JPH10164143A - ゲートウェイ装置およびそれを用いた通信システム - Google Patents
ゲートウェイ装置およびそれを用いた通信システムInfo
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- JPH10164143A JPH10164143A JP31820096A JP31820096A JPH10164143A JP H10164143 A JPH10164143 A JP H10164143A JP 31820096 A JP31820096 A JP 31820096A JP 31820096 A JP31820096 A JP 31820096A JP H10164143 A JPH10164143 A JP H10164143A
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
保証型ネットワークに適合するように構成されたVOD
サーバからの画像信号を、インタネット等のベストエフ
ォート型のネットワークを使って送信することを可能と
するゲートウェイ装置およびそれを用いた通信システム
を提供することにある。 【解決手段】 インターネットで用いられている帯域予
約プロトコル:RSVP(Resource Reservation Protoc
ol)処理部と、符号速度変換部(トランスコーデック)
と、トランスコーデックを動的に制御する制御部とを備
える。そして、インタネット端末からの画像配信要求に
対し、インタネットの各中継ノードが確保した帯域の情
報を得てトランスコーデックの符号変換量を制御する。
この時、制御部は、人間の視覚特性を考慮して符号変換
量を制御する。
Description
ワーク同士を接続した通信システムおよびそれらのネッ
トワーク間を接続するゲートウェイ装置に関する。
ンタネットの2つのネットワークと、画像信号の伝送帯
域を変換するためのトランスコーデックについて以下に
説明する。
sion)システムにおけるサービスのひとつに、ビデオオ
ンデマンドというサービスがある。ビデオオンデマンド
(以下VODと略記:Video On Demand)とは、MPE
G2(Moving Picture ExpertsGroup 2)のようなデジタ
ル画像圧縮技術を使って圧縮した映像信号を、デジタル
信号を記録可能な記憶媒体に格納しておき、CATV加
入者の端末(セットトップボックス、以下STBと略
記)からの送信要求に応じて、VODサーバが記憶媒体
から映像信号を読み出して送信するサービスである。M
PEG2は国際標準化機構/国際電気標準会議(ISO/IE
C:International Organization for Standardization
/ International Electrotechnical Commission) 13818
に標準化勧告されている。
上記のように映像信号をデジタル圧縮した形式で送信す
るため、デジタル信号を伝送可能な通信回線を使用して
いる。具体的には、ハイブリッド・ファイバー/コアク
シカル・ケーブル(HFC:Hybrid Fiber Coaxial Cabl
e)回線や光非同期転送モード(ATM:AsynchronousTra
nsfer Mode)回線などが現在実用に供している。
ステムであり、加入者には高画質の映像をサービスする
ことが必要である。そこで、CATVネットワークは、
映像信号データを確実に伝送するために伝送帯域等によ
って決まるサービスの品質(QoS:Quality of Servic
e)を完全に保証した、ギャランティー型のネットワーク
構成を用いている。
使用したいわゆるインタネットと呼ばれるコンピュータ
通信が急速に普及しており、企業や家庭において手軽に
インタネットに接続された情報サーバにアクセスするこ
とが可能になってきている。
静止画像情報等を提供するのに加えて映像情報を提供す
るようなサービスも出現し始めている。
タ通信を主要サービスとして開発されてきたシステムで
あるため、リアルタイム性が要求される画像通信では種
々の問題が生じる事が明らかになってきた。
は通信時に最大限確保可能な伝送品質(帯域幅、エラー
率)提供するのみで、QoSを保証しないことに一因が
ある。インタネットは、このようなネットワーク特性ゆ
えにベストエフォート型のネットワークと呼ばれてい
る。このベストエフォート型のネットワークでは、例え
ばネットワーク内部の中継ノードの何れかの部分に通信
