JPH10171961A - 記録媒体及び記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体及び記録媒体処理装置

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Publication number
JPH10171961A
JPH10171961A JP8331324A JP33132496A JPH10171961A JP H10171961 A JPH10171961 A JP H10171961A JP 8331324 A JP8331324 A JP 8331324A JP 33132496 A JP33132496 A JP 33132496A JP H10171961 A JPH10171961 A JP H10171961A
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JP
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recording medium
recording
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card
access
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JP8331324A
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English (en)
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Toshihide Iida
利英 飯田
Kunio Nishida
邦夫 西田
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード自体の大容量化及び高機能化を可能と
し、リード/ライトのための構成を簡単で且つ安価とす
る。 【解決手段】 切換え制御部2は、記憶媒体カードの光
ディスク部のアクセスを実行するか、該記憶媒体カード
のIC部のアクセスを実行するかを切換える。ICコネ
クタ3は、記憶媒体カードの接触子部に接続される。カ
ード駆動部4は、ヘッド駆動部5と連携して、記憶媒体
カードとヘッド7とに相対移動を生じさせる。アクセス
制御部6は、光ディスク部のアクセス時には、カード駆
動部4及びヘッド駆動部5を駆動制御する。アクセス制
御部6は、さらに、リード/ライト処理部8を制御し
て、ヘッド7とインタフェース1との間で、リードデー
タ及びライトデータを転送させる。ヘッド7は、光ディ
スク部にレーザ光を照射して書き込み及び読み出しを実
現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集積回路を搭載
し且つデータ記録容量の大きな記録媒体及び該記録媒体
の効果的なアクセス処理を行うための記録媒体処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】クレジットカード、キャッシュカード等
として、カード上に形成された磁気ストライプに情報を
書き込み且つ読み出すものが普及している。この種の磁
気カードは、安価に製造することができるものの記録容
量が小さく、多量の情報を格納することが不可能であ
る。
【0003】そこで、近年では、磁気カードに代えて、
集積回路(以下、「IC」と称する)を埋設したICカ
ードや光記録部を有する光カードを、クレジットカード
等の金融カードに用いて、金融カードに記録できるデー
タ量を増加させ、カードの機能やセキュリティを高める
試みがなされている。
【0004】ICカードは、メモリやCPU(中央処理
装置)もIC内に搭載することができ、演算処理、暗号
化処理、復号処理等の複雑な処理も行うことができる。
しかし、ICカードは、ICメモリの記録容量が8〜3
2KB程度と、比較的小さく、大量のデータを格納でき
ないという問題がある。
【0005】また、光カードは、カード上に形成された
記録層にレーザビーム等によりピットを形成してデータ
を書き込みむことができ、さらに、書き込んだデータを
読み出すことができる。しかし、光カードは1〜数MB
程度の比較的大量のデータを記録することができる。ま
た、光カードは、追記型であるため、情報を適宜書き換
えて、使用することができないという問題がある。
