JPH10150544A - ファクシミリ送信装置 - Google Patents

ファクシミリ送信装置

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Publication number
JPH10150544A
JPH10150544A JP8306796A JP30679696A JPH10150544A JP H10150544 A JPH10150544 A JP H10150544A JP 8306796 A JP8306796 A JP 8306796A JP 30679696 A JP30679696 A JP 30679696A JP H10150544 A JPH10150544 A JP H10150544A
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JP
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Application number
JP8306796A
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English (en)
Inventor
Chikaharu Satonaga
周陽 里永
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ送信装置へ渡された入力ジョブ
内の文書データ中に異なるページ属性を有するページデ
ータが含まれていると、一回のファクシミリ送信処理で
送信できず効率的でない。 【解決手段】 処理部2内の属性識別部6が、ジョブ属
性、ドキュメント属性などに基づいて基準ページ属性を
取得し、入力ジョブに含まれる各ページデータのページ
属性を、ページごとに基準ページ属性に合わせる変換を
行わせる。あるページのページサイズが基準ページサイ
ズと異なる場合には、例えば倍率変換処理部10が、表
示内容の拡大縮小を行ったイメージデータを生成する。
また解像度が基準解像度と異なる場合には、解像度変換
処理部8が解像度を合わせたイメージデータを生成す
る。これにより、ジョブ内の全ページが基準ページ属性
に同一される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ送信
装置に係わり、特にコンピュータ等を用いて作成される
文書データをイメージデータに変換して送信するファク
シミリ送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型コンピュータの普及に伴い、文書、
図表等(以下、これらを単に文書、又はドキュメントと
称する。)をコンピュータを用いて作成することは、今
や一般的なこととなった。かつては、コンピュータ上で
作成されたこれらの文書データを、一旦、紙等に印刷
し、それをファクシミリ送信していた。しかし近年で
は、文書データを電子データのままファクシミリ送信で
きる効率的な装置が存在する。
【0003】ファクシミリ送信では、最初に送信されて
くる文書のフォーマットで出力する文書のフォーマット
が定まる。そのため、例えば、A4サイズの文書データ
の後にB4サイズの文書データを付けて一括送信する
と、B4の文書はA4サイズにトリミングされてしま
う。このような事態を回避するには、互い異なるフォー
マットの複数の文書は、同一相手先への送信であっても
別個に送信しなければならず効率的でない。
【0004】上記不都合を解決する技術として提案され
たものに、特開平8−18718号公報に示されるもの
がある。この装置では、複数文書がサイズの異なるもの
であっても、各文書を拡大又は縮小により基準サイズに
統一することによって、同一相手先に一括して送信する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、各文書のサイズを文書とともに記憶されているドキ
ュメント属性により定めており、よってサイズの統一を
文書単位で行うものである。ここで、文書は、それを構
成する全ページが同一あるとは限らない、すなわち、文
書内の一部のページにドキュメント属性によるサイズと
は異なるサイズを定義することもできる。このように、
同一文書内で用紙サイズが異なる場合には、従来技術で
は対応できないという問題があった。この問題は、例え
ば、A4サイズ文書の後にB4サイズ文書を付けて送る
上述の例において、B4サイズ文書内にA3のページが
存在する場合を考えると分かりやすい。すなわちこの場
合、上記従来装置では、B4文書内のA3ページは、B
