JPH10164017A - 通信多重化システム - Google Patents

通信多重化システム

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JPH10164017A
JPH10164017A JP8328015A JP32801596A JPH10164017A JP H10164017 A JPH10164017 A JP H10164017A JP 8328015 A JP8328015 A JP 8328015A JP 32801596 A JP32801596 A JP 32801596A JP H10164017 A JPH10164017 A JP H10164017A
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JP
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transmission
optical
transmitted
communication
mobile terminal
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JP8328015A
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Yoshiharu Osaki
吉晴 大崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送速度が変化する複数の情報を容易に多重
化できる通信多重化システムを提供する。 【解決手段】 各端末装置12に割り当てられた符号に
よって拡散処理を施してスペクトラム拡散変調をした情
報信号を伝送路上に多重化して送出する。伝送路上で伝
送できる容量を超える伝送信号が各端末装置12から送
出されたとき、受信側で発生する伝送特性の劣化を検出
して、誤りのある受信情報を廃棄する。一様に、あるい
は選択的に端末装置12の実質的な伝送速度を低下させ
て、多重化した後の実質伝送量が最大伝送容量を超えな
いように、基地局11で適切に設定する。伝送特性の劣
化を検出して伝送量を制限することで、複雑な制御機構
なしに、時間的に変動する情報量に対応できる通信多重
化システムが構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信信号を
スペクトラム拡散変調で多重化して伝送するための通信
多重化システムに関し、特に、非同期で送出される伝送
信号が輻輳して許容伝送容量を超えたとき、伝送特性の
劣化を検出して伝送量を制限する通信多重化システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、広帯域ISDNのように、情報量
の異なるサービスを一つの通信路で多重伝送するATM
技術が開発され、実用化が進められている。一方、一般
家庭には、FTTH(ファイバ・ツゥー・ザ・ホーム)
と呼ばれる光ファイバを用いて、従来の電話サービスだ
けでなく、種々の情報量の異なるサービスを提供するこ
とが検討されている。同様に携帯電話に関しても、現状
では電話サービスだけであるが、今後は種々の情報量の
異なるサービスを提供するシステムになるであろうとい
うことが容易に類推できる。
【0003】図3は、従来のATM多重化方式に基づく
通信多重化システムの説明図である。図3の従来のAT
M多重化システムでは、種々の異なる伝送速度で情報を
発生する端末装置4a、端末装置4b、...、端末装
置4xは、それぞれからの情報を「セル」と呼ばれるパ
ケットに乗せて伝送し、多重化装置3ではこのセルを単
位として多重化してATM交換機2を介してATM網1
に送る。これらの情報の伝送速度は一定ではなく、情報
の発生量に応じて伝送速度が変動する。情報の発生量
(伝送速度)の最大値で伝送容量を決めると、ほとんど
の時間では空き容量となって伝送容量が無駄になるの
で、伝送コストの増大を招くという問題がある。
【0004】しかし、多重化される情報の発生がランダ
ムに起こるものとすると、これらの情報を多重化したと
きには情報の発生確率は平均化され、最大の伝送容量を
低減することができる。さらに、情報の発生確率を時間
的に平均化して、最大の伝送容量を低減するために、多
重化装置3では、それぞれの情報に対するセルをバッフ
ァに蓄えて順次送出する。それでも、バッファ長は有限