【0006】これらの従来のカードが有する欠点を解決
するため、ICカードと光カードとを複合的に組み合わ
せた光ICハイブリッドカードも提案されている。光I
Cハイブリッドカードは、同一のカードに、IC部と光
記録部とを形成したものであり、ICカードと光カード
の長所を合わせ持つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光−ICハイ
ブリッドカード自体を、情報の基地(そのカードを使用
する際に必要或いは有用な情報の格納媒体)として使用
するためには、光記録部の記録容量は不十分である。ま
た、光記録部がストライプ状であり、通常のCD−RO
M等と記録フォーマットが異なり、互換性が無いと共に
専用の書き込み装置及び読み出し装置が必要であり、装
置のコストが高いという問題がある。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、カードを大容量化することを目的とする。ま
た、この発明は、リード/ライトのための構成が簡単で
且つ安価な記録媒体及び記録媒体処理装置を提供するこ
とを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点による記録媒体は、ベース部
材と、前記ベース部材の一部に埋設された集積回路と、
前記ベース部材に形成され、前記集積回路と外部との通
信を行うための接続部と、前記ベース部材の他の一部に
形成され、トラックが円弧状の記録部と、を具備するこ
とを特徴とする記録媒体。を具備することを特徴とす
る。
【0010】この構成によれば、従来の光ICハイブリ
ッドカード等と同様に、メモリ等を備える集積回路と光
記録部等の補助記録部を1つの媒体内に収めることがで
きる。しかも、記録部の有効記録面が円盤状であるの
で、従来のストライプ状の光記録部に比較して、ベース
部材の面積を有効に活用して、大容量化することができ
る。また、従来のCD−ROM等の記録媒体と互換性を
取ることも可能となる。さらに、有効記録面を円盤状と
することにより、従来のRD−ROM装置等の光記録媒
体への書き込み/読み出し装置が使用でき、周辺装置の
製造コストを低減できる。
【0011】前記ベース部材をカード状とすることによ
り、従来のICカード等と同様に、携帯が可能で且つ操
作し易くなる。
【0012】前記記録部は、例えば、光ディスク又は磁
気ディスクのような光記録部又は磁気記録部から構成さ
れる。また、前記記録部は円盤状の有効記録面を備えて
も良い。前記光記録部としては、例えば、入射するレー
ザ光により物理的にピットが形成されてデータが書き込
まれる記録層を含む追記型のものを使用できる。前記磁
気記録部としては、例えば、フロッピーディスク装置、
ハードディスク装置、ディジタルコンパクトカセットテ
ープレコーダ(DCC)等の磁気ヘッドによりリード・
ライト可能な任意の磁気記録媒体を使用できる。
【0013】前記ベース部材は前記記録媒体の回転軸
(回転の中心となる部分)、例えば、開口、軸部材等を
備えてもよい。この回転軸は、この記録媒体自体を回転
する場合には、前記記録媒体及び記録部の回転軸とな
る。また、回転軸が前記記録部を回転可能に保持しても
よい。前記接続部は、外部の接触子に物理的に接触して
外部と前記集積回路との通信を可能とする接触子部と、
外部に物理的に非接触で(例えば、電磁気的接続によ
り)、前記集積回路との通信を可能とする通信部と、の
一方を備える。即ち、この発明によれば、いわゆる接触
型と非接触型の集積回路のいずれをも使用することがで
きる。
【0014】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点による記録媒体処理装置は、ベース部材の一部に
埋設された集積回路とトラックが円弧状の記録部とを備
えた記録媒体の前記集積回路にアクセスする集積回路ア
クセス手段と、前記記録媒体の前記記録部へのデータの
書き込み及び前記記録部からのデータの読み出し用のヘ
ッド手段と、前記記録媒体が装填され、前記記録部を中
心として該記録媒体を回転駆動するとともに前記ヘッド
手段を相対駆動する駆動手段と、外部からの入力情報に
応じて前記記録媒体の前記集積回路へのアクセスと前記
記録部へのアクセスとを切り換える切換制御手段と、前
記切換制御手段により前記集積回路へのアクセスが選択
された場合には、前記集積回路アクセス手段に前記集積
回路をアクセスさせ、前記切換制御手段により前記記録
