JPH10165291A - カーテンレールのキャップストップ - Google Patents

カーテンレールのキャップストップ

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JPH10165291A
JPH10165291A JP32958096A JP32958096A JPH10165291A JP H10165291 A JPH10165291 A JP H10165291A JP 32958096 A JP32958096 A JP 32958096A JP 32958096 A JP32958096 A JP 32958096A JP H10165291 A JPH10165291 A JP H10165291A
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runner
curtain rail
cap stop
curtain
cap
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Eiji Ito
栄治 伊東
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Toso KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランナーを保持することができるカーテンレー
ルのキャップストップであって、カーテンレールの内幅
と、そのカーテンレール内を走行するランナーの寸法に
は関係なく、カーテンを少し強く引くだけで、又、ラン
ナーを直接指で押すだけで、ランナーを保持させること
も、解放させることも可能なものを提供する。 【解決手段】カーテンレール(20)の端部に取り付けら
れて、カーテンレール内を長手方向に走行するランナー
(21)の脱落を防止するキャップストップ(10)におい
て、キャップストップ(10)にカーテンレールの下面に
沿う下面部(14)を設け、その下面部にカーテンレール
の端面とは反対側に開口するU字形のランナー保持部
(15)を設け、そのランナー保持部の入口部(18)の内
幅を前記ランナーの前記カーテンレールの下面の下に位
置する胴部(24)の直径よりも少し小さく、そのランナ
ー保持部の内径をランナー胴部の直径に等しいか又はそ
れよりもわずかに大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカーテンレールの端
部に取り付けるキャップストップに関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンを吊り下げたランナーがカーテ
ンレールの端部から抜け出すことを防止するため、カー
テンレールの両端部にそれぞれキャップストップを取り
付ける。又、カーテンの一方の側の開閉を規制するた
め、カーテンの一方の最側端フックをキャップストップ
に掛け止めする。この一方の最側端フックをキャップス
トップに掛け止めしたカーテンは、他方の側からしか開
閉することができなくなる。
【0003】カーテンの開閉側を変更するためには、一
方の最側端フックを一方のキャップストップから外し、
他方の最側端フックを他方のキャップストップに掛け止
めしなければならない。このフックをキャップストップ
に掛けたり外したりすることはユーザーには必ずしも容
易なことではなかった。又、カーテンの最側端にマグネ
ット付きランナーを使用し、そのマグネットを吸着する
吸着板をキャップストップに付設してカーテンの端部を
保持することもなされているが、この方式は、次のよう
な問題があた。マグネット付きランナーが必要なため、
コストが高くなる。カーテンの端部がキャップストップ
から内方へずれるため、カーテンレールの端部に隙が生
ずる。マグネット付きランナーは磁力が比較的小さいた
めに外れやすく、キャップストップの吸着板は外観がよ
くない。
【0004】カーテンのフックも、マグネットランナー
も使用しない方式として、カーテンを吊る最側端のラン
ナーを把持する手段を、カーテンレールの内部に挿入さ
れたキャップストップの挿入部に設け、カーテンを外側
へ強く引くと最側端のランナーがキャップストップに把
持され、内側へ強く引くと最側端のランナーがキャップ
ストップの把持から解放されるようにしたものも提供さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このキャップストップ
のランナー把持手段は、カーテンレール内に挿入された
部分に形成されたランナー保持部からなり、そのランナ
ー保持部は上から見るとU字形で、先端入口の内幅はラ
ンナー頭部の直径より少し小さく、内部の内幅はランナ
ー頭部の直径と略同一である。したがって、ランナーを
