JPH10164622A - シャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法 - Google Patents
シャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法Info
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- JPH10164622A JPH10164622A JP31344996A JP31344996A JPH10164622A JP H10164622 A JPH10164622 A JP H10164622A JP 31344996 A JP31344996 A JP 31344996A JP 31344996 A JP31344996 A JP 31344996A JP H10164622 A JPH10164622 A JP H10164622A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0727—Aperture plate
- H01J2229/0766—Details of skirt or border
- H01J2229/0772—Apertures, cut-outs, depressions, or the like
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像歪を短時間に精度よく検査できるシャド
ウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法を得
ることを目的とする。 【解決手段】 パネルの内面に設けられた３色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンに対向して、多数の開孔18が
所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部19の外側に
その有効部を取囲む非有効部20が設けられたほぼ矩形状
のシャドウマスク13が配置されてなるシャドウマスク型
カラー受像管において、シャドウマスクの四隅部のうち
少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の外周に
沿って１個または複数個の開孔25を設け、この開孔に対
応する蛍光体層をパネルの内面に設けた。
ウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法を得
ることを目的とする。 【解決手段】 パネルの内面に設けられた３色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンに対向して、多数の開孔18が
所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部19の外側に
その有効部を取囲む非有効部20が設けられたほぼ矩形状
のシャドウマスク13が配置されてなるシャドウマスク型
カラー受像管において、シャドウマスクの四隅部のうち
少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の外周に
沿って１個または複数個の開孔25を設け、この開孔に対
応する蛍光体層をパネルの内面に設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、シャドウマスク
型カラー受像管およびその画像歪検査方法に関する。
型カラー受像管およびその画像歪検査方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にシャドウマスク型カラー受像管
は、ほぼ矩形状のパネルおよび漏斗状のファンネルから
なる外囲器を有し、そのパネルの内面に３色蛍光体層か
らなる蛍光体スクリーンが設けられ、この蛍光体スクリ
ーンに対向して、その内側にほぼ矩形状のシャドウマス
クが配置されている。一方、ファンネルのネック内に電
子銃が配設されている。そして、この電子銃から放出さ
れる３電子ビームをファンネルの外側に装着された偏向
装置の発生する磁界により偏向し、上記シャドウマスク
を介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査することに
より、カラー画像を表示する構造に形成されている。
は、ほぼ矩形状のパネルおよび漏斗状のファンネルから
なる外囲器を有し、そのパネルの内面に３色蛍光体層か
らなる蛍光体スクリーンが設けられ、この蛍光体スクリ
ーンに対向して、その内側にほぼ矩形状のシャドウマス
クが配置されている。一方、ファンネルのネック内に電
子銃が配設されている。そして、この電子銃から放出さ
れる３電子ビームをファンネルの外側に装着された偏向
装置の発生する磁界により偏向し、上記シャドウマスク
を介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査することに
より、カラー画像を表示する構造に形成されている。
【０００３】通常、上記シャドウマスクは、図５に示す
