JPH10163984A - 無線通信システム - Google Patents
無線通信システムInfo
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- JPH10163984A JPH10163984A JP8324389A JP32438996A JPH10163984A JP H10163984 A JPH10163984 A JP H10163984A JP 8324389 A JP8324389 A JP 8324389A JP 32438996 A JP32438996 A JP 32438996A JP H10163984 A JPH10163984 A JP H10163984A
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- slave
- wireless communication
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広い範囲に分布した複数の子局が共通の親局
を利用し、常に高い通信品質でデータ通信を行うことが
できる無線通信システムを提供する。 【解決手段】 子局2−1〜2−3は、この親局2−2
0と無線通信を行う機能および他の通信局と親局2−2
0との無線通信の中継を行う機能を併有している。この
システムでは、親局2−20と子局2−1〜2−3との
間で試験的にデータの伝送を行うことにより各子局と親
局との間の無線通信の品質を評価する。この評価により
親局との間で所定レベルの通信品質の無線通信を行い得
ると認められる子局2−2は、親局と無線通信を行うと
共に他の子局2−3と親局との無線通信の中継を行う。
を利用し、常に高い通信品質でデータ通信を行うことが
できる無線通信システムを提供する。 【解決手段】 子局2−1〜2−3は、この親局2−2
0と無線通信を行う機能および他の通信局と親局2−2
0との無線通信の中継を行う機能を併有している。この
システムでは、親局2−20と子局2−1〜2−3との
間で試験的にデータの伝送を行うことにより各子局と親
局との間の無線通信の品質を評価する。この評価により
親局との間で所定レベルの通信品質の無線通信を行い得
ると認められる子局2−2は、親局と無線通信を行うと
共に他の子局2−3と親局との無線通信の中継を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、親局と複数の子
局との間でデータ通信を行う無線通信システムに関す
る。
局との間でデータ通信を行う無線通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、無線通信システムは、フェ
ージング等の諸要因による影響を受けやすく、時として
通信品質が低下する場合がある。しかしながら、無線通
信システムにおいて、データ通信を行うためには、常に
一定水準以上の通信品質が得られるよう通信路の保全を
行うことが要求される。
ージング等の諸要因による影響を受けやすく、時として
通信品質が低下する場合がある。しかしながら、無線通
信システムにおいて、データ通信を行うためには、常に
一定水準以上の通信品質が得られるよう通信路の保全を
行うことが要求される。
【0003】図4はこのような要求を満たすべく提案さ
れた従来の無線通信システムの構成を示すブロック図で
ある。この図4において、4−1〜4−6は子局、4−
11および4−12は親局、4−20は制御装置であ
る。
れた従来の無線通信システムの構成を示すブロック図で
ある。この図4において、4−1〜4−6は子局、4−
11および4−12は親局、4−20は制御装置であ
る。
【0004】この無線通信システムにおいて、各子局4
−1〜4−6は親局4−11または4−12のいずれか
を介して制御装置4−20との間でデータの授受を行う
ことができる。
−1〜4−6は親局4−11または4−12のいずれか
を介して制御装置4−20との間でデータの授受を行う
ことができる。
【0005】各子局4−1〜4−6は親局4−11また
は4−12のいずれをも利用することができるが、無線
通信路がフェージング等の悪影響を受けるため、各子局
毎に通信路を固定したのでは時として通信品質の低下を
招くこととなる。そこで、この無線通信システムでは、
親局4−11と各子局4−1〜4−6との間および親局
4−12と各子局4−1〜4−6との間で試験的にデー
タ通信が行われ、これにより各子局毎に親局4−11を
経由する通信経路の通信品質と親局4−12を経由する
通信経路の通信品質が求められる。そして、各子局毎に
高い通信品質の得られる通信経路が選択される。
は4−12のいずれをも利用することができるが、無線
通信路がフェージング等の悪影響を受けるため、各子局
