JPH10170555A - 光応用測定装置 - Google Patents
光応用測定装置Info
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- JPH10170555A JPH10170555A JP8333836A JP33383696A JPH10170555A JP H10170555 A JPH10170555 A JP H10170555A JP 8333836 A JP8333836 A JP 8333836A JP 33383696 A JP33383696 A JP 33383696A JP H10170555 A JPH10170555 A JP H10170555A
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- lens
- optical
- shaft hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着剤に起因する光学系の位置ずれや脱落の
可能性がない光応用測定装置を提供する。 【解決手段】 円筒ユニット23に対して、同時に1つ
のリーマで通し加工した丸い軸穴を形成する。GRIN
レンズ24は、円筒ユニット23の送信ファイバ2側及
びセンシングファイバ5側におけるそれぞれの軸穴に、
これと精密にはめ合う径で形成し、挿入固定する。送信
ファイバ2及びセンシングファイバ5の端部のフェルー
ル19を、それぞれの軸穴と精密にはめ合う径で形成
し、挿入固定する。送信ファイバ2側からセンシングフ
ァイバ5側にかけて、光軸は正確に一致している。偏光
子4が、円筒ユニット23における送信ファイバ2側と
センシングファイバ5側との中間に形成された収容部2
3aに収容固定する。
可能性がない光応用測定装置を提供する。 【解決手段】 円筒ユニット23に対して、同時に1つ
のリーマで通し加工した丸い軸穴を形成する。GRIN
レンズ24は、円筒ユニット23の送信ファイバ2側及
びセンシングファイバ5側におけるそれぞれの軸穴に、
これと精密にはめ合う径で形成し、挿入固定する。送信
ファイバ2及びセンシングファイバ5の端部のフェルー
ル19を、それぞれの軸穴と精密にはめ合う径で形成
し、挿入固定する。送信ファイバ2側からセンシングフ
ァイバ5側にかけて、光軸は正確に一致している。偏光
子4が、円筒ユニット23における送信ファイバ2側と
センシングファイバ5側との中間に形成された収容部2
3aに収容固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学素子のポ
ッケルス効果またはファラデー効果を利用して、電界、
電圧、磁界、電流等を測定する光応用測定装置に係り、
特に、高い精度が要求される用途に適した光応用測定装
置に関する。
ッケルス効果またはファラデー効果を利用して、電界、
電圧、磁界、電流等を測定する光応用測定装置に係り、
特に、高い精度が要求される用途に適した光応用測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光の伝搬物質に磁界を加えると光の偏光
面が光の伝搬とともに回転する現象をファラデー効果と
いい、ある種の結晶に電界を加えると屈折率が電界強度
に比例して変化する現象をポッケルス効果という。光応
用測定装置は、このように電界、磁界の変化が光学部品
の偏光特性の変化となって現れるポッケルス効果又はフ
ァラデー効果を利用して、電界、電圧、磁界、電流を測
定するものであり、現在、各種の装置が開発されてい
る。
面が光の伝搬とともに回転する現象をファラデー効果と
いい、ある種の結晶に電界を加えると屈折率が電界強度
に比例して変化する現象をポッケルス効果という。光応
用測定装置は、このように電界、磁界の変化が光学部品
の偏光特性の変化となって現れるポッケルス効果又はフ
ァラデー効果を利用して、電界、電圧、磁界、電流を測
定するものであり、現在、各種の装置が開発されてい
る。
【0003】このような光応用測定装置として、従来か
ら提案されているものの一例を、図8、図9を参照して
以下に説明する。なお、この従来技術は、光ファイバを
センサとして用いて電流を測定する光応用電流測定装置
である。
ら提案されているものの一例を、図8、図9を参照して
以下に説明する。なお、この従来技術は、光ファイバを
センサとして用いて電流を測定する光応用電流測定装置
である。
【0004】(1)光応用電流測定装置の構成 全体構成 まず、光応用電流測定装置の全体構成を説明する。すな
わち、この光応用電流測定装置は、大別して、センサ光
学部16、信号処理部14及び伝送用ファイバ部15に
よって構成されている。信号処理部14は、測定光を発
生する光源1、センサ光学部11からの2つの光を検出
してその強度に応じた電気信号に変換する検出器11
a,11b、検出器11a,11bで得られた信号を演
算処理する信号処理回路12、および処理結果を出力す
る出力端子13を備えている。
わち、この光応用電流測定装置は、大別して、センサ光
学部16、信号処理部14及び伝送用ファイバ部15に
よって構成されている。信号処理部14は、測定光を発
生する光源1、センサ光学部11からの2つの光を検出
してその強度に応じた電気信号に変換する検出器11
a,11b、検出器11a,11bで得られた信号を演
算処理する信号処理回路12、および処理結果を出力す
る出力端子13を備えている。
【0005】このうち、光源1は、レーザダイオードま
たはスーパールミネセントダイオードによって構成され
ている。また、信号処理部14は、センサ光学部16か
ら十分に(少なくとも10m以上)離れた位置に配置さ
れている。
たはスーパールミネセントダイオードによって構成され
ている。また、信号処理部14は、センサ光学部16か
ら十分に(少なくとも10m以上)離れた位置に配置さ
れている。
【0006】伝送用ファイバ部15は、信号処理部14
内の光源1からセンサ光学部16まで光を送る送信ファ
イバ2と、センサ光学部16から信号処理部14内の2
つの検出器11a、11bまで光を送る2本の受信ファ
イバ10a、10bとを備えている。
内の光源1からセンサ光学部16まで光を送る送信ファ
イバ2と、センサ光学部16から信号処理部14内の2
つの検出器11a、11bまで光を送る2本の受信ファ
イバ10a、10bとを備えている。
【0007】センサ光学部16は、結合光学系18とセ
ンシングファイバ部17とを備えている。そして、結合
光学系18は、4つのレンズ3a〜3d、偏光子4、2
つのビームスプリッタ8a,8b、および2つの検光子
9a,9bから構成されている。このうち、4つのレン
ズ3a〜3dは、送信ファイバ2からの光を平行ビーム
に変換するか、または平行ビームを集光して各受信ファ
イバ10a、10bまたはセンシングファイバ部17に
入射するために使用される。偏光子4は、光を水平方向
に関して45度方向の直線偏光に変換するために使用さ
れる。2つのビームスプリッタ3a,3bは、光をその
入射方向に応じて透過光と反射光とに分割するために使
用される。2つの検光子9a,9bは、各々水平方向お
よび垂直方向の直線偏光の光を透過させることにより、
直交するx、y方向の各偏光成分を抽出するために使用
される。
ンシングファイバ部17とを備えている。そして、結合
光学系18は、4つのレンズ3a〜3d、偏光子4、2
つのビームスプリッタ8a,8b、および2つの検光子
9a,9bから構成されている。このうち、4つのレン
ズ3a〜3dは、送信ファイバ2からの光を平行ビーム
に変換するか、または平行ビームを集光して各受信ファ
イバ10a、10bまたはセンシングファイバ部17に
入射するために使用される。偏光子4は、光を水平方向
に関して45度方向の直線偏光に変換するために使用さ
れる。2つのビームスプリッタ3a,3bは、光をその
入射方向に応じて透過光と反射光とに分割するために使
用される。2つの検光子9a,9bは、各々水平方向お
よび垂直方向の直線偏光の光を透過させることにより、
直交するx、y方向の各偏光成分を抽出するために使用
される。
【0008】このような結合光学系18は、送信ファイ
バ2からの光を、第1のレンズ3a、偏光子4、第1の
ビームスプリッタ8a、および第2のレンズ3bを介し
てセンシングファイバ部17の一端に送る構成となって
いる。また、結合光学系18は、センシングファイバ部
17からの反射方向の光を、第2のレンズ3bを介して
第1のビームスプリッタ8aで反射した後、第2のビー
ムスプリッタ8bによって2方向の光に分割するように
なっている。そして、結合光学系18は、この一方の分
割光を、第1の検光子9aおよび第3のレンズ3cを介
して一方の受信ファイバ10aに送り、他方の分割光
を、第2の検光子9bおよび第4のレンズ3dを介して
受信ファイバ10bに送るものである。
バ2からの光を、第1のレンズ3a、偏光子4、第1の
ビームスプリッタ8a、および第2のレンズ3bを介し
てセンシングファイバ部17の一端に送る構成となって
いる。また、結合光学系18は、センシングファイバ部
17からの反射方向の光を、第2のレンズ3bを介して
第1のビームスプリッタ8aで反射した後、第2のビー
ムスプリッタ8bによって2方向の光に分割するように
なっている。そして、結合光学系18は、この一方の分
割光を、第1の検光子9aおよび第3のレンズ3cを介
して一方の受信ファイバ10aに送り、他方の分割光
を、第2の検光子9bおよび第4のレンズ3dを介して
受信ファイバ10bに送るものである。
【0009】さらに、センシングファイバ部17は、結
合光学系18に接続された光ファイバからなるセンシン
グファイバ5と、その終端部に設けられた反射鏡7とを
備えている。このうち、センシングファイバ5は、被測
定電流が流れる導体6の周囲に1以上のほぼ整数倍の巻
き数nで巻き付けられている。また、反射鏡7は、セン
シングファイバ5内を伝播してきた光を反射して再びセ
ンシングファイバ5内に戻し、反対方向に伝播させるよ
うになっている。このように、センシングファイバ5の
終端部に反射鏡7を設けることにより、センシングファ
イバ5の始端部は、入射端と出射端を兼ねた出入端とな
っている。
合光学系18に接続された光ファイバからなるセンシン
グファイバ5と、その終端部に設けられた反射鏡7とを
