JPH1015474A - ロールコーター用塗布ロールの洗浄方法 - Google Patents
ロールコーター用塗布ロールの洗浄方法Info
- Publication number
- JPH1015474A JPH1015474A JP18847296A JP18847296A JPH1015474A JP H1015474 A JPH1015474 A JP H1015474A JP 18847296 A JP18847296 A JP 18847296A JP 18847296 A JP18847296 A JP 18847296A JP H1015474 A JPH1015474 A JP H1015474A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- washing
- roll body
- end side
- cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗布ロールに全長に渡る洗浄液残りがなく、
廃液回収器も小さくてよく、洗浄に場所をとらないロー
ルコーター用塗布ロールの洗浄方法を提供する。 【解決手段】 シャフトとこのシャフトを中心に回転す
るロール本体からなる塗布ロールを水平方向に対して傾
斜状態に起立させた後、ロール本体の上方一端側に洗浄
液をかけ、その洗浄液をロール本体を回転しつつロール
本体の下方他端側に流してロール本体表面を均一に洗浄
する。
廃液回収器も小さくてよく、洗浄に場所をとらないロー
ルコーター用塗布ロールの洗浄方法を提供する。 【解決手段】 シャフトとこのシャフトを中心に回転す
るロール本体からなる塗布ロールを水平方向に対して傾
斜状態に起立させた後、ロール本体の上方一端側に洗浄
液をかけ、その洗浄液をロール本体を回転しつつロール
本体の下方他端側に流してロール本体表面を均一に洗浄
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールコーター用
塗布ロールの洗浄方法に関する。
塗布ロールの洗浄方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、インキやレジスト等の塗工液を被
塗工材料表面に均一に塗布するためにロールコーターが
用いられている、ロールコーターは塗布ロールに塗工液
を付着した後、被塗工材料を通過させ、被塗工材料表面
に塗布ロールに付着した塗工液を塗工するものである。
このようなロールコーターは被塗工材料の種類により塗
工液を変えることがあり、塗布ロールの洗浄が必要とな
る。従来、このロールコーター用塗布ロールの洗浄作業
は、塗布ロールを水平方向に置き、洗浄液を塗布ロール
の全長にかけて塗布ロール表面を洗浄していた。
塗工材料表面に均一に塗布するためにロールコーターが
用いられている、ロールコーターは塗布ロールに塗工液
を付着した後、被塗工材料を通過させ、被塗工材料表面
に塗布ロールに付着した塗工液を塗工するものである。
このようなロールコーターは被塗工材料の種類により塗
工液を変えることがあり、塗布ロールの洗浄が必要とな
る。従来、このロールコーター用塗布ロールの洗浄作業
は、塗布ロールを水平方向に置き、洗浄液を塗布ロール
の全長にかけて塗布ロール表面を洗浄していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法は洗浄液が
塗布ロール全長に渡って塗布ロール上側から塗布ロール
周面をつたって塗布ロール下側へ流れ、塗布ロール下側
から下方に落下する。このため、洗浄後において塗布ロ
ール下側に全長に渡り線状の洗浄液残りが生じてしま
い、この洗浄液残りを除去する作業に労力と時間を要す
るという欠点を生じていた。また、廃液回収器も長い塗
布ロールの場合にそれに見合う廃液回収器を用意しなけ
ればならず、洗浄場所も広くとらねばならないといった
欠点が生じていた。
塗布ロール全長に渡って塗布ロール上側から塗布ロール
周面をつたって塗布ロール下側へ流れ、塗布ロール下側
から下方に落下する。このため、洗浄後において塗布ロ
ール下側に全長に渡り線状の洗浄液残りが生じてしま
い、この洗浄液残りを除去する作業に労力と時間を要す
るという欠点を生じていた。また、廃液回収器も長い塗
布ロールの場合にそれに見合う廃液回収器を用意しなけ
ればならず、洗浄場所も広くとらねばならないといった
欠点が生じていた。
【０００４】本発明は、この点を改善し、塗布ロールに
全長に渡る洗浄液残りがなく、廃液回収器も小さくてよ
く、洗浄に場所をとらないロールコーター用塗布ロール
