JPH10155151A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH10155151A
JPH10155151A JP5019597A JP5019597A JPH10155151A JP H10155151 A JPH10155151 A JP H10155151A JP 5019597 A JP5019597 A JP 5019597A JP 5019597 A JP5019597 A JP 5019597A JP H10155151 A JPH10155151 A JP H10155151A
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靖彦 奥原
Hirotaka Nakano
裕隆 中野
Fumihiro Okazaki
文裕 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮符号化されたデジタル画像データの不正
複製を検出、防止する。 【解決手段】 エンコーダは、空間周波数領域に変換さ
れた画像の特徴的な部分にある特定の電子すかしデータ
を埋め込む手段40と、電子すかしデータが埋め込まれ
た空間周波数領域のデータを量子化する量子化器50
と、量子化器出力を可変長符号化する可変長符号化器6
0とを有し、圧縮符号化されたデジタル画像データを出
力する。デコーダは圧縮符号化されたデジタル画像デー
タを空間周波数領域のデータに復元する可変長復号化器
80および逆量子化器90と、復元されたデータから電
子すかしデータを検出する手段120と、検出結果を表
示する検出表示手段130とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル画像の処理
装置に関し、特に画像データのエンコード装置およびデ
コード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、JPEG、MPEG−1、MPE
G−2、H261、H263等の規格に基づいて画像デ
ータを圧縮し、再生する装置が開発されている。
【0003】これらの規格に準拠した画像データ符号化
復号化装置は、高いデータ圧縮率を実現する一方、高画
質を維持するという利点があるので、今後もますます普
及すると考えられる。
【0004】これらの圧縮データはデジタルデータであ
るため、データを繰り返し複製(コピー)しても、画質
劣化がほとんどない。このため、オリジナルデータを作
成する手間を省き、市販されている画像データをそのま
ま複製したり、一部分を利用してあたかも自分で作成し
たように見せかけて、市場に製品として出荷するなどの
不正複製が横行している。これに対してオリジナルのデ
ータの制作者は、自分の制作したデータが制作者の許諾
なしに複製されたり、データの一部を改竄して流用され
ることを防ぐために、データに対してスクランブルをか
けることでこの不正コピーの横行に歯止めをかけようと
している。
【0005】図8は従来の不正複製防止機構を盛り込ん
だデジタル画像データのエンコーダデコーダの一例を示
すブロック図である。エンコーダ201では、原画像は
離散コサイン変換器20、量子化器50、可変長符号化
器60を経てMPEG方式等に準拠する圧縮デジタル画
像データに変換された後、スクランブラ210でスクラ
ンブルをかけられる。スクランブルをかけられたデジタ
ル画像データは、そのスクランブルに対応したデスクラ
ンブラを備える装置でないと再生できない。このスクラ
ンブルされたデータを蓄積/伝送手段70に伝送する。
【0006】また、デコーダ202では、入力されるデ
ジタル画像データにはスクランブルがかかっている。デ
スクランブラ220は、前述のスクランブルをかけられ
たデータを、デスクランブルし、元のMPEG等に準拠
した圧縮デジタル画像データを復元する。復元されたデ
ータは、可変長復号化器80、逆量子化器90、逆離散
コサイン変換器100を経て再生画像となり出力され
る。
【0007】このように、従来はデータにスクランブル
をかけることによって、不正複製を防止しようとしてい
た。
【0008】例えば、特開平6−121313号公報に
は、そのようなスクランブル技術をアナログ画像信号に
対して使用した技術の例が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、デー
タにスクランブルをかけることで不正複製を防ぐことが
可能となったが、技術の進歩とともに、このスクランブ
ルによる不正複製の防止効果がなくなってきた。つま
り、不正複製しようとする者が、このスクランブルのア
ルゴリズムを解析し、データにかけているスクランブル
の解除を行うようになったからである。このため、オリ
ジナルのデータ制作者と不正複製をしようとする者との
間で、新しいスクランブルアルゴリズムの開発と、その
アルゴリズムを解析して不正複製を行うことの繰り返し
となり、根本的に不正複製を防止することはできなくな
ってきた。そして、スクランブルのアルゴリズム解析な
どによって一旦スクランブルが解除されてしまうと、そ
の後は通常の複製が可能となる。不正複製されたデータ
をさらに複製することはきわめて容易であるので、従来
技術は、不正複製の拡散を防止することができなかっ
た。
【0010】本発明の目的は、データが不正にコピーさ
れたとしても、それを識別することのできる画像データ
処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ処理
装置は、圧縮されたデジタル画像データを作成するエン
コーダにおいて、原画像を離散コサイン変換する離散コ
サイン変換器と、離散コサイン変換器で変換されたデー
タにあらかじめ定めたある特定の情報を持つ電子すかし
データを埋め込む電子すかし埋め込み手段と、電子すか
し埋め込み手段から出力されたデータを量子化する量子
化器と、量子化器によって量子化されたデータを可変長
符号化する可変長符号化器とを有する。
【0012】また、圧縮されたデジタル画像データのデ
コーダにおいて、可変長符号化された画像データを可変
長復号化する可変長復号化器と、可変長復号化されたデ
ータを逆量子化する逆量子化器と、逆量子化されたデー
タから電子すかしデータを検出する手段と、当該検出手
段で検出された結果を操作している者に通知し、あるい
はその結果に応じて何らかの機器の状態を制御する手段
と、逆量子化されたデータを逆離散コサイン変換して再
生画像を得る手段とを有する。
【0013】エンコーダでは、電子すかし埋め込み手段
によって、空間周波数領域で表現した画像の特徴的な部
分に電子すかしデータを埋め込むことができる。埋め込
まれた電子すかしデータは事実上人間の目には知覚でき
ないので、画質を損なうことなく画像に情報を画像デー
