JPH1015141A - ゴルフ練習用マット - Google Patents
ゴルフ練習用マットInfo
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- JPH1015141A JPH1015141A JP19290096A JP19290096A JPH1015141A JP H1015141 A JPH1015141 A JP H1015141A JP 19290096 A JP19290096 A JP 19290096A JP 19290096 A JP19290096 A JP 19290096A JP H1015141 A JPH1015141 A JP H1015141A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vegetation
- impact force
- golf practice
- substrate
- discolored
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 実際のコースで行われるようなスイングの状
態をマット上で確認し、ゴルファー自身のスイングを適
格なスイングに修正することができるゴルフ練習用マッ
トを提供すること。 【解決手段】 移動体7が表面を通過した部分が変色す
るので、移動体7の軌跡Pを目視により確認することが
できる。また、変色した部分は元の色に復元することが
できるので、何回でも使用することができる。
態をマット上で確認し、ゴルファー自身のスイングを適
格なスイングに修正することができるゴルフ練習用マッ
トを提供すること。 【解決手段】 移動体7が表面を通過した部分が変色す
るので、移動体7の軌跡Pを目視により確認することが
できる。また、変色した部分は元の色に復元することが
できるので、何回でも使用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ練習用マッ
トであって、該練習用マットの表面の状態を移動体の衝
撃作用により変化させるようにしたゴルフ練習用マット
に関する。
トであって、該練習用マットの表面の状態を移動体の衝
撃作用により変化させるようにしたゴルフ練習用マット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフ練習場等にはゴルフ練
習用マット(以下ターフマットと称する)が使用されて
おり、これはマットの上に短い人工芝等の植生体を植生
したもので、この上にゴルフボールを載せてショットす
るものである。
習用マット(以下ターフマットと称する)が使用されて
おり、これはマットの上に短い人工芝等の植生体を植生
したもので、この上にゴルフボールを載せてショットす
るものである。
【0003】このターフマットを使用することによりシ
ョットし易い状態となり、これで良好なショットが得ら
れると、アマチュアゴルファー等はスイングの状態が良
好なものと錯覚しがちである。
ョットし易い状態となり、これで良好なショットが得ら
れると、アマチュアゴルファー等はスイングの状態が良
好なものと錯覚しがちである。
【0004】ところが実際は、コースに出るとゴルフ練
習場等で得られたような良好なショットが得られず、意
に反するショットとなってしまうケースが多く見られ
る。
習場等で得られたような良好なショットが得られず、意
に反するショットとなってしまうケースが多く見られ
る。
【0005】これは、実際の天然の芝と同じ条件の芝で
の練習がされていないためで、このような通常のターフ
マットではコースで得られるようなスイングの状態を確
認することは困難であった。
の練習がされていないためで、このような通常のターフ
マットではコースで得られるようなスイングの状態を確
認することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のター
フマットはゴルフボールを載せてショットし易い状態に
するものであって、スイングの状態を確認するためには
ショット後の打球の筋を見て判断することなるが、イン
パクト時のスイングの状態まで確認することはできな
い。
フマットはゴルフボールを載せてショットし易い状態に
するものであって、スイングの状態を確認するためには
ショット後の打球の筋を見て判断することなるが、イン
パクト時のスイングの状態まで確認することはできな
い。
【0007】このようにターフマットを使用してショッ
トの練習を行うことは、ここでナイスショットが得られ