ように、蛍光体スクリーンと対向するほぼ矩形状の有効
部１に多数の開孔２が所定の配列で形成され、この有効
部１の外側に上記有効部を取囲む非有効部３が設けられ
た構造に形成され、さらに水平軸（Ｈ軸）および垂直軸
（Ｖ軸）上の非有効部３に、有効部１の開孔２とほぼ同
じ形状の目印用開孔４が形成されている。
ように、蛍光体スクリーンと対向するほぼ矩形状の有効
部１に多数の開孔２が所定の配列で形成され、この有効
部１の外側に上記有効部を取囲む非有効部３が設けられ
た構造に形成され、さらに水平軸（Ｈ軸）および垂直軸
（Ｖ軸）上の非有効部３に、有効部１の開孔２とほぼ同
じ形状の目印用開孔４が形成されている。
【０００４】ところで、カラー受像管の製造メーカーが
偏向装置を取付けてセットメーカーに供給されるＩＴＣ
（Integral Tube Conponent ）管では、偏向装置を取付
けて画像歪を検査したのち、出荷している。
偏向装置を取付けてセットメーカーに供給されるＩＴＣ
（Integral Tube Conponent ）管では、偏向装置を取付
けて画像歪を検査したのち、出荷している。
【０００５】このカラー受像管に発生する画像歪として
は、図６（ａ）に示す台形状の歪６a 、同（ｂ）に示す
シーガル歪６b 、同（ｃ）に示すバレル型歪６c などが
ある。図（ｃ）に示したバレル型歪６c は、垂直方向で
あるが、このようなバレル型歪６c は水平方向に生ずる
こともある。
は、図６（ａ）に示す台形状の歪６a 、同（ｂ）に示す
シーガル歪６b 、同（ｃ）に示すバレル型歪６c などが
ある。図（ｃ）に示したバレル型歪６c は、垂直方向で
あるが、このようなバレル型歪６c は水平方向に生ずる
こともある。
【０００６】従来、このような画像歪の検査は、 （イ） 表示画面の前面に歪ゲージをあて、歪ゲージの
目盛りにより歪量を測定する （ロ） Ｈ／Ｖのシフトボリュームにより表示画面のエ
ッジを画面有効径（ディスプレイ有効径）端に近づけ、
目視により歪の大きさを判定する。この場合、規格に対
して目視判定が困難なときのみ、スケールあるいはルー
ペを使用して画面中の非発光蛍光体層の個数から判定す
る などの方法でおこなわれている。
目盛りにより歪量を測定する （ロ） Ｈ／Ｖのシフトボリュームにより表示画面のエ
ッジを画面有効径（ディスプレイ有効径）端に近づけ、
目視により歪の大きさを判定する。この場合、規格に対
して目視判定が困難なときのみ、スケールあるいはルー
ペを使用して画面中の非発光蛍光体層の個数から判定す
る などの方法でおこなわれている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
カラー受像管の画像歪の検査は、 （イ） 表示画面の前面に歪ゲージをあて、歪ゲージの
目盛により歪量を測定する （ロ） Ｈ／Ｖのシフトボリュームにより表示画面のエ
ッジを画面有効径端に近づけ、目視により歪の大きさを
判定し、規格に対して目視判定が困難なときのみ、スケ
ールあるいはルーペを使用して画面中の非発光蛍光体層
の個数から判定する などの方法でおこなわれている。
カラー受像管の画像歪の検査は、 （イ） 表示画面の前面に歪ゲージをあて、歪ゲージの
目盛により歪量を測定する （ロ） Ｈ／Ｖのシフトボリュームにより表示画面のエ
ッジを画面有効径端に近づけ、目視により歪の大きさを
判定し、規格に対して目視判定が困難なときのみ、スケ
ールあるいはルーペを使用して画面中の非発光蛍光体層
の個数から判定する などの方法でおこなわれている。
【０００８】しかし、（イ）の方法は、歪ゲージをあて
て歪量を測定するのに時間がかかり、作業効率が悪い。
また歪ゲージのあて方によって歪量や測定パターンが変
わり、正確な検査ができない。さらに目視による目盛読
取りであり、かつパネルを介して測定するため、ゲージ
と画面との間に隙間があり、測定精度が低いという問題
がある。
て歪量を測定するのに時間がかかり、作業効率が悪い。
また歪ゲージのあて方によって歪量や測定パターンが変
わり、正確な検査ができない。さらに目視による目盛読
取りであり、かつパネルを介して測定するため、ゲージ
と画面との間に隙間があり、測定精度が低いという問題
がある。
【０００９】また（ロ）の方法は、スケールあるいはル
ーペを使用するため、歪の程度が悪いものが多いと、検
査に時間がかかり、作業効率が悪いという問題がある。
ーペを使用するため、歪の程度が悪いものが多いと、検
査に時間がかかり、作業効率が悪いという問題がある。
【００１０】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、画像歪を短時間に精度よく検査で
きるシャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検
査方法を得ることを目的とする。
なされたものであり、画像歪を短時間に精度よく検査で
きるシャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検
査方法を得ることを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】パネルの内面に設けられ