毎に通信路を固定したのでは時として通信品質の低下を
招くこととなる。そこで、この無線通信システムでは、
親局4−11と各子局4−1〜4−6との間および親局
4−12と各子局4−1〜4−6との間で試験的にデー
タ通信が行われ、これにより各子局毎に親局4−11を
経由する通信経路の通信品質と親局4−12を経由する
通信経路の通信品質が求められる。そして、各子局毎に
高い通信品質の得られる通信経路が選択される。
【0006】なお、この種の技術については例えば特開
平7−123062号公報に開示されている。
平7−123062号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の技術は、各子局が複数の親局を使用しうる無線通信
システムには適用できるが、サービスエリア当たりの親
局の数が少なく、比較的広い範囲に分布した子局が共通
の親局を利用するような無線通信システムには不向きで
ある。
来の技術は、各子局が複数の親局を使用しうる無線通信
システムには適用できるが、サービスエリア当たりの親
局の数が少なく、比較的広い範囲に分布した子局が共通
の親局を利用するような無線通信システムには不向きで
ある。
【0008】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、広い範囲に分布した複数の子局が共通
の親局を利用し、常に高い通信品質でデータ通信を行う
ことができる無線通信システムを提供することを目的と
している。
れたものであり、広い範囲に分布した複数の子局が共通
の親局を利用し、常に高い通信品質でデータ通信を行う
ことができる無線通信システムを提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
親局と、前記親局と無線通信を行う機能および他の通信
局と前記親局との無線通信の中継を行う機能を併有する
複数の子局とを有し、前記親局と前記複数の子局との間
で試験的にデータの伝送を行うことにより前記複数の子
局と前記親局との間の無線通信の品質を評価し、この評
価により前記親局との間で所定レベルの通信品質の無線
通信を行い得ると認められる子局は、前記親局と無線通
信を行うと共に他の子局と前記親局との無線通信の中継
を行うことを特徴とする無線通信システムを要旨とす
る。
親局と、前記親局と無線通信を行う機能および他の通信
局と前記親局との無線通信の中継を行う機能を併有する
複数の子局とを有し、前記親局と前記複数の子局との間
で試験的にデータの伝送を行うことにより前記複数の子
局と前記親局との間の無線通信の品質を評価し、この評
価により前記親局との間で所定レベルの通信品質の無線
通信を行い得ると認められる子局は、前記親局と無線通
信を行うと共に他の子局と前記親局との無線通信の中継
を行うことを特徴とする無線通信システムを要旨とす
る。
【0010】請求項2に係る発明は、他の子局と親局と
の間の無線通信の中継を行うこととなった子局が、当該
他の子局との間で試験的にデータの伝送を行い、その結
果に基づき、前記中継を行う子局を介して前記親局と無
線通信を行う子局とを決定するようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の無線通信システムを要旨とする。
の間の無線通信の中継を行うこととなった子局が、当該
他の子局との間で試験的にデータの伝送を行い、その結
果に基づき、前記中継を行う子局を介して前記親局と無
線通信を行う子局とを決定するようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の無線通信システムを要旨とする。
【0011】請求項3に係る発明は、前記他の子局と親
局との間の無線通信の中継を行うこととなった子局は、
前記親局とは異なった周波数を使用して当該他の子局と
の無線通信を行うことを特徴とする請求項1または2に
記載の無線通信システムを要旨とする。
局との間の無線通信の中継を行うこととなった子局は、
前記親局とは異なった周波数を使用して当該他の子局と
の無線通信を行うことを特徴とする請求項1または2に
記載の無線通信システムを要旨とする。
【0012】請求項4に係る発明は、前記複数の子局と
前記親局との間の無線通信の品質をデータ伝送における
データ誤り率に基づき評価することを特徴とする請求項
1または2に記載の無線通信システムを要旨とする。
前記親局との間の無線通信の品質をデータ伝送における
データ誤り率に基づき評価することを特徴とする請求項
1または2に記載の無線通信システムを要旨とする。
【0013】請求項5に係る発明は、前記複数の子局と
前記親局との間の無線通信の品質をデータ伝送の際の受
信電界強度に基づき評価することを特徴とする請求項1
または2に記載の無線通信システムを要旨とする。
