JPH10162367A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH10162367A
JPH10162367A JP31656496A JP31656496A JPH10162367A JP H10162367 A JPH10162367 A JP H10162367A JP 31656496 A JP31656496 A JP 31656496A JP 31656496 A JP31656496 A JP 31656496A JP H10162367 A JPH10162367 A JP H10162367A
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実な記録再生を行えるDVD−RAM用の
情報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 情報記録再生装置に、遅延素子及びOR
回路を備えたエッヂシフト回路16を付設する。光ピッ
クアップが読み取るピット長は実際のピット長より短い
が、上記エッヂシフト回路16が、読み込まれたピット
長を0.1〜0.15μm長くし、実際のピット長に近
づける。この結果、ジッタの発生が抑えられ、正確な記
録再生が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明に係る情報記録再生装
置は、例えばDVD−RAM用の情報記録再生装置とし
て利用する。特に、情報の記録時或いは情報の再生時に
ジッタ(信号の時間軸方向の揺れ)を僅少に抑え、情報
の記録或いは再生を正確に行なえるようにする。
【0002】
【従来の技術】近年、大量の情報を記憶させる媒体とし
て、記録媒体である情報記録円盤(ディスク)に大量の
情報を光学的に記憶させる光ディスクが普及している。
このような光ディスクの一つとしてDVDが注目されて
いる。上記DVDは、動画像や音声等の情報をディジタ
ル方式でMPEG2等により圧縮して記録するととも
に、上記MPEG2等により伸長して再生するもので、
現在、再生専用装置が実用化されている。更に、利用者
(ユーザー)が一度だけ記録を行なえるDVD−R、或
いは、何度でも(現実的には、10万回程度)書き換え
のできるDVD−RAMの開発が実用化に向けて進めら
れている。
【0003】上述したDVD−RAMに所望の情報を記
録する際の記録型式は、相変化型の光ディスクと同様で
ある。すなわち、記録媒体である情報記録円盤(ディス
ク)に螺旋状のトラックを設け、このトラック上(トラ
ックを構成するグルーブやランド)に、記録すべき情報
を表す複数のピット(反射率変化部分)を形成すること
で行なえる。現在考えられている、DVDにおける記録
型式について更に詳しく説明すると、図12に示すよう
に、ディスク1の記録面に所定間隔ごとにデータ記録領
域Aを設け、このデータ記録領域Aに案内溝(グルー
ブ)2及びランド3を形成している。そして、これらグ
ルーブ2及びランド3に、記録すべき情報を表す複数の
ピット4、5を形成する。これらピット4、5は、長さ
の異なる複数(例えば、9個)のものが存在し、これら
長さの異なる複数のピット4、5を組み合わせて、上記
情報を表すようにしている。
【0004】又、上記データ記録領域A同士の間には、
ディスク1内における記録位置或いは再生位置を示すた
めのアドレス記録領域Bを設け、このアドレス記録領域
Bに上記記録位置或いは再生位置(言い換えれば、デー
タ記録領域Aのアドレス)を表す上記ピット4を形成し
ている。このアドレス記録領域Bに形成されるピット4
は、ディスク製造時に予め製造工場で形成しておく。
又、上記ピット5は、記録すべき情報の記録時に光ビー
ムを照射することにより、データ記録領域Aに、当該情
報を表すデータ信号に対応して形成される。尚、上記ア
ドレス記録領域Bに形成されるピット4は、図12に示
すように、トラックの中心位置から所定長さ(例えば、
0.37μm)だけ半径方向にずらせて形成している。
【0005】更に、図13は、記録型式の別例を示して
いる。この図13に記載した例は、データ記録領域Aで
あるグルーブ2及びランド3を揺らがせて形成した以
外、上述した図12に示すものと同様である。
【0006】アドレス記録領域Bにアドレス情報を記録
したディスク1に所望の情報を記録する場合、並びに、
ディスク1のデータ記録領域Aに記録された情報を再生
する場合に使用する情報記録再生装置として、現在考え
られているものは、光ピックアップと、光ピックアップ
制御手段と、信号処理手段とを備える。
【0007】上記光ピックアップは、レーザー光を用い
