JPH10171396A - コンピュータシステムおよびストレッチモード制御方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよびストレッチモード制御方法

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Publication number
JPH10171396A
JPH10171396A JP32834796A JP32834796A JPH10171396A JP H10171396 A JPH10171396 A JP H10171396A JP 32834796 A JP32834796 A JP 32834796A JP 32834796 A JP32834796 A JP 32834796A JP H10171396 A JPH10171396 A JP H10171396A
Authority
JP
Japan
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display
screen
stretch
mode
program
Prior art date
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Pending
Application number
JP32834796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Nishikawa
宏文 西川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10171396A publication Critical patent/JPH10171396A/ja
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指定されたスクリーンモード毎にストレッチ機
能を働かせるか否かを制御できるようにする。 【解決手段】オペレーティングシステムまたはアプリケ
ーションプログラムから指示されたスクリーンモード番
号はVGA BIOSからフックしてシステムBIOS
に取り込まれ、そのシステムBIOSの中でCMOSメ
モリ17のセットアップ情報やVGAコントローラ18
の種類を考慮してストレッチの可否が判断される。これ
により、指定されたスクリーンモード毎にストレッチ機
能を働かせるか否かを制御できるようになり、VGAコ
ントローラ18の種類および指定されるスクリーンモー
ドによらず常に正常な画面表示を実現することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はラップトップタイ
プまたはノートブックタイプのパ−ソナルコンピュータ
システムに関し、特に画面データをその画面データより
も高解像度の表示画面にフルスクリーン表示するための
ストレッチ機能を有するディスプレイコントローラを用
いたコンピュータシステムおよびそのストレッチモード
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ラップトップタイプまたはノート
ブックタイプのバッテリ駆動可能なパ−ソナルコンピュ
ータシステムが種々開発されている。この種のパ−ソナ
ルコンピュータでは、そのディスプレイモニタとして、
通常、LCDなどのフラットパネルディスプレイが使用
されている。フラットパネルディスプレイは、CRTデ
ィスプレイとは異なり各画素位置が固定的に規定されて
い。このため、コンピュータに搭載されたLCDパネル
の表示解像度よりも小さな解像度の画面データを表示す
ると、LCDパネルの表示画面には表示に使用されない
非表示領域が現れる。このため、ポータブルパ−ソナル
コンピュータで使用されるディスプレイコントローラに
は、画面データを拡大してLCDパネルの表示画面にフ
ルスクリーン表示するためのストレッチ機能が設けられ
ている。このストレッチ機能を利用すれば、例えば、6
40x480ドットの画面データを拡大して、800x
600ドット、または1024x768ドットなどの高
解像度のLCDパネルにフルスクリーン表示することが
できる。
【0003】ところで、パーソナルコンピュータで使用
されるスクリーンモードは、解像度、表示色数、および
表示形態(テキスト/グラフィクス)などの違いによ
り、次の3つに大分される。 (1)標準VGAテキストモード(モード3hなど) (2)標準VGAグラフィクスモード(モード12hな