たことで納得してしまうことがコースに出た時のミスシ
ョットにつながることとなる。
トの練習を行うことは、ここでナイスショットが得られ
たことで納得してしまうことがコースに出た時のミスシ
ョットにつながることとなる。
【0008】従って、従来のターフマットは、ショット
後の打球の筋を見てスイングの良否の判断がなされるだ
けで、自己のスイングが実際のコースで行われるような
スイングが得られるか否かの確認を行うことは不可能で
あり、必ずしも適格なゴルフ練習用マットとはいえない
問題点を有していた。
後の打球の筋を見てスイングの良否の判断がなされるだ
けで、自己のスイングが実際のコースで行われるような
スイングが得られるか否かの確認を行うことは不可能で
あり、必ずしも適格なゴルフ練習用マットとはいえない
問題点を有していた。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、実際のコースで行われるようなスイング
の状態をマット上で確認し、ゴルファー自身のスイング
を適格なスイングに修正することができるゴルフ練習用
マットを提供することを目的とする。
されたもので、実際のコースで行われるようなスイング
の状態をマット上で確認し、ゴルファー自身のスイング
を適格なスイングに修正することができるゴルフ練習用
マットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフ練習用マ
ットは、表面を通過する際、移動体との接触による衝撃
力による傾倒で、または該衝撃力による発熱でその部分
が変色し、変色した部分は元の色に復元可能であること
を特徴としている。この特徴により、移動体が表面を通
過した部分が変色するので、移動体の軌跡を目視により
確認することができる。また、変色した部分は元の色に
復元することができるので、何回でも使用することがで
きる。
ットは、表面を通過する際、移動体との接触による衝撃
力による傾倒で、または該衝撃力による発熱でその部分
が変色し、変色した部分は元の色に復元可能であること
を特徴としている。この特徴により、移動体が表面を通
過した部分が変色するので、移動体の軌跡を目視により
確認することができる。また、変色した部分は元の色に
復元することができるので、何回でも使用することがで
きる。
【0011】本発明の本発明のゴルフ練習用マットは、
基板上に多数の植生体を植生したゴルフ練習用マットで
あって、前記植生体は、一方向にのみ折曲可能に構成
し、表裏を異なる色に着色して一方の面に同一色が現れ
るように同一方向に傾斜させて植生し、他方の面に衝撃
力が作用した際反対方向に折曲傾倒して異なる色が現
れ、外力の作用で元の傾斜状態に復元されるようにした
ことを特徴としている。この特徴により、他方の面に衝
撃力が作用した際反対方向に折曲傾斜して異なる色が現
れるので、衝撃力の強さにより折曲傾斜される度合いま
たは軸跡、その長さが夫々異なるため、自己のスイング
状態を確認することができる。
基板上に多数の植生体を植生したゴルフ練習用マットで
あって、前記植生体は、一方向にのみ折曲可能に構成
し、表裏を異なる色に着色して一方の面に同一色が現れ
るように同一方向に傾斜させて植生し、他方の面に衝撃
力が作用した際反対方向に折曲傾倒して異なる色が現
れ、外力の作用で元の傾斜状態に復元されるようにした
ことを特徴としている。この特徴により、他方の面に衝
撃力が作用した際反対方向に折曲傾斜して異なる色が現
れるので、衝撃力の強さにより折曲傾斜される度合いま
たは軸跡、その長さが夫々異なるため、自己のスイング
状態を確認することができる。
【0012】本発明の本発明のゴルフ練習用マットは、
植生体が、板状体に形成され、それらの傾斜方向裏面側
の基板との付け根部に切込みを刻設することが好まし
い。このようにすることで、板状体に形成されれば、色
の着色面積が広くなり、変色の確認が容易になる。
植生体が、板状体に形成され、それらの傾斜方向裏面側
の基板との付け根部に切込みを刻設することが好まし
い。このようにすることで、板状体に形成されれば、色
の着色面積が広くなり、変色の確認が容易になる。
【0013】本発明の本発明のゴルフ練習用マットは、
基板上に多数の植生体を植生したゴルフ練習用マットで
あって、前記植生体は、棒状体に形成して該棒状体が一
定方向に揺動可能に植生され、表裏の側面を異なる色に
着色して一方の面に同一色が現れるように同一傾斜方向
に設定し、他方の面側に衝撃力が作用して逆方向に傾倒
した際他方の面の異なる色が現れるように構成したこと