備えている。このうち、センシングファイバ5は、被測
定電流が流れる導体6の周囲に1以上のほぼ整数倍の巻
き数nで巻き付けられている。また、反射鏡7は、セン
シングファイバ5内を伝播してきた光を反射して再びセ
ンシングファイバ5内に戻し、反対方向に伝播させるよ
うになっている。このように、センシングファイバ5の
終端部に反射鏡7を設けることにより、センシングファ
イバ5の始端部は、入射端と出射端を兼ねた出入端とな
っている。
【0010】なお、このような光ファイバからなるセン
シングファイバ5は、導体6の周辺に設けられた図示し
ない取り付け部に穏やかに固定されており、外力の影響
を受けにくい構造となっている。また、センシングファ
イバ5を構成する光ファイバとしては、典型的には、信
頼性の高い石英ファイバが使用されるが、他の種類の光
ファイバを使用することも可能である。
シングファイバ5は、導体6の周辺に設けられた図示し
ない取り付け部に穏やかに固定されており、外力の影響
を受けにくい構造となっている。また、センシングファ
イバ5を構成する光ファイバとしては、典型的には、信
頼性の高い石英ファイバが使用されるが、他の種類の光
ファイバを使用することも可能である。
【0011】センサー光学部の構成 以上のような全体構成を有する光応用測定装置における
センサー光学部の具体的な配置構成例を、図9を参照し
て以下に説明する。なお、図9は、送信ファイバ2から
センシングファイバ部17のセンシングファイバ5に至
るまでの結合光学系18の断面図である。すなわち、送
信ファイバ2から受信ファイバ10a,10bに至るま
での光学系を構成する複数の光学部品は、光ファイバ部
分を除いて、光学系取付基板22上に配置されている。
センサー光学部の具体的な配置構成例を、図9を参照し
て以下に説明する。なお、図9は、送信ファイバ2から
センシングファイバ部17のセンシングファイバ5に至
るまでの結合光学系18の断面図である。すなわち、送
信ファイバ2から受信ファイバ10a,10bに至るま
での光学系を構成する複数の光学部品は、光ファイバ部
分を除いて、光学系取付基板22上に配置されている。
【0012】送信ファイバ2の端部には接合部補強用の
フェルール19が取り付けられ、レンズ3とともに角形
の取付具20aに固定されている。この取付具20a
は、通常、金属やセラミックスで製作され、接着剤21
によって光学系取付基板22上に接着されている。この
取付具20aから一直線上に、偏光子4、ビームスプリ
ッター8、取付具20bが配置され、接着剤21によっ
て光学系取付基板22に接着されている。この取付具2
0bには、光軸方向に穴が形成されている。そして、セ
ンシングファイバ5の端部に取り付けられたフェルール
19の外径は、取付具20bの穴の径より小さく作られ
ている。このフェルール19が、当該穴に挿入され、x
−y−zとあおり2方向の5軸が調整された後、接着剤
21によって固定されている。
フェルール19が取り付けられ、レンズ3とともに角形
の取付具20aに固定されている。この取付具20a
は、通常、金属やセラミックスで製作され、接着剤21
によって光学系取付基板22上に接着されている。この
取付具20aから一直線上に、偏光子4、ビームスプリ
ッター8、取付具20bが配置され、接着剤21によっ
て光学系取付基板22に接着されている。この取付具2
0bには、光軸方向に穴が形成されている。そして、セ
ンシングファイバ5の端部に取り付けられたフェルール
19の外径は、取付具20bの穴の径より小さく作られ
ている。このフェルール19が、当該穴に挿入され、x
−y−zとあおり2方向の5軸が調整された後、接着剤
21によって固定されている。
【0013】(2)光応用電流測定装置の電流測定作用 以上のような構成を有する光応用電流測定装置の電流測
定作用は、以下の通りである。すなわち、まず、信号処
理部14の光源1から発した光が、送信ファイバ2を通
ってセンサ光学部16の結合光学系18に送られる。こ
の結合光学系18において、送信ファイバ2からの光
は、第1のレンズ3aによって平行ビームに変換され偏
光子4によって直線偏光に変換された後、第1のビーム
スプリッタ8aを透過して第2のレンズ3bによって集
光され、センシングファイバ部17に送られ、センシン
グファイバ5の出入端に入射する。
定作用は、以下の通りである。すなわち、まず、信号処
理部14の光源1から発した光が、送信ファイバ2を通
ってセンサ光学部16の結合光学系18に送られる。こ
の結合光学系18において、送信ファイバ2からの光
は、第1のレンズ3aによって平行ビームに変換され偏
光子4によって直線偏光に変換された後、第1のビーム
スプリッタ8aを透過して第2のレンズ3bによって集
光され、センシングファイバ部17に送られ、センシン
グファイバ5の出入端に入射する。
【0014】このセンシングファイバ部17において、
結合光学系18からセンシングファイバ5に入射した光
は、センシングファイバ5内を伝播してその反射鏡7で
反射された後、再びセンシングファイバ5内に戻され、
反対方向に伝播して、センシングファイバ5の出入端か
ら出射する。この場合、センシングファイバ5内を往復
する形で通過する光の偏光面は、導体6を流れる被測定
電流によって誘起されるファラデー効果により回転す
る。
結合光学系18からセンシングファイバ5に入射した光
は、センシングファイバ5内を伝播してその反射鏡7で
反射された後、再びセンシングファイバ5内に戻され、
反対方向に伝播して、センシングファイバ5の出入端か
ら出射する。この場合、センシングファイバ5内を往復
する形で通過する光の偏光面は、導体6を流れる被測定
電流によって誘起されるファラデー効果により回転す
る。
【0015】そして、センシングファイバ部17からの
出射光は、結合光学系18に入射し、その第2のレンズ
3bによって平行ビームに変換された後、第1のビーム
スプリッタ8aで反射され、第2のビームスプリッタ8
bで2方向の光に分割される。このうち、一方の分割光
は、第1の検光子9aによってx方向の偏光成分が抽出
された後、第3のレンズ3cおよび受信ファイバ10a
を介して、信号処理部14の一方の検出器11aに送ら
れる。また、他方の分割光は、第2の検光子9bによっ
てy方向の偏光成分が抽出された後、第4のレンズ3d
および受信ファイバ10bを介して、他方の検出器11
bに送られる。
出射光は、結合光学系18に入射し、その第2のレンズ
3bによって平行ビームに変換された後、第1のビーム
スプリッタ8aで反射され、第2のビームスプリッタ8
bで2方向の光に分割される。このうち、一方の分割光
は、第1の検光子9aによってx方向の偏光成分が抽出
された後、第3のレンズ3cおよび受信ファイバ10a
を介して、信号処理部14の一方の検出器11aに送ら
れる。また、他方の分割光は、第2の検光子9bによっ
てy方向の偏光成分が抽出された後、第4のレンズ3d
および受信ファイバ10bを介して、他方の検出器11
bに送られる。
【0016】このようにして、x方向とy方向の偏光成
分の光が各検出器11a,11bに送られた後、これら
の検出器11a,11bで各偏向成分を表す各電気信号
が得られる。これらの各電気信号は、信号処理回路12
に送られて演算処理される。そして、信号処理回路12
で得られた処理結果すなわち測定結果は、出力端子17
から出力される。
分の光が各検出器11a,11bに送られた後、これら
の検出器11a,11bで各偏向成分を表す各電気信号
が得られる。これらの各電気信号は、信号処理回路12
に送られて演算処理される。そして、信号処理回路12
で得られた処理結果すなわち測定結果は、出力端子17
から出力される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の光応用測定装置には、次のような問題点が
ある。
ような従来の光応用測定装置には、次のような問題点が
ある。
【0018】接着剤に起因する光学部品の位置ずれや
脱落の可能性 光ファイバとそれに光を入射する集光光学系との間の
位置ずれによる光量変化 温度や振動などの影響による精度低下 これらの問題点〜の具体的な内容について、以下に
説明する。
脱落の可能性 光ファイバとそれに光を入射する集光光学系との間の
位置ずれによる光量変化 温度や振動などの影響による精度低下 これらの問題点〜の具体的な内容について、以下に
説明する。
【0019】[接着剤に起因する光学部品の位置ずれ
や脱落の可能性]について 図9に示したように、上記の光応用電流測定装置におけ
る光学系部品は、光学系取付基板22に対して直接に、
若しくは取付金具20a,20b等の固定部材を介し
て、接着剤21によって固定されている。しかし、接着
剤21は、一般的に、金属やガラスと比べて膨脹率が1
0倍以上大きいため、周囲温度が大幅に変化した場合に
はこれに従って大きく収縮する。すると、このような接
着剤21によって固定されている光学部品同士の位置に
ずれが生じることとなる。また、光学系に温度変化や振
動が繰り返し加わった場合には、大きな収縮と外部機械
力との相乗的な影響によって接着剤21が劣化する。従
って、長期間経過後には光学部品の脱落の可能性もあ
り、耐久性の点で問題となる。
や脱落の可能性]について 図9に示したように、上記の光応用電流測定装置におけ
る光学系部品は、光学系取付基板22に対して直接に、
若しくは取付金具20a,20b等の固定部材を介し
て、接着剤21によって固定されている。しかし、接着
剤21は、一般的に、金属やガラスと比べて膨脹率が1
0倍以上大きいため、周囲温度が大幅に変化した場合に
はこれに従って大きく収縮する。すると、このような接
着剤21によって固定されている光学部品同士の位置に
ずれが生じることとなる。また、光学系に温度変化や振
動が繰り返し加わった場合には、大きな収縮と外部機械
力との相乗的な影響によって接着剤21が劣化する。従
って、長期間経過後には光学部品の脱落の可能性もあ
り、耐久性の点で問題となる。
【0020】[光ファイバとそれに光を入射する集光
光学系との間の位置ずれによる光量変化]について 光ファイバのコア径は極めて小径であるため、光ファイ
バとそれに光を入射する集光光学系との間には極めて精
度の高いアラインメントが要求される。しかしながら、
振動や温度変化が生じた場合や、上記のような接着剤の