部へのアクセスが選択された場合にはアクセス情報に応
じて前記駆動手段と前記ヘッド手段とを制御するアクセ
ス制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、円盤状の記録部を中心
として記録媒体自体を回転させるので、記録部を従来の
CD−ROMやフロッピーディスク装置のように、回転
型の記録媒体として使用できる。また、従来の回転型の
記録媒体と互換性を持たせることも可能である。しか
も、集積回路へのアクセスも可能であり、集積回路と記
録部を適宜使用して、データ処理を行うことができる。
また、記録媒体処理装置も、従来の回転型記録媒体の処
理装置と同様のものを使用することができ、装置全体の
コストを低減することができる。
【0016】前記切換制御手段は、前記集積回路アクセ
ス手段を介して得られる集積回路からの情報、或いは、
前記ヘッド手段で得られる前記記録部からの読み出し情
報によって切り換え動作する手段を含んでも良い。
【0017】前記駆動手段は、例えば、汎用のディスク
状回転記録媒体とほぼ同様の外形を有し、前記記録媒体
が装着されるホルダ手段と、前記記録媒体が装着された
前記ホルダ手段を装填し、前記記録部を中心として該記
録媒体を回転駆動する手段と、を含んでもよい。このよ
うにすれば、汎用の記録装置との互換性をとることも可
能である。前記ベース部材は例えばカード状の形状を有
する。前記記録媒体は、例えば、前記駆動手段による回
転の軸となる回転軸を備える。
【0018】前記集積回路は、接触型と非接触型のいず
れでも良く、前記集積回路アクセス手段は、集積回路の
タイプに応じて前記集積回路をアクセスする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1〜図8を参照して、この発
明の実施の形態に係るカード処理装置を説明する。図1
は、この発明の実施の形態に係るカード処理装置の構成
を示している。
【0020】図示するように、このカード処理装置は、
インタフェース1、切換え制御部2、ICコネクタ3、
カード駆動部4、ヘッド駆動部5、アクセス制御部6、
ヘッド7及びリード/ライト処理部8を備えている。
【0021】インタフェース1は、キャッシュディスペ
ンサ(CD)端末のような端末装置にこのカード式記録
装置を結合し、且つ該端末装置との間で情報の授受を行
う。
【0022】切換え制御部2は、インタフェース1を介
して上述の端末装置に接続され、図2に示すような記録
媒体カード10(詳細は後述する)の光ディスク部14
のアクセスを実行するか、該記録媒体カード10のIC
部12のアクセスを実行するかを切換える。この切換え
制御部2は、インタフェース1とICコネクタ3との間
でのアクセス情報の伝達、又はインタフェース1とアク
セス制御部6との間での制御情報の伝達も行う。
【0023】記録媒体カード10は、図2に示すよう
に、ベース部材11、IC部12、接触子部13及び光
ディスク部14及び中心孔15を有している。
【0024】ベース部材11は、例えばポリカーボネー
トのような(合成)樹脂等により平板なカード状に形成
されている。IC部12は、CPU及びメモリの少なく
とも一方のICチップを含みベース部材11の側部に埋
設されている。接触子部13は、IC部12をカード処
理装置のICコネクタ3に接続するための複数の接触子
電極からなり、ベース部材11の内部において、IC部
12に接続されている。
【0025】光ディスク部14は、ベース部材10の他
の側部又は中央部に形成されており、例えばCD−R
(Compact Disc Recordable)の仕様に準じた光記録に
より情報を記録する。この光ディスク部14の中心位置
には、中心孔15が形成されている。
【0026】ここで、CD−Rの記録構造及び記録原理
について説明する。CD−Rは、透明基板層、記録層、
反射膜層、及び保護コート層を順次配置した積層構造を
なしている。透明基板層は、ポリカーボネート等からな
り、該CD−Rに対する書き込み及び読み出しのための
レーザ光を透過させる。記録層は、例えばシアニン及び
フタロシアニン等の有機色素からなる有機色素層であ
る。この記録層は、書き込み時には、透明基板層を介し
て入射するレーザ光により破壊されることにより、デー
タが記録される。読み出し時には、透明基板層を介して
入射するレーザ光の反射特性が破壊した個所と、そうで
ない個所との反射特性の相違を弁別することによりデー
タが読み出される。
