JPH101679A - 有機廃棄物の炭化方法および炭化装置 - Google Patents

有機廃棄物の炭化方法および炭化装置

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JPH101679A
JPH101679A JP17736896A JP17736896A JPH101679A JP H101679 A JPH101679 A JP H101679A JP 17736896 A JP17736896 A JP 17736896A JP 17736896 A JP17736896 A JP 17736896A JP H101679 A JPH101679 A JP H101679A
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container
chamber
carbonization
room
organic waste
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Masami Shibazuka
政己 柴塚
Mamoru Nakagawa
守 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有機廃棄物の処理を焼却手段ではなく、炭化手
段により安全性を確保した状態で行って、再利用に供す
ることができる炭化物を大量に製造し、併せてゴミ問題
の解決に寄与することを課題とする。 【解決手段】炭化材料となる有機廃棄物をコンテナ10
に収納し、該コンテナ10を不活性ガスを注入した一次
保安室3に移送した後予熱室4に移送し、炭化室5の加
熱炉5aの廃熱を利用して予熱する炭化準備工程と、予
熱室4からコンテナ10を炭化室5に移送し、加熱炉5
aにより室温450℃〜900℃の範囲で加熱して有機
廃棄物を炭化させる炭化処理工程と、上記コンテナ10
を炭化室5から不活性ガスを注入した二次保安室6に移
送し、更に二次保安室6から冷却室7に移送し、冷却水
により温度を下げてから炭化物を搬出する炭化物搬出工
程とによって構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車輌の廃タイ
ヤ、木材チップ、紙類、厨芥、植物繊維、プラスチック
等有機廃棄物の炭化方法および炭化装置に係り、詳しく
は、有機廃棄物を焼却して処理するのではなく、その共
通の構成主成分である炭素、水素からなる巨大分子を加
熱分解により低分子化して炭化処理し、もって、ゴミと
しての有機廃棄物を有用な有価物として再利用に供する
ことができるようにした有機廃棄物の炭化方法および炭
化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機廃棄物には一般有機廃棄物と産業有
機廃棄物とがあり、家庭や小規模事業所から発生する一
般有機廃棄物は、年間4,800万トンにも及び、その
うち全発生量の73%に当る5,600万トンを焼却し
て560万トンの焼却残滓とし、全発生量から焼却残滓
を差し引いた残りの1,300万トンと焼却残滓560
万トンの合計1,860万トンを埋め立てて処理してお
り、更に産業有機廃棄物として約3億トンを超える量が
発生しているが、殆ど再利用されないまま、埋め立てて
処理しているのが実状である。
【0003】ところが、これらの有機廃棄物を単なるゴ
ミとして捉えるのではなく、構成主成分の視点から考察
すると、セルローズ、タンパク質、炭水化物、油脂、合
成樹脂であり、いずれも炭素、水素を主成分とし、窒
素、酸素の4元素より成り立っており、特に共通してい
るのは炭素、水素より成り立っている有機物であるう
え、熱量も水分を含んだまま約3,000〜3,500
キロカロリーもあることからして、従来技術のように、
単に焼却して埋め立てて処理するだけでは、有用な資源
としてリサイクルする途を塞ぐことになり、ゴミ問題の
