JPH10159904A - 分割型フライホイール - Google Patents

分割型フライホイール

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JPH10159904A
JPH10159904A JP31368996A JP31368996A JPH10159904A JP H10159904 A JPH10159904 A JP H10159904A JP 31368996 A JP31368996 A JP 31368996A JP 31368996 A JP31368996 A JP 31368996A JP H10159904 A JPH10159904 A JP H10159904A
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flywheel
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halves
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Kazuyuki Kishi
和之 貴志
Motonori Oonuki
基範 大貫
Mitsuo Otaki
光郎 大瀧
Takashi Hasegawa
長谷川  隆
Shoji Ota
庄次 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トーショナルダンパ付き分割型フライホイー
ルのダンパ特性を多段とし、且つ総合ばね定数をフライ
ホイール半体相互の捩れ角の増大につれて順次高くなる
ようにして、そのトーション特性を改善する。 【解決手段】 一方のフライホイール半体IT 及びコン
トロールプレート1間に第1スプリングS1 とそれより
遊びの大きい第2スプリングS2 とを並列に介装し、ま
た同プレート1及び他方のフライホイール半体IE 間に
摩擦連結機構Cと予圧縮された第3スプリングS3 とを
並列に介装し、第2スプリングS2 の遊びに対応するフ
ライホイール半体IE ,IT 相互の捩れ角をθ2 、第1
スプリングS1 のばね定数をK1 、第3スプリングS3
の予圧縮力をP、摩擦連結機構Jの摩擦連結力をFrと
したときに K1 ・θ2 ≒P+Frが成立するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライホイール、
特にフライホイール本体を一対のフライホイール半体に
二分割すると共にその両フライホイール半体間を弾性結
合して、その間のトルク変動を吸収し得るトーショナル
ダンパとしての機能を持たせた、トーショナルダンパ付
きの分割型フライホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】斯かるトーショナルダンパ付き分割型フ
ライホイールにおいて、その一対のフライホイール半体
間に複数のスプリングを直列に介装し、それらスプリン
グの連結部に接続されて両フライホイール半体に対し相
対回転可能なコントロールプレートと、一方のフライホ
イール半体との間を、一部のスプリングに対し並列の摩
擦連結機構を介して連結して、ダンパ特性を複数段とす
ることによりエンジンの始動又は停止時の共振現象を回
避し得るようにしたものは従来公知であり(例えば実公
平6−2054号公報参照)、このものでは、摩擦連結
機構の設定摩擦力によりダンパ特性を切換えるものであ
るため、所要のトーション特性が安定して得られない問
題があった。
【0003】またこのような問題を解決すべく、一部の
スプリングを予圧縮することによりトーション特性の安
定化を図るようにしたものも従来公知である(例えば実
開昭64−36739号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来公知のも
のは何れも、摩擦連結機構が滑り出す以前には、一部の
(即ち同機構と直列の)スプリングだけが作動する一
方、伝達トルクの増大により摩擦連結機構が滑り始めて
からは全スプリングが直列に作動する構造であるため、
両フライホイール半体相互の捩れ角が増大するにつれて
