JPH10151200A - 人工呼吸装置における呼気再循環装置、呼気再循環割合調整弁、および呼気再循環方法 - Google Patents

人工呼吸装置における呼気再循環装置、呼気再循環割合調整弁、および呼気再循環方法

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JPH10151200A
JPH10151200A JP31111096A JP31111096A JPH10151200A JP H10151200 A JPH10151200 A JP H10151200A JP 31111096 A JP31111096 A JP 31111096A JP 31111096 A JP31111096 A JP 31111096A JP H10151200 A JPH10151200 A JP H10151200A
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Sou Tokari
創 戸苅
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Metran Co Ltd
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METORAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】別途炭酸ガスボンベを用意することなく、患者
の肺へ炭酸ガスを供給できるようにする。 【解決手段】患者の肺Hに接続される合流部1に、人工
呼吸器4から伸びる吸気通路2が接続されると共に、呼
気弁7を有する呼気通路3が接続される。吸気通路2と
呼気通路3とが、バイパス通路8により接続されてい
る。吸気通路2とバイパス通路8との接続部には、調整
弁5が接続されて、調整弁5によって、加湿器6が接続
された下流側吸気通路2Bへ流れる吸気量と、バイパス
通路8側へ流れる吸気量との割合が変更される。人工呼
吸器4からの吸気は、調整弁5、下流側吸気通路2Bを
通って肺Hに供給される一方、バイパス通路8からの吸
気によって、呼気通路3内の呼気の一部が肺Hに逆流さ
れて、呼気中に含まれる炭酸ガス(CO2 )が肺Hに供
給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、人工呼吸装置における呼気再循
環装置、呼気再循環割合調整弁、および呼気再循環方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工呼吸装置においては、吸気通路と呼
気通路とを備えており、この吸気通路と呼気通路とは患
者への接続部となる合流部でのみ接続されていて、吸気
通路には吸気のみが流れ、呼気通路には呼気のみが流れ
るようになっている。
【0003】ところで、未熟児に発生する脳性麻痺の主
病態が、胎児期および新生児期に起こる脳虚血性疾患で
あることが判明している。新生児期に起こる脳虚血症の
要因として、低炭酸ガス(CO2 )血症つまり体内血液
中のCO2 濃度が過度に低下してしまう症状、というこ
とが注目されている。
【0004】低炭酸ガス血症となる大きな原因の1つと
して、人工呼吸がある。これは、人工呼吸が、主として
換気重視つまり体内血液中の酸素濃度を高めることを意
図しており、酸素濃度が高まることにより体内血液中の
炭酸ガス濃度が低下し易いものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】人工呼吸装置におい
て、低炭酸ガス血症を防止するために、別途CO2 ボン
ベを用意して、吸気中にCO2 ボンベからのCO2 を混
合することが考えられる。しかしながれ、別途用意した
CO2 を吸気に混合することは、装置栓体としてかなり
大掛かりとなり、またCO2 の消費もばかにならず、さ
らには管理も面倒となる。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、別途CO 2 を用意することな
く、簡単にCO2 を供給できるようにした人工呼吸装置
における呼気再循環装置、呼気再循環割合調整弁、およ
び呼気再循環方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明における人工呼吸装置における呼気再循環方
法にあっては、次のようにしてある。すなわち、吸気通
