JPH10160812A - 航空機停止位置指示装置 - Google Patents
航空機停止位置指示装置Info
- Publication number
- JPH10160812A JPH10160812A JP33518396A JP33518396A JPH10160812A JP H10160812 A JPH10160812 A JP H10160812A JP 33518396 A JP33518396 A JP 33518396A JP 33518396 A JP33518396 A JP 33518396A JP H10160812 A JPH10160812 A JP H10160812A
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- Japan
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- ils
- aircraft
- stop position
- signal
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】航空機が誘導路のストップマークで停止する場
合に、視界不良時にパイロットが目視確認できずに誤っ
て通過してしまうのを防ぐ。 【解決手段】航空機が計器着陸の際受信するＩＬＳロー
カライザー信号を、出発時に誘導路上で受信できるよう
にし、受信信号とストップマークの位置に相当するあら
かじめ記憶した値とを比較して、パイロットに自機の誘
導路上の位置を音またはランプ等により指示する手段を
設ける。これにより、パイロットがストップマークを目
視できないときでも、正確にその位置を指示し、誤って
通過することを防ぐ。
合に、視界不良時にパイロットが目視確認できずに誤っ
て通過してしまうのを防ぐ。 【解決手段】航空機が計器着陸の際受信するＩＬＳロー
カライザー信号を、出発時に誘導路上で受信できるよう
にし、受信信号とストップマークの位置に相当するあら
かじめ記憶した値とを比較して、パイロットに自機の誘
導路上の位置を音またはランプ等により指示する手段を
設ける。これにより、パイロットがストップマークを目
視できないときでも、正確にその位置を指示し、誤って
通過することを防ぐ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機停止位置指
示装置に関し、特に出発航空機が離陸のために滑走路に
入る前に、誘導路で停止する位置をパイロットに指示、
告知する航空機停止位置指示装置に関する。
示装置に関し、特に出発航空機が離陸のために滑走路に
入る前に、誘導路で停止する位置をパイロットに指示、
告知する航空機停止位置指示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】航空機が空港を出発する際に、離陸のた
めに誘導路から滑走路に入る直前、同じ滑走路に他の航
空機が進入着陸しようとしていた場合、誘導路の所定の
位置に停止する必要がある。従来、この停止位置は誘導
路に停止マークと呼ばれるペンキ等で引かれた線で示さ
れており、パイロットが、この停止マークを目視確認し
て航空機を停止させている。また、特開平７−２７５１
２号公報に開示されているセンターとしての撮像装置に
より駐機スポットに進入してくる航空機を監視し、監視
情報を航空機側に送出している。
めに誘導路から滑走路に入る直前、同じ滑走路に他の航
空機が進入着陸しようとしていた場合、誘導路の所定の
位置に停止する必要がある。従来、この停止位置は誘導
路に停止マークと呼ばれるペンキ等で引かれた線で示さ
れており、パイロットが、この停止マークを目視確認し
て航空機を停止させている。また、特開平７−２７５１
２号公報に開示されているセンターとしての撮像装置に
より駐機スポットに進入してくる航空機を監視し、監視
情報を航空機側に送出している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の飛
行場では、パイロットの目視以外に停止位置を知ること
ができないため、悪天候時、すなわち霧等による視界不
良時にはパイロットがスポットマークを確認できず、通
過してしまう可能性があり危険である。また、撮像装置
により駐機スポットに進入してくる航空機を監視するシ
ステムではセンター側の撮像装置が故障したときには自
機が停止位置マークを確認することができない。
行場では、パイロットの目視以外に停止位置を知ること
ができないため、悪天候時、すなわち霧等による視界不
良時にはパイロットがスポットマークを確認できず、通
過してしまう可能性があり危険である。また、撮像装置