4文書をA4サイズに縮小する処理を受けて縮小される
が、依然としてA4より大きいため縁がトリミングされ
という従来同様の問題を生じる。よって、異なるサイズ
のページを含んだ文書を適切に相手先へ送信しようとす
ると、複数回に分けて送信しなければならず、効率的な
送信が行われないという問題があった。
【0006】また、上記従来技術は、サイズの統一を図
ったものであり、文書間で解像度が異なる場合、又は文
書内に解像度の異なるページが含まれる場合には、同一
相手先であっても一回の処理で送信できず、効率的な送
信ができないという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、送信ジョブに含まれる文書群又は文書の中
に、サイズ、解像度等の属性が異なる文書又はページが
含まれている場合であっても、円滑かつ効率的にファク
シミリ送信できるファクシミリ送信装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ送信装置は、複数のページデータを含んだドキュメン
トを送信するファクシミリ送信装置であって、前記各ペ
ージデータのページ属性を基準ページ属性に統一するペ
ージデータ変換手段と、このページデータ変換手段によ
る変換後のページデータをファクシミリ送信する送信手
段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、ドキュメントは例えばペ
ージ記述言語で記述されたファイルやイメージデータの
ファイルであり、例えば本装置自体によって作成される
場合も、ネットワークや磁気記録媒体などを介して外部
から本装置に渡される場合もある。ドキュメントは複数
のページで構成されており、各ページに対応するページ
データは例えば、用紙サイズ、解像度などをページ属性
として有している。ページデータ変換手段は、各ページ
データのページ属性を基準ページ属性に揃える。これに
より、ドキュメントを一回のファクシミリ送信処理で送
信可能なものにすることができる。このとき、統一対象
となるページ属性は、複数種類存在しうるページ属性の
全種類である場合も、そのうちの一部である場合もあ
る。なお、ページデータ変換手段では、当該手段に入力
されたページデータがイメージデータでない場合には、
ファクシミリ送信可能なイメージデータに変換する。送
信手段は、ページデータ変換手段から出力された変換後
のページデータを通信相手先へファクシミリ送信する。
【0010】本発明に係るファクシミリ送信装置におい
ては、前記基準ページ属性は、入力ジョブに含まれる複
数ドキュメントについて共通に設定されることを特徴と
する。本発明によれば、ドキュメント間でページ属性が
統一され、複数ドキュメントからなるジョブを一回のフ
ァクシミリ送信処理で相手先に送信することができる。
【0011】本発明の好適な態様においては、先頭ドキ
ュメントの先頭ページデータの前記ページ属性を読み取
って前記基準ページ属性とする基準ページ属性決定手段
を有する。
【0012】本発明の好適な態様においては、前記ドキ
ュメントのドキュメント属性には前記基準ページ属性が
含まれ、この基準ページ属性を検知する基準ページ属性
検知手段を有する。本態様では、ドキュメント単位に付
与されるドキュメント属性の中に基準ページ属性が指定
されており、基準ページ属性検知手段はこれを検知して
ページデータ変換手段に渡す。ドキュメント属性として
定義される基準ページ属性は、例えば、ドキュメント作
成時にユーザが指定する。
【0013】本発明の好適な態様においては、前記基準
ページ属性を設定する基準ページ属性設定手段を有す
る。本態様では、ユーザが本装置において直接に、又は
クライアント計算機などからネットワーク等を介して本
装置にアクセスして、基準ページ属性設定手段により、
送信しようとするドキュメントやページデータとは独立
して基準ページ属性を設定できる。
【0014】本発明の好適な態様においては、前記ペー
ジデータ変換手段は、ページ記述言語形式の前記ドキュ
メントを各ページのイメージデータに変換する。
【0015】本発明に係るファクシミリ送信装置におい
ては、前記ページデータ変換手段は、前記ページデータ
の解像度を、前記基準ページ属性で指定される基準解像
度に変換する解像度変換手段を備えることを特徴とす
る。本発明によれば、ファクシミリ送信の粗密の属性で
ある解像度が、ドキュメント内又は入力ジョブ内で統一
される。
【0016】本発明に係るファクシミリ送信装置におい
ては、前記ページデータ変換手段は、前記ページデータ