トーショナルダンパとしての総合ばね定数が低くなって
しまい、良好なトーション特性が得られないという問題
がある。
【0005】また上記従来公知のものでは、フライホイ
ール半体相互のトルク伝達経路が一系統であるため、フ
ライホイール半体相互の捩れ角が大きい高トルク伝達領
域では各スプリングが全負荷を受け、スプリングの強度
や耐久性に問題がある。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、従来構造の上記問題を解決することができる
分割型フライホイールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために請求項1の発明は、フライホイール本体を一対
のフライホイール半体に二分割した分割型フライホイー
ルにおいて、前記両フライホイール半体間に、その各フ
ライホイール半体に対して相対回転し得るコントロール
プレートを配置し、そのコントロールプレート及び一方
のフライホイール半体間には、第1スプリングと、その
第1スプリングよりも遊びの大きい第2スプリングとを
並列に介装し、また同コントロールプレート及び他方の
フライホイール半体間には、その間を摩擦連結する摩擦
連結機構と、予圧縮された第3スプリングとを並列に介
装し、前記第2スプリングの遊びに対応する両フライホ
イール半体相互の捩れ角をθ2 、前記第1スプリングの
ばね定数をK1 、第3スプリングの予圧縮力をP、前記
摩擦連結機構の摩擦連結力をFrとしたときに、K1
θ2 ≒P+Fr が成立するようにしたことを特徴と
し、この特徴によれば、伝達トルクの増大に伴い両フラ
イホイール半体相互の捩れ角が増大するのに応じて、先
ず第1スプリング単独の作動領域となり、次いで第1〜
第3スプリングによる合成ばね(即ち第1及び第2スプ
リングよりなる並列合成ばねと、第3スプリングとの直
列接続による合成ばね)の作動領域となって総合ばね定
数が順次増大し、トルク変動をその大小によらず的確に
吸収することができる。
【0008】また請求項2の発明は、フライホイール本
体を一対のフライホイール半体に二分割した分割型フラ
イホイールにおいて、前記両フライホイール半体間に、
その各フライホイール半体に対して相対回転し得るコン
トロールプレートを配置し、そのコントロールプレート
及び一方のフライホイール半体間には、第1スプリング
と、その第1スプリングよりも遊びの大きい第2スプリ
ングとを並列に介装し、また同コントロールプレート及
び他方のフライホイール半体間には、その間を摩擦連結
する摩擦連結機構と、予圧縮された第3スプリングとを
並列に介装し、前記両フライホイール半体相互の捩れ角
が増大するのに応じて第1スプリング単独の作動領域
と、第1〜第3スプリングによる合成ばねの作動領域
と、第3スプリング単独の作動領域とに順次切換わって
総合ばね定数が段階的に増大するようにしたことを特徴
としており、この特徴によれば、伝達トルクの増大に伴
い両フライホイール半体相互の捩れ角が増大するのに応
じて、先ず第1スプリング単独の作動領域となり、次い
で第1〜第3スプリングによる合成ばね(即ち第1及び
第2スプリングよりなる並列合成ばねと、第3スプリン
グとの直列接続による合成ばね)の作動領域となり、次
いで第3スプリング単独の作動領域となって、総合ばね
定数が段階的に増大していくため、トルク変動をその大
小によらず的確に吸収することができる。
【0009】また請求項3の発明は、前記一方のフライ
ホイール半体及びコントロールプレート間に、両フライ
ホイール半体相互が前記第2スプリングの遊びに対応し
た捩れ角θよりも大きい所定の限界捩れ角を超えて相対
回動したときに該一方のフライホイール半体及びコント
ロールプレート間をそれらの回転方向に一体的に結合す
る直結機構を設けたことを特徴としており、斯かる特徴
によれば、フライホイール半体相互の捩れ角が大きい高
トルク伝達領域ではトルク伝達経路が、第1及び第2ス
プリングを含む系統と、直結機構を含む系統との二系統
に分散されるため、それだけ第1及び第2スプリングの
荷重負担が軽減される。
【0010】更に請求項4の発明は、前記他方のフライ
ホイール半体及びコントロールプレート間に、前記第3
