JPH10167442A - ベルトコンベヤ用開閉カバー装置 - Google Patents
ベルトコンベヤ用開閉カバー装置Info
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- JPH10167442A JPH10167442A JP32884596A JP32884596A JPH10167442A JP H10167442 A JPH10167442 A JP H10167442A JP 32884596 A JP32884596 A JP 32884596A JP 32884596 A JP32884596 A JP 32884596A JP H10167442 A JPH10167442 A JP H10167442A
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- Japan
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- frame
- cover
- opening
- frames
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 搬送物の確認やベルトコンベヤの搬送経路の
点検ができるベルトコンベヤ用開閉カバー装置を提供す
る。 【解決手段】 対向する支柱脚1 の幅間隔をベルトベル
トコンベヤを跨ぐ間隔としコンベヤの長さ方向に整列す
るアーチ状フレーム2aの複数本を、拡縮するクロスリン
ク11を使用した伸縮部枠体3 の整列両端側の一方または
両方に、アーチ状フレーム2bを連結フレーム4 で連結し
た先導部枠体5 を設け、アーチ状フレーム2a、2b の支柱
脚(1) の下端部に、ベルトコンベヤの搬送経路の両側に
設けたレールを上側、下側転動体で上下方向から挟む移
動手段を具備させてなるカバー枠組体8 を構成し、アー
チ状フレーム2a、2b 上に、柔軟性を有するシートを張設
した。
点検ができるベルトコンベヤ用開閉カバー装置を提供す
る。 【解決手段】 対向する支柱脚1 の幅間隔をベルトベル
トコンベヤを跨ぐ間隔としコンベヤの長さ方向に整列す
るアーチ状フレーム2aの複数本を、拡縮するクロスリン
ク11を使用した伸縮部枠体3 の整列両端側の一方または
両方に、アーチ状フレーム2bを連結フレーム4 で連結し
た先導部枠体5 を設け、アーチ状フレーム2a、2b の支柱
脚(1) の下端部に、ベルトコンベヤの搬送経路の両側に
設けたレールを上側、下側転動体で上下方向から挟む移
動手段を具備させてなるカバー枠組体8 を構成し、アー
チ状フレーム2a、2b 上に、柔軟性を有するシートを張設
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場内又は屋外のギャ
ラリー内に設備される、石炭、鉱石、砕石あるいは穀物
等の粉粒体を搬送する長尺のベルトコンベヤ装置などの
コンベヤを覆う開閉カバー装置の改良に関し、詳しくは
開閉カバー装置により覆われたベルトコンベヤ装置の点
検、補修等の為の開閉カバー部を具備したベルトコンベ
ヤ用開閉カバー装置に関するものである。
ラリー内に設備される、石炭、鉱石、砕石あるいは穀物
等の粉粒体を搬送する長尺のベルトコンベヤ装置などの
コンベヤを覆う開閉カバー装置の改良に関し、詳しくは
開閉カバー装置により覆われたベルトコンベヤ装置の点
検、補修等の為の開閉カバー部を具備したベルトコンベ
ヤ用開閉カバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場内或は屋外設置のギャラリー
内における搬送設備に、石炭、鉱石、砕石等を搬送する
長尺のベルトコンベヤ装置が用いられており、その搬送
経路が長く、また屋外等においては傾斜状態に配設され
ることが多く、搬送物の風雨からの保護と搬送物中から
発生する、粉塵、水蒸気、ガス等の外部への洩れ防止の
ためにベルトコンベヤ用開閉カバー装置が必要であっ
た。
内における搬送設備に、石炭、鉱石、砕石等を搬送する
長尺のベルトコンベヤ装置が用いられており、その搬送
経路が長く、また屋外等においては傾斜状態に配設され
ることが多く、搬送物の風雨からの保護と搬送物中から
発生する、粉塵、水蒸気、ガス等の外部への洩れ防止の
ためにベルトコンベヤ用開閉カバー装置が必要であっ
た。
【0003】このようなベルトコンベヤ用開閉カバー装
置は、上記したような必要性から、ベルトコンベヤ装置
の搬送経路を覆って設けられている。該ベルトコンベヤ
装置は、搬送物の確認やベルトコンベヤの搬送経路の点
検のためにも、少なくとも一部を開放可能な構造にして
おくことが要求されている。
置は、上記したような必要性から、ベルトコンベヤ装置
の搬送経路を覆って設けられている。該ベルトコンベヤ
装置は、搬送物の確認やベルトコンベヤの搬送経路の点
検のためにも、少なくとも一部を開放可能な構造にして
おくことが要求されている。
【0004】このため、従来からこのようなベルトコン
ベヤ装置のカバーについて種々の工夫がなされている。
例えば、実公昭55‐496号公報記載のように、アー
チ状のカバーユニットを接続して搬送経路の屋根とし、
このようなカバーユニットの一つをその一側部において
ヒンジ的に枢着して上方に開放できるようにした構成の
ものや、特開平5−221508号公報記載のように、
ベルトコンベヤ装置上を、所定間隔で直線状に配設した
多数本のアーチ状フレームに柔軟性を有するシートを張
設してトンネル状に形成したベルトコンベヤ用開閉カバ
ー装置でカバーし、その複数箇所に開閉用カバー体を介
在させるようにしたもので、該開閉用カバー体は、複数
のアーチ状フレームに防水性シートを張設して蛇腹状に
伸縮するようにするとともに、該部分のアーチ状フレー
ムの支柱脚の下端部に、ベルトコンベヤの搬送経路の両
側に設けたレールと係合するコロローラを金具に支持さ
せて、これを前記レール上に転動させるようにした構成
としたものを代表例として挙げることができる。
ベヤ装置のカバーについて種々の工夫がなされている。
例えば、実公昭55‐496号公報記載のように、アー