た３色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンに対向して多
数の開孔が所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部
の外側にその有効部を取囲む非有効部が設けられたほぼ
矩形状のシャドウマスクが配置されてなるシャドウマス
ク型カラー受像管において、シャドウマスクの四隅部の
うち少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の外
周に沿って１個または複数個の開孔を設け、この開孔に
対応する蛍光体層をパネルの内面に設けた。
た３色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンに対向して多
数の開孔が所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部
の外側にその有効部を取囲む非有効部が設けられたほぼ
矩形状のシャドウマスクが配置されてなるシャドウマス
ク型カラー受像管において、シャドウマスクの四隅部の
うち少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の外
周に沿って１個または複数個の開孔を設け、この開孔に
対応する蛍光体層をパネルの内面に設けた。
【００１２】また、その非有効部の複数個の開孔を有効
部の長辺および短辺の外周に沿って設けた。
部の長辺および短辺の外周に沿って設けた。
【００１３】さらに、非有効部の複数個の開孔を等間隔
で形成した。
で形成した。
【００１４】また、パネルの内面に設けられた３色蛍光
体層からなる蛍光体スクリーンに対向して多数の開孔が
所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部の外側に有
効部を取囲む非有効部が設けられたほぼ矩形状のシャド
ウマスクが配置されてなるシャドウマスク型カラー受像
管の画像歪検査方法において、シャドウマスクの四隅部
のうち少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の
外周に沿って１個または複数個の開孔を設け、かつこの
開孔に対応する蛍光体層をパネルの内面に設け、蛍光体
スクリーンを電子銃から放出された単色ビームにより単
色ラスターを表示するとともに非有効部の開孔に対応す
る蛍光体層を発光させ、この非有効部の開孔に対応する
蛍光体層の発光に基づいてラスターの歪みを検査するよ
うにした。
体層からなる蛍光体スクリーンに対向して多数の開孔が
所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部の外側に有
効部を取囲む非有効部が設けられたほぼ矩形状のシャド
ウマスクが配置されてなるシャドウマスク型カラー受像
管の画像歪検査方法において、シャドウマスクの四隅部
のうち少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の
外周に沿って１個または複数個の開孔を設け、かつこの
開孔に対応する蛍光体層をパネルの内面に設け、蛍光体
スクリーンを電子銃から放出された単色ビームにより単
色ラスターを表示するとともに非有効部の開孔に対応す
る蛍光体層を発光させ、この非有効部の開孔に対応する
蛍光体層の発光に基づいてラスターの歪みを検査するよ
うにした。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【００１６】図２にその一形態であるカラー受像管を示
す。このカラー受像管は、矩形状のパネル１０およびこ
のパネル１０に一体に接合された漏斗状のファンネル１
１からなる外囲器を有し、そのパネル１０の内面に、
青、緑、赤に発光するドット状の３色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン１２が設けられ、この蛍光体スクリー
ン１２から所定間隔離れて、その内側に後述するほぼ矩
形状のシャドウマスク１３が配置されている。一方、フ
ァンネル１１のネック１４内に、３電子ビーム１５を放
出する電子銃１６が配設されている。そして、この電子
銃１６から放出される３電子ビーム１５をファンネル１
１の外側に装着された偏向装置１７の発生する磁界によ
り偏向し、シャドウマスク１３を介して上記蛍光体スク
リーン１２を水平、垂直走査することにより、カラー画
像を表示する構造に形成されている。
す。このカラー受像管は、矩形状のパネル１０およびこ
のパネル１０に一体に接合された漏斗状のファンネル１
１からなる外囲器を有し、そのパネル１０の内面に、
青、緑、赤に発光するドット状の３色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン１２が設けられ、この蛍光体スクリー
ン１２から所定間隔離れて、その内側に後述するほぼ矩
形状のシャドウマスク１３が配置されている。一方、フ
ァンネル１１のネック１４内に、３電子ビーム１５を放