タ自身に持たせることができる。
【0014】また、埋め込まれた電子すかしデータは第
三者には削除、改変できず、複製などによっても消えな
いので、画像データの制作時にあらかじめある特定の意
味を持った電子すかしデータを埋め込んでおき、デコー
ダでその電子すかしを検出することにより、不正複製さ
れたデータの正当な権利者の証明に利用したり、再生側
の機器を制御することによって不正複製を抑制すること
ができる。
【0015】簡単な例としては、画像データに埋め込む
電子すかしデータに対して、予め複製禁止という意味を
持たせておけば、再生時にデコーダがその電子すかしデ
ータが埋め込まれていることを検出した場合のみ、その
画像データの複製は禁止されているという主旨の音声、
文字などによって警告を発することで、画像データの利
用者の良心に訴え、不正利用を思いとどまらせる効果を
期待できる。
【0016】別の例としては、その電子すかしデータに
対して、著作権者の電子署名という意味を持たせておけ
ば、著作権者が自分の画像データが不正に複製使用され
ていると思われるデータを見つけた場合に、デコーダに
よってその画像データに自らの電子すかしデータが埋め
込まれていることを示し、相手に使用の中止を求めた
り、あるいは損害賠償請求などの法的措置の際の証拠と
して利用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。
【0018】本発明の理解のため、まずはじめに、JP
EG、MPEG−1、MPEG−2、H261、H26
3等に準拠したエンコーダ/デコーダについて簡単に説
明しておく。
【0019】これらの規格は、細かな点では異なってい
るが、画像圧縮の基本的アルゴリズムとして、離散コサ
イン変換、量子化、可変長符号化(ハフマン符号化)を
用いており、また、動画像に対応するものについてはさ
らに動き補償を用いており、これら規格には本質的な差
はない。
【0020】図9は一般的なJPEG、MPEG−1、
MPEG−2、H261、H263等のエンコーダ/デ
コーダの構成を簡略化して示したブロック図である。図
示した以外に、ヘッダ処理、ジグザグスキャン処理、J
PEG以外の規格の場合にはさらに動き補償等の処理も
必要であるが、本発明の本質には無関係なので、説明は
省略する。
【0021】図9において、この一般的なエンコーダ1
は離散コサイン変換器20と量子化器50と可変長符号
化器60から構成されている。
【0022】原画像10は、離散コサイン変換器20に
入力され、8ピクセル×8ピクセルのサイズの矩形領域
(ブロック)単位に、二次元離散コサイン変換が施さ
れ、実空間領域で表現されたデータから空間周波数領域
で表現されたデータに変換される。一般的に、画像デー
タを空間周波数領域で表現すると低周波領域に偏ってデ
ータが存在するため、データ量圧縮が容易になる。この
処理はそのために行われる。
【0023】離散コサイン変換器20から出力されたデ
ータは、量子化器50に入力され、量子化される。この
処理によってデータのとりうる値の範囲を狭くし、デー
タ量を圧縮する。
【0024】量子化器50から出力されたデータは、可
変長符号化器60に入力され、可変長符号化される。可
変長符号化は、データ中で出現頻度が高い値ほど短い長
さの符号を割り当てることによってデータ量を圧縮する
もので、MPEG等の場合はハフマン符号を使用してい
る。
【0025】そして、可変長符号化器60から出力され
たデータは蓄積/伝送手段70によって蓄積あるいは伝
送される。すなわち、光ディスク、磁気ディスク、光磁
気ディスクなどの蓄積媒体に記録され販売/頒布され
る。またあるいは、地上波/衛星/有線など無線/有線
伝送により通信または放送される。
【0026】一方、図9において、一般的なデコーダ2
は、可変長復号化器80と逆量子化器90と逆離散コサ
イン変換器100から構成されている。
【0027】エンコーダ1で作成され、蓄積/伝送手段
70を経たデータは、可変長復号化器80に入力され
る。
【0028】可変長復号化器80は、可変長符号をそれ
に割り当てられている値を表現する固定長符号に復号し
出力する。これは後の処理を容易にするためである。
【0029】可変長復号化器80から出力されたデータ
は、逆量子化器90に入力され逆量子化される。すなわ
ち、エンコーダ1側で量子化される前の大きさの値にほ
ぼ復元される。
【0030】逆量子化器90の出力は、逆離散コサイン
変換器100に入力され、8ピクセル×8ピクセルのブ
ロック単位に、二次元逆離散コサイン変換が施され、空
間周波数領域で表現されたデータから実空間領域で表現
されたデータに変換される。すなわち、原画像とほぼ同
一の再生画像110が得られる。ただし、量子化/逆量
子化の過程で情報の一部が失われるので、原画像10と
完全に同一な再生画像は得られない。
【0031】次に、本発明の第1の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。
【0033】図1において、本発明のエンコーダ3は、
離散コサイン変換器20と、電子すかし埋め込み手段4
0と量子化器50と可変長符号化器60とを含む。
【0034】また、本発明のデコーダ4は、可変長復号
化器80と逆量子化器90と逆離散コサイン変換器10
0と電子すかし検出手段120と検出表示手段130と
を含む。
【0035】なお、ここでも、先に説明した一般的なJ
PEG、MPEG等のエンコーダ/デコーダの場合と同
様に、ヘッダ処理やジグザグスキャン処理、動き補償等
の本発明の本質に無関係な部分については省略してある
が、それらは一般的なエンコーダ/デコーダのそれと同
じである。
【0036】図1において、エンコーダ3側では、原画
像10は、離散コサイン変換器20に入力され、8ピク
セル×8ピクセルのブロック単位に、二次元離散コサイ
ン変換が施され、実空間領域で表現されたデータから空
間周波数領域で表現されたデータに変換される。
【0037】離散コサイン変換器20から出力されたデ
ータは、電子すかし埋め込み手段40に入力され、ある
特定の電子すかしデータ30を埋め込まれる。電子すか
し埋め込み手段40から出力されたデータは量子化器5
0に入力され、量子化される。量子化器50から出力さ
れたデータは、可変長符号化器60に入力され、固定長
符号から可変長符号に符号化され、MPEG等に準拠し
た圧縮デジタル画像データとして可変長符号化器から出
力される。
【0038】可変長符号化器60から出力された、MP
EG等に準拠した圧縮デジタル画像データは、蓄積/伝
送手段70を介して、デコーダ4に入力される。すなわ
ち、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクなどの
蓄積媒体に記録され販売/頒布され、あるいは地上波/