チ状のカバーユニットを接続して搬送経路の屋根とし、
このようなカバーユニットの一つをその一側部において
ヒンジ的に枢着して上方に開放できるようにした構成の
ものや、特開平5−221508号公報記載のように、
ベルトコンベヤ装置上を、所定間隔で直線状に配設した
多数本のアーチ状フレームに柔軟性を有するシートを張
設してトンネル状に形成したベルトコンベヤ用開閉カバ
ー装置でカバーし、その複数箇所に開閉用カバー体を介
在させるようにしたもので、該開閉用カバー体は、複数
のアーチ状フレームに防水性シートを張設して蛇腹状に
伸縮するようにするとともに、該部分のアーチ状フレー
ムの支柱脚の下端部に、ベルトコンベヤの搬送経路の両
側に設けたレールと係合するコロローラを金具に支持さ
せて、これを前記レール上に転動させるようにした構成
としたものを代表例として挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記前者の構
造のように、カバーユニットの一側部を枢着して他側か
ら上方に持ち上げて解放する構成においては、その構造
が比較的簡単であり設備コストが低廉となる利点はある
が、開閉作業に多くの労力を要し、殊にベルトコンベヤ
が幅広い場合にはその開閉作業に危険を伴うことにな
る。
造のように、カバーユニットの一側部を枢着して他側か
ら上方に持ち上げて解放する構成においては、その構造
が比較的簡単であり設備コストが低廉となる利点はある
が、開閉作業に多くの労力を要し、殊にベルトコンベヤ
が幅広い場合にはその開閉作業に危険を伴うことにな
る。
【0006】また上記後者のような複数のアーチ状フレ
ームに防水性シートを張設して蛇腹状に伸縮させるよう
にした構造では、前者に比べると開閉作業が円滑で、製
作設備費が廉価であるが、アーチ状フレーム相互が防水
性シートで連結されているのみで、しかも、レールと係
合する金具にコロローラを支持させてレール上に転動さ
せるようにしていることから、レールに対するアーチ状
フレームの立ち姿勢が不安定であり、このためベルトコ
ンベヤ装置が傾斜面に設置される場合のみならず水平設
置状態においても、アーチ状フレームの傾き、係合部の
抵抗等に起因する不安定な重心の移動を招いて、アーチ
状フレームとレールとの係合抵抗を増大させ、円滑な開
閉作動を期待することができない。
ームに防水性シートを張設して蛇腹状に伸縮させるよう
にした構造では、前者に比べると開閉作業が円滑で、製
作設備費が廉価であるが、アーチ状フレーム相互が防水
性シートで連結されているのみで、しかも、レールと係
合する金具にコロローラを支持させてレール上に転動さ
せるようにしていることから、レールに対するアーチ状
フレームの立ち姿勢が不安定であり、このためベルトコ
ンベヤ装置が傾斜面に設置される場合のみならず水平設
置状態においても、アーチ状フレームの傾き、係合部の
抵抗等に起因する不安定な重心の移動を招いて、アーチ
状フレームとレールとの係合抵抗を増大させ、円滑な開
閉作動を期待することができない。
【0007】本発明は、レールに対するアーチ状フレー
ムの立ち姿勢の安定化を図り一定に確保するとともに開
閉作業時の伸縮変形のための操作力が伸縮部分の伸縮部
枠体に平均的に作用する構成として、極めて円滑且つ安
全に搬送物の確認やベルトコンベヤの搬送経路の点検、
補修等を安全下においてすることができる開閉カバー部
を備えたベルトコンベヤ用開閉カバー装置の提供を課題
とするものである。
ムの立ち姿勢の安定化を図り一定に確保するとともに開
閉作業時の伸縮変形のための操作力が伸縮部分の伸縮部
枠体に平均的に作用する構成として、極めて円滑且つ安
全に搬送物の確認やベルトコンベヤの搬送経路の点検、
補修等を安全下においてすることができる開閉カバー部
を備えたベルトコンベヤ用開閉カバー装置の提供を課題
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルトコン
ベヤ用開閉カバー装置は、工場家屋内、ギャラリー(G)
内に設備されるベルトコンベヤ装置(C) をカバーし、該
カバーの必要箇所に点検、補修等の為の開閉カバー部
(O) を具備させたベルトコンベヤ用開閉カバー装置にお
いて、対向する支柱脚(1) の幅間隔をベルトコンベヤ装
置(C) を跨ぐ間隔でコンベヤの長さ方向に整列するアー
チ状フレーム(2a)の複数本からなる伸縮部枠体(3) の整
列両端側の一方または両方に、独立した一本のアーチ状
フレーム(2b)を連結フレーム(4) で連結して非伸縮とし
た先導部枠体(5) を設けるとともに、それぞれのアーチ
状フレーム(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端部に、一対又
は二対の上側、下側転動体(7)、(6) 若しくは二個の下側
転動体(6) とその中間位置の上部の上側転動体(7) の三
個の転動体で、ベルトコンベヤ装置(C) の搬送経路の両
側に設けたレール(R) を上下方向から挟むようにした移
動手段を具備させてなるカバー枠組体(8) を構成し、該
カバー枠組体(8) の各アーチ状フレーム(2a)、(2b) 上
に、その形態に沿うように柔軟性を有するシート(9) を
張設して、トンネル形態を形成した開閉カバー部(O) を
具備したことを特徴とし、カバー枠組体(8) の一部を構
成する伸縮部枠体(3) は、コンベヤの長さ方向に整列す
るアーチ状フレーム(2a)の複数本を、コンベヤの前記長
さ方向の間隔を拡縮するリンクを使用した平行運動機構
で連結した構成とすることが好ましい。
ベヤ用開閉カバー装置は、工場家屋内、ギャラリー(G)
内に設備されるベルトコンベヤ装置(C) をカバーし、該
カバーの必要箇所に点検、補修等の為の開閉カバー部
(O) を具備させたベルトコンベヤ用開閉カバー装置にお
いて、対向する支柱脚(1) の幅間隔をベルトコンベヤ装
置(C) を跨ぐ間隔でコンベヤの長さ方向に整列するアー
チ状フレーム(2a)の複数本からなる伸縮部枠体(3) の整
列両端側の一方または両方に、独立した一本のアーチ状
フレーム(2b)を連結フレーム(4) で連結して非伸縮とし