のページサイズを、前記基準ページ属性で指定される基
準ページサイズに変換するページサイズ変換手段を備え
ることを特徴とする。
【0017】本発明に係るファクシミリ送信装置におい
ては、前記ページサイズ変換手段は、ファクシミリ出力
イメージを拡大又は縮小させる倍率変換を行って前記ペ
ージサイズを前記基準ページサイズに合わせる倍率変換
手段を有することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、基準ページサイズより大
きなページサイズを有するページデータは縮小されて基
準ページサイズに合わされ、出力イメージ上、周辺部の
トリミングを生じることがなく、ページデータが表すイ
メージ情報を全て伝達することができる。一方、基準ペ
ージサイズより小さなページサイズを有するページデー
タは拡大されて基準ページサイズに合わされ、出力イメ
ージ上、周辺部に余白を生じることがなく、相手先には
ページデータの表すイメージ情報が見易い形で出力され
る。
【0019】本発明の好適な態様においては、前記倍率
変換を行うか否かを切り替える倍率変換動作切替手段を
有する。本態様によれば、ユーザが原寸で送信したい場
合や、意識的にページデータをトリミングしたい場合な
どに、倍率変換を使用しないよう切り替えることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態であるファクシ
ミリ送信装置1の概略のブロック構成図である。本発明
に係る主要な処理は、後述するように処理部2によって
実現される。入力装置4は、この処理部2に対し入力ジ
ョブを投入する。入力ジョブは、電子データの形であ
り、ファクシミリ送信処理を受ける文書を少なくとも一
つ含んでいる。入力装置4は、例えば、処理部2にネッ
トワーク接続されたクライアント計算機である。この
他、入力装置4は、フロッピーディスクなどの磁気記録
媒体用のドライブ装置であって、当該媒体に記録された
電子データを読み出して、処理部2に渡すものであって
もよい。
【0022】処理部2に渡された入力ジョブは、属性識
別部6において、基準ページ属性を判別される。入力ジ
ョブ中の文書のページに相当する各ページデータは、そ
のページ属性と、属性識別部6において定められた基準
ページ属性とに基づいて、解像度変換処理部8、倍率変
換処理部10、イメージ処理部12のいずれかにページ
ごとに振り分けられる。
【0023】解像度変換処理部8は、入力されたページ
データの解像度を、基準ページ属性として指定された基
準解像度に合わせるという解像度変換処理とともに展開
処理を行い、当該ページデータのイメージデータ(ラス
タデータ)を生成する。
【0024】倍率変換処理部10は、イメージのサイズ
に関して拡大縮小を行うことによってページデータのペ
ージサイズを、基準ページ属性として指定された基準ペ
ージサイズに合わせるという倍率変換処理とともに展開
処理を行い、当該ページデータのイメージデータを生成
する。この変換によれば、例えばページサイズすなわち
用紙サイズをA4サイズから、基準ページサイズとして
指定されたB4に合わせる場合、ページデータが表すイ
メージは、A4からB4への用紙サイズの拡大の倍率に
合わせて拡大される。また逆の場合には、イメージはB
4からA4への用紙サイズの縮小の倍率に合わせて縮小
される。したがって、この変換では、基本的に用紙サイ
ズの拡大によって、元のイメージが用紙に対して相対的
に小さくなり周辺部に余白が生じたり、用紙サイズの縮
小によって元のイメージが用紙からはみ出したりするこ
とはない。つまり、拡大して送ることにより、相手先出
力結果で解像度の向上の効果が得られ、明瞭性が増す。
一方、縮小により、はみ出しによる情報の欠落を防止で
きる。
【0025】イメージ処理部12も倍率変換処理部10
のようにページサイズを基準ページサイズに合わせる処
理とともに展開処理を行い、当該ページデータのイメー
ジデータを生成する。但し、イメージ処理部12と倍率
変換処理部10とはページサイズ合わせの仕方が異な
る。イメージ処理部12では、元のイメージの拡大縮小
は行わず、用紙サイズのみ拡大縮小する。すなわち、こ
こでは、用紙サイズの拡大時には、イメージの周辺部に
余白が追加され、用紙サイズの縮小の場合には、その用
紙からはみ出すイメージの削除が行われるイメージ処理
が実施される。
【0026】以上の処理部2は例えばコンピュータによ
り構成され、属性識別部6、解像度変換処理部8、倍率
変換処理部10及びイメージ処理部12は、RAM(Ra
ndomAccess Memory)上に展開され、中央処理装置(C