であるから、情報の発生が集中したときには情報は失わ
れる。情報の喪失を避けるためには、バッファ長を可変
にして、情報の発生状況に応じてバッファ長を最適化す
る制御をしなければならない。また、優先的に伝送され
る情報がある場合には、多重化における優先制御が複雑
になり、従来の多重化システムではハードウエアの増大
でコストアップを招くという欠点がある。
【0005】一方、時分割多重によって情報を多重化し
各家庭に分配するFTTHのような、情報の発生確率が
変動するシステムは、最大伝送速度に基づいて設計され
るため、非効率なシステムとなる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
多重化方式を、個人ユーザを対象とする携帯電話や一般
家庭で利用するシステムに導入した場合、基地局側のハ
ードウエアの増大を招き、低コストなマルチメディア・
サービスを提供することが困難になるという問題があ
る。
【0007】本発明は、このような従来の多重化通信シ
ステムの問題を解決するものであり、伝送速度の変化す
る情報を容易に多重化できる通信多重化システムを提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、基地局装置によって各端末に割り当てら
れた符号によって拡散処理を施した信号を伝送路上に多
重化して送出する通信多重化システムにおいて、受信側
で発生する伝送特性の劣化を検出して、誤りのある受信
情報を廃棄することにより、全ての、あるいは優先度の
低い端末装置の実質的な伝送速度を低下させ、多重化し
た後の実質伝送量が最大許容伝送容量を超えないよう
に、基地局装置で端末装置対応に伝送量を設定するよう
に構成したものである。
【0009】したがって、本発明よれば、伝送路上で伝
送できる容量を超える伝送信号が各端末装置から送出さ
れたとき、伝送特性の劣化を検出して伝送量を制限する
ことで、複雑な制御機構なしに、変動する情報量に対応
できる多重化システムが構成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
それぞれ割り当てられた符号でスペクトラム拡散変調さ
れた信号を送信する複数の移動端末装置と、前記移動端
末装置からの信号を受信・復調する無線基地局装置とか
らなる通信多重化システムにおいて、空中線伝送路上に
伝送できる容量を超える伝送信号が各移動端末装置から
送出されたとき伝送特性の劣化を検出して伝送量を制限
する手段を前記無線基地局装置に設けたものであり、ス
ペクトラム拡散変調を用いる移動端末装置の伝送特性の
劣化を検出して伝送量を制限する作用を有するものであ
る。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、空中線伝
送路上に伝送できる容量を超える伝送信号が各端末装置
から送出されたとき伝送特性の劣化を検出して、前記移
動端末装置の優先度に応じて伝送量を制限する手段を前
記無線基地局装置に設けたものであり、スペクトラム拡
散変調を用いる移動端末装置の伝送特性の劣化を検出し
て移動端末装置の優先度に応じて伝送量を制限する作用
を有するものである。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、それぞれ
割り当てられた符号でスペクトラム拡散変調された光信
号を出力する複数の光通信端末装置と、前記光通信端末
装置からの光信号を伝送する複数の光ファイバと、この
複数の光ファイバを分岐・合波するための光分岐装置
と、合波された光信号を受信もしくは光通信端末装置へ
の光信号を送信する多重化装置とから構成された通信多
重化システムにおいて、光ファイバ伝送路上に伝送でき
る容量を超える伝送信号が各光通信端末装置から送出さ
れたとき伝送特性の劣化を検出して伝送量を制限する手
段を前記多重化装置に設けたものであり、スペクトラム
拡散変調を用いる光通信端末装置の伝送特性の劣化を検
出して伝送量を制限する作用を有するものである。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、光ファイ
バ伝送路上に伝送できる容量を超える伝送信号が各光通
信端末装置から送出されたとき伝送特性の劣化を検出し
て、前記光通信端末装置の優先度に応じて伝送量を制限
する手段を前記多重化装置に設けたものであり、スペク
トラム拡散変調を用いる光通信端末装置の伝送特性の劣
化を検出して光通信端末装置の優先度に応じて伝送量を