衛星/有線など無線/有線放送により伝送され、またあ
るいは地上波/衛星/有線など無線/有線通信、AT
M、イーサネット、ISDNなどネットワークによる通
信により伝送される、などしてデコーダ4側に届けられ
る。
【0039】デコーダ4側では、蓄積/伝送手段70に
よって届いた圧縮デジタル画像データは、可変長復号化
器80に入力され、固定長符号に変換されて出力され
る。可変長復号化器80から出力されたデータは、逆量
子化器90に入力され、逆量子化され、出力される。逆
量子化器90から出力されたデータは、逆離散コサイン
変換器100と電子すかし検出手段120に入力され
る。
【0040】逆離散コサイン変換器100に入力された
データは、8ピクセル×8ピクセルのブロック単位に、
二次元逆離散コサイン変換が施され、空間周波数領域で
表現されたデータから、実空間領域で表現されたデータ
へと変換され、原画像とほぼ同一の再生画像110とし
て出力される。
【0041】一方、電子すかし検出手段120に入力さ
れたデータは、その中にある特定の電子すかしデータ3
0が埋め込まれているかどうか調べられる。その特定の
電子すかしデータ30が埋め込まれていることが検出さ
れた場合には、検出されたことを示す信号を出力する。
なお、この電子すかしデータ30は、エンコーダ3側の
電子すかしデータ30と同一のものである。
【0042】電子すかし検出手段120が出力する、デ
ータ中にある特定の電子すかしデータ30が埋め込まれ
ていることを示す信号は、検出表示手段130に入力さ
れ、その信号に従って、音、光、文字、映像等何らかの
手段で検出状態を表示する。あるいはまた、その結果を
ファイルに記録したり、その信号に従って別の機器の状
態を制御する。
【0043】図2は、電子すかし埋め込み手段40の構
成を示すブロック図である。図2に示すように、電子す
かし埋め込み手段40は、第1の乗算器45aと、第2
の乗算器45bと、定数(α)レジスタ46と、加算器
47と、部分平均計算器48から構成される。
【0044】図3は、電子すかし検出手段120はの構
成を示すブロック図である。図3に示すように、電子す
かし検出手段120は、部分平均計算器48と、除算器
125と、内積計算器126と、しきい値レジスタ12
7と、比較器128から構成される。
【0045】次にこれら図1から図3を参照して、本発
明の第1の実施の形態の動作について説明する。
【0046】先ず、エンコーダ3側では、原画像10は
実空間領域で表現されたデジタルデータであるとする。
このデジタルデータは、コンピュータグラフィックス
(CG)画像のように初めからデジタルデータとして制
作されたものでも、写真や絵画等をスキャナで走査して
デジタル化されたものでも、ビデオ信号をキャプチャし
てデジタル化されたものでもかまわない。
【0047】原画像10は、離散コサイン変換器20に
入力され、8ピクセル×8ピクセルのブロック単位に、
直交変換の一種である二次元離散コサイン変換により、
実空間領域で表現されたデータから空間周波数領域で表
現されたデータに変換される。
【0048】自然画像は実空間領域で表現するとデータ
の発生確率に何の統計的偏りもなく、データ量圧縮は困
難であるが、二次元離散コサイン変換により空間周波数
領域で表現された形に変換すると、データの発生確率に
統計的偏りが生じ、データ量圧縮が容易になる。具体的
には、低周波数領域に偏ってデータが存在する。
【0049】離散コサイン変換器20から出力されたデ
ータは、電子すかし埋め込み手段40に入力され、ある
特定の電子すかしデータ30が埋め込まれる。
【0050】この電子すかしデータ30の埋め込みは、
8ピクセル×8ピクセルのブロック単位に次のように行
われる。
【0051】離散コサイン変換器20から出力される、
空間周波数領域データの交流(AC)成分のうち、低周
波数成分から順にn個をとりf(1),f(2),…,
f(n)とする。
【0052】電子すかしデータ30の内容w(1),w
(2),…,w(n)としては、平均0、分散1である
正規分布より選ぶ。実際には、あらかじめ選んで、その
電子すかしデータに対応させて意味づけをしておく。そ
して、 F(i)=f(i)+α*avg(f(i))*w(i) (i=1,2,…,n) を各iについて計算し、入力されたデータ中のf(i)
をF(i)に置換して出力する。この式は、原画像のス
ペクトラムの各成分f(i)に、データα*avg(f
(i))*w(i)をすかしとして加算することを意味
する。
【0053】ここで、αはスケーリング係数であり、a
vg(f(i))はf(i)の近傍3点(f(i−
1)、f(i)、f(i+1)の3点)の絶対値の平均
を取った部分平均である。この部分平均は、部分平均計
算器48で行われる。上述のF(i)の演算が図2の乗
算器45a,45bおよび加算器47で行われることは
明らかであろう。
【0054】空間周波数領域では、低周波数領域にデー
タが偏って存在している、すなわち、低周波数領域のパ
ワースペクトラムが大きいので、その部分に電子すかし
として小さな値を加算しても画像に与える影響はきわめ
て小さく、現実的には人間の目ではほとんど知覚できな
い。一方、パワースペクトラムが大きい成分は画像の特
徴的な部分を表しているため、埋め込まれた電子すかし
を無理に取り除くと、画像そのものを著しく損なってし
まう。つまり、画質を損なうことなく電子すかしを埋め
込むことができるが、第三者が、埋め込まれた電子すか
しを画質を損なうことなく取り除くことはほとんど不可
能であり、これがデータのヘッダ等にフラグの形で情報
を入れる方法と大きく異なる特徴である。
【0055】また、空間周波数領域において、画像の特
徴的な部分に電子すかしが埋め込まれるため、画像が拡
大、縮小処理されたり、一部分を切り取られたりVTR
に録画されたり紙に印刷されたりしても埋め込まれた電
子すかしデータは残り、再度デジタルデータ化して検出
処理を行えば検出することができるという特徴もある。
【0056】電子すかし埋め込み手段40から出力され
たデータは、量子化器50に入力され、量子化される。
ここでの量子化とは、各周波数成分の値を1より大きい
整数値で整数除算することで、結果として、もともと小
さな値しかもたない高周波数成分の値の多くは0とな
り、また、0でなくとも、とりうる値の範囲が狭くなる
ので、データ量を減らすことができる。
【0057】量子化器50が出力したデータは、可変長
符号化器60に入力され、固定長符号から可変長符号へ
符号化され、MPEG等で圧縮されたデジタル画像デー
タとして出力される。
【0058】可変長符号化は、データ中で出現頻度が高
い値ほど短い長さの符号を割り当てることによってデー
タ量を減らすもので、ハフマン符号や算術符号等があ
る。MPEG等ではハフマン符号が使用されるが、一般