PU)により実行されるプログラムとして実現される。
この処理プログラムは、必要に応じて磁気記憶ディスク
等の記憶装置から読み込まれるものでもよい。また、こ
の処理プログラムは、処理部2に接続された他の計算機
等からダウンロードされて実行されるものであってもよ
い。なお、解像度変換処理部8、倍率変換処理部10、
イメージ処理部12は上述の説明から明らかなようにペ
ージデータ変換手段として機能する。
【0027】記憶部14は、上記処理部2の各部のプロ
グラムを格納に用いられるとともに、入力装置4から渡
された文書や、変換後のイメージデータの格納にも用い
られる。例えば、処理部2のコンピュータのRAMメモ
リの容量に比べて上記文書の容量が大きい場合には、一
旦、記憶部14に文書を格納して、処理に必要な量だけ
順次、処理部2に読み出して変換を行い、生成されたイ
メージデータをファクシミリ送信が行われるまで記憶部
14に保存するといった用いられ方をする。
【0028】通信出力制御部16は、処理部2で生成さ
れたイメージデータの処理部2との間での転送処理、及
び相手先へのファクシミリ送信処理の制御を行う。例え
ば、通信出力制御部16は一般にファクシミリアダプタ
と呼ばれるもので、例えば、処理部2を構成するコンピ
ュータにSCSIケーブルなどの通信線で接続される。
記憶部14に格納されているイメージデータは一旦、処
理部2であるコンピュータ内のRAMに読み出されてか
ら、その入出力制御部と通信出力制御部16との制御の
下、通信出力制御部16側へ転送される。通信出力制御
部16は、転送されたイメージデータを電話回線18を
介して通信相手先にファクシミリ送信する。なお、電話
回線の通信速度は、処理部2と通信出力制御部16との
間の転送速度に比べて遅いので、通信出力制御部16
は、この速度差を吸収するためバッファメモリを通常備
えている。
【0029】次に、本ファクシミリ送信装置における処
理を説明する。図2はファクシミリ送信装置1における
概略処理を示す処理フロー図である。
【0030】入力装置4からファクシミリ送信処理の要
求、すなわち入力ジョブの投入があると(S100)、
処理部2では、その入力ジョブに含まれる文書を一旦、
記憶部14に格納する(S102)。処理部2では、複
数の入力ジョブを処理する順序をジョブキューにより管
理し、例えばFIFO(First In First Out)で処理す
る。
【0031】処理順番が巡ってきた入力ジョブは、まず
属性識別部6によって入力ジョブ属性又はドキュメント
属性を解析される。入力ジョブ属性、ドキュメント属性
にユーザにより基準ページ属性として指定された属性が
含まれている場合(S104)には、処理部2は、これ
を基準ページ属性として取得し以降の処理に用いる(S
106)。入力ジョブ属性、ドキュメント属性には、基
本的にはそれぞれ入力ジョブ全体、文書全体に共通する
属性が定められている。一方、基準ページ属性に関する
ユーザ指定が入力ジョブにない場合には、属性識別部6
は、入力ジョブに含まれる文書の先頭ページのページデ
ータに付与されたページ属性を、基準ページ属性として
取得する(S108)。
【0032】ページ記述言語で記述された入力ジョブで
は、中にどんなページ属性のページデータがあるか分か
らない。そのため、基準ページ属性をジョブの中のペー
ジデータのページ属性により定めようとすると、入力ジ
ョブを一旦、変換したり読んだりしなければならず時間
がかかる。しかし、処理S108のように基準ページ属
性を先頭ドキュメントの先頭ページとすれば、その時間
を最少とすることができる。
【0033】属性識別部6の構成としては、複数の指定
がなされた場合の優先順位を、例えば、入力ジョブ属性
が高く、続いてドキュメント属性、ページ属性の順に低
く判定するようにできる。また、入力ジョブに複数の文
書が含まれている場合には、特に指定がされなければ、
先頭文書のドキュメント属性が優先的に採用される構成
とする。このように、属性識別部6は基準ページ属性決
定手段、基準ページ検知手段としての機能を有する。
【0034】属性識別部6は、記憶部14から順次読み
込まれるページデータのページ属性を基準ページ属性と
比較する。本装置では、ページ属性のうちファクシミリ
送信の解像度と用紙サイズを表すページサイズとを、そ
れぞれ基準ページ属性として取得された基準解像度、基
準ページサイズと比較する(S110)。この比較によ
って、属性識別部6は、解像度及びページサイズの双方
が基準ページ属性に一致している場合には、ページフォ