【0027】反射膜層は、金又は銀等からなり、記録層
の背面に配置されて、入射レーザ光を反射し、記録層の
記録個所とそうでない個所とで反射特性の相違が生じ
る。保護コート層は、前記反射膜層の背面を保護する。
【0028】このCD−Rは、記録情報を、一般的なC
D−ROMと同様の装置にて読み出すことができるとい
う特徴がある。
【0029】光ディスク部14は、外形寸法は小さい
が、その他はCD−Rの仕様に従って構成されている。
すなわち、光ディスク部14は、CD−Rと同様の透明
基板層、記録層、反射膜層、及び保護コート層を順次配
置した積層構造としている。透明基板層は、ベース部材
11と一体的に構成される。したがって、透明基板層と
ベース部材11とが共にポリカーボネート等の共通の材
料で構成される場合には、予め両者を一体に成型してお
く。
【0030】記録媒体カード10は、例えば図3に示す
ように、85mm×54mmの長方形に形成され、その接触
子部13側の端縁からほぼ21mmの範囲内に接触子部1
3が配置される。IC部12もこの範囲内に配置され
る。したがって、残った64mm×54mmの範囲内のどこ
に光ディスク部14を配置してもよいが、光ディスク部
14自体の外形は極力大きくとることが、記録容量の点
でも駆動制御の点でも望ましい。例えば、光ディスク部
14は、64mm×54mmの範囲内の接触子部13から干
渉を避けるためになるべく離した位置に配置することが
望ましい。しかし、光ディスク部14を64mm×54mm
の範囲の中央に配置してもよい。
【0031】IC部12に対するアクセスは、IC部1
2に内蔵されるCPU及びメモリとの間におけるコマン
ド等の情報の授受である。光ディスク部14のアクセス
は、光ディスク部14に、主として端末装置からの転送
されたデータを書き込むライト処理及び該光ディスク部
14からデータを読み出して主として該端末装置に供給
するリード処理である。
【0032】ICコネクタ3は、複数の接触子により記
録媒体カード10の接触子部13に接続され、切換え制
御部2と記録媒体カード10との間でアクセス情報を伝
達する。
【0033】カード駆動部4は、ヘッド駆動部5と連携
して、記録媒体カード10とヘッド7とを相対移動させ
る。そのため、カード駆動部4は、中心孔15を軸(回
転軸)として、記録媒体カード10自体を回転駆動す
る。カード駆動部4は、記録媒体カード10をそのまま
装填するように構成してもよい。しかし、この実施の形
態では、図4及び図5に示すようなカードホルダ20に
記録媒体カード10を装着して、このカードホルダ20
ごとカード駆動部4に装填する。
【0034】カードホルダ20は、例えば標準のCD−
ROMと同様の外形寸法(すなわち音楽用CDと同様の
外形寸法)を有し、その中心部近傍にカード装着部21
を備える(図5等においては、構成を理解し易くするた
めに、厚み寸法を誇張して示している)。
【0035】カード装着部21は、記録媒体カード10
の長手方向寸法よりも若干長い長手方向寸法と記録媒体
カード10の短手方向寸法に対応する短手方向寸法を有
する長方形の凹所を形成している。このカード装着部2
1の長手方向両端の開口縁部は内方に若干突出して記録
媒体カード10の長手方向両端縁を係止し得るように構
成されている。
【0036】カードホルダ20の中心には、記録媒体カ
ード10の光ディスク部14の中心孔15よりも大きな
中心孔22が形成されている。記録媒体カード10は、
図6及び図7に示すようにして、カードホルダ20に装
着する。まず、図6に示すように、記録媒体カード10
の接触子部13側の端部を、カードホルダ20のカード
装着部21の外周側側壁に当接する。この状態で、記録
媒体カード10をカードホルダ20の外周側に押圧して
適宜撓ませるなどして、記録媒体カード10の光ディス
ク部14側の端部をカード装着部21内に押し込む。
【0037】このようにして、図7に示すように、記録
媒体カード10はカード装着部21内に装着され、両端
縁において係止される。このように、記録媒体カード1
0を装着したカードホルダ20をカード駆動部4に装填
する。記録媒体カード10は、カード装着部21内で若
干遊びがあるが、カード駆動部4に装填した際にテーパ
支持軸30が中心孔15に挿入されて、保持される。こ
のとき、テーパ支持軸30の挿入により、図7のよう
に、記録媒体カード14の中心孔15が、正しく回転駆
動の中心位置に一致させられる。
【0038】ヘッド駆動部5は、カード駆動部4により