制限する作用を有するものである。
【0014】以下、本発明の実施の形態を図1から図8
を参照して説明する。
【0015】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
形態は、スペクトラム拡散変調を用いる携帯電話などの
移動端末装置における多重化方式において、伝送特性の
劣化を検出して伝送量を制限するものである。
【0016】図1は、携帯電話における多重化方式を示
す説明図である。図1において、1はATM網、2はA
TM交換機であり、従来の構成と同様のものである。1
1は無線基地局装置、12aは移動端末装置a、12b
は移動端末装置b、...、12xは移動端末装置xで
ある。
【0017】移動端末装置とは、携帯電話機や携帯情報
端末等の移動通信を利用した端末装置である。移動端末
装置12a、移動端末装置12b、...からは、それ
ぞれ直交する符号で情報信号が拡散処理され、同一周波
数の送信信号として送出される。無線基地局装置11で
は、移動端末装置からの送信信号を受信・復調し、復調
したデータをATM交換機2へ送出する。
【0018】図4は、移動端末装置の構成を示すブロッ
ク図である。図4において、41は変調された送信信号
を周波数変換、電力増幅してアンテナから送信するRF
送信部、42は符号化された送信信号の拡散処理、直交
変調などをする変調部、43送信情報を符号化する符号
化部、44はアンテナからの受信信号の増幅、周波数変
換をするRF受信部、45は受信信号の逆拡散処理する
復調部、46は復調した受信信号を復号してデータを復
元する復号化部、47は送信情報の符号化の速度を示す
符号化レート信号である。
【0019】符号化部43では情報の発生量に比例した
符号化や可変長符号への符号化が行なわれ、符号化部4
3からは可変レートの信号が出力される。この符号化部
43から出力された可変レート信号と、これに同期した
符号化レート信号47を変調部42へ入力する。変調部
42では、無線基地局装置11によって移動端末装置ご
とに割り当てられた符号で拡散処理(スペクトラム拡散
変調)を行なう。変調部42で変調された信号は、RF
送信部41でRF周波数に変換され空中へ送出される。
このとき、符号化レート信号47に基づいてバースト状
に送信されるので、移動端末装置からの送信出力は図5
に示す信号の1つとなる。
【0020】図5は、移動端末装置12a、12
b、...の送信タイミングの一例を示す図である。こ
の図に示すような送信タイミングで、それぞれの移動端
末装置から送出される信号を、無線基地局装置11で受
信する。
【0021】図6は、無線基地局装置11の構成を示す
ブロック図である。図6において、61は、移動端末装
置からの信号をアンテナを介して受信して増幅、周波数
変換し復調部に分配するRF受信部、62aは復調部
a、62bは復調部b、...、62xは復調部x、6
3は復調した受信信号をATM多重化してATM交換機
に送出する多重部、64はATM交換機からのパケット
を移動端末装置に対応して分離する分離部、65aは変
調部a、65bは変調部b、...、65xは変調部
x、66は変調された送信信号を周波数変換、電力増幅
してアンテナから送信するRF送信部である。無線基地
局装置11、すなわちRF受信部61で受信された信号
は、復調部62a、復調部62b、...へ分配され
る。
【0022】いま、復調部62aは、図1の移動端末装
置12aの送信する信号を、移動端末装置12aに割り
当てられた符号を使って逆拡散処理を行なっているとす
る。このとき、他の移動端末装置12b、移動端末装置
12c、...等からの送信信号は復調部62aに対し
ては雑音成分となり、復調信号を劣化させる。他の移動
端末装置12b、移動端末装置12c、...等からの
送信信号が増加すれば、雑音成分が増加し、復調信号の
劣化が大きくなる。
【0023】したがって、復調信号の劣化が大きくなる
と、伝送誤りが増加し、情報が部分的に失われる。他の
移動端末装置12b、移動端末装置12c、...等か
らの送信信号は、伝送される情報量、すなわち伝送量に
比例する。伝送量の増加は、前記の説明のように伝送誤
りの増加を招く。しかし、伝送量が最大許容伝送量を超
えても、すべての情報が失われることはなく、伝送路の
過負荷の程度に応じて徐々に劣化が大きくなる。この点
は、スペクトラム拡散変調による多重化方式の特徴の1
つである。本発明は、この特徴を利用して、伝送量が伝
送容量の限界を超えても、伝送速度を低下させて伝送量