的な可変長符号は符号化−復号化の過程は可逆で、可逆
な符号ならばどの符号を使用しても本発明の動作および
効果に影響は全くない。
【0059】このようにして可変長符号化器60から出
力されたデジタル画像データは、蓄積/伝送手段70に
よってデコーダ4に届けられる。すなわち、CD−RO
M等の蓄積媒体に記録されて販売/頒布されたり、無線
/有線による放送、通信によって伝送されてデコーダ4
まで届くことになるが、本発明はそれらの形態には依存
しない。
【0060】デコーダ4に届いたデジタル画像データ
は、可変長復号化器80に入力され、可変長符号から固
定長符号に変換される。可変長符号化は蓄積/伝送の過
程でのデータ量を減らすために行っているもので、デー
タを処理する際には固定長符号の方が容易だからであ
る。
【0061】可変長復号化器80から出力されたデータ
は逆量子化器90に入力され、逆量子化され、出力され
る。ここでは、エンコーダ3側で量子化の際に除算に使
用した整数を乗算することによって、各周波数成分の値
をほぼ元の値に戻す。この段階で、空間周波数領域で表
現された形で原画像がほぼ再生されたことになる。逆量
子化器90から出力されたデータは逆離散コサイン変換
器100と電子すかし検出手段120に入力される。
【0062】逆離散コサイン変換器100に入力された
データは、8×8のブロック単位に、二次元逆離散コサ
イン変換を施され、空間周波数領域で表現されたデータ
から実空間領域で表現されたデータに変換され、再生画
像110として出力される。このとき、埋め込まれてい
る電子すかしデータ30は、正確には再生画像110中
にノイズとして存在しているが、前述したように現実的
には人間には知覚できないので問題ない。
【0063】また、再生画像110の表示には、CRT
等に表示する、NTSC等のビデオ信号にエンコードし
て出力する、あるいは磁気ディスク等にファイルとして
記録する、あるいはプリンタ等により紙上に印刷するな
ど、様々な態様がある。
【0064】電子すかし検出手段120に入力されたデ
ータは、その中にある特定の電子すかしデータ30が埋
め込まれているかどうかを調べ、埋め込まれていた場合
にはそのことを示す信号を出力する。
【0065】電子すかしデータ30の検出は、8×8の
ブロック単位に次の処理を行う。
【0066】入力されたブロックのデータについて、そ
のAC成分のうち低い周波数成分のものから順にn個を
とり、F(1),F(2),…,F(n)とし、F
(i)の近傍3点(F(i−1)、F(i)、F(i+
1)の3点)の絶対値の平均値を部分平均avg(F
(i))としたとき、 W(i)=F(i)/avg(F(i)) (i=1,2,…,n) を全てのiについて、部分平均計算器、除算器125で
行われる。
【0067】さらに1画像分のW(i)の総和WF
(i)を全てのiについて計算する。次に、内積計算器
126は、電子すかしデータ30であるw(i)と先に
求めたWF(i)の統計的類似度をベクトルの内積を利
用して統計的類似度Cを求める。
【0068】C=WF・w/(WFD*wD) ここで、W=(WF(1),WF(2),…,WF
(n))、w=(w(1),w(2),…,w
(n))、WFD=ベクトルWFの絶対値、wD=ベク
トルwの絶対値である。・は内積を示す。統計的類似度
Cがある特定の値(しきい値)以上である場合にはその
電子すかしデータ30が埋め込まれていると判定する。
【0069】この電子すかしデータ30は、エンコーダ
3側の電子すかしデータ30と同一のものである。
【0070】検出表示手段130は、電子すかし検出手
段120が出力する。データ中にある特定の電子すかし
データ30が埋め込まれていることを示す信号を入力さ
れ、その信号に従って、音、音声、光、文字、映像等を
出力し、あるいはファイルに記録し、あるいは通信し、
あるいはその信号に従って別の何らかの機器を制御する
などして、電子すかしデータ30が検出されたことを外
部に表示する。
【0071】次に、本発明の第2の実施形態について、
図面を参照して説明する。
【0072】図4は、本発明の第2の実施形態を示すブ
ロック図である。図4に示されるように、エンコーダ5
aは、離散コサイン変換器21と、電子すかし埋め込み
器41と、電子すかしデータ31aと、量子化器51
と、可変長符号化器61から構成される。
【0073】また、デコーダ6aは、可変長復号化器8
1と、逆量子化器91と、逆離散コサイン変換器101
と、電子すかし検出器121と、警告提示器131と、
電子すかしデータ31aから構成される。
【0074】エンコーダ5a側では、原画像10は、離
散コサイン変換器21に入力され、8×8のブロック単
位に、二次元離散コサイン変換により、実空間領域で表
現した形式のデータから空間周波数領域で表現した形式
のデータに変換され、出力される。
【0075】電子すかし埋め込み器41は、離散コサイ
ン変換器21が出力したデータに、予め複製禁止の意味
を与えられた電子すかしデータ31aを埋め込み、出力
する。量子化器51は、電子すかし埋め込み器41出力
を入力され、それを量子化して出力する。可変長符号化
器61は、量子化器51出力を入力され、それを固定長
符号から可変長符号に符号化して出力する。可変長符号
化器61の出力は、圧縮デジタル画像データとしてエン
コーダ5aの出力となる。
【0076】エンコーダ5aから出力されたMPEG等
で圧縮されたデジタル画像データは、蓄積/伝送手段7
0を経てデコーダ6aまで届く。すなわち、CD−RO
M、DVD−ROM等の光ディスク、HD等の磁気ディ
スク、MO等の光磁気ディスクのような蓄積媒体に記録
されて販売/頒布されたり、衛星放送、地上波放送、有
線放送、ATM回線、ISDN回線等の、無線/有線に
よる放送、通信によって伝送されたりしてデコーダ6a
まで届くことになる。
【0077】このようにしてデコーダ6aまで届いたM
PEG等で圧縮されたデジタル画像データは可変長復号
化器81に入力され、可変長符号から固定長符号に復号
され出力される。可変長復号化器81出力は逆量子化器
91に入力され、逆量子化され、出力される。逆量子化
器91出力は逆離散コサイン変換器101と電子すかし
検出器121に入力される。逆離散コサイン変換器10
1に入力されたデータは、8×8のブロック単位に二次
元逆離散コサイン変換が施され、空間周波数領域での表
現から実空間領域での表現に変換され、再生画像110
として出力される。
【0078】一方、電子すかし検出器121は、入力さ
れたデータに電子すかしデータ31aが埋め込まれてい
るかどうかを検出し、もし埋め込まれていた場合には検
出したことを示す信号を出力する。
【0079】この実施形態では、電子すかしデータ31
aには複製禁止という意味が予め与えられているので、
電子すかしデータ31aが検出されたデジタル画像デー