を特徴としている。この特徴により、棒状体が一定方向
に揺動可能に植生されているので、傾倒した際に異なる
色が現れるため移動体の移動軌跡を確認することがで
き、また衝撃力が繰り返し作用しても強度が保証され
る。
基板上に多数の植生体を植生したゴルフ練習用マットで
あって、前記植生体は、棒状体に形成して該棒状体が一
定方向に揺動可能に植生され、表裏の側面を異なる色に
着色して一方の面に同一色が現れるように同一傾斜方向
に設定し、他方の面側に衝撃力が作用して逆方向に傾倒
した際他方の面の異なる色が現れるように構成したこと
を特徴としている。この特徴により、棒状体が一定方向
に揺動可能に植生されているので、傾倒した際に異なる
色が現れるため移動体の移動軌跡を確認することがで
き、また衝撃力が繰り返し作用しても強度が保証され
る。
【0014】本発明のゴルフ練習用マットは、基板上に
多数の植生体を植生したゴルフ練習用マットであって、
前記植生体は、衝撃力が作用した際該衝撃力による発熱
でその部分が変色し、該変色部分が時間の経過と共に元
の色に復元する材料で構成したことを特徴としている。
この特徴により、植生体が衝撃力による発熱でその部分
が変色し時間の経過と共に元の色に復元する材料で構成
されているので、移動体の速度や衝撃力により変色度合
いが異なるため衝撃力だけでなく接触される範囲の表面
の速度も確認することができる。
多数の植生体を植生したゴルフ練習用マットであって、
前記植生体は、衝撃力が作用した際該衝撃力による発熱
でその部分が変色し、該変色部分が時間の経過と共に元
の色に復元する材料で構成したことを特徴としている。
この特徴により、植生体が衝撃力による発熱でその部分
が変色し時間の経過と共に元の色に復元する材料で構成
されているので、移動体の速度や衝撃力により変色度合
いが異なるため衝撃力だけでなく接触される範囲の表面
の速度も確認することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて本発明を説明する。本発明のゴルフ練習用マット
の一実施形態につき説明する。
づいて本発明を説明する。本発明のゴルフ練習用マット
の一実施形態につき説明する。
【0016】図1の(a)および(b)は、ゴルフ練習
用マットの斜視図であり、(a)は、使用される前の状
態を示し、(b)は使用している状態を示す。
用マットの斜視図であり、(a)は、使用される前の状
態を示し、(b)は使用している状態を示す。
【0017】図において、1はゴムまたは合成樹脂で形
成されたゴルフ練習用マットであり、ゴルフ練習用マッ
ト1は、基板2に多数の植生体3が植生されている。
成されたゴルフ練習用マットであり、ゴルフ練習用マッ
ト1は、基板2に多数の植生体3が植生されている。
【0018】本発明のゴルフ練習用マットは、該ゴルフ
練習用マットの表面の植生体3を移動体である図示しな
いクラブヘッドが通過する際、該植生体3が該クラブヘ
ッドに接触した際の衝撃力または該衝撃力による発熱で
その部分を変色させてスイングの軌跡を現し、また変色
した部分は外力の作用で元の色に復元にさせるように構
成したものである。
練習用マットの表面の植生体3を移動体である図示しな
いクラブヘッドが通過する際、該植生体3が該クラブヘ
ッドに接触した際の衝撃力または該衝撃力による発熱で
その部分を変色させてスイングの軌跡を現し、また変色
した部分は外力の作用で元の色に復元にさせるように構
成したものである。
【0019】図2は本発明の一実施形態としての植生体
を示し、(a)は植生体の拡大側面図であり、(b)は
多数の植生体を基板上に一方向に傾斜させて植生した状
態を示す斜視図である。
を示し、(a)は植生体の拡大側面図であり、(b)は
多数の植生体を基板上に一方向に傾斜させて植生した状
態を示す斜視図である。
【0020】植生体4は合成樹脂等により板状体に形成
され、頂部の板厚部が2方向に切裂かれた切裂部5を有
し、その下端部は所定角度傾斜させて基板2に植生され
ている。そして、傾斜によって形成される鋭角部側の面
の基板2との付け根部部は、所定深さの切込み6が刻設
されている。
され、頂部の板厚部が2方向に切裂かれた切裂部5を有
し、その下端部は所定角度傾斜させて基板2に植生され
ている。そして、傾斜によって形成される鋭角部側の面
の基板2との付け根部部は、所定深さの切込み6が刻設
されている。
【0021】さらに詳しくは、基板2上には、多数の植
生体4が所定間隔で同一方向に傾斜(例えば垂直線に対
し20°の傾斜角度)させて植生されている。