前記親局との間の無線通信の品質をデータ伝送の際の受
信電界強度に基づき評価することを特徴とする請求項1
または2に記載の無線通信システムを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。本実施形態に係る無線通信
システムは、複数の子局が共通の親局と無線通信を行う
ことにより親局を経由して制御装置との間でデータの授
受を行うものである。各子局は、各々ユニークなID
(識別情報)が付与されている。この無線通信システム
では、これらのIDによって各子局を区別し、各子局の
管理を行う。
施の形態について説明する。本実施形態に係る無線通信
システムは、複数の子局が共通の親局と無線通信を行う
ことにより親局を経由して制御装置との間でデータの授
受を行うものである。各子局は、各々ユニークなID
(識別情報)が付与されている。この無線通信システム
では、これらのIDによって各子局を区別し、各子局の
管理を行う。
【0015】図1はこの無線通信システムにおいて子局
として用いられる無線装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、1−1はCPU、1−2はRA
M、1−3は無線部、1−4はビット同期回路、1−5
は誤り訂正符復号器である。無線部1−3は、親局等と
の間で無線信号の送受信を行うための手段である。この
無線部1−3は、複数種類の周波数チャネルを受信し得
るように構成されている。無線部1−3が無線通信に使
用する周波数チャネルは、CPU1−1によって切り換
えられる。なお、無線部1−3の使用する周波数チャネ
ルは、立上げ時においては親局との間で通信を行い得る
ように初期設定される。
として用いられる無線装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、1−1はCPU、1−2はRA
M、1−3は無線部、1−4はビット同期回路、1−5
は誤り訂正符復号器である。無線部1−3は、親局等と
の間で無線信号の送受信を行うための手段である。この
無線部1−3は、複数種類の周波数チャネルを受信し得
るように構成されている。無線部1−3が無線通信に使
用する周波数チャネルは、CPU1−1によって切り換
えられる。なお、無線部1−3の使用する周波数チャネ
ルは、立上げ時においては親局との間で通信を行い得る
ように初期設定される。
【0016】ビット同期回路1−4および誤り訂正符復
号器1−5は、無線部1−3の受信信号からデータを復
調する手段である。また、誤り訂正符復号器1−5は、
このデータ復調時にデータの誤り率を検出する。本実施
形態では、親局と子局との間で試験的のデータの送受信
を行うことにより親局および子局間の通信路の通信品質
の評価を行うが、この評価では誤り訂正符復号器1−5
により得られる誤り率が用いられる。
号器1−5は、無線部1−3の受信信号からデータを復
調する手段である。また、誤り訂正符復号器1−5は、
このデータ復調時にデータの誤り率を検出する。本実施
形態では、親局と子局との間で試験的のデータの送受信
を行うことにより親局および子局間の通信路の通信品質
の評価を行うが、この評価では誤り訂正符復号器1−5
により得られる誤り率が用いられる。
【0017】CPU1−1は、この無線装置全体を制御
する手段である。CPU1−1は、上記通信路の評価の
際には、誤り訂正符復号器1−5によって検出された誤
り率を表すデータに当該子局のIDを付し、無線部1−
3により親局へ送る。親局は、このようにして各子局か
ら送られてくる誤り率を各子局毎に管理し、各子局にお
ける通信品質を要求レベル以上に維持するための各種の
制御を行う。この親局による制御の下、子局側では必要
に応じて通信路の切り換えが行われる。この子局側での
通信路の切り換えは、CPU1−1が無線部1−3の使
用する周波数チャネルを切り換えることにより行われ
る。
する手段である。CPU1−1は、上記通信路の評価の
際には、誤り訂正符復号器1−5によって検出された誤
り率を表すデータに当該子局のIDを付し、無線部1−
3により親局へ送る。親局は、このようにして各子局か
ら送られてくる誤り率を各子局毎に管理し、各子局にお
ける通信品質を要求レベル以上に維持するための各種の
制御を行う。この親局による制御の下、子局側では必要
に応じて通信路の切り換えが行われる。この子局側での
通信路の切り換えは、CPU1−1が無線部1−3の使
用する周波数チャネルを切り換えることにより行われ
る。
【0018】以上、子局の無線装置について説明した
が、親局も同様な構成の無線装置を有している。
が、親局も同様な構成の無線装置を有している。
【0019】図2は本実施形態に係る無線通信システム
の全体構成を示す図である。以下、この図2を参照し、