回転駆動される記録媒体カード10の光ディスク部14
に対して半径方向及び接離方向にヘッド7を駆動する。
このようにして、記録媒体カード10の光ディスク部1
4とヘッド7とのアクセスのための相対動作を生じさせ
る。
【0039】アクセス制御部6は、切換え制御部2によ
り制御されて、光ディスク部14のアクセス時には、カ
ード駆動部4及びヘッド駆動部5を上述のように駆動制
御する。光ディスク部14のアクセス時に、アクセス制
御部6は、さらに、リード/ライト処理部8を制御し
て、ヘッド7とインタフェース1との間で、リードデー
タ及びライトデータを転送させる。
【0040】ヘッド7は、光ディスク部14にレーザ光
を照射して書き込み及び読み出しを実現するためのヘッ
ドであり、レーザ発生部、光学系及びレーザ受光部等を
具備する。ヘッド7のトラッキング等は、アクセス制御
部6がカード駆動部4及びヘッド駆動部5を介して制御
する。
【0041】リード/ライト制御部8は、インタフェー
ス1を介して結合された端末装置とヘッド7との間で書
き込みデータ及び読み出しデータを転送する。カードホ
ルダ20を在来のCD−ROM等と同一の寸法とすれ
ば、カード駆動部4、ヘッド駆動部5及びヘッド7等に
在来のCD−ROMドライブに使用されている部品等
を、ほぼそのまま使用することができ、カード処理装置
を安価に製造することができる。
【0042】次に、図1〜図7に示したカード処理装置
による記録媒体カード10に対するアクセス処理を、図
8に示すフローチャートを参照して説明する。このアク
セス処理は、端末装置により、ライト及びリードの要求
が発せられる度に起動され、主として切換え制御部2及
びアクセス制御部6の制御のもとに実行される。
【0043】アクセス処理が開始されると、インタフェ
ース1を介して端末装置から与えられるアクセス制御情
報が記録媒体カード10の光ディスク部14のアクセス
か否かが、切換え制御部2によって判定される(ステッ
プS11)。
【0044】切換え制御部2で光ディスク部14のアク
セスでないと判定されたら、IC部12のアクセスであ
るので、カード駆動部4が、記録媒体カード10を移動
させてICコネクタ3の位置に合わせ、記録媒体カード
10の接触子部13にICコネクタ3の接触子を各対応
させて接続する(ステップS12)。
【0045】そして、端末装置からインタフェース1、
切換え制御部2及びICコネクタ3を介して、IC部1
2についてのアクセスが行われる(ステップS13)。
ICのアクセスが終了すると、光ディスク部14をアク
セスすべきか否かが切換え制御部2でチェックされ(ス
テップS14)、光ディスク部14のアクセスが必要で
なければ、そのまま処理を終了する。
【0046】ステップS11において、切換え制御部2
により、光ディスク部14のアクセスであると判定され
たら、カード駆動部4に、光ディスク部14を回転駆動
の開始指令を与えるとともに、アクセス制御部6を介し
てカード駆動部4及びヘッド駆動部5を制御し、カード
の駆動(ステップS15)及びヘッドの駆動(ステップ
S16)を開始させる。
【0047】カード及びヘッドの駆動を開始すると、光
ディスク部14のアクセスが行われる(ステップS1
7)。この光ディスク部14のアクセス中に、アクセス
制御部6からの指令に基づき、リード/ライト処理部8
により、ヘッド7とインタフェース1との間で、データ
が授受される。光ディスク部14についてのアクセスが
終了すると、IC部12をアクセスするか否かが切換え
制御部2でチェックされ(ステップS18)、IC部1
2のアクセスが必要でなければ、そのまま処理を終了す
る。
【0048】ステップS14において、光ディスク部1
4のアクセスがあると判定された場合にはステップS1
5に移行し、光ディスク部14のアクセスが行われる。
また、ステップS18において、IC部12のアクセス
が必要であると判定された場合には、ステップS12に
ジャンプし、IC部12がアクセスされる。
【0049】このようにして、IC部12及び光ディス
ク部14を有する記録媒体カード10のIC部12及び
光ディスク部14が適宜選択的にアクセスされる。光デ
ィスク部14のアクセスのために、在来のCD−Rドラ
イブ等の光ディスクドライブの部品をほぼそのまま利用
することができるので、リード/ライトのためのカード
処理装置を安価に製造することができる。また、光ディ
スク部14を在来の光ディスク装置と共通の仕様とする