トラフィックが集中するとそのノードではデータパケッ
トを処理しきれずにパケットの廃棄が発生する。
のやりとりでは、受信端末に正しくデータが到達しない
場合には、受信端末がその未到着のパケットに対する再
送信の要求信号を発し、再度データを正しく受信するよ
う動作を行なう事ができるため、パケットが破棄されて
も実質上の問題はない。
ング・時間の連続性に対する要求の厳しい通信において
は、上記再送メカニズムは有効に機能しない。なぜなら
ば、中継ノードにおいてパケット廃棄が発生した場合、
パケット再送を行ったとしても、リアルタイムで受信再
生を行うような場合には再送データの到着が間に合わ
ず、画面のフリーズ、駒落ち等の画質劣化が発生するこ
とになるからである。
続性に対する要求の厳しい通信のために、インタネット
関連の技術開発を推進しているIETF(Internet Engineer
ingTask Force)においてResource Reservation と呼ば
れる通信プロトコル(以下、RSVP)の開発を行っている。
この技術については Internet Draft Resource Reserva
tion Protocol (RSVP) Version 1 Functional Specific
ation August 12, 1996に開示されている。
に、データを受信しようとする端末(PC等)がネットワ
ークに対して希望する信号伝送帯域を要求する(リザベ
ーション)。するとネットワーク内部にある中継ノード
(ルータ等)は提供可能な伝送帯域を決定しその予約帯域
を次の中継ノードにリレーする。この手順をくり返し実
行し、最終的には目的とするサーバにまでこの予約帯域
を伝送する。こうして総ての中継ノード間に帯域が確保
されると、サーバは受信要求を発した端末に確保できた
帯域情報を返送し、これにより受信要求端末、ネットワ
ーク、サーバの間に利用可能な信号伝送帯域が設定され
る。この設定手順を経た後、端末とサーバは確保された
伝送帯域を用いて信号の送受信を行うことができる。
対して画像信号を送出するために画像信号の符号量を変
換するトランスコーデックと呼ばれる技術がある。トラ
ンスコーデックに関連する技術は、特開平7−5909
1号公報、特開平8−84339号公報、特開平8−2
51587号公報、特開平8−508378号公報など
に記載されている。これらのトランスコーデックでは、
入力される画像信号のデータ(ビット列)を、符号化した
時の逆の手法(例えば離散コサイン変換と逆離散コサイ
ン変換など)により元の信号に復号し、復号信号の係数
等を打ち切ったり、量子化幅を変更することで符号量を
変換しているものである。
ATVネットワークにおいては、VODサーバは、配信
するCATV回線の1チャンネルの信号伝送帯域幅が予
め確保されておりかつその帯域幅に変化がないため、固
定の信号速度でデータを配信するように構成されてい
る。そのためVODサーバが扱うコンテンツの記録レー
トは、そのコンテンツをサーバに格納する際に決定した
ものであり、映像信号送出時には変更することができな
い。上記の理由により、VODサーバをインタネットの
ような使用可能帯域が常時変化するようなベストエフォ
ート型のネットワークにつなぐことは困難であった。ま
た従来の技術で述べたトランスコーデックは、ある伝送
帯域から別の伝送帯域へ画像信号を送出する際の符号量
の変換手法について開示されているのみであり、ベスト
エフォート型のネットワークのように利用可能な帯域が
時々刻々と変化するようなネットワークに対応すること
はできなかった。
たもので、その目的は、ベストエフォート型のネットワ
ークへ他のネットワークから信号の劣化を最小限にして
送信することができるゲートウェイ装置およびそれを用
いた通信システムを提供することにある。
に、本発明のゲートウェイ装置は、帯域予約プロトコル
処理部と、デジタル信号の符号量の変換を行なうトラン
スコーデックと、トランスコーデックを制御する制御部
とを備える。帯域予約プロトコルから帯域の情報を得て
トランスコーデックの符号変換量を制御する。この時、
制御部は、人間の視覚特性を考慮して符号変換量を適応
的に制御する。
ないし図5を用いて説明する。図1は本発明のシステム
構成を示す図である。本システムでは、ゲートウェイ装
置1は、CATVシステム19とインタネット15との
間に設置される装置であり、CATVとインタネットの
双方に接続される。
していないがパーソナルコンピュータ(PC)等の端末が