抜本的な解決にはなり得ないものである。かくして、ゴ
ミ問題は、今や再利用の視点から解決すべき社会問題と
してクローズアップされるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実状に鑑み、有機廃棄物の処理を焼却手段によって行う
ものではなく、公害の発生や設置場所の制約のない炭化
手段によって行うべく、全く新しい構想に基づいて創案
されたものであって、その意図するところは、有機廃棄
物に対する炭化準備工程から炭化工程を経て炭化後の搬
出工程に至る全工程を自動制御により連続的に行うこと
ができるようにプラント化して、炭化処理の効率化と省
力化を図るとともに、特に炭化工程においては、コンテ
ナに収納した有機廃棄物を外気と遮断した密閉状の炭化
室で、コンテナを介して間接的に加熱分解することによ
り、安全性を確保した状態で炭化処理することができ、
もって、ゴミ問題の解決に大きく寄与できる許りでな
く、再利用に供することができる炭化物を大量に製造す
ることができる有機廃棄物の炭化方法および炭化装置を
提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明が採用した第1の技術手段は、炭化材料とな
る有機廃棄物をコンテナに収納し、該コンテナを不活性
ガスを注入した一次保安室に移送した後予熱室に移送
し、炭化室の加熱炉の廃熱を利用して予熱する炭化準備
工程と、予熱室からコンテナを炭化室に移送し、加熱炉
により室温450℃〜900℃の範囲で加熱して有機廃
棄物を炭化させる炭化処理工程と、上記コンテナを炭化
室から不活性ガスを注入した二次保安室に移送し、更に
二次保安室から冷却室に移送し、冷却水により温度を下
げてから炭化物を搬出する炭化物搬出工程とによって構
成した有機廃棄物の炭化方法を特徴とするものである。
本発明が採用した第2の技術手段は、有機廃棄物を収納
したコンテナの移送方向上手側から下手側に向けて、順
次一次保安室、予熱室、炭化室、二次保安室および冷却
室を連設し、上記各室の隔壁にコンテナを通過させる開
口部を設け、かつ隔壁には開口部を塞ぐ扉体を開閉自在
に枢着するとともに、上記コンテナの通過路に各室毎に
コンベア状の炭化用コンテナ移送体を敷設し、炭化室お
よび予熱室を二次燃焼室に導管を介して連通連結し、加
熱分解により発生したガスを燃焼させて排気するように
構成したことを特徴とする有機廃棄物の炭化装置を特徴
とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1及び図2において、1は
機枠2に支持された炭化材料としての有機廃棄物の供給
機構であって、該供給機構1の後方には順次一次保安室
3、予熱室4、炭化室5、二次保安室6、冷却室7が一
連状に連設されており、冷却室7の下側には炭化物搬出
機構8が装備されている。
【0007】上記一次保安室3、予熱室4、炭化室5お
よび二次保安室6は、高温(450℃〜900℃)に耐
え得る耐熱性金属材料で形成されているとともに、それ
ぞれの外壁には断熱材が被着されている。そして、上記
各室の隔壁9,9,……には炭化材料を充墳収納した炭
化用コンテナ10を通過させる開口部11,11,…が
設けられており、隔壁9,9…には開口部11,11,
…を必要に応じて開閉する扉体12,12,…が開閉自
在に枢着されている。
【0008】すなわち、扉体12,12,…は上端側を
枢支点として上方に回動した際には、開口部11を開放
して炭化用コンテナ10の移送を許容する通過路が形成
され、下方に回動した際には、開口部11を閉鎖して、
一次保安室3および予熱室4での炭化準備工程、炭化室
5および二次保安室6での炭化工程、冷却室7での消温
による炭化物搬出の前処理工程がそれぞれ行えるように
なっている。
【0009】前記炭化材料供給機構1は、炭化材料を炭
化用コンテナ10に充墳収納して、これを一次保安室に