路と呼気通路とを備えた人工呼吸装置において、吸気通
路の吸気の一部を呼気通路に供給することにより、該呼
気通路に排出される呼気の一部を再度吸気として用い
る、ようにしてある。上記解決手段を前提とした好まし
い態様は、特許請求の範囲における請求項2、請求項3
に記載のとおりである。
【0008】前記目的を達成するため、本発明における
人工呼吸装置における呼気再循環装置にあっては、次の
ようにしてある。すなわち、吸気通路と、呼気通路と、
前記吸気通路と呼気通路とを接続して、該吸気通路から
の吸気の一部を該呼気通路へ流すためのバイパス通路
と、を備えているようにしてある。上記解決手段を前提
とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項
2〜請求項9に記載のとおりである。
【0009】前記目的を達成するため、本発明における
人工呼吸装置における呼気再循環割合調整弁にあって
は、次のようにしてある。すなわち、弁室と、前記弁室
に連なる入口ポ−トと、前記弁室に連なる主出口ポ−ト
と、前記弁室に連なるバイパス用出口ポ−トと、前記弁
室内に配置され、前記入口ポ−トに対する前記主出口ポ
−トとバイパス用出口ポ−トとの連通割合を変更するた
めの弁体と、前記弁体をバイパスして、常時前記入口ポ
−トと主出口ポ−トとを連通するリリ−フポ−トと、を
備えているようにしてある。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、吸
気の流れを利用して、患者から排出される呼気の一部つ
まり呼気中のCO2 が再度患者へ供給されることにな
り、別途CO2 を用意しなくても吸気と共にCO2 を患
者へ供給することができる。請求項2によれば、バイパ
ス通路を利用して、吸気の一部を呼気通路へ流して、請
求項1に対応した効果を得ることができる。請求項3に
よれば、患者へ供給されるCO2 の濃度を確実に所望の
ものとする上で好ましいものとなる。
【0011】請求項4に記載された発明によれば、バイ
パス通路を流れる吸気によって、呼気通路を流れる呼気
の一部が逆流されて、呼気中のCO2 を吸気と共に患者
へ供給することができる。請求項5によれば、バイパス
通路を流れる吸気割合を変更することにより、再循環さ
れる呼気量つまりCO2 量を変更することができる。請
求項6によれば、リリ−フポ−トによって、吸気通路か
らの吸気供給量を最小限確保して、吸気が全てバイパス
通路へ流れてしまう事態を防止する上で好ましいものと
なる。
【0012】請求項7によれば、調整弁部分が、加湿手
段によって生じる湿気に晒されてしまう事態を防止する
上で好ましいものとなる。請求項8によれば、患者へ供
給されるCO2 濃度を確実に所望のものとする上で好ま
しいものとなる。請求項9によれば、呼気の滞留部分を
容積部で確保して、CO2 を再循環させる上でより好ま
しいものとなる。
【0013】調請求項10によれば、請求項5、請求項
6に対応した効果を得ることのできる調整弁が提供され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1において、1は患者(の肺
H)に接続される合流部で、この合流部1には、所定容
積部1aが構成されている。合流部1には、吸気通路2
の下流端が接続されると共に、呼気通路3の上流端が接
続されている。吸気通路2の上流端は人工呼吸器4に接
続されて、該吸気通路2の途中には、調整弁5、および
該調整弁5の下流において加湿器(加湿手段)6が接続
されている。また、呼気通路3の下流端には、呼気弁7
が配設されている。
【0015】前記調整弁5と呼気通路3とが、バイパス
通路8により接続されている。調整弁5は、後に詳述す
るように、人工呼吸器4からの吸気の一部をバイパス通
路8へ流すためのものであり、このバイパス通路8へ流
れる吸気割合を変更可能となっている。
【0016】合流部1(の容積部1a)には、CO2
度を検出するセンサSが設けられている。また、人工呼
吸器4には、センサSからの信号が入力される制御回路
(制御手段)Uが内蔵されている。制御回路Uは、調整
弁5を制御することにより、センサSで検出されるCO
2 濃度が所望の値となるように、バイパス通路8側へ流
れる吸気量と加湿器6側へ流れる吸気量との割合を制御
(フィ−ドバック制御)する。
【0017】次に、以上のような構成の作用について説