複数接続されている。この構成において、インタネット
に接続された端末18からゲートウェイ装置1に向けて
画像のアクセス要求信号S1を発された場合について説
明する。
1により処理され、この要求はCATVのVODシステ
ム10の制御信号に変換される。要求を受信したVOD
システム10は、CATVネットワーク11内部の経路
を設定し、ゲートウェイ装置1に向けて映像信号の送出
を開始する。ゲートウェイ装置1は、VODシステム1
0から受信した映像信号に対し所定のプロトコル変換、
伝送速度変換を実施してインタネット側に映像信号を送
出する。大まかには以上の手順によりインタネット端末
18は、CATVシステム19のVODサーバ10から
の映像信号を受信し、利用することが可能となる。
構成を示す図である。本ゲートウェイ装置1は、VOD
システム10からの映像信号の符号量を変換するトラン
スコーデック部2と、トランスコーデック部2の送出符
号量の制御等を行う制御部3と、インタネットのRSV
P対応の処理やインタネットからのVODシステム10
に対するアクセス要求をVODシステムのプロトコルに
変換するプロトコル処理部4とから構成される。またこ
のゲートウェイ装置1は、インタネットと信号の入出力
を行うポート5、VODシステム10に対する制御信号
を入出力するポート6、およびVODシステムからの映
像信号を入力するためのポート7を備えている。
作を説明する。なお以下の説明では、VODシステムを
含む画像通信システムにおいて標準として広く用いられ
ており一般的な画像信号フォーマットであるMPEG信
号を例にとり説明を行う。ゲートウェイ装置1のトラン
スコーデック部2はVODシステム10からMPEG映
像信号(トランスポートストリーム、プログラムストリ
ーム、もしくはエレメンタリストリーム)を受け、この
信号の符号量を変換して出力する機能を有する。符号量
の変換方式は、例えば特開平7−59091に技術開示
されたような手法を用いることができる。なお、トラン
スコーデックを実現するには上記開示技術以外の方法も
利用することができる。トランスコーデック部2の入
力、出力はともに圧縮された画像信号であっても、入力
が圧縮された画像信号で出力が非圧縮の画像信号であっ
てもよい。また、入力は非圧縮の画像信号であって出力
が圧縮された画像信号であってもかまわない。但し、非
圧縮の信号の送信・受信では確保された信号伝送帯域を
有効に活用できないので、入出力とも圧縮画像信号であ
ることが回線使用効率上優れていることはいうまでもな
い。
る。このプロトコル処理部4はインタネットに対するイ
ンタフェース、トランスコーデック部2に対するインタ
フェース、及び制御装置3に対するインタフェースを有
している。このプロトコル処理部4のインタネット側の
プロトコルは例えばイーサーネットによるTCP/IP
(Transport Control Protocol/Internet Protocol)やIP
over ATM(Request ForComments/RFC1483)といったイ
ンタネットプロトコルである。このインタフェースには
インタネットプロトコルに準拠したパケットが入力され
る。このパケットには前記のRSVPメッセージや、V
ODシステム10のアクセス要求メッセージ等が含まれ
る。一方制御装置3からのメッセージとしてはアクセス
要求に対するVODシステム10の肯定応答メッセージ
(ACK)やエラーメッセージなどが含まれる。また、トラ
ンスコーデック部2からはMPEG映像信号のパケット
が入力される。このプロトコル処理部4はインタネット
からのRSVPメッセージ(リザーブ)に対しては、構
成応答メッセージを返信する。またこの時、プロトコル
処理部4は予約された帯域幅の情報をプロトコル変換し
た後、制御部3に送信する。インタネット端末18から
のアクセス要求メッセージに対しては、プロトコルを変
換してそのメッセージを制御部3を介してVODシステ
ム10に転送する。インタネットからのアクセス要求メ
ッセージは、例えばHTML(HyperTextMarkup Languag
e)等インタネットのブラウザに標準的に実装された言語
により記述されている。一方VODシステム10の制御
プロトコルとしてはISO/IECにより規格化されて
いるDSM−CC(Digital Strage Media Command andC
ontrol)が一般的に利用されているので、このプロトコ
ル処理部はHTMLからDSM−CCにメッセージ翻訳