移送するものであって、、該供給機構1は機枠2の上方
に配設した材料供給ホッパー1aと、エレベーター状の
昇降部1bと、コンベア状の移送部1cとから構成され
ている。そして、上記昇降部1bは機枠2の上下面の左
右端側にそれぞれ配設されたスプロケット1d,1d間
に懸回した無端チェーン1e,1eに係止された前後部
および底部を開放してなる断面コ字形の外筺(図示省
略)に炭化用コンテナ10を挿脱自在に収納してなり、
移送部1cは前記通過路の延長線上に位置して、機枠2
の前後かつ左右端部側に配設したスプロケット(図示せ
ず)に無端チェーン1f,1fを懸回してなり、昇降部
1bと移送部1cのスプロケットは、それぞれ軸支部を
介して図示しないモーターに連動連結されている。
【0010】一次保安室3は、炭化装置の運転始動時ま
たは運転継続時に、予熱室4および炭化室5への酸素
(空気)の流入を防止するとともに、ガスの発火を防止
し、かつ一次保安室3と外気とを遮断して安全性を確保
するために、不活性ガス(窒素ガス)を注入する目的で
設けられたものである。
【0011】予熱室4の下部には図4に示すように、炭
化室5の加熱炉5aに連通連結された廃熱誘導管4aが
設けられており、該誘導管4aの外周面には長手方向に
蓄熱パイプ4bが並列状に突出形成され、炭化室5の余
熱が利用できるようになっている。炭化室5における加
熱はA重油をバーナーで燃焼させる方式が採用され、加
熱温度は材料によって異なるが、温度感知センサーによ
り450℃〜900℃の範囲でコントロールができるよ
うになっているとともに、炭化中に設定温度以上に昇温
した場合には、温度感知センサーが作動して、自動的に
燃料の噴出をOFFまたはONに切り替えることができ
るようにしてある。なお、実施例では一連の炭化室5を
図示したが、これを数連設けることによって、生産量を
増大することができることは改めて述べるまでもない。
二次保安室6は、前記一次保安室3と同じ目的で設けら
れたものである。
【0012】したがって、本発明の炭化装置には、予熱
室4の前段に一次保安室3が設けられ、炭化室5の後段
に二次保安室6が設けられ、それぞれの保安室3、6に
不活性ガス(窒素ガス)を注入してから炭化用コンテナ
10を一次保安室3から予熱室4に、また炭化室5から
二次保安室6に移送する構成としたので、移送に際して
予熱室4の扉体12が開放されても、予熱室4への酸素
(空気)の流入が防止され、また、移送に際して二次保
安室6の扉体12が開放されても、炭化室5への酸素
(空気)の流入が防止されるような安全対策が採られて
いるものである。
【0013】7は二次保安室6の後部に連設された冷却
室であって、高温で炭化処理された材料を搬出する前処
理として、シャワーで冷却水を噴射して温度を下げて発
火を防止してから、その下部に装備された前記炭化物搬
出機構8に縦送するものであって、該冷却室7は機枠2
の上方に配設した換気用ブロワー7aと、エレベーター
状の昇降部7bと、コンベア状の移送部7とから構成さ
れている。そして、上記昇降部7bは機枠2の上下面左
右端側にそれぞれ配設されたスプロケット7d,7d間
に懸回した無端チェーン7e,7eに係止されて炭化用
コンテナ10を挿脱自在に収納する前後部および底部を
開放した断面コ字形の外筺(図示省略)からなり、移送
部7cは前記通過路の延長線上に位置して、機枠2の前
後かつ左右端部側に配設したスプロケット(図示せず)
に無端チェーン7f,7fを懸回してなり、昇降部7b
と移送部7cのスプロケットは、それぞれ軸支部を介し
て図示しないモーターに連動連結されている。上記炭化
物搬出機構8は、移送部7cと同方向に設けられた受継
コンベア8aと該受継コンベア8aの下方に位置して直
交方向に設けられた排出コンベア8bとからなり、受継
コンベア8aの前進時に炭化用コンテナ10から炭化物
を受取り、後退時にその下方に位置する排出コンベア8
bに受渡すように構成されている。