た先導部枠体(5) を設けるとともに、それぞれのアーチ
状フレーム(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端部に、一対又
は二対の上側、下側転動体(7)、(6) 若しくは二個の下側
転動体(6) とその中間位置の上部の上側転動体(7) の三
個の転動体で、ベルトコンベヤ装置(C) の搬送経路の両
側に設けたレール(R) を上下方向から挟むようにした移
動手段を具備させてなるカバー枠組体(8) を構成し、該
カバー枠組体(8) の各アーチ状フレーム(2a)、(2b) 上
に、その形態に沿うように柔軟性を有するシート(9) を
張設して、トンネル形態を形成した開閉カバー部(O) を
具備したことを特徴とし、カバー枠組体(8) の一部を構
成する伸縮部枠体(3) は、コンベヤの長さ方向に整列す
るアーチ状フレーム(2a)の複数本を、コンベヤの前記長
さ方向の間隔を拡縮するリンクを使用した平行運動機構
で連結した構成とすることが好ましい。
【0009】
【作用】上記説明したベルトコンベヤ用開閉カバー装置
は、ベルトコンベヤ装置(C) をカバー部分の中間部の必
要箇所の何箇所かに、その両端の一方又は両方を固定カ
バー(10)のフレームと、連結、分離自在に接続して完成
するようにしたものであり、開閉操作時に加えられる、
ウィンチによるワイヤー牽引、手動牽引等による操作力
が、柔軟性を有するシート(9) が張設されるカバー枠組
体(8) を構成する、伸縮部枠体(3) に直接作用せずに、
先導部枠体(5) を介して均等分散状態で作用し、伸縮部
枠体(3) のアーチ状フレーム(2a)を歪ませることなくス
ムーズな蛇腹状の伸縮を確保できるようになる。
は、ベルトコンベヤ装置(C) をカバー部分の中間部の必
要箇所の何箇所かに、その両端の一方又は両方を固定カ
バー(10)のフレームと、連結、分離自在に接続して完成
するようにしたものであり、開閉操作時に加えられる、
ウィンチによるワイヤー牽引、手動牽引等による操作力
が、柔軟性を有するシート(9) が張設されるカバー枠組
体(8) を構成する、伸縮部枠体(3) に直接作用せずに、
先導部枠体(5) を介して均等分散状態で作用し、伸縮部
枠体(3) のアーチ状フレーム(2a)を歪ませることなくス
ムーズな蛇腹状の伸縮を確保できるようになる。
【0010】また、それぞれのアーチ状フレーム(2a)、
(2b) の支柱脚(1) の下端部には、一対の上側、下側転
動体(7)、(6) 又は二個の下側転動体(6) とその中間位置
の上部の上側転動体(7) の三個の転動体で、ベルトコン
ベヤの搬送経路の両側に設けたレール(R) を、上下方向
から挟むようにした移動手段を具備させた構成としてい
ることにより、アーチ状フレーム(2a)のレール(R) に対
し安定支持が確保され、重力の作用方向の変化やシート
(9) の癖皺等によってアーチ状フレーム(2a)に僅かな立
ち姿勢の狂いが生じても、円滑性を害することなく転動
機能が維持されるように作用する。
(2b) の支柱脚(1) の下端部には、一対の上側、下側転
動体(7)、(6) 又は二個の下側転動体(6) とその中間位置
の上部の上側転動体(7) の三個の転動体で、ベルトコン
ベヤの搬送経路の両側に設けたレール(R) を、上下方向
から挟むようにした移動手段を具備させた構成としてい
ることにより、アーチ状フレーム(2a)のレール(R) に対
し安定支持が確保され、重力の作用方向の変化やシート
(9) の癖皺等によってアーチ状フレーム(2a)に僅かな立
ち姿勢の狂いが生じても、円滑性を害することなく転動
機能が維持されるように作用する。
【0011】なおカバー枠組体(8) の一部を構成する伸
縮部枠体(3) は、コンベヤの長さ方向に整列するアーチ
状フレーム(2a)の複数本を、コンベヤの前記長さ方向の
間隔を拡縮するリンクを使用した平行運動機構で連結し
た場合には、アーチ状フレーム(2a)の立ち姿勢が揺動傾
倒することなく一定となって、拡縮する平行運動機構を
設けない場合よりも一段と優れた円滑性と転動機能が維
持されるように作用する。
縮部枠体(3) は、コンベヤの長さ方向に整列するアーチ
状フレーム(2a)の複数本を、コンベヤの前記長さ方向の
間隔を拡縮するリンクを使用した平行運動機構で連結し
た場合には、アーチ状フレーム(2a)の立ち姿勢が揺動傾
倒することなく一定となって、拡縮する平行運動機構を
設けない場合よりも一段と優れた円滑性と転動機能が維
持されるように作用する。
【0012】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】以下、本発明のベルトコンベヤ用開閉カバー
装置の一実施例を図面に従って説明する。図1は本発明
のベルトコンベヤ用開閉カバー装置の開閉カバー部(O)
を、一部のシート(9) を省略して示した側面図、図2は
図1の一部を省略した拡大図、図3は図2のA−A線に
おける拡大断面図、図4は図3のB部分の拡大断面図
で、図5は図3のB部分の拡大側面図、図6は本発明に
係るベルトコンベヤ用開閉カバー装置の開閉カバー部
(O) と固定カバー部(10)との関係を示す概略図である。
装置の一実施例を図面に従って説明する。図1は本発明
のベルトコンベヤ用開閉カバー装置の開閉カバー部(O)
を、一部のシート(9) を省略して示した側面図、図2は
図1の一部を省略した拡大図、図3は図2のA−A線に
おける拡大断面図、図4は図3のB部分の拡大断面図
で、図5は図3のB部分の拡大側面図、図6は本発明に
係るベルトコンベヤ用開閉カバー装置の開閉カバー部
(O) と固定カバー部(10)との関係を示す概略図である。
【0013】実施例に係る本発明のベルトコンベヤ用開
閉カバー装置は、ベルトコンベヤ装置(C) を跨ぐ間隔で
コンベヤの長さ方向に固定される固定カバー部(10)と、
該固定カバー部(10)の中間部に接続される開閉カバー部
(O) とから構成されるものであって、前記固定カバー部
(10)の構成は従来と同様であるため図6に図示するに止
どめて説明を省略し、前記開閉カバー部(O) の構成を詳