ど) (3)SVGAグラフィクスモード(モード20h,3
0hなど) 標準VGAテキストモードおよび標準VGAグラフィク
スモードでサポートされる解像度は640x480ドッ
ト、16色までであり、それ以上の解像度および色数を
用いた表示はSVGAグラフィクスモードとなる。
【0004】従来では、どのディスプレイコントローラ
についても、ストレッチ機能をサーとするスクリーンモ
ードは標準VGAのテキストモードだけであった。この
ため、ストレッチ機能を使用するか否かの設定制御は、
次のような手順で容易に行うことができた。
【0005】オペレータは、システムの動作環境を設定
するためのセットアッププログラムなどを利用して「ス
トレッチ機能を有効にする」に設定する。この設定内容
は、システム初期化時などにおいてVGA BIOSに
通知される。VGA BIOSは、スクリーンモードの
設定やストレッチ機能制御のためにディスプレイコント
ローラを制御する表示制御専用のプログラムである。V
GA BIOSは、オペレーティングシステムやアプリ
ケーションプログラムからスクリーンモードとして標準
VGAテキストモードが指定されると、ディスプレイコ
ントローラを制御してストレッチ機能を実行させる。こ
れにより、標準VGAテキストモードの画面データにつ
いては、常に、800x600ドット、または1024
x768ドットなどの高解像度のLCDパネルにフルス
クリーン表示することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近では、テキストモ
ードだけでなく、グラフィクスモードにおけるストレッ
チ機能をサポートするディスプレイコントローラも開発
されている。しかし、この場合のストレッチ機能は、す
べてのグラフィクスモードについてサポートされている
とは限らず、例えば、標準VGAグラフィクスモードは
サポートするが、SVGAグラフィクスモードはサポー
トしないといったディスプレイコントローラも存在す
る。
【0007】このように、ディスプレイコントローラの
種類によってストレッチ機能をサポートするスクリーン
モードが異なるという環境下においては、前述したよう
にストレッチモードを有効にするか否かの設定をすべて
のグラフィクスモードに対して一律に行うと、ディスプ
レイコントローラがストレッチ機能をサポートしてない
モードがアプリケーションプログラム等から指定された
場合、VGA BIOSは、その指定されたスクリーン
モードでストレッチ機能を働かせるようにディスプレイ
コントローラを制御してしまう。この結果、正常な表示
が損なわれるという不具合が生じる。
【0008】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、指定されたスクリーンモード毎にストレッチ機
能を働かせるか否かをVGA BIOSに指示できるよ
うにし、ディスプレイコントローラの種類および指定さ
れるスクリーンモードによらず常に正常な画面表示を実
現し得るコンピュータシステムおよびスクリーンモード
制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のスク
リーンモードが使用可能に構成され、そのスクリーンモ
ードにおける画面データをその画面データよりも高解像
度の表示画面にフルスクリーン表示するためのストレッ
チ機能を有するディスプレイコントローラを備え、この
ディスプレイコントローラに各種パラメタ値を設定する
表示制御プログラムによって前記ディスプレイコントロ
ーラの動作制御が行われるコンピュータシステムにおい
て、前記コンピュータシステムで実行されるオペレーテ
ィングシステムまたはアプリケーションプログラムから
前記表示制御プログラムに対してスクリーンモード番号
が指定される度にその指定されたスクリーンモード番号
を前記表示制御プログラムから取得する手段と、その取
得したスクリーンモード番号で指定されるスクリーンモ
ードが前記ディスプレイコントローラのストレッチ機能
が正常動作しないスクリーンモードであるか否かを検出
し、その検出結果に基づいて、前記表示制御プログラム
に前記ディスプレイコントローラのストレッチ機能をイ
ネーブルまたはディスエーブルすることを指示するスト
レッチモード制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】このコンピュータシステムにおいては、オ
ペレーティングシステムまたはアプリケーションプログ
ラムから表示制御プログラムに発行されるスクリーンモ