を行う。逆にVODシステム10からのACKに対して
は、DSM−CCからHTMLへの翻訳を行ってから送
信する。
トコル処理部により変換されたDSM−CCによるアク
セス要求メッセージに応じてCATVネットワーク11
の映像信号配信経路の確立、及び図示していないがVO
Dサーバの起動を行う。これによりサーバの記憶媒体に
格納されたMPEG映像信号が出力され、図2のゲート
ウェイ装置1のトランスコーデック部2に入力される。
トランスコーデック部2は入力されたMPEG映像信号
の帯域を変換して、プロトコル処理部4にその信号を入
力する。このMPEG映像信号に対しプロトコル処理部
4は、IPパケットへのカプセル化を実行する。ここで
カプセル化とは、IPパケットのフォーマットでのMP
EG信号送信のための変換操作を意味している。なおM
PEG映像信号をIPパケットにカプセル化する手法は
IETFが発行したRFC(Request for Comment)20
38:RTP Payload Format for MPEG1/MPEG2 Video等に
より開示された技術を用いることができる。
トからのRSVPメッセージを解釈しそのメッセージに
応答するプロトコル処理部4と、予約された帯域に応じ
てトランスコーデックを制御し、かつVODシステム1
0に対してはシステム起動のメッセージを送信するよう
な制御部3を設け、RSVPメッセージに基づいてトラ
ンスコーデック部を制御するようにして、インタネット
のようなベストエフォート型のネットワークへVODシ
ステムの映像信号の送出を可能にしたものである。
明する。
フローを説明する図である。
ムアクセス要求があると、インタネット端末に実装され
たRSVPは必要とする帯域を予約するため一番身近に
ある接続ノード(デフォルトゲートウェイ)に最終目的
のサーバのアドレスと帯域要求信号(リザーブ)を送信
する(S302)。このノードにおいて要求帯域が確保可
能な場合は、さらに最終目的地までのパス上にある次の
ノードに向けて目的地アドレスとリザーブメッセージを
中継する。このようにノードからノードへ確保したい帯
域と最終アドレスを伝搬させていき、ネットワーク内部
のQoSを確立していく。最終のサーバ(本発明におい
てはゲートウェイがサーバの代理として動作する)に到
着したならば、サーバはこの帯域予約要求を受け付け
(S303)、それに対する承認信号を送信元の端末
(レシーバ)に対して返信する(S304)。プロトコ
ル処理部4は、RSVPの承認信号を送信した後、トラ
ンスコーデック部2に対して初期の変換帯域を指定する
(S305)。RSVPは所定の時間を経過した後、予
約した帯域を更新する動作を行うため、ゲートウェイ装
置1においては、更新要求を監視し(S306)、更新
する必要がある際は新規に確保する帯域のメッセージを
受信(S307)して、それに対する承認信号を返信す
る(S308)。RSVPの帯域幅が更新された場合は
それに伴いトランスコーデック部の変換帯域を更新する
動作を行う。この時、以前に設定されていた帯域と新規
に設定した帯域の大小関係を比較して(S309)、そ
の大小関係に応じてトランスコーデック部を制御する
(S310,S311)。サービスを継続している間
は、S306からS312までの処理手順を繰り返し実
行する。
形式で説明した図である。
ーブメッセージはノード(本図面では1ヶ所)により中
継されゲートウェイのプロトコル処理部に入力される。
プロトコル処理部は、このリザーブメッセージに対して
肯定応答(ACK)を返信する。インタネットノードはこの
ACKを中継してインタネット端末に送信する。RSVP
リザーブメッセージを受信したプロトコル処理部は、制
御部を介してトランスコーデックに対して帯域設定を行
う。トランスコーデックはこの帯域設定要求に対し帯域
を設定した後ACKを返信する。また、制御部はVODシ
ステムからゲートウェイまでのCATVネットワーク内
での伝送経路を設定し、同時にVODシステムに対して
VODサーバ起動の為のメッセージを送信する。このサ
ーバ起動信号によりVODサーバはMPEG映像信号の
送信を開始する。送信されたMPEG映像信号はトラン
スコーデックにより信号帯域を変換されインタネットノ
ードに向けて送信され、最終的にはインタネット端末に
到着することになる。
はインタネットノードを経由してプロトコル処理部に入
力される。そして、初期動作と同様に制御部を介してト
ランスコーデックの帯域を更新し、帯域確保に成功した