収縮が生じた場合には、光ファイバと集光光学系との間
のアラインメントが崩れる可能性がある。すると、光フ
ァイバに入射する光量が大きく変化して、測定精度の低
下につながる。
光学系との間の位置ずれによる光量変化]について 光ファイバのコア径は極めて小径であるため、光ファイ
バとそれに光を入射する集光光学系との間には極めて精
度の高いアラインメントが要求される。しかしながら、
振動や温度変化が生じた場合や、上記のような接着剤の
収縮が生じた場合には、光ファイバと集光光学系との間
のアラインメントが崩れる可能性がある。すると、光フ
ァイバに入射する光量が大きく変化して、測定精度の低
下につながる。
【0021】特に、センシングファイバ5は、偏光情報
を伝播する役割を担う必要があるため、シングルモード
光ファイバが使用される。しかし、このようなシングル
モード光ファイバのコア径は2〜10μm程度と極めて
小径であるため、振動や温度変化、接着剤の収縮などに
よってアライメントが崩れ易く、センシングファイバ5
に光を入射することが困難となる場合が生じる可能性が
ある。
を伝播する役割を担う必要があるため、シングルモード
光ファイバが使用される。しかし、このようなシングル
モード光ファイバのコア径は2〜10μm程度と極めて
小径であるため、振動や温度変化、接着剤の収縮などに
よってアライメントが崩れ易く、センシングファイバ5
に光を入射することが困難となる場合が生じる可能性が
ある。
【0022】また、結合光学系18のうち、検光子9
a,9bまでの部分で光量変化が発生した場合でも、あ
る程度の光量変化分については電子回路で補正可能であ
る。しかし、検光子9a,9b以降で発生した光量変化
分については、必ずしもx、y成分共に同位相とならな
いため、電子回路で補正することが困難となり、誤差の
原因となる。
a,9bまでの部分で光量変化が発生した場合でも、あ
る程度の光量変化分については電子回路で補正可能であ
る。しかし、検光子9a,9b以降で発生した光量変化
分については、必ずしもx、y成分共に同位相とならな
いため、電子回路で補正することが困難となり、誤差の
原因となる。
【0023】この場合、受信ファイバ10a,10bを
構成する光ファイバには、マルチモード光ファイバを使
用することができるため、前述したシングルモード光フ
ァイバを使用したセンシングファイバ5に比べて、比較
的容易に光を入射することができる。しかし、前述した
ように、検光子9a,9b以降で発生した光量変化分の
補正は困難であるため、受信ファイバ10a,10bの
入射時に光量変化が多少でも発生していた場合には、こ
の光量変化分がそのまま誤差の原因となってしまう。
構成する光ファイバには、マルチモード光ファイバを使
用することができるため、前述したシングルモード光フ
ァイバを使用したセンシングファイバ5に比べて、比較
的容易に光を入射することができる。しかし、前述した
ように、検光子9a,9b以降で発生した光量変化分の
補正は困難であるため、受信ファイバ10a,10bの
入射時に光量変化が多少でも発生していた場合には、こ
の光量変化分がそのまま誤差の原因となってしまう。
【0024】[温度や振動などの影響による精度低
下]について 上記のような構成の光応用測定装置においては、外乱の
ない安定な状態では、高精度の計測が可能である。しか
し、実際には、温度変化・振動等の環境変化により、光
応用計測器を構成する各光学部品は位置ずれを生じるこ
ととなる。この位置ずれは光の結合光量の変化として現
れ、光応用測定装置の精度を低下させる大きな要因とな
っている。
下]について 上記のような構成の光応用測定装置においては、外乱の
ない安定な状態では、高精度の計測が可能である。しか
し、実際には、温度変化・振動等の環境変化により、光
応用計測器を構成する各光学部品は位置ずれを生じるこ
ととなる。この位置ずれは光の結合光量の変化として現
れ、光応用測定装置の精度を低下させる大きな要因とな
っている。
【0025】例えば、後述する図3(a)に示すよう
に、装置が振動を受けると、振動の振幅が接着剤21を
伝わって、平板に接着された各種の光学部品Sに伝わる
が、慣性によって光学部品Sは留まろうとするので、光
学部品の上部と下部で振動の振幅や位相に上下で差が生
じ、あおり方向に光学部品が動くこととなる。
に、装置が振動を受けると、振動の振幅が接着剤21を
伝わって、平板に接着された各種の光学部品Sに伝わる
が、慣性によって光学部品Sは留まろうとするので、光
学部品の上部と下部で振動の振幅や位相に上下で差が生
じ、あおり方向に光学部品が動くこととなる。
【0026】なお、以上のような問題点〜は、図
8、図9に示した光応用電流測定装置に限らず、光ファ
イバを含む光学系を使用して各種の物理量を測定する光
応用測定装置一般に同様に存在している。
8、図9に示した光応用電流測定装置に限らず、光ファ
イバを含む光学系を使用して各種の物理量を測定する光
応用測定装置一般に同様に存在している。
【0027】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その主たる目
的は、接着剤に起因する光学系の位置ずれや脱落の可能
性がない光応用測定装置を提供することである。
を解決するために提案されたものであり、その主たる目
的は、接着剤に起因する光学系の位置ずれや脱落の可能
性がない光応用測定装置を提供することである。
【0028】本発明の第2の目的は、光ファイバとそれ
に光を入射する集光光学系との間の位置ずれとそれによ
る光量変化を防ぐことのできる光応用測定装置を提供す
ることである。
に光を入射する集光光学系との間の位置ずれとそれによ
る光量変化を防ぐことのできる光応用測定装置を提供す
ることである。
【0029】本発明の第3の目的は、温度や振動の影響
による精度低下を防止できる光応用測定装置を提供する
ことである。
による精度低下を防止できる光応用測定装置を提供する
ことである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、光源と、前記光源からの光を所定の偏
光にする偏光子と、前記光源からの光を前記偏光子まで
伝送する送信ファイバと、電界又は磁界の変化を偏光状
態の変化に変換する電界センサ又は磁界センサと、前記
電界センサ又は前記磁界センサにより生じた偏光状態の
変化を光強度の変化に変換する検光子と、光強度の変化
を電気信号に変換する検出器と、前記検光子の出射光を
前記検出器まで伝送する受信ファイバと、得られた電気
信号に基づいて、電界・電圧又は磁界・電流を算出する
信号処理ユニットとを有する光応用測定装置において、
以下のような技術的特徴を有することを特徴とする。
めに、本発明は、光源と、前記光源からの光を所定の偏
光にする偏光子と、前記光源からの光を前記偏光子まで
伝送する送信ファイバと、電界又は磁界の変化を偏光状
態の変化に変換する電界センサ又は磁界センサと、前記
電界センサ又は前記磁界センサにより生じた偏光状態の
変化を光強度の変化に変換する検光子と、光強度の変化
を電気信号に変換する検出器と、前記検光子の出射光を
前記検出器まで伝送する受信ファイバと、得られた電気
信号に基づいて、電界・電圧又は磁界・電流を算出する
信号処理ユニットとを有する光応用測定装置において、
以下のような技術的特徴を有することを特徴とする。
【0031】請求項1記載の発明は、光軸に対応した円
筒状の軸穴が形成されたファイバユニットを備え、前記
送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射端の
少なくとも一方が、前記軸穴の径に対応した円筒形状で
あるとともに、前記軸穴に挿入支持されていることを特
徴とする。
筒状の軸穴が形成されたファイバユニットを備え、前記
送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射端の
少なくとも一方が、前記軸穴の径に対応した円筒形状で
あるとともに、前記軸穴に挿入支持されていることを特
徴とする。
【0032】以上のような請求項1記載の発明では、あ
らかじめ光軸に対応して形成された軸穴に送信ファイバ
の出射端又は前記受信ファイバの入射端を挿入すること
により、軸穴の中心に送信・受信ファイバ端面を精密に
固定できるため、送信・受信ファイバの光軸合わせの手
間を省くことができ、光学系の位置あわせの上で一番の
問題となる光ファイバの光軸調整が簡素化される。
らかじめ光軸に対応して形成された軸穴に送信ファイバ
の出射端又は前記受信ファイバの入射端を挿入すること
により、軸穴の中心に送信・受信ファイバ端面を精密に
固定できるため、送信・受信ファイバの光軸合わせの手
間を省くことができ、光学系の位置あわせの上で一番の
問題となる光ファイバの光軸調整が簡素化される。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
応用測定装置において、前記電界センサ又は前記磁界セ
ンサが、光ファイバにより構成されたセンシングファイ
バであり、前記センシングファイバの出射端及び入射端
の少なくとも一方が、前記ファイバユニットの軸穴の径
に対応した円筒形状であるとともに、前記軸穴に挿入支
持されていることを特徴とする。
応用測定装置において、前記電界センサ又は前記磁界セ
ンサが、光ファイバにより構成されたセンシングファイ
バであり、前記センシングファイバの出射端及び入射端
の少なくとも一方が、前記ファイバユニットの軸穴の径
に対応した円筒形状であるとともに、前記軸穴に挿入支
持されていることを特徴とする。
【0034】以上のような請求項2記載の発明では、あ
らかじめ光軸に対応して形成された軸穴にセンシングフ
ァイバの出射端又は入射端を挿入することにより、軸穴
の中心にセンシングファイバ端面を精密に固定できるた
め、センシングファイバの光軸合わせの手間を省くこと
ができる。
らかじめ光軸に対応して形成された軸穴にセンシングフ
ァイバの出射端又は入射端を挿入することにより、軸穴
の中心にセンシングファイバ端面を精密に固定できるた
め、センシングファイバの光軸合わせの手間を省くこと
ができる。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
応用測定装置において、前記電界センサ又は前記磁界セ