細に説明する。
閉カバー装置は、ベルトコンベヤ装置(C) を跨ぐ間隔で
コンベヤの長さ方向に固定される固定カバー部(10)と、
該固定カバー部(10)の中間部に接続される開閉カバー部
(O) とから構成されるものであって、前記固定カバー部
(10)の構成は従来と同様であるため図6に図示するに止
どめて説明を省略し、前記開閉カバー部(O) の構成を詳
細に説明する。
【0014】開閉カバー部(O) は、蛇腹状に伸縮する変
形部分の枠となる伸縮部枠体(3) 及び該伸縮部枠体(3)
に連結した先導部枠体(5) とから構成されたカバー枠組
体(8) と、該カバー枠組体(8) に張設される柔軟性を有
するテント用のシート(9) と、ベルトコンベヤ装置(C)
の搬送経路の両側に設けたレール(R) に沿って転動する
ようにした転動手段とから構成されている。
形部分の枠となる伸縮部枠体(3) 及び該伸縮部枠体(3)
に連結した先導部枠体(5) とから構成されたカバー枠組
体(8) と、該カバー枠組体(8) に張設される柔軟性を有
するテント用のシート(9) と、ベルトコンベヤ装置(C)
の搬送経路の両側に設けたレール(R) に沿って転動する
ようにした転動手段とから構成されている。
【0015】まず蛇腹状に伸縮する変形部分の伸縮部枠
体(3) 部分について説明すると、該伸縮部枠体(3) は、
直径1インチのステンレスパイプ又は鉄製(炭素鋼)パ
イプを曲げ加工によって、対向する支柱脚(1) の幅間隔
をベルトコンベヤ装置(C) を跨ぐ間隔に形成したアーチ
状フレーム(2a)の5本を、コンベヤの長さ方向に50c
mの間隔で整列し、隣接するアーチ状フレーム(2a)相互
を離接自在とするための支柱脚(1) 相互をクロスリンク
(11)を使用した平行運動機構で連結した構成とし、各ア
ーチ状フレーム(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端には、ベ
ルトコンベヤ装置(C) の搬送経路の両側に設けたレール
(R) を上下から挟持して転動する、一個の上側転動体
(7) と二個の下側転動体(6) を具備した転動手段を設け
た構成となっている。
体(3) 部分について説明すると、該伸縮部枠体(3) は、
直径1インチのステンレスパイプ又は鉄製(炭素鋼)パ
イプを曲げ加工によって、対向する支柱脚(1) の幅間隔
をベルトコンベヤ装置(C) を跨ぐ間隔に形成したアーチ
状フレーム(2a)の5本を、コンベヤの長さ方向に50c
mの間隔で整列し、隣接するアーチ状フレーム(2a)相互
を離接自在とするための支柱脚(1) 相互をクロスリンク
(11)を使用した平行運動機構で連結した構成とし、各ア
ーチ状フレーム(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端には、ベ
ルトコンベヤ装置(C) の搬送経路の両側に設けたレール
(R) を上下から挟持して転動する、一個の上側転動体
(7) と二個の下側転動体(6) を具備した転動手段を設け
た構成となっている。
【0016】前記クロスリンク(11)使用の平行運動機構
による連結は、 図1および図2に示したように、ステン
レス又は鉄製の角パイプを用いた一対のリンク部材(11
a) からなり、中間交叉部を回動自在に枢着し、アーチ
状フレーム(2a)の支柱脚(1) に、各リンク部材(11a) の
下端部を枢着するとともに上端部を支柱脚(1) に沿って
上昇するように枢着結合することにより行う。上記各リ
ンク部材(11a) は、該リンク部材(11a) の両端部と支柱
脚(1) との挟角 (θ) が43度以下の角度となるよう
に、両端部を曲げ加工により屈曲させて、開閉カバー部
(O) の縮み方向への移動を円滑にするように構成し、各
リンク部材(11a) の交叉部分には、補強を目的として該
部分のリンク部材(11a) に角パイプからなる補強部材(1
2)を被冠固定する。
による連結は、 図1および図2に示したように、ステン
レス又は鉄製の角パイプを用いた一対のリンク部材(11
a) からなり、中間交叉部を回動自在に枢着し、アーチ
状フレーム(2a)の支柱脚(1) に、各リンク部材(11a) の
下端部を枢着するとともに上端部を支柱脚(1) に沿って
上昇するように枢着結合することにより行う。上記各リ
ンク部材(11a) は、該リンク部材(11a) の両端部と支柱
脚(1) との挟角 (θ) が43度以下の角度となるよう
に、両端部を曲げ加工により屈曲させて、開閉カバー部
(O) の縮み方向への移動を円滑にするように構成し、各
リンク部材(11a) の交叉部分には、補強を目的として該
部分のリンク部材(11a) に角パイプからなる補強部材(1
2)を被冠固定する。
【0017】また各リンク部材(11a) の上端部の支柱脚
(1) への上昇可能とする枢着は、図2、図3に示したよ
うに隣り合うリンク部材(11a) の各上端部を、 支柱脚
(1) の内側に設けたガイドロッド(13)に対して摺動自在
とした摺動体(14)に、枢支ピン(15)でそれぞれ枢着する
構成となっており、ガイドロッド(13)の下方の支持部材
(16)は、摺動体(14)の規制体を兼用するもので、 リンク
部材(11a) と支柱脚(1)との挟角 (θ) を43度以下の
角度となるように、摺動体(14)の下方側への移動を規制
すべく支柱脚(1) に設定固定する。
(1) への上昇可能とする枢着は、図2、図3に示したよ
うに隣り合うリンク部材(11a) の各上端部を、 支柱脚
(1) の内側に設けたガイドロッド(13)に対して摺動自在
とした摺動体(14)に、枢支ピン(15)でそれぞれ枢着する
構成となっており、ガイドロッド(13)の下方の支持部材
(16)は、摺動体(14)の規制体を兼用するもので、 リンク
部材(11a) と支柱脚(1)との挟角 (θ) を43度以下の
角度となるように、摺動体(14)の下方側への移動を規制
すべく支柱脚(1) に設定固定する。
【0018】次に先導部枠体(5) 部分について説明する
と、前記伸縮部枠体(3) の構成部品であるアーチ状フレ
