JPH10160856A - 焦電型人体検知装置 - Google Patents

焦電型人体検知装置

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JPH10160856A
JPH10160856A JP8318332A JP31833296A JPH10160856A JP H10160856 A JPH10160856 A JP H10160856A JP 8318332 A JP8318332 A JP 8318332A JP 31833296 A JP31833296 A JP 31833296A JP H10160856 A JPH10160856 A JP H10160856A
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JP
Japan
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human body
output
waveform
moving direction
pyroelectric
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Application number
JP8318332A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Sugano
喜久 菅野
Shion Yamaoka
思恩 山岡
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NEC Corp
NEC Robotics Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Robotics Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Robotics Engineering Ltd filed Critical NEC Corp
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  • Radiation Pyrometers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デュアル素子型焦電センサを用いて、正確に人
体を判別するとともに人体移動方向を判定し検知エリア
の人数を正確に検出する。 【解決手段】デュアル素子型焦電センサ1の出力を信号
増幅部2で増幅し波形成形部3、4で波形成形し、制御
部6の移動方向検出手段8により移動方向を判別する。
また波形成形部3、4の出力を利用し波形合成部5で人
体検出信号を作り、制御部6の人体検出手段7で人体検
知時のデータと比較することにより人体の有無を判別
し、出力制御手段9で検知エリアに入ってきた人数を計
数し、検知エリア内の人数を算出する処理を行い、人体
をリアルタイムにい検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近距離の焦電型人
体検知装置に関し、デュアル素子型焦電センサの近距離
焦電型人体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の近距離人体検知装置は人
体から発する赤外線を利用し、セキュリティ・ホームオ
ートメーションなどの人体検知装置として用いられてい
る。
【0003】図5は従来の近距離人体検知装置の構成を
示すブロック図である。図5において、デュアル素子型
焦電センサ501は焦電効果を利用した赤外線センサで
あり、たとえば、図4(a)の矢印A、Bのように人体
が通過した場合、人体から発する赤外線の変化量を受け
図4(b)の波形C,Dに示す微少電圧波形を出力す
る。信号増幅部502は焦電センサ501の出力の微少
電圧を増幅する。波形比較部503は信号増幅部502
の出力電圧と設定値を比較し出力する。タイマー部50
4は波形比較部503の出力を受け設定時間だけON信
号を出力する。
【0004】次に図5の動作を図6を用いて説明する。
検知エリアに人体が近づくと人体から発する赤外線を受
け、デュアル素子型焦電センサ501は信号を図6のT
1〜T2の間出力し、信号増幅部502で信号が増幅さ
れ、波形比較部503は入力電圧が設定値601よりも
高い時にON信号を出力する。タイマー部504は、波
形比較部503の出力の立ち下がりの電圧からT1〜T
3の設定時間だけ、人体検知を示す信号を出力回路50