生体4が所定間隔で同一方向に傾斜(例えば垂直線に対
し20°の傾斜角度)させて植生されている。
【0022】これら多数の植生体4は、その表、裏面に
はそれぞれ異なる色が着色されており、表面をF、裏面
をR、頂部をTとすると、例えば表面Fが藍色、裏面R
が黄色、頂部Tが緑色に着色される。
はそれぞれ異なる色が着色されており、表面をF、裏面
をR、頂部をTとすると、例えば表面Fが藍色、裏面R
が黄色、頂部Tが緑色に着色される。
【0023】このように構成された植生体4は、図3に
示す植生体4の斜視図のように、最初の状態(イ)の植
生体4の裏面R側に衝撃力が作用すると、植生体4は、
切込み6から折曲して(ロ)の状態に傾倒する。そこ
で、衝撃力が作用した方向と反対方向に外力を作用させ
ると切込み6端部どうしが当接するまで傾いて元の傾斜
状態に復元されるようになっている。
示す植生体4の斜視図のように、最初の状態(イ)の植
生体4の裏面R側に衝撃力が作用すると、植生体4は、
切込み6から折曲して(ロ)の状態に傾倒する。そこ
で、衝撃力が作用した方向と反対方向に外力を作用させ
ると切込み6端部どうしが当接するまで傾いて元の傾斜
状態に復元されるようになっている。
【0024】次に、前記実施形態の作用につき説明す
る。
る。
【0025】図4は植生体の状態の変化を示す説明図で
あり、(a)は衝撃が加わる前の最初の状態を示し、
(b)は植生体に衝撃力が作用してその部分が傾倒した
状態を示し、さらに(c)は傾倒した植生体に衝撃力が
作用した方向と反対方向に外力を作用させて元の状態に
復元させている状態を示している。
あり、(a)は衝撃が加わる前の最初の状態を示し、
(b)は植生体に衝撃力が作用してその部分が傾倒した
状態を示し、さらに(c)は傾倒した植生体に衝撃力が
作用した方向と反対方向に外力を作用させて元の状態に
復元させている状態を示している。
【0026】最初は、ゴルフ練習用マットの植生体4
は、図4の(a)に示す同一方向に傾斜した状態で植生
されており、この状態では植生体4は頂部Tが目視され
るので緑色に見える。
は、図4の(a)に示す同一方向に傾斜した状態で植生
されており、この状態では植生体4は頂部Tが目視され
るので緑色に見える。
【0027】そこで、スイングを開始してクラブヘッド
を矢印方向に通過させる際に植生体4に接触させると、
接触した部分は最初の傾斜方向と反対方向に傾倒し、傾
倒した部分は図1の(b)に示すように所定範囲に亘っ
て裏面R側の黄色に変色した部分がクラブヘッドの移動
軌跡Pとなって現れる。
を矢印方向に通過させる際に植生体4に接触させると、
接触した部分は最初の傾斜方向と反対方向に傾倒し、傾
倒した部分は図1の(b)に示すように所定範囲に亘っ
て裏面R側の黄色に変色した部分がクラブヘッドの移動
軌跡Pとなって現れる。
【0028】このように、クラブヘッドが通過して傾倒
した部分が変色するので、移動体の軌跡を目視により確
認することができ、スイングの方向性の適否が確認がで
きる。
した部分が変色するので、移動体の軌跡を目視により確
認することができ、スイングの方向性の適否が確認がで
きる。
【0029】また、衝撃力の強さにより植生体の折曲傾
倒される度合いが夫々異なるため、これにより移動体が
通過する際の変化の状態を確認することができる。これ
により、ダフリの場所などが確認されクラブヘッドのス
イングの状態を知ることができる。
倒される度合いが夫々異なるため、これにより移動体が
通過する際の変化の状態を確認することができる。これ
により、ダフリの場所などが確認されクラブヘッドのス
イングの状態を知ることができる。
【0030】さらに、植生体4は板状体で形成されてい
るので、色の着色面積が広くなり、変色の確認が容易に
なる。
るので、色の着色面積が広くなり、変色の確認が容易に
なる。
【0031】クラブヘッド7の移動軌跡Pが確認できる
と、傾倒した部分はクラブヘッド7等により植生体4の
上面をなぞって最初の傾斜方向(矢印方向)に移動させ
ることにより、元の傾斜状態に復元させることができ
る。
と、傾倒した部分はクラブヘッド7等により植生体4の
上面をなぞって最初の傾斜方向(矢印方向)に移動させ
ることにより、元の傾斜状態に復元させることができ
る。
【0032】このように変色した部分は、クラブヘッド
7等により外力を付加させて最初の傾斜方向に移動させ
ることにより、植生体4を元の色に復元することができ
るので何回でもスイングの確認をすることができる。
7等により外力を付加させて最初の傾斜方向に移動させ
ることにより、植生体4を元の色に復元することができ