スプリングとは並列に第4スプリングを所定の遊びを存
して介装したことを特徴としており、斯かる特徴によれ
ば、第3スプリングが第4スプリングの遊び分だけ弾性
変形した時点で第4スプリングが作動を開始して第3ス
プリング単独の作動領域よりも総合ばね定数を更に高め
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0012】添付図面において、図1は、本発明実施例
のトーショナルダンパ付き分割型フライホイールの振動
モデル図、図2は、本発明実施例のトーショナルダンパ
付き分割型フライホイールの捩れ角−負荷トルク図、図
3は、第1実施例に係るトーショナルダンパ付き分割型
フライホイールを示す一部破断正面図(図4の3−3矢
視断面図)、図4は図3の4−4矢視断面図、図5は、
前記フライホイールのうち駆動側フライホイール半体の
要部(第2ドライブプレートのみ)を示す単体正面図、
図6は、前記フライホイールのうちコントロールプレー
トを示す単体正面図、図7は、前記フライホイールのう
ち被動側フライホイール半体の要部(第2ドリブンプレ
ートのみ)を示す単体正面図、図8は、第2実施例に係
るトーショナルダンパ付き分割型フライホイールを示
す、図3と同様の一部破断正面図(図9の8−8矢視断
面図)、図9は図8の9−9矢視断面図である。
【0013】先ず、図1は、本発明実施例のトーショナ
ルダンパ付き分割型フライホイールの原理をモデル的に
示したものであり、これにおいて、フライホイール本体
Wは、同一軸線上において捩じり方向に互いに相対回転
可能な駆動側フライホイール半体IE および被動側フラ
イホイール半体IT より分割構成されており、その両フ
ライホイール半体IE ,IT 間には、その各フライホイ
ール半体IE ,IT に対して相対回転し得るコントロー
ルプレート1が配置される。そのコントロールプレート
1及び一方の(図示例では被動側の)フライホイール半
体IT 間には、第1スプリングS1 と、該第1スプリン
グS1 よりも遊びの大きい第2スプリングS2 とが並列
に介装され、また同コントロールプレート1及び他方の
(図示例では駆動側の)フライホイール半体IE 間に
は、その間を摩擦連結する摩擦連結機構Jと、予圧縮さ
れた第3スプリングS3 とが並列に介装され、その予圧
縮力Pは、摩擦連結機構Jの摩擦連結力をFrとした場
合にP≧Frが成立するように設定される。このように
第3スプリングS3 を予圧縮することで、戻り側で確実
に第1スプリングS1 の作動圧縮を解放することができ
るため、ダンパ特性が安定するばかりか、特に回転変動
を低減したい低トルク領域における伝動ギヤ相互のバッ
クラッシュに因る打音防止(例えばアイドル時のガラ音
防止)効果が安定的に得られる。
【0014】前記一方の(図示例では被動側の)フライ
ホイール半体IT 及びコントロールプレート1間には、
両フライホイール半体IE ,IT 相互が第2スプリング
2の遊びに対応した捩れ角θ2 よりも大きい所定の限
界捩れ角θL を超えて相対回動したときに該一方のフラ
イホイール半体IE 及びコントロールプレート1間をそ
れらの回転方向に一体的に結合する直結機構Cを設けら
れており、また前記他方の(図示例では駆動側の)フラ
イホイール半体IE 及びコントロールプレート1間に
は、第3スプリングS3 とは並列に第4スプリングS4
が所定の遊び(この遊びに対応した捩れ角をθ4 とす
る)を存して介装されている。
【0015】第2スプリングS2 の遊びに対応する両フ
ライホイール半体IE ,IT 相互の捩れ角をθ2 、第1
スプリングS1 のばね定数をK1 、第3スプリングS3
の予圧縮力をP、摩擦連結機構Jの摩擦連結力をFrと
したときに、K1 ・θ≒P+Fr が成立するように設
定されている。このように設定することで、第1スプリ
ングS1 のばね力(K1 ・θ)が摩擦連結機構Jの摩擦
連結力Frを超えてクーロン減衰作動可能領域になって
も、K1 ・θ≒P+Frとなるまで、摩擦連結機構Jの
作動が始まらないため、前記低トルク領域(第1スプリ
ングS1 の単独作動領域)を広く設定でき、伝動ギヤ相
互のバックラッシュに因る打音防止効果が広角で得ら
れ、更にサージ現象も広角で防止できるため、高速レシ