5に出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の人
体検知装置の第1の問題点は、人体の移動方向の検知が
できないことである。たとえば人体がデュアル素子型焦
電センサ501の前を右から左へ通過した場合と左から
右へ通過した場合について図6を用い説明すると、右か
ら左へ通過したときのデュアル素子型焦電センサ501
の出力はT1〜T2で、左から右へ通過したときの出力
はT4〜T6となり人体の移動方向により正電圧と負電
圧の発生順序が異なるにもかかわらず、右から左へ通過
したときの装置の出力はT1〜T3で、左から右へ通過
したときの装置の出力はT5〜T7となり同出力となる
ため、移動方向の判別はできない。
【0006】その理由はデュアル素子型焦電センサ50
1の出力波形を増幅した信号を1つの設定値601と比
較し出力しているだけで移動方向を判別する制御が無い
からである。
【0007】第2の問題点は検知エリア内の人数をカウ
ントできないことにある。たとえば、2体の人体がタイ
マ部504の設定時間以内に、別々に通過した場合につ
いて図6を用い説明すると、タイマー部504の出力T
11〜T14は1体目検知での出力であり、2体目の検
知T13〜T14については見かけ上検知しているが装
置としては検知していなくタイマ504の設定時間以内
は人体のカウントをすることが不可能である。
【0008】その理由は、従来の焦電センサを使用した
人体検知装置は、人体の有無を判別する程度の機能で十
分であったので検知エリア内の人数を算出する機能は必
要ないからである。
【0009】(発明の目的)本発明の目的は、正確な人
体判別と検知エリア内の人数をカウントする装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の焦電型人
体検知装置は、デュアル素子型焦電センサの人体検知時
の移動方向を判定することを特徴とする。
【0011】本発明の第2の焦電型人体検知装置は、人
体検知時のデュアル素子型焦電センサの出力波形の設定
パターンと実測の人体検知信号を比較し人体を判別する
ことを特徴とする。
【0012】本発明の第3の焦電型人体検知装置は、人
体の判別及び移動方向を判定して、人体が検知エリア内
に入ってきた人数と出ていった人数をカウントし検知エ
リア内の人数を算出することを特徴とする。
【0013】本発明の第4の焦電型人体検知装置は、人
体を検知するデュアル素子型焦電センサと、前記デュア
ル素子型焦電センサの出力波形を第1の基準電圧と比較
する第1の波形成形手段と、前記デュアル素子型焦電セ
ンサの出力波形を前記第1の基準電圧と異なる極正の第
2の基準電圧と比較する第2の波形成形手段と、前記第
1及び第2の波形成形手段の出力から前記人体の移動方
向を判定する人体移動方向検出手段とを有することを特
徴とする。上記本発明の第4の焦電型人体検知装置にお
いて、前記第1及び第2の波形成形手段の出力を合成し
人体を判別する人体判別手段を有することを特徴とする
請求項5記載の焦電型人体検知装置。
【0014】本発明の第5の焦電型人体検知装置は、検
知エリアの互いに異なる場所に設置され人体を検知する
第1及び第2のデュアル素子型焦電センサと、前記第1
及び第2のデュアル素子型焦電センサの出力に基づいて
各々人体の移動方向及び人体を判定する第1及び第2の
手段と、前記第1及び第2の手段の出力に基づいて前記
検知エリア内の人数を算出する第3の手段とを有するこ
とを特徴とする。上記本発明の第5の焦電型人体検知装
置において、前記第1及び第2の手段の各々が、前記第
1及び第2のデュアル素子型焦電センサの各出力波形を
第1及び第2の基準電圧と比較する第1及び第2の波形
成形手段と、前記第1及び第2の波形成形手段の各出力
から前記人体の移動方向を判定する第1及び第2の人体
移動方向検出手段と、前記第1及び第2の波形成形手段
の各出力を合成し人体を判別する第1及び第2の人体判
別手段とから成ることを特徴とする。上記本発明の第5
の焦電型人体検知装置において、前記第1及び第2の基
準電圧が互いにことなる極性であることを特徴とする。
【0015】本発明の第6の焦電型人体検知装置は、検
知エリアの互いに異なる場所に設置され人体を検知する
第1及び第2のデュアル素子型焦電センサと、前記第1
のデュアル素子型焦電センサの出力波形を第1の基準電
圧と比較する第1の波形成形手段と、前記第1のデュア
ル素子型焦電センサの出力波形を前記第1の基準電圧と
異なる極性の第2の基準電圧と比較する第2の波形成形