ード番号をその表示制御プログラムから取得することに
より、表示制御プログラムによるスクリーンモード設定
処理時において、オペレーティングシステムまたはアプ
リケーションプログラムから指定されたスクリーンモー
ド番号がディスプレイコントローラのストレッチ機能が
正常動作しないスクリーンモードであるか否かの検出が
ストレッチモード制御手段によって行われる。ストレッ
チ機能が正常動作しないスクリーンモードであれば、表
示制御プログラムに前記ディスプレイコントローラのス
トレッチ機能をディスエーブルすることが指示され、ま
たストレッチ機能が正常動作しないスクリーンモードで
あれば、ストレッチ機能をイネーブルにすることが指示
される。このように、指定されたスクリーンモード毎に
ストレッチ機能を働かせるか否かを表示制御プログラム
に指示できるようにしたことにより、ディスプレイコン
トローラの種類および指定されるスクリーンモードによ
らず常に正常な画面表示を実現することが可能となる。
また、ユーザによってストレッチモード制御情報がスト
レッチ機能を有効にするという状態に設定されている場
合であっても、ストレッチ機能が正常動作しないスクリ
ーンモードであればストレッチ機能をディスエーブルに
することができるので、ユーザによるストレッチ機能の
設定変更などは不要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施例に
係わるコンピュータシステムの構成が示されている。こ
のコンピュータシステムは、ラップトップタイプまたは
ノートブックタイプのバッテリ駆動可能なパーソナルコ
ンピュータシステムであり、図示のように、CPU1
1、ブリッジ装置12、主メモリ13、BIOS RO
M14、キーボードコントローラ(KBC)15、HD
D16、CMOSメモリ17、およびVGAコントロー
ラ18などが設けられている。
【0012】ブリッジ装置12はCPUバス1とシステ
ムバス2間をつなぐLSIであり、主メモリ13を制御
するメモリコントローラを内蔵している。主メモリ13
は、CPU11によって実行されるオペレーティングシ
ステム、アプリケーションプログラム、およびアプリケ
ーションプログラムによって作成されたユーザデータ等
を格納する。BIOS ROM14は、システムBIO
S(Basic I/O System)およびVGA
BIOSなどを記憶するためのものであり、プログラ
ム書き替えが可能なようにフラッシュメモリによって構
成されている。
【0013】システムBIOSは、このシステム全体の
動作制御のために各種ファンクション実行ルーチンを体
系化したものであり、このシステムBIOSには、シス
テムのパワーオン時に各種ハードウェアの初期化および
動作テストを行うIRTルーチンや、システム固有のサ
ービスを提供するためのシステムサービスルーチン(I
NT15h)なども含まれている。VGA BIOS
(INT10h)は、VGAコントローラ18を動作制
御するためのものであり、VGAコントローラ18にス
クリーンモード設定やストレッチモード制御等のための
各種パラメタを設定する。
【0014】CMOSメモリ17はセットアッププログ
ラムによってユーザが設定/変更したシステムコンフィ
グレーション情報を格納するためのメモリであり、独自
の電池によりバッテリバックアップされている。CMO
Sメモリ17のシステムコンフィグレーション情報に
は、図示のように、ディスプレイに関する各種機能の設
定情報(ディスプレイアダプタ、LCDディスプレイモ
ード、LCDディスプレイカラー、パワーオンディスプ
レイ、LCDストレッチモード)が含まれている。「デ
ィスプレイアダプタ」の項目は使用するディスプレイコ
ントローラの種類を設定するためのものであり、図示の
ようにVGA互換のディスプレイコントローラがデフォ
ルト値として設定されている。「LCDストレッチモー
ド」の項目は、VGAコントローラ18のストレッチ機
能をイネーブルにするかディスエーブルにするかを設定
するためのものであり、デフォルトではイネーブル、つ
まりストレッチ機能が有効になっている。
【0015】VGAコントローラ18は、このパーソナ
ルコンピュータに標準装備されているLCD、およびオ
プション接続される外部CRTディスプレイを制御する
ためのものであり、ビデオメモリ(VRAM)19のデ
ータをLCDおよび外部CRTディスプレイに表示す
る。このVGAコントローラ18は、テキストおよびグ
ラフィクスそれぞれについての複数のスクリーンモード
をサポートしている。どのスクリーンモードで表示制御
