JPH10168423A - 結合剤、結合構造体及び被着体の分離方法 - Google Patents

結合剤、結合構造体及び被着体の分離方法

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JPH10168423A
JPH10168423A JP33202996A JP33202996A JPH10168423A JP H10168423 A JPH10168423 A JP H10168423A JP 33202996 A JP33202996 A JP 33202996A JP 33202996 A JP33202996 A JP 33202996A JP H10168423 A JPH10168423 A JP H10168423A
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JP
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adherend
adhesive
substrate
bonding
adhesive structure
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JP33202996A
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English (en)
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Shiro Nishi
史郎 西
Yukitoshi Takeshita
幸俊 竹下
Shigekuni Sasaki
重邦 佐々木
Shigeyuki Tsurumi
重行 鶴見
Mikio Takeshima
幹夫 竹島
Shinji Tsuru
信二 津留
Fumio Yamamoto
二三男 山本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な処理方法によって被着体を分離できる
接着構造体、このような接着構造体を形成するための結
合剤、及びこのような接着構造体から被着体を分離する
方法を提供する。 【解決手段】 結合剤は、光触媒作用を有する金属酸化
物と接着剤とを含む。この結合剤に含まれる接着剤は透
明であることが望ましい。この結合剤に含まれる金属酸
化物は酸化チタンであることが望ましい。この結合剤に
は紫外線吸収剤が配合されることが望ましい。結合構造
体はこのような結合剤によって接着されたものである。
この結合構造体を分離するためには、基板側又は被着体
側又は側面側から結合層に高エネルギー線を入射させ、
結合層の構成成分である金属酸化物の光触媒作用により
結合力が低下した結合構造体から被着体を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な構成で強い
接着強度が得られる接着構造体、これに用いる結合剤、
及びこのような接着構造体から被着体を分離する方法に
関する。
【0002】異種部材或いは同種部材相互を接着剤によ
り結合させた接着構造体は、建築、土木、車、電気電子
部品、光デバイス等様々な分野において使用されてい
る。図5は従来の接着構造体6の典型的な例を示す図で
あり、基板7と被着体9とを接着剤層8により接着する
構造となっている。このような接着構造体6には、基板
7と被着体9とを接着剤層8により、いかなる環境下に
おいても強固な結合状態で長期間保持できることが要求
される。そのため、この分野においては、基板7と被着
体9とを強固に結合し、しかもそれ自体が強度を保持し
得る接着剤を中心として開発が進められてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな接着構造体6においては、一旦構造体を形成した後
は、接着構造体6から被着体9を分離する必要が生じて
もこれを実行することは困難であった。このような接着
構造体6から被着体9を分離する技術は、構造体を修理
する場合或いは他の部材で構成し直す場合等に必要とな
る技術であり、高品質、小生産が必要とされる昨今、大
きな問題点となっている。そのため、使用している時は
基板と被着体が強固に結合し、実用的に充分な強度を有
しているが、必要に応じて接着構造体から被着体を簡単
に分離できる方法の出現が望まれていた。
【0004】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、簡単な処理方法によって被着体を分離で
きる接着構造体、このような接着構造体を形成するため
の結合剤、及びこのような接着構造体から被着体を分離
する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の結合剤は、上記
の目的を達成するため、光触媒作用を有する金属酸化物
と接着剤とを含むことを特徴とする。この接着剤は透明
接着剤であることが望ましい。また、金属酸化物が酸化
チタンであることが望ましい。この結合剤には紫外線吸
収剤が配合されていることが望ましい。
【0006】更に、このような結合剤を用いて形成され
る本発明の接着構造体から被着体を分離する方法は、接
着構造体の基板側又は被着体側又は側面側から、結合層
に高エネルギー線を入射させて結合層の構成成分である
金属酸化物の光触媒作用により結合力を低下させること
を特徴とする。
【0007】このような本発明は、発明者らが基板と被