手段と、前記第1及び第2の波形成形手段の出力から前
記人体の移動方向を判定する第1の人体移動方向検出手
段と、前記第1及び第2の波形成形手段の出力を合成し
人体を判別する第1の人体判別手段と、前記第2のデュ
アル素子型焦電センサの出力波形を第3の基準電圧と比
較する第3の波形成形手段と、前記第2のデュアル素子
型焦電センサの出力波形を前記第3の基準電圧と異なる
極性の第4の基準電圧と比較する第4の波形成形手段
と、前記第3及び第4の波形成形手段の出力から前記人
体の移動方向を判定する第2の人体移動方向検出手段
と、前記第3及び第4の波形成形手段の出力を合成し人
体を判別する第2の人体判別手段と、前記第1及び第2
の人体移動方向検出手段の出力と第1及び第2の人体判
別手段の出力から前記検知エリアの人数を算出する手段
とを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】まず、実施の形態を説明する前に、本発明
の要素となるデュアル型焦電センサの特徴について図4
を用いてさらに説明する。図4(a)のデュアル焦電セ
ンサ401の前を矢印Aの方向に人体が通過した場合の
出力波形は前述した図4(b)の波形Cとなる。矢印B
の方向に人体が通過した場合の出力波形は図4(b)の
波形Dとなる。波形を比較すると人体の通過する方向に
より波形の位相(極性)が反転している。本発明は、以
下の説明からも明らかなようにこの特性を利用するもの
である。なお、図4(c)はデュアル型焦電センサ40
1の等価回路である。
【0018】本発明の第1の実施の形態について、図1
の構成を示すブロック図を参照して詳細に説明する。図
1において、焦電型人体検知装置は、第1及び第2の焦
電センサ1、10、第1及び第2の信号増幅部2、1
1、第1及び第2の波形成形部3、12及び4、13、
第1及び第2の波形合成部5、14及び制御部6を含ん
でいる。制御部6は第1及び第2の人体検出手段7、1
5、第1及び第2の移動方向検出手段8、16及び出力
制御手段9から構成されている。また、点線101内の
構成(第1の焦電センサ1、第1の信号増幅部2、第1
の波形成形部3、4、第1の波形合成部5、第1の人体
検出手段7、第1の移動方向検出手段8)は、点線10
2内の構成(第2の焦電センサ10、第2の信号増幅部
11、第2の波形成形部12、13、第2の波形合成部
14、第2の人体検出手段15、第2の移動方向検出手
段16)と同一構成である。焦電センサ1(10)は焦
電効果を利用した赤外線センサであり人体から発する赤
外線を受け赤外線の変化量を電圧に変換し波形を出力す
る。信号増幅部2(1)は、焦電センサ1(10)の出
力電圧が微少であるため電圧を増幅する。波形成形部
3,4(12、13)は、たとえば電圧比較器で構成さ
れ、人体の移動方向を判別するために波形を成形するも
ので、波形成形部3(12)は信号増幅部2(11)の
出力がたとえば+4V以上で出力する。また、波形成形
部4(13)は信号増幅部2(11)の出力がたとえば
−4V以下で出力しそれぞれ制御部6の移動方向検出手
段8(16)に出力される。移動方向検出手段8(1
6)は、焦電センサの特性である人体の移動方向により
出力波形の位相(極性)が反転する特性を利用し、波形
成形部3(12)と波形成形部4(13)のどちらの信
号が先に制御部6に出力されたか、すなわち波形の+側
が先か−側が先かを見ることにより人体の移動方向を判
別する。波形合成部5(14)はたとえばOR回路で波
形成形部3(12)と波形成形部4(13)の出力波形
を重ね合わせ人体を判別するための信号をつくる。制御
部6の人体検出手段7(15)は波形合成部5(14)
の出力データと、あらかじめ設定している人体検知時の
波形データとを比較し人体の有無を判別する。出力制御
手段9は、人体検出手段7、15と移動方向検出手段
8、16の出力結果からたとえばソフトウェアにより検
知エリア内に入ってきた人数と出ていった人数をカウン
トし検知エリア内の人数を算出することにより出力を制
御する。
【0019】本発明の第1の実施の形態について、移動
方向が片側からのみに限定できる場合、たとえばスーパ
ーなどの自動ドアに取付、店内へ入った人数を検知する
ケースについて図2、図3を用いて説明する。図2は、
制御部6の処理フローである。
【0020】まず、装置は図1の点線102内の回路
と、制御部6の処理は図2の点線901、902、90
3内のフローを削除して図2のAとBをつなげることに
より実現することができる。
【0021】次に動作について説明する。図1の焦電セ