明するが、以下の説明において、吸気通路2のうち、バ
イパス通路8つまり調整弁5より上流側を上流側吸気通
路2Aとし、バイパス通路8よりも下流側を下流側吸気
通路2Bとする。また、呼気通路3のうち、バイパス通
路8よりも上流側を上流側呼気通路3Aとし、バイパス
通路8よりも下流側を下流側呼気通路3Bとする。
【0018】人工呼吸器4からの吸気は、上流側吸気通
路2Aを通った後、調整弁5部分にて、下流側吸気通路
2Bへの流れと、バイパス通路8への流れとに分流され
る。下流側吸気通路2Bからの吸気は、加湿器6、合流
部1を通って、肺Hへ供給される。
【0019】肺Hからの呼気は、合流部1、呼気通路
3、呼気弁7を通って大気へ排出される。ただし、バイ
パス通路8から供給される吸気によって、合流部1から
上流側呼気通路3Aの経路内にある呼気の一部が逆流さ
れて、下流側吸気通路2Bからの吸気と共に、肺Hへ再
度供給されることになる。このようにして、呼気が再循
環され、呼気中に含まれるCO2 が肺Hへ供給されるこ
とになって、患者の体内血液中のCO2 濃度が過度に低
下してしまうことが防止される。肺Hに供給される吸気
と再循環呼気との混合ガス中のCO2 濃度が、制御回路
Uによる制御によって、所望の大きさとされる。
【0020】図4には、子豚(体重約1800g)を実
験体として、呼気再循環によって生じる合流部1aでの
CO2 濃度と、頭蓋骨部分で計測された脳内血液量(酸
化性ヘモグロビンと還元性ヘモグロビンとの合計量)と
の変化の様子が示される。なお、実験開始前では、CO
2 濃度が45mmHgであり(呼気再循環を行わない場
合の呼気中のCO2 濃度)、脳内血液量は図2一点鎖線
で示すものである。また、調整弁5は、開度0のときが
バイパス通路8へ流れる吸気量が0とされ、開度が大き
くなるにつれてバイパス通路8を流れる吸気の割合が増
大され、開度100(%)のときがバイパス通路8への
吸気分流割合が最大となる(ただし、下流側吸気通路2
Bへは必ず最小限の吸気が流れるようにしてある)。図
4のt2〜t7の下方にカッコ書きしてある数字は、調
整弁5の開度を示す。
【0021】この図4において、t1時点は前段階が終
了した時点で、この前段階の内容は、容積部1aの容積
を4.5ml、6.5ml、7.5mlのように順次変
化させると共に、各設定容積毎に、調整弁5によるバイ
パス通路8への分流割合を順次増大させるようにしてあ
る。このt1時点において、CO2 濃度が46.8mm
Hgにまで上昇し、脳内血液量もかなり増大した状態と
なっている。
【0022】t1時点は、容積部1aの容積が7.5m
lでかつ調整弁5によるバイパス通路8への分流吸気量
は最大となっている状態から、容積部1aの容積を8.
5mlに変更された時点である。t2時点では、調整弁
5の開度が0にされ、バイパス通路8への吸気量が0と
された。これにより、CO2 濃度は急激に減少される
が、脳内血液量は殆ど変化されない(脳内血液量は急激
には変化しない)。この後、調整弁5の開度が、t3時
点で20%、t4時点で50%、t5時点で70%、t
6時点で100%というように順次大きくされ、この調
整弁5の開度が大きくなるのに伴ってCO2 濃度が大き
くされる。特に、t6時点移行は、急激にCO2 濃度が
上昇され、これに伴って脳内血液量も大幅に上昇され
る。t6時点の状態がしばらく継続されてt7直前の時
点になると、CO2 濃度は75.2mmHgとなり、脳
内血液量も極めて大きくなる。t時点で調整弁5の開度
が0つまりバイパス通路8へ野吸気量が0にされると、
CO2 濃度が急激に低下し、これ以後は、脳内血液量も
ゆっくりと低下されていく。
【0023】容積部1aの容積は、大きいほど呼気再循
環によるCO2 濃度増大に効果的なことが判明したが、
あまり大きくすることはデッドボリュ−ム増大となって
好ましくない。実験中において、血圧を測定したが、特
に問題はなかった。また、呼気再循環によってCO2
度が過度に上昇し過ぎるという事態も生じなかった。た
だし、CO2 濃度の異常上昇を確実に防止するという安
全のために、後述するように調整弁5を工夫して、下流
側吸気通路2Bに必ず最小限の吸気が流れるように設定
しておくのが好ましい。
【0024】図2には、調整弁5の好ましい一例が示さ
れる。この図2において、本体ケーシング21が、ケー
シング構成体22、23、24を一体的に組み立てるこ