オによる低速走行も可能となり、燃費も向上できる。
【0016】また両フライホイール半体IE ,IT 間に
は、その間に粘性減衰力を付与し得る粘性減衰手段Rが
コントロールプレートとは並列に介装されている。
【0017】図1に示す振動モデルの作動を図2を参照
して説明する。両フライホイール半体IE ,IT 間に負
荷トルクが伝えられる場合、その初期段階においてはコ
ントロールプレート1に加わる摩擦連結機構Jの設定摩
擦力Fr(即ち同機構が滑り始める限界の摩擦連結力)
を超えず、該プレート1と駆動側フライホイール半体I
E 間は該機構Jにより固着状態に置かれるため、先ず第
1スプリングS1 のみが作動する。図2に示すように、
初期領域K0において第1スプリングS1 の遊びが無く
なると、第1スプリングS1 のみが単独で作動するK1
領域が比較的広範囲に亘って(即ち広角で)続く。
【0018】そして両フライホイール半体IE ,IT
互の捩れ角が第2スプリングS2 の遊びに対応するθ2
に達するのと略同時に、前記式から、第1スプリングS
1 のばね力K1 ・θ2 と、第3スプリングS3 の予圧縮
力P及び摩擦連結機構Jの摩擦連結力Frの合成力とが
バランスするようになる。このため、その時点から両フ
ライホイール半体IE ,IT 相互の捩れ角が更に増大す
ると、その増大に応じて第2及び第3スプリングS2
3 も圧縮作動し始め、第1及び第2スプリングS1
2 よりなる並列合成ばねと、第3スプリングS3 との
直列接続による合成ばねの作動領域(即ちK1−K2−
K3領域)となって、K1領域よりもダンパーの総合ば
ね定数KT が増加する。即ち、 1/KT =1/K3 +1/(K1 +K2 ) 更に負荷トルクが増大して、両フライホイール半体
E ,IT 相互が、第2スプリングS2 の遊びに対応し
た捩れ角θ2 よりも大きい所定の限界捩れ角θL を超え
て相対回動した場合には、一方の(図示例では被動側
の)フライホイール半体IT 及びコントロールプレート
1間が直結機構Cにより一体的に結合されるため、第3
スプリングS3 が単独で作動するK3領域となって、前
記合成ばねによるK1−K2−K3領域よりもダンパー
の総合ばね定数KT が更に増加し、大きなトルク変動を
無理なく効果的に吸収することができる。しかもこのK
3領域では、コントロールプレート1(第3スプリング
3 )と一方の(図示例では被動側の)フライホイール
半体IT トルク伝達経路が、第1及び第2スプリングS
1,S2 を含む系統と、直結機構Cを含む系統との二系
統に分散されるため、それだけ第1及び第2スプリング
1 ,S2 の荷重負担が軽減される。
【0019】両フライホイール半体IE ,IT の相対回
動が更に進んで、第3スプリングS 3 の圧縮量が、第4
スプリングS4 の遊びに対応した捩れ角θ4 に達する
と、第4スプリングS4 の圧縮作動も開始して、第3及
び第4スプリングS3 ,S4 が並列ばねとして作動する
K3−K4領域となり、これにより、前記K3領域より
も総合ばね定数KT が更に増大して、更に大きなトルク
変動を無理なく効果的に吸収することができる。
【0020】以上のようにして前記振動モデルでは、ト
ーショナルダンパとしてのダンパ特性が多段(都合4
段)となるばかりか、その総合ばね定数KT が、両フラ
イホイール半体IE ,IT 相互の捩れ角の増大に伴って
順次高くなり、トルク変動をその大小によらず無理なく
的確に吸収することができる。
【0021】尚、前記K4領域から両フライホイール半
体IE ,IT の前記相対回動が復帰する際には、先ず、
摩擦連結機構Jの摩擦連結力Frに基づいてヒステリシ
ス領域RH が現れ、次いで前記K3−K4領域と同等の
総合ばね定数KT が発揮される第1の戻り領域R1と、
前記K3領域と同等の総合ばね定数KT が発揮される第
2の戻り領域R2と、前記K1−K2−K3領域と同等
の総合ばね定数KT が発揮される第3の戻り領域R3
と、第1及び第3スプリングS1 ,S3 相互が直列ばね
として機能(即ち、1/KT =1/K1 +1/K3 )す
る第4の戻り領域R4とを順次経て初期位置に復帰す
る。
【0022】以上のトーショナルダンパ付きフライホイ