ーマットの変換処理は不要と判断し、イメージデータへ
の展開処理(S112)を行う。
【0035】また、解像度のみが基準ページ属性と異な
る場合には、解像度変換処理部8において解像度を基準
解像度に合わせる変換処理とイメージデータへの展開処
理とを行う(S114)。
【0036】ページサイズのみが基準ページ属性と異な
る場合には、倍率変換つまり拡大縮小を行うかどうかの
判断を行う(S116)。この判断は、入力ジョブ属性
やドキュメント属性などに倍率変換する旨の指示がある
かどうか、または、処理部2に設けられた基準ページ属
性設定手段(図示せず)を用いて、ユーザが処理部2に
渡された後の入力ジョブに対して付与する指示が存在す
るかどうかに基づいて行われる。
【0037】拡大縮小を行う指示がある場合には、倍率
変換処理部10において上記倍率変換処理とイメージデ
ータへの展開処理とを行う(S118)。一方、指示が
ない場合には、イメージ処理部12において上記イメー
ジ処理を行って、元のイメージの周辺部に余白を挿入し
たり周辺部のイメージを削除したりする(S120)。
【0038】処理S112、S114、S118又はS
120により生成されたイメージデータは、ページ単位
で順次、記憶部14に格納される(S122)。以上の
処理は既に述べたようにページ単位で、入力ジョブの最
終ページを検出するまで繰り返される(S124)。入
力ジョブ全体についての変換処理が終了すると、処理部
2は生成したイメージデータを記憶部14から読み出し
て、通信出力制御部16へ転送し(S126)、記憶部
14上の領域を開放して(S128)、当該ジョブにつ
いての処理を終了する(S130)。
【0039】なお、上記図1、図2に示す構成、処理で
は、ページデータが、解像度変換処理部8、倍率変換処
理部10、イメージ処理部12のいずれかの一つの処理
を受ける場合を例示したが、この他、解像度変換処理部
8と、倍率変換処理部10又はイメージ処理部12のい
ずれかとの双方の処理を、順次受けるように構成するこ
ともできる。また、基準ページ属性を、拡大縮小の指示
の設定に用いることができるとした基準ページ属性設定
手段を用いて、投入後の入力ジョブに対し指定すること
もできる。例えば、この設定手段による指定は、入力ジ
ョブ属性など他の方法による指定に優先して採用される
よう構成される。
【0040】図3から図8は、本装置が実現するページ
属性を統一する処理の例を示す模式図である。これらの
図においてはいずれも、矢印の左側に位置する「花」の
描かれた文書は、処理部2による処理前のものを表し、
それらの中では右側のものから順に処理部2で変換処理
されるものとする。また、矢印の右側に位置する文書が
処理部2による処理後のものを表し、それらの中では右
側のものから順に処理部2から出力されるものとする。
図中の表記において、“A4”、“A3”、“B5”は
用紙サイズ(ページサイズ)を表し、“標準”、“高解
像度”、“超高解像度”は、ファクシミリ送信における
解像度の違いを表す。また、属性識別部6は、ここで
は、基準ページ属性として先頭ドキュメントの先頭ペー
ジのページ属性を取得するとする。
【0041】図3は、複数ページのドキュメントにおい
てページサイズを統一する処理の例を示す模式図であ
る。この例は、倍率変換処理が指示されている場合の例
である。この例では、入力装置4から投入された入力ジ
ョブは3ページの文書データを含み、それらの各ページ
サイズは先頭から順にA4、A3、B5である。すなわ
ち、投入された文書データは異なるページサイズを有す
るページデータから構成されている。この例では解像度
は各ページで同一であるので、解像度に係わる処理の説
明は省略する。
【0042】属性識別部6は、第1のページデータ31
のページサイズ“A4”を基準ページサイズとする。よ
って、第1ページ自身は、もともと基準ページサイズを
有するので、判断処理S110において、ページサイズ
に関する変換処理不要と判定され、展開処理S112の
みを受けイメージデータ34に変換される。
【0043】続く第2、第3のページデータ32、33
は、それぞれ基準ページサイズと異なるA3、B5サイ
ズであるので、判断処理S110においてページサイズ
に関する変換処理必要と判定され、さらに判定処理S1
16において上記前提から、倍率変換処理部10での倍
率変換と展開の処理S118を受け、それぞれA4サイ
ズに対応したイメージデータ35、36に変換される。
ここで、ページデータ32はA3横フォーマットである
が、変換処理S118において、基準ページとされた第
1ページのフォーマットA4縦フォーマットに向きが揃