とにより構成される。本体ケーシング21内には、弁室
25が構成されて、この弁室25にそれぞれ、入口ポ−
トP1、主出口ポ−トP2、バイパス用出口ポ−トP3
が開口されている。入口ポ−トP1には上流側吸気通路
2Aが接続されるものであり、主出口ポ−トP2には下
流側吸気通路2Bが接続されるものであり。バイパス用
出口ポ−トP3にはバイパス通路8が接続されるもので
ある。弁室25に対して、各出口ポ−トP2とP3とは
上下方向に間隔をあけてほぼ同一軸線上に開口され、入
口ポ−トP1は側方に開口されている。
【0025】弁室25内には、弁体26が配設されてい
る。この弁体26は、図中上下方向に変位することによ
り、各出口ポ−トP2、P3の入口ポ−トP1に対する
連通度合を変更する。すなわち、弁体26が最下方位置
となったときに、該弁体26が、バイパス用出口ポ−ト
P3の弁室25側開口端周縁部に形成された第1弁座2
7に着座されて、バイパス用出口ポ−トP3が全閉とな
って、入口ポ−トP1からの吸気は、その全量が主出口
ポ−トP2へ流れる。
【0026】弁体26が上昇するにつれて、バイパス用
出口ポ−トP3の開度が大きくなると共に、主出口ポ−
トP2の開度が小さくなる。弁体26が最上方位置にま
で変位すると、該弁体26が、主出口ポ−トP2の弁室
25側開口端周縁部に形成された第2弁座28に着座さ
れて、主出口ポ−トP2が全閉となる。ただし、本体ケ
ーシング21には、弁室25(入口ポ−トP1)と主出
口ポ−トP2とを常時連通するリリ−フポ−ト29が形
成されて、弁体26によって主出口ポ−トP2が全閉と
されたときでも、入口ポ−トP1からの吸気の一部がリ
リ−フポ−ト29を通って主出口ポ−トP2へ流れるよ
うにされている。
【0027】なお、リリ−フポ−ト29の有効開口面積
は、全開時にあるバイパス用出口ポ−トP3の有効開口
面積の15%前後とされている。このリリ−フポ−ト2
9の全開時のバイパス用出口ポ−トP3に対する開度割
合は適宜設定することができるが、CO2 濃度上昇を重
視すれば小さい方が好ましく、CO2 濃度の異常上昇を
確実に防止する安全上の観点を重視すれば大きい方が好
ましく、この両者を勘案して、10〜20%程度の範囲
で設定するのが好ましい。
【0028】前記弁体26からは弁棒30が上方へ向け
て延設され、この弁棒30は、本体ケーシング21に螺
合されている(螺合部分が符号31で示される)。弁棒
30の上端部は、本体ケーシング21の外方に延在され
ていて、当該上端部には、回転操作部32が一体化され
ている。回転操作部32を手動で回転操作することによ
り、バイパス用出口ポ−トP3の開度調整が行われる。
図1に示すような制御回路Uによる制御を行う場合は、
電磁アクチュエ−タによって、回転操作部32つまり弁
棒30を回転駆動するように構成すればよい。
【0029】呼気通路3に対するバイパス通路8の接続
は、例えば図3に示すようなT字管41を用いて行うの
が好ましい(図1一点鎖線部分参照)。このようなT字
管41とバイパス通路8用の管と調整弁5とのセット体
を別途用意するだけで、既存の人工呼吸回路に容易に本
発明を適用することができる。
【0030】以上実施の形態について説明したが、人工
呼吸器4からの吸気供給態様は、定常流でも間欠流でも
よい。また、呼吸形態としては、毎分20〜40回とい
うような間欠呼吸でもよく、あるいは毎秒数十回という
振動を与える高頻度呼吸でもよい。高頻度呼吸の場合、
加振を与える部分(加振源の接続位置)は適宜選択でき
るが、例えば下流側呼気通路3Bとするのが、湿度の影
響を受けないようにすること、加振源から合流部1まで
に大きな容積部が存在しないこと等の観点から好ましい
ものとなる。加湿器6は、調整弁5よりも上流側の吸気
通路2に接続することもできるが、調整弁5に湿気を与
えないという観点から、加湿器6の上流側に調整弁5を
配置するのが好ましい。
【0031】実施の形態で示した各種部材は、その機能
の上位表現に手段の名称を付して表現することができ
る。また、本発明の目的は、明記されたものに限らず、
実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを
提供することをも暗黙的に含むものである。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体系統図。
【図2】調整弁の一例を示す側面断面図。