を行うかはCRTCレジスタ群に設定される、表示タイ
ミング制御用の各種パラメタ値の内容によって決定さ
れ、また、そのスクリーンモードにおけるLCDの表示
制御はLCD制御レジスタ群の設定内容によって決定さ
れる。また、VGAコントローラ18は、テキストモー
ドにおけるストレッチだけでなく、グラフィクスモード
におけるストレッチ機能も有しており、そのストレッチ
動作は、ストレッチ制御レジスタ群の設定情報によって
制御される。このストレッチ制御レジスタ群には、VG
Aコントローラ18のストレッチ機能をイネーブルまた
はディスエーブルするためのストレッチモードフラグ、
およびストレッチのために繰り返しスキャンする表示ラ
インを示すパラメタ情報などが設定される。これらCR
TCレジスタ群、LCD制御レジスタ群、およびストレ
ッチ制御レジスタ群に対する各種パラメタ情報等の設定
は、前述のVGABIOSによって実行される。
【0016】VGAコントローラ18のストレッチ機能
はすべてのスクリーンモードで正常に機能するとは限ら
ず、ストレッチ制御レジスタ群に対してストレッチ動作
制御のためのパラメタなどを設定してストレッチ動作を
実行させると、正常な画面表示ができなくなる場合があ
る。ここでは、 (1)標準VGAテキストモード(モード3hなど) (2)標準VGAグラフィクスモード(モード12hな
ど) のスクリーンモードについてはストレッチ機能が正常に
動作するが、 (3)SVGAグラフィクスモード(モード20h,3
0hなど) については正常な画面表示が行われないというタイプの
VGAコントローラ18を使用する場合を例にとって説
明する。
【0017】この場合、オペレーティングシステムやア
プリケーションプログラムからVGA BIOSに対し
て例えばSVGAグラフィクスモードのモード20h
(640X480、16色)が指定された場合には、C
MOSメモリ17のLCDストレッチモードがイネーブ
ルに設定されていた場合であっても、VGAコントロー
ラ18のストレッチ機能をディスエーブルさせることが
必要となる。
【0018】この実施形態では、これを実現するため
に、VGA BIOSによるスクリーンモード設定処理
の度に、VGAコントローラ18の種類やシステム動作
環境を認識および管理することができるプログラムであ
るシステムBIOSに制御を渡し、そのシステムBIO
Sにストレッチ機能をイネーブルにするかディスエーブ
ルにするかを判断させるという仕組みを採用している。
【0019】システムBIOSによるストレッチモード
イネーブル/ディスエーブルの判断は、指定されたスク
リーンモード番号、VGAコントローラ18のストレッ
チ機能、およびCMOSメモリ17のセットアップ情報
の内容によって決定される。すなわち、前述したように
VGAコントローラ18のストレッチ機能が標準VGA
テキストモードおよび標準VGAグラフィクスモードに
ついてはサポートし、SVGAグラフィクスモードにつ
いてはサポートしていない場合には、システムBIOS
によるストレッチモードイネーブル/ディスエーブルの
制御は、図2のように行われる。
【0020】図2に示されているように、CMOSメモ
リ17のセットアップ情報によってLCDモードがディ
スエーブルに設定されている場合には、標準VGAテキ
ストモード、標準VGAグラフィクスモード、およびS
VGAグラフィクスモードすべてにおいてストレットモ
ードはディスエーブルされ、セットアップ情報によって
LCDモードがイネーブルに設定されている場合には、
標準VGAテキストモード、および標準VGAグラフィ
クスモードについてはストレットモードはイネーブルに
されるが、SVGAグラフィクスモードについてはディ
スエーブルされる。
【0021】次に、図3を参照して、スクリーンモード
設定処理毎にシステムBIOSによってストレッチモー
ドイネーブル/ディスエーブル制御を行うためのソフト
ウェア構成について説明する。
【0022】すなわち、VGA BIOS(INT 1
0h)には、スクリーンモード設定処理時にシステムサ
ービスのためのシステムBIOS(INT 15h)を
呼び出してそれに制御を渡すフック機能が設けられてお
り、この時に、アプリケーションプログラムなどから指
定されたスクリーンモード番号がシステムBIOSに通
知される。システムBIOSは、指定されたスクリーン
モード番号、VGAコントローラ18のストレッチ機
能、およびCMOSメモリ17のセットアップ情報の内
容によってストレッチモードをイネーブルにするかディ