えられる。すなわち、基準ページサイズは用紙の向きも
含めた属性である。このように、処理部2へ入力された
文書は、各ページが基準ページサイズに揃えられたイメ
ージデータに変換され、通信出力制御部16へ出力され
る。通信出力制御部16は、各ページが同一のページ属
性を有しているので、この文書を一回のファクシミリ送
信処理で相手先に送信することができる。
【0044】次に図4は、複数ドキュメントにおいてペ
ージサイズを統一する処理の例を示す模式図である。こ
の例は、倍率変換処理が指示されている場合の例であ
る。この例では、入力装置4から投入された入力ジョブ
は3つの文書データを含み、それらの各ページサイズは
先頭から順にA4、A3、B5である。この例の特徴
は、投入されたジョブが異なるページサイズの複数の文
書データから構成されており、そして第1の文書41の
先頭ページから取得された基準ページサイズが、第2、
第3の文書42、43に対しても適用されることであ
る。つまり、3つの文書の各ページが全てA4サイズに
倍率変換され、これにより通信出力制御部16は、この
ジョブを相手先に一回のファクシミリ送信で送ることが
できる。
【0045】なお、各文書の中には、ドキュメント属性
で指定されたサイズと異なるページサイズのページデー
タが含まれていてもよい。本装置によれば、基準ページ
サイズへの統一はページ単位で行われるので、従来と異
なり、そのようなページデータも基準ページサイズに揃
えられる。なお、この例では解像度は各ページで同一で
ある。
【0046】図5は、複数ページのドキュメントにおい
て解像度を統一する処理の例を示す模式図である。この
例では、入力装置4から投入された入力ジョブは3ペー
ジの文書データを含み、それらの各解像度は先頭から順
に“高解像度”、“超高解像度”、“標準”である。す
なわち、投入された文書データは異なる解像度を有する
ページデータから構成されている。この例ではページサ
イズは各ページで同一であるので、ページサイズに係わ
る処理の説明は省略する。
【0047】属性識別部6は、第1のページデータ51
の解像度“高解像度”を基準解像度とする。よって、第
1ページ自身は、もともと基準解像度を有するので、判
断処理S110において、解像度に関する変換処理不要
と判定され、展開処理S112のみを受けイメージデー
タ54に変換される。
【0048】続く第2、第3のページデータ52、53
は、それぞれ基準解像度と異なる“超高解像度”、“標
準”であるので、判断処理S110において解像度に関
する変換処理必要と判定され、解像度変換処理部8での
解像度変換と展開の処理S114を受け、それぞれ“高
解像度”に対応したイメージデータ55、56に変換さ
れる。
【0049】このように、処理部2へ入力された文書
は、各ページが基準解像度に揃えられたイメージデータ
に変換され、通信出力制御部16へ出力される。通信出
力制御部16は、各ページが同一のページ属性を有して
いるので、この文書を一回のファクシミリ送信処理で相
手先に送信することができる。
【0050】次に図6は、複数ドキュメントにおいて解
像度を統一する処理の例を示す模式図である。この例で
は、入力装置4から投入された入力ジョブは3つの文書
データを含み、それらの各解像度は先頭から順に“高解
像度”、“超高解像度”、“標準”である。この例の特
徴は、投入されたジョブが異なる解像度の複数の文書デ
ータから構成されており、そして第1の文書61の先頭
ページから取得された基準ページサイズが、第2、第3
の文書62、63に対しても適用されることである。つ
まり、3つの文書の各ページが全て“高解像度”に解像
度変換され、これにより通信出力制御部16は、このジ
ョブを相手先に一回のファクシミリ送信で送ることがで
きる。
【0051】なお、各文書の中には、ドキュメント属性
で指定された解像度と異なるページサイズのページデー
タが含まれていてもよい。本装置によれば、基準解像度
への統一はページ単位で行われるので、そのようなペー
ジデータも基準解像度に揃えられる。なお、この例では
ページサイズは各ページで同一である。
【0052】図7は、複数ページのドキュメントにおい
て倍率変換を行わずにページサイズを統一する処理の例
を示す模式図である。つまりこの例は、倍率変換処理が
指示されていない場合の例である。この例の処理部2へ
入力されるジョブに含まれる文書データは図3に示すも
のと同じである。つまり、各ページサイズが先頭から順
にA4、A3、B5である3ページの文書データであ
る。すなわち、投入された文書データは異なるページサ