ンサが、光ファイバにより構成されたセンシングファイ
バであり、前記ファイバユニットの両端には、前記軸穴
が同軸に形成され、前記送信ファイバの出射端及び前記
受信ファイバの入射端の少なくとも一方が、前記軸穴の
一端の径に対応した円筒形状であるとともに、当該軸穴
に挿入支持され、前記センシングファイバの入射端及び
出射端の少なくとも一方が、前記軸穴の他端の径に対応
した円筒形状であるとともに、当該軸穴に挿入支持され
ていることを特徴とする。
応用測定装置において、前記電界センサ又は前記磁界セ
ンサが、光ファイバにより構成されたセンシングファイ
バであり、前記ファイバユニットの両端には、前記軸穴
が同軸に形成され、前記送信ファイバの出射端及び前記
受信ファイバの入射端の少なくとも一方が、前記軸穴の
一端の径に対応した円筒形状であるとともに、当該軸穴
に挿入支持され、前記センシングファイバの入射端及び
出射端の少なくとも一方が、前記軸穴の他端の径に対応
した円筒形状であるとともに、当該軸穴に挿入支持され
ていることを特徴とする。
【0036】以上のような請求項3記載の発明では、例
えば、ファイバユニットの両端の軸穴に送信ファイバの
出射端とセンシングファイバの入射端を挿入することに
より、送信ファイバの出射端とセンシングファイバの入
射端を完全同軸構造とすることができるため、対称性が
よく、熱膨脹時や振動時等に送信ファイバやセンシング
ファイバがあおられることがない。
えば、ファイバユニットの両端の軸穴に送信ファイバの
出射端とセンシングファイバの入射端を挿入することに
より、送信ファイバの出射端とセンシングファイバの入
射端を完全同軸構造とすることができるため、対称性が
よく、熱膨脹時や振動時等に送信ファイバやセンシング
ファイバがあおられることがない。
【0037】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記ファ
イバユニットにおける前記送信ファイバの出射端及び前
記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に対応する軸
穴内に、レンズが挿入され、前記レンズがGRINレン
ズであることを特徴とする。
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記ファ
イバユニットにおける前記送信ファイバの出射端及び前
記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に対応する軸
穴内に、レンズが挿入され、前記レンズがGRINレン
ズであることを特徴とする。
【0038】以上のような請求項4記載の発明では、フ
ァイバユニット内の軸穴にGRINレンズを挿入するこ
とにより、送信ファイバ又は受信ファイバとともに精密
に固定できるので、光軸合わせを簡素化できる。そし
て、GRINレンズは、レンズの外径中心とレンズ光軸
との間の位置ずれが小さいので、軸穴の中心にレンズの
光軸を設定でき、ファイバとの光軸合わせを容易に行う
ことができる。
ァイバユニット内の軸穴にGRINレンズを挿入するこ
とにより、送信ファイバ又は受信ファイバとともに精密
に固定できるので、光軸合わせを簡素化できる。そし
て、GRINレンズは、レンズの外径中心とレンズ光軸
との間の位置ずれが小さいので、軸穴の中心にレンズの
光軸を設定でき、ファイバとの光軸合わせを容易に行う
ことができる。
【0039】請求項5記載の発明は、請求項4記載の光
応用測定装置において、前記送信ファイバの出射端及び
前記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に、前記フ
ァイバユニットの軸穴に対応する径のフェルールが取り
付けられ、前記GRINレンズの径が、前記フェルール
の径に等しいことを特徴とする。
応用測定装置において、前記送信ファイバの出射端及び
前記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に、前記フ
ァイバユニットの軸穴に対応する径のフェルールが取り
付けられ、前記GRINレンズの径が、前記フェルール
の径に等しいことを特徴とする。
【0040】以上のような請求項5記載の発明では、G
RINレンズの径を光ファイバの端部のフェルール径と
揃えることによって、1回のリーマ加工でGRINレン
ズ、フェルールの位置あわせのための軸穴加工を行うこ
とができ、GRINレンズと光ファイバの光軸合わせの
精度を容易に向上させることができる。
RINレンズの径を光ファイバの端部のフェルール径と
揃えることによって、1回のリーマ加工でGRINレン
ズ、フェルールの位置あわせのための軸穴加工を行うこ
とができ、GRINレンズと光ファイバの光軸合わせの
精度を容易に向上させることができる。
【0041】請求項6記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、円筒状の
レンズホルダ内に、その外径中心と光軸が等しくなるよ
うにレンズが保持され、前記ファイバユニットにおける
前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方に対応する軸穴内に、前記レンズホ
ルダが挿入されていることを特徴とする。
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、円筒状の
レンズホルダ内に、その外径中心と光軸が等しくなるよ
うにレンズが保持され、前記ファイバユニットにおける
前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方に対応する軸穴内に、前記レンズホ
ルダが挿入されていることを特徴とする。
【0042】以上のような請求項6記載の発明では、レ
ンズ単体をレンズホルダに対して位置合わせする場合
に、光応用測定装置の他の部材が周囲に存在しない状態
で行うことができるので、位置調整機構やホルダ中心と
レンズ中心をモニターする機構が容易に配置できる。こ
のため、レンズを光応用測定装置に組み込んだ後で位置
合わせをする場合には、特別のレンズ調整機構が必要と
なっていたが、このような機構が不要となる。そして、
外径中心とレンズ光軸との間に位置ずれのあるレンズを
用いる場合であっても、レンズホルダの外径中心とレン
ズ中心の位置合わせ後、このレンズホルダをファイバユ
ニットの軸穴に挿入すれば、レンズと光ファイバの光軸
精度が保証される。
ンズ単体をレンズホルダに対して位置合わせする場合
に、光応用測定装置の他の部材が周囲に存在しない状態
で行うことができるので、位置調整機構やホルダ中心と
レンズ中心をモニターする機構が容易に配置できる。こ
のため、レンズを光応用測定装置に組み込んだ後で位置
合わせをする場合には、特別のレンズ調整機構が必要と
なっていたが、このような機構が不要となる。そして、
外径中心とレンズ光軸との間に位置ずれのあるレンズを
用いる場合であっても、レンズホルダの外径中心とレン
ズ中心の位置合わせ後、このレンズホルダをファイバユ
ニットの軸穴に挿入すれば、レンズと光ファイバの光軸
精度が保証される。
【0043】請求項7記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記送信
ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射端の少な
くとも一方とレンズとが、光軸が等しくなるように互い
に固定され、前記送信ファイバの出射端及び前記受信フ
ァイバの入射端の少なくとも一方が、前記レンズととも
に前記ファイバユニットの軸穴に挿入されていることを
特徴とする。
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記送信
ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射端の少な
くとも一方とレンズとが、光軸が等しくなるように互い
に固定され、前記送信ファイバの出射端及び前記受信フ
ァイバの入射端の少なくとも一方が、前記レンズととも
に前記ファイバユニットの軸穴に挿入されていることを
特徴とする。
【0044】以上のような請求項7記載の発明では、あ
らかじめ送信ファイバの出射端又は受信ファイバの入射
端とレンズとの光軸合わせがなされた後に、ファイバユ
ニットの軸穴に挿入されるので、レンズの外径中心とレ
ンズの光軸との間に位置ずれがある場合であっても、レ
ンズと光ファイバの光軸精度が保証される。
らかじめ送信ファイバの出射端又は受信ファイバの入射
端とレンズとの光軸合わせがなされた後に、ファイバユ
ニットの軸穴に挿入されるので、レンズの外径中心とレ
ンズの光軸との間に位置ずれがある場合であっても、レ
ンズと光ファイバの光軸精度が保証される。
【0045】請求項8記載の発明は、請求項4〜7のい
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記レン
ズ端面に焦点位置がくるように、レンズ加工が施され、
前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方の端面と前記レンズとが接触してい
ることを特徴とする。
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記レン
ズ端面に焦点位置がくるように、レンズ加工が施され、
前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方の端面と前記レンズとが接触してい
ることを特徴とする。
【0046】以上のような請求項8記載の発明では、あ
らかじめレンズ端面に焦点位置がくるようにレンズ加工
が施されているので、送信ファイバの出射端又は受信フ
ァイバの入射端の端面とレンズとを接触して設けること
ができ、レンズと光ファイバ端面間の光軸方向の位置調
整が不要になるばかりでなく、光軸方向への振動や温度
変化による位置ずれを極めて小さくすることができる。
らかじめレンズ端面に焦点位置がくるようにレンズ加工
が施されているので、送信ファイバの出射端又は受信フ
ァイバの入射端の端面とレンズとを接触して設けること
ができ、レンズと光ファイバ端面間の光軸方向の位置調
整が不要になるばかりでなく、光軸方向への振動や温度