ことを伝えるACKをインタネット端末に向けて返信す
る。以後、サービスを終了するまで更新から設定までを
繰り返し実行する。
説明する。図5は、制御部からトランスコーデックを制
御する際の制御特性の一例を示した図である。図の縦軸
は信号帯域を、また横軸方向は時間経過を表している。
RSVPでは、前にも述べた通り、信号帯域の有効活用
と不必要な確保帯域の開放を目的に確保帯域幅を定期的
に更新することが定められている。そのため、RSVP
により設定される帯域は時間と共に時折更新され、その
つどトランスコーデック部2の出力帯域幅(以後ターゲ
ット符号量と記す)を制御しなければならない。図5に
示した制御特性は、RSVPの確保帯域が変化した際の
ターゲット符号量の制御特性を示している。図中の実線
がRSVPにより確保された帯域、破線がトランスコー
デックにおけるターゲット符号量である。
と実際のトランスコーデックの送信帯域との間には差分
を持たせて制御する。例えばRSVPにより3Mbit/sの
帯域が確保された場合にはターゲット符号量を2.7Mb
it/s程度に設定する。このようにターゲット符号量を低
く設定する理由については後に述べる。
生じた場合のターゲット符号量の設定方法を説明する。
本実施の形態においては、ターゲット符号量の設定に際
して、人間の視覚特性に配慮する。具体的には人間の視
覚特性は、急激な画質の変動に対しては検知能力が高
く、反対に緩やかな画質変動に対しては極めて鈍感であ
るといった特性を利用して、RSVPの確保している帯
域に変化が生じた場合にも画質変化を視聴者に気づかせ
ないようにトランスコーデック部の帯域制御を行う。
映像を視聴するユーザは、RSVP帯域の変動に伴う急
激な画質変動を頻繁に検知することになる。この画質変
動は映像の不連続感を誘導し、ひいては疲労や違和感に
つながる。
するためRSVPの帯域更新時の処理を以下に示す3つ
のケースに分けてそれぞれ異なる処理を行う。 ケース1:RSVPの帯域更新で確保帯域幅に変化がな
い場合。 ケース2:RSVPの確保帯域が拡大した場合。 ケース3:RSVPの確保帯域が縮小した場合。
ト符号量の設定方法を説明する。 ケース1:このケースではターゲット符号量は一切変更
しない。 ケース2:この場合がターゲット符号量を徐々に増加さ
せる。但し、初期の設定と同様にRSVPの確保帯域に
対しては低めにターゲット符号量を設定する。すなわ
ち、確保された帯域まで急激にターゲット符号量を増加
させるのではなく、5段階程度のステップを経て最終的
なターゲット符号量まで変化させる。 ケース3:この場合はまず確保された帯域まで一度にタ
ーゲット帯域を減少させる。その後、5段階程度のステ
ップを経てさらに少ないターゲット符号量を減少させ
る。このような制御方法では、RSVPの帯域が変化す
る前のターゲット符号量は実際に確保されていた帯域よ
り少なく設定してあったため、RSVPの帯域減少幅に
比較して減少幅、すなわち画質の変動を少なく抑圧する
ことができ、視覚上の画質変動も少なくすることが可能
となる。
5段階程度のステップで変更すれば良いと記述したが、
この値はあくまで実験的な主観評価により定められる値
である。ターゲット符号量を段階的に増加、減少させる
ことの主旨は、一度に全ての変更を行うのではなく複数
回に分割して設定することにあり、その回数は2回以上
であれば主旨を満足するものである。
符号量の制御方法考えられる。例えば、(1)動きの不連
続さ(フレームもしくはフィールド周波数の変化)に対す
る検知能力は解像度の変化の検知能力より極めて高い、
(2)輝度解像度の変化に対する検知能力は色解像度の変
化に対する検知能力より高いといったことがあげられ
る。これらの視覚特性を考慮してターゲット符号量を制
御すれば効果的である。すなわちターゲット符号量を変
更する際には、まず色に対する解像度情報を削減してビ
ットレートを減少させ、さらに符号量を削減する場合に
は輝度解像度の情報を削減すればよい。前記の情報削減
を行ってもまだ確保された帯域に適合しない場合は、フ
レームもしくはフィールド周波数を減少させて符号量を
削減するようにすればよい。なお、上述した制御方法を
表1にまとめて示す。
ンスコーデック部のターゲット符号量を制御すること
で、インタネットのようなベストエフォート型のネット
ワークでの利用可能帯域が時々刻々と変動しても、ユー
ザにその変化を気付かせることを少なく、帯域を適合さ
せていくことが可能となる。
タネットプロトコルを例に説明を行なったが、本発明は