本実施形態の概要について説明する。
の全体構成を示す図である。以下、この図2を参照し、
本実施形態の概要について説明する。
【0020】図2において、2−1〜2−3は子局、2
−20は親局である。各子局は、いずれも図1に示すよ
うな同一構成を有するものであるが、子局2−1は親局
2−20のすぐ近くの近圏エリアに、子局2−2は近圏
エリアよりも外側の中継エリアに、子局2−3は中継エ
リアよりもさらに外側のエリアに所在している。
−20は親局である。各子局は、いずれも図1に示すよ
うな同一構成を有するものであるが、子局2−1は親局
2−20のすぐ近くの近圏エリアに、子局2−2は近圏
エリアよりも外側の中継エリアに、子局2−3は中継エ
リアよりもさらに外側のエリアに所在している。
【0021】この図示の例において、子局2−1および
2−2は一応支障なく親局2−20と直接に無線通信を
行うことができる。しかし、子局2−3は親局2−20
から遠く離れているため、フェージング等の悪影響があ
る場合には親局2−20と直接通信を行うことはできな
い。
2−2は一応支障なく親局2−20と直接に無線通信を
行うことができる。しかし、子局2−3は親局2−20
から遠く離れているため、フェージング等の悪影響があ
る場合には親局2−20と直接通信を行うことはできな
い。
【0022】そこで、本実施形態では、親局2−20と
各子局2−1〜2−3との間で試験的にデータ通信を行
うことにより、各子局の現状の通信路(親局と直接通信
を行う通信路)の通信品質を評価する。そして、この評
価により図2における子局2−3のような通信品質の低
いものの存在が検出された場合には、中継エリア内の子
局2−2を中継器として機能させ、子局2−3がこの中
継器たる子局2−2を介して親局2−20と通信を行う
ように通信路の切り換えを行う。
各子局2−1〜2−3との間で試験的にデータ通信を行
うことにより、各子局の現状の通信路(親局と直接通信
を行う通信路)の通信品質を評価する。そして、この評
価により図2における子局2−3のような通信品質の低
いものの存在が検出された場合には、中継エリア内の子
局2−2を中継器として機能させ、子局2−3がこの中
継器たる子局2−2を介して親局2−20と通信を行う
ように通信路の切り換えを行う。
【0023】ところで、この切り換えを行った場合、親
局と子局との間の無線通信、親局と中継器との間の無線
通信および中継器と子局との間の無線通信が同時に行わ
れることとなる。そこで、これらの3種類の無線通信
は、各々異なった周波数チャネル(図2ではf1,f2,
f3)を使用して行う。
局と子局との間の無線通信、親局と中継器との間の無線
通信および中継器と子局との間の無線通信が同時に行わ
れることとなる。そこで、これらの3種類の無線通信
は、各々異なった周波数チャネル(図2ではf1,f2,
f3)を使用して行う。
【0024】このように本実施形態は、各子局につい
て、現状の通信路を使用した場合の通信品質を評価し、
通信品質が要求レベルに満たない子局が存在する場合に
は、そのような子局のために他の子局を中継器として機
能させるものである。
て、現状の通信路を使用した場合の通信品質を評価し、
通信品質が要求レベルに満たない子局が存在する場合に
は、そのような子局のために他の子局を中継器として機
能させるものである。
【0025】図3は本実施形態に係る無線通信システム
の動作を示すフローチャートである。以下、図3および
前掲図2を参照し本実施形態の動作について説明する。
の動作を示すフローチャートである。以下、図3および
前掲図2を参照し本実施形態の動作について説明する。
【0026】まず、親局2−20は、周波数チャネルf
1を使用して各子局2−1〜2−3を呼出し、各子局に
対し通信品質評価のための所定のデータを送信する(ス
テップS1)。子局2−1〜2−3の各々はこのデータ
を受信すると共に受信の際の誤り率を検出し(ステップ
S21)、この誤り率を表す誤り率データを当該子局の
IDと共に親局2−20に送信する(ステップS2
2)。
1を使用して各子局2−1〜2−3を呼出し、各子局に
対し通信品質評価のための所定のデータを送信する(ス
テップS1)。子局2−1〜2−3の各々はこのデータ
を受信すると共に受信の際の誤り率を検出し(ステップ
S21)、この誤り率を表す誤り率データを当該子局の
IDと共に親局2−20に送信する(ステップS2
2)。
【0027】次いで子局2−1〜2−3の各々は、誤り
率データを予め用意された規定値と比較する(ステップ
S23)。そして、誤り率データが規定値よりも良けれ
ば当該子局が無線通信を行うための周波数チャネルを親
局2−20が使用する周波数チャネルf1に固定する
(ステップS30)。これに対し、誤り率データが規定
値よりも悪ければ、子局は他の周波数チャネルへの切り