ーム(2a)と同様、直径1インチのステンレスパイプ又は
鉄製(炭素鋼)パイプを曲げ加工によって、対向する支
柱脚(1) の幅間隔をベルトコンベヤ装置(C) を跨ぐ間隔
に形成したアーチ状フレーム(2b)の1本を、前記伸縮部
枠体(3) の両端部にコンベヤの長さ方向に50cmの間
隔を確保して配設し、間隔を拘束するための複数の連結
フレーム(4) で伸縮部枠体(3) の端のアーチ状フレーム
(2a)と連結固定し、そのアーチ状フレーム(2b)の支柱脚
(1) の下端には、前記伸縮部枠体(3) の構成部品である
アーチ状フレーム(2a)と同様、ベルトコンベヤ装置(C)
の搬送経路の両側に設けたレール(R) を上下から挟持し
て転動する、一個の上側転動体(7) と二個の下側転動体
(6) を具備した転動手段を設けた構成とする。
と、前記伸縮部枠体(3) の構成部品であるアーチ状フレ
ーム(2a)と同様、直径1インチのステンレスパイプ又は
鉄製(炭素鋼)パイプを曲げ加工によって、対向する支
柱脚(1) の幅間隔をベルトコンベヤ装置(C) を跨ぐ間隔
に形成したアーチ状フレーム(2b)の1本を、前記伸縮部
枠体(3) の両端部にコンベヤの長さ方向に50cmの間
隔を確保して配設し、間隔を拘束するための複数の連結
フレーム(4) で伸縮部枠体(3) の端のアーチ状フレーム
(2a)と連結固定し、そのアーチ状フレーム(2b)の支柱脚
(1) の下端には、前記伸縮部枠体(3) の構成部品である
アーチ状フレーム(2a)と同様、ベルトコンベヤ装置(C)
の搬送経路の両側に設けたレール(R) を上下から挟持し
て転動する、一個の上側転動体(7) と二個の下側転動体
(6) を具備した転動手段を設けた構成とする。
【0019】さらに前記伸縮部枠体(3) と先導部枠体
(5) とからなるカバー枠組体(8) に張設される柔軟性を
有するシート(9) は、防水性を有し、かつ防炎加工を施
したテトロン製のテント材を用い、ベルトコンベヤ装置
(C) からの粉塵や水蒸気等の発生物の遮断を行うもので
あって、ロープ又はインシュロッドタイなどでアーチ状
フレーム(2a)、(2b) に結着され、転動手段部分をカバー
する位置まで下がった状態で覆うようになっている。
(5) とからなるカバー枠組体(8) に張設される柔軟性を
有するシート(9) は、防水性を有し、かつ防炎加工を施
したテトロン製のテント材を用い、ベルトコンベヤ装置
(C) からの粉塵や水蒸気等の発生物の遮断を行うもので
あって、ロープ又はインシュロッドタイなどでアーチ状
フレーム(2a)、(2b) に結着され、転動手段部分をカバー
する位置まで下がった状態で覆うようになっている。
【0020】また該シート(9) には、図1、図6に示す
ように、同材質からなる蓋片(17)によって開閉される点
検窓(18)を開設するとともに、開閉カバー部(O) と連結
するために設けた固定カバー部(10)の接続片に対応した
接続片(19)を、接続側縁部に縫着固定する。前記接続片
(19)は、密集する樹脂製フック形成面と、密集する樹脂
製ループ形成面との密着で接続できるマジックテープ
(商標)を使用することが、固定カバー部(10)に対する
開閉カバー部(O) の、接続、分離の作業性が簡単となる
ことから好ましいが、金属製又は樹脂製の雌、雄ホック
を使用することもできる。前記マジックテープ(商標)
は、前記点検窓(18)を蓋片(17)で塞ぐ手段としても使用
する。
ように、同材質からなる蓋片(17)によって開閉される点
検窓(18)を開設するとともに、開閉カバー部(O) と連結
するために設けた固定カバー部(10)の接続片に対応した
接続片(19)を、接続側縁部に縫着固定する。前記接続片
(19)は、密集する樹脂製フック形成面と、密集する樹脂
製ループ形成面との密着で接続できるマジックテープ
(商標)を使用することが、固定カバー部(10)に対する
開閉カバー部(O) の、接続、分離の作業性が簡単となる
ことから好ましいが、金属製又は樹脂製の雌、雄ホック
を使用することもできる。前記マジックテープ(商標)
は、前記点検窓(18)を蓋片(17)で塞ぐ手段としても使用
する。
【0021】なおベルトコンベヤ装置(C) の搬送経路の
両側に設けたレール(R) の断面形状は、上下の転動体で
挟持できる形状であれば特に限定されないが、図4、図
5に示すように、ベルトコンベヤ装置(C) のキャリヤロ
ール用の支持フレーム(F) に溶接固定された断面L形の
アングル部材(20)に、レール支持体(21)を溶接固定し、
レール(R) 上面への搬送物や塵埃の堆積を軽減するため
に、レール(R) としてその水平面上に溶接固定した断面
山形の三角レールを使用し、該三角レールを挟持する上
側転動体(7) は、三角レールに対応する樹脂製のV溝付
きコロとし、下側転動体(6) は樹脂製の円筒形コロを使
用し、アーチ状フレーム(2a)、(2b) の直立安定性を確保
するために、各コロを上下二対又は二個の円筒形コロと
一個のV溝付きコロでレール(R) を挟むように設ける。
両側に設けたレール(R) の断面形状は、上下の転動体で
挟持できる形状であれば特に限定されないが、図4、図
5に示すように、ベルトコンベヤ装置(C) のキャリヤロ
ール用の支持フレーム(F) に溶接固定された断面L形の
アングル部材(20)に、レール支持体(21)を溶接固定し、
レール(R) 上面への搬送物や塵埃の堆積を軽減するため
に、レール(R) としてその水平面上に溶接固定した断面
山形の三角レールを使用し、該三角レールを挟持する上
側転動体(7) は、三角レールに対応する樹脂製のV溝付
きコロとし、下側転動体(6) は樹脂製の円筒形コロを使
用し、アーチ状フレーム(2a)、(2b) の直立安定性を確保
するために、各コロを上下二対又は二個の円筒形コロと
一個のV溝付きコロでレール(R) を挟むように設ける。
【0022】上記各転動体(6)、(7) は、該転動体(6)、
(7) を軸支する空間(23)と支持壁(24)が形成された支持
チャンネル部材(25)に装着支持され、該支持チャンネル
部材(25)は、これに固定した連結筒(26)を支柱脚(1) に