イズを有するページデータから構成されている。
【0053】属性識別部6は、第1のページデータ71
のページサイズ“A4”を基準ページサイズとする。よ
って、第1ページ自身は、もともと基準ページサイズを
有するので、判断処理S110において、ページサイズ
に関する変換処理不要と判定され、展開処理S112の
みを受けイメージデータ74に変換される。
【0054】続く第2、第3のページデータ72、73
は、それぞれ基準ページサイズと異なるA3、B5サイ
ズであるので、判断処理S110においてページサイズ
に関する変換処理必要と判定され、さらに判定処理S1
16において上記前提から、イメージ処理部12でのイ
メージ処理と展開の処理S120を受け、それぞれA4
サイズに対応したイメージデータ75、76に変換され
る。ここで、A3横フォーマットのページデータ72
が、変換処理S120において、基準ページの向きに揃
えられる点は、図3に示す例と同様である。この例では
倍率変換が行われないので、基準ページサイズより大き
いページデータ72に対するイメージデータ75では、
図柄はトリミングされその一部しか表わされない。一
方、基準ページサイズより小さいページデータ73に対
するイメージデータ76では、もとのサイズの図柄に余
白データが補われて基準ページサイズにページサイズが
揃えられる。このとき原点は、例えば用紙の隅にとられ
る。
【0055】このようなトリミング、余白追加といった
イメージ処理によっても、各ページデータのページサイ
ズを基準ページサイズに統一することができる。これに
より通信出力制御部16が、この文書を一回のファクシ
ミリ送信処理で相手先に送信することができるのは図3
と同様である。
【0056】次に図8は、複数ドキュメントにおいて倍
率変換を行わずにページサイズを統一する処理の例を示
す模式図である。この例では、入力装置4から投入され
た入力ジョブは、図4と同じである。この例の特徴は、
図4同様、第1の文書81の先頭ページから取得された
基準ページサイズが、第2、第3の文書82、83に対
しても適用されることである。つまり、3つの文書の各
ページが全てA4サイズに統一され、これにより通信出
力制御部16は、このジョブを相手先に一回のファクシ
ミリ送信で送ることができる。本装置では、属性識別部
6が処理S116によって倍率変換動作切替手段として
機能し、ユーザが、倍率変換処理(S118)とイメー
ジ処理(S120)のいずれかをニーズに応じて選択す
ることができる。なお、この場合も図4の場合同様、各
文書の中には、ドキュメント属性で指定されたサイズと
異なるページサイズのページデータが含まれていてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】本発明のファクシミリ送信装置によれ
ば、送信ジョブに含まれる文書群又は文書の中に、サイ
ズ、解像度等の属性が異なる文書又はページが含まれて
いる場合であっても、それらの属性が統一されたイメー
ジデータを生成するので、一回のファクシミリ送信処理
で相手先に送信することができ、ファクシミリ送信処理
が円滑かつ効率的になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるファクシミリ送信装
置の概略のブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施形態であるファクシミリ送信装
置における概略処理を示す処理フロー図である。
【図3】 複数ページのドキュメントにおいてページサ
イズを統一する処理の例を示す模式図である。
【図4】 複数ドキュメントにおいてページサイズを統
一する処理の例を示す模式図である。
【図5】 複数ページのドキュメントにおいて解像度を
統一する処理の例を示す模式図である。
【図6】 複数ドキュメントにおいて解像度を統一する
処理の例を示す模式図である。
【図7】 複数ページのドキュメントにおいて倍率変換
を行わずにページサイズを統一する処理の例を示す模式
図である。
【図8】 複数ドキュメントにおいて倍率変換を行わず
にページサイズを統一する処理の例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリ送信装置、2 処理部、4 入力装
置、6 属性識別部、8解像度変換処理部、10 倍率
変換処理部、12 イメージ処理部、14 記憶部、1
6 通信出力制御部、18 電話回線。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページデータを含んだドキュメン