の洗浄方法を提供することを目的とする。
全長に渡る洗浄液残りがなく、廃液回収器も小さくてよ
く、洗浄に場所をとらないロールコーター用塗布ロール
の洗浄方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のロールコーター
用塗布ロールの洗浄方法は、シャフトとシャフトを中心
に回転するロール本体からなる塗布ロールを水平方向に
対して傾斜状態に起立させた後、ロール本体の上側に洗
浄液かけ、その洗浄液をロール本体を回転しつつロール
本体の下側に流してロール本体表面を均一に洗浄するこ
とを特徴とする。
用塗布ロールの洗浄方法は、シャフトとシャフトを中心
に回転するロール本体からなる塗布ロールを水平方向に
対して傾斜状態に起立させた後、ロール本体の上側に洗
浄液かけ、その洗浄液をロール本体を回転しつつロール
本体の下側に流してロール本体表面を均一に洗浄するこ
とを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】塗布ロールを水平方向に対して傾
斜状態に起立させた後、塗布ロールの上方一端側に液体
かけ、塗布ロールを回転すると、液体は塗布ロールの周
面を上方一端側から下方他端側にスパイラル状に流れ
る。本発明は、この現象を利用し、水平方向に対して傾
斜状態に起立した洗浄槽の上側と下側にそれぞれ軸受を
設ける。この軸受はシャフトとシャフトを中心に回転す
るロール本体からなる塗布ロールを固定するためのもの
である。洗浄槽は台で支持する。そして、軸受に塗布ロ
ールのシャフトを取り付けてからロール本体の上方一端
側に洗浄液かけ、ロール本体を回転してロール本体表面
を洗浄する。
斜状態に起立させた後、塗布ロールの上方一端側に液体
かけ、塗布ロールを回転すると、液体は塗布ロールの周
面を上方一端側から下方他端側にスパイラル状に流れ
る。本発明は、この現象を利用し、水平方向に対して傾
斜状態に起立した洗浄槽の上側と下側にそれぞれ軸受を
設ける。この軸受はシャフトとシャフトを中心に回転す
るロール本体からなる塗布ロールを固定するためのもの
である。洗浄槽は台で支持する。そして、軸受に塗布ロ
ールのシャフトを取り付けてからロール本体の上方一端
側に洗浄液かけ、ロール本体を回転してロール本体表面
を洗浄する。
【０００７】ロール本体を手回しハンドルにより回転さ
せてもよいし、モータにより回転させてもよい。
せてもよいし、モータにより回転させてもよい。
【０００８】
【実施例】以下、図１〜図４により、本発明に使用する
装置及び方法を説明する。図１は塗布ロールの要部断面
図である。塗布ロール１はシャフト２、軸受３、４、フ
ランジ５、６、筒体７、ゴムライニング８、ギヤ１０、
ボルト１１からなる。シャフト２に軸受３、４が固定さ
れており、軸受３、４にフランジ５、６が回転自在に支
えられている。フランジ５、６には筒体７が固着され、
筒体７にゴムライニング８が固着されている。フランジ
５、６と筒体７とゴムライニング８でロール本体９が構
成される。ギヤ１０はシャフト２に貫通されており、ボ
ルト１１でフランジ５に止められている。ギヤ１０はロ
ールコーターの駆動源に噛み合わせてシャフト２を中心
にロール本体９を回転させるために設けられている。
装置及び方法を説明する。図１は塗布ロールの要部断面
図である。塗布ロール１はシャフト２、軸受３、４、フ
ランジ５、６、筒体７、ゴムライニング８、ギヤ１０、
ボルト１１からなる。シャフト２に軸受３、４が固定さ
れており、軸受３、４にフランジ５、６が回転自在に支
えられている。フランジ５、６には筒体７が固着され、
筒体７にゴムライニング８が固着されている。フランジ
５、６と筒体７とゴムライニング８でロール本体９が構
成される。ギヤ１０はシャフト２に貫通されており、ボ
ルト１１でフランジ５に止められている。ギヤ１０はロ
ールコーターの駆動源に噛み合わせてシャフト２を中心
にロール本体９を回転させるために設けられている。
【０００９】図２は塗布ロール１が取り付けられた洗浄
装置の断面図である。洗浄装置は水平方向に対して６０
度に傾斜して起立した箱状の洗浄槽１２、廃液回収管１
３、軸受１４、１５、支柱１６、支持材１７、架台１
８、廃液回収器１９、蓋２０からなる。廃液回収管１３
は洗浄槽１２の下部に取り付けられており、軸受１４、
１５はそれぞれ洗浄槽１２の上側と下側に固定されてい
る。洗浄槽１２は支柱１６と支持材１７に支えられて架
台１８上に設けられている。架台１８には蓋２０つきの
廃液回収器１９が配置され、蓋２０に廃液回収管１３が
連結されている。
装置の断面図である。洗浄装置は水平方向に対して６０