被冠固定することによりアーチ状フレーム(2a)、(2b) と
結合する。
(7) を軸支する空間(23)と支持壁(24)が形成された支持
チャンネル部材(25)に装着支持され、該支持チャンネル
部材(25)は、これに固定した連結筒(26)を支柱脚(1) に
被冠固定することによりアーチ状フレーム(2a)、(2b) と
結合する。
【0023】本実施例では、伸縮部枠体(3) の長さ方向
両端部において、隣り合うアーチ状フレーム(2a)をそれ
ぞれ複数の連結フレーム(4) により連結固定して、伸縮
部枠体(3) の前後両端部に先導するための先導用枠体
(5) を形成しているが、開閉方向を一定とする場合には
いずれか一方に、先導用枠体(5) を構成すれば足りる。
斯くして伸縮部枠体(3) を伸縮するときには、シート
(9) と固定カバー部(10)の接続片による接続を解除し
て、先導用枠体(5) のいずれか一方を移動させることに
より、アーチ状フレーム(2a)にこじれが生じたりするこ
となくスムーズな移動ができる。
両端部において、隣り合うアーチ状フレーム(2a)をそれ
ぞれ複数の連結フレーム(4) により連結固定して、伸縮
部枠体(3) の前後両端部に先導するための先導用枠体
(5) を形成しているが、開閉方向を一定とする場合には
いずれか一方に、先導用枠体(5) を構成すれば足りる。
斯くして伸縮部枠体(3) を伸縮するときには、シート
(9) と固定カバー部(10)の接続片による接続を解除し
て、先導用枠体(5) のいずれか一方を移動させることに
より、アーチ状フレーム(2a)にこじれが生じたりするこ
となくスムーズな移動ができる。
【0024】また実施例のように伸縮部枠体(3) 部分の
アーチ状フレーム(2a)相互をクロスリンク(11)使用の平
行運動機構で連結したが、パンタグラフ機構、平行定規
に利用されている機構を用いた平行運動機構を利用して
も良い。さらに水平面等で使用する場合には、開閉カバ
ー部(O) の伸縮部枠体(3) 部において、隣接するアーチ
状フレーム(2a)相互を離接自在とするためのクロスリン
ク(11)使用の平行運動機構は無くても、本願発明の目的
は達成される。
アーチ状フレーム(2a)相互をクロスリンク(11)使用の平
行運動機構で連結したが、パンタグラフ機構、平行定規
に利用されている機構を用いた平行運動機構を利用して
も良い。さらに水平面等で使用する場合には、開閉カバ
ー部(O) の伸縮部枠体(3) 部において、隣接するアーチ
状フレーム(2a)相互を離接自在とするためのクロスリン
ク(11)使用の平行運動機構は無くても、本願発明の目的
は達成される。
【0025】この際、リンク部材(11a) の支柱脚(1) に
対する挟角 (θ) を43度以下となるようにアーチ状フ
レーム(2a)を連結しているから、伸縮部枠体(3) の伸長
による開閉カバー部(O) の閉鎖時においては、 隣接する
アーチ状フレーム(2a)間の間隔を直線バー部材からなる
クロスリンク部材で連結するよりも大きく設定できると
共に、 開閉カバー部(O) の開操作時には、アーチ状フレ
ーム(2a)を開閉カバー部(O) の縮み方向に常にスムーズ
に移動させて開閉カバー部(O) の開放を行うことができ
る。
対する挟角 (θ) を43度以下となるようにアーチ状フ
レーム(2a)を連結しているから、伸縮部枠体(3) の伸長
による開閉カバー部(O) の閉鎖時においては、 隣接する
アーチ状フレーム(2a)間の間隔を直線バー部材からなる
クロスリンク部材で連結するよりも大きく設定できると
共に、 開閉カバー部(O) の開操作時には、アーチ状フレ
ーム(2a)を開閉カバー部(O) の縮み方向に常にスムーズ
に移動させて開閉カバー部(O) の開放を行うことができ
る。
【0026】斯くして、伸縮部枠体(3) 部を伸長状態に
してシート(9) でベルトコンベヤ装置(C) の搬送経路を
覆うことで搬送物の飛散や搬送物から発生する水蒸気の
洩れを防止する。又ベルトコンベヤ装置(C) の搬送物の
確認やベルトコンベヤ装置(C) の点検、補修等を行う際
には、 まず点検窓(18)から視認して以上等があるようで
あれば、開閉カバー部(O) を縮む方向に簡単かつ能率的
に移動させて開くことにより、開閉カバー部(O) のベル
トコンベヤ装置(C) の確認、点検、補修等をすることが
できる。
してシート(9) でベルトコンベヤ装置(C) の搬送経路を
覆うことで搬送物の飛散や搬送物から発生する水蒸気の
洩れを防止する。又ベルトコンベヤ装置(C) の搬送物の
確認やベルトコンベヤ装置(C) の点検、補修等を行う際
には、 まず点検窓(18)から視認して以上等があるようで
あれば、開閉カバー部(O) を縮む方向に簡単かつ能率的
に移動させて開くことにより、開閉カバー部(O) のベル
トコンベヤ装置(C) の確認、点検、補修等をすることが
できる。
【0027】さらに本実施例では、ベルトコンベヤ装置
(C) の搬送経路の両側に配設される支持フレーム(F) と
一体アングル部材(20)に固定した支持片(27)を介してフ
ックなどの吊具(28)を複数設けて、該吊具(28)に支持フ
レーム(F) の外側を覆うサイドカバー(29)を引掛け、支
持フレーム(F) の下部を密閉状に覆うようにしている。
(C) の搬送経路の両側に配設される支持フレーム(F) と
一体アングル部材(20)に固定した支持片(27)を介してフ
ックなどの吊具(28)を複数設けて、該吊具(28)に支持フ
レーム(F) の外側を覆うサイドカバー(29)を引掛け、支
持フレーム(F) の下部を密閉状に覆うようにしている。
【0028】尚、以上の実施例では、ガイドロッド(13)
を支柱脚(1) の内面側に取付けて、開閉カバー部(O) の
伸縮時にクロスリンク(11)がシート(9) に干渉すること
のないようにしたが、クロスリンク(11)を支柱脚(1) の
外面側に取付けてもよい。また、支柱脚(1) の上部にガ
イドロッド(13)を介して摺動体(14)を取付け、下部に枢
支ピン(15)を設けたが、これとは反対に上部に枢支ピン
(15)を設け、下部にガイドロッド(13)を介して摺動体(1
