JPH10165204A - 高所作業用安全帯のバックル - Google Patents

高所作業用安全帯のバックル

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JPH10165204A
JPH10165204A JP33077096A JP33077096A JPH10165204A JP H10165204 A JPH10165204 A JP H10165204A JP 33077096 A JP33077096 A JP 33077096A JP 33077096 A JP33077096 A JP 33077096A JP H10165204 A JPH10165204 A JP H10165204A
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JP
Japan
Prior art keywords
belt
buckle
insertion hole
spring
belt insertion
Prior art date
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Pending
Application number
JP33077096A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Tanaka
丈二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
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Publication of JPH10165204A publication Critical patent/JPH10165204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの誤挿入を防止することができる部品
点数の少ないバックルを提供する。 【解決手段】 バックル本体1に第1ベルト挿入孔H1
乃至第3ベルト挿入孔H3 を形成して、第1柱部P1
至第4柱部P4 を設ける。バックル本体1にスライド自
在に設けられた摺動体10を上板11と、第1ベルト挿
入孔H1 と対向する位置において上板11に連結された
下板12とで形成する。摺動体10が第1柱部P1 に当
接する状態で摺動体10の後端と第2柱部P2 間を遮蔽
する遮蔽片5を第2柱部P2 の前側縁に形成してベルト
4が摺動体10の後端と第2柱部P2 間に誤挿入される
のを防止する。下板12に形成されたベルト挿入孔17
の後側縁にばね受け18を設け、そのばね受け18と遮
蔽片5の先端縁間にスプリング19を組込んで摺動体1
0をバックル本体1の先端側に向けて付勢し、スプリン
グ19を保持するばねホルダの取付けを不要として部品
点数を減らし、コストの低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高所作業者の墜
落防止を図る高所作業用安全帯のバックルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、高所作業用安全帯は、ベルトの
端部にベルト締付用のバックルを取付けている。この高
所作業用安全帯を着用する高所での作業に際しては、そ
の安全帯に接続したロープの先端のフックを構築物に掛
け、作業者が万一足を踏み外した場合に、ロープで作業
者を受け止めるようにしているが、上記ロープに落下時
の衝撃が負荷されたとき、高所作業用安全帯のベルトに
弛みが生じ、あるいはバックルからベルト先端部が抜け
出すと、墜落する危険がある。
【0003】そのような墜落を防止するため、高所作業
用安全帯のバックルにおいては、複数のベルト挿入孔を
有するバックル本体に摺動体をスライド自在に取付け、
その摺動体をスプリングによりバックル本体の先端側に
向けて付勢し、バックル本体のベルト挿入孔に挿入され
たベルトを上記摺動体とバックル本体の先端側に形成さ
れた柱部とで挟持して、ベルトの弛みを防止するように
している。
【0004】上記バックルは正常な使用においてベルト
の弛みを確実に防止することができる信頼性の高いもの
である。しかし、バックル本体に設けられた摺動体がバ
ックル本体の先端側の柱部とでベルトを挟持するとき、
摺動体の背部に上記ベルトが挿通されたベルト挿入孔が
開口し、そのベルト挿入孔に誤ってベルトが挿入される
おそれがあった。
【0005】実開平7−33108号公報においては、
バックル本体に形成された複数のベルト挿入孔のうち、
ベルトを挿通してはいけないベルト挿入孔を遮蔽部材で
遮蔽して、ベルトの誤挿入を防止するバックルが提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載されたバックルにおいては、バックル本体にばねホ
ルダを取付け、そのばねホルダに保持されたばねによっ
て摺動体をバックル本体の先端側に付勢する部品点数の
多い構成であるため、コストの低減を図るうえにおいて
改善すべき点が残されている。
【0007】この発明の課題は、ベルトの誤挿入を防止
することができる部品点数の少ないコストの安い高所作