ールにおいて、第3スプリングS3のばね定数K3 は第
1スプリングS1 のそれK1 よりも高く設定され、また
第2スプリングS2 のばね定数K2 は、前記合成ばねの
作動領域(K1−K2−K3領域)での総合ばね定数K
T が第1スプリングS1 単独の作動領域(K1領域)で
のそれよりも高くなるように設定され、更に第4スプリ
ングS4 は、第3スプリングS3 との並列合成により最
大伝達トルクが得られるよう設定される。所要のトーシ
ョン特性は、各スプリングS1 〜S4 のばね定数の適宜
選定により総合ばね定数KT を任意且つ多様に設定でき
ることから、その設計自由度が高い。
【0023】次に図3〜図7を参照して本発明フライホ
イールの第1実施例を具体的に説明する。フライホイー
ル本体Wのうち駆動側フライホイール半体IE は、互い
に重合配置され且つ外周部相互がボルトb止めされた円
板状の第1〜第3ドライブプレート31 〜33 より構成
されており、それらプレート31 〜33 の外周部には、
始動用のリングギヤGが固定され、また最外側の第1ド
ライブプレート31 の内周部にはエンジンのクランク軸
2が連結固定されている。
【0024】一方、被動側フライホイール半体IT は、
前記第3ドライブプレート33 の外側面膨出部を受容す
る偏平皿状の第1ドリブンプレート41 と、この第1ド
リブンプレート41 に連結固定されて前記第2及び第3
ドライブプレート32 ,33の対向面間に外周部が介装
される円板状の第2ドリブンプレート42 と、その両ド
リブンプレート41 ,42 の内周部に固着したボス部4
3 とから構成され、そのボス部43 内周が、エンジンに
隣接配置される変速機の入力軸5に摺動可能且つ相対回
転不能にスプライン嵌合されている。
【0025】両フライホイール半体IE ,IT 間には、
基本的に円板状のコントロールプレート1が同軸且つ相
対回転自在に介装される。このコントロールプレート1
は、前記第2ドライブプレート32 と第2ドリブンプレ
ート42 との対向面間に介在しており、このコントロー
ルプレート1の内周部は、第2ドライブプレート32
内周部に一体に連設されて前記ボス部43 外周にベアリ
ング6を介して嵌合支持される支持筒部7の外周に回転
自在に嵌合支持される。その支持筒部7の外周には、環
状の押圧板8が摺動可能且つ相対回転不能にスプライン
嵌合されており、その押圧板8とコントロールプレート
1の一側面間、及び同プレート1の他側面と第2ドライ
ブプレート32 間には、その各間を摩擦連結する環状摩
擦板9がそれぞれ介装される。更に支持筒部7の外周に
は、押圧板8を摩擦板9側に常時付勢する皿ばね10
と、そのばね10の背面を支持するワッシャ11と、該
ワッシャ11の背面を支持すべく該支持筒部7に固定さ
れるクリップ等の支持具12とが設けられる。而して前
記支持筒部7、押圧板8、摩擦板9、皿ばね10、ワッ
シャ11及び支持具12は、互いに協働してコントロー
ルプレート1と駆動側フライホイール半体IE 間を摩擦
連結する摩擦連結機構Jを構成している。
【0026】被動側フライホイール半体IT (特に第2
ドリブンプレート42 )とコントロールプレート1とに
は、その相互間に並列に介装される第1及び第2スプリ
ングS1 ,S2 を収容するための複数(図示例では3
個)の窓13,14が各々周方向に間隔をおいて互いに
合致する位置に穿設されており、その各窓13,14の
周方向両内端部には、第1スプリングS1 両端を支持す
る一対のばね受け15がそれぞれ係合している。またそ
の両ばね受け15間において第1スプリングS1内に
は、該第1スプリングS1 よりも小径で且つ遊びの大き
い第2スプリングS 2 が収容保持されており、この第2
スプリングS2 の両端部も前記ばね受け15に係合し得
るようになっている。各第1スプリングS1 に対応する
位置で前記第2及び第3ドライブプレート32 ,33
は、該スプリングS1 のばね受け15を左右より挟むよ
うに膨らむスプリング保持部3a,3aが形成されてお
り、これにより、ばね受け15(従って第1スプリング
1 )の支持を安定させることができる。
【0027】前記第1スプリングS1 の圧縮ストローク