るので何回でもスイングの確認をすることができる。
【0033】図5および図6は別の実施形態を示してお
り、図5は棒状の植生体を基板上に傾斜させて植生させ
た状態を示す部分斜視図であり図6はその部分拡大断面
図である。
り、図5は棒状の植生体を基板上に傾斜させて植生させ
た状態を示す部分斜視図であり図6はその部分拡大断面
図である。
【0034】尚、前記実施形態と同一構成部分について
は同一符号を付し詳細な説明は省略する。本実施形態の
ゴルフ練習用マット8は、基板9と、該基板9に同一方
向に傾斜させて植生された棒状体の植生体12とで構成
されている。
は同一符号を付し詳細な説明は省略する。本実施形態の
ゴルフ練習用マット8は、基板9と、該基板9に同一方
向に傾斜させて植生された棒状体の植生体12とで構成
されている。
【0035】基板9は、合成樹脂または他の弾性体で構
成され、上面に所定の間隔で配列されるよう多数の凹溝
10aが形成された基台10と、該基台10の上面に貼
付けられたゴム状のカバー11とで構成されている。
成され、上面に所定の間隔で配列されるよう多数の凹溝
10aが形成された基台10と、該基台10の上面に貼
付けられたゴム状のカバー11とで構成されている。
【0036】そして、このカバー11は、凹溝10aと
同一方向の長孔Hを所定間隔で格子状に配列し、この長
孔Hに後述する多数の植生体12を挿通させて整列配置
し、植生体12の下部に形成されるカム13の上部を弾
力的に押圧支持している。
同一方向の長孔Hを所定間隔で格子状に配列し、この長
孔Hに後述する多数の植生体12を挿通させて整列配置
し、植生体12の下部に形成されるカム13の上部を弾
力的に押圧支持している。
【0037】詳しくは、棒状の植生体12は、先端が尖
っており下端には板状のカム13が一体的に形成されて
いる。
っており下端には板状のカム13が一体的に形成されて
いる。
【0038】該カム13は、棒状体の植生体12を中心
として両側に傾斜面13a、13bが形成されており、
これら傾斜面13a、13bは、後述するように植生体
12が揺動した際、カバー11の底面に当接することに
より左右の最大傾斜角度が設定される。
として両側に傾斜面13a、13bが形成されており、
これら傾斜面13a、13bは、後述するように植生体
12が揺動した際、カバー11の底面に当接することに
より左右の最大傾斜角度が設定される。
【0039】また、片側に形成された円弧部13cは、
植生体12に衝撃力が作用して傾倒した際、凹溝10a
の底部を円弧部13c外周が摺動する際の抵抗により衝
撃力の大きさに対応する傾倒角度が得られるようになっ
ている。
植生体12に衝撃力が作用して傾倒した際、凹溝10a
の底部を円弧部13c外周が摺動する際の抵抗により衝
撃力の大きさに対応する傾倒角度が得られるようになっ
ている。
【0040】尚、棒状体の断面形状は円形に形成される
が、円形に限らず矩形、三角形等各種形状が考えられ
る。
が、円形に限らず矩形、三角形等各種形状が考えられ
る。
【0041】次に、本実施形態の作用につき説明する。
【0042】基板9上に同一方向に傾斜した状態で植生
されている複数の植生体12は、傾斜した片面Fが例え
ば藍色が見える状態となっている。
されている複数の植生体12は、傾斜した片面Fが例え
ば藍色が見える状態となっている。
【0043】そこで、スイングを開始し、クラブヘッド
を傾斜角度と反対方向に通過させる際の植生体12に接
触させると、接触した部分は揺動して傾倒し植生体12
の傾倒した部分は植生体12の裏面Rの黄色がクラブヘ
ッドの移動軌跡P〔図1の(b)参照〕となって現れ
る。
を傾斜角度と反対方向に通過させる際の植生体12に接
触させると、接触した部分は揺動して傾倒し植生体12
の傾倒した部分は植生体12の裏面Rの黄色がクラブヘ
ッドの移動軌跡P〔図1の(b)参照〕となって現れ
る。
【0044】詳しくは、植生体12は、クラブヘッドと
の接触で衝撃力が作用すると、図6の(a)に示す仮想
線の状態に傾倒するが、この過程で棒状体の植生体12
は長孔H部を略中心にして揺動する。
の接触で衝撃力が作用すると、図6の(a)に示す仮想
線の状態に傾倒するが、この過程で棒状体の植生体12
は長孔H部を略中心にして揺動する。
【0045】この揺動によりカム13は、カバー11の
押圧力に押圧されて該カム13の外周が凹溝10aの底
部を摺動しつつ回動する。
押圧力に押圧されて該カム13の外周が凹溝10aの底
部を摺動しつつ回動する。
【0046】そこで、衝撃力が少ない部分の植生体12