【0014】前記一次保安室3、予熱室4、炭化室5お
よび二次保安室6の隔壁9に設けた扉体12を開放した
際に形成される炭化用コンテナ10の通過路には、各室
毎にコンベア状の炭化用コンテナ移送体13が敷設され
ている。すなわち、図3ないし図6はその詳細を示すも
のであって同図において、炭化用コンテナ移送体13
は、前後かつ左右に位置して軸支した前部スプロケット
13aと後部スプロケット13bとの間に懸回した無端
チェーン13cと、該無端チェーン13cにテンション
を与える中間補助ローラ13dと、隔壁9を挾んで次室
の後部スプロケット13bの外側に回転自在に軸支した
掻揚用ピン13eを裏面側に放射状に突設したフランジ
13fとからなり、開口部11の通過時に上記掻揚用ピ
ン13eをコンテナ10の前縁側部に突設したピン10
aに係合させて強制的に持上げ状に移送させることによ
り、図6の仮想線で示すように、コンテナ10が開口部
11を通過する際に生ずる引掛り等のトラブルを回避し
て、コンテナ10を適正な水平姿勢で確実に移送できる
ように構成されている。14は各炭化用コンテナ移送体
13の駆動用モータ、15は各室の隔壁9に設けたコン
テナ感知センサー、15aはコンテナ確認ピン、16は
炭化用コンテナ移送体13の下方に位置して、炭化材料
供給機構1と炭化物搬出機構8との間に設けられたコン
ベア状のコンテナ戻し移送体、16aはその駆動用モー
タである。
【0015】17は炭化室5と二次燃焼室18との間に
ブロワー19を介して連通連結した導管、20は予熱室
4と二次燃焼室18との間に炭化室5側の導管17の先
端側を介して連通連結した導管であって、これらの導管
17、20は、炭化中および予熱中に発生したガスを二
次燃焼室18に誘導して再燃焼させ、放出用開口部18
aから大気中に放出するために設けられたものである。
二次燃焼室18の熱源はバーナーが使用される。なお、
導管17,20の中途部に水冷器を設け、切替バルブの
切替操作により廃ガスを水冷器に通過させれば、炭化材
料の種類に応じて木酢液、油等を採取できることはいう
までもない。
【0016】次に叙上のように構成した本発明の作業工
程について詳細に説明する。先ず、材料の炭化作業開始
前(1時間前)に図示しない制御盤の運転準備スイッチ
をONにする。この操作により自動運転が可能となり、
加熱炉5aによる加熱が開始されて炭化室5の温度が4
50℃〜900℃まで自動上昇するとともに、図示しな
い不活性ガス(窒素ガス)発生装置の運転が開始され、
炭化室5、予熱室4、一次保安室2、二次保安室6に不
活性ガスが供給され、上記各室と外気とが遮断されて安
全性が確保される。
【0017】次に叙上の作業準備工程が終了したのち、
運転開始スイッチをONにすると、エレベーター状の昇
降部1bを構成する無端チェーン1eに係止された外筺
内に挿脱自在に収納された炭化用コンテナ10が外筺と
ともに水平状態を保持したまま上昇し、図示しない感知
センサーの感知により、その開放側を炭化材料供給ホッ
パー1a側に向けて回転すると、ホッパー1aの供給口
が開いてコンテナ10内に炭化材料が供給され、所定量
が計測されるとホッパー1aの供給口が閉じ、コンテナ
10は開放側を一次保安室3側に向けて回転し、水平状
態で停止する。
【0018】コンテナ10が水平状態で停止すると、図
示しない感知センサーがこれを感知して一次保安室3の
扉体12が開かれるとともに、炭化材料供給機構1の無
端チェーン1fからなるコンベア状の移送部1cの回転
駆動によりコンテナ10は外筺から離脱して一次保安室
3に移送されたのち、上記扉体12が閉じられ、一次保
安室3に不活性ガスが注入される。
【0019】不活性ガスの注入量が確認されると、コン
テナ移送体13の回転駆動によりコンテナ10が前進し
て、その前端部がコンテナ確認ピン15aに当接する
と、感知センサー15が感知して予熱室4の扉体12が
開かれ、開口部11よりコンテナ10が予熱室4に移送
