JPH10161107A - 投写型液晶表示装置 - Google Patents
投写型液晶表示装置Info
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- JPH10161107A JPH10161107A JP8317369A JP31736996A JPH10161107A JP H10161107 A JPH10161107 A JP H10161107A JP 8317369 A JP8317369 A JP 8317369A JP 31736996 A JP31736996 A JP 31736996A JP H10161107 A JPH10161107 A JP H10161107A
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- polarized light
- crystal panel
- polarization
- light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強誘電性液晶を用いた反射型液晶表示装置に
おいて、液晶パネルの進相軸調整を不要とする液晶表示
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 照明光学系により導かれたテレセントリ
ック光ｌ１をＳ偏光ｌｓ１のみ反射させ、Ｐ偏光ｌｐ１
を透過させる偏光ビームスプリッター１１によりＳ偏光
ｌｓ１の偏光方向を、進相軸調整機構１４により１／２
波長板１２の進相軸を回転させ、一対の基板間に水平配
向処理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶パネル１
３の全黒時の進相軸方向に回転させる１／２波長板１２
を透過させ、反射型液晶パネル１３に投写させ、所定の
電圧を印加して反射光の階調表示を行う構成からなる。
おいて、液晶パネルの進相軸調整を不要とする液晶表示
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 照明光学系により導かれたテレセントリ
ック光ｌ１をＳ偏光ｌｓ１のみ反射させ、Ｐ偏光ｌｐ１
を透過させる偏光ビームスプリッター１１によりＳ偏光
ｌｓ１の偏光方向を、進相軸調整機構１４により１／２
波長板１２の進相軸を回転させ、一対の基板間に水平配
向処理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶パネル１
３の全黒時の進相軸方向に回転させる１／２波長板１２
を透過させ、反射型液晶パネル１３に投写させ、所定の
電圧を印加して反射光の階調表示を行う構成からなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は強誘電性液晶を用い
た液晶表示装置に関する。特に水平配向膜により配向さ
れた強誘電性液晶を用いた液晶表示装置（Ｇ０２Ｆ １
／１３３７）に関する。
た液晶表示装置に関する。特に水平配向膜により配向さ
れた強誘電性液晶を用いた液晶表示装置（Ｇ０２Ｆ １
／１３３７）に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、強誘電性液晶を利用した液晶表示
装置は応答速度が速く、メモリー表示が可能なため表示
容量の大きい表示ディスプレイへの応用が期待されてい
る。また、反射型液晶表示装置は透過型液晶表示装置に
比較し、開口率が高くすることが可能で、高輝度表示デ
ィスプレイへの応用が期待されている。
装置は応答速度が速く、メモリー表示が可能なため表示
容量の大きい表示ディスプレイへの応用が期待されてい
る。また、反射型液晶表示装置は透過型液晶表示装置に
比較し、開口率が高くすることが可能で、高輝度表示デ
ィスプレイへの応用が期待されている。
【０００３】以下に従来の液晶表示装置について説明す
る。従来の液晶表示装置は、図２（ａ）に示したように
偏光ビームスプリッター２１に入射した光線ｌ１は、Ｐ
偏光ｌｐ１を透過し、Ｓ偏光ｌｓ１を反射させる。Ｓ偏
光ｌｓ１は、強誘電性液晶を挟持した反射型液晶パネル
２２に入射される。黒表示状態を形成するために、反射