4)を取付けるようにしてもよい。また符号(30)はウィン
チ等で牽引するワイヤーの通し環であって、支持片(27)
に固定した腕板(31)に溶接固定されている。
を支柱脚(1) の内面側に取付けて、開閉カバー部(O) の
伸縮時にクロスリンク(11)がシート(9) に干渉すること
のないようにしたが、クロスリンク(11)を支柱脚(1) の
外面側に取付けてもよい。また、支柱脚(1) の上部にガ
イドロッド(13)を介して摺動体(14)を取付け、下部に枢
支ピン(15)を設けたが、これとは反対に上部に枢支ピン
(15)を設け、下部にガイドロッド(13)を介して摺動体(1
4)を取付けるようにしてもよい。また符号(30)はウィン
チ等で牽引するワイヤーの通し環であって、支持片(27)
に固定した腕板(31)に溶接固定されている。
【0029】
【発明の効果】以上の如く請求項1記載の発明によれ
ば、間隔が拡縮できる複数本のアーチ状フレーからなる
伸縮部枠体(3) と、拡縮できない先導部枠体(5) とを結
合するとともに、各枠体のそれぞれのアーチ状フレーム
(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端部に、ベルトコンベヤ装
置(C) の搬送経路の両側に設けたレール(R) を転動体で
上下方向から挟むようにした移動手段を具備させてなる
カバー枠組体(8) を構成し、該カバー枠組体(8) 上に柔
軟性を有するシート(9) を張設したから、開閉カバー部
(O) の開閉操作時に加えられる、ウィンチによるワイヤ
ー牽引、手動牽引等による操作力が、先導部枠体(5) を
介して伸縮部枠体(3) 部分へ平均的に分散作用するよう
になって、シート(9) の張設された伸縮部枠体(3) のア
ーチ状フレーム(2a)がこじれて歪むことなく、またアー
チ状フレーム(2a)の直立姿勢が、ベルトコンベヤ装置
(C) の設置面が水平の場合は勿論、ある程度傾斜してい
ても関係なく安定的に確保され、開閉カバー装置の蛇腹
状伸縮開閉が円滑に実行できる。
ば、間隔が拡縮できる複数本のアーチ状フレーからなる
伸縮部枠体(3) と、拡縮できない先導部枠体(5) とを結
合するとともに、各枠体のそれぞれのアーチ状フレーム
(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端部に、ベルトコンベヤ装
置(C) の搬送経路の両側に設けたレール(R) を転動体で
上下方向から挟むようにした移動手段を具備させてなる
カバー枠組体(8) を構成し、該カバー枠組体(8) 上に柔
軟性を有するシート(9) を張設したから、開閉カバー部
(O) の開閉操作時に加えられる、ウィンチによるワイヤ
ー牽引、手動牽引等による操作力が、先導部枠体(5) を
介して伸縮部枠体(3) 部分へ平均的に分散作用するよう
になって、シート(9) の張設された伸縮部枠体(3) のア
ーチ状フレーム(2a)がこじれて歪むことなく、またアー
チ状フレーム(2a)の直立姿勢が、ベルトコンベヤ装置
(C) の設置面が水平の場合は勿論、ある程度傾斜してい
ても関係なく安定的に確保され、開閉カバー装置の蛇腹
状伸縮開閉が円滑に実行できる。
【0030】またアーチ状フレーム(2a)、(2b) の支柱脚
(1) の下端部に、二対の上側、下側転動体(6)、(7) 若し
くは二個の下側転動体(6) とその中間位置の上部の上側
転動体(7) の三個の転動体でレール(R) を上下方向から
挟むようにした場合には、アーチ状フレーム(2a)の直立
姿勢が一層安定的となり、ベルトコンベヤ装置(C) が傾
斜面に設置されている場合であっても、開閉カバー装置
の円滑な蛇腹状伸縮開閉が確保できる。
(1) の下端部に、二対の上側、下側転動体(6)、(7) 若し
くは二個の下側転動体(6) とその中間位置の上部の上側
転動体(7) の三個の転動体でレール(R) を上下方向から
挟むようにした場合には、アーチ状フレーム(2a)の直立
姿勢が一層安定的となり、ベルトコンベヤ装置(C) が傾
斜面に設置されている場合であっても、開閉カバー装置
の円滑な蛇腹状伸縮開閉が確保できる。
【0031】さらに請求項2記載の発明によれば、カバ
ー枠組体(8) の一部を構成する伸縮部枠体(3) のアーチ
状フレーム(2a)、(2b) 相互を、拡縮するリンク等を使用
した平行運動機構で連結した場合には、レール(R) に対
するアーチ状フレーム(2a)の直立姿勢が拘束されて揺動
変化することなく一定に保たれるから、ベルトコンベヤ
装置(C) の設置面の水平、傾斜に関係なく安定状態に確
保され、開閉カバー部(O) の蛇腹状伸縮開閉が一層円滑
に実行でき、極めて円滑且つ安全に搬送物の確認やベル
トコンベヤの搬送経路の点検、修理、例えば、キャリヤ
ロール、リターロールの点検、ベルトコンベヤの状態、
前後のベルトコンベヤの接合部、ベルトコンベヤの駆動
部、レール(R) のカーブ部分の点検あるいは所定距離、
例えば20〜30mおきの搬送状態の確認等の作業を、
迅速且つ安全にしかも能率的にすることができる。
ー枠組体(8) の一部を構成する伸縮部枠体(3) のアーチ
状フレーム(2a)、(2b) 相互を、拡縮するリンク等を使用
した平行運動機構で連結した場合には、レール(R) に対
するアーチ状フレーム(2a)の直立姿勢が拘束されて揺動
変化することなく一定に保たれるから、ベルトコンベヤ
装置(C) の設置面の水平、傾斜に関係なく安定状態に確
保され、開閉カバー部(O) の蛇腹状伸縮開閉が一層円滑
に実行でき、極めて円滑且つ安全に搬送物の確認やベル
トコンベヤの搬送経路の点検、修理、例えば、キャリヤ
ロール、リターロールの点検、ベルトコンベヤの状態、
前後のベルトコンベヤの接合部、ベルトコンベヤの駆動
部、レール(R) のカーブ部分の点検あるいは所定距離、
例えば20〜30mおきの搬送状態の確認等の作業を、
迅速且つ安全にしかも能率的にすることができる。
【0032】また伸縮部枠体(3) 部分のアーチ状フレー
ム(2a)の本数や間隔を変えることによって任意の有効長
さのものを得ることができる。
