JPH10170009A - 蓄熱式床暖房装置 - Google Patents

蓄熱式床暖房装置

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Publication number
JPH10170009A
JPH10170009A JP35219196A JP35219196A JPH10170009A JP H10170009 A JPH10170009 A JP H10170009A JP 35219196 A JP35219196 A JP 35219196A JP 35219196 A JP35219196 A JP 35219196A JP H10170009 A JPH10170009 A JP H10170009A
Authority
JP
Japan
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heat
heat storage
board
pipe
floor heating
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Pending
Application number
JP35219196A
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English (en)
Inventor
Kengo Yamamoto
健吾 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水配管の据え付けを容易に行うことがで
き、さらには蓄熱ボードへの蓄熱効率が良好な蓄熱式床
暖房装置を提供すること。 【解決手段】 根太5の間に予め所定形状に加工された
下側均熱板31が設置される。そして蓄熱ボード1a,
1b,1cを下側均熱板31の凹部に収納し、さらに下
側均熱板31から延出する湾曲部30に管2を据え付け
る。即ち、下側均熱板31の一部で温水流通用の管2を
支持させる。その後上側均熱板32を載せ、捨て板62
を介してフローリング7を張って完工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は蓄熱材を封入した蓄
熱ボードを配置する蓄熱式床暖房装置に関し、特に熱媒
として温水を利用した根太間施工型の蓄熱式床暖房に有
用な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々ある床暖房装置のなかで、蓄熱ボー
ドを床下に配置し、適宜な熱源でかかる蓄熱ボードに熱
を与え、蓄熱後の輻射熱で床を加温する蓄熱式床暖房装
置が、省エネルギー性に優れるという観点から急激に普
及つつある。また、前記の熱源としては専ら敷設が容易
な電気ヒータ方式が用いられてきたが、近年温水配管方
式が、温暖日等で過暖房状態の時に温水に代えて水を流
通させることで簡単に冷却が可能な利点を有することか
ら再注目されている。
【0003】従来、温水利用の蓄熱式床暖房装置として
は、敷設した蓄熱ボードの上面又は下面に温水流通配管
を添設したり、蓄熱材中に配管を貫通させたりしたもの
がある(例えば実開平6−32915号公報)。そし
て、管は線状熱源であるため、熱がボード全面に行き渡
るように均熱板を設けることも公知である。また、実開
昭62−77711号公報には、蓄熱ボードの表面に溝
を設け、その溝に温水流通管を収納し、温水の熱を蓄熱
ボードに与えるようにした装置が記載されている。この
装置では、管と接触させた均熱板で蓄熱ボード表面を覆
うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような温水式の蓄
熱式床暖房装置においてまず問題となるのが、配管据え
付けの困難性である。すなわち、配管を各蓄熱ボードに
ほぼ均等に熱が行き渡るよう所定位置に、別途配管フレ
ーム等を用いて所定位置に固定する必要があり、この作
業が床暖房装置敷設工事を手間取らせている。また、配
管収納溝を設ける方式では、溝付きの蓄熱ボードを成型
する必要が生じ、かかる成型が容易でないという問題が
ある。
【0005】もう一つの大きな問題が、蓄熱ボードへの
蓄熱効率である。すなわち、蓄熱ボードの一面を均熱板
で覆い、その均熱板に温水配管を添設する方式では、蓄
熱ボード全体と温水配管との熱の授受が十分に行われ
ず、その結果蓄熱時間が長くなり温水エネルギーの無駄
な消費を招いていた。
【0006】従って本発明は上記の問題を解消し、温水
配管の据え付けを容易に行うことができ、さらには蓄熱
ボードへの蓄熱効率が良好な蓄熱式床暖房装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の蓄熱式床暖房装
置は、床下に多数の蓄熱ボードを配設し、これら蓄熱ボ
ードの間隙に熱媒流通用の配管路を形成してなり、各蓄
熱ボードの少なくとも片面には金属板からなる均熱板が
密着接合されていると共に、前記均熱板の一部で熱媒流
通用の配管が支持されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】上記構成によれば、各蓄熱ボードの間隙に
均熱板の一部が延出して熱媒流通用の配管のホルダーが
形成されることとなる。従って前記ホルダー部分で管を
支持させるだけで、別途配管の固定具等を準備すること
なく、配管を据え付けることが可能となる。
【0009】また、蓄熱ボードの上下面にそれぞれ均熱
板を配置することで、均熱板をボードの一表面にのみ設
ける場合に比べ、熱媒流通用の配管から蓄熱ボードへの
熱伝達性を良好にできる。さらにこの場合において、下
側の均熱板の一部で熱媒流通用の配管を支持させ、上側
の均熱板の一部を前記配管に接触させるよう構成するこ
とで、配管の安定支持が可能で敷設作業も容易に行うこ
とが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る蓄熱式床暖房装置の実施例を詳細に説明する。図1は
本発明を適用した根太間施工タイプの蓄熱式床暖房装置
を示す断面図である。図において、4は断熱材、61は
下部捨て板をそれぞれ示し、その上には根太5,5が張
り渡されている。そして根太5,5の間には3枚の蓄熱
ボード1a,1b,1cが配置されている。蓄熱ボード
1a,1b間、及び蓄熱ボード1b,1c間の間隙には
それぞれ温水を流通させるための管2が配置されてお
り、この管2が各蓄熱ボード1a,1b,1cに熱を与
える熱媒流通用の配管路を形成している。31は下側均
熱板、32は上側均熱板を示しいずれも熱伝導性に優れ
るアルミや銅などからなる金属薄板が用いられる。な
お、62は上部捨て板、7はフローリングを示す。
【0011】上記の下側均熱板31は各蓄熱ボード1
a,1b,1cの下面及び側面の形状に沿って折曲され
た形態とされており、さらに各蓄熱ボード間の間隙部分