換えを行う(ステップS24)。すなわち、現在、周波
数チャネルf1を使用している子局は、使用する周波数
チャネルを例えば周波数チャネルf2へ切り換え、現
在、周波数チャネルf2を使用している子局は、使用す
る周波数チャネルを例えば周波数チャネルf3へ切り換
える。
率データを予め用意された規定値と比較する(ステップ
S23)。そして、誤り率データが規定値よりも良けれ
ば当該子局が無線通信を行うための周波数チャネルを親
局2−20が使用する周波数チャネルf1に固定する
(ステップS30)。これに対し、誤り率データが規定
値よりも悪ければ、子局は他の周波数チャネルへの切り
換えを行う(ステップS24)。すなわち、現在、周波
数チャネルf1を使用している子局は、使用する周波数
チャネルを例えば周波数チャネルf2へ切り換え、現
在、周波数チャネルf2を使用している子局は、使用す
る周波数チャネルを例えば周波数チャネルf3へ切り換
える。
【0028】一方、親局2−20は、各子局2−1〜2
−3からの誤り率データおよびIDを受信すると、各誤
り率データを規定値(上記ステップS23の規定値に対
応した規定値)と比較し、規定値よりも良い誤り率デー
タを送ってきた子局のIDを検出する(ステップS
2)。次いで親局2−20は、規定値よりも悪い誤り率
データを送ってきた子局のIDを内蔵のRAM(図示
略)に格納する(ステップS9)。
−3からの誤り率データおよびIDを受信すると、各誤
り率データを規定値(上記ステップS23の規定値に対
応した規定値)と比較し、規定値よりも良い誤り率デー
タを送ってきた子局のIDを検出する(ステップS
2)。次いで親局2−20は、規定値よりも悪い誤り率
データを送ってきた子局のIDを内蔵のRAM(図示
略)に格納する(ステップS9)。
【0029】次いで親局2−20は、無線通信に使用す
る周波数チャネルを他の周波数チャネルf2に切り換え
る(ステップS3)。そして、各子局を呼出し、各子局
に対し通信品質評価のための所定のデータを送信する
(ステップS4)。このデータを受信した子局は、受信
の際の誤り率を検出し、この誤り率を表す誤り率データ
を当該子局のIDと共に親局2−20に送信する(ステ
ップS25)。
る周波数チャネルを他の周波数チャネルf2に切り換え
る(ステップS3)。そして、各子局を呼出し、各子局
に対し通信品質評価のための所定のデータを送信する
(ステップS4)。このデータを受信した子局は、受信
の際の誤り率を検出し、この誤り率を表す誤り率データ
を当該子局のIDと共に親局2−20に送信する(ステ
ップS25)。
【0030】親局2−20は、このようにして各子局か
ら送られる誤り率データおよびIDを受信すると、誤り
率データに基づいて、中継器とすべき子局を決定する
(ステップS5)。そして、親局2−20は、この中継
器とすべき子局のIDおよび中継器としての機能を営む
のに必要なデータを送信する(ステップS6)。また、
親局2−20は、上記ステップS9において記憶した子
局のIDの中から、この中継器とすべき子局のIDを消
去する(ステップS10)。
ら送られる誤り率データおよびIDを受信すると、誤り
率データに基づいて、中継器とすべき子局を決定する
(ステップS5)。そして、親局2−20は、この中継
器とすべき子局のIDおよび中継器としての機能を営む
のに必要なデータを送信する(ステップS6)。また、
親局2−20は、上記ステップS9において記憶した子
局のIDの中から、この中継器とすべき子局のIDを消
去する(ステップS10)。
【0031】周波数チャネルf2を使用する各子局は、
親局2−20から受信されるIDを受信し、自己のID
と比較することにより、自己が中継器として指定された
か否かを判断する(ステップS26)。そして、親局2
−20から送信されたIDと同一のIDを有する子局
(すなわち、中継器として指定された子局)は、周波数
チャネルf3を使用して他の子局を呼出し、通信品質評
価のためのデータを送信する(ステップS27)。一
方、周波数チャネルf2を使用する各子局のうち親局2
−20から送信されたIDと異なったIDを有する子局
は、各々周波数チャネルの設定をして上記通信品質評価
のためのデータの受信し、その際の誤り率を検出する
(ステップS31)。次いでこの誤り率を検出した子局
は、周波数チャネルf3を使用し、誤り率データおよび
IDを中継器たる子局へ送信する(ステップS32)。
中継器たる子局は、この誤り率データおよびIDを受信
し、周波数チャネルf2を使用して、親局2−20へ送
信する。
親局2−20から受信されるIDを受信し、自己のID
と比較することにより、自己が中継器として指定された
か否かを判断する(ステップS26)。そして、親局2
−20から送信されたIDと同一のIDを有する子局
(すなわち、中継器として指定された子局)は、周波数