型液晶パネル２２の進相軸方向とＳ偏光ｌｓ１との偏光
方向を偏光角調整機構２３により合わせる。この場合、
反射型液晶パネル２２をＳ偏光ｌｓ１の入射方向を軸と
して回転させ、進相軸調整を行っている。したがって、
黒表示状態では、Ｓ偏光ｌｓ１の偏光状態は保存され、
反射光ｌｒｂはＳ偏光のまま偏光ビームスプリッター２
１に戻り、光源側へ出射される。
る。従来の液晶表示装置は、図２（ａ）に示したように
偏光ビームスプリッター２１に入射した光線ｌ１は、Ｐ
偏光ｌｐ１を透過し、Ｓ偏光ｌｓ１を反射させる。Ｓ偏
光ｌｓ１は、強誘電性液晶を挟持した反射型液晶パネル
２２に入射される。黒表示状態を形成するために、反射
型液晶パネル２２の進相軸方向とＳ偏光ｌｓ１との偏光
方向を偏光角調整機構２３により合わせる。この場合、
反射型液晶パネル２２をＳ偏光ｌｓ１の入射方向を軸と
して回転させ、進相軸調整を行っている。したがって、
黒表示状態では、Ｓ偏光ｌｓ１の偏光状態は保存され、
反射光ｌｒｂはＳ偏光のまま偏光ビームスプリッター２
１に戻り、光源側へ出射される。
【０００４】しかし、反射型液晶パネル２２の偏光角調
整を行わない場合は、同図（ｂ）に示したようにＳ偏光
ｌｓ１の偏光方向θｓ１ｐは反射型液晶パネル２２の偏
光軸方向θＬＣとのなす角に対称に偏光角が変化し、偏
光方向θｒｂ２を有する反射光ｌｒｂ２となって反射さ
れる。したがって、反射光ｌｒｂ２のうちのＰ偏光成分
ｌｐｌが、同図（ａ）に示したように偏光ビームスプリ
ッター２１を透過し、スクリーン側へ出射される。すな
わち、黒が浮く状態となり、コントラストの低下を生じ
る。
整を行わない場合は、同図（ｂ）に示したようにＳ偏光
ｌｓ１の偏光方向θｓ１ｐは反射型液晶パネル２２の偏
光軸方向θＬＣとのなす角に対称に偏光角が変化し、偏
光方向θｒｂ２を有する反射光ｌｒｂ２となって反射さ
れる。したがって、反射光ｌｒｂ２のうちのＰ偏光成分
ｌｐｌが、同図（ａ）に示したように偏光ビームスプリ
ッター２１を透過し、スクリーン側へ出射される。すな
わち、黒が浮く状態となり、コントラストの低下を生じ
る。
【０００５】階調表示は、１／４波長板の性質を有する
反射型液晶パネル２２内の強誘電性液晶に電圧を印加し
て、１／４波長板の偏光軸を０゜から４５゜まで変化さ
せＳ偏光の偏光状態を変化させて行う。すなわち、偏光
軸を０゜で、黒表示、４５゜の場合、Ｓ偏光の偏光軸は
９０゜回転するので、Ｐ偏光の反射光となり、全白表示
が得られる。偏光軸を０゜から４５゜に電圧印加により
変化させることにより階調表示がなされるものである。
反射型液晶パネル２２内の強誘電性液晶に電圧を印加し
て、１／４波長板の偏光軸を０゜から４５゜まで変化さ
せＳ偏光の偏光状態を変化させて行う。すなわち、偏光
軸を０゜で、黒表示、４５゜の場合、Ｓ偏光の偏光軸は
９０゜回転するので、Ｐ偏光の反射光となり、全白表示
が得られる。偏光軸を０゜から４５゜に電圧印加により
変化させることにより階調表示がなされるものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、反射型液晶パネルの進相軸調整を行うため
に、スクリーンと反射型液晶パネルの長辺とは並行にな
らない。したがって、反射型液晶パネルの有効表示領域
が制限される共に、このため解像度が低下するという課
題を有していた。
従来例では、反射型液晶パネルの進相軸調整を行うため
に、スクリーンと反射型液晶パネルの長辺とは並行にな
らない。したがって、反射型液晶パネルの有効表示領域
が制限される共に、このため解像度が低下するという課
題を有していた。
【０００７】また、高輝度化を計るには、反射型液晶パ
ネルの冷却の問題を避けえない。この場合、液冷を採用
するには、例えば水冷した状態で反射型液晶パネルの進
相軸調整をするために機構的に困難な点があるという課
題を有していた。
ネルの冷却の問題を避けえない。この場合、液冷を採用
するには、例えば水冷した状態で反射型液晶パネルの進
相軸調整をするために機構的に困難な点があるという課
題を有していた。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の液晶表示装置は、テレセントリック光をＳ