てデイスク1のデータ記録領域Aに情報を記録するとと
もに、上記レーザー光のディスク1での反射光により、
上記データ記録領域Aに形成されたピット4が表わす情
報を再生するものである。このような機能を有する光ピ
ックアップは、本発明を示す図1(A)に示すように、
レーザーダイオード5と、コリメートレンズ6と、偏光
ビームスプリッタ7と、1/4波長板8と、対物レンズ
9と、2分割フォトダイオード10とを、図示のように
配設することで構成される。
【0008】又、上記光ピックアップ制御手段は、上記
対物レンズ9をディスク1の振れに追従させるためのア
クチュエータ11と、フォーカス制御及びトラッキング
制御を行なうための制御回路とから構成される。上記フ
ォーカス制御としては、非点収差法等従来知られた種々
の方法を採用する。又、上記トラッキング制御としては
プッシュプル法を採用する。このために、上記図1に示
すフォトダイオード10として2分割のものを採用し、
これら分割されたそれぞれの領域D1、D2で検出され
た検出値の差を算出してプッシュプル信号(PP信号)
とする。尚、これら各検出値の和を算出して、データ記
録領域Aに記録された情報を表す信号(ピットの有無を
表す信号であり、RF信号)とする。
【0009】更に、上記信号処理手段は、レーザーダイ
オードを駆動させるための駆動回路、記録すべき情報を
所定の信号に変化させる変調回路、情報の再生時に上記
変調回路で変換された信号を記録時のものに戻す復調回
路とから構成される。
【0010】上述のように構成される情報記録再生装置
により、上記ディスク1に記録された情報を再生する場
合、或いはこのディスク1に情報を記録する際の作用
は、次のとおりである。すなわち、上記光ピックアップ
制御手段により、光ピックアップを制御しつつ、上記デ
ィスク1の所望位置にスポット光を照射し、情報の再生
或いは記録を行なう。この際、上記情報は、変調手段及
び復調手段により、適宜、変調或いは復調され、記録或
いは再生される。このように記録或いは再生を行なう場
合、上記光ピックアップは、先ずディスク1のアドレス
記録領域Bに記録されているアドレス情報を読み、所望
のアドレス記録領域Bに対応するデータ記録領域Aに記
録された情報を再生したり、或いは所望のアドレス記録
領域Bに対応するデータ記録領域Aに情報を記録する。
尚、上記アドレス記録領域Bに記録されたアドレス情報
を再生する場合、やはり上記2分割のフォトダイオード
10の各領域D1、D2でそれぞれ検出される信号の差
を算出し、この差分に基づいて(PP信号により)再生
している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記PP信
号によってアドレス情報を再生する場合、収差(デフォ
ーカス、ディスク厚み誤差、非点収差等)の変化に対す
る信号(ジッタ)の変動が激しく、扱いが難しい。この
ような不都合を解消するために、上記PP信号に代え
て、上記2分割フォトダイオード10の各領域D1、D
2でそれぞれ得られた検出値の和をとり、この和を表わ
す和信号(通常再生信号)によって上記アドレス情報を
再生することが考えられる。このようにアドレス情報を
通常再生信号によって再生すれば、収差の変動に対して
穏やかな特性となる。
【0012】しかしながら、通常再生信号によってアド
レス情報を再生する場合、PP信号によって再生する場
合に比べて、ピット4(図12、13参照)の長さ(ピ
ット長)の正確さ(読み取りの正確さ)が要求される。
これに対して、例えば上記DVD−RAMのアドレス記
録領域Bに記録されたアドレス情報のように、トラック
の中心から所定長さだけ半径方向にずれたピットを読み
取る際には、図14に示すように、実際にはピット長が
Lであるにも拘らず、スポット光15が認識するピット
長は、上記Lよりも短いlとなってしまう。すなわち、
得られた信号波形が、図14の最下方に示すものとなる
べきであるにも拘らず、実際にはその上方に示す波形と
なってしまう。このため、再生信号による再生では、上
述したように収差の変動に対して穏やかな特性があるも
のの、ベースジッタ(無収差時のジッタ)が大きくなっ
てしまい、正確な再生を行ない難い。
【0013】図9に、上記PP信号による再生時におけ
るジッタの量と、通常再生信号による再生時におけるジ
ッタの量との比較を示す。この図9のうち(A)はPP
信号により、(B)は通常再生信号により、それぞれ再
生した場合を示している。又、これら図9(A)(B)
において、上段には、デフォーカス(defocus)とジッ
タ(jitter)との関係を、中段には、ディスク厚み誤差