は、カム13の外周と凹溝10a底部との摩擦力によ
り、僅か傾倒しただけで停止することになる。
は、カム13の外周と凹溝10a底部との摩擦力によ
り、僅か傾倒しただけで停止することになる。
【0047】このように、棒状体の植生体が凹溝と長孔
の関係により一定方向に揺動可能に植生されているの
で、傾倒した際に異なる色が現れるため移動体の軌跡を
確認することができ、また植生体が棒状体の部分とカム
が一体的に形成されているので、衝撃力が繰り返し作用
しても強度が保証され、衝撃力の度合いにより傾倒角度
も適宜変位するため移動体の通過する位置による衝撃力
の変化も確認することができる。
の関係により一定方向に揺動可能に植生されているの
で、傾倒した際に異なる色が現れるため移動体の軌跡を
確認することができ、また植生体が棒状体の部分とカム
が一体的に形成されているので、衝撃力が繰り返し作用
しても強度が保証され、衝撃力の度合いにより傾倒角度
も適宜変位するため移動体の通過する位置による衝撃力
の変化も確認することができる。
【0048】このように傾倒した植生体12は、クラブ
ヘッド等で最初の傾斜方向に外力を付加させることによ
り、元の状態に復元させることができる。
ヘッド等で最初の傾斜方向に外力を付加させることによ
り、元の状態に復元させることができる。
【0049】復元に際し、カム13は植生体12の揺動
と共に回動し、片側の傾斜面13aがカバー11の底部
に当接して最初の傾斜角度に設定される。
と共に回動し、片側の傾斜面13aがカバー11の底部
に当接して最初の傾斜角度に設定される。
【0050】次に別の実施形態につき説明する。前記実
施形態と同一構成部分については同一符号を付し詳細な
説明は省略する。
施形態と同一構成部分については同一符号を付し詳細な
説明は省略する。
【0051】図1に示すようにゴルフ練習用マット1
は、基板2に多数の植生体3が植生されており、植生体
3は、板状または棒状の弾性体であれば、どのような構
造のものでもよい。
は、基板2に多数の植生体3が植生されており、植生体
3は、板状または棒状の弾性体であれば、どのような構
造のものでもよい。
【0052】ただし、植生体3は、発熱によりその部分
が変色し時間の経過と共に元の色に復元する公知の材料
で構成されている。
が変色し時間の経過と共に元の色に復元する公知の材料
で構成されている。
【0053】そこで、植生体3の傾斜方向に通過させて
クラブヘッドを接触させると、その衝撃力により接触し
た部分が発熱して変色する。
クラブヘッドを接触させると、その衝撃力により接触し
た部分が発熱して変色する。
【0054】従って、図1の(b)に示すように変色し
た部分Pがクラブヘッドの移動軌跡として現れる。
た部分Pがクラブヘッドの移動軌跡として現れる。
【0055】このようにして、植生体が発熱によりその
部分が変色し、時間の経過と共に元の色に復元する材料
で構成されているので、クラブヘッドの速度や衝撃力に
より変色の度合いが異なるため衝撃力だけでなく接触さ
れる範囲におけるクラブヘッドの接触部の速度も確認す
ることができる。
部分が変色し、時間の経過と共に元の色に復元する材料
で構成されているので、クラブヘッドの速度や衝撃力に
より変色の度合いが異なるため衝撃力だけでなく接触さ
れる範囲におけるクラブヘッドの接触部の速度も確認す
ることができる。
【0056】以上、本発明の実施形態を図面によって説
明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更や追加があっても本発明に含まれる。
明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0057】例えば、棒状体の頂部は尖った形状に形成
されているが、これを膨出した形状に形成してこの膨出
した部分を異なる色に着色しても良く、実施形態に限定
されることなく各種のものが考えられる。
されているが、これを膨出した形状に形成してこの膨出
した部分を異なる色に着色しても良く、実施形態に限定
されることなく各種のものが考えられる。
【0058】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0059】(a)請求項1の発明によれば、移動体が
表面を通過した部分が変色するので、移動体の軌跡を目
視により確認することができる。また、変色した部分は
元の色に復元することができるので、何回でも使用する
ことができる。
表面を通過した部分が変色するので、移動体の軌跡を目
視により確認することができる。また、変色した部分は