ンサ入力1は人体から発する赤外線をうけ図3(a)の
時間T1〜T4の間、図に示す信号を出力し、第1の信
号増幅部2で信号が増幅される。第1の波形成形部
(A)3は第1の信号増幅部2の出力が+4V以上の期
間T1〜T2の間出力する。第1の波形成形部(B)4
は第1の信号増幅部2の出力が−4V以下の時間T3か
らT4間出力する。第1の波形合成部5は、第1の波形
成形部3、4の出力を重ね合わせ制御部6へ出力する。
【0022】制御部6の処理の流れについて図2を用い
て説明すると、第1の人体検出手段7で第1の波形合成
部5の出力データを計測し予め設定している人体検出時
のデータと比較し人体であることを判定(Yes)後、
移動方向検出手段8で、波形成形部3の出力データを計
測後、波形の+側が先に入力されたため、人体が検知エ
リアに来たことを判定(Yes)する(ステップ201
−204)。そして出力制御手段9で検知エリアの人体
=+1をカウントした後、出力ONモード(B=1)に
し、出力ONモードを確認して信号をT4〜T6の間、
出力する(ステップ205−208)。また、ステップ
205において、人体が検知エリアに来なかったことを
判定(No)後は、ステップ410、411に進む。
【0023】本発明の第2の実施の形態として、移動方
向が双方向からの場合について説明する。例えば飛行機
の窓側の座席の人体検知や自動車の助手席検知などでは
図1の点線102内の回路を削除し、制御部6の処理は
図2の点線902、903内のフローを削除し図2のA
とBをつなげることにより実現することができる。飛行
機の窓側の座席に人体が1度座ってから立ち去った場合
の動作を説明する。まず、焦電センサ入力1は人体から
発する赤外線をうけ図3(a)の時間T1〜T4の間出
力する。その後の信号増幅部2、波形成形部3、4、波
形合成部5の動作は本発明の第1の実施の形態と同じで
ある。制御部6の処理の流れについて図2を用いて説明
すると、第1の人体検出手段7で第1の波形合成部5の
出力データを計測し予め設定している人体検出時のデー
タと比較し人体であることを判定(Yes)後、移動方
向検出手段8で、波形成形部3、4の出力データを計測
後、波形の+側が先に入力されたため、人体が検知エリ
アに来たことを判定(Yes)する(ステップ201−
204)。そして出力制御手段9で検知エリアの人体=
+1をカウントした後、出力ONモード(B=1)に
し、出力ONモードを確認して信号を出力する(ステッ
プ205−208)。
【0024】次に人体が検知エリアから出ていったの
で、図3(b)の時間T5−T6の間、各回路1−5は
信号出力する。第1の人体検出手段7は第1の波形合成
部5の出力を計測し予め設定している人体検出時のデー
タと比較し人体ありと判定(Yes)する(ステップ2
01、202)。第1の移動検出手段8は、波形成形部
3、4の出力データを計測し波形の−側が先に入力され
たため人体が検知エリアから出たと判定(No)する
(ステップ203ー205)。そして出力制御手段9で
検知エリアの人体=−1に減算し、検知エリアの人数0
を確認後、出力OFFモード(B=0)にして出力信号
をOFFにする(ステップ209、210、410、4
11)。
【0025】本発明の第3の実施の形態として、検知エ
リアの範囲設定し、かつ移動方向が片側からのみに限定
した場合について以下に示す。例えば検知エリアに対し
地面から人体の身長の半分程度の高さで、地面から水平
方向に検知エリアの両端に各々焦電センサを配置した
時、人体が第1のセンサ1を通過し検知エリア内で一旦
停止した後、移動し第2の焦電センサ10を通過し検知
エリアから外れた場合について説明すると、まず、装置
構成としては図1の回路で、制御部6の処理は901、
903内のフローとステップ305−308を削除し、
ステップ205のNo側を902のフローのAへ、ステ
ップ304のYes側をBにつなげた構成となる。
【0026】次に動作について図2、図3を用い説明す
ると、人体は第1のセンサ1を通過し検知エリアに侵入
した時、第1のセンサ1は人体から発せられる赤外線を
うけ、図3(b)の期間T1〜T4、図のような信号を
出力し、第1の信号増幅部2で信号が増幅される。第1
の波形成形部3は第1の信号増幅部2の出力が+4V以
上の期間T1〜T2の間出力する。第1の波形成形部4
は第1の信号増幅部2の出力が−4V以下の時間T3か
らT4間出力する。第1の波形合成部5は、第1の波形
成形部3,4の出力を重ね合わせ制御部6へ出力する。
制御部6の処理の流れは図2を参照すると、第1の人体