偏光のみ反射させ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームスプ
リッターによりＳ偏光を、強誘電液晶を挟持した反射型
液晶パネルに投写し、前記反射型液晶パネルにおいて前
記Ｓ偏光を楕円偏光に変調し、前記変調光を前記偏光ビ
ームスプリッターに反射させ、前記変調光のうちＰ偏光
成分のみを透過させ、投写レンズによりスクリーン上に
投写し、階調表示させる投写型液晶表示装置において、
前記偏光ビームスプリッターにより分離されたＳ偏光の
偏光方向を、前記反射型液晶パネルの進相軸に合致させ
る１／２波長板を具備させたものである。
に、本発明の液晶表示装置は、テレセントリック光をＳ
偏光のみ反射させ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームスプ
リッターによりＳ偏光を、強誘電液晶を挟持した反射型
液晶パネルに投写し、前記反射型液晶パネルにおいて前
記Ｓ偏光を楕円偏光に変調し、前記変調光を前記偏光ビ
ームスプリッターに反射させ、前記変調光のうちＰ偏光
成分のみを透過させ、投写レンズによりスクリーン上に
投写し、階調表示させる投写型液晶表示装置において、
前記偏光ビームスプリッターにより分離されたＳ偏光の
偏光方向を、前記反射型液晶パネルの進相軸に合致させ
る１／２波長板を具備させたものである。
【０００９】本発明によれば、反射型液晶パネルを進相
軸調整することがなくなり、反射型液晶パネルの有効表
示領域を制限されることなく使用することのできる液晶
表示装置を提供することができる。
軸調整することがなくなり、反射型液晶パネルの有効表
示領域を制限されることなく使用することのできる液晶
表示装置を提供することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明は、テレセントリック光を
Ｓ偏光のみ反射させ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームス
プリッターによりＳ偏光を、強誘電液晶を挟持した反射
型液晶パネルに投写し、前記反射型液晶パネルにおいて
前記Ｓ偏光を楕円偏光に変調し、前記変調光を前記偏光
ビームスプリッターに反射させ、前記変調光のうちＰ偏
光成分のみを透過させ、投写レンズによりスクリーン上
に投写し、階調表示させる投写型液晶表示装置に、前記
偏光ビームスプリッターにより分離されたＳ偏光の偏光
方向を、前記反射型液晶パネルの進相軸方向に合致させ
る１／２波長板を設けたことを特徴とするものであり、
１／２波長板のもつ偏光角を回転させるという性質によ
り入射Ｓ偏光の偏光方向を前記反射型液晶パネルの進相
軸に一致させるので、前記反射型液晶パネルの進相軸調
整をすることが不要になるという作用を有する。
Ｓ偏光のみ反射させ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームス
プリッターによりＳ偏光を、強誘電液晶を挟持した反射
型液晶パネルに投写し、前記反射型液晶パネルにおいて
前記Ｓ偏光を楕円偏光に変調し、前記変調光を前記偏光
ビームスプリッターに反射させ、前記変調光のうちＰ偏
光成分のみを透過させ、投写レンズによりスクリーン上
に投写し、階調表示させる投写型液晶表示装置に、前記
偏光ビームスプリッターにより分離されたＳ偏光の偏光
方向を、前記反射型液晶パネルの進相軸方向に合致させ
る１／２波長板を設けたことを特徴とするものであり、
１／２波長板のもつ偏光角を回転させるという性質によ
り入射Ｓ偏光の偏光方向を前記反射型液晶パネルの進相
軸に一致させるので、前記反射型液晶パネルの進相軸調
整をすることが不要になるという作用を有する。
【００１１】また本発明は、テレセントリック光をＳ偏
光のみ反射させ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームスプリ
ッターによりＳ偏光を、反射電極を具備し一対の基板間
に水平配向処理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶
パネルに投写し、前記反射型液晶パネルにおいて前記Ｓ
偏光を楕円偏光に変調し、前記変調光を前記偏光ビーム
スプリッターに反射させ、前記変調光のうちＰ偏光成分