されたのち扉体12が閉じられる。予熱室4に移送され
たコンテナ10は、コンテナ移送体13の回転駆動によ
り前進して、その前端部がコンテナ確認ピン15aに当
接すると、感知センサー15が感知して炭化室5の扉体
12が開かれ、開口部11よりコンテナ10が炭化室5
に移送され、扉体12が閉じられて材料の炭化が行われ
る。
【0020】炭化室5での炭化作業が終了した時点で、
二次保安室6に不活性ガスを注入し、二次本案室6と外
気とを遮断したのち、コンテナ移送体13が回転駆動さ
れると、コンテナ10の前端部がコンテナ確認ピン15
aに当接し、感知センサー15が感知して二次保安室6
の扉体12が開かれるので、コンテナ10は二次保安室
6に移送される。更に二次保安室6に移送されたコンテ
ナ10はコンテナ移送体13の回転駆動により前進し
て、その前端部がコンテナ確認ピン15aに当接する
と、感知センサー15の感知により冷却室7の扉体12
が開かれ、コンテナ10は冷却室7の昇降部7bを構成
する無端チェーン7eに移送されて停止する。
【0021】冷却室7では換気用ブロワー7aにより室
内の換気作用を受けながら、シャワーで冷却水をコンテ
ナ10に噴射して温度を下げたのち、コンテナ10内の
炭化物は、その下部に装備した炭化物搬出機構8に縦送
される。すなわち、外筺が前方斜め下方に回転すること
により外筺から離脱したコンテナ10から放出された炭
化物は、受継コンベア8aの前進時に受取られ、後退時
にその下方に位置する排出コンベア8bに受渡される。
なお、炭化物を放出したコンテナ10は、コンベア状の
コンテナ戻し移送体16により炭化材料供給機構1側に
戻され、かくして炭化作業は連続的に行われる。
【0022】上記一連の炭化作業の過程において、一次
保安室3には炭化準備工程として不活性ガスが注入さ
れ、また二次保安室6には炭化物搬出準備工程として不
活性ガスが注入されるので、コンテナ10に充墳した炭
化材料を炭化処理するために、コンテナ10を一次保安
室3から予熱室4を経て炭化室5に移送する際、予熱室
4および炭化室5の扉体12が開かれても、予熱室4お
よび炭化室5への酸素(空気)の流入が防止されガスの
発火によるトラブルがない。また、炭化物を搬出するた
めに、コンテナ10を炭化室5から二次保安室6を経て
冷却室7に移送して消温する際、二次保安室6の扉体1
2が開かれても、炭化室5への酸素(空気)の流入が防
止され、ガスの発火によるトラブルのない状態で搬出作
業を行うことができる。そのうえ、炭化中および予熱中
に発生したガスは、導管17,20を介して二次燃焼室
18に誘導されて再燃焼されるので、殆ど無煙の状態で
大気中に放出することができ、公害問題の発生する惧れ
は全くない。更に炭化用コンテナ移送体13には、各室
の後部スプロケット13bの軸支部外側に、コンテナ1
0の前縁側部に突設したピン10aに係合する掻揚用ピ
ン13eを突設したフランジ13fが回転自在に軸支さ
れているので、コンテナ10が各室の隔壁9の開口部1
1を通過する際、中間補助ローラ13dの誘導により前
のめり状となって前端部が無端チェーン13cに引掛か
ろうとするが、掻揚用ピン13eがコンテナ10側のピ
ン10aに係合して強制的に持上げ作用を付与するた
め、コンテナ10の移送にトラブルがなく常に適正な水
平姿勢で確実に各室の所定位置に移送されて、予熱、炭
化、冷却等の工程に供されるから、連続作業に支障を来
すことはない。
【0023】
【発明の効果】これを要するに本発明は、炭化材料とし
ての有機廃棄物を炭化処理するにあたり、炭化準備工程
から炭化工程を経て炭化後の炭化物の搬出工程の全工程
に亘って、安全性を確保した状態で自動制御により連続
的に行うことができ、したがって、炭化処理の効率化と
省力化により再利用に供することができる炭化物を大量
に製造することができ、しかも炭化処理にあたっては、
公害の発生や装置に対する設置場所の制約もないため、