元の色に復元することができるので、何回でも使用する
ことができる。
【0060】(b)請求項2の発明によれば、他方の面
に衝撃力が作用した際反対方向に折曲傾斜して異なる色
が現れるので、衝撃力の強さにより折曲傾斜される度合
いまたは軸跡、その長さが夫々異なるため、自己のスイ
ング状態を確認することができる。
に衝撃力が作用した際反対方向に折曲傾斜して異なる色
が現れるので、衝撃力の強さにより折曲傾斜される度合
いまたは軸跡、その長さが夫々異なるため、自己のスイ
ング状態を確認することができる。
【0061】(c)請求項3の発明によれば、板状体に
形成されれば、色の着色面積が広くなり、変色の確認が
容易になる。
形成されれば、色の着色面積が広くなり、変色の確認が
容易になる。
【0062】(d)請求項4の発明によれば、棒状体が
一定方向に揺動可能に植生されているので、傾倒した際
に異なる色が現れるため移動体の移動軌跡を確認するこ
とができ、また衝撃力が繰り返し作用しても強度が保証
される。
一定方向に揺動可能に植生されているので、傾倒した際
に異なる色が現れるため移動体の移動軌跡を確認するこ
とができ、また衝撃力が繰り返し作用しても強度が保証
される。
【0063】(e)請求項5の発明によれば、植生体が
衝撃力による発熱でその部分が変色し時間の経過と共に
元の色に復元する材料で構成されているので、移動体の
速度や衝撃力により変色度合いが異なるため衝撃力だけ
でなく接触される範囲の表面の速度も確認することがで
きる。
衝撃力による発熱でその部分が変色し時間の経過と共に
元の色に復元する材料で構成されているので、移動体の
速度や衝撃力により変色度合いが異なるため衝撃力だけ
でなく接触される範囲の表面の速度も確認することがで
きる。
【0064】
【図1】本発明の一実施形態を示すゴルフ練習用マット
の斜視図であり、(a)は使用される前の状態を示し、
(b)は使用している状態を示す斜視図である。
の斜視図であり、(a)は使用される前の状態を示し、
(b)は使用している状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、(a)は植生体の
拡大側面図であり、(b)は多数の植生体を基板上に一
方向に傾斜させて植生した状態を示す斜視図である。
拡大側面図であり、(b)は多数の植生体を基板上に一
方向に傾斜させて植生した状態を示す斜視図である。
【図3】植生体の変化の状態を示す斜視図である。
【図4】図4は植生体の状態の変化を示す説明図であ
り、(a)は最初の状態を示し、(b)は植生体に衝撃
力が作用してその部分の傾斜が変化した状態を示し、さ
らに(c)は植生体に傾斜した方向と反対方向に外力を
作用させ元の状態に復元させている状態を示す説明図で
ある。
り、(a)は最初の状態を示し、(b)は植生体に衝撃
力が作用してその部分の傾斜が変化した状態を示し、さ
らに(c)は植生体に傾斜した方向と反対方向に外力を
作用させ元の状態に復元させている状態を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の別の実施形態を示し、棒状の植生体を
基板上に傾斜させて植生させた状態を示す部分斜視図で
ある。
基板上に傾斜させて植生させた状態を示す部分斜視図で
ある。
【図6】本発明の別の実施形態を示し、(a)はゴルフ
練習用マットの部分側面断面図であり、(b)は(a)
のA−A断面図である。
練習用マットの部分側面断面図であり、(b)は(a)
のA−A断面図である。
1、8 ゴルフ練習用マット 2、9 基板 3、4、12 植生体(表面) 5 切裂部 6 切込み 7 クラブヘッド(移動体) 10 基台 10a 凹溝 11 カバー 13 カム 13a、13b 傾斜面 13c 円弧部 F 表面 H 長孔 P 移動軌跡 R 裏面 T 頂部側
Claims (5)
- 【請求項1】 表面を通過する際移動体との接触による
衝撃力による傾倒で、または該衝撃力による発熱でその
部分が変色し、変色した部分は元の色に復元可能である
ことを特徴とするゴルフ練習用マット。 - 【請求項2】 基板上に多数の植生体を植生したゴルフ
練習用マットであって、前記植生体は、一方向にのみ折
曲可能に構成し、表裏を異なる色に着色して一方の面に
同一色が現れるように同一方向に傾斜させて植生し、他
方の面に衝撃力が作用した際反対方向に折曲傾倒して異
なる色が現れ、外力の作用で元の傾斜状態に復元される
ようにしたことを特徴とするゴルフ練習用マット。 - 【請求項3】 前記植生体は、板状体に形成され、それ