のみを透過させ、投写レンズによりスクリーン上に投写
し、階調表示させる投写型液晶表示装置に、前記偏光ビ
ームスプリッターにより分離されたＳ偏光の偏光方向と
前記反射型液晶パネルの進相軸方向との２等分角の位置
に１／２波長板の進相軸を配置することを特徴とするも
のであり、１／２波長板の進相軸を入射Ｓ偏光の偏光方
向と前記反射型液晶パネルの進相軸方向との２等分角の
位置に配置するため、入射Ｓ偏光の偏光方向が前記反射
型液晶パネルの進相軸方向と一致するように回転するの
で、前記反射型液晶パネルの進相軸調整をすることが不
要になるという作用を有する。
光のみ反射させ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームスプリ
ッターによりＳ偏光を、反射電極を具備し一対の基板間
に水平配向処理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶
パネルに投写し、前記反射型液晶パネルにおいて前記Ｓ
偏光を楕円偏光に変調し、前記変調光を前記偏光ビーム
スプリッターに反射させ、前記変調光のうちＰ偏光成分
のみを透過させ、投写レンズによりスクリーン上に投写
し、階調表示させる投写型液晶表示装置に、前記偏光ビ
ームスプリッターにより分離されたＳ偏光の偏光方向と
前記反射型液晶パネルの進相軸方向との２等分角の位置
に１／２波長板の進相軸を配置することを特徴とするも
のであり、１／２波長板の進相軸を入射Ｓ偏光の偏光方
向と前記反射型液晶パネルの進相軸方向との２等分角の
位置に配置するため、入射Ｓ偏光の偏光方向が前記反射
型液晶パネルの進相軸方向と一致するように回転するの
で、前記反射型液晶パネルの進相軸調整をすることが不
要になるという作用を有する。
【００１２】また本発明は、上記発明において、反射型
液晶パネルを固定し、１／２波長板の進相軸の角度調整
を行うことを特徴とするものであり、１／２波長板の進
相軸の角度調整を加えることにより、前記入射Ｓ偏光の
偏光方向と前記反射型液晶パネルの進相軸方向との２等
分角の位置に１／２波長板の進相軸を移動させるため、
入射Ｓ偏光の偏光方向が前記反射型液晶パネルの進相軸
方向と一致するように回転させるので、前記反射型液晶
パネルの進相軸調整をすることが不要になるという作用
を有する。
液晶パネルを固定し、１／２波長板の進相軸の角度調整
を行うことを特徴とするものであり、１／２波長板の進
相軸の角度調整を加えることにより、前記入射Ｓ偏光の
偏光方向と前記反射型液晶パネルの進相軸方向との２等
分角の位置に１／２波長板の進相軸を移動させるため、
入射Ｓ偏光の偏光方向が前記反射型液晶パネルの進相軸
方向と一致するように回転させるので、前記反射型液晶
パネルの進相軸調整をすることが不要になるという作用
を有する。
【００１３】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。 （実施の形態１）図１（ａ）は実施の形態１の要部構成
図、同図（ｂ）は黒表示時の偏光方向を示す図、同図
（ｃ）は白表示時の偏光方向を示す図を示し、図１
（ａ）において照明光学系により導かれたテレセントリ
ック光ｌ１をＳ偏光ｌｓ１のみ反射させ、Ｐ偏光ｌｐ１
を透過させる偏光ビームスプリッター１１によりＳ偏光
ｌｓ１を、１／２波長板１２を透過させ、偏光方向を回
転させた入射光ｌｓ２に変換したのち、一対の基板間に
水平配向処理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶パ
ネル１３に投写させる。
参照して説明する。 （実施の形態１）図１（ａ）は実施の形態１の要部構成
図、同図（ｂ）は黒表示時の偏光方向を示す図、同図
（ｃ）は白表示時の偏光方向を示す図を示し、図１
（ａ）において照明光学系により導かれたテレセントリ
ック光ｌ１をＳ偏光ｌｓ１のみ反射させ、Ｐ偏光ｌｐ１
を透過させる偏光ビームスプリッター１１によりＳ偏光
ｌｓ１を、１／２波長板１２を透過させ、偏光方向を回
転させた入射光ｌｓ２に変換したのち、一対の基板間に
水平配向処理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶パ
ネル１３に投写させる。
【００１４】同図（ｂ）に示したように、１／２波長板
１２は、進相軸調整機構１４により、入射Ｓ偏光ｌｓ１
の偏光方向θｓ１ｐ、例えば９０゜と反射型液晶パネル
１３の進相軸方向θＬＣｐ、例えば８４゜との２等分角
の位置θ１２、例えば８７゜に１／２波長板の進相軸を
配置させるように構成されている。すなわち、入射Ｓ偏
光ｌｓ１が１／２波長板１２を透過すると、偏光方向は
反射型液晶パネル１３の進相軸方向θＬＣｐに回転した
入射光ｌｓ２となる。
１２は、進相軸調整機構１４により、入射Ｓ偏光ｌｓ１
の偏光方向θｓ１ｐ、例えば９０゜と反射型液晶パネル
１３の進相軸方向θＬＣｐ、例えば８４゜との２等分角
の位置θ１２、例えば８７゜に１／２波長板の進相軸を
配置させるように構成されている。すなわち、入射Ｓ偏
光ｌｓ１が１／２波長板１２を透過すると、偏光方向は
反射型液晶パネル１３の進相軸方向θＬＣｐに回転した
入射光ｌｓ２となる。
【００１５】全黒表示時に、反射型液晶パネル１３に入
射した光ｌｓ２の偏光方向と反射型液晶パネル１３の進
相軸方向は一致しているので、反射光ｌｒ１の偏光方向
はθＬＣｐ、例えば８７゜に保存され出射される。反射
光ｌｒ１は、１／２波長板１２を透過する際に、入射時
とは逆方向に偏光方向を回転させ、偏光方向θｓ１ｐ、
例えば９０゜に戻され、出射光ｌｒ２となる。偏光方向
θｓ１ｐは、Ｓ偏光の偏光方向であるので、偏光ビーム
スプリッター１１で反射され、反射光ｌ２として照明光
学系に戻されるので全黒表示が実現される。
射した光ｌｓ２の偏光方向と反射型液晶パネル１３の進
相軸方向は一致しているので、反射光ｌｒ１の偏光方向
はθＬＣｐ、例えば８７゜に保存され出射される。反射
光ｌｒ１は、１／２波長板１２を透過する際に、入射時
とは逆方向に偏光方向を回転させ、偏光方向θｓ１ｐ、
例えば９０゜に戻され、出射光ｌｒ２となる。偏光方向
θｓ１ｐは、Ｓ偏光の偏光方向であるので、偏光ビーム
スプリッター１１で反射され、反射光ｌ２として照明光
学系に戻されるので全黒表示が実現される。
【００１６】一方、同図（ｃ）にて、全白表示時につい
て示す。反射型液晶パネル１３に入射される光ｌｓ２
は、全黒時と同一であり、例えば８４゜の方向の偏光方
向を有している。しかし、全白表示時には、反射型液晶
パネル１３に所定の電圧を印加し、反射型液晶パネル１
３の進相軸を例えば、４５゜回転させるので、進相軸
は、３９゜の方向となる。この場合、反射光ｌｒ３は、
入射光ｌｓ２の偏光方向を９０゜回転させられ、−６゜
の方向に偏光方向を有する反射光ｌｒ３として、出射さ
れる。１／２波長板１２を透過する際に、偏光角の回転
を受け、 ９０゜＋（９０゜−８４゜）／２＝９３゜ 分だけ、１／２波長板１２の進相軸方向を基準として回
転する。すなわち、 ８７゜＋９３゜＝１８０゜ の偏光角を有する反射光ｌｐ２として出射される。すな
わち、この偏光方向は、偏光ベームスプリッター１１に
対してＰ偏光となり、偏光ベームスプリッター１１を透
過して、投写光ｌｐ３としてスクリーン上に投写される
ものである。
て示す。反射型液晶パネル１３に入射される光ｌｓ２
は、全黒時と同一であり、例えば８４゜の方向の偏光方
向を有している。しかし、全白表示時には、反射型液晶
パネル１３に所定の電圧を印加し、反射型液晶パネル１
３の進相軸を例えば、４５゜回転させるので、進相軸
は、３９゜の方向となる。この場合、反射光ｌｒ３は、
入射光ｌｓ２の偏光方向を９０゜回転させられ、−６゜
の方向に偏光方向を有する反射光ｌｒ３として、出射さ
れる。１／２波長板１２を透過する際に、偏光角の回転
を受け、 ９０゜＋（９０゜−８４゜）／２＝９３゜ 分だけ、１／２波長板１２の進相軸方向を基準として回
転する。すなわち、 ８７゜＋９３゜＝１８０゜ の偏光角を有する反射光ｌｐ２として出射される。すな
わち、この偏光方向は、偏光ベームスプリッター１１に
対してＰ偏光となり、偏光ベームスプリッター１１を透
過して、投写光ｌｐ３としてスクリーン上に投写される
ものである。
【００１７】階調表示の場合には、反射型液晶パネル１
３に階調に従った所定の電圧を印加して、反射型液晶パ
ネル１３の偏光軸を回転させ、反射されるＳ偏光の光量
を変化させるものである。