においては湾曲部30が設けられ、管2は当該湾曲部3
0にて支持されている。すなわち、下側均熱板31は各
蓄熱ボード1a,1b,1cを収容するための凹部と、
管2を収容支持するための湾曲部30からなるホルダー
部分を有している。これに対し上側均熱板32は平板体
であるが、管2の頂部と接触するよう配置されている。
換言すると管2と平板の上側均熱板32とが接触するよ
うな高さ位置に、湾曲部30が設定されている。
【0012】本発明で用いる蓄熱ボードは各種蓄熱材を
板状に成型したものを用いることができ、必要に応じて
金属ラミネートフィルムやプラスチックフィルムにて封
入したり、或いは金属ケースやプラスチックケースに収
容したものを使用することができる。
【0013】また上記の蓄熱材としては、例えばノルマ
ルパラフィンのようなパラフィンワックス、高級アルコ
ールなどのワックス類100重量部あたり、スチレン−
エチレン−プロピレンスチレン−ブロック共重合体など
のスチレン系熱可塑性エラストマー、各種のオレフィン
系熱可塑性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル共重合
体などの有機高分子1〜30重量部を混合した組成物、
或いは特開平4−85387号公報に記載の蓄熱材など
を用いることができる。
【0014】上記した蓄熱式床暖房装置の施工法は、先
ず各根太5の間に下側均熱板31を設置する。この場
合、下側均熱板31は予め所定形状に加工されたもの
や、現場で金属薄板を折り曲げ加工したもの、或いは均
熱板本体部分となる桶状部材に湾曲部30の部分を後付
けで組み立てて構成するもの等を用いることができる。
次いで蓄熱ボード1a,1b,1cを下側均熱板31の
凹部に収納し、さらに湾曲部30に管2を据え付ける。
その後上側均熱板32を載せ、捨て板62を介してフロ
ーリング7を張って完工する。
【0015】このような蓄熱式床暖房装置によれば、下
側均熱板31の一部でホルダーとなる湾曲部30を形成
し、そこで管2を支持するようにしたので、管2の敷設
作業を容易に行うことができる。また、上下均熱板3
1,32で各蓄熱ボード1a,1b,1cそれぞれの周
囲が実質的に覆われており、管2から蓄熱ボードへの熱
の授受を効率よく行うことができる。
【0016】図2は本発明の他の実施例を示している。
この実施例では、蓄熱ボード1d,1eの間隙に管2を
配置する点は同じであるが、配置高さを蓄熱ボードの厚
みのほぼ中間部分とした点が異なっている。この高さ位
置に管2を配置するために、下側均熱板31の管ホルダ
ーとなる湾曲部30の高さ位置を図1に示した実施例の
場合よりも低くしている。そして上側均熱板32と管2
とのコンタクトを図るため、管2で上側均熱板32の一
部を吊り込むような態様の吊込部33が設けられてい
る。
【0017】この実施例の蓄熱式床暖房装置によれば、
熱源となる管2が蓄熱ボード1d,1eそれぞれの丁度
中間位置に配置されるので、蓄熱ボード遠端への蓄熱効
率をより良くできるという利点がある。さらに、上側均
熱板32と管2との接触面積が図1の実施例の場合に比
べて大きくなり、熱伝達性も良好となるという利点もあ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明の蓄熱式床暖
房装置によれば、均熱板の一部で熱媒流通用の配管を支
持させ、上側の均熱板の一部を前記配管に接触させるよ
う構成するので、配管の敷設作業が極めて容易に行うこ
とができ、温水式蓄熱床暖房装置の施工性が格段に向上
する。さらに蓄熱ボードへの蓄熱効率も良好となり、経
済的な蓄熱式床暖房装置を構築することができる。さら
に蓄熱ボードの間隙へ熱媒流通用の配管路を形成するの
で、上下方向の占有スペースが少なくて済む等、本発明
は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した根太間施工型の蓄熱式床暖房
装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明を適用した根太間施工型の蓄熱式床暖房
装置の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a〜1e 蓄熱ボード 2 管 30 管ホルダーとなる湾曲部 31 下側均熱板 32 上側均熱板 4 断熱材 5 根太 7 フローリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下に多数の蓄熱ボードを配設し、これ
    ら蓄熱ボードの間隙に熱媒流通用の配管路を形成してな
    り、各蓄熱ボードの少なくとも片面には金属板からなる
    均熱板が密着接合されていると共に、前記均熱板の一部
    で熱媒流通用の配管が支持されていることを特徴とする
    蓄熱式床暖房装置。
  2. 【請求項2】 蓄熱ボードの上下面にそれぞれ均熱板が
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の蓄熱式
    床暖房装置。
  3. 【請求項3】 下側の均熱板の一部で熱媒流通用の配管
    を支持させ、上側の均熱板の一部を前記配管に接触させ
    たことを特徴とする請求項2記載の蓄熱式床暖房装置。
JP35219196A 1996-12-11 1996-12-11 蓄熱式床暖房装置 Pending JPH10170009A (ja)

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JP35219196A JPH10170009A (ja) 1996-12-11 1996-12-11 蓄熱式床暖房装置

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JPH10170009A true JPH10170009A (ja) 1998-06-26

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ID=18422411

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JP35219196A Pending JPH10170009A (ja) 1996-12-11 1996-12-11 蓄熱式床暖房装置

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JP (1) JPH10170009A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101251985B1 (ko) * 2010-04-14 2013-04-08 김익수 온수 온돌 패널 시스템

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