変化による位置ずれを極めて小さくすることができる。
【0047】請求項9記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記ファ
イバユニットにおける前記送信ファイバの出射端及び前
記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に対応する位
置に、レンズを内蔵した円筒状のレンズホルダが設けら
れ、前記レンズホルダ内に、前記レンズの焦点位置と前
記出射端又は前記入射端に対応する前記レンズホルダの
端面との距離を、一定間隔に保持するストッパが形成さ
れていることを特徴とする。
ずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記ファ
イバユニットにおける前記送信ファイバの出射端及び前
記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に対応する位
置に、レンズを内蔵した円筒状のレンズホルダが設けら
れ、前記レンズホルダ内に、前記レンズの焦点位置と前
記出射端又は前記入射端に対応する前記レンズホルダの
端面との距離を、一定間隔に保持するストッパが形成さ
れていることを特徴とする。
【0048】以上のような請求項9記載の発明では、レ
ンズを保持するためのレンズホルダ内に、レンズの焦点
位置を定位置に保持するストッパを形成することによっ
て、加工精度の悪いレンズを用いた場合でも、レンズと
光ファイバ端部との正確な位置合わせが容易にでき、光
軸方向の安定性が向上する。
ンズを保持するためのレンズホルダ内に、レンズの焦点
位置を定位置に保持するストッパを形成することによっ
て、加工精度の悪いレンズを用いた場合でも、レンズと
光ファイバ端部との正確な位置合わせが容易にでき、光
軸方向の安定性が向上する。
【0049】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
光応用測定装置において、前記レンズの焦点位置と前記
レンズホルダの端面との実際の距離と最適距離との誤差
の精度が、±0.2mm以下となるように、前記ストッ
パが形成されていることを特徴とする。
光応用測定装置において、前記レンズの焦点位置と前記
レンズホルダの端面との実際の距離と最適距離との誤差
の精度が、±0.2mm以下となるように、前記ストッ
パが形成されていることを特徴とする。
【0050】以上のような請求項10記載の発明では、
入射出来る光量において、レンズの焦点位置がレンズホ
ルダの基準面に対し±0.2mm以下の精度となってい
るので、光ファイバへの結合効率は50%以上を実現す
ることができる。従って、ストッパの加工精度として容
易に実現できる±0.2mmの誤差で、ファイバへの結
合効率が保証され、光量安定性を維持することができ
る。
入射出来る光量において、レンズの焦点位置がレンズホ
ルダの基準面に対し±0.2mm以下の精度となってい
るので、光ファイバへの結合効率は50%以上を実現す
ることができる。従って、ストッパの加工精度として容
易に実現できる±0.2mmの誤差で、ファイバへの結
合効率が保証され、光量安定性を維持することができ
る。
【0051】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
のいずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記
偏光子及び前記検光子の少なくとも一つが、筒状の素子
ホルダ内に保持されていることを特徴とする。
のいずれか1項に記載の光応用測定装置において、前記
偏光子及び前記検光子の少なくとも一つが、筒状の素子
ホルダ内に保持されていることを特徴とする。
【0052】以上のような請求項11記載の発明では、
偏光子及び検光子が、筒状の素子ホルダ内に保持されて
いるので、偏光子及び検光子の周囲から一様に振動が加
わり、光学部品間の相対的な位置ずれが生じない。
偏光子及び検光子が、筒状の素子ホルダ内に保持されて
いるので、偏光子及び検光子の周囲から一様に振動が加
わり、光学部品間の相対的な位置ずれが生じない。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の光応用測定装置の実施の
形態を、図面を参照して以下に説明する。なお、以下の
実施の形態は、図8、図9に示した従来技術と同様に、
光応用電流測定装置として構成されたものであるが、そ
のセンサ光学部に構造上の特徴を有するものである。従
って、図8、図9に示した従来技術と同様の部材は同一
の符号を付し、説明は省略する。
形態を、図面を参照して以下に説明する。なお、以下の
実施の形態は、図8、図9に示した従来技術と同様に、
光応用電流測定装置として構成されたものであるが、そ
のセンサ光学部に構造上の特徴を有するものである。従
って、図8、図9に示した従来技術と同様の部材は同一
の符号を付し、説明は省略する。
【0054】(1)第1の実施の形態 請求項1〜5及び請求項8記載の発明に対応する一つの
実施の形態を第1の実施の形態として、図1を参照して
以下に説明する。
実施の形態を第1の実施の形態として、図1を参照して
以下に説明する。
【0055】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。なお、図1はセンサー光学部の具体的な構成例で
ある。すなわち、円筒ユニット23の軸穴に、送信ファ
イバ2、GRINレンズ(屈折率分布レンズ)24、セ
ンシングファイバ5が挿入されている。この円筒ユニッ
ト23は、円柱状部材の軸を、送信ファイバ2側からセ
ンシングファイバ5側にかけて同時に1つのリーマで通
し加工することにより、内径寸法公差の小さい丸い軸穴
を形成したものである。
する。なお、図1はセンサー光学部の具体的な構成例で
ある。すなわち、円筒ユニット23の軸穴に、送信ファ
イバ2、GRINレンズ(屈折率分布レンズ)24、セ
ンシングファイバ5が挿入されている。この円筒ユニッ
ト23は、円柱状部材の軸を、送信ファイバ2側からセ
ンシングファイバ5側にかけて同時に1つのリーマで通
し加工することにより、内径寸法公差の小さい丸い軸穴
を形成したものである。
【0056】GRINレンズ24は、円筒ユニット23
の送信ファイバ2側及びセンシングファイバ5側におけ
るそれぞれの軸穴に、これと精密にはめ合う径で形成さ
れ、挿入固定されている。このGRINレンズ24は、
その端面にレンズの焦点位置がくるように研磨されてい
る。そして、送信ファイバ2及びセンシングファイバ5
の端部のフェルール19は、それぞれの軸穴と精密には
め合う径で形成され、GRINレンズ24に突き当たる
まで挿入され、固定されている。
の送信ファイバ2側及びセンシングファイバ5側におけ
るそれぞれの軸穴に、これと精密にはめ合う径で形成さ
れ、挿入固定されている。このGRINレンズ24は、
その端面にレンズの焦点位置がくるように研磨されてい
る。そして、送信ファイバ2及びセンシングファイバ5
の端部のフェルール19は、それぞれの軸穴と精密には
め合う径で形成され、GRINレンズ24に突き当たる
まで挿入され、固定されている。
【0057】なお、軸穴は、同時に1つのリーマで通し
加工することによって形成されているので、挿入された
GRINレンズ24は正確に一直線上に配置される。ま
た、GRINレンズ24と両ファイバ2,5の間は、x
−y−z及びあおり2方向を含めた5軸全てが正確に位
置合わせされ、更に、送信ファイバ2側、センシングフ
ァイバ5側の光軸が正確に一致することになる。
加工することによって形成されているので、挿入された
GRINレンズ24は正確に一直線上に配置される。ま
た、GRINレンズ24と両ファイバ2,5の間は、x
−y−z及びあおり2方向を含めた5軸全てが正確に位
置合わせされ、更に、送信ファイバ2側、センシングフ
ァイバ5側の光軸が正確に一致することになる。
【0058】さらに、偏光子4は、円筒ユニット23に
おける送信ファイバ2側とセンシングファイバ5側との
中間に形成された収容部23aに収容固定されている。
従って、偏光子4は、送信ファイバ2とセンシングファ
イバ5との間の光の伝搬経路に介在することになる。
おける送信ファイバ2側とセンシングファイバ5側との
中間に形成された収容部23aに収容固定されている。
従って、偏光子4は、送信ファイバ2とセンシングファ
イバ5との間の光の伝搬経路に介在することになる。
【0059】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態の作用は以下の通りである。すなわち、送信ファ
イバ2から出射された光は、GRINレンズ24によっ
て平行光とされ、偏光子4によって直線偏光にされる。
更に、この光はGRINレンズ24によってセンシング
ファイバ5の端面に集光され、直線偏光がセンシングフ
ァイバ5に入射される。
の形態の作用は以下の通りである。すなわち、送信ファ
イバ2から出射された光は、GRINレンズ24によっ
て平行光とされ、偏光子4によって直線偏光にされる。
更に、この光はGRINレンズ24によってセンシング
ファイバ5の端面に集光され、直線偏光がセンシングフ
ァイバ5に入射される。
【0060】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、精密に加工された円筒
ユニット23の軸穴に挿入することによって、送信ファ
イバ2、GRINレンズ24及びセンシングファイバ5
が正確に位置合わせされるので、位置合わせの手間が省
けるとともに、接着剤に起因する位置ずれや脱落の可能
性、位置ずれによる光量変化、温度や振動の影響による
精度低下等が発生せず、長期に亘って安定性を維持でき
る。
は以下の通りである。すなわち、精密に加工された円筒
ユニット23の軸穴に挿入することによって、送信ファ
イバ2、GRINレンズ24及びセンシングファイバ5
が正確に位置合わせされるので、位置合わせの手間が省
けるとともに、接着剤に起因する位置ずれや脱落の可能
性、位置ずれによる光量変化、温度や振動の影響による
精度低下等が発生せず、長期に亘って安定性を維持でき
る。
【0061】なお、検光子等の位置合わせ構造は、特に
設けられていないが、検光子等の位置ずれは測定精度に