タは、その画像の著作権者あるいは版権者等によって複
製が禁止されているということがわかる。
【0080】警告提示器131は、電子すかし検出器1
21が出力する、電子すかしデータ31aを検出したこ
とを示す信号を入力され、電子すかしデータ31aが検
出された場合には、使用者に対してそのデジタル画像デ
ータの複製は禁止されているという主旨の警告を発し、
使用者の良心に訴えることで不正使用を抑制する。
【0081】具体的には、複製禁止を示すランプ、LE
D等の点灯や、警告音声の出力、文字表示などの方法で
警告を発することができる。
【0082】次に、本発明の第3の実施形態について、
図面を参照して説明する。
【0083】図5は、本発明の第3の実施形態の構成を
示すブロック図である。図5において、エンコーダ5a
は第2の実施形態のエンコーダ5aと同一である。デコ
ーダ6bは、第2の実施形態のデコーダ6aの構成要素
に加え、逆離散コサイン変換器101の後にVTR録画
防止器141を備える点が第2の実施形態と異なってい
る。
【0084】第3の実施形態の動作は、次のようにな
る。なお、第2の実施形態と同じ部分についてはその動
作も同じであるので、ここでは繰り返さない。
【0085】逆離散コサイン変換器101の出力、すな
わち再生画像データはVTR録画防止器141に入力さ
れる。また、電子すかし検出器121の出力はVTR録
画防止器141と警告提示器131に入力される。
【0086】VTR録画防止器141は、通常は逆離散
コサイン変換器101が出力する再生画像データを入力
され、それをNTSC、PAL等のTV信号に変換して
出力する。しかしながら、電子すかし検出器121から
電子すかしデータ31aが埋め込まれていることを検出
したことを示す信号が入力された場合、すなわち、複製
が禁止されている場合には、再生画像データに、VTR
等への正常な録画を妨害するための信号を加えて出力す
る。
【0087】この、VTRへの正常な録画を妨害する信
号は、たとえそれがTV信号に加わってもTV受像機に
は正常に表示されるが、VTRには正常に録画されない
ようなものでなければならない。
【0088】このようなものは幾つも考えられている。
具体的には、VTRでは走査同期、色同期等のフィード
バック制御ループの中に機械的要素が入っているため応
答が遅いのに対して、TV受像機ではそれらのループは
電気的要素だけで構成されているため応答が速いという
特性の違いを利用して、規格外の信号を混入しVTRの
それらの制御ループを誤動作させることで実現する方法
が多い。
【0089】VTR録画防止器141の出力がデコーダ
6bの出力として出力され、これをTV受像機で表示す
ることにより再生画像110が得られる。
【0090】この例では、複製禁止のデータに対して
は、複製禁止という警告を発するだけでなく、VTRに
正常に録画できないように処理したTV信号の形で再生
画像を出力するので、第2の実施形態より大きな複製防
止効果が期待できる。
【0091】次に、本発明の第4の実施形態について、
図面を参照して説明する。
【0092】図6は、本発明の第4の実施形態を示すブ
ロック図である。
【0093】図6に示されるように、エンコーダ5c、
デコーダ6cは、電子すかしデータ31cの意味付けが
著作権者情報である点と、警告提示器131の代わりに
検出表示器132が備えられている点が第2の実施形態
と異なっている。
【0094】第4の実施形態の動作は次のようになる。
以下で説明を省略した部分の構成および動作は第2の実
施形態と同じである。
【0095】電子すかし検出器121の出力は検出表示
器132に入力される。検出表示器132は、電子すか
し検出器121が、電子すかしデータ31cが埋め込ま
れていることを検出したことを示す信号が入力される
と、検出されたことをLEDを点灯する等の方法によっ
て外部に示す。
【0096】エンコーダ5c、デコーダ6cでは、電子
すかしデータ31cはメモリカード等に記憶させて機器
から脱着可能な構造にしておけば機器を複数人数で共用
できる。
【0097】この例では、デジタル画像データの制作者
は、データの制作時に自分に固有の電子すかしデータ3
1cを著作権者のID、すなわち一種の電子署名として
エンコーダ5cで作品に埋め込んでおく。
【0098】こうして作成されたデジタル画像データ
は、蓄積/伝送手段70を経て流通することになるが、
そのなかには不正に複製され無断で使用されるデータも
でてくる。
【0099】もし、不正複製され無断で流用されている
と思われるデータを発見したとき、そのデータに対し
て、デコーダ6cで自分が著作権者IDとして使用した
電子すかしデータ31cの検出処理を行う。もし、その
データが不正複製されたデジタルデータ200であれ
ば、埋め込んである電子すかしデータ31cが検出でき
るので、それを証拠として、相手に使用の中止を求めた
り、損害賠償請求等の法的手段をとることができる。
【0100】また、逆に、自分の作品の贋作と思われる
データを発見したとき、そのデータに対して、デコーダ
6cで自分が著作権者IDとして使用した電子すかしデ
ータ31cの検出処理を行う。もし、そのデータが贋作
であれば、埋め込んであるはずの電子すかしデータ31
cが検出されないので、それを証拠として法的手段等を
とることができる。
【0101】次に、本発明の第5の実施形態について、
図面を参照して説明する。
【0102】図7は、本発明の第5の実施形態を示すブ
ロック図である。
【0103】図7から明らかなように、エンコーダ5
d、デコーダ6dは、複数の電子すかしデータを埋め込
み、あるいは検出できる構成になっている。
【0104】まず、エンコーダ5dは、第2の実施形態
のエンコーダ5aの電子すかしデータ31aの代わり
に、電子すかしデータ1から電子すかしデータnまでの
n個の電子すかしデータを記憶している電子すかしデー
タテーブル32を備えている。さらに、エンコーダ5a
の構成要素に加え、電子すかしデータ選択器151と、
フィードバック制御器161と、フィードバック器17
1を備えている。
【0105】第5の実施形態の動作は次のようになる。
説明を省略した部分の構成および動作については第2の
実施形態と同じである。
【0106】複数の電子すかしデータを埋め込むために
は、ある電子すかしデータを埋め込んだデータに対し
て、再度電子すかしデータを埋め込む処理を行う。
【0107】電子すかしデータ選択器151は、電子す
かしデータテーブル32に記憶されている電子すかしデ
ータ1から電子すかしデータnまでのn個の電子すかし
データの中から、j(0≦j≦n)個の埋め込む電子す
かしデータを選択し、電子すかし埋め込み器41へ順次
出力するよう電子すかしデータテーブル32を制御す
る。
【0108】また、埋め込む電子すかしデータの数j、