チャネルf3を使用して他の子局を呼出し、通信品質評
価のためのデータを送信する(ステップS27)。一
方、周波数チャネルf2を使用する各子局のうち親局2
−20から送信されたIDと異なったIDを有する子局
は、各々周波数チャネルの設定をして上記通信品質評価
のためのデータの受信し、その際の誤り率を検出する
(ステップS31)。次いでこの誤り率を検出した子局
は、周波数チャネルf3を使用し、誤り率データおよび
IDを中継器たる子局へ送信する(ステップS32)。
中継器たる子局は、この誤り率データおよびIDを受信
し、周波数チャネルf2を使用して、親局2−20へ送
信する。
【0032】親局2−20は、中継器たる子局から他の
各子局の誤り率データおよびIDを受信すると、各誤り
率データについての判断を行い(ステップS7)、他の
各子局の各々について当該中継器に中継させるべきか否
かを決定する。そして、中継器たる子局に対し、当該子
局によって中継すべき子局のIDを送信し(ステップS
8)、このIDをRAM内の子局のIDの中から消去す
る(ステップS11)。中継器たる子局は、中継すべき
子局のIDを親局2−20から受信し(ステップS2
9)、以後、それらの子局と親局2−20との無線通信
の中継を行う。
各子局の誤り率データおよびIDを受信すると、各誤り
率データについての判断を行い(ステップS7)、他の
各子局の各々について当該中継器に中継させるべきか否
かを決定する。そして、中継器たる子局に対し、当該子
局によって中継すべき子局のIDを送信し(ステップS
8)、このIDをRAM内の子局のIDの中から消去す
る(ステップS11)。中継器たる子局は、中継すべき
子局のIDを親局2−20から受信し(ステップS2
9)、以後、それらの子局と親局2−20との無線通信
の中継を行う。
【0033】以上の動作により、前掲図2に示すよう
に、通信品質の悪い子局のために親局との間で中継を行
う子局が形成されるのである。
に、通信品質の悪い子局のために親局との間で中継を行
う子局が形成されるのである。
【0034】なお、上記実施形態では、親局が通信品質
評価のためのデータを送信し、子局がこれを受信してデ
ータの誤り率を検出するようにしたが、子局がデータを
送信し、親局がこれを受信して誤り率を検出するように
してもよい。また、上記実施形態では、データ受信時の
誤り率により無線通信の品質の評価を行ったが、誤り率
の代りに受信電界強度により通信品質の評価を行うよう
にしてもよい。また、中継器となった子局を中心とした
小エリア毎に分岐して複数エリア毎に管理する無線通信
システムとしてもよい。また、全子局もしくは一部の子
局に対し、上記実施形態における親局と同じ制御を行う
手段を持たせ、親局が故障した場合に子局の1つが親局
の代りを努めるようにシステムを構成してもよい。
評価のためのデータを送信し、子局がこれを受信してデ
ータの誤り率を検出するようにしたが、子局がデータを
送信し、親局がこれを受信して誤り率を検出するように
してもよい。また、上記実施形態では、データ受信時の
誤り率により無線通信の品質の評価を行ったが、誤り率
の代りに受信電界強度により通信品質の評価を行うよう
にしてもよい。また、中継器となった子局を中心とした
小エリア毎に分岐して複数エリア毎に管理する無線通信
システムとしてもよい。また、全子局もしくは一部の子
局に対し、上記実施形態における親局と同じ制御を行う
手段を持たせ、親局が故障した場合に子局の1つが親局
の代りを努めるようにシステムを構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、広い範囲に分布した複数の子局が共通の親局を利用
し、常に高い通信品質でデータ通信を行うことができる
という効果がある。
ば、広い範囲に分布した複数の子局が共通の親局を利用
し、常に高い通信品質でデータ通信を行うことができる
という効果がある。
【図1】この発明の一実施形態に係る無線通信システム
の子局の構成を示すブロック図である
の子局の構成を示すブロック図である
【図2】同実施形態の全体構成を示す図である。
【図3】同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】従来の無線通信システムの構成を示すブロック
図である。
図である。
2−1〜2−3 子局 2−20 親局
Claims (5)
- 【請求項1】 親局と、前記親局と無線通信を行う機能
および他の通信局と前記親局との無線通信の中継を行う
機能を併有する複数の子局とを有し、 前記親局と前記複数の子局との間で試験的にデータの伝
送を行うことにより前記複数の子局と前記親局との間の
無線通信の品質を評価し、 この評価により前記親局との間で所定レベルの通信品質
の無線通信を行い得ると認められる子局は、前記親局と