検出手段7で第1の波形合成部5の出力データを計測し
予め設定している人体検出時のデータと比較し人体有を
判定(Yes)後(図2ステップ201、202)、第
1の移動方向検出手段8で、第1の波形成形部3、4の
出力データを計測し、波形の+側が先に入力されたた
め、人体が検知エリアに来たことを判定(Yes)する
(ステップ203、204)。そして出力制御手段9で
検知エリアの人体=+1をカウントした後、出力ONモ
ード(B=1)にし、出力ONモードを確認して信号を
出力する(ステップ205−208)。次に、人体は検
知エリアで一旦停止おり、第2の焦電センサ10の出力
は無いため第2の人体検出手段15で第2の波形合成部
14の出力データを計測し人体の有無を判別するが、人
体無しと判定(No)する(ステップ301、30
2)。再度、第1の人体検出手段7で第1の波形合成部
5の出力データを計測するが、第1の焦電センサ1の出
力も無いため、人体無しと判定(No)する。(ステッ
プ201、202)そして、人体は第2の焦電センサ1
0を通過し検知エリアから出たので第2の焦電センサ1
0は図3(b)の期間T5〜T6信号を出力し、第2の
人体検出手段15は第2の波形合成部14の出力を計測
し予め設定している人体検出時のデータと比較し人体あ
りと判定(Yes)する(ステップ301,302)。
第2の移動検出手段16は波形成形部12、13の出力
データを計測し波形の−側が先に入力されたため、人体
が検知エリアから出たと判定(No)する(ステップ3
03、304)。
【0027】そして出力制御手段9で検知エリアの人体
=−1に減算し、検知エリアの人数0を確認後、出力O
FFモード(B=0)にして出力信号をOFFにする
(ステップ309、310、410、411)。
【0028】本発明の第4の実施の形態として、検知エ
リアの範囲設定し、かつ移動方向が双方向の場合につい
て以下に示す。例えば検知エリアに対し地面から人体の
身長の半分程度の高さで、地面から水平方向に検知エリ
アの両端に各々焦電センサを配置した時、人体が第1の
センサ1を通過し検知エリア内で一旦停止した後、移動
し第2の焦電センサ10を通過し検知エリアから外れ、
次に、2体目の人体が第2のセンサ10を通過し検知エ
リア内で一旦停止した後、移動し第1の焦電センサ1を
通過し検知エリアから外れた場合の動作について説明す
る。まず、装置構成は図1の回路で、制御部6は図2と
なる。
【0029】次に動作について図1、図2を用い説明す
ると、人体は第1のセンサ1を通過し検知エリアに侵入
した時、第1のセンサ1は人体から発せられる赤外線を
うけ、図3(b)の期間T1〜T4間出力する。その後
の信号増幅部2、波形成形部3、4、波形合成部5の動
作は本発明の第3の実施の形態と同じである。制御部6
の処理の流れについて図2を用いて説明すると、第1の
人体検出手段7で第1の波形合成部5の出力データを計
測し予め設定している人体検出時のデータと比較し人体
有を判定(Yes)後(図2ステップ201、20
2)、第1の移動方向検出手段8で、第1の波形成形部
3、4の出力データを計測し、波形の+側が先に入力さ
れたため、人体が検知エリアに来たことを判定(Ye
s)する(ステップ203、204)。そして出力制御
手段9で検知エリアの人体=+1をカウントした後、出
力ONモード(B=1)にし、出力ONモードを確認し
て信号を出力する(ステップ205−208)。次に、
人体は検知エリアで一旦停止おり、第2の焦電センサ1
0の出力は無いため第2の人体検出手段15で第2の波
形合成部14の出力データを計測し人体の有無を判別す
るが、人体無しと判定(No)する(ステップ301、
302)。再度、第1の人体検出手段7で第1の波形合
成部5の出力データを計測するが、第1の焦電センサ1
の出力も無いため、人体無しと判定(No)する(ステ
ップ201、202)。そして、人体は第2の焦電セン
サ10を通過し検知エリアから出たので第2の焦電セン
サ10は図3(b)の期間T5〜T6信号を出力し、第
2の人体検出手段15は第2の波形合成部14の出力を
計測し予め設定している人体検出時のデータと比較し人
体ありと判定(Yes)する(ステップ301,30
2)。第2の移動検出手段16は波形成形部12、13
の出力データを計測し波形の−側が先に入力されたた
め、人体が検知エリアから出たと判定(No)する(ス
テップ303、304)。
【0030】そして出力制御手段9で検知エリアの人体
=−1に減算し、検知エリアの人数0を確認後、出力O
FFモード(B=0)にして出力信号をOFF(ステッ