出する電子銃１６が配設されている。そして、この電子
銃１６から放出される３電子ビーム１５をファンネル１
１の外側に装着された偏向装置１７の発生する磁界によ
り偏向し、シャドウマスク１３を介して上記蛍光体スク
リーン１２を水平、垂直走査することにより、カラー画
像を表示する構造に形成されている。
【００１７】上記シャドウマスク１３は、多数の円形状
開孔１８が所定の配列で形成され、上記蛍光体スクリー
ン１２と対向するほぼ矩形状の有効部１９の外側にその
有効部１９を取囲む非有効部２０が設けられ、この非有
効部２０の外側にスカート部２１が設けられたほぼ矩形
状のマスク本体２２と、このマスク本体２２のスカート
部２１に取付けられたほぼ矩形状のマスクフレーム２３
とからなる。
開孔１８が所定の配列で形成され、上記蛍光体スクリー
ン１２と対向するほぼ矩形状の有効部１９の外側にその
有効部１９を取囲む非有効部２０が設けられ、この非有
効部２０の外側にスカート部２１が設けられたほぼ矩形
状のマスク本体２２と、このマスク本体２２のスカート
部２１に取付けられたほぼ矩形状のマスクフレーム２３
とからなる。
【００１８】さらにこのシャドウマスク１３において
は、図１に示すように、四隅部付近の非有効部２０に有
効部１９の長辺および短辺の外周に沿って、有効部１９
の開孔１８と同様の円形状の１個または複数個の開孔２
５が設けられている。図１には、有効部１９の長辺およ
び短辺の外周に沿って、各３個の開孔２５が等間隔で設
けられたものが示されている。この開孔２５の大きさお
よび開孔間隔ａh ，ａvは、この開孔２５に対応して形
成される後述する３色蛍光体層から、画像歪の歪量を精
度よく測定できる大きさに形成される。
は、図１に示すように、四隅部付近の非有効部２０に有
効部１９の長辺および短辺の外周に沿って、有効部１９
の開孔１８と同様の円形状の１個または複数個の開孔２
５が設けられている。図１には、有効部１９の長辺およ
び短辺の外周に沿って、各３個の開孔２５が等間隔で設
けられたものが示されている。この開孔２５の大きさお
よび開孔間隔ａh ，ａvは、この開孔２５に対応して形
成される後述する３色蛍光体層から、画像歪の歪量を精
度よく測定できる大きさに形成される。
【００１９】なお、このシャドウマスク１３も、図５に
示した従来のシャドウマスクと同様に水平軸（Ｈ軸）お
よび垂直軸（Ｖ軸）上の非有効部２０に目印用開孔２６
が設けられている。
示した従来のシャドウマスクと同様に水平軸（Ｈ軸）お
よび垂直軸（Ｖ軸）上の非有効部２０に目印用開孔２６
が設けられている。
【００２０】一方、カラー受像管の蛍光体スクリーンを
構成する３色蛍光体層は、一般にシャドウマスクを光学
マスクとして写真印刷法により形成され、上記蛍光体ス
クリーン１２については、図３に示すように、シャドウ
マスクの有効部の開孔に対応して形成されたほぼ矩形状
の表示画面２８を構成する３色蛍光体層２９B ，２９G
，２９R のほかに、この表示画面２８の四隅部を取囲
むように、表示画面２８の長辺および短辺の外周に沿っ
て、上記シャドウマスクの四隅部付近の非有効部の開孔
に対応して各３個の３色蛍光体層３０B ，３０G ，３０
R が形成されている。また表示画面２８の水平軸および
垂直軸上には、シャドウマスクの非有効部の目印用開孔
に対応する３色蛍光体層３１B ，３１G ，３１R が形成
されている。
構成する３色蛍光体層は、一般にシャドウマスクを光学
マスクとして写真印刷法により形成され、上記蛍光体ス
クリーン１２については、図３に示すように、シャドウ
マスクの有効部の開孔に対応して形成されたほぼ矩形状
の表示画面２８を構成する３色蛍光体層２９B ，２９G
，２９R のほかに、この表示画面２８の四隅部を取囲
むように、表示画面２８の長辺および短辺の外周に沿っ
て、上記シャドウマスクの四隅部付近の非有効部の開孔
に対応して各３個の３色蛍光体層３０B ，３０G ，３０
R が形成されている。また表示画面２８の水平軸および
垂直軸上には、シャドウマスクの非有効部の目印用開孔
に対応する３色蛍光体層３１B ，３１G ，３１R が形成
されている。
【００２１】上記のようにカラー受像管を構成すると、
つぎのように画像歪を検査することができる。
つぎのように画像歪を検査することができる。
【００２２】すなわち、カラー受像管を駆動して蛍光体
スクリーン１２上に矩形状のラスターを表示した場合、
図４（ａ）に示すように、画面左側の幅に対して右側の
幅が狭い台形状に歪んだラスター３３が表示されたとす
る。
スクリーン１２上に矩形状のラスターを表示した場合、
図４（ａ）に示すように、画面左側の幅に対して右側の
幅が狭い台形状に歪んだラスター３３が表示されたとす
る。
【００２３】その歪量ｂの測定は、電子銃から任意１色
の電子ビームを放出させて単色ラスター、たとえば緑色
用電子ビームを放出させて緑色ラスターを表示させる。
つぎに、同（ｂ）に示すように、緑色ラスター３３G の
左上端を画面有効径の上端３４（ディスプレイエリアの
上端）に接するまで移動させる。ついで、上記緑色用電
子ビームを水平方向に過走査させ、図３に示した表示画
面２８の右上端部の隅部を取囲むように設けられた３色