ム(2a)の本数や間隔を変えることによって任意の有効長
さのものを得ることができる。
【0033】さらにまた、屋根を構成している防水性の
シート(9) として、透明な樹脂シートを使用すれば、開
閉カバー部(O) の外側から搬送状態が確認でき、トラブ
ルの発生個所を早期に発見できるなど、ベルトコンベヤ
用開閉カバー装置として多大の効果を発揮する。
シート(9) として、透明な樹脂シートを使用すれば、開
閉カバー部(O) の外側から搬送状態が確認でき、トラブ
ルの発生個所を早期に発見できるなど、ベルトコンベヤ
用開閉カバー装置として多大の効果を発揮する。
【図1】本発明に係るベルトコンベヤ用開閉カバー装置
の開閉カバー部を、一部のシートを省略して示した側面
図である。
の開閉カバー部を、一部のシートを省略して示した側面
図である。
【図2】図1の一部を省略した拡大図である。
【図3】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図4】図3のB部分の拡大断面図である。
【図5】図3のB部分の拡大側面図である。
【図6】本発明に係るベルトコンベヤ用開閉カバー装置
の開閉カバー部と固定カバー部との関係を示す概略図で
ある。
の開閉カバー部と固定カバー部との関係を示す概略図で
ある。
(0) 開閉カバー部 (1) 支柱脚 (2a)(2b) アーチ状フレーム (3) 伸縮部枠体 (4) 連結フレーム (5) 先導部枠体 (6) 下側転動体 (7) 上側転動体 (8) カバー枠組体 (9) シート (10) 固定カバー部 (11) クロスリンク (11a) リンク部材 (11b) リンク部材 (12) 補強部材 (13) ガイドロッド (14) 摺動体 (15) 枢支ピン (16) 支持部材 (17) 蓋片 (18) 点検窓 (19) 接続片 (20) アングル部材 (21) レール支持体 (23) 空間 (24) 支持壁 (25) チャンネル部材 (26) 連結筒 (27) 支持片 (28) 吊具 (29) サイドカバー (30) 通し環 (31) 腕板 (C) ベルトコンベヤ装置 (R) レール (F) 支持フレーム (θ) 挟角
Claims (2)
- 【請求項1】 ギャラリー(G) 内等に設備されるベルト
コンベヤ装置(C) をカバーし、該カバーの必要箇所に点
検等の為の開閉カバー部(O) を具備させたベルトコンベ
ヤ用開閉カバー装置において、 対向する支柱脚(1) の幅間隔をベルトコンベヤ装置(C)
を跨ぐ間隔でコンベヤの長さ方向に整列するアーチ状フ
レーム(2a)の複数本からなる伸縮部枠体(3) の整列両端
側の一方または両方に、独立した一本のアーチ状フレー
ム(2b)を連結フレーム(4) で連結して非伸縮とした先導
部枠体(5) を設けるとともに、それぞれのアーチ状フレ
ーム(2a)、(2b) の支柱脚(1) の下端部に、一対又は二対
の上側転動体(7) 、下側転動体(6) 若しくは二個の下側
転動体(6) とその中間位置の上部の上側転動体(7) の三
個の転動体で、ベルトコンベヤの搬送経路の両側に設け
たレール(R) を上下方向から挟むようにした移動手段を
具備させてなるカバー枠組体(8) を構成し、該カバー枠
組体(8) の各アーチ状フレーム(2a)、(2b) 上に、その形
態に沿うように柔軟性を有するシート(9) を張設してト
ンネル形態に形成した開閉カバー部(O) を具備したこと
を特徴とするベルトコンベヤ用開閉カバー装置。 - 【請求項2】 カバー枠組体(8) の一部を構成する伸縮
部枠体(3) は、コンベヤの長さ方向に整列するアーチ状
フレーム(2a)の複数本を、コンベアの前記長さ方向の間
隔を拡縮するリンクを使用した平行運動機構で連結した
構成である請求項1記載のベルトコンベヤ用開閉カバー
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32884596A JPH10167442A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ベルトコンベヤ用開閉カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32884596A JPH10167442A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ベルトコンベヤ用開閉カバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10167442A true JPH10167442A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18214738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32884596A Pending JPH10167442A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | ベルトコンベヤ用開閉カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10167442A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101311101B1 (ko) * | 2012-03-07 | 2013-09-25 | (주)한성중공업 | 철강원료용 벨트컨베이어장치의 가변식 방진커버 |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP32884596A patent/JPH10167442A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101311101B1 (ko) * | 2012-03-07 | 2013-09-25 | (주)한성중공업 | 철강원료용 벨트컨베이어장치의 가변식 방진커버 |
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