着体との種々の接着及び剥脱機構について鋭意研究努力
を重ねた結果、接着構造体中に金属酸化物と接着剤との
混合物からなる結合層を介在させることにより、使用す
る時には基板と被着体とが強固に結合しているが、結合
層に高エネルギー線を照射することにより、比較的小さ
い応力を負荷するだけで、被着体を接着構造体から簡単
に分離できることを見出したことによってなされたもの
である。
【0008】本発明の接着構造体は、図1に示すよう
に、基板2上に金属酸化物と接着剤との混合物からなる
結合層3及び被着体4をこの順序で重ねた構造を有す
る。結合層3を形成する結合剤は、使用に先立って予め
金属酸化物と接着剤とを所定の割合で混合しておく。こ
の結合層3により、基板2と被着体4との間に強固な接
着力を形成することができる。この場合、結合層3の厚
さは、基板2と被着体4との間の接着力が低下しないよ
う、適度の厚さに調節する必要がある。
【0009】結合層3の構成成分である金属酸化物とし
ては、光触媒作用の大きな酸化チタン(TiO2 )が好
適であるが、Si、V、Nb、Cr、Zr、Sn、B
i、Sb、Mo、Mn、W、Re、Fe、Ni、Co、
Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt等の金属の酸化物
及びこれら金属酸化物の複合酸化物、Sc、Y、La、
Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Ac、Th、P
a、U等の希土類元素の酸化物を用いることもでき、光
触媒作用を有するものであれば特に限定されない。
【0010】TiO2 は物理的にも化学的にも極めて安
定な金属酸化物であり、その結晶形態によりルチル型と
アナターゼ型とに分けられるが、光触媒作用はアナター
ゼ型の方がルチル型より大きい。このような光触媒作用
は痕跡量のFe、Nb、Tl又はWの添加によって促進
される。
【0011】結合層3の構成成分である接着剤として
は、エポキシ系でも、アクリル系でも、ウレタン系でも
よく、接着剤の種類により限定されない。更に、常温硬
化型でも、熱硬化型でも、紫外線硬化型でもよい。この
場合、接着剤としては透明なものを使用した方が高エネ
ルギー線5を入射させるのに都合がよく、また、結合層
3に高エネルギー線専用の吸収剤を配合しておけば、高
エネルギー線5の吸収効率がよい。
【0012】基板2及び被着体4を構成する材料として
は、ガラスでも金属でもプラスチックでもよく、特に限
定されない。
【0013】本発明による接着構造体1は、使用する時
には安定した強固な接着構造を維持しているが、必要に
応じて被着体4を分離する時は、次のような方法をとる
ことができる。即ち、先ず、図2に示すように、基板2
が透明材料、被着体4が不透明材料から構成されている
場合には、基板2側から高エネルギー線5を照射し、基
板2を通して結合層3に高エネルギー線5を入射させ
る。
【0014】結合層3の構成成分である金属酸化物は光
触媒効果を有しているため、入射した高エネルギー線5
により酸化力が誘起され、結合層3の構成成分である接
着剤を酸化分解する。ここで、高エネルギー線としては
紫外線が好適である。紫外線光源としては、強力な紫外
線ランプでも、超高圧水銀灯でも、ブラックライトでも
よく、波長が3500Å以下の紫外線を発光するもので
あれば特に限定されない。
【0015】また、基板2又は被着体4が有機材料から
構成されている場合には、結合層3に接する部分の基板
2又は被着体4が酸化分解し、界面の接着力が低下す
る。そのため、接着構造体1としての基板2と被着体4
との間の結合力が低下し、僅かな応力を負荷するだけで
被着体4を接着構造体1から簡単に分離することができ
る。
【0016】次に、図3に示すように、基板2が不透明
材料、被着体4が透明材料から構成されている場合に
は、被着体4側から高エネルギー線5を照射し、被着体
4を通して結合層3に高エネルギー線5を入射させ、同
様の効果を得ることができる。また、基板2及び被着体
4がいずれも不透明材料から構成されている場合には、
図4に示すように、接着構造体1の側面側から高エネル
ギー線5を照射することにより、結合層3に高エネルギ
ー線5を入射させ、同様の効果を得ることができる。基
板2及び被着体4がいずれも透明材料から構成されてい
る場合には、高エネルギー線5をいずれの方向から照射
しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0017】金属酸化物による光触媒反応は以下のよう
な機構で進行するものと考えられている。即ち、例えば
TiO2 の場合、紫外線の照射によりTiO2 結晶の表
面で光量子の吸収が行われ、1個のO2-イオンから2個
の電子が飛び出してくる。この電子は格子の中を自由に
運動し、Ti4+イオンをTi3+イオンに還元する。2個
の電子が飛び出したO2-イオンはO原子になる。この原
子状の酸素が酸化作用を行う。
【0018】式で示すと次のようになる。 O2- + hν → O + 2(e)- 2Ti4+ + 2(e)- → 2Ti3+ 即ち 2TiO2 + hν → Ti2 3 + O となる。このように光励起されたTiO2 の表面は+
3.0Vという非常に強い酸化力を持ち、有機物を分解
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。 〔実施例1〕厚さ3mmのガラス板からなる基板2の片
面に、20部のアナターゼ型酸化チタンを含有するエポ