を減らすことにより、通信ができるようにしたものであ
る。
【0024】受信した情報のうち、誤り訂正のできない
伝送誤りの発生した情報を破棄するようにする。誤りに
より情報が廃棄されたことは上位レイヤに報告され、必
要に応じて再送処理などを行なう。こうすることによ
り、実質的な伝送速度が低下し、伝送量は制限されるた
め、復調部から出力される情報速度が全体の情報速度
(伝送量)によって制限され、多重部63に入力される
全ての復調部からの情報量は多重部63が伝送できる伝
送容量を超えないように動作する。したがって、多重部
63では復調部からのデータが準備された順に順次多重
伝送すれば良く、特別なバッファや制御回路は不要とな
る。
【0025】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、各移動端末装置からのスペクトラム拡散変調さ
れた送信信号を空中線(伝送路)上で多重化し、輻輳時
の伝送特性の劣化を検出して、誤り情報を破棄して実質
的な伝送速度を低下させることにより、特別なハードウ
エア無しに、全体の伝送量を多重伝送できる情報量に制
限できる。
【0026】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、スペクトラム拡散変調を用いる携帯電話など
の移動端末装置における多重化方式において、輻輳時の
伝送特性の劣化を検出して、移動端末装置の優先度に応
じた実質的な伝送速度を無線基地局装置で設定するもの
である。
【0027】第2の実施形態では、無線基地局装置11
を図7に示す構成とし、移動端末装置12を図8に示す
構成とする。図7は、無線基地局装置11のRF受信部
61、RF送信部66、復調部62aおよび変調部65
aの詳細を示した図である。図7において、61はRF
受信部、62aは復調部a、65aは変調部a、66は
RF送信部で、図6に示したものと同一のものである。
71aは拡散復調部、72aは誤り訂正部、73aはフ
レーム分解部であり、以上の3つのブロックで復調部6
2aを構成する。74aは伝送誤り判定部であり、75
aはフレーム組み立て部、76aは誤り訂正符号化部、
77aは拡散変調部であり、以上の3つのブロックで変
調部65aを構成する。
【0028】RF受信部61で受信された信号は、復調
部62a、すなわち、拡散復調部71aに分配・入力さ
れる。拡散復調部71aにおいては、復調部62aで復
調する移動端末装置に割り当てられた符号で逆拡散処理
(スペクトラム拡散復調)を行なう。いま、復調部62
aは、図1の移動端末装置12aの送信する信号を、移
動端末装置12aに無線基地局装置11によって割り当
てられた符号を使って逆拡散処理を行なっているとす
る。このとき、他の移動端末装置12b、移動端末装置
12c、...等からの送信信号は復調部62に対して
は雑音成分となり、復調信号を劣化させる。このため、
誤り訂正部72aにおいて誤り訂正を施しても復調信号
の劣化によって生じるすべての誤りを訂正することはで
きない。このため、フレーム分解部73aにおいては、
フレームを分解してデータを多重化部へ送出するととも
に、誤りをカウントして劣化状況を測定する。この劣化
状況は伝送誤り判定部74aに伝えられ、伝送誤り判定
部74aでは劣化が規定値よりも大きくなった場合、移
動端末装置12aに対する送信電力を上げる命令を送信
フレームに挿入するように伝送誤り判定部74aからフ
レーム組み立て部75aに連絡する。移動端末装置12
aに対する送信電力を上げる命令を含んだ送信フレーム
は、誤り訂正符号化部76aで符号化されたうえで拡散
変調部77aで拡散処理されてRF送信部66から送信
される。
【0029】なお、伝送誤り判定部74aには、他の復
調部62b、復調部62c、...で誤りをカウントし
て得た劣化状況を与えて、それぞれに対応する移動端末
装置の優先順位に応じた劣化状況になるように、移動端
末装置の送信電力を制御することができる。
【0030】一方、図8は上述の無線基地局装置に対応
した移動端末装置12の変調部42及び復調部45の詳
細を示した図である。図8において、41はRF送信
部、42は変調部、43は符号化部、44はRF受信
部、45は復調部、46は複号化部で、図4に示した物
と同一のものである。81は拡散変調部、82は誤り訂
正符号化部、83はフレーム組み立て部であり、以上の
3つのブロックで変調部42を構成する。84は拡散復
調部、85は誤り訂正部、86はフレーム分解部であ