ほとんど影響を与えないので、本実施の形態の構成で十
分安定な光学系を提供することが可能となる。
設けられていないが、検光子等の位置ずれは測定精度に
ほとんど影響を与えないので、本実施の形態の構成で十
分安定な光学系を提供することが可能となる。
【0062】また、GRINレンズ24は、レンズの外
径中心とレンズ光軸との間の位置ずれが小さいので、軸
穴の中心にレンズの光軸を設定でき、ファイバとの光軸
合わせを容易に行うことができる。そして、GRINレ
ンズ24の径とフェルール19の径とは、1回のリーマ
加工で行われる軸穴に合わせているので、GRINレン
ズ24と送信ファイバ2及びセンシングファイバ5との
光軸合わせの精度を容易に向上させることができる。
径中心とレンズ光軸との間の位置ずれが小さいので、軸
穴の中心にレンズの光軸を設定でき、ファイバとの光軸
合わせを容易に行うことができる。そして、GRINレ
ンズ24の径とフェルール19の径とは、1回のリーマ
加工で行われる軸穴に合わせているので、GRINレン
ズ24と送信ファイバ2及びセンシングファイバ5との
光軸合わせの精度を容易に向上させることができる。
【0063】さらに、GRINレンズ24はその端面に
焦点位置がくるようにレンズ加工が施されているので、
送信ファイバ2の出射端又はセンシングファイバ5の入
射端の端面とレンズとが接触するように設けることがで
き、レンズと光ファイバ端面間の光軸方向の位置調整が
不要になるばかりでなく、光軸方向への振動や温度変化
による位置ずれを極めて小さくすることができる。
焦点位置がくるようにレンズ加工が施されているので、
送信ファイバ2の出射端又はセンシングファイバ5の入
射端の端面とレンズとが接触するように設けることがで
き、レンズと光ファイバ端面間の光軸方向の位置調整が
不要になるばかりでなく、光軸方向への振動や温度変化
による位置ずれを極めて小さくすることができる。
【0064】(2)第2の実施の形態 請求項11記載の発明に対応する一つの実施の形態を第
2の実施の形態として、図2、図3を参照して以下に説
明する。
2の実施の形態として、図2、図3を参照して以下に説
明する。
【0065】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、円筒ユニット23b,23cは、送信
ファイバ2側及びセンシングファイバ5側に2つ分割し
て形成されている。それぞれの円筒ユニット23b,2
3cに形成された軸穴内には、GRINレンズ24が挿
入され、更に、送信ファイバ2及びセンシングファイバ
5の端部のフェルール19が挿入されている。円筒ユニ
ット23b,23cの軸穴は、筒状の偏光子ホルダ25
にはめ合わせた状態で、第1の実施の形態と同様に、G
RINレンズ24、送信ファイバ2及びセンシングファ
イバ5の光軸が正確に一致するように形成されている。
そして、偏光子ホルダ25は、その内部に偏光子4が挿
入され、その両端から円筒ユニット23b,23cによ
ってはめ合わせ挟持可能に形成されている。
する。すなわち、円筒ユニット23b,23cは、送信
ファイバ2側及びセンシングファイバ5側に2つ分割し
て形成されている。それぞれの円筒ユニット23b,2
3cに形成された軸穴内には、GRINレンズ24が挿
入され、更に、送信ファイバ2及びセンシングファイバ
5の端部のフェルール19が挿入されている。円筒ユニ
ット23b,23cの軸穴は、筒状の偏光子ホルダ25
にはめ合わせた状態で、第1の実施の形態と同様に、G
RINレンズ24、送信ファイバ2及びセンシングファ
イバ5の光軸が正確に一致するように形成されている。
そして、偏光子ホルダ25は、その内部に偏光子4が挿
入され、その両端から円筒ユニット23b,23cによ
ってはめ合わせ挟持可能に形成されている。
【0066】(作用)以上のような本実施の形態の作用
は以下の通りである。すなわち、図3(a)に示すよう
に、平板に対して接着剤21によって接着された光学部
品Sは、振動を受けるとあおり方向に動くこととなる。
しかし、本実施の形態のように、円筒ユニット23b,
23c及び円筒状の偏光子ホルダ25を用いた場合に
は、図3(b)に示すように、光学部品の周囲から一様
に振動が加わる。従って、光学部品はホルダの動きに合
わせて振動することとなり、光学部品間の相対的な位置
ずれは生じない。
は以下の通りである。すなわち、図3(a)に示すよう
に、平板に対して接着剤21によって接着された光学部
品Sは、振動を受けるとあおり方向に動くこととなる。
しかし、本実施の形態のように、円筒ユニット23b,
23c及び円筒状の偏光子ホルダ25を用いた場合に
は、図3(b)に示すように、光学部品の周囲から一様
に振動が加わる。従って、光学部品はホルダの動きに合
わせて振動することとなり、光学部品間の相対的な位置
ずれは生じない。
【0067】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、円筒ユニット23b,
23c及び偏光子ホルダ25に挿入することによって、
送信ファイバ2、センシングファイバ5、GRINレン
ズ24の間の精密な位置合わせが可能となるとともに、
偏光子ホルダ25も含めて円筒構造となり、振動や温度
変化時にも光学部品間の相対的な位置ずれが生じないの
で、光量安定性が向上する。
は以下の通りである。すなわち、円筒ユニット23b,
23c及び偏光子ホルダ25に挿入することによって、
送信ファイバ2、センシングファイバ5、GRINレン
ズ24の間の精密な位置合わせが可能となるとともに、
偏光子ホルダ25も含めて円筒構造となり、振動や温度
変化時にも光学部品間の相対的な位置ずれが生じないの
で、光量安定性が向上する。
【0068】(3)第3の実施の形態 請求項6記載の発明に対応する一つの実施の形態を第3
の実施の形態として、図4を参照して以下に説明する。
の実施の形態として、図4を参照して以下に説明する。
【0069】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、円筒状金属製のレンズホルダ26内に
レンズ3が取り付けられている。このレンズホルダ26
は、円筒状金属製のレンズホルダ27内に取り付けられ
るが、その際、x−y面上で位置合わせを行い、レンズ
ホルダ27の外形中心がレンズ3の光軸と等しくなるよ
うに調整する。調整終了後、レンズホルダ26とレンズ
ホルダ27とを溶接し、隙間に接着剤21を注入する。
する。すなわち、円筒状金属製のレンズホルダ26内に
レンズ3が取り付けられている。このレンズホルダ26
は、円筒状金属製のレンズホルダ27内に取り付けられ
るが、その際、x−y面上で位置合わせを行い、レンズ
ホルダ27の外形中心がレンズ3の光軸と等しくなるよ
うに調整する。調整終了後、レンズホルダ26とレンズ
ホルダ27とを溶接し、隙間に接着剤21を注入する。
【0070】このように、レンズホルダ27の外形中心
とレンズ3の光軸が精密に位置調整されたレンズのユニ
ットが、第1の実施の形態及び第2の実施の形態におけ
る円筒ユニット23,23b,23cの軸穴に、挿入さ
れ固定されている。
とレンズ3の光軸が精密に位置調整されたレンズのユニ
ットが、第1の実施の形態及び第2の実施の形態におけ
る円筒ユニット23,23b,23cの軸穴に、挿入さ
れ固定されている。
【0071】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、GRINレンズ24を用いなくとも、レンズホルダ
27の外形中心とレンズ3の光軸とが精密に一致してい
るので、複屈折が小さく安定な光学部を実現でき、高精
度を要求される場合に適した装置となる。
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、GRINレンズ24を用いなくとも、レンズホルダ
27の外形中心とレンズ3の光軸とが精密に一致してい
るので、複屈折が小さく安定な光学部を実現でき、高精
度を要求される場合に適した装置となる。
【0072】また、レンズ3を測定装置に組み込んだ後
で位置合わせをする場合には、特別のレンズ調整機構が
必要となるが、あらかじめレンズ3単体をレンズホルダ
26,27に対して位置合わせする場合には、周囲に測
定装置の他の部材がない状態で行うことができるので、
位置調整機構・ホルダ中心とレンズ中心をモニターする
機構が容易に配置でき、特別の機構が不要となる。
で位置合わせをする場合には、特別のレンズ調整機構が
必要となるが、あらかじめレンズ3単体をレンズホルダ
26,27に対して位置合わせする場合には、周囲に測
定装置の他の部材がない状態で行うことができるので、
位置調整機構・ホルダ中心とレンズ中心をモニターする
機構が容易に配置でき、特別の機構が不要となる。
【0073】(4)第4の実施の形態 請求項7、請求項9及び請求項10記載の発明に対応す
る一つの実施の形態を第4の実施の形態として、図5、
図6を参照して以下に説明する。なお、請求項に記載の
ストッパは、段差26a,28aとする。
る一つの実施の形態を第4の実施の形態として、図5、
図6を参照して以下に説明する。なお、請求項に記載の
ストッパは、段差26a,28aとする。
【0074】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。すなわち、レンズ3が円筒形状のレンズホルダ2
6内に取り付けられている。一方、端部にフェルール1
9が取り付けられたファイバ29は、円筒形状のフェル
ールホルダ28内に挿入されている。このレンズホルダ
26とフェルールホルダ28との間は、x−y方向の位
置合わせがなされ、レンズホルダ26及びフェルールホ
ルダ28の円筒の中軸に平行な光軸が得られるように調
整されている。このように位置合わせされたレンズホル
ダ26とフェルールホルダ28とは、レーザ溶接等によ
って互いに固定されている。さらに、以上のようなレン
ズホルダ26又はフェルールホルダ28の外周部分が、
第1の実施の形態及び第2の実施の形態における円筒ユ
ニット23,23b,23cの軸穴に対して挿入されて
いる。
する。すなわち、レンズ3が円筒形状のレンズホルダ2
6内に取り付けられている。一方、端部にフェルール1
9が取り付けられたファイバ29は、円筒形状のフェル
ールホルダ28内に挿入されている。このレンズホルダ