すなわち、埋め込み処理の繰り返し回数jをフィードバ
ック制御器161へ出力する。
【0109】フィードバック制御器161は、電子すか
しデータ選択器が出力する、埋め込む電子すかしデータ
の数jを入力され、電子すかし埋め込み器41の出力を
その入力にj−1回フィードバックするようフィードバ
ック器171を制御する。
【0110】フィードバック器171は、フィードバッ
ク制御器161の出力に従って、電子すかし埋め込み器
41の出力をその入力にフィードバックさせる。
【0111】次に、デコーダ6dは、第2の実施形態の
デコーダ5aの電子すかしデータ31aの代わりに、電
子すかしデータ1から電子すかしデータnまでのn個の
電子すかしデータを記憶している電子すかしデータテー
ブルを備えている。さらに、デコーダ6aの構成要素に
加え、電子すかしデータ選択器151と、検出制御器1
81を備えている。
【0112】複数の電子すかしデータを検出するために
は、検出したい全ての電子すかしデータそれぞれについ
て検出処理を行う。
【0113】電子すかしデータ選択器151は、電子す
かしデータテーブル32に記憶されている電子すかしデ
ータ1から電子すかしデータnまでのn個の電子すかし
データの中から、k(0≦k≦n)個の検出する電子す
かしデータを選択し、電子すかし検出器121へ順次出
力するよう電子すかしデータテーブル32を制御する。
また、この繰り返し処理を可能とするために、この実施
形態の電子すかしデータ検出器は、検出する電子すかし
データの数k、すなわち、検出処理の繰り返し回数kを
検出制御器181へ出力する。
【0114】検出制御器181は、電子すかしデータ選
択器が出力する、検出する電子すかしデータの数kを入
力され、k回検出処理を繰り返すように電子すかし検出
器121を制御する。
【0115】この実施形態では、第1から第4の実施形
態に比較して、より多くの情報を埋め込み、また、検出
することができるので、例えば、複製禁止情報と著作権
者情報とを意味付けられた2つの電子すかしデータを埋
め込めば、第1の実施形態の効果と第2の実施形態の効
果が合わせて得られるし、さらに別の情報も埋め込めば
より大きな効果を得ることもできる。
【0116】なお、以上説明した実施形態では、画像信
号を空間周波数領域のデータへ変換する手段として、離
散コサイン変換を用いた場合を例として説明したが、こ
の変換には、他の直交変換方式、例えば、アダマール変
換、フーリエ変換、K−L変換等を使用してもよいこと
は、当業者には自明であろう。
【0117】また、本発明の画像処理装置のエンコー
ダ、デコーダの部分を、マイクロプロセッサ等と、RO
M、フロッピーディスク等のプログラム格納用記録媒体
で構成し、以上述べた実施形態の動作を忠実に実現する
ためのプログラムをこのプログラム格納用記録媒体に格
納することにより、以上述べた種々の実施形態と同一の
動作を行わせることも当業者には、自明の変更にすぎな
いことは、明らかである。
【0118】これらの変更も、本発明の範囲の一部をな
す。
【0119】
【発明の効果】第1の効果は、本発明のエンコーダは、
画質を損なうことなく画像に電子すかしデータ(識別デ
ータ)を埋め込むことができるということである。
【0120】その理由は、埋め込まれた電子すかしデー
タは、画像としてみると、低いレベルのノイズとして存
在しているので、人間の目にはほとんど知覚されないか
らである。
【0121】また、電子すかしデータの埋め込みは、画
像を空間周波数領域で表現したときに大きな値をもつ周
波数成分に対して電子すかしデータのパターンを加算す
ることで行うが、その際、電子すかしデータとして、平
均0、分散1である正規分布から選び、さらに、それを
加算する周波数成分の値の大きさに比例させてスケーリ
ングしてから加算するので、画像に与える影響が小さい
からである。
【0122】第2の効果は、本発明のエンコーダで画像
に埋め込まれた電子すかしデータを第三者が削除、改変
することはほぼ不可能だということである。
【0123】その理由は、電子すかしデータは、埋め込
む対象の画像を空間周波数領域で表現したときに大きな
値をもつ周波数成分に埋め込まれているので、フィルタ
等の処理、複製、VTRでの録画、紙への印刷などによ
っても除去できず、また、第三者が異なる電子すかしデ
ータを後から埋め込んでも既に埋め込まれていた電子す
かしデータは残り、デコーダで検出できるからである。
また、もし電子すかしデータを検出できないまでに処理
すると、画像の特徴的な部分の情報を破壊してしまうの
で画質を著しく損ない、画像の価値がなくなり電子すか
しデータを削除する意味がないからである。
【0124】第3の効果は、デジタル画像データの制作
者や出版社が、本発明のエンコーダで、その画像に著作
権者や版権者などに固有の電子すかしデータをあらかじ
め画像に埋め込んでおくことにより、不正複製された可
能性のあるデータを発見したとき、そのデータに対して
デコーダで検出処理を行い、そのデータから自分に固有
の電子すかしデータが検出できれば、そのデータの正規
の権利者が自分であることが証明できるということであ
る。
【0125】その理由は、埋め込まれた電子すかしデー
タは、第三者には削除、改変できず複製されても永久に
残り、無理に削除すれば画質を著しく損なってしまうか
らである。
【0126】第4の効果は、デジタル画像データの制作
者や出版社が、本発明のエンコーダで、その画像に複製
禁止の情報をもつ電子すかしデータをあらかじめ埋め込
んでおくことで、デコーダでそれを検出して複製禁止で
あることを使用者に警告したり、あるいはVTRに正常
に録画できないような処理を施して出力することによ
り、不正複製を防止し、著作権等の権利者の権利保護が
できるということである。
【0127】その理由は、埋め込まれた電子すかしデー
タは、第三者には削除、改変できず複製されても永久に
残り、無理に削除すれば画質を著しく損なってしまうか
らである。
【0128】第5の効果は、JPEG、MPEG−1、
MPEG−2、H261、H263等の方式との組み合
わせに適しており、比較的簡単な処理の追加で実現可能
であるということである。
【0129】その理由は、JPEG、MPEG−1、M
PEG−2、H261、H263等の方式はその基本的
アルゴリズムが、エンコーダ側で実空間領域で表現され
た原画像を空間周波数領域での表現に変換してデータ量
圧縮処理を行い、蓄積あるいは伝送し、デコード側で圧
縮を解き空間周波数領域での表現から実空間領域での表
現に変換し再生画像を得るものなので、電子すかしデー
タの埋め込み処理と検出処理のためだけに別に離散コサ
イン変換、逆離散コサイン変換等の多くの演算量を必要
とする処理を行う必要がなく、それらの処理はJPE
G、MPEG等の本来の処理で共用できるので、少ない