(thickness-error)とジッダとの関係を、下段には、
非点収差(W22(0deg))とジッダとの関係を、それぞ
れ示している。この図9(A)から、PP信号による再
生では、収差の変化によるジッタの変動が大きいことが
分かる。又、同図(B)から、通常再生信号による再生
では、ベースジッタ(無収差時のジッタ)が大きくなっ
ていることが分かる。尚、後述する図6〜図8は、上記
図9と同様、各図(A)がPP信号により、各図(B)
が通常再生信号により、それぞれ再生した場合を示し、
且つ、上段には、デフォーカス(defocus)とジッダ(j
itter)との関係を、中段には、ディスク厚み誤差(thi
ckness-error)とジッダとの関係を、下段には、非点収
差(W22(0deg))とジッダとの関係を、それぞれ示し
ている。
【0014】本発明の情報記録再生装置は、上述のよう
な事情に鑑みて発明したもので、ジッダを小さくして記
録或いは再生を正確に行える情報記録再生装置を提供す
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録再
生装置は、いずれも、記録媒体に形成されたトラック部
分とこのトラックの中心から当該トラックの半径方向に
所定距離だけ離れた部分との少なくとも一方に、所望の
情報を少なくとも一のピットによって光学的に記録自在
で、且つ、上記ピットを光学的に検出することによって
この情報を再生自在な情報記録再生装置に関する。この
ような本発明に係る情報記録再生装置のうち、請求項1
に記載した情報記録再生装置は、情報記録時に、情報記
録再生装置に供給される上記情報を表す情報信号のパル
ス幅を所定長だけ長くするエッヂシフト手段を備える。
又、請求項2に記載した情報記録再生装置は、情報再生
時に、情報記録再生装置によって検出された上記ピット
の長さに対応する情報信号のパルス幅を所定長だけ長く
するエッヂシフト手段を備える。更に、請求項3に記載
したように、上記請求項1或いは請求項2に記載したエ
ッヂシフト手段を、少なくとも最短の長さを有するピッ
トに対応する情報信号のパルス幅を所定長だけ長くする
ものとすることもできる。
【0016】
【作用】上述のように構成される本発明に係る情報記録
再生装置により、記録媒体に情報を記録したり、或いは
記録された情報を再生する際の基本的な作用は、前述し
た情報記録再生装置と同様である。特に、本発明に係る
情報記録再生装置においては、情報記録時に、情報記録
再生装置に供給される上記情報を表す情報信号のパルス
幅を所定長だけ長くするエッヂシフト手段(請求項1に
記載の情報記録再生装置)、或いは、情報再生時に、情
報記録再生装置によって検出された上記ピットの長さに
対応する情報信号のパルス幅を所定長だけ長くするエッ
ヂシフト手段(請求項2に記載の情報記録再生装置)を
備える。このため、ピット長の読み取りの正確さが要求
される通常再生信号による再生を行なう際に、スポット
光が読み取るピット長は実際のピット長とほぼ同等にな
る。この結果、ジッタ(ベースジッタ)の発生が僅少に
抑えられ、正確な再生或いは記録を行なえる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の第1
例について説明する。本例は、請求項2に対応するもの
である。本例の情報記録再生装置は、図1に示すような
光ピックアップと、光ピックアップ制御手段と、信号処
理手段とから構成される。上記光ピックアップは、前述
したように、レーザー光を用いてデイスク1のデータ記
録領域A(図12参照)に情報を記録するとともに、上
記レーザー光のディスク1での反射光により、上記デー
タ記録領域Aに形成されたピットが表わす情報を再生す
るものである。このような光ピックアップは、図1に示
すように、レーザーダイオード5と、コリメートレンズ
6と、偏光ビームスプリッタ7と、1/4波長板8と、
対物レンズ9と、2分割フォトダイオード10とを、図
示のように配設することで構成される。
【0018】又、上記光ピックアップ制御手段は、上記
対物レンズをディスクの振れに追従させるためのアクチ
ュエータ11と、フォーカス制御及びトラッキング制御
を行なうための制御回路とから構成される。上記フォー
カス制御としては、非点収差法等従来知られた種々の方
法を採用する。
【0019】更に、上記信号処理手段は、レーザーダイ
オードを駆動させるための駆動回路、記録すべき情報を
所定の信号に変化させる変調回路、情報の再生時に上記
変調回路で変換された信号を記録時のものに戻す復調回
路とから構成される。特に、本例の場合、この信号処理
手段に、エッヂシフト回路16を設けている。このエッ