プ410、411)し1体目の人体目の人体検知を終
る。そして次の人体検知に移り、第1の人体検出手段7
で第1の波形合成部5の出力データを計測するが、第1
の焦電センサ1の出力が無いため、人体無しと判定(N
o)する(ステップ201、202)。そして2体目の
人体がセンサ2を通過し検知エリアに侵入したので、第
2のセンサ10は人体から発せられる赤外線をうけ、図
3(b)の期間T8〜T10間出力する。第2の人体検
出手段15は第2の波形合成部14の出力を計測し予め
設定している人体検出時のデータと比較し人体ありと判
定(Yes)する(ステップ301,302)。第2の
移動検出手段16は波形成形部12、13の出力データ
を計測し波形の+側が先に入力されたため、人体が検知
エリアに入ってきたと判定(Yes)する(ステップ3
03、304)。 そして出力制御手段9で検知エリア
の人体=+1をカウントした後、出力ONモード(B=
1)にし、出力ONモードを確認して信号を出力する
(ステップ305−308)。次に、人体は検知エリア
で一旦停止おり、第1の焦電センサ1の出力は無いため
第1の人体検出手段7で第1の波形合成部5の出力デー
タを計測し人体の有無を判別するが、人体無しと判定
(No)する(ステップ201、202)。再度、第2
の人体検出手段15で第2の波形合成部14の出力デー
タを計測するが、第2の焦電センサ10の出力も無いた
め、人体無しと判定(No)する。(ステップ301、
302)そして、人体は第1の焦電センサ1を通過し検
知エリアから出たので第1の焦電センサ1は図3(b)
の期間T9〜T10信号を出力し、第1の人体検出手段
7は第1の波形合成部5の出力を計測し予め設定してい
る人体検出時のデータと比較し人体ありと判定(Ye
s)する(ステップ201,202)。第1の移動検出
手段8は波形成形部3、4の出力データを計測し波形の
−側が先に入力されたため、人体が検知エリアから出た
と判定(No)する(ステップ203、204)。そし
て出力制御手段9で検知エリアの人体=−1に減算し、
検知エリアの人数0を確認後、出力OFFモード(B=
0)にして出力信号をOFFにする(ステップ209、
210、410、411)。
【0031】
【発明の効果】第1の効果は、人体の移動方向を判別す
ることが可能である。その理由は焦電センサの特徴であ
る人体の移動方向により出力波形の位相が反転する特性
を利用し、入出時の波形を分解し位相を検出する処理を
行うことにより判別しているからある。
【0032】第2の効果は、検知エリア内に複数の人体
があった場合でも人数を正確にカウントすることができ
る。その理由は、第1の効果である人体の移動方向を判
別する機能に加えて、検知エリア内に入ってきた人数と
出ていった人数をカウントすることにより検知エリア内
の人数を算出しているからである。
【0033】第3の効果は、検知エリア内の人体を正確
に検出することができる。その理由は、デュアル素子型
焦電センサの出力波形と予め実測した人体のデータを比
較する処理を行うことにより人体判別を行っているから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】焦電型人体検知装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】焦電型人体検知装置の制御部の処理を示したフ
ローチャートである。
【図3】焦電型人体検知装置の動作波形を示した図であ
る。
【図4】本発明の要素となるデュアル素子型焦電センサ
の特性を示す図である。
【図5】従来の焦電型人体検知装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来の焦電型人体検知装置の動作波形を示した
図である。
【符号の説明】
1、10 焦電センサ 2、11 信号増幅部 3、4、12、13 波形成形部 5、14 波形合成部 6 制御部 7、15 人体検出手段 8、16 移動方向検出手段 9 出力制御手段 401 デュアル素子型焦電センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 思恩 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町 1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニアリ ング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デュアル素子型焦電センサの人体検知時