26とフェルールホルダ28との間は、x−y方向の位
置合わせがなされ、レンズホルダ26及びフェルールホ
ルダ28の円筒の中軸に平行な光軸が得られるように調
整されている。このように位置合わせされたレンズホル
ダ26とフェルールホルダ28とは、レーザ溶接等によ
って互いに固定されている。さらに、以上のようなレン
ズホルダ26又はフェルールホルダ28の外周部分が、
第1の実施の形態及び第2の実施の形態における円筒ユ
ニット23,23b,23cの軸穴に対して挿入されて
いる。
【0075】ここで、レンズホルダ26の内周には、段
差26aが設けられ、この段差に合わせてレンズ3が固
定されている。また、フェルールホルダ28の内周に
も、フェルール19の光軸方向への位置あわせのための
段差28aが設けられている。機械加工時におけるこれ
らの段差26a,28aの形成位置の精度が、光軸方向
(z軸方向)におけるレンズ3の焦点位置を決定するこ
とになり、結合光量を支配する。
差26aが設けられ、この段差に合わせてレンズ3が固
定されている。また、フェルールホルダ28の内周に
も、フェルール19の光軸方向への位置あわせのための
段差28aが設けられている。機械加工時におけるこれ
らの段差26a,28aの形成位置の精度が、光軸方向
(z軸方向)におけるレンズ3の焦点位置を決定するこ
とになり、結合光量を支配する。
【0076】このような機械加工時に必要となる加工精
度を、図6を参照して以下に説明する。なお、図6は、
HeNeレーザをレンズで集光させたときのz軸方向の
位置ずれに対するファイバ29への入射光量の変化の一
例である。すなわち、計算上は光軸方向(z軸方向)に
許容される位置ずれは、ファイバ29のNAとコア径と
によって決まる。例えば、波長1.3[μm]用のシン
グルモードファイバは、通常はNAが0.1、コア径が
10μmであり、100[μm]程度の位置ずれで結合
光量が半減する。但し、実際には、ファイバ29のNA
に正確に合わせて光を入射することは難しく、この値は
若干前後する。また、ビーム発散角が大きくなると、結
合効率は低下するが、許容される位置ずれは大きくな
る。図6では、±0.2mmで入射光量は半分となって
いて、この程度が許容しうる誤差の範囲といえる。
度を、図6を参照して以下に説明する。なお、図6は、
HeNeレーザをレンズで集光させたときのz軸方向の
位置ずれに対するファイバ29への入射光量の変化の一
例である。すなわち、計算上は光軸方向(z軸方向)に
許容される位置ずれは、ファイバ29のNAとコア径と
によって決まる。例えば、波長1.3[μm]用のシン
グルモードファイバは、通常はNAが0.1、コア径が
10μmであり、100[μm]程度の位置ずれで結合
光量が半減する。但し、実際には、ファイバ29のNA
に正確に合わせて光を入射することは難しく、この値は
若干前後する。また、ビーム発散角が大きくなると、結
合効率は低下するが、許容される位置ずれは大きくな
る。図6では、±0.2mmで入射光量は半分となって
いて、この程度が許容しうる誤差の範囲といえる。
【0077】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、段差26a,26bに対して許容される誤差の範囲
といえる±0.2mm程度の誤差は、機械加工の精度と
しては容易に実現できる。このため、レンズ3をレンズ
ホルダ26内の段差26aに合わせて固定し、フェルー
ル19をフェルールホルダ28内の段差28aに合わせ
て固定することにより、特別にz軸方向の位置合わせを
することなく、レンズ3及びファイバ29を正確に固定
することができるので、構造が複雑とならず、安定性が
向上する。
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、段差26a,26bに対して許容される誤差の範囲
といえる±0.2mm程度の誤差は、機械加工の精度と
しては容易に実現できる。このため、レンズ3をレンズ
ホルダ26内の段差26aに合わせて固定し、フェルー
ル19をフェルールホルダ28内の段差28aに合わせ
て固定することにより、特別にz軸方向の位置合わせを
することなく、レンズ3及びファイバ29を正確に固定
することができるので、構造が複雑とならず、安定性が
向上する。
【0078】また、円筒ユニット23,23b,23c
の軸穴に対してはめ合わされる際には、レンズホルダ2
6又はフェルールホルダ28の外周中心と光軸との間に
ずれが生じる可能性があるが、レンズホルダ26とフェ
ルールホルダ28との間は、互いに平行が保たれるよう
に調整されているので、結合損失にはほとんど影響しな
い。
の軸穴に対してはめ合わされる際には、レンズホルダ2
6又はフェルールホルダ28の外周中心と光軸との間に
ずれが生じる可能性があるが、レンズホルダ26とフェ
ルールホルダ28との間は、互いに平行が保たれるよう
に調整されているので、結合損失にはほとんど影響しな
い。
【0079】(5)第5の実施の形態 請求項1〜3記載の発明に対応する他の実施の形態を、
第5の実施の形態として、図7を参照して以下に説明す
る。なお、図1及び図2に示した実施の形態と同様の構
成部分については説明を省略する。
第5の実施の形態として、図7を参照して以下に説明す
る。なお、図1及び図2に示した実施の形態と同様の構
成部分については説明を省略する。
【0080】(構成)まず、本実施の形態の構成を説明
する。なお、本実施の形態は、センサー光学部16を、
図1、図2のような円筒形状のユニットではなく、直方
体形状の金物30としたものである。すなわち、偏光子
4、ビームスプリッター8、検光子9は、金物30内に
接着剤によって固定されている。この金物30は金属の
直方体ブロックをくり抜いたものであり、その側面に光
ファイバとレンズを挿入するための穴31,32,33
が形成されている。このうち、送信ファイバ2とはめ合
わせるための穴31とセンシングファイバ5をはめ合わ
せるための穴32とは、金物30内に光学部品を実装す
る前に、一方よりキリ・リ−マにて通し加工をすること
により、正確に同軸となるように形成されている。
する。なお、本実施の形態は、センサー光学部16を、
図1、図2のような円筒形状のユニットではなく、直方
体形状の金物30としたものである。すなわち、偏光子
4、ビームスプリッター8、検光子9は、金物30内に
接着剤によって固定されている。この金物30は金属の
直方体ブロックをくり抜いたものであり、その側面に光
ファイバとレンズを挿入するための穴31,32,33
が形成されている。このうち、送信ファイバ2とはめ合
わせるための穴31とセンシングファイバ5をはめ合わ
せるための穴32とは、金物30内に光学部品を実装す
る前に、一方よりキリ・リ−マにて通し加工をすること
により、正確に同軸となるように形成されている。
【0081】このように形成された穴31,32に、図
1に示したように、穴31,32に対応した径を有する
レンズ、送信ファイバ2及びセンシングファイバ5のフ
ェルール19が挿入され、正確に位置決めされている。
また、同様に、他の穴33にも、穴33の径に対応した
レンズ及び受信ファイバ10a,10b端のフェルール
が挿入されている。
1に示したように、穴31,32に対応した径を有する
レンズ、送信ファイバ2及びセンシングファイバ5のフ
ェルール19が挿入され、正確に位置決めされている。
また、同様に、他の穴33にも、穴33の径に対応した
レンズ及び受信ファイバ10a,10b端のフェルール
が挿入されている。
【0082】(作用・効果)以上のような構成を有する
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、金物30に対して振動が加わった場合、偏光子4及
びビームスプリッター8等があおり方向に位置ずれを起
こす可能性があるが、この場合には送信ファイバ2から
センシングファイバ5へ至る光のセンターリングに若干
のずれを生じるだけであり、ポインティングは変化しな
い。このため、センシングファイバ5への結合光量が変
化する心配はない。従って、第1及び第2の実施の形態
と同様に、光量変化の少ない安定なセンサー光学部を実
現することができる。
本実施の形態の作用・効果は以下の通りである。すなわ
ち、金物30に対して振動が加わった場合、偏光子4及
びビームスプリッター8等があおり方向に位置ずれを起
こす可能性があるが、この場合には送信ファイバ2から
センシングファイバ5へ至る光のセンターリングに若干
のずれを生じるだけであり、ポインティングは変化しな
い。このため、センシングファイバ5への結合光量が変
化する心配はない。従って、第1及び第2の実施の形態
と同様に、光量変化の少ない安定なセンサー光学部を実
現することができる。
【0083】(6)他の実施の形態 本発明は以上のような実施の形態に限定されるものでは
なく、部材の形状、大きさ、配置、数等は適宜変更可能
である。例えば、上記のようなレンズと光ファイバとの
位置合わせのための構造は、送信ファイバ2とセンシン
グファイバ5との間だけではなく、受信ファイバ10
a,10bとレンズ3若しくは受信ファイバ10a,1
0bとセンシングファイバ5との間にも用いることがで
きる。
なく、部材の形状、大きさ、配置、数等は適宜変更可能
である。例えば、上記のようなレンズと光ファイバとの
位置合わせのための構造は、送信ファイバ2とセンシン
グファイバ5との間だけではなく、受信ファイバ10
a,10bとレンズ3若しくは受信ファイバ10a,1
0bとセンシングファイバ5との間にも用いることがで
きる。
【0084】さらに、上記第2の実施の形態で示した偏
光子ホルダ25は、検光子9に対して用いてもよく、他
の光学系の部材に適用してもよい。また、上記第3及び
第4の実施の形態におけるレンズの支持構造は、他の光
学機器にも適用可能である。なお、上記実施の形態は、
光応用電流測定装置に適用した例であるが、他の光応用
測定装置、例えば、電界、磁界、電圧等の測定装置にも
適用可能である。
光子ホルダ25は、検光子9に対して用いてもよく、他
の光学系の部材に適用してもよい。また、上記第3及び
第4の実施の形態におけるレンズの支持構造は、他の光
学機器にも適用可能である。なお、上記実施の形態は、
光応用電流測定装置に適用した例であるが、他の光応用