ヂシフト回路16は、上記2分割フォトダイオード10
のそれぞれの領域D1、D2で検出した検出値同士の和
を取り、RF信号(通常再生信号)として送出する部分
に付設している。このエッヂシフト回路16としては、
図2に示すように、遅延素子17とOR回路18とから
構成することができる。これら遅延素子17及びOR回
路18としては、従来から知られており、それらを利用
する。
【0020】上述のように構成される本例の情報記録再
生装置により、上記ディスク1に記録された情報を再生
する際の作用について、アドレス情報を再生する場合を
例に説明する。すなわち、上記光ピックアップ制御手段
により光ピックアップを制御しつつ、上記ディスク1の
所望位置にスポット光を照射し、ピット4(図12、1
3参照)の長さを検出する。この際、得られる情報信号
は、復調手段によって適宜復調された状態で再生され
る。
【0021】特に、本例における情報記録再生装置の場
合、上記エッヂシフト回路16を設けているため、2分
割フォトディテクタ10により検出された検出信号は、
図3(A)に示すもの(前述した従来構造における信号
と同等)と、この図3(A)に示す信号を所定時間遅延
した同図(B)に示すものとを重ね合わせて成る、同図
(C)に示すものとなる。すなわち、前記従来構造にお
ける検出信号に比べ、ディスクに形成されたピットの終
端を上記所定時間に対応する所定長(0.1〜0.15
μm程度)長くしたことに相当し、実際のピット長に近
いものとなる。従って、和信号である通常再生信号で再
生する場合、ジッタ(ベースジッタ)が小さく抑えら
れ、正確な再生を行うことができる。尚、このようにエ
ッヂシフト回路16を設けた場合でも、PP信号(差信
号)で再生することもできる。
【0022】図4は、上記エッヂシフト回路16によっ
てピット4の長さを所定長、長くする際に、上記所定長
を種々変化させた場合のジッタの大きさを表している。
この図4の記載から明らかなように、通常再生信号によ
り再生する場合、上記所定長を0.1〜0.15μm程
度とすればジッタを小さくできる。尚、PP信号によっ
て再生する場合においても、図6〜9の記載から分かる
ように、エッヂシフト回路16を作用させることによる
悪影響はない。
【0023】尚、上記エッヂシフト回路16は、すべて
のピット4について、図3(B)に示すように、検出信
号(図3(A))を上記所定長に対応する時間だけ遅延
させることによって、同図(C)に示すような信号を得
るようにする他、特定の長さのピット4のみについて、
そのピット長を所定長だけ長くするように作用させるこ
ともできる。例えば、図5は、その長さを3Tとして表
現される最小のピット4について、エッヂシフト回路1
6を作用させた場合の、上記所定長とジッタの大きさと
の関係を示している。この図5から明らかなように、上
記3Tのピットのみを、0.03〜0.15μm程度長
くするようにエッヂシフト回路16を作用させれば、ジ
ッタを小さくできる。
【0024】又、図6〜図9は、本発明の効果を確認す
るために行った実験結果を示している。すなわち、上記
図6(A)は、すべてのピットについて、上記エッヂシ
フト回路16により一律にピット長を0.13μm長く
させた際の、デフォーカス、ディスク厚み誤差、非点収
差のそれぞれにおけるジッタの大きさを、PP信号で再
生した場合について示している。又、同図(B)は、通
常再生信号で再生した場合について示している。図7
は、上記3Tのピットのみにエッヂシフト回路16を作
用させ、この3Tピットを0.05μm長くした際にお
ける、図6と同様の線図である。又、図8は、長さ3T
のピット及び長さ4Tのピットに上記エッヂシフト回路
16を作用させ、上記3Tのピットを0.06μm、上
記4Tのピットを0.04μm、それぞれ長くした際に
おける、上記図6と同様の線図である。又、図9は、前
述したように、エッヂシフト回路16を作用させない場
合における、図6と同様の線図である。これら図6〜図
9に示す結果を考察することによって明らかなように、
上記エッヂシフト回路16を作用させた場合におけるジ
ッタは小さくなる。又、特定の長さのピットのみエッヂ
シフト回路16を作用させても、ジッタの大きさは小さ
くなることが分かる。更に、図10は、上記3Tのピッ
トと4Tのピットとのそれぞれのピット長を、上記エッ
ヂシフト回路16によって長くした際に、各ピットのピ
ット長の増加量を種々変えた場合のジッタの大きさを示
している。この図10において、上記ジッタは濃度が濃
いほど大きい。この図から明らかなように、3Tのピッ
トを0.05〜0.12μm程度、4Tのピットを0.