により駐機スポットに進入してくる航空機を監視するシ
ステムではセンター側の撮像装置が故障したときには自
機が停止位置マークを確認することができない。
【０００４】そこで、本発明の目的は、いかなる天候下
においてもパイロットの目視以外に頼らず、航空機の誘
導路上での停止位置を正確に告知可能な航空機停止位置
指示装置を提供することにある。
においてもパイロットの目視以外に頼らず、航空機の誘
導路上での停止位置を正確に告知可能な航空機停止位置
指示装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め本発明による航空機停止位置指示装置は、着陸誘導電
波を発射するＩＬＳローカライザーからの信号を受信
し、受信したＩＬＳローカライザー信号と、誘導路の所
定の位置に相当するＩＬＳローカライザー信号の基準値
とを比較し、比較結果から自機と誘導路上の前記所定の
位置との相対的位置関係を告知する手段とで構成でき
る。
め本発明による航空機停止位置指示装置は、着陸誘導電
波を発射するＩＬＳローカライザーからの信号を受信
し、受信したＩＬＳローカライザー信号と、誘導路の所
定の位置に相当するＩＬＳローカライザー信号の基準値
とを比較し、比較結果から自機と誘導路上の前記所定の
位置との相対的位置関係を告知する手段とで構成でき
る。
【０００６】ここで、離着陸の動作を切り換え、前記手
段を選択的に動作させる切換手段を有することができ、
前記手段は、進入着陸時にＩＬＳの誘導信号を受信する
ために装備されているＩＬＳ受信アンテナと、ＩＬＳロ
ーカライザー受信機と、所定の停止位置に相当する基準
信号を記憶、発生する基準値メモリと、受信したＩＬＳ
ローカライザー信号と基準信号を比較するＤＤＭ比較器
と、その比較結果をランプ等で表示あるいは音で指示す
る指示器と、離着陸時のそれぞれの動作を切り換える離
着陸切換回路とを有する。
段を選択的に動作させる切換手段を有することができ、
前記手段は、進入着陸時にＩＬＳの誘導信号を受信する
ために装備されているＩＬＳ受信アンテナと、ＩＬＳロ
ーカライザー受信機と、所定の停止位置に相当する基準
信号を記憶、発生する基準値メモリと、受信したＩＬＳ
ローカライザー信号と基準信号を比較するＤＤＭ比較器
と、その比較結果をランプ等で表示あるいは音で指示す
る指示器と、離着陸時のそれぞれの動作を切り換える離
着陸切換回路とを有する。
【０００７】また、前記誘導路の所定の位置は停止位置
であり、前記誘導路の所定の位置に自機が来たときに視
覚的または聴覚的に告知する。
であり、前記誘導路の所定の位置に自機が来たときに視
覚的または聴覚的に告知する。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、本発明による航空機停止位
置指示装置の一実施形態について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施形態の原理を説明するための
図である。
置指示装置の一実施形態について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施形態の原理を説明するための
図である。
【０００９】本発明の航空機停止位置指示装置では、航
空機が計器着陸の際に受信するＩＬＳ(Instrument Land
ing System）と呼ばれる計器着陸装置（以下ＩＬＳと言
う）のローカライザー信号を利用する。
空機が計器着陸の際に受信するＩＬＳ(Instrument Land
ing System）と呼ばれる計器着陸装置（以下ＩＬＳと言
う）のローカライザー信号を利用する。
【００１０】本実施形態は、離陸のために誘導路３上に
いる出発機６は、ＩＬＳローカライザー１からのＩＬＳ
ローカライザー信号を受信ながら滑走路２に着陸しよう
としている進入機５の着陸を待って滑走路２への進入が
許可される。この待機のための停止位置マーク４の確認
は、出発機６がＩＬＳローカライザー信号と停止位置に
対応する所定の基準信号と比較し、自機の滑走路からの
相対位置を知ることにより行われる。こうすることによ
り、悪天候で視界不良時でもパイロットが停止位置マー
ク４を目視確認できないときでも停止位置を正確に確認
することができる。
いる出発機６は、ＩＬＳローカライザー１からのＩＬＳ
ローカライザー信号を受信ながら滑走路２に着陸しよう
としている進入機５の着陸を待って滑走路２への進入が
許可される。この待機のための停止位置マーク４の確認
は、出発機６がＩＬＳローカライザー信号と停止位置に
対応する所定の基準信号と比較し、自機の滑走路からの
相対位置を知ることにより行われる。こうすることによ