ゴミ問題の解決に大きく寄与することができる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略全体側面図
【図2】同上平面図
【図3】炭化用コンテナ移送体の平面図
【図4】同上側面図
【図5】同上要部平面図
【図6】同上作用説明図
【符号の説明】
1 炭化材料供給機構 1a 材料供給ホッパー 1b 昇降部 1c 移送部 2 機枠 3 一次保安室 4 予熱室 4a 廃熱誘導管 4b 蓄熱パイプ 5 炭化室 5a 加熱炉 6 二次保安室 7 冷却室 7a 換気用ブロワー 7b 昇降部 7c 移送部 8 炭化物搬出機構 8a 炭化物受継コンベア 8b 炭化部排出コンベア 9 隔壁 10 炭化用コンテナ 10a 炭化用コンテナピン 11 開口部 12 扉体 13 炭化用コンテナ移送体 13a 前部スプロケット 13b 後部スプロケット 13c 無縁チェーン 13d 中間補助ローラ 13e 掻揚用ピン 13f フランジ 14 駆動用モータ 15 コンテナ感知センサー 15a コンテナ確認ピン 16 コンテナ戻し移送体 16a 駆動モータ 17 炭化室導管 18 二次燃焼室 19 ブロワー 20 予熱室導管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10L 5/46 B09B 3/00 ZAB 5/48 302F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化材料となる有機廃棄物をコンテナに収
    納し、該コンテナを不活性ガスを注入した一次保安室に
    移送した後予熱室に移送し、炭化室の加熱炉の廃熱を利
    用して予熱する炭化準備工程と、予熱室からコンテナを
    炭化室に移送し、加熱炉により室温450℃〜900℃
    の範囲で加熱して有機廃棄物を炭化させる炭化処理工程
    と、上記コンテナを炭化室から不活性ガスを注入した二
    次保安室に移送し、更に二次保安室から冷却室に移送
    し、冷却水により温度を下げてから炭化物を搬出する炭
    化物搬出工程とによって構成されていることを特徴とす
    る有機廃棄物の炭化方法。
  2. 【請求項2】有機廃棄物を収納したコンテナの移送方向
    上手側から下手側に向けて、順次一次保安室、予熱室、
    炭化室、二次保安室および冷却室を連設し、上記各室の
    隔壁にコンテナを通過させる開口部を設け、かつ隔壁に
    は開口部を塞ぐ扉体を開閉自在に枢着するとともに、上
    記コンテナの通過路に各室毎にコンベア状の炭化用コン
    テナ移送体を敷設し、炭化室および予熱室を二次燃焼室
    に導管を介して連通連結し、加熱分解により発生したガ
    スを燃焼させて排気するように構成したことを特徴とす
    る有機廃棄物の炭化装置。
  3. 【請求項3】上記コンベア状の炭化用コンテナ移送体
    は、前後かる左右に軸支したスプロケット間に懸回した
    無端チェ−ンと、隔壁を挾んで前方のスプロケットの外
    側に回転自在に軸支した掻揚用ピン付フランジとからな
    り、上記掻揚用ピンを隔壁に設けた開口部を通過するコ
    ンテナの前縁側部に設けたピンに係合させて、コンテナ
    を適正姿勢で移送するように構成されていることを特徴
    とする請求項2記載の有機廃棄物の炭化装置。
  4. 【請求項4】一次保安室の前部に炭化材料供給機構を連
    設し、冷却室の下部に炭化物搬出機構を設けるととも
    に、上記炭化材料供給機構と炭化物搬出機構との間に、
    炭化用コンテナ移送体の下方に位置してコンベア状のコ
    ンテナ戻し移送体を敷設したことを特徴とする請求項2
    または3記載の有機廃棄物の炭化装置。
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