蛍光体層３０B ，３０G ，３０R のうち、短辺の外周に
沿って設けられた緑色蛍光体層３０G を選択的に発光さ
せる。そしてその発光している緑色蛍光体層３０G から
歪量ｂを求める。
の電子ビームを放出させて単色ラスター、たとえば緑色
用電子ビームを放出させて緑色ラスターを表示させる。
つぎに、同（ｂ）に示すように、緑色ラスター３３G の
左上端を画面有効径の上端３４（ディスプレイエリアの
上端）に接するまで移動させる。ついで、上記緑色用電
子ビームを水平方向に過走査させ、図３に示した表示画
面２８の右上端部の隅部を取囲むように設けられた３色
蛍光体層３０B ，３０G ，３０R のうち、短辺の外周に
沿って設けられた緑色蛍光体層３０G を選択的に発光さ
せる。そしてその発光している緑色蛍光体層３０G から
歪量ｂを求める。
【００２４】たとえば歪量の規格が１．５mm、各単色蛍
光体層３０B ，３０G ，３０R の間隔が０．５mmであ
り、図４（ｂ）に示したように上から３番目の緑色蛍光
体層３０G が発光しているとすると、この図４（ｂ）の
台形状に画像歪の歪量ｂは、約１．０mmであり、規格内
の歪量であることが短時間に容易に判定される。
光体層３０B ，３０G ，３０R の間隔が０．５mmであ
り、図４（ｂ）に示したように上から３番目の緑色蛍光
体層３０G が発光しているとすると、この図４（ｂ）の
台形状に画像歪の歪量ｂは、約１．０mmであり、規格内
の歪量であることが短時間に容易に判定される。
【００２５】また歪量が規格外の場合も、上記発光して
いる緑色蛍光体層３０G を基準にして、歪量が規格内に
なるように容易に調整することができる。
いる緑色蛍光体層３０G を基準にして、歪量が規格内に
なるように容易に調整することができる。
【００２６】なお、上記シャドウマスクの四隅部付近の
非有効部の開孔に対応する３色蛍光体層３０B ，３０G
，３０R は、画面有効径外に形成され、カラー受像管
を表示装置に組込むときは、前面に配置されるエスカッ
ションなどにより遮蔽されるため、実際の画像表示の目
障りとはならない。
非有効部の開孔に対応する３色蛍光体層３０B ，３０G
，３０R は、画面有効径外に形成され、カラー受像管
を表示装置に組込むときは、前面に配置されるエスカッ
ションなどにより遮蔽されるため、実際の画像表示の目
障りとはならない。
【００２７】なお、上記実施の形態では、台形状の画像
歪の歪量を検査する場合について説明したが、この発明
は、台形状以外の画像歪についても、同様に検査するこ
とができる。
歪の歪量を検査する場合について説明したが、この発明
は、台形状以外の画像歪についても、同様に検査するこ
とができる。
【００２８】また、上記実施の形態では、緑色ラスター
を表示して画像歪を検査する場合について説明したが、
この画像歪の検査は、青色や赤色ラスターで検査しても
よい。
を表示して画像歪を検査する場合について説明したが、
この画像歪の検査は、青色や赤色ラスターで検査しても
よい。
【００２９】また、上記実施の形態では、シャドウマス
クの円形状開孔対応して、蛍光体スクリーンがドット状
の３色蛍光体層からなるカラー受像管について説明した
が、この発明は、蛍光体スクリーンがストライプ状の３
色蛍光体層からなるカラー受像管にも適用可能である。
クの円形状開孔対応して、蛍光体スクリーンがドット状
の３色蛍光体層からなるカラー受像管について説明した
が、この発明は、蛍光体スクリーンがストライプ状の３
色蛍光体層からなるカラー受像管にも適用可能である。
【００３０】
【発明の効果】上記のように、パネルの内面に設けられ
た３色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンに対向して、
多数の開孔が所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効
部の外側にその有効部を取囲む非有効部が設けられたほ
ぼ矩形状のシャドウマスクが配置されてなるシャドウマ
スク型カラー受像管において、シャドウマスクの四隅部
のうち少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の
外周に沿って１個または複数個の開孔を設け、この開孔
に対応する蛍光体層をパネルの内面に設けると、画像歪
を短時間に容易かつ精度よく検査できる。また、歪量が
規格外の場合も、歪量が規格内になるように容易に調整
することができる。
た３色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンに対向して、
多数の開孔が所定の配列で形成されたほぼ矩形状の有効
部の外側にその有効部を取囲む非有効部が設けられたほ
ぼ矩形状のシャドウマスクが配置されてなるシャドウマ
スク型カラー受像管において、シャドウマスクの四隅部
のうち少なくとも一つの隅部付近の非有効部に有効部の
外周に沿って１個または複数個の開孔を設け、この開孔
に対応する蛍光体層をパネルの内面に設けると、画像歪
を短時間に容易かつ精度よく検査できる。また、歪量が
規格外の場合も、歪量が規格内になるように容易に調整
することができる。