キシ系接着剤を塗布し、その上から同様に厚さ3mmの
アルミニウム板からなる被着体4を被せ、90℃、3時
間の条件で接着剤を硬化させて結合層3とし、図2の構
成の接着構造体1を作製した。
【0020】この接着構造体1のアルミニウム被着体4
に剪断応力を負荷させたところ、接着剤単独の場合の剪
断強度の60%の強度でアルミニウム被着体4が接着構
造体1から剪断破壊した。この剪断強度は、接着構造体
として充分に実用に耐えるものである。
【0021】次いで、ガラス基板2側から500W超高
圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2 )を光源として
紫外線を2時間照射した。その後、接着構造体1のアル
ミニウム被着体4に剪断応力を負荷させたところ、接着
剤単独の場合の剪断強度の40%の強度でアルミニウム
被着体4が接着構造体1から剪断破壊した。以上の結果
から、紫外線照射によって誘起された酸化チタンの光触
媒作用により、結合層3の構成成分である接着剤が酸化
分解し、接着構造体としての基板2と被着体4との結合
力が低下したことが確かめられた。
【0022】〔実施例2〕厚さ3mmのガラス板からな
る基板2の片面に、20部のアナターゼ型酸化チタンを
含有する透明エポキシ系接着剤を塗布し、その上から同
様に厚さ3mmのアルミニウム板からなる被着体4を被
せ、90℃、3時間の条件で接着剤を硬化させて結合層
3とし、図2の構成の接着構造体1を作製した。
【0023】この接着構造体1のアルミニウム被着体4
に剪断応力を負荷させたところ、接着剤単独の場合の剪
断強度の60%の強度でアルミニウム被着体4が接着構
造体1から剪断破壊した。この剪断強度は、接着構造体
として充分に実用に耐えるものである。
【0024】次いで、ガラス基板2側から500W超高
圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2 )を光源として
紫外線を2時間照射した。その後、接着構造体1のアル
ミニウム被着体4に剪断応力を負荷させたところ、接着
剤単独の場合の剪断強度の30%の強度でアルミニウム
被着体4が接着構造体1から剪断破壊した。実施例1よ
りも大きな剪断強度の低下を得ることがでた。以上の結
果から、接着剤として透明エポキシ樹脂を用いることに
より、紫外線を効率的に入射させることができ、それだ
け酸化チタンの光触媒作用が促進され、実施例1より接
着構造体としての基板2と被着体4との結合力が低下し
たことが確かめられた。
【0025】〔実施例3〕厚さ3mmのガラス板からな
る基板2の片面に、20部のアナターゼ型酸化チタンと
5部の紫外線吸収剤とを含有する透明エポキシ系接着剤
を塗布し、その上から同様に厚さ3mmのアルミニウム
板からなる被着体4を被せ、90℃、3時間の条件で接
着剤を硬化させて結合層3とし、図2の構成の接着構造
体1を作製した。
【0026】この接着構造体1のアルミニウム被着体4
に剪断応力を負荷させたところ、接着剤単独の場合の剪
断強度の60%の強度でアルミニウム被着体4が接着構
造体1から剪断破壊した。この剪断強度は、接着構造体
として充分に実用に耐えるものである。
【0027】次いで、ガラス基板2側から500W超高
圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2 )を光源として
紫外線を2時間照射した。その後、接着構造体1のアル
ミニウム被着体4に剪断応力を負荷させたところ、接着
剤単独の場合の剪断強度の20%の強度でアルミニウム
被着体4が接着構造体1から剪断破壊した。実施例2よ
りも大きな剪断強度の低下を得ることがでた。以上の結
果から、接着剤中に紫外線吸収剤を混合することによ
り、紫外線を効率的により多く入射させることができ、
それだけ酸化チタンの光触媒作用が促進され、実施例2
より接着構造体としての基板2と被着体4との結合力が
低下したことが確かめられた。
【0028】〔実施例4〕厚さ3mmのアルミニウム板
からなる基板2の片面に、20部のアナターゼ型酸化チ
タンと5部の紫外線吸収剤とを含有する透明エポキシ系
接着剤を塗布し、その上から同様に厚さ3mmのアクリ
ル樹脂板からなる被着体4を被せ、90℃、3時間の条
件で接着剤を硬化させて結合層3となし、図3の構成の
接着構造体1を作製した。
【0029】この接着構造体1のアクリル樹脂被着体4
に剪断応力を負荷させたところ、接着剤単独の場合の剪
断強度の60%の強度でアクリル樹脂被着体4が接着構
造体1から剪断破壊した。この剪断強度は、接着構造体
として充分に実用に耐えるものである。
【0030】次いで、アクリル樹脂被着体4側から50
0W超高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2 )を光
源として紫外線を2時間照射した。その後、接着構造体
1のアクリル樹脂被着体4に剪断応力を負荷させたとこ
ろ、接着剤単独の場合の剪断強度の23%の強度でアク
リル樹脂被着体4が接着構造体1から剪断破壊した。以
上の結果から、紫外線照射により誘起された酸化チタン
の光触媒作用により、結合層3の構成成分である接着剤
の酸化分解或いは結合層3に接する部分のアクリル樹脂
被着体4の酸化分解が誘発され、その結果として接着構
造体としての基板2と被着体4との結合力が低下したこ
とが確かめられた。
【0031】〔実施例5〕厚さ3mmのアルミニウム板
からなる基板2の片面に、20部のアナターゼ型酸化チ
タンと5部の紫外線吸収剤とを含有する透明エポキシ系