らの傾斜方向裏面側の基板との付け根部に切込みを刻設
したことを特徴とする請求項2記載のゴルフ練習用マッ
ト。 - 【請求項4】 基板上に多数の植生体を植生したゴルフ
練習用マットであって、前記植生体は、棒状体に形成し
て該棒状体が一定方向に揺動可能に植生され、表裏の側
面を異なる色に着色して一方の面に同一色が現れるよう
に同一傾斜方向に設定し、他方の面側に衝撃力が作用し
て逆方向に傾倒した際他方の面の異なる色が現れるよう
に構成したことを特徴とするゴルフ練習用マット。 - 【請求項5】 基板上に多数の植生体を植生したゴルフ
練習用マットであって、前記植生体は、衝撃力が作用し
た際該衝撃力による発熱でその部分が変色し、該変色部
分が時間の経過と共に元の色に復元する材料で構成した
ことを特徴とするゴルフ練習用マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19290096A JPH1015141A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | ゴルフ練習用マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19290096A JPH1015141A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | ゴルフ練習用マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015141A true JPH1015141A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16298854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19290096A Pending JPH1015141A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | ゴルフ練習用マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1015141A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005058425A3 (en) * | 2003-12-11 | 2005-10-06 | John D Snopkowski | Divot indicating golf practice devices |
KR102257321B1 (ko) * | 2020-09-08 | 2021-05-27 | 구대본 | 충격 완화 패드가 적용된 스윙 궤적 분석용 골프 연습 매트 |
WO2021261751A1 (ko) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 유철호 | 기능성 골프 연습용 디봇 매트 |
WO2021261746A1 (ko) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 유철호 | 골프 연습용 디봇 매트 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP19290096A patent/JPH1015141A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005058425A3 (en) * | 2003-12-11 | 2005-10-06 | John D Snopkowski | Divot indicating golf practice devices |
WO2021261751A1 (ko) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 유철호 | 기능성 골프 연습용 디봇 매트 |
WO2021261746A1 (ko) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 유철호 | 골프 연습용 디봇 매트 |
KR102257321B1 (ko) * | 2020-09-08 | 2021-05-27 | 구대본 | 충격 완화 패드가 적용된 스윙 궤적 분석용 골프 연습 매트 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060328 |