スエーブルするかを判断し、その結果をVGA BIO
S(INT 10h)に返す。そして、VGA BIO
S(INT 10h)は、システムBIOSの判断結果
を基に、VGAコントローラ18のストレッチ機能を制
御する。
【0023】次に、図4のフローチャートを参照して、
スクリーンモード設定処理時の具体的な処理手順につい
て説明する。スクリーンモードの設定処理は、オペレー
ティングシステムの起動後、そのオペレーティングシス
テムやアプリケーションプログラムからの要求に基づい
て行われる。すなわち、オペレーティングシステムやア
プリケーションプログラムは、設定対象のスクリーンモ
ード番号、VGA BIOS(INT 10h)のスク
リーンモード設定機能のファンクション番号をCPUの
レジスタに設定して、INT 10hのソフトウェア割
り込み命令を実行し、VGA BIOS(INT 10
h)のスクリーンモード設定機能を呼び出す。これによ
り、VGA BIOS(INT 10h)のスクリーン
モード設定機能が開始され、VGAコントローラ18に
その指定されたスクリーンモードに対応した表示タイミ
ング制御用などのパラメタ値がCRTCレジスタ群やL
CD制御レジスタ群に設定される(ステップS11,S
12)。
【0024】この後、VGA BIOS(INT 10
h)は、指定されたスクリーンモード番号を入力値とし
てINT 15hのソフトウェア割り込み命令を実行
し、スクリーンモード設定処理の中で、システムBIO
S(INT 15h)のストレッチモード判断機能を呼
び出す。これにより、ストレッチモード判断のための割
り込み処理が開始される(ステップS21)。このスト
レッチモード判断のための割り込み処理は、図5のフロ
ーチャートに示す手順で実行される。
【0025】すなわち、まず、CMOS17からLCD
ストレッチモードに関するセットアップ情報が読み出さ
れ、LCDストレッチモードがイネーブルに設定されて
いるか否かが判断される(ステップS201,S20
2)。LCDストレッチモードがイネーブル状態に設定
されていた場合には、VGA BIOS(INT 10
h)から通知されたスクリーンモード番号がVGAコン
トローラ18のストレッチ機能が正常動作しないスクリ
ーンモード(SVGAグラフィクスモード)であるか否
かが調べられる(ステップS203)。通知されたスク
リーンモード番号がSVGAグラフィクスモード以外の
他のモードであったならば、INT 10hのソフトウ
ェア割り込み命令が実行され、ストレッチモード判断の
ための割り込み処理の中で、VGA BIOS(INT
105h)のストレッチモード制御機能が呼び出さ
れ、ストレッチモードをイネーブルにすることが指示さ
れる(ステップS205)。一方、通知されたスクリー
ンモード番号がSVGAグラフィクスモードであると
き、あるいはLCDストレッチモードがディスエーブル
に設定されていた場合には、VGA BIOS(INT
105h)のストレッチモード制御機能に対して、ス
トレッチモードのディセーブルが指示される(ステップ
S204)。
【0026】VGA BIOS(INT 105h)の
ストレッチモード制御機能は、システムBIOS(IN
T 15h)からの指示に従い、VGAコントローラ1
8のストレッチモード制御レジスタ群に対するフラグや
パラメタの設定により、VGAコントローラ18のスト
レッチ機能をイネーブルまたはディスエーブルに設定し
(図4のステップS14)、その後、システムBIOS
(INT 15h)に制御を戻す。
【0027】この後、システムBIOS(INT 15
h)からVGA BIOS(INT105h)に制御が
戻されると、システムBIOS(INT 15h)のス
クリーンモード設定処理が終了され、スクリーンモード
の設定を要求したオペレーティングシステムまたはアプ
リケーションプログラムに制御が戻される(ステップS
15)。
【0028】このように、この実施形態においては、オ
ペレーティングシステムまたはアプリケーションプログ
ラムから指示されたスクリーンモード番号をVGA B
IOSからフックしてシステムBIOSに取り込み、そ
のシステムBIOSの中でセットアップ情報やVGAコ
ントローラの種類を考慮してストレッチの可否を判断す
ることにより、指定されたスクリーンモード毎にストレ
ッチ機能を働かせるか否かを制御できるようになる。よ
って、VGAコントローラの種類および指定されるスク
リーンモードによらず常に正常な画面表示を実現するこ
とが可能となる。
【0029】次に、図6のフローチャートを参照して、