    トを送信するファクシミリ送信装置であって、 前記各ページデータのページ属性を基準ページ属性に統
    一するページデータ変換手段と、 このページデータ変換手段による変換後のページデータ
    をファクシミリ送信する送信手段と、 を有することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファクシミリ送信装置に
    おいて、 前記基準ページ属性は、入力ジョブに含まれる複数ドキ
    ュメントについて共通に設定されることを特徴とするフ
    ァクシミリ送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のファクシミリ送信装置に
    おいて、 先頭ドキュメントの先頭ページデータの前記ページ属性
    を読み取って前記基準ページ属性とする基準ページ属性
    決定手段を有することを特徴とするファクシミリ送信装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のファクシミ
    リ送信装置において、 前記ドキュメントのドキュメント属性には前記基準ペー
    ジ属性が含まれ、 この基準ページ属性を検知する基準ページ属性検知手段
    を有することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載のファクシミ
    リ送信装置において、 前記基準ページ属性を設定する基準ページ属性設定手段
    を有することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載のファクシミ
    リ送信装置において、 前記ページデータ変換手段は、ページ記述言語形式の前
    記ドキュメントを各ページのイメージデータに変換する
    ことを特徴とするファクシミリ送信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2記載のファクシミ
    リ送信装置において、 前記ページデータ変換手段は、前記ページデータの解像
    度を、前記基準ページ属性で指定される基準解像度に変
    換する解像度変換手段を備えることを特徴とするファク
    シミリ送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項2記載のファクシミ
    リ送信装置において、 前記ページデータ変換手段は、前記ページデータのペー
    ジサイズを、前記基準ページ属性で指定される基準ペー
    ジサイズに変換するページサイズ変換手段を備えること
    を特徴とするファクシミリ送信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のファクシミリ送信装置に
    おいて、 前記ページサイズ変換手段は、ファクシミリ出力イメー
    ジを拡大又は縮小させる倍率変換を行って前記ページサ
    イズを前記基準ページサイズに合わせる倍率変換手段を
    有することを特徴とするファクシミリ送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のファクシミリ送信装置
    において、 前記倍率変換を行うか否かを切り替える倍率変換動作切
    替手段を有することを特徴とするファクシミリ送信装
    置。
JP8306796A 1996-11-18 1996-11-18 ファクシミリ送信装置 Pending JPH10150544A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091958A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Canon Inc 情報処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ

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JP2002091958A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Canon Inc 情報処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ

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Effective date: 20040406