は、両フライホイール半体IE ,I T 相互が第2スプリ
ングS2 の遊びに対応した捩れ角θ2 よりも大きい所定
の限界捩れ角θL を超えて相対回動したときにばね受け
15の相対向する内端相互が直接係合してそれ以上の圧
縮を制限(即ちコントロールプレート1及び被動側フラ
イホイール半体IT 間を回転方向に一体的に結合)する
ようになっており、従って前記両ばね受け15が本発明
の直結機構Cを構成している。
【0028】またコントロールプレート1と駆動側フラ
イホイール半体IE (特に第2及び第3ドライブプレー
ト32 ,33 )とには、その相互間に並列に介装される
第3及び第4スプリングS3 ,S4 を収容するための複
数(図示例では3個)の窓16,17が各々周方向に間
隔をおいて互いに合致する位置に形成されており、その
各窓16,17の周方向両内端部には、第3スプリング
3 両端を支持する一対のばね受け18がそれぞれ係合
している。またその両ばね受け18間において第3スプ
リングS3 内に、該第3スプリングS3 よりも小径で且
つ遊びの大きい第4スプリングS4 が収容保持されてお
り、この第4スプリングS4 の両端部も前記ばね受け1
8に係合し得るようになっている。更に前記第3スプリ
ングS3は、各窓16,17の周方向両内端部に所定の
予圧縮力Pを以て予圧縮されている。
【0029】また特にコントロールプレート1の前記窓
16は、該プレート16の外周部に切欠き状に形成され
ており、しかも該窓16とばね受け18との当接面積を
十分に確保すべく、コントロールプレート1の外周部に
は、第2ドリブンプレート4 2 の外周部を取り囲むよう
にフランジ部1fが一体に形成されている。一方、第2
及び第3ドライブプレート32 ,33 の前記窓17は、
それらプレートの一部を互いに対応する位置で反対側に
膨出変形させ又は切り起こすことにより形成される凹部
3b,3bの開口縁部により形成されるものであり、こ
れら凹部3b,3bの相対向する底面間に前記ばね受け
18を左右より挟むことにより、該ばね受け18(従っ
て第3スプリングS3 )の支持を安定させることができ
る。
【0030】また第3ドライブプレート33 の内周部と
第2ドリブンプレート42 との間には、その間をシール
するシール部材19が設けられており、また前記ボス部
3と支持筒部7との間に介装されるベアリング6は、
その間をシール可能なシールベアリングより構成されて
いる。従って、それらシール部材19及びシールベアリ
ング6の各シール機能により、両フライホイール半体I
E ,IT 相互の内部空間Spは密閉され、そこにグリス
(図示せず)等の粘性流体が充填されて両フライホイー
ル半体IE ,IT 相互の捩れ回転時に適度の粘性抵抗を
与えられるようになっている。而してその内部空間Sp
及び粘性流体が前記粘性減衰手段Rを構成している。
【0031】尚、前記ボス部43 と入力軸5との嵌合面
間には、その間をシールするシール部材20が設けられ
ており、このシール部材20は、ボス部43 と変速機入
力軸5間のスプライン嵌合部の潤滑油を密封するために
設けられる。
【0032】以上の第1実施例においては、第1及び第
2スプリングS1 ,S2 の複数の組(図示例では3組)
と、第3及び第4スプリングS3 ,S4 の複数の組(図
示例では3組)とが、フライホイール本体Wの異なる円
周上に別々に配列されているので、多数のスプリングS
1 〜S4 を無理なくフライホイール本体Wに組み込むこ
とが可能である。
【0033】また図8,9には、本発明フライホイール
の第2実施例が示されている。この実施例は、第1及び
第2スプリングS1 ,S2 の複数の組(図示例では2
組)と、第3及び第4スプリングS3 ,S4 の複数の組
(図示例では2組)とをフライホイール本体Wの同一円
周上に交互に配列した点を除いて、第1実施例と基本的
に同様の構造を有しており、従ってその構成部品中、第
1実施例と同一機能部品については第1実施例の参照符
号をそのまま用いることとする。而してこの実施例で
も、第1実施例と同様の作用効果が達成される。
【0034】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されることなく、本発