測定装置、例えば、電界、磁界、電圧等の測定装置にも
適用可能である。
【0085】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、接着剤に
起因する光学系の位置ずれや脱落の可能性がない光応用
測定装置を提供することができる。
起因する光学系の位置ずれや脱落の可能性がない光応用
測定装置を提供することができる。
【0086】また、本発明によれば、光ファイバとそれ
に光を入射する集光光学系との間の位置ずれとそれによ
る光量変化を防ぐことが可能な光応用測定装置を提供す
ることができる。
に光を入射する集光光学系との間の位置ずれとそれによ
る光量変化を防ぐことが可能な光応用測定装置を提供す
ることができる。
【0087】さらに、本発明によれば、温度や振動の影
響による精度低下を防止でき、高安定で、高精度の計測
が長期間に亘って可能となる光応用測定装置を提供する
ことができる。
響による精度低下を防止でき、高安定で、高精度の計測
が長期間に亘って可能となる光応用測定装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の光応用測定装置に
おける結合光学系を示す側面断面図である。
おける結合光学系を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の光応用測定装置に
おける結合光学系を示す側面断面図である。
おける結合光学系を示す側面断面図である。
【図3】振動を受けた光学系部材に働く力を示す原理図
であり、(a)は従来例の場合、(b)は第2の実施の
形態の場合である。
であり、(a)は従来例の場合、(b)は第2の実施の
形態の場合である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の光応用測定装置に
おけるレンズ支持構造を示す側面断面図である。
おけるレンズ支持構造を示す側面断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の光応用測定装置に
おけるレンズ及びフェルールの支持構造を示す側面断面
図である。
おけるレンズ及びフェルールの支持構造を示す側面断面
図である。
【図6】光応用計測装置の光学系に必要な位置精度に関
するグラフを示す図である。
するグラフを示す図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の光応用測定装置に
おける結合光学系を示す斜視透視図である。
おける結合光学系を示す斜視透視図である。
【図8】一般的なの光応用測定装置の全体構成を示す接
続関係図である。
続関係図である。
【図9】従来の光応用測定装置における結合光学系を示
す側面断面図である。
す側面断面図である。
S…光学部品 1…光源 2…送信ファイバ 3,3a〜3d…レンズ 4…偏光子 5…センシングファイバ 6…電流 7…反射鏡 8,8a,8b…ビームスプリッタ 9,9a,9b…検光子 10a,10b…受信ファイバ 11a,11b…検出器 12…信号処理回路 13…出力端子 14…信号処理部 15…伝送用ファイバ部 16…センサ光学部 17…センシングファイバ部 18…結合光学系 19…フェルール 20a,20b…取付具 21…接着剤 22…光学系取付基板 23,23b,23c…円筒ユニット 23a…収容部 24…GRINレンズ 25…偏光子ホルダ 26a、27b…レンズホルダ 28…フェルールホルダ 29…ファイバ 30…金物 31,32,33…穴
Claims (11)
- 【請求項1】 光源と、前記光源からの光を所定の偏光
にする偏光子と、前記光源からの光を前記偏光子まで伝
送する送信ファイバと、電界又は磁界の変化を偏光状態
の変化に変換する電界センサ又は磁界センサと、前記電
界センサ又は前記磁界センサにより生じた偏光状態の変
化を光強度の変化に変換する検光子と、光強度の変化を
電気信号に変換する検出器と、前記検光子の出射光を前
記検出器まで伝送する受信ファイバと、得られた電気信
号に基づいて、電界・電圧又は磁界・電流を算出する信
号処理ユニットとを有する光応用測定装置において、 光軸に対応した円筒状の軸穴が形成されたファイバユニ
ットを備え、 前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方が、前記軸穴の径に対応した円筒形
状であるとともに、前記軸穴に挿入支持されていること
を特徴とする光応用測定装置。 - 【請求項2】 前記電界センサ又は前記磁界センサが、
光ファイバにより構成されたセンシングファイバであ
り、 前記センシングファイバの出射端及び入射端の少なくと
も一方が、前記ファイバユニットの軸穴の径に対応した
円筒形状であるとともに、前記軸穴に挿入支持されてい
ることを特徴とする請求項1記載の光応用測定装置。 - 【請求項3】 前記電界センサ又は前記磁界センサが、
光ファイバにより構成されたセンシングファイバであ
り、 前記ファイバユニットの両端には、前記軸穴が同軸に形
成され、 前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方が、前記軸穴の一端の径に対応した
円筒形状であるとともに、当該軸穴に挿入支持され、 前記センシングファイバの入射端及び出射端の少なくと
も一方が、前記軸穴の他端の径に対応した円筒形状であ
るとともに、当該軸穴に挿入支持されていることを特徴
とする請求項1記載の光応用測定装置。 - 【請求項4】 前記ファイバユニットにおける前記送信
ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射端の少な
くとも一方に対応する軸穴内に、レンズが挿入され、 前記レンズがGRINレンズであることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の光応用測定装置。 - 【請求項5】 前記送信ファイバの出射端及び前記受信
ファイバの入射端の少なくとも一方に、前記ファイバユ
ニットの軸穴に対応する径のフェルールが取り付けら
れ、 前記GRINレンズの径が、前記フェルールの径に等し
いことを特徴とする請求項4記載の光応用測定装置。 - 【請求項6】 円筒状のレンズホルダ内に、その外径中
心と光軸が等しくなるようにレンズが保持され、 前記ファイバユニットにおける前記送信ファイバの出射
端及び前記受信ファイバの入射端の少なくとも一方に対
応する軸穴内に、前記レンズホルダが挿入されているこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光
応用測定装置。 - 【請求項7】 前記送信ファイバの出射端及び前記受信
ファイバの入射端の少なくとも一方とレンズとが、光軸
が等しくなるように互いに固定され、 前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方が、前記レンズとともに前記ファイ
バユニットの軸穴に挿入されていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の光応用測定装置。 - 【請求項8】 前記レンズ端面に焦点位置がくるよう
に、レンズ加工が施され、 前記送信ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射
端の少なくとも一方の端面と前記レンズとが接触してい
ることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載
の光応用測定装置。 - 【請求項9】 前記ファイバユニットにおける前記送信
ファイバの出射端及び前記受信ファイバの入射端の少な
くとも一方に対応する位置に、レンズを内蔵した円筒状
のレンズホルダが設けられ、 前記レンズホルダ内に、前記レンズの焦点位置と前記出
射端又は前記入射端に対応する前記レンズホルダの端面
との距離を、一定間隔に保持するストッパが形成されて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載の光応用測定装置。 - 【請求項10】 前記レンズの焦点位置と前記レンズホ
ルダの端面との実際の距離と最適距離との誤差の精度
が、±0.2mm以下となるように、前記ストッパが形
成されていることを特徴とする請求項9記載の光応用測
定装置。 - 【請求項11】 前記偏光子及び前記検光子の少なくと
も一つが、筒状の素子ホルダ内に保持されていることを
特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の光応
用測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333836A JPH10170555A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 光応用測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333836A JPH10170555A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 光応用測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170555A true JPH10170555A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18270491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8333836A Pending JPH10170555A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 光応用測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10170555A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333836A patent/JPH10170555A/ja active Pending
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