外方へ強く引くとランナー頭部は先端入口を弾性的にの
り越えてランナー保持部内に収まり、逆にランナー保持
部内のナンナーを強く内方へ引くとランナー頭部は先端
入口をのり越えてランナー保持部から脱出する。
【0006】しかし、このキャップストップはランナー
保持部をカーテンレール内に挿入する部分に形成するた
め、カーテンレールの内幅に比べてカーテンレール内を
走行するランナー頭部の外径が大きいと、ランナー保持
部の先端入口は十分に開くことができない。このため、
ランナー頭部がランナー保持部に出入りするときの抵抗
が大きくなり、薄いカーテンの場合は、カーテンが引き
ちぎれるおそれがある。
【0007】又、このキャップストップはランナー保持
部がカーテンレールの内部にあるため、ユーザーが指で
直接ランナーをキャップストップにはめ込んだり引き出
したりすることは難しかった。本発明はこの問題を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、カーテンの端部を少し強く外方又は内方に引くだけ
で、又、直接ランナーを指で押すだけで、ランナーがキ
ャップストップのランナー保持部に把持され、又は把持
から解放されるキャップストップを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、キャップストップにカー
テンレールの下面に沿って延長する下面部を設け、その
下面部にランナーのレール下面に沿う胴部を把持するラ
ンナー保持部を形成したことにある。キャップストップ
はカーテンレールの端部の前後面及び下面を被覆する形
状とし、そのカーテンレール端部下面を被覆する下面部
に下から見るとU字形のランナー保持部を形成すること
が望ましい。そのランナー保持部の内径をランナー胴部
の直径に等しいか又はそれよりもわずかに大きく形成
し、そのランナー保持部を開口させる先端入口部の内幅
をランナー胴部の直径より少し小さくする。
【0009】キャップストップのランナー保持部はカー
テンレールの下面外部にあるから、カーテンレールの内
幅には関係なく、ランナーがキャップストップに脱着す
るときの抵抗を適当な大きさに設定することができる。
又、ランナー保持部は露出するから、ユーザーが直接ラ
ンナーを押してキャップストップにはめ込むことも、外
すことも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明のキャップスト
ップ10に基づいて発明の実施の態様を説明する。キャッ
プストップ10は、全体として上面と左右面の一方が開口
した箱体状の合成樹脂成形品である。キャップストップ
10はカーテンレール端部の前後面を被覆する前後面部1
1、12と、前後面部の一方の側辺を連結してカーテンレ
ールの端面を被覆する端面部13と、前後面部と端面部の
下辺を連結してカーテンレールの下面を被覆する下面部
14と、下面部14に形成されたランナー保持部15と、下面
部14の端面側半部から起立してカーテンレールの下面ス
リットからカーテンレールの内部に入りカーテンレール
と同じ高さまで延長する挿入部16と、挿入部にあけた止
めねじ用孔17とを有する。下面部14に形成されたランナ
ー保持部15は上から見るとU字形であり、端面部13とは
反対側に入口部18を有する。ランナー保持部15の内径は
ランナーの胴部の外径と同一か又はそれよりもわずかに
大きいが、入口部の内幅はランナー胴部の外径よりも少
し小さい。しかし、入口部18は弾性的に開いてランナー
胴部よりも内幅を大きくすることができる。
【0011】
【実施例】図2及び図3に示す実施例に基づいてキャッ
プストップのランナーの把持とその解放について説明す
る。カーテンレール20に必要数のランナー21をはめ、つ
いで、カーテンレール20の端部に図1のキャップストッ
プ10を装着する。次に、止めねじ用孔17に止めねじ19を
通して天井面にカーテンレール20を固定する。ランナー
21はカーテンレール20の内部に位置する頭部22と、カー
テンレール20の下面スリットを通る首部23と、カーテン
レール20の下面に沿う胴部24と、カーテンのフックを掛
けるリング部25とからなる。
【0012】図示していないが、カーテンの上縁の各フ
ックをそれぞれのランナー21のリング部25に掛けてカー
テンを吊り下げる。図は右側が開閉するカーテンを、左
側が開閉するカーテンに変更する工程を示すものであ
る。始めに、実線で示す右側のランナー21を矢印A方向
にカーテンを引くか、又は指で直接右側のキャップスト
ップ10内に入れる。ランナー21の胴部24の外径はランナ
ー保持部15の入口部18の内幅よりも少し大きいが、入口
部18の開口は弾性的に開き、鎖線で示すように、ランナ
ーの胴部はランナー保持部15の内部に入る。ランナー保
持部15の内部に胴部24が入ると入口部18は再び元に戻