３に階調に従った所定の電圧を印加して、反射型液晶パ
ネル１３の偏光軸を回転させ、反射されるＳ偏光の光量
を変化させるものである。
【００１８】以上の説明では、反射型液晶パネルの進相
軸は、例えば８４゜の方向で説明したが、この角度に限
定されるものではない。また、単枚反射型液晶表示装置
について、説明したが、これは説明を簡単にするためで
あり、勿論、Ｒ、Ｇ、Ｂの３色を用いた３枚式の反射型
液晶表示装置についても本発明に含まれるものである。
軸は、例えば８４゜の方向で説明したが、この角度に限
定されるものではない。また、単枚反射型液晶表示装置
について、説明したが、これは説明を簡単にするためで
あり、勿論、Ｒ、Ｇ、Ｂの３色を用いた３枚式の反射型
液晶表示装置についても本発明に含まれるものである。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明の液晶表示装置に
よれば、１／２波長板の進相軸調整を行うことにより、
反射型強誘電液晶パネルの進相軸調整を不要とするの
で、Ｒ、Ｇ、Ｂ用の液晶パネルの画面位置は傾くことな
く同一の位置にスクリーン上に構成されるので、液晶パ
ネルの表示可能領域を全面有効に使用することが可能で
ある。これにより、解像度および集光効率も低下させる
ことなく、投写することが可能である。
よれば、１／２波長板の進相軸調整を行うことにより、
反射型強誘電液晶パネルの進相軸調整を不要とするの
で、Ｒ、Ｇ、Ｂ用の液晶パネルの画面位置は傾くことな
く同一の位置にスクリーン上に構成されるので、液晶パ
ネルの表示可能領域を全面有効に使用することが可能で
ある。これにより、解像度および集光効率も低下させる
ことなく、投写することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態による液晶表示装置の要部構
成図
成図
【図２】従来の液晶表示装置の要部構成図、黒表示時の
偏光方向を示す図
偏光方向を示す図
１１ 偏光ビームスプリッター １２ １／２波長板 １３ 反射型強誘電性液晶パネル １４ 進相軸調整機構 ｌ１ テレセントリック光 ｌ２ 戻り光 ｌｓ１ Ｓ偏光 ｌｐ１ Ｐ偏光 ｌｐ３ 出射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ０３Ｂ 21/00 Ｇ０３Ｂ 21/00 Ｄ
Claims (3)
- 【請求項１】 テレセントリック光をＳ偏光のみ反射さ
せ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームスプリッターにより
Ｓ偏光を、強誘電液晶を挟持した反射型液晶パネルに投
写し、前記反射型液晶パネルにおいて前記Ｓ偏光を楕円
偏光に変調し、前記変調光を前記偏光ビームスプリッタ
ーに反射させ、前記変調光のうちＰ偏光成分のみを透過
させ、投写レンズによりスクリーン上に投写し、階調表
示させる投写型液晶表示装置に、前記偏光ビームスプリ
ッターにより分離されたＳ偏光の偏光方向を、前記反射
型液晶パネルの進相軸方向に合致させる１／２波長板を
設けたことを特徴とする投写型液晶表示装置。 - 【請求項２】 テレセントリック光をＳ偏光のみ反射さ
せ、Ｐ偏光を透過させる偏光ビームスプリッターにより
Ｓ偏光を、反射電極を具備し一対の基板間に水平配向処
理された強誘電液晶を挟持した反射型液晶パネルに投写
し、前記反射型液晶パネルにおいて前記Ｓ偏光を楕円偏
光に変調し、前記変調光を前記偏光ビームスプリッター
に反射させ、前記変調光のうちＰ偏光成分のみを透過さ
せ、投写レンズによりスクリーン上に投写し、階調表示
させる投写型液晶表示装置に、前記偏光ビームスプリッ
ターにより分離されたＳ偏光の偏光方向と前記反射型液
晶パネルの進相軸方向との２等分角の位置に１／２波長
板の進相軸を配置することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項３】 反射型液晶パネルを固定し、１／２波長
板の進相軸の角度調整を行うことを特徴とする請求項１