明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実
施例では、第2・第4スプリングS2 ,S4 をコイルス
プリングとしたが、これをゴムスプリングとしてもよ
い。また前記実施例では、第2・第4スプリングS2
4 を第1・第3スプリングS1 ,S3 内に配置したも
のを示したが、第1・第3スプリングS1 ,S3 外(例
えば第1・第3スプリングS1 ,S3 に対しフライホイ
ールの径方向又は周方向に離隔した位置)に配列するよ
うにしてもよい。更に前記実施例では、コントロールプ
レート1と被動側フライホイール半体IT との間に第1
・第2スプリングS1 ,S2 及び直結機構Cを、またコ
ントロールプレート1と駆動側フライホイール半体IE
との間に第3・第4スプリングS3 ,S4 及び摩擦連結
機構Jをそれぞれ配設したものを示したが、それと逆の
配置、即ち、コントロールプレート1と駆動側フライホ
イール半体IE との間に第1・第2スプリングS1 ,S
2 及び直結機構Cを、またコントロールプレート1と被
動側フライホイール半体IT との間に第3・第4スプリ
ングS3 ,S4 及び摩擦連結機構Jをそれぞれ配設する
ようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように各請求項の発明によれば、
トーショナルダンパ付き分割型フライホイールにおい
て、両フライホイール半体間に、その各フライホイール
半体に対して相対回転し得るコントロールプレートを配
置し、そのコントロールプレート及び一方のフライホイ
ール半体間には、第1スプリングと、該第1スプリング
よりも遊びの大きい第2スプリングとを並列に介装し、
また同コントロールプレート及び他方のフライホイール
半体間には、その間を摩擦連結する摩擦連結機構と、予
圧縮された第3スプリングとを並列に介装し、両フライ
ホイール半体相互の捩れ角が増大するのに応じて第1ス
プリング単独の作動領域と、第1〜第3スプリングによ
る合成ばねの作動領域とに(請求項2の発明では、更に
第3スプリング単独の作動領域とに)順次切り替わるよ
うにしたので、トーショナルダンパとしてのダンパ特性
を多段とすることができる上、その総合ばね定数を、両
フライホイール半体相互の捩れ角が増大するにつれて順
次高くすることができ、従って良好なトーション特性が
得られる。
【0036】また特に請求項3の発明によれば、フライ
ホイール半体相互の捩れ角が大きい高トルク伝達領域で
はトルク伝達経路を、第1及び第2スプリングを含む系
統と、直結機構を含む系統との二系統に分けることがで
きるため、それだけ第1及び第2スプリングの荷重負担
が軽減され、従ってそれらスプリングの強度を特別に高
めずとも十分な耐久性が得られる。
【0037】更に請求項4の発明によれば、比較的簡単
な構成で、ダンパ特性の段数を更に多くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のトーショナルダンパ付き分割型
フライホイールの振動モデル図
【図2】本発明実施例のトーショナルダンパ付き分割型
フライホイールの捩れ角−負荷トルク図
【図3】第1実施例に係るトーショナルダンパ付き分割
型フライホイールを示す一部破断正面図(図4の3−3
矢視断面図)
【図4】図3の4−4矢視断面図
【図5】前記フライホイールのうち駆動側フライホイー
ル半体の要部(第2ドライブプレートのみ)を示す単体
正面図
【図6】前記フライホイールのうちコントロールプレー
トを示す単体正面図
【図7】前記フライホイールのうち被動側フライホイー
ル半体の要部(第2ドリブンプレートのみ)を示す単体
正面図
【図8】第2実施例に係るトーショナルダンパ付き分割
型フライホイールを示す、図3と同様の一部破断正面図
(図9の8−8矢視断面図)
【図9】図8の9−9矢視断面図
【符号の説明】
C・・・・・直結機構 IT ・・・・一方のフライホイール半体としての被動側
フライホイール半体 IE ・・・・他方のフライホイール半体としての駆動側