    の移動方向により出力波形の位相が反転する特徴を利用
    し出力波形を認識して人体の移動方向を判定することを
    特徴とする焦電型人体検知装置。
  2. 【請求項2】 人体検知時のデュアル素子型焦電センサ
    の出力波形の設定パターンと実際の人体検知信号を比較
    し人体を判別することを特徴とする焦電型人体検知装
    置。
  3. 【請求項3】 焦電センサを利用して人体の判別及び人
    体の移動方向を判定して、人体が検知エリア内に入って
    きた人数と出ていった人数をカウントし検知エリア内の
    人数を算出することを特徴とする焦電型人体検知装置。
  4. 【請求項4】 前記人体の移動方向をデュアル素子型焦
    電センサにより検知することを特徴とする請求項3記載
    の焦電型人体検知装置。
  5. 【請求項5】 人体を検知するデュアル素子型焦電セン
    サと、前記デュアル素子型焦電センサの出力波形を第1
    の基準電圧と比較する第1の波形成形手段と、前記デュ
    アル素子型焦電センサの出力波形を前記第1の基準電圧
    と異なる極性の第2の基準電圧と比較する第2の波形成
    形手段と、前記第1及び第2の波形成形手段の出力から
    前記人体の移動方向を判定する人体移動方向検出手段と
    を有することを特徴とする焦電型人体検知装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の波形成形手段の出力
    を合成し人体を判別する人体判別手段を有することを特
    徴とする請求項5記載の焦電型人体検知装置。
  7. 【請求項7】 検知エリアの互いに異なる場所に設置さ
    れ人体を検知する第1及び第2のデュアル素子型焦電セ
    ンサと、前記第1及び第2のデュアル素子型焦電センサ
    の出力に基づいて各々人体の移動方向及び人体を判定す
    る第1及び第2の手段と、前記第1及び第2の手段の出
    力に基づいて前記検知エリア内の人数を算出する第3の
    手段とを有することを特徴とする焦電型人体検知装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の手段の各々が、前記
    第1及び第2のデュアル素子型焦電センサの各出力波形
    を第1及び第2の基準電圧と比較する第1及び第2の波
    形成形手段と、前記第1及び第2の波形成形手段の各出
    力から前記人体の移動方向を判定する第1及び第2の人
    体移動方向検出手段と、前記第1及び第2の波形成形手
    段の各出力を合成し人体を判定する第1及び第2の人体
    判定手段とから成ることを特徴とする請求項7記載の焦
    電型人体検知装置。
  9. 【請求項9】 第1及び第2の基準電圧が互いに異なる
    極性であることを特徴とする請求項8記載の焦電型人体
    検知装置。
  10. 【請求項10】 検知エリアの互いに異なる場所に設置
    され人体を検知する第1及び第2のデュアル素子型焦電
    センサと、前記第1のデュアル素子型焦電センサの出力
    波形を第1の基準電圧と比較する第1に波形成形手段
    と、前記第1のデュアル素子型焦電センサの出力波形を
    前記第1の基準電圧と異なる極性の第2の基準電圧と比
    較する第2の波形成形手段と、前記第1及び第2の波形
    成形手段の出力から前記人体の移動方向を判定する第1
    の人体移動方向検出手段と、前記第1及び第2の波形成
    形手段の出力を合成し人体を判別する第1の人体判別手
    段と、前記第2のデュアル素子型焦電センサの出力波形
    を第3の基準電圧と比較する第3の波形成形手段と、前
    記第2のデュアル素子型焦電センサの出力波形を前記第
    3の基準電圧と異なる極性の第4の基準電圧と比較する
    第4の波形成形手段と、前記第3及び第4の波形成形手
    段の出力から前記人体の移動方向を判定する第2の人体
    移動方向検出手段と、前記第3及び第4の波形成形手段
    の出力を合成し人体を判別する第2の人体判別手段と、
    前記第1及び第2の人体移動方向検出手段の出力と第1
    及び第2の人体判別手段の出力から前記検知エリアの人
    数を算出する手段とを有することを特徴とする焦電型人
    体検知装置。
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