【図１】図１（ａ）はこの発明の実施の一形態に係るカ
ラー受像管のシャドウマスクの構成を示す平面図、図１
（ｂ）はその要部構成を示す図である。
ラー受像管のシャドウマスクの構成を示す平面図、図１
（ｂ）はその要部構成を示す図である。
【図２】この発明の実施の一形態であるカラー受像管の
構成を一部切欠いて示した斜視図である。
構成を一部切欠いて示した斜視図である。
【図３】上記カラー受像管の蛍光体スクリーンの構成を
示す図である。
示す図である。
【図４】図４（ａ）は画像歪の検査方法を説明するため
に示した台形状の画像歪の図、図４（ｂ）はその歪量測
定方法を説明するための図である。
に示した台形状の画像歪の図、図４（ｂ）はその歪量測
定方法を説明するための図である。
【図５】従来のカラー受像管のシャドウマスクの構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図６】図６（ａ）乃至（ｃ）はそれぞれ画像歪の異な
る形状を示す図である。
る形状を示す図である。
１０…パネル １２…蛍光体スクリーン １３…シャドウマスク １５…３電子ビーム １６…電子銃 １８…開孔 １９…有効部 ２０…非有効部 ２５…開孔 ２９B ，２９G ，２９R …３色蛍光体層 ３０B ，３０G ，３０R …３色蛍光体層
Claims (4)
- 【請求項１】 パネルの内面に設けられた３色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンに対向して多数の開孔が所定
の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部の外側に上記有
効部を取囲む非有効部が設けられたほぼ矩形状のシャド
ウマスクが配置されてなるシャドウマスク型カラー受像
管において、 上記シャドウマスクは四隅部のうち少なくとも一つの隅
部付近の非有効部に上記有効部の外周に沿って１個また
は複数個の開孔が設けられ、この開孔に対応する蛍光体
層が上記パネルの内面に設けられていることを特徴とす
るシャドウマスク型カラー受像管。 - 【請求項２】 非有効部の複数個の開孔が有効部の長辺
および短辺の外周に沿って設けられていることを特徴と
する請求項１記載のシャドウマスク型カラー受像管。 - 【請求項３】 非有効部の複数個の開孔が等間隔で形成
されていることを特徴とする請求項１または２記載のシ
ャドウマスク型カラー受像管。 - 【請求項４】 パネルの内面に設けられた３色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンに対向して多数の開孔が所定
の配列で形成されたほぼ矩形状の有効部の外側に上記有
効部を取囲む非有効部が設けられたほぼ矩形状のシャド
ウマスクが配置されてなるシャドウマスク型カラー受像
管の画像歪検査方法において、 上記シャドウマスクは四隅部のうち少なくとも一つの隅
部付近の非有効部に上記有効部の外周に沿って１個また
は複数個の開孔を設け、かつこの開孔に対応する蛍光体
層を上記パネルの内面に設け、上記蛍光体スクリーンを
電子銃から放出された単色ビームにより単色ラスターを
表示するとともに上記非有効部の開孔に対応する蛍光体
層を発光させ、この非有効部の開孔に対応する蛍光体層
の発光に基づいて上記ラスターの歪みを検査することを
特徴とするシャドウマスク型カラー受像管の画像歪検査
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31344996A JPH10164622A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | シャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31344996A JPH10164622A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | シャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10164622A true JPH10164622A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18041443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31344996A Pending JPH10164622A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | シャドウマスク型カラー受像管およびその画像歪検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10164622A (ja) |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP31344996A patent/JPH10164622A/ja active Pending
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