り、悪天候で視界不良時でもパイロットが停止位置マー
ク４を目視確認できないときでも停止位置を正確に確認
することができる。
【００１１】出発機である航空機６は、進入着陸時にＩ
ＬＳの誘導信号を受信するために装備されているＩＬＳ
受信アンテナ６１と、ＩＬＳローカライザー受信機６２
と、離着陸切換回路６３と、所定の停止位置に相当する
基準信号を記憶、発生する基準値メモリ６４と、受信し
たＩＬＳローカライザー信号と基準信号を比較するＤＤ
Ｍ比較器６５と、その比較結果をランプ等で表示あるい
は音で指示する指示器６６で構成される。
ＬＳの誘導信号を受信するために装備されているＩＬＳ
受信アンテナ６１と、ＩＬＳローカライザー受信機６２
と、離着陸切換回路６３と、所定の停止位置に相当する
基準信号を記憶、発生する基準値メモリ６４と、受信し
たＩＬＳローカライザー信号と基準信号を比較するＤＤ
Ｍ比較器６５と、その比較結果をランプ等で表示あるい
は音で指示する指示器６６で構成される。
【００１２】図１及び図２を参照すると、ＩＬＳローカ
ライザー１から発射されたＩＬＳローカライザー信号
は、出発機６に装備されているＩＬＳ受信アンテナ６１
で受信され、ＩＬＳローカライザー受信機６２によりＤ
ＤＭと呼ばれる信号に変換される。ＩＬＳローカライザ
ー信号は、滑走路の中心線上を方位角０゜として方位角
に応じて図３に示すようなＤＤＭの値とされる。例え
ば、滑走路の進入側の末端からＩＬＳローカライザーま
での距離を２０００ｍ、停止マークから滑走路中心線ま
での距離を１２０ｍとすると、停止マークの方位角は約
３．４゜となり、図３に示すように、ＤＤＭが約２２０
μＡとなる。
ライザー１から発射されたＩＬＳローカライザー信号
は、出発機６に装備されているＩＬＳ受信アンテナ６１
で受信され、ＩＬＳローカライザー受信機６２によりＤ
ＤＭと呼ばれる信号に変換される。ＩＬＳローカライザ
ー信号は、滑走路の中心線上を方位角０゜として方位角
に応じて図３に示すようなＤＤＭの値とされる。例え
ば、滑走路の進入側の末端からＩＬＳローカライザーま
での距離を２０００ｍ、停止マークから滑走路中心線ま
での距離を１２０ｍとすると、停止マークの方位角は約
３．４゜となり、図３に示すように、ＤＤＭが約２２０
μＡとなる。
【００１３】図１において、出発機６は、離着陸切換器
６３で離陸動作を選び、ＩＬＳローカライザー受信機６
２からの出力をＤＤＭ比較器６５に入力する。一方、空
港毎に停止マーク４のＩＬＳローカライザー１からみた
方位角に応じたＤＤＭ値が予め基準値メモリ６４に記憶
され、離陸時にＤＤＭ比較器６５に出力される。ＤＤＭ
比較器６５では、ＩＬＳローカライザー受信機６２から
の信号と基準値メモリ６４からの信号を比較し、ＤＤＭ
が、停止マークの方位角に相当するＤＤＭ値、すなわち
上述例の場合はＤＤＭが２２０μＡとなったとき、停止
位置を指示するための信号を指示器６６に出力する。指
示器６６では、この停止位置指示信号によって、ランプ
を点灯あるいはブザー等を鳴動させ、パイロットに停止
位置を指示する。
６３で離陸動作を選び、ＩＬＳローカライザー受信機６
２からの出力をＤＤＭ比較器６５に入力する。一方、空
港毎に停止マーク４のＩＬＳローカライザー１からみた
方位角に応じたＤＤＭ値が予め基準値メモリ６４に記憶
され、離陸時にＤＤＭ比較器６５に出力される。ＤＤＭ
比較器６５では、ＩＬＳローカライザー受信機６２から
の信号と基準値メモリ６４からの信号を比較し、ＤＤＭ
が、停止マークの方位角に相当するＤＤＭ値、すなわち
上述例の場合はＤＤＭが２２０μＡとなったとき、停止
位置を指示するための信号を指示器６６に出力する。指
示器６６では、この停止位置指示信号によって、ランプ
を点灯あるいはブザー等を鳴動させ、パイロットに停止
位置を指示する。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の航空機停
止位置指示装置によれば、パイロットが誘導路の停止マ
ークが見えないときでも停止位置を正確に知ることがで
き、悪天候下でも出発機が停止マークを通り過ぎて滑走
路に進入してしまい、着陸機と衝突する危険を回避する
ことができるようになる。
止位置指示装置によれば、パイロットが誘導路の停止マ
ークが見えないときでも停止位置を正確に知ることがで
き、悪天候下でも出発機が停止マークを通り過ぎて滑走
路に進入してしまい、着陸機と衝突する危険を回避する
ことができるようになる。
【図１】本発明の航空機停止位置指示装置の一実施形態
の原理を説明するための図である。
の原理を説明するための図である。
【図２】図１に示す実施形態における航空機に搭載され
ている航空機停止位置指示装置の構成ブロック図であ
る。