ベストエフォート型のネットワークにおいて帯域予約プ
ロトコルとトランスコーデックを使用し、適応的に帯域
制御を行いながら固定回線対応のVODシステムを活用
するといったことにあり、特にインタネットのみに限定
されるものではない。企業内LAN(Local Area Netwo
rk)等のネットワークに固定回線対応のVODシステム
を接続する際にも効果があることは言うまでもない。さ
らに、本発明の実施例の説明では、画像と音声を伴った
映像通信を中心に説明を行なったが、本発明のゲートウ
ェイ装置はデジタル電話装置などの音声のみのアプリケ
ーションにも適用できる。この場合、トランスコーデッ
ク装置は音声の符号量の変換を、インタネットのRSV
Pプロトコルにより適応的に制御するように動作する。
RSVPとトランスコーデック装置、およびトランスコ
ーデック装置を制御する制御手段を用いることにより帯
域保証されたネットワークにしか対応しないVODサー
バ装置からの映像信号をインタネット等のベストエフォ
ート型のネットワークに向けて送信できるようになる。
クにしか適用できなかったVODサーバを、インタネッ
トのようなオープンネットワークに接続可能とすること
によって、VODサーバのユーザ数を飛躍的に増加で
き、VOD装置のアクセス率を高めることができる。ひ
いてはユーザ当たりのVODサーバ装置のコストを低減
することが可能となるといった効果がある。
ネットワークへ他のネットワークから信号の劣化を最小
限にして送信することができるゲートウェイ装置および
それを用いた通信システムを提供することができる。
る。
ローチャートである。
ンス図である。
る図である。
…制御部、4…プロトコル処理部、5、6、7…インタ
フェースポート、10…VODシステム、11…CAT
Vネットワーク、13…MPEG映像信号、16,1
7,18…インタネット端末、19…CATVシステ
ム。
Claims (3)
- 【請求項1】 第一のネットワークと第二のネットワー
クを接続するゲートウェイ装置であって、 第一のネットワークから入力された第一のデジタル信号
の符号量を変換して第二のデジタル信号を出力するトラ
ンスコーデックと、該トランスコーデックの符号変換量
を制御する制御部と、上記第二のネットワークの使用可
能な帯域の情報を受信して解析し上記制御部に送るとと
もに上記トランスコーデックから出力された第二のデジ
タル信号を第二のネットワークに送出する処理を行う情
報処理部とを備えることを特徴とするゲートウェイ装
置。 - 【請求項2】 画像配信サービスを提供する第一のネッ
トワークと、インタネットを接続するゲートウェイ装置
であって、 第一のネットワークから入力された第一のデジタル信号
の符号量を変換して第二のデジタル信号を出力するトラ
ンスコーデックと、該トランスコーデックの符号変換量
を制御する制御部と、インタネットの帯域予約プロトコ
ルを受信して解析し上記制御部に送るとともに上記トラ
ンスコーデックから出力された第二のデジタル信号をイ
ンタネットに送出する処理を行う情報処理部とを備える
ことを特徴とするゲートウェイ装置。 - 【請求項3】 所定の伝送速度でデジタル信号の送受信
を行う第一のネットワークと、帯域予約型の第二のネッ
トワークと、第一のネットワークと第二のネットワーク
間を接続するゲートウェイ装置とからなり、 該ゲートウェイ装置は、第二のネットワークの帯域予約
情報に基づいて第一のネットワークで送受信されるデジ
タル信号の符号量を変換して第二のネットワークに送出
することを特徴とする通信システム。
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---|---|---|---|
JP31820096A JP3668742B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | ゲートウェイ装置およびそれを用いた通信システム |
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JP31820096A Expired - Fee Related JP3668742B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | ゲートウェイ装置およびそれを用いた通信システム |
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