業用安全帯のバックルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、両側にフランジを有する板
状のバックル本体に、第1ベルト挿入孔乃至第3ベルト
挿入孔を上記バックル本体の先端から順に形成して、バ
ックル本体に先端側から第1柱部乃至第4柱部を設け、
前記バックル本体にスライド自在に設けられた摺動体を
バックル本体の外面側に設けられた上板と、バックル本
体の内面側に設けられ、前記第1ベルト挿入孔と対向す
る部分において上記上板に連結された下板とで形成し、
その下板にベルト挿入孔を設け、前記第2柱部の前側縁
に、上記摺動体が第1柱部の後側部に形成された傾斜板
部と衝合する状態において、その摺動体の後端と第2柱
部の前側縁間を遮蔽する遮蔽片を連設し、その遮蔽片の
前側縁と下板に設けられたばね受けとの間に前記摺動体
を第1柱部に向けて付勢するスプリングを組込んだ構成
を採用している。
【0009】また、バックル本体のベルト挿入孔に対す
るベルトの挿入の容易化を図るため、前記第3柱部を内
方に向けて傾斜させた構成を採用している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1乃至図4に示すよう
に、バックルは、バックル本体1と、そのバックル本体
1にスライド自在に取付けられた摺動体10とを有す
る。
【0011】バックル本体1はプレス成形品から成り、
両側にはフランジ2が形成されている。また、バックル
本体1には先端から第1ベルト挿入孔H1 乃至第3ベル
ト挿入孔H3 が順に形成され、そのベルト挿入孔H1
至H3 の形成によって、バックル本体1の先端側から第
1柱部P1 乃至第4柱部P4 が順に設けられている。
【0012】バックル本体1の後端側に位置する第4柱
部P4 の前側部には、外面側に傾斜する傾斜部3が設け
られている。第4柱部P4 に隣接する第3柱部P3 はバ
ックル本体1の内面側に向けて傾斜し、その第3柱部P
3 に胴締め用のベルト4が接続されている。
【0013】ここで、ベルト4は、バックル本体1の内
面側から第3ベルト挿入孔H3 および第2ベルト挿入孔
2 に挿入されて折返され、その折返し端部がベルト4
に縫着されている。上記ベルト4が挿通される前記第2
ベルト挿入孔H2 の幅寸法は、一枚のベルト4のみが挿
入し得る大きさとされている。
【0014】第3柱部P3 に隣接する第2柱部P2 の前
側中央部には、第1ベルト挿入孔H1 内に張り出す遮蔽
片5が連設され、その遮蔽片5の両側縁と第1ベルト挿
入孔H1 の両側縁間にガイド孔6が設けられている。ま
た、遮蔽片5の前側縁には切欠部7が形成されている。
【0015】摺動体10は、バックル本体1の外面側に
設けられた上板11と、バックル本体1の内面側に設け
られた下板12とから成り、上板11の両側には操作片
11aが設けられている。
【0016】上板11および下板12のそれぞれには、
前記ガイド孔6と対向する位置に膨出部13、14が形
成され、各膨出部13、14を貫通するリベット15の
加締めによって上板11と下板12は互に連結され、そ
の両板11、12間にバックル本体1の厚み以上の間隔
が設けられている。
【0017】膨出部13、14のそれぞれは、ハーフシ
ャーリングにより形成されて、ガイド孔6内にほぼぴっ
たりと嵌り合う角形をなしている。
【0018】ここで、ハーフシャーリングとは上板11
および下板12のそれぞれを厚みの略1/2程度剪断し
て片面側に目的とする形状の膨出部を形成する加工をい
う。
【0019】このため、膨出部13、14をハーフシャ
ーリングにより形成することにより、各膨出部の外周に
高精度の剪断面が形成される。膨出部13、14の両側
に形成された剪断面16は、摺動体10のスライド操作
時、ガイド孔6の対向側縁で案内される。このため、摺
動体10はガタつきなく高精度にスライドする。
【0020】上記摺動体10の下板12にはベルト挿入
孔17が形成され、そのベルト挿入孔17の後側縁にT
字形のばね受け18が設けられている。ばね受け18に
よって支持されたスプリング19の両端は、遮蔽片5に
形成された前記切欠部7の前側縁で受けられ、そのスプ
リング19によって摺動体10はバックル本体1の先端
側に向けて付勢され、上板11の前側縁がバックル本体
1の第1柱部P1 に形成された傾斜板部8に押し付けら
れている。
【0021】ここで、摺動体10が第1柱部P1 の傾斜
板部8に当接する状態において、前記遮蔽片5の前側部
は上板11と下板12間に位置し、その遮蔽片5によっ
て摺動体10の上板11後端と第2柱部P2 の側縁間は
遮蔽されている。
【0022】上記の構成から成るバックルにおいて、ベ
ルト4の締付けに際しては、図5(I)、(II)に示す
ように、摺動体10をスプリング19の弾力に抗して後
退させ、摺動体10の下板12に形成されたベルト挿入
孔17からバックル本体1の第1ベルト挿入孔H1 にベ
ルト4の先端部を挿通し、そのベルト4の引き締め後、
摺動体10をスプリング19の弾力により前進させて、
摺動体10と第1柱部P1 とでベルト4を挟持する。ベ
ルト4の挾持後、図5(II)の鎖線で示すように、ベル
ト4の先端を第3ベルト挿入孔H3 に挿入する。
【0023】上記のようなベルト4の締付けにおいて、
第1ベルト挿入孔H1 にベルト4の先端部が挿通された
状態で摺動体10をスプリング19の弾力によりバック