り、以上の3つのブロックで復調部45を構成する。8
7は送信電力制御信号で、無線基地局装置の命令に基づ
いて送信電力を制御するための信号である。
【0031】移動端末装置のRF受信部44で受信され
た信号は、復調部45、すなわち、拡散復調部84に入
力され、拡散復調部84においては移動端末装置に割り
当てられた符号で逆拡散処理(スペクトラム拡散復調)
を行なう。さらに、誤り訂正部85において誤り訂正を
施したうえでフレーム分解部86においてフレームを分
解してデータと無線基地局装置からの命令とに分離す
る。このとき、無線基地局装置において当該移動端末装
置に対する伝送誤りが増加して劣化が規定値よりも大き
くなったとすると、上述のように、無線基地局装置は当
該移動端末装置に対して送信電力を上げる命令を含んだ
送信フレームを送出する。従って、フレーム分解部86
では送信電力を上げる命令を受け取ると送信電力制御信
号87でRF送信部41を制御して送信電力を増加させ
る。
【0032】このように構成することにより、リアルタ
イム情報などを扱う優先順位の高い移動端末装置は伝送
速度を低下させずに通信することができ、優先順位の低
い移動端末装置は、伝送速度は遅くても通信を続行する
ことができる。
【0033】以上の動作によって、移動端末装置の送信
電力を制御し、従来の無線基地局装置には存在しなかっ
た基地局側から移動端末装置に優先順位を設定する機能
を設けることができる。
【0034】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、スペクトラム拡散変調を用いるFTTH光ア
クセス系の多重化方式において、輻輳時の伝送特性の劣
化を検出して伝送量を制限するものである。
【0035】図2は、FTTHにおける光アクセス系の
多重化方式を示す説明図である。図2において、1はA
TM網、2はATM交換機であり、従来の構成と同様の
ものである。21はアクセス系多重化装置、22aは光
通信端末装置a、22bは光通信端末装置b、...、
22xは光通信端末装置x、23は光分岐装置、24は
光アクセス系の幹線ファイバ、25aは家庭aへの支線
ファイバa、25bは家庭bへの支線ファイバ
b、...、25xは家庭xへの支線ファイバxであ
る。光通信端末装置は第1の実施形態の移動端末装置
に、アクセス系多重化装置21は無線基地局装置11に
該当するもので、RF送信部、RF受信部をそれぞれ光
送信部、光受信部と置き換えた構成である。光通信端末
装置22a、光通信端末装置22b、...からは、そ
れぞれ直交する符号で拡散処理され、同一周波数で強度
変調された光信号として送出される。光通信端末装置か
らの信号は支線ファイバ25a、支線ファイバ25
b、...を通って光分岐装置で合波される。合波され
た光信号は幹線ファイバ24を通ってアクセス系多重化
装置21に入力される。アクセス系多重化装置21では
光通信端末装置からの光信号を光−電気変換・復調し、
復調したデータをATM交換機2へ送出する。アクセス
系多重化装置21の復調部以降は第1の実施形態と同様
な動作である。
【0036】以上のように、前記第3の実施形態によれ
ば、各光通信端末装置からのスペクトラム拡散変調され
た光信号を光分岐装置23上で多重化し、輻輳時の伝送
特性の劣化を検出して、誤り情報を破棄して実質的な伝
送速度を低下させることにより、特別なハードウエア無
しに、全体の伝送量を多重伝送できる情報量に制限でき
る。また、第3の実施形態においては、従来の時分割多
重方式と異なり、種々の情報速度に応じた伝送信号を容
易に多重化することができる。
【0037】なお、第3の実施形態においても第2の実
施形態と同様に、アクセス系多重化装置21に伝送誤り
判定部と光通信端末装置の光出力を制御するための命令
を送出する機能とを設ける。これに対して光通信端末装
置では、この命令を取り出し、この命令に基づいて光出
力を制御することによって、光通信端末装置に優先順位
を設定することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、前記の実施形態から明らかな
ように、スペクトラム拡散変調を用いる伝送路上で、伝
送できる最大許容伝送量を超える伝送信号が各端末装置
から送出されたとき、伝送特性の劣化を検出して伝送量
を制限することで、時間的に変動して伝送される情報量
に対応できる通信多重化システムが、複雑な制御機構な
しに構成できる。