02〜0.10μm程度、それぞれ増加させることによ
り、ジッタを小さくできる。
【0025】次に、図11に示す、請求項1に対応する
本発明の実施の形態の第2例について説明する。本例
は、記録媒体であるディスク1(図1参照)の製造工場
で、予めアドレス情報を記録したディスク1を製造する
場合に本発明を適用した例を示している。周知のよう
に、上記ディスク1を製造する場合、先ずマスタディス
クを製造し、このマスタディスクによってディスク1を
製造する。上記マスタディスクには、上記アドレス情報
を表すピットを記録しておくが、このマスタディスクの
ピット長が、実際よりも短いと、製造するディスクに形
成されるピットも短くなり、正確な再生に支障を来た
す。そこで、本例においては、マスタディスクを製造す
る原盤記録器19に上記アドレス情報を変調して送る際
に、この情報を変調後、エッヂシフト回路16aを通過
させることにより、ピット長を所定長である0.1〜
0.15μm程度長くしている。上記エッヂシフト回路
16aの構成は、上記第1例のものと同様である。上記
原盤記録器19は、上記図1に示した光ピックアップと
ほぼ同様の構成を有するもので、本例の場合、この原盤
記録器19が特許請求の範囲に記載した情報記録再生装
置に相当する。
【0026】尚、上述した第1、第2の各例において
は、アドレス情報を再生、或いは記録する場合の例につ
いて説明したが、ディスク1のデータ記録領域Aに記録
された情報を再生する場合、或いはこのデータ記録領域
Aに情報を記録する場合に、本発明を適用することがで
きることは勿論である。又、CD−RとDVD−RAM
とを兼ね備えた情報記録再生装置に適用することもでき
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の情報記録再生装置は、上述のよ
うに構成され作用するため、記録或いは再生時に、ジッ
タの発生を抑え、正確に記録或いは再生を行えるように
なり、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す略図。
【図2】エッヂシフト回路の構成を示す、略ブロック
図。
【図3】エッヂシフト回路の作用を示す、それぞれ信号
波形を示す図。
【図4】PP信号と通常再生信号とのそれぞれにおけ
る、全ピットのピット長の増加量とジッダの大きさとの
関係を示す線図。
【図5】PP信号と通常再生信号とのそれぞれにおけ
る、3Tのピットのピット長の増加量とジッダの大きさ
との関係を示す線図。
【図6】エッヂシフト回路により、ピット長を一律0.
13μmだけ増大させた際の、デフォーカスとジッダと
の関係と、ディスク厚み誤差とジッダとの関係と、非点
収差とジッダとの関係とを、それぞれ示しており、
(A)はPP信号により、(B)は通常再生信号によ
り、それぞれ再生した場合の結果を示している。
【図7】エッヂシフト回路により、3Tのピット長のみ
を0.05μmだけ増大させた場合における、図6と同
様の線図。
【図8】エッヂシフト回路により、3Tのピット長を
0.06μm、4Tのピットを0.04μm、それぞれ
増大させた場合における、図6と同様の線図。
【図9】従来構造における、図6と同様の線図。
【図10】エッヂシフト回路により、3Tのピット及び
4Tのピットのそれぞれのピット長を変化させた場合
の、通常再生信号による再生時におけるジッダの変化を
示す図。
【図11】本発明の実施の形態の第2例を示す略図。
【図12】ディスクへの記録形式の1例を示す図。
【図13】ディスクへの記録形式の別例を示す図。
【図14】従来構造の不都合を説明するための図。
【符号の説明】
16、16a エッヂシフト回路 17 遅延素子 18 OR回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に形成されたトラック部分とこ
    のトラックの中心から当該トラックの半径方向に所定距
    離だけ離れた部分との少なくとも一方に、所望の情報を
    少なくとも一のピットによって光学的に記録自在で、且
    つ、上記ピットを光学的に検出することによってこの情
    報を再生自在な情報記録再生装置において、 情報記録時に、情報記録再生装置に供給される上記情報
    を表す情報信号のパルス幅を所定長だけ長くするエッヂ
    シフト手段を備えたことを特徴とする、 情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に形成されたトラック部分とこ
    のトラックの中心から当該トラックの半径方向に所定距
    離だけ離れた部分との少なくとも一方に、所望の情報を
    少なくとも一のピットによって光学的に記録自在で、且
    つ、上記ピットを光学的に検出することによってこの情
    報を再生自在な情報記録再生装置において、 情報再生時に、情報記録再生装置によって検出された上
    記ピットの長さに対応する情報信号のパルス幅を所定長
    だけ長くするエッヂシフト手段を備えたことを特徴とす
    る、 情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記エッヂシフト手段は、少なくとも最
    短の長さを有するピットに対応する情報信号のパルス幅
    を所定長だけ長くするものである、請求項1〜2のいず
    れかに記載の、情報記録再生装置。
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