信号を発生する基準信号発生
    手段と、 前記相関演算手段の結果からエンベロープを検出するエ
    ンベロープ検出手段と、 この手段の検出結果と設定した比較レベルとの比較を行
    う比較手段と、 前記比較レベルの設定を行う比較レベル設定手段と、 前記比較手段の出力の微分演算を行う微分手段と、 この微分手段の結果に基づきフレームの長さをカウント
    するフレーム長カウンタ手段とを備えるしたことを特徴
    とする請求項9に記載のOFDM受信装置。
  11. 【請求項11】前記サインスイープによるチャープシン
    ボル同士の期間長の検出によるフレーム長検出手段は、 前記直交検波出力の複素信号について、互いに異なる複
    数の伝送方式のキャリア数分のサインスイープによる基
    準信号と相関演算を行う相関演算手段と、 前記複数の伝送方式のキャリア数分の基準信号を発生す
    る基準信号発生手段と、 前記相関演算手段でどの相関演算結果が最大になるかを
    検出する最大値検出手段と、 この手段で検出された最大になる相関演算結果を選択し
    出力する切替手段と、 この手段の出力のエンベロープを検出するエンベロープ
    検出手段と、 この手段の検出結果と設定した比較レベルとの比較を行
    う比較手段と、 前記比較レベルの設定を行う比較レベル設定手段と、 前記比較手段の出力の微分演算を行うための微分手段
    と、 この微分手段の結果に基づきフレームの長さをカウント
    するフレーム長カウンタ手段とを備えることを特徴とす
    る請求項9に記載のOFDM受信装置。
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