【0039】また、輻輳時に端末装置の優先順位に応じ
た伝送速度を基地局装置で容易に設定できるので、リア
ルタイム情報を損なわずに伝送できる通信多重化システ
ムが簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である、携帯電話にお
ける多重化方式を示す説明図、
【図2】本発明の第3の実施形態である、FTTHにお
ける光アクセス系の多重化方式を示す説明図、
【図3】従来のATM多重化方式に基づく多重化装置の
説明図、
【図4】移動端末装置の構成を示すブロック図、
【図5】移動端末装置12a、12b、…、の送信タイ
ミングの一例を示す図、
【図6】無線基地局装置11の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2の実施形態である、無線基地局装
置11のRF受信部61、RF送信部66、復調部62
aおよび変調部65aの詳細を示した図、
【図8】移動端末装置12の変調部42及び復調部45
の詳細を示した図である。
【符号の説明】
1 ATM網 2 ATM交換機 11 無線基地局装置 12a 移動端末装置a 12b 移動端末装置b 21 アクセス系多重化装置 22a 光通信端末装置a 22b 光通信端末装置b 23 光分岐装置 24 光アクセス系幹線ファイバ 25a 家庭aへの支線ファイバ 25b 家庭bへの支線ファイバ 41 RF送信部 42 変調部 43 符号化部 44 RF受信部 45 復調部 46 複号化部 47 符号化レート信号 61 RF受信部 62a 復調部a 62b 復調部b 63 多重部 64 分離部 65a 変調部a 65b 変調部b 66 RF送信部 71a 拡散復調部 72a 誤り訂正部 73a フレーム分解部 74a 誤り判定部 75a フレーム組立部 76a 誤り訂正符号化部 77a 拡散変調部 81 拡散変調部 82 誤り訂正符号化部 83 フレーム組立部 84 拡散復調部 85 誤り訂正部 86 フレーム分解部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/26 7/30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ割り当てられた符号でスペクト
    ラム拡散変調された信号を送信する複数の移動端末装置
    と、前記移動端末装置からの信号を受信・復調する無線
    基地局装置とからなる通信多重化システムにおいて、空
    中線伝送路上に伝送できる容量を超える伝送信号が前記
    各移動端末装置から送出されたとき伝送特性の劣化を検
    出して伝送量を制限する手段を前記無線基地局装置に設
    けたことを特徴とする通信多重化システム。
  2. 【請求項2】 空中線伝送路上に伝送できる容量を超え
    る伝送信号が各端末装置から送出されたとき伝送特性の
    劣化を検出して、前記移動端末装置の優先度に応じて伝
    送量を制限する手段を前記無線基地局装置に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の通信多重化システム。
  3. 【請求項3】 それぞれ割り当てられた符号でスペクト
    ラム拡散変調された光信号を出力する複数の光通信端末
    装置と、前記光通信端末装置からの光信号を伝送する複
    数の光ファイバと、この複数の光ファイバを分岐・合波
    するための光分岐装置と、合波された光信号を受信もし
    くは光通信端末装置への光信号を送信する多重化装置と
    から構成された通信多重化システムにおいて、光ファイ
    バ伝送路上に伝送できる容量を超える伝送信号が前記各
    光通信端末装置から送出されたとき伝送特性の劣化を検
    出して伝送量を制限する手段を前記多重化装置に設けた
    ことを特徴とする通信多重化システム。
  4. 【請求項4】 光ファイバ伝送路上に伝送できる容量を
    超える伝送信号が各光通信端末装置から送出されたとき
    伝送特性の劣化を検出して、前記光通信端末装置の優先
    度に応じて伝送量を制限する手段を前記多重化装置に設
    けたことを特徴とする請求項3記載の通信多重化システ
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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