スクリーンモード設定処理の他の手順について説明す
る。オペレーティングシステムやアプリケーションプロ
グラムからのスクリーンモード設定要求によってVGA
BIOS(INT 10h)のスクリーンモード設定
機能が開始されると(ステップS31)、VGA BI
OS(INT 10h)は、まず、オペレーティングシ
ステムまたはアプリケーションプログラムから指定され
たスクリーンモード番号を出力値としてINT 15h
のソフトウェア割り込み命令を実行し、システムBIO
S(INT 15h)のストレッチモード判断機能を呼
び出す。
【0030】システムBIOS(INT 15h)のス
トレッチモード判断処理は図5と同一手順で行われ(ス
テップS41)、VGA BIOS(INT 105
h)のストレッチモード制御機能に対して、ストレッチ
モードのイネーブルまたはディセーブルが指示される。
VGA BIOS(INT 105h)のストレッチモ
ード制御機能は、システムBIOS(INT 15h)
からの指示に従い、VGAコントローラ18のストレッ
チモード制御レジスタ群に対するフラグやパラメタの設
定により、VGAコントローラ18のストレッチ機能を
イネーブルまたはディスエーブルに設定し(ステップS
32)、その後、システムBIOS(INT 15h)
に制御を戻す。
【0031】この後、再び、VGA BIOS(INT
105h)に制御が戻されると、指定されたスクリー
ンモードに対応した表示タイミング制御用などのパラメ
タ値がCRTCレジスタ群やLCD制御レジスタ群に設
定され(ステップS33)、この後、システムBIOS
(INT 15h)のスクリーンモード設定処理が終了
され、スクリーンモードの設定を要求したオペレーティ
ングシステムまたはアプリケーションプログラムに制御
が戻される(ステップS34)。
【0032】このように、スクリーンモードをVGAコ
ントローラ18に設定する前にシステムBIOSによる
ストレッチモード判断制御処理を行うようにしても、ス
クリーンモード毎にストレッチモードのイネーブル/デ
ィスエーブル制御を行うことができる。また、この場合
には、VGAコントローラ18は、ストレッチを行うか
否かを考慮してスクリーンモード設定用のパラメタ値を
規定することができるため、ストレッチモード制御用の
専用レジスタを持ちたいVGAコントローラにも適用す
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、指定されたスクリーンモード毎にストレッチ機能を
働かせるか否かをVGA BIOSに指示できるように
なり、ディスプレイコントローラの種類および指定され
るスクリーンモードによらず常に正常な画面表示を実現
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るコンピュータシス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のコンピュータシステムに設定され
るセットアップ情報とスクリーンモード番号との関係か
ら決定されるストレッチモード制御動作の内容を説明す
るための図。
【図3】同実施形態のコンピュータシステムで使用され
るソフトウェアの機能構成を示す図。
【図4】同実施形態のコンピュータシステムにおけるス
クリーンモード設定処理の手順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態のコンピュータシステムにおけるス
トレッチモード制御処理の手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態のコンピュータシステムにおけるス
クリーンモード設定処理の第2の手順を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
11…CPU、12…ブリッジ、13…主メモリ、14
…BIOS ROM、15…キーボードコントローラ、
16…HDD、17…CMOSメモリ、18…VGAコ
ントローラ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスクリーンモードが使用可能に構
    成され、そのスクリーンモードにおける画面データをそ
    の画面データよりも高解像度の表示画面にフルスクリー
    ン表示するためのストレッチ機能を有するディスプレイ
    コントローラを備え、このディスプレイコントローラに
    各種パラメタ値を設定する表示制御プログラムによって