ている航空機停止位置指示装置の構成ブロック図であ
る。
【図３】図２に示す実施形態におけるＩＬＳローカライ
ザー信号を説明するための図である。
ザー信号を説明するための図である。
１ ＩＬＳローカライザー ２ 滑走路 ３ 誘導路 ４ 停止位置マーク ５ 進入機 ６ 出発機 ６１ ＩＬＳ受信アンテナ ６２ ＩＬＳローカライザー受信機 ６３ 離着陸切換器 ６４ 基準メモリ ６５ ＤＤＭ比較器 ６６ 指示器
Claims (5)
- 【請求項１】着陸誘導電波を発射するＩＬＳローカライ
ザーからの信号を受信し、受信したＩＬＳローカライザ
ー信号と、誘導路の所定の位置に相当するＩＬＳローカ
ライザー信号の基準値とを比較し、比較結果から自機と
誘導路上の前記所定の位置との相対的位置関係を告知す
る手段を有することを特徴とする航空機停止位置指示装
置。 - 【請求項２】離着陸の動作を切り換え、前記手段を選択
的に動作させる切換手段を有する請求項１に記載の航空
機停止位置指示装置。 - 【請求項３】前記手段は、進入着陸時にＩＬＳの誘導信
号を受信するために装備されているＩＬＳ受信アンテナ
と、ＩＬＳローカライザー受信機と、所定の停止位置に
相当する基準信号を記憶、発生する基準値メモリと、受
信したＩＬＳローカライザー信号と基準信号を比較する
ＤＤＭ比較器と、その比較結果をランプ等で表示あるい
は音で指示する指示器と、離着陸時のそれぞれの動作を
切り換える離着陸切換回路とを有する請求項１に記載の
航空機停止位置指示装置。 - 【請求項４】前記誘導路の所定の位置は、停止位置であ
る請求項１に記載の航空機停止位置指示装置。 - 【請求項５】前記誘導路の所定の位置に自機が来たとき
に視覚的または聴覚的に告知する請求項１に記載の航空
機停止位置指示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33518396A JPH10160812A (ja) | 1996-11-30 | 1996-11-30 | 航空機停止位置指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33518396A JPH10160812A (ja) | 1996-11-30 | 1996-11-30 | 航空機停止位置指示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160812A true JPH10160812A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18285693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33518396A Pending JPH10160812A (ja) | 1996-11-30 | 1996-11-30 | 航空機停止位置指示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10160812A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109269527A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-01-25 | 中国民用航空中南地区空中交通管理局 | 基于机载dar数据的仪表着陆系统空间信号质量分析方法及系统 |
| WO2023195571A1 (ko) * | 2022-04-06 | 2023-10-12 | 한국공항공사 | Uam 항로용 정밀 항법장치, 및 정밀 항법장치의 운용 방법 |
-
1996
- 1996-11-30 JP JP33518396A patent/JPH10160812A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109269527A (zh) * | 2018-09-12 | 2019-01-25 | 中国民用航空中南地区空中交通管理局 | 基于机载dar数据的仪表着陆系统空间信号质量分析方法及系统 |
| CN109269527B (zh) * | 2018-09-12 | 2022-05-17 | 中国民用航空中南地区空中交通管理局 | 基于机载dar数据的仪表着陆系统空间信号质量分析方法及系统 |
| WO2023195571A1 (ko) * | 2022-04-06 | 2023-10-12 | 한국공항공사 | Uam 항로용 정밀 항법장치, 및 정밀 항법장치의 운용 방법 |
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