度に傾斜して起立した箱状の洗浄槽１２、廃液回収管１
３、軸受１４、１５、支柱１６、支持材１７、架台１
８、廃液回収器１９、蓋２０からなる。廃液回収管１３
は洗浄槽１２の下部に取り付けられており、軸受１４、
１５はそれぞれ洗浄槽１２の上側と下側に固定されてい
る。洗浄槽１２は支柱１６と支持材１７に支えられて架
台１８上に設けられている。架台１８には蓋２０つきの
廃液回収器１９が配置され、蓋２０に廃液回収管１３が
連結されている。
【００１０】作業順序としては、軸受１４、１５に塗布
ロール１のシャフト２の両端を取り付ける。次にギヤ１
０もしくはロール本体９を手で回し、シャフト２を中心
にロール本体９を回転する。そして、ノズル２５から洗
浄液を吐出させ、ロール本体９の上方一端側に洗浄液を
かける。すると、洗浄液はロール本体９の周面を上方一
端側から下方他端側にスパイラル状に流れ、回転を止め
ると洗浄液はロール本体９の下部のＡ点に集まる。一
方、洗浄液は洗浄槽１２の下部に流下し、そこから廃液
回収管１３により廃液回収器１９に回収される。洗浄終
了後、塗布ロール１を洗浄装置から取り出す。
ロール１のシャフト２の両端を取り付ける。次にギヤ１
０もしくはロール本体９を手で回し、シャフト２を中心
にロール本体９を回転する。そして、ノズル２５から洗
浄液を吐出させ、ロール本体９の上方一端側に洗浄液を
かける。すると、洗浄液はロール本体９の周面を上方一
端側から下方他端側にスパイラル状に流れ、回転を止め
ると洗浄液はロール本体９の下部のＡ点に集まる。一
方、洗浄液は洗浄槽１２の下部に流下し、そこから廃液
回収管１３により廃液回収器１９に回収される。洗浄終
了後、塗布ロール１を洗浄装置から取り出す。
【００１１】したがって、洗浄後においてゴムライニン
グ８の下方下側に洗浄液残りが生じても、洗浄液残りは
塗布ロール下方下側に残った点状洗浄液残りの除去だけ
ですみ、作業に労力と時間を要するということはない。
廃液回収器も塗布ロール下方下側から落下する洗浄液を
回収するものであるため塗布ロールの長さに相当する廃
液回収器を用意する必要がなく、洗浄場所も広くとらね
ばならないといったことはない。
グ８の下方下側に洗浄液残りが生じても、洗浄液残りは
塗布ロール下方下側に残った点状洗浄液残りの除去だけ
ですみ、作業に労力と時間を要するということはない。
廃液回収器も塗布ロール下方下側から落下する洗浄液を
回収するものであるため塗布ロールの長さに相当する廃
液回収器を用意する必要がなく、洗浄場所も広くとらね
ばならないといったことはない。
【００１２】上述のようにシャフト２を中心にロール本
体９を回転し、ノズル２５から洗浄液を吐出させ、ロー
ル本体９の上方一端側に洗浄液をかけると、洗浄液はロ
ール本体９の周面を上方一端側から下方他端側にスパイ
ラル状に流れる。この場合、洗浄液が万遍なくロール本
体９に流れることが望ましく、これはロール本体９の傾
斜が緩ければロール本体９の回転速度はあまり影響はな
く、傾斜角度が３０度で回転速度が大体２０回転／分程
度でよいが、傾斜がきつければロール本体９の回転速度
を早める必要があり、傾斜角度が６０度で回転速度が大
体５０回転／分がよい。
体９を回転し、ノズル２５から洗浄液を吐出させ、ロー
ル本体９の上方一端側に洗浄液をかけると、洗浄液はロ
ール本体９の周面を上方一端側から下方他端側にスパイ
ラル状に流れる。この場合、洗浄液が万遍なくロール本
体９に流れることが望ましく、これはロール本体９の傾
斜が緩ければロール本体９の回転速度はあまり影響はな
く、傾斜角度が３０度で回転速度が大体２０回転／分程
度でよいが、傾斜がきつければロール本体９の回転速度
を早める必要があり、傾斜角度が６０度で回転速度が大
体５０回転／分がよい。
【００１３】図３は洗浄装置の別例を示す平面図であ
る。図２の洗浄装置とは洗浄槽１１に塗布ロール１の回
転を容易にする手回しハンドル２１を取り付けた点が相
違する。ハンドル２１には塗布ロール１のギヤ１０と噛
み合わせる小ギヤ２２が取り付けられている。符号１３
ａは廃液回収管１３の入り口を示している。
る。図２の洗浄装置とは洗浄槽１１に塗布ロール１の回
転を容易にする手回しハンドル２１を取り付けた点が相
違する。ハンドル２１には塗布ロール１のギヤ１０と噛
み合わせる小ギヤ２２が取り付けられている。符号１３
ａは廃液回収管１３の入り口を示している。
【００１４】図４は洗浄装置の別例を示す平面図であ
る。図２の洗浄装置とは洗浄槽１２に塗布ロール１の回
転を容易にするモータ２３を取り付けた点が相違する。
モータ２３には塗布ロール１のギヤ９と噛み合わせる小
ギヤ２４が取り付けられている。符号１３ａは廃液回収