ことにより、在来の確立した光ディスク装置の技術をほ
ぼそのまま利用することができる。したがって、アクセ
スの確実さ、速さ、大容量化等を容易に達成することが
できる。
【0050】その上、IC部12の処理に基づいて光デ
ィスク部14をアクセスさせたり、光ディスク部14の
処理に基づいてIC部12をアクセスさせたりすること
も容易であるので、IC部12と光ディスク部14を有
効に連携させることもできる。
【0051】なお、上述では、光ディスク部14とし
て、在来の追記型のCD−Rの規格に準拠した構成を用
いる場合を説明したが、他の光ディスク、例えば書き換
え可能なCD−RW(Compact Disc Re-Writable)と同
様な構成を用いるようにしてもよい。
【0052】ここで、CD−RWの記録構造及び記録原
理について説明する。CD−RWは、透明基板層、第1
の誘電体膜、記録層、第2の誘電体膜、反射膜層、及び
保護コート層を順次配置した積層構造をなしている。
【0053】透明基板層は、ポリカーボネート等からな
り、該CD−Rに対する書き込み及び読み出しのための
レーザ光を透過させる。第1及び第2の誘電体膜で挟ま
れた記録層は、例えばAg−In−Sb−Teからなる
金属相変化膜層である。この記録層は、書き込み時に
は、透明基板層を介して入射するレーザ光により加熱さ
れ、温度により結晶状態が変化することにより、データ
が記録される。読み出し時には、透明基板層を介して入
射するレーザ光の反射特性が結晶状態が変化した個所
と、そうでない個所との反射特性の相違を弁別すること
によりデータが読み出される。反射膜層は、アルミニウ
ムからなり、記録層の背面に配置されて、入射レーザ光
を反射し、記録層の記録個所とそうでない個所との反射
特性の相違を生ぜしめる。保護コート層は、前記反射膜
層の背面を保護する。このCD−RWは、熱による相変
化を利用しているので、何度でもデータを書き換えるこ
とができるという特徴がある。
【0054】また、光ディスク14に代えて、磁気ディ
スクを使用することも可能である。この場合は、ヘッド
7として磁気ヘッドを使用し、従来のフロッピーディス
クやハードディスク装置のように、磁気記録面にデータ
を記録し或いは再生する。
【0055】また、上述では、記録媒体カード10をカ
ードホルダ20に納めてからカード駆動部4に装填する
ようにして、既存のCD−ROMとの装置部品の互換性
を高めるようにしたが、記録媒体カード10を直接カー
ド駆動部4に装填するようにしてもよい。
【0056】また、光ディスク部14は円形である必要
はなく、方形、長方形などでもよい。この場合、光ディ
スク部14の中心の円盤部分(円形のトラックが形成で
きる範囲)を実際の記録に使用すればよい。また、回転
に同期して、リード/ライトを制御することにより、方
形又は長方形の記録部の角近傍の部分に円弧状のトラッ
クを形成して記録してもよい。
【0057】さらに、上記実施の形態では、記録媒体カ
ード10自体を回転したが、例えば、回転型記録媒体を
回転可能にベース部材10に取り付け又はベース部材1
0内に収納して、記録媒体のみを回転させても良い。
【0058】例えば、図9の例では、ベース部材10は
従来の5インチフロッピーディスクのジャケット又はカ
ートリッジと同様に中心部にチャッキング用の開口31
を有して形成され、ベース部材10の内部に回転型の記
録媒体32が配置されている。また、ベース部材10の
少なくとも一面にはアクセス用の開口33も形成されて
いる。駆動装置は、開口31を介してディスク状記録媒
体32の中心孔15を例えばチャッキングして回転駆動
する。
【0059】また、図10では、ベース部材10は従来
の3.5インチフロッピーディスクのジャケット又はカ
ートリッジと同様に中心部に開口31を有して形成さ
れ、ベース部材10の内部にディスク状記録媒体32が
配置されている。ディスク状記録媒体32の中心部に
は、回転軸部34が固定されている。また、アクセス用
開口33上にはスライドするシャッタ35が配置されて
いる。駆動装置は、回転軸部34をクランプして回転さ
せ、シャッタ35を開いて記録媒体32にアクセスす
る。これらの例のように構成した場合、ベース部材10
自体は回転せず、記録媒体32のみを回転させることが
できる。なお、図9、図10の構成も例示であり、他の
任意の構成を採用可能である。
【0060】以上の説明では、集積回路12として、い
わゆる接触型、即ち、集積回路12に接続された接触子