    前記ディスプレイコントローラの動作制御が行われるコ
    ンピュータシステムにおいて、 前記コンピュータシステムで実行されるオペレーティン
    グシステムまたはアプリケーションプログラムから前記
    表示制御プログラムに対してスクリーンモード番号が指
    定される度にその指定されたスクリーンモード番号を前
    記表示制御プログラムから取得する手段と、 その取得したスクリーンモード番号で指定されるスクリ
    ーンモードが前記ディスプレイコントローラのストレッ
    チ機能が正常動作しないスクリーンモードであるか否か
    を検出し、その検出結果に基づいて、前記表示制御プロ
    グラムに前記ディスプレイコントローラのストレッチ機
    能をイネーブルまたはディスエーブルすることを指示す
    るストレッチモード制御手段とを具備することを特徴と
    するコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記ストレッチモード制御手段は、前記
    ディスプレイコントローラに予め格納されている識別情
    報に基づいて、前記ストレッチ機能が正常動作しないス
    クリーンモードを認識し、そのスクリーンモードを指定
    するスクリーン番号を取得したとき、前記ディスプレイ
    コントローラのストレッチ機能を前記表示制御プログラ
    ムにディスエーブルさせることを特徴とする請求項1記
    載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 複数のスクリーンモードが使用可能に構
    成され、そのスクリーンモードにおける画面データをそ
    の画面データよりも高解像度の表示画面にフルスクリー
    ン表示するためのストレッチ機能を有するディスプレイ
    コントローラを備え、このディスプレイコントローラに
    各種パラメタ値を設定する表示制御プログラムによって
    前記ディスプレイコントローラの動作制御が行われるコ
    ンピュータシステムにおいて、 ユーザによって設定された前記ストレッチ機能の有効ま
    たは無効を示すストレッチモード制御情報が格納される
    記憶装置と、 前記コンピュータシステムで実行されるオペレーティン
    グシステムまたはアプリケーションプログラムから前記
    表示制御プログラムに対してスクリーンモード番号が指
    定される度にその指定されたスクリーンモード番号を前
    記表示制御プログラムから取得する手段と、 その取得したそのスクリーンモード番号で指定されるス
    クリーンモードが前記ディスプレイコントローラのスト
    レッチ機能が正常動作しないスクリーンモードであるか
    否かを検出し、その検出結果と前記ストレッチモード制
    御情報の設定内容とに基づいて、前記ディスプレイコン
    トローラのストレッチ機能をイネーブルまたはディスエ
    ーブルすることを前記表示制御プログラムに指示するス
    トレッチモード制御手段とを具備することを特徴とする
    コンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記ストレッチモード制御手段は、 前記ディスプレイコントローラに予め格納されている識
    別情報に基づいて、前記ストレッチ機能が正常動作しな
    いスクリーンモードを認識し、そのスクリーンモードを
    指定するスクリーン番号を取得したとき、前記ストレッ
    チモード制御情報の設定内容によらずに前記ディスプレ
    イコントローラのストレッチ機能を前記表示制御プログ
    ラムにディスエーブルさせることを特徴とする請求項3
    記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 複数のスクリーンモードが使用可能に構
    成され、そのスクリーンモードにおける画面データをそ
    の画面データよりも高解像度の表示画面にフルスクリー
    ン表示するためのストレッチ機能を有するディスプレイ
    コントローラと、ユーザによって設定された前記ストレ
    ッチ機能の有効または無効を示すストレッチモード制御
    情報が格納される記憶装置とを備え、前記ディスプレイ
    コントローラに各種パラメタ値を設定する表示BIOS
    プログラムによって前記ディスプレイコントローラの動
    作制御が行われるコンピュータシステムで使用されるス