管１３の入り口を示している。
る。図２の洗浄装置とは洗浄槽１２に塗布ロール１の回
転を容易にするモータ２３を取り付けた点が相違する。
モータ２３には塗布ロール１のギヤ９と噛み合わせる小
ギヤ２４が取り付けられている。符号１３ａは廃液回収
管１３の入り口を示している。
【００１５】
【発明の効果】本発明は塗布ロールが水平方向に対して
傾斜状態に起立し、洗浄液が塗布ロール下方他端側に均
一に流れるため、洗浄液残りは点状となり、従来の塗布
ロール全長に渡る洗浄液残りがない。また、廃液回収器
も小さくてすみ、洗浄に場所もとらないという効果があ
る。
傾斜状態に起立し、洗浄液が塗布ロール下方他端側に均
一に流れるため、洗浄液残りは点状となり、従来の塗布
ロール全長に渡る洗浄液残りがない。また、廃液回収器
も小さくてすみ、洗浄に場所もとらないという効果があ
る。
【図１】塗布ロールの要部断面図。
【図２】塗布ロールが取り付けられた洗浄装置の断面
図。
図。
【図３】洗浄装置の別例を示す平面図。
【図４】洗浄装置の別例を示す平面図。
１ 塗布ロール ２ シャフト ３、４ 軸受 ５、６ フランジ ７ 筒体 ８ ゴムライニング ９ ロール本体 １０ ギヤ １１ ボルト １２ 洗浄槽 １３ 廃液回収管 １４、１５ 軸受 １６ 支柱 １７ 支持材 １８ 架台 １９ 廃液回収器 ２０ 蓋 ２１ ハンドル ２２ 小ギヤ ２３ モータ ２４ 小ギヤ ２５ ノズル
Claims (3)
- 【請求項１】シャフトとこのシャフトを中心に回転する
ロール本体からなる塗布ロールを水平方向に対して傾斜
状態に起立させた後、ロール本体の上方一端側に洗浄液
をかけ、その洗浄液をロール本体を回転しつつロール本
体の下方他端側に流してロール本体表面を均一に洗浄す
ることを特徴とするロールコーター用塗布ロールの洗浄
方法。 - 【請求項２】ロール本体を手回しハンドルにより回転さ
せる請求項１に記載のロールコーター用塗布ロールの洗
浄方法。 - 【請求項３】ロール本体をモータにより回転させる請求
項１に記載のロールコーター用塗布ロールの洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18847296A JPH1015474A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ロールコーター用塗布ロールの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18847296A JPH1015474A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ロールコーター用塗布ロールの洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1015474A true JPH1015474A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16224329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18847296A Pending JPH1015474A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ロールコーター用塗布ロールの洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1015474A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117046804A (zh) * | 2023-10-12 | 2023-11-14 | 山东汇锋新材料有限公司 | 一种用于清洗薄膜涂布机辊轴的清洗机 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP18847296A patent/JPH1015474A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117046804A (zh) * | 2023-10-12 | 2023-11-14 | 山东汇锋新材料有限公司 | 一种用于清洗薄膜涂布机辊轴的清洗机 |
| CN117046804B (zh) * | 2023-10-12 | 2023-12-19 | 山东汇锋新材料有限公司 | 一种用于清洗薄膜涂布机辊轴的清洗机 |
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