【図3】呼気通路とバイパス通路とを接続するのに用い
るT字管の一例を示す側面断面図。
【図4】本発明の効果を図式的に示すタイムチャ−ト。
【符号の説明】
1:合流部 1a:容積部 2:吸気通路 2A:上流側吸気通路 2B:下流側吸気通路 3:呼気通路 3A:上流側吸気通路 3B:下流側呼気通路 4:人工呼吸器 5:調整弁 6:加湿器 7:呼気弁 8:バイパス通路 21:弁室 26:弁体 P1:入口ポ−ト P2:主出口ポ−ト P3:バイパス用出口ポ−ト H:肺(患者) S:CO2 濃度センサ U:制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気通路と呼気通路とを備えた人工呼吸装
    置において、 吸気通路の吸気の一部を呼気通路に供給することによ
    り、該呼気通路に排出される呼気の一部を再度吸気とし
    て用いる、ことを特徴とする人工呼吸装置における呼気
    再循環方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記吸気通路と呼気通路とを接続するバイパス通路か
    ら、該吸気通路を流れる吸気の一部を該呼気通路へ供給
    する、ことを特徴とする人工呼吸における呼気再循環方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 前記吸気通路と呼気通路とが合流して患者への接続部と
    なる合流部で検出されたCO2 濃度に応じて、前記呼気
    通路へ流れる吸気割合を変更制御する、ことを特徴とす
    る人工呼吸装置における呼気再循環方法。
  4. 【請求項4】吸気通路と、 呼気通路と、 前記吸気通路と呼気通路とを接続して、該吸気通路から
    の吸気の一部を該呼気通路へ流すためのバイパス通路
    と、を備えていることを特徴とする人工呼吸装置におけ
    る呼気再循環装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記バイパス通路を流れる吸気の割合を変更する分流割
    合変更用の調整弁を備えている、ことを特徴とする人工
    呼吸装置における呼気再循環装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記調整弁が、前記バイパス通路を流れる吸気量と該バ
    イパス通路よりも下流側の下流側吸気通路へ流れる吸気
    量との割合を変更するための弁体と、該弁体をバイパス
    して該下流側吸気通路へ所定分の吸気が流れるのを常時
    確保するためのリリ−フポ−トと、を備えている、こと
    を特徴とする人工呼吸装置における呼気再循環装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、 前記調整弁よりも下流側に位置する下流側吸気通路に加
    湿手段が設けられている、ことを特徴とする人工呼吸装
    置における呼気再循環装置。
  8. 【請求項8】請求項5において、 前記吸気通路と呼気通路とが合流されて患者への接続部
    分となる合流部におけるCO2 濃度を検出するCO2
    出手段と、 前記CO2 検出手段により検出されたCO2 濃度が所定
    濃度となるように前記調整弁を制御する制御手段と、を
    備えていることを特徴とする人工呼吸装置における呼気
    再循環装置。
  9. 【請求項9】請求項4ないし請求項8のいずれか1項に
    おいて、 前記吸気通路と呼気通路とが合流されて患者への接続部
    となる合流部に、所定容積を有する容積部が構成されて
    いる、ことを特徴とする人工呼吸装置における呼気再循
    環装置。
  10. 【請求項10】弁室と、 前記弁室に連なる入口ポ−トと、 前記弁室に連なる主出口ポ−トと、 前記弁室に連なるバイパス用出口ポ−トと、 前記弁室内に配置され、前記入口ポ−トに対する前記主
    出口ポ−トとバイパス用出口ポ−トとの連通割合を変更
    するための弁体と、 前記弁体をバイパスして、常時前記入口ポ−トと主出口
    ポ−トとを連通するリリ−フポ−トと、を備えているこ
    とを特徴とする人工呼吸装置における呼気再循環割合調
    整弁。
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