記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8317369A JPH10161107A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 投写型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8317369A JPH10161107A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 投写型液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10161107A true JPH10161107A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18087487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8317369A Pending JPH10161107A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 投写型液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10161107A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6460998B1 (en) | 1999-03-08 | 2002-10-08 | Seiko Epson Corporation | Adjustment mechanism and projector employing the same |
| JP2002311388A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-23 | Nikon Corp | 光学系 |
| US6624862B1 (en) | 1999-03-29 | 2003-09-23 | Minolta Co., Ltd. | Display optical apparatus having a rotary compensator to improve display contrast |
| KR100421860B1 (ko) * | 2001-03-06 | 2004-03-09 | 엘지전자 주식회사 | 반사형 액정패널을 사용한 투사형 영상표시기기 |
| US6771233B1 (en) | 1999-11-06 | 2004-08-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Projection display device using two liquid crystal display panels |
| TWI409571B (zh) * | 2004-07-29 | 2013-09-21 | Moxtek Inc | 用以安裝光束分離器與空間光之調變器之殼體及用於一光學組件之殼體裝置 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP8317369A patent/JPH10161107A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6460998B1 (en) | 1999-03-08 | 2002-10-08 | Seiko Epson Corporation | Adjustment mechanism and projector employing the same |
| US6829110B2 (en) | 1999-03-08 | 2004-12-07 | Seiko Epson Corporation | Adjustment mechanism and projector employing the same |
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| TWI409571B (zh) * | 2004-07-29 | 2013-09-21 | Moxtek Inc | 用以安裝光束分離器與空間光之調變器之殼體及用於一光學組件之殼體裝置 |
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