演算量の増加で実現できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電子すかし
埋め込み手段40の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における電子すかし
検出手段120の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図8】従来の技術を示すブロック図である。
【図9】一般的なエンコーダ1、デコーダ2の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
20,21 離散コサイン変換器 30 電子すかしデータ 31a 電子すかしデータ(複製禁止情報) 31c 電子すかしデータ(著作権者情報) 32 電子すかしデータテーブル 40 電子すかし埋め込み手段 41 電子すかし埋め込み器 45a,45b 乗算器 47 加算器 48 部分平均計算器 50,51 量子化器 60,61 可変長符号化器 70 蓄積/伝送手段 80,81 可変長復号化器 90,91 逆量子化器 100,101 逆離散コサイン変換器 120 電子すかし検出手段 121 電子すかし検出器 125 除算器 126 内積計算器 128 比較器 130 検出表示手段 131 警告提示器 132 検出表示器 141 VTR録画防止器 151 電子すかしデータ選択器 161 フィードバック制御器 171 フィードバック器 181 検出制御器 210 スクランブラ 220 デスクランブラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 文裕 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像に直交変換を施し、空間周波数領
    域のデータセットに変換する変換手段と、 予め定められたn個1組の識別データw(1),w
    (2),…,w(n)と前記空間周波数領域のデータセ
    ットから選ばれたn個の空間周波数データf(1),f
    (2),…,f(n)とから求められたn個の第2の空
    間周波数データを前記空間周波数データf(1),f
    (2),…,f(n)に各々加算することにより前記空
    間周波数のデータセットを修正し、前記空間周波数領域
    のデータセットに前記識別データを埋め込むデータ埋め
    込み手段と、 この修正された空間周波数のデータセットを圧縮符号化
    する圧縮手段とから構成される画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ埋め込み手段は、 n個の前記識別データw(1),w(2),…,w
    (n)と前記n個の空間周波数データf(1),f
    (2),…,f(n)とを各々乗算し、この乗算結果を
    定数(α)倍した結果α*w(i)*f(i)(i=
    1,2,…,n)を対応する空間周波数データf(i)
    に加えることにより、前記空間周波数データセットを修
    正し、前記埋め込み手段出力とすることを特徴とする請
    求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 原画像に直交変換を施して、空間周波数
    領域のデータセットに変換し、前記空間周波数領域のデ
    ータセットから選ばれたn個の空間周波数データf
    (1),f(2),…,f(n)と予め定められた識別
    データw(1),w(2),…,w(n)とから求めら
    れたn個の第2の空間周波数データを前記n個の空間周
    波数データf(1),f(2),…,f(n)に各々加
    算し、この加算により修正された空間周波数のデータセ
    ットを圧縮符号化することにより得られたデータが供給
    される画像データ処理装置であり、 前記圧縮されたデータセットを伸長する伸長手段と、 前記伸長器で伸長されたデータセットから、前記修正さ
    れたn個の空間周波数のデータf(1),f(2),
    …,f(n)の復元値F(1),F(2),…,F
    (n)を得、この復元値F(i)(i=1,2,…,
    n)から前記識別データを検出すると検出信号を出力す
    る検出手段とから構成される画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記復元値F(i)
    (i=1,2,…,n)の部分平均avg(F(i))
    (i=1,2,…,n)を計算する部分平均計算手段
    と、前記復元値をそれに対応する部分平均で除したn個
    の値(F(i)/avg(F(i))(i=1,2,
    …,n)と前記識別データw(i)(i=1,2,…,
    n)との類似度を算出し、この類似度が所定の値より大
    であるときに、前記検出信号を出力することを特徴とす
    る請求項3に記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記復元された空間周波数領域のデータ
    セットに逆直交変換を施して、前記原画像を復元する手
    段と、 前記検出する手段が、検出信号を出力したときに、前記
    復元された原画像に画像記録装置を誤動作させるための
    信号を混入して前記画像記録装置に供給し、そうでない
    場合には、前記復元された原画像を前記画像記録装置に
    供給する供給手段とを更に備えた請求項3または4に記
    載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 符号化部と復号化部とからなる画像デー
    タ処理装置であり、 前記符号化部は、 原画像に直交変換を施し、空間周波数領域のデータセッ
    トに変換する変換手段と、 この空間周波数領域のデータセットに、予め定められた
    1組の識別データw(1),w(2),…,w(n)と
    前記空間周波数領域のデータセットから選ばれた空間周
    波数データf(1),f(2),…,f(n)とから求
    められた第2の空間周波数データを前記空間周波数デー
    タf(1),f(2),…,f(n)加算することによ
    り前記空間周波数領域のデータセットに前記識別データ
    を埋め込むデータ埋め込み手段と、 この前記識別データが埋め込まれた前記空間周波数領域
    のデータセットを圧縮符号化する圧縮手段とから構成さ
    れ、 前記復号化部は、 前記圧縮された空間周波数領域のデータセットを伸長
    し、前記空間周波数領域のデータセットを復元する伸長
    手段と、 前記符号化部で前記第2の空間周波数データが加算され