り、胴部24の外径よりも内幅が小さくなる。ランナー21
は胴部24がランナー保持部15に拘束されるため、カーテ
ンの右側は開閉不能となる。
【0013】次に、左側のカーテン側部を矢印B方向に
少し強く引くか、又は左側のランナー21の胴部24を指で
矢印B方向に押して、ランナー保持部15の入口部18を弾
性的に開口させると、ランナー21はキャップストップ10
から脱出し、鎖線で示すように、自由になる。その結
果、カーテンの左側は開閉可能となる。このように、カ
ーテンの側端部を少し強く引くだけで、又はランナーの
胴部を指で押すだけで、容易にカーテンの片側を把持す
ることも解放することも可能である。
【0014】
【発明の効果】上記のとおり、本発明のキャップストッ
プは、従来のランナー頭部をカーテンレールの内部に設
けたランナー保持部によって把持する方式のものとは異
なり、ランナー胴部をカーテンレールの下に設けたラン
ナー保持部によって把持する方式であるから、カーテン
レールの内幅とランナーの外径には関係なく、キャップ
ストップにランナーを脱着するときの抵抗は一様であ
る。したがって、キャップストップにランナーを脱着す
るために、カーテンを引いてもカーテンを破損するおそ
れはなく、又、指で直接ランナーを操作してランナーを
キャップストップに脱着させることもできるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例のキャップストップの斜視
図、
【図2】は図1のキャップストップを取り付けたカーテ
ンレールの要部を示す断面図、
【図3】は図2のカーテンレールの底面図、
【符号の説明】
10:キャップストップ 11:前面部 12:後面部 13:端面部 14:下面部 15:ランナー保持部 16:挿入部 17:止めねじ用孔 18:入口部 20:カーテンレール 21:ランナー 22:頭部 23:首部 24:胴部 25:リング部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンレール(20)の端部に取り付け
    られて、前記カーテンレール内を長手方向に走行するラ
    ンナー(21)の脱落を防止するキャップストップ(10)
    において、前記キャップストップに前記カーテンレール
    の下面に沿う下面部(14)を設け、前記下面部に前記カ
    ーテンレールの端面とは反対側にランナー保持部(15)
    と、それを開口させる入口部(18)とを設け、前記ラン
    ナー保持部の内径を前記カーテンレールの下面の下に位
    置する前記ランナーの胴部(24)の直径に等しいか、又
    はそれよりもわずかに大きく形成し、前記入口部の内幅
    を前記胴部の直径よりも小さくしたことを特徴とするカ
    ーテンレールのキャップストップ。
  2. 【請求項2】 キャップストップ(10)はカーテンレー
    ル(20)の端部の前後面を被覆する前後面部(11、12)
    と、前記前後面部のカーテンレール端面側の側辺を連結
    して前記カーテンレールの端面を被覆する端面部(13)
    とを有し、前記前後面部及び前記端面部の底辺を連結す
    る下面部(14)のランナー保持部(15)と前記端面部の
    間において前記下面部から起立して前記カーテンレール
    の下面開口を貫通して、前記カーテンレールの上内面に
    いたる挿入部(16)を形成し、前記挿入部に止めねじ用
    孔(17)をあけたことを特徴とする請求項1記載のカー
    テンレールのキャップストップ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345880A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Toso Co Ltd カーテンレール用キャップ
JP2010247634A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd レール部材の平行保持構造
JP2011126402A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Ud Trucks Corp 車両用カーテンレールのエンドキャップ
JP2013000462A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd カーテンレール及びカーテンレールの施工方法
CN114938911A (zh) * 2022-05-31 2022-08-26 绍兴市协同智造促进中心 一种智能窗帘轨道的防卡顿传动组件

Cited By (6)

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