部13にICコネクタ3を物理的に接触させて集積回路
12をアクセスする構造のものを使用した。しかし、こ
の発明は、これに限定されず、いわゆる非接触型の集積
回路も使用可能である。この場合、ベース部材11内に
集積回路12に接続された接続部(通信部)を配置し、
この接続部とICコネクタ(集積回路アクセス部)との
間の電磁気的接続により、集積回路12をアクセスす
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カード自体の大容量化が可能で、しかもリード/ラ
イトのための構成が簡単で且つ安価な記録媒体カード及
びカード処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るカード処理装置の
構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のカード処理装置に用いられる記録媒体カ
ードの一例の構成を説明するための模式的平面図であ
る。
【図3】図2の記録媒体カードの寸法関係の一例を説明
するための模式的平面図である。
【図4】図1のカード処理装置に用いられる記録媒体カ
ードを装着するためのカードホルダの一例の構成を説明
するための模式的平面図である。
【図5】図4のカードホルダの構成を説明するための模
式的縦断面図である。
【図6】図4のカードホルダの作用を説明するための模
式的縦断面図である。
【図7】図4のカードホルダの構成を作用説明するため
の模式的縦断面図である。
【図8】図1のカード処理装置における動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】記録部のみが回転する記録媒体カードの構成例
を示す断面図である。
【図10】記録部のみが回転する記録媒体カードの構成
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インタフェース 2 切換え制御部 3 IC(集積回路)コネクタ 4 カード駆動部 5 ヘッド駆動部 6 アクセス制御部 7 ヘッド 8 リード/ライト処理部 10 記録媒体カード 11 ベース部材 12 IC(集積回路) 13 接触子部 14 光ディスク部 15 中心孔 31 開口 32 回転型の記録媒体 33 アクセス用の開口 34 回転軸部 35 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/00 F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材と、 前記ベース部材の一部に埋設された集積回路と、 前記ベース部材に形成され、前記集積回路と外部との通
    信を行うための接続部と、 前記ベース部材の他の一部に形成され、トラックが円弧
    状の記録部と、を具備することを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】前記ベース部材はカード状の形状を有す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】前記記録部は、光記録部又は磁気記録部か
    ら構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の記録媒体。
  4. 【請求項4】前記記録部は、円盤状の有効記録面を有す
    る、ことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか1
    項に記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】さらに、前記記録媒体の回転軸を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の記録媒体。
  6. 【請求項6】前記ベース部材は、前記記録部を回転可能
    に保持する、ことを特徴とする請求項5に記載の記録媒
    体。
  7. 【請求項7】前記記録媒体は前記ベース部材に固定され
    ており、 前記回転軸は、前記記録媒体の回転軸としても機能す
    る、ことを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
  8. 【請求項8】前記接続部は、外部の接触子に物理的に接
    触して外部と前記集積回路との通信を可能とする接触子
    部と、外部に物理的に非接触で前記集積回路との通信を