    トレッチモード制御方法において、 前記コンピュータシステムで実行されるオペレーティン
    グシステムまたはアプリケーションプログラムから前記
    表示BIOSプログラムに対して指示されたスクリーン
    モード番号を、前記表示BIOSプログラムから、前記
    ストレッチモード制御情報を参照可能なシステムBIO
    Sプログラムに通知し、 前記指定されたスクリーンモード番号、前記ディスプレ
    イコントローラのストレッチ機能、および前記ストレッ
    チモード制御情報の設定内容に基づいて、前記ディスプ
    レイコントローラのストレッチ機能をイネーブルにする
    かディスエーブルにするかを前記システムBIOSプロ
    グラムに判断させ、 前記システムBIOSプログラムによる判断結果を前記
    表示BIOSプログラムに渡し、その判断結果に基づい
    て、前記表示BIOSプログラムに前記ディスプレイコ
    ントローラのストレッチ機能をイネーブルまたはディス
    エーブルさせることを特徴とするストレッチモード制御
    方法。
  6. 【請求項6】 複数のスクリーンモードが使用可能に構
    成され、そのスクリーンモードにおける画面データをそ
    の画面データよりも高解像度の表示画面にフルスクリー
    ン表示するためのストレッチ機能を有するディスプレイ
    コントローラを備え、前記ディスプレイコントローラを
    動作制御するための表示BIOSプログラムと、コンピ
    ュータシステム固有の機能を実現するためのシステムB
    IOSプログラムとが実行されるコンピュータシステム
    において使用されるストレッチモード制御方法におい
    て、 前記コンピュータシステムで実行されるオペレーティン
    グシステムまたはアプリケーションプログラムから指定
    されるスクリーンモード番号に従って前記表示BIOS
    プログラムが前記ディスプレイコントローラにスクリー
    ンモード設定のための各種パラメタを設定した後、前記
    表示BIOSプログラムから前記システムBIOSプロ
    グラムを呼び出し、 前記設定したスクリーンモードが前記ディスプレイコン
    トローラのストレッチ機能が正常動作しないスクリーン
    モードであるか否かを前記システムBIOSプログラム
    に判断させ、 前記システムBIOSプログラムによる判断結果を前記
    表示BIOSプログラムに渡し、前記システムBIOS
    プログラムの判断結果に基づいて、前記表示BIOSプ
    ログラムに前記ディスプレイコントローラのストレッチ
    機能をイネーブルまたはディスエーブルさせることを特
    徴とするストレッチモード制御方法。
  7. 【請求項7】 複数のスクリーンモードが使用可能に構
    成され、そのスクリーンモードにおける画面データをそ
    の画面データよりも高解像度の表示画面にフルスクリー
    ン表示するためのストレッチ機能を有するディスプレイ
    コントローラを備え、前記ディスプレイコントローラを
    動作制御するための表示BIOSプログラムと、コンピ
    ュータシステム固有の機能を実現するためのシステムB
    IOSプログラムとが実行されるコンピュータシステム
    において使用されるストレッチモード制御方法におい
    て、 前記コンピュータシステムで実行されるオペレーティン
    グシステムまたはアプリケーションプログラムから前記
    表示BIOSプログラムに対してスクリーンモードの設
    定指示が発行されたとき、前記表示BIOSプログラム
    から前記システムBIOSプログラムを呼び出し、 前記指示により指定されたスクリーンモード番号が前記
    ディスプレイコントローラのストレッチ機能が正常動作
    しないスクリーンモードであるか否かを前記システムB
    IOSプログラムに判断させ、 前記システムBIOSプログラムによる判断結果を前記
    表示BIOSプログラムに渡し、その判断結果と前記指
    定されたスクリーンモード番号とに基づいて、前記ディ
    スプレイコントローラのストレッチ機能のイネーブル/
    ディスエーブル制御、およびスクリーンモード設定のた
    めの制御を前記表示BIOSプログラムに実行させるこ
    とを特徴とするストレッチモード制御方法。
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