フライホイール半体 J・・・・・摩擦連結機構 θ2 ・・・・第2スプリングの遊びに対応した捩れ角 θ4 ・・・・第4スプリングの遊びに対応した捩れ角 θL ・・・・限界捩れ角 1・・・・・コントロールプレート P・・・・・第3スプリングK3 の予圧縮力 Fr・・・・摩擦連結機構の摩擦連結力(設定摩擦力) S1 〜S4 ・・第1〜第4スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 太田 庄次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライホイール本体(W)を一対のフラ
    イホイール半体(I E ,IT )に二分割した分割型フラ
    イホイールにおいて、 前記両フライホイール半体(IE ,IT )間に、その各
    フライホイール半体(IE ,IT )に対して相対回転し
    得るコントロールプレート(1)を配置し、そのコント
    ロールプレート(1)および一方のフライホイール半体
    (IT )間には、第1スプリング(S1 )と、その第1
    スプリング(S1 )よりも遊びの大きい第2スプリング
    (S2 )とを並列に介装し、また同コントロールプレー
    ト(1)および他方のフライホイール半体(IE )間に
    は、その間を摩擦連結する摩擦連結機構(J)と、予圧
    縮された第3スプリング(S3 )とを並列に介装し、前
    記第2スプリング(S2 )の遊びに対応する両フライホ
    イール半体(IE ,IT )相互の捩れ角をθ2 、前記第
    1スプリング(S1 )のばね定数をK1 、第3スプリン
    グ(S3 )の予圧縮力をP、前記摩擦連結機構(J)の
    摩擦連結力をFrとしたときに、 K1 ・θ2 ≒ P+Fr が成立するようにしたことを特徴とする、分割型フライ
    ホイール。
  2. 【請求項2】 フライホイール本体(W)を一対のフラ
    イホイール半体(I E ,IT )に二分割した分割型フラ
    イホイールにおいて、 前記両フライホイール半体(IE ,IT )間に、その各
    フライホイール半体(IE ,IT )に対して相対回転し
    得るコントロールプレート(1)を配置し、そのコント
    ロールプレート(1)及び一方のフライホイール半体
    (IT )間には、第1スプリング(S1 )と、その第1
    スプリング(S1 )よりも遊びの大きい第2スプリング
    (S2 )とを並列に介装し、また同コントロールプレー
    ト(1)及び他方のフライホイール半体(IE )間に
    は、その間を摩擦連結する摩擦連結機構(J)と、予圧
    縮された第3スプリング(S3 )とを並列に介装し、前
    記両フライホイール半体(IE ,IT )相互の捩れ角が
    増大するのに応じて第1スプリング(S1 )単独の作動
    領域(K1)と、第1〜第3スプリング(S1 〜S3
    による合成ばねの作動領域(K1−K2−K3)と、第
    3スプリング(S3 )単独の作動領域(K3)とに順次
    切換わって総合ばね定数(KT )が段階的に増大するよ
    うにしたことを特徴とする分割型フライホイール。
  3. 【請求項3】 前記一方のフライホイール半体(IT
    及びコントロールプレート(1)間には、両フライホイ
    ール半体(IE ,IT )相互が前記第2スプリング(S
    2 )の遊びに対応した捩れ角(θ2 )よりも大きい所定
    の限界捩れ角(θL )を超えて相対回動したときに該一
    方のフライホイール半体(IT )及びコントロールプレ
    ート(1)間をそれらの回転方向に一体的に結合する直
    結機構(C)を設けたことを特徴とする、請求項1又は
    2に記載の分割型フライホイール。
  4. 【請求項4】 前記他方のフライホイール半体(IE
    及びコントロールプレート(1)間には、前記第3スプ
    リング(S3 )とは並列に第4スプリング(S4 )を所
    定の遊びを存して介装したことを特徴とする、請求項
    1,2又は3に記載の分割型フライホイール。
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