    可能とする通信部と、の一方を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載
    の記録媒体。
  9. 【請求項9】ベース部材の一部に埋設された集積回路と
    トラックが円弧状の記録部とを備えた記録媒体の前記集
    積回路にアクセスする集積回路アクセス手段と、 前記記録媒体の前記記録部へのデータの書き込み及び前
    記記録部からのデータの読み出し用のヘッド手段と、 前記記録媒体が装填され、前記記録部を中心として該記
    録媒体を回転駆動するとともに前記ヘッド手段を相対駆
    動する駆動手段と、 外部からの入力情報に応じて前記記録媒体の前記集積回
    路へのアクセスと前記記録部へのアクセスとを切り換え
    る切換制御手段と、 前記切換制御手段により前記集積回路へのアクセスが選
    択された場合には、前記集積回路アクセス手段に前記集
    積回路をアクセスさせ、前記切換制御手段により前記記
    録部へのアクセスが選択された場合にはアクセス情報に
    応じて前記駆動手段と前記ヘッド手段とを制御するアク
    セス制御手段と、を具備することを特徴とする記録媒体
    処理装置。
  10. 【請求項10】前記切換制御手段は、前記集積回路アク
    セス手段を介して得られる集積回路からの情報によって
    切り換え動作する手段を含むことを特徴とする請求項9
    に記載の記録媒体処理装置。
  11. 【請求項11】前記切換制御手段は、前記ヘッド手段で
    得られる前記記録部からの読み出し情報によって切り換
    え動作する手段を含むことを特徴とする請求項9又は1
    0に記載の記録媒体処理装置。
  12. 【請求項12】前記駆動手段は、 汎用のディスク状回転記憶媒体とほぼ同様の外形を有
    し、前記記録媒体が装着されるホルダ手段と、 前記記録媒体が装着された前記ホルダ手段を装填し、前
    記記録部を中心として該記録媒体を回転駆動する手段
    と、 を含むことを特徴とする請求項9、10又は11に記載
    の記録媒体処理装置。
  13. 【請求項13】前記ベース部材はカード状の形状を有す
    る、ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項
    に記載の記録媒体処理装置。
  14. 【請求項14】前記記録媒体は、前記駆動手段による回
    転の軸となる回転軸を備える、 ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記
    載の記録媒体処理装置。
  15. 【請求項15】前記集積回路は、非接触型の集積回路か
    ら構成され、 前記集積回路アクセス手段は、非接触で前記集積回路に
    アクセスする、 ことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記
    載の記録媒体処理装置。
  16. 【請求項16】前記集積回路は、外部接続用の電極端子
    を備え、 前記集積回路アクセス手段は、前記電極端子に接触する
    接触子を備える、 ことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記
    載の記録媒体処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002230492A (ja) * 2001-02-01 2002-08-16 Chip On Media:Kk 複合情報記録カードの使用方法及びその通信システム並びにプログラム記憶媒体
WO2002086809A1 (fr) * 2001-04-17 2002-10-31 Smart Card Co., Ltd. Module de circuit integre composite comprenant un disque d'enregistrement et procede d'enregistrement/reproduction de donnees
WO2003017265A1 (fr) * 2001-08-21 2003-02-27 Sony Corporation Support d'enregistrement
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