無線通信を行うと共に他の子局と前記親局との無線通信
の中継を行うことを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項2】 他の子局と親局との間の無線通信の中継
を行うこととなった子局が、当該他の子局との間で試験
的にデータの伝送を行い、その結果に基づき、前記中継
を行う子局を介して前記親局と無線通信を行う子局とを
決定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
無線通信システム。 - 【請求項3】 前記他の子局と親局との間の無線通信の
中継を行うこととなった子局は、前記親局とは異なった
周波数を使用して当該他の子局との無線通信を行うこと
を特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システ
ム。 - 【請求項4】 前記複数の子局と前記親局との間の無線
通信の品質をデータ伝送におけるデータ誤り率に基づき
評価することを特徴とする請求項1または2に記載の無
線通信システム。 - 【請求項5】 前記複数の子局と前記親局との間の無線
通信の品質をデータ伝送の際の受信電界強度に基づき評
価することを特徴とする請求項1または2に記載の無線
通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8324389A JPH10163984A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8324389A JPH10163984A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10163984A true JPH10163984A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18165251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8324389A Pending JPH10163984A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10163984A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004064314A (ja) * | 2002-07-26 | 2004-02-26 | Nec Mobiling Ltd | 屋外拡声装置,防災行政無線システムおよびその屋外拡声方法 |
KR100430612B1 (ko) * | 2001-10-10 | 2004-05-10 | 와이더덴닷컴 주식회사 | 휴대용 단말기 중계용 이동통신 단말기 및 중계 시스템 |
KR100455155B1 (ko) * | 2002-06-29 | 2004-11-06 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신단말기의 통신방법 |
JP2006310962A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Kyocera Corp | 無線通信システム、通信端末及び無線通信方法 |
KR100758041B1 (ko) | 2006-05-29 | 2007-09-11 | 서울도시가스 주식회사 | 원격 검침을 위한 단말기의 통신 경로 설정 방법 및 시스템 |
JP2008131214A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Nakayo Telecommun Inc | 無線電話システム |
US8035021B2 (en) | 2009-03-23 | 2011-10-11 | Yamaha Corporation | Tone generation apparatus |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP8324389A patent/JPH10163984A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7817975B2 (en) | 2005-04-26 | 2010-10-19 | Kyocera Corporation | Wireless communication system, wireless communication terminal, and wireless communication method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000523 |