接着剤を塗布し、その上から同様に厚さ3mmのアルミ
ニウム板からなる被着体4を被せ、90℃、3時間の条
件で接着剤を硬化させて結合層3となし、図4の構成の
接着構造体1を作製した。
【0032】この接着構造体1のアルミニウム被着体4
に剪断応力を負荷させたところ、接着剤単独の場合の剪
断強度の60%の強度でアルミニウム被着体4が接着構
造体1から剪断破壊した。この剪断強度は、接着構造体
として充分に実用に耐えるものである。
【0033】次いで、接着構造体1の側面周囲から50
0W超高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2 )を光
源として紫外線を3時間照射し、結合層3に紫外線を入
射させた。その後、接着構造体1のアルミニウム被着体
4に剪断応力を負荷させたところ、接着剤単独の場合の
剪断強度の25%の強度でアルミニウム被着体4が接着
構造体1から剪断破壊した。以上の結果から、紫外線照
射により誘起された酸化チタンの光触媒作用により、結
合層3の構成成分である接着剤が酸化分解し、その結果
として接着構造体としての基板2と被着体4との結合力
が低下したことが確かめられた。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による接着
構造体は、使用時には充分実用に耐える強度を有してい
るが、必要に応じて接着構造体から被着体を分離する場
合には高エネルギー線を照射して結合層に入射させた
後、比較的小さい応力を負荷するだけで簡単にこれを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接着構造体を示す断面図である。
【図2】本発明による接着構造体に紫外線を照射する方
法を説明する図である。
【図3】本発明による接着構造体に紫外線を照射する方
法の他の態様を説明する図である。
【図4】本発明による接着構造体に紫外線を照射する方
法の他の態様を説明する図である。
【図5】従来の接着構造体を示す断面図である。
【符号の説明】
1、6 接着構造体 2、7 基板 3、8 結合層 4、9 被着体 5 高エネルギー線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴見 重行 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 竹島 幹夫 東京都武蔵野市御殿山1丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 津留 信二 東京都武蔵野市御殿山1丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 山本 二三男 東京都武蔵野市御殿山1丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と被着体とを結合する結合剤であっ
    て、光触媒作用を有する金属酸化物と接着剤とを含むこ
    とを特徴とする結合剤。
  2. 【請求項2】 接着剤が透明接着剤であることを特徴と
    する請求項1に記載の結合剤。
  3. 【請求項3】 金属酸化物が酸化チタンであることを特
    徴とする請求項1に記載の結合剤。
  4. 【請求項4】 紫外線吸収剤が配合されてなることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の結合
    剤。
  5. 【請求項5】 基板と被着体とを、請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の結合剤によって形成される結合層に
    より一体化されたことを特徴とする結合構造体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の結合構造体における基
    板と被着体との分離方法であって、基板側又は被着体側
    又は側面側から結合層に高エネルギー線を入射させ、結
    合層の構成成分である金属酸化物の光触媒作用により結
    合力が低下した結合構造体から被着体を分離することを
    特徴とする被着体の分離方法。
JP33202996A 1996-12-12 1996-12-12 結合剤、結合構造体及び被着体の分離方法 Pending JPH10168423A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083734A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Tdk Corp 金属膜転写用部材、その製造方法、金属膜の転写方法および積層セラミック電子部品の製造方法
JP2010528121A (ja) * 2007-05-10 2010-08-19 ピーピージー・ベー・ブイ プライマー組成物
JP2016204505A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 ユーヴィックス株式会社 感光剥離性接着フィルム

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JP2010528121A (ja) * 2007-05-10 2010-08-19 ピーピージー・ベー・ブイ プライマー組成物
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