    たn個の空間周波数データの復元値F(1),F
    (2),…,F(n)から前記識別データを検出すると
    検出信号を出力する検出手段とから構成される画像デー
    タ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記データ埋め込み手段は、n個の前記
    識別データw(1),w(2),…,w(n)と前記n
    個の空間周波数データf(1),f(2),…,f
    (n)とを各々乗算し、この乗算結果を定数(α)倍し
    た結果である前記第2の空間周波数データα*w(i)
    *f(i)を対応する空間周波数データに加えることに
    より、前記空間周波数データセットを修正し、前記埋め
    込み手段出力とし、 前記検出手段は、前記復元値F(i)の部分平均avg
    (F(i))(i=1,2,…,n)を計算する部分平
    均計算手段と、前記復元値F(i)をそれに対応する部
    分平均で除したn個の値(F(i)/avg(F
    (i))(i=1,2,…,n)と前記識別データw
    (i)(i=1,2,…,n)との類似度を算出し、こ
    の類似度が所定の値より大であるときに、前記検出信号
    を出力することを特徴とする請求項6に記載の画像デー
    タ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記復号化装置は、 前記復元された空間周波数領域のデータセットに逆直交
    変換を施して、前記原画像を復元する手段と、 前記検出する手段が、検出信号を出力したときに、前記
    復元された原画像に画像記録装置を誤動作させるための
    信号を混入して前記画像記録装置に供給し、そうでない
    場合には、前記復元された原画像を前記画像記録装置に
    供給する供給手段とを更に備えた請求項6または7に記
    載の画像データ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記符号化部は、 複数(M)組の識別データを格納する第1のテーブル
    と、 指定されたm(0<m≦M)組の識別データを順次前記
    第1のテーブルから読みだし、この第2回目から第(m
    −1)回目の第1のテーブルの読みだし毎に、前記埋め
    込み手段出力を前記埋め込み手段の入力側にフィードバ
    ックする符号化制御回路を更に備え、 前記復号化部は、 前記第1のテーブルと同一の識別データを格納する第2
    のテーブルと、 指定された識別データを順次前記第2のテーブルから読
    みだして前記検出手段に供給する復号化制御回路を更に
    備えることを特徴とする請求項6、7または8に記載の
    画像データ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2のテーブルの少なくと
    も1つは、画像データ処理装置に着脱自在な構成である
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像データ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 コンピュータを画像処理装置として動
    作させるためのプログラムを格納する記録媒体であり、
    [a]原画像に直交変換を施して、空間周波数領域のデ
    ータセットに変換するステップ、[b]前記空間周波数
    領域のデータセットから選ばれたn個の空間周波数デー
    タf(1),f(2),…,f(n)と予め定められた
    識別データw(1),w(2),…,w(n)とからn
    個の第2の空間周波数データを得るステップ、[c]前
    記第2の空間周波数データを前記n個の空間周波数デー
    タf(1),f(2),…,f(n)に各々加算し、こ
    の加算により前記空間周波数のデータセットを修正する
    ステップ、[d]前記修正された空間周波数のデータセ
    ットを圧縮符号化するステップ、とからなるプログラム
    を格納する記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記ステップ[b]は、n個の前記識
    別データw(1),w(2),…,w(n)と前記n個
    の空間周波数データf(1),f(2),…,f(n)
    とを各々乗算し、この乗算結果を定数(α)倍した結果
    α*w(i)*f(i)(i=1,2,…,n)を前記
    n個の第2の空間周波数データを得るステップであるこ
    とを特徴とする請求項11に記載のプログラムを格納す
    る記録媒体。
  13. 【請求項13】 原画像に直交変換を施して、空間周波
    数領域のデータセットに変換し、前記空間周波数領域の
    データセットから選ばれたn個の空間周波数データf
    (1),f(2),…,f(n)と予め定められた識別
    データw(1),w(2),…,w(n)とから求めら
    れたn個の第2の空間周波数データを前記n個の空間周
    波数データf(1),f(2),…,f(n)に各々加
    算し、この加算により修正された空間周波数のデータセ
    ットを圧縮符号化することにより得られたデータを復元
    する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
    を格納する記録媒体であり、[A]前記圧縮されたデー
    タセットを伸長するステップ、[B]伸長されたデータ
    セットから、前記修正されたn個の空間周波数のデータ
    f(1),f(2),…,f(n)の復元値F(1),
    F(2),…,F(n)を得、この復元値F(i)(i
    =1,2,…,n)から前記識別データを検出すると検
    出信号を出力するステップ、とからなるプログラムを格
    納する記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記ステップ[B]は、 前記復元値F(i)(i=1,2,…,n)の部分平均
    avg(F(i))(i=1,2,…,n)を計算する
    ステップと、 前記復元値をそれに対応する部分平均で除したn個の値
    (F(i)/avg(F(i))(i=1,2,…,
    n)と前記識別データw(i)(i=1,2,…,n)
    との類似度を算出するステップと、 この類似度が所定の値より大であるときに、前記検出信
    号を出力するステップ、であることを特徴とする請求項
    13記載のプログラムを格納する記録媒体。
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