ル本体1の先端側に移動させると、バックル本体1の後
端と第2柱部P2 の前側縁間に間隔が生じるが、上記間
隔は遮蔽片5により遮蔽されているため、その間隔にベ
ルト4の先端を挿通することはできない。
【0024】また、第2ベルト挿入孔H2 の幅寸法は、
一枚のベルト4のみが挿入し得る大きさであるため、上
記第2ベルト挿入孔H2 にベルト4を挿通することがで
きず、ベルト4の誤挿入を防止することができる。
【0025】ベルト4の先端部を第3ベルト挿入孔H3
に挿通するとき、第3柱部P3 は内向きに傾斜し、一
方、第4柱部P4 の前側部には外向き傾斜する傾斜板部
3が設けられているため、第3ベルト挿入孔H3 に対し
てベルト4の先端部をスムースに挿通することができ
る。
【0026】ここで、バックル本体1にスライド自在に
設けられた摺動体10は、そのスライド時に、上板11
および下板12のそれぞれにハーフシャーリングによっ
て形成された膨出部13、14の両側の剪断面16がガ
イド孔6の両側縁によって案内されるため、スライド操
作時に摺動体10が傾斜したり、引っ掛かりが生じるこ
とはなく、摺動体10をきわめて円滑にスライドさせる
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、第
2柱部の側縁に設けた遮蔽片は、摺動体が第1柱部に衝
合する状態において、その摺動体の後端と第2柱部間を
遮蔽し、また、第2ベルト挿入孔の幅寸法は、一枚のベ
ルトのみが挿通可能な大きさであるため、バックルに対
するベルトの挿入に際して、ベルトの誤挿入を防止する
ことができる。
【0028】また、摺動体の下板に形成されたベルト挿
入孔の側縁にばね受けを設け、そのばね受けと遮蔽片の
側縁間に、摺動体をバックル本体の先端側に向けて付勢
するスプリングを組込んだことにより、前述従来のバッ
クルにおけるばねホルダを不要とすることができる。こ
のため、部品点数が少なくなり、コストの低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るバックルの一部切欠正面図
【図2】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図3】図1のII−II線に沿った断面図
【図4】同上の分解斜視図
【図5】(I)はベルトの締付け操作時の状態を示す正
面図、(II)は(I)のVI−VI線に沿った断面図
【符号の説明】
1 バックル本体 2 フランジ H1 第1ベルト挿入孔 H2 第2ベルト挿入孔 H3 第3ベルト挿入孔 P1 第1柱部 P2 第2柱部 P3 第3柱部 P4 第4柱部 4 ベルト 5 遮蔽片 8 傾斜板部 10 摺動体 11 上板 12 下板 18 ばね受け 19 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側にフランジを有する板状のバックル
    本体に、第1ベルト挿入孔乃至第3ベルト挿入孔を上記
    バックル本体の先端から順に形成して、バックル本体に
    先端側から第1柱部乃至第4柱部を設け、前記バックル
    本体にスライド自在に設けられた摺動体をバックル本体
    の外面側に設けられた上板と、バックル本体の内面側に
    設けられ、前記第1ベルト挿入孔と対向する部分におい
    て上記上板に連結された下板とで形成し、その下板にベ
    ルト挿入孔を設け、前記第2柱部の前側縁に、上記摺動
    体が第1柱部の後側部に形成された傾斜板部と衝合する
    状態において、その摺動体の後端と第2柱部の前側縁間
    を遮蔽する遮蔽片を連設し、その遮蔽片の前側縁と下板
    に設けられたばね受けとの間に前記摺動体を第1柱部に
    向けて付勢するスプリングを組込んだ高所作業用安全帯
    のバックル。
  2. 【請求項2】 前記第3柱部を内方に向けて傾斜させた
    請求項1に記載の高所作業用安全帯のバックル。
JP33077096A 1996-12-11 1996-12-11 高所作業用安全帯のバックル Pending JPH10165204A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011090969A1 (en) * 2010-01-19 2011-07-28 Mine Safety Appliances Company Attaching structure for an attachable arrangement

Cited By (3)

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WO2011090969A1 (en) * 2010-01-19 2011-07-28 Mine Safety Appliances Company Attaching structure for an attachable arrangement